●シェルター都市
破砕によって露出した地下シェルター。
核戦争を生き延びた人間の話によると、狂った大統領により核戦争が起き、人間は滅亡したらしい
ビルの中等に強力な武器・アイテムがあるのでヴォルザーク戦に備えて拾っておく。
「ちょうどはらがへったところだ。狩に行こうぜ」
魔族「ぐへへ・・・。人間だ」
魔族「うぎゃーーー」
「人間が何か妙な物で魔族を殺したわ!」
「なんてことだ!奴らは、滅亡する前の力を持った人間だ!」
コンソール
「・・・入力確認・・オープンファイル・・ベリファイOK」
「データサーチ・・・多層記憶装置・・・ヒット・・・データDL・・・出力開始」
『大統領J・デービス日記』
7月2日 例の声が日増しに強くなる。だが、人類を破滅させる訳にはいかない。耐えなければ・・・
7月3日 もう限界だ! 私の心はなかば乗っ取られてしまった。憎むべきは、ラ・ムー!
奴の精神が私を完全に乗っ取れば・・・ ・・・世界は破滅するだろう!
我々は謎であった太古の遺跡を見つける事ができた時、すばらしい発見だと思った。
その遺跡には今の科学と同じくらい高度な文明があったのだ。
でも、それには手を出すべきではなかったのかもしれない。
今こうして、精神を乗っ取られそうなのだから・・・
7月4日 もう日記をつける必要はない。いや、もうつけられない・・・
すがすがしい気分だ・・・・
ファイルクローズ・・・
『代謝機能』
新しい物のため、古い物や不要な物を排除する機能。
これを繰り返しながら、生物は生きていくための肉体を作り上げる」
「ラ・ムーが言っていた星の汚物排除だと言いたいのか?」
「現に、ラ・ムーは生物を滅ぼす力を持っていた。しかし・・・
これまで地上の支配者と呼ばれていた種族、恐竜、魔族、人間・・・
これらは数が多くなりすぎた時に滅んでいる。
これが汚物を排除する星の代謝機能なら・・・」
「星の意思だというのか」
●進化の間
ファットグーンがあった場所に行くと地下への入り口がある。
ヴォルザークとの戦闘の後、進化の間で人間を喰らい進化する。
人間の子供「どうかぼくたちに永久の安らぎを」
「退化しているはずなのに!」
人間の子供「我らは、魔族を進化させるDNAを混入された食用人間。
何百年もの間、魔族に食されるために生きてきました。さあ、我らを食し、進化を!」
「進化!?あの石像が語っていた肉体改造の事か!」
人間の子供「祭壇にて、我らの内の一人を食して下さい。そうすれば、究極の力の一つが手に入るでしょう」
ヴォルザーク王「闘争本能を極限まで高めた魔族がたくさんいるぞ。今のお前達の肉体ではたちうち出来まい。」
「するとラ・ムーが言っていた苦しむというのは、こういう事なのか・・・」
ヴォルザーク王「ふっ セルジョごときに勝てない魔族なんぞ、魔族ではない!
私にはそれが耐えられん。真の魔族は残虐で、強くなければならない。
新たに強い魔族でこの世界を支配し直すのだ!
だから、お前達のような奴こそ ラ・ムー様に従うと思ったのだが・・・」
「俺達も弱い奴は死ぬのが当然だと思っているし、その考えで生きてきた。
だが、なぜかラ・ムーには従ってはいけないと本能が止めるのだ」
ヴォルザーク王「まあ、いいだろう。ラ・ムー様に従わないお前達は我々にはじゃまなのだ。
外にいる魔族達に殺されるよりもこのヴォルザークに殺される方がうれしかろう」
「魔大戦の頃の俺達とは違うぞ! そう簡単には殺られねえよ!」
ヴォルザーク王「お前達が恐れた私の強さ、今、思い出させてやろう!」
ヴォルザーク「このわたしが・・・貴様らごときに・・殺られる・・・と・・は・・」
「そんなことより、ラ・ムーに逆らった以上しかえしがあるわ。」
「破砕の日の後、地上に出てからかなりの苦戦を強いられたではないか
強いアイテムを作っても今のままでは限界がある。
やはり、ヴォルザークの言うように、この進化装置を使ってこの肉体を進化させないと
これから先、駄目かもしれないな・・・」
「この進化装置を使えば 今よりも強くなるのは確実です。強くなって地上の敵を殺しまくりましょう」
「殺しまくるっていうのは気持ちがいいな。俺は賛成だぜ」
「あたしも賛成よ。そこらのザコに殺されるなんてプライドが許さないわ!」
「俺も・・・やる・・」
「よし。そうと決まったらさっそく進化しようぜ」
・歴史を刻まれた石版
「今より遥かむかし、ムーという大陸に二つの栄えた文明があった
一つを『ムー』といい、もう一つを『アトランティス』といった
『ムー』は物質そのものを追求する科学文明であり、
『アトランティス』は物質に関わる人間の精神を追求する文化文明であった
二つの文明は大いに栄えたが、一つだけどうしても克服することができなかった
それは、人類最大の試練であるもの 『死』であった」
これを克服する事は不可能だと思われた
だが、ある日突然、これを克服するものが『ムー』から生まれた
それは、人間の姿ではなかった
それは、『魔族』と呼ぶにふさわしい残虐な生き物であった
『魔族』は弱肉強食の理に従い次々と人間を襲っていった
地上は地獄と化した
人間の死体がいたる所に転がっていた
悲鳴が途絶える時など無かった
次々に現れる『魔族』達に、人間は成す術もなかった
しかしこの時、『アトランティス』でも『死』を克服する技術を開発したのである
それは、肉体を精神から分離する事により、一種の霊体になることであった
だが、それはあまりにも遅すぎた
もはや、どうにもならないところまできてしまっていた
『アトランティス』の王は、生き残ったアトランティスの人々の精神を合体させ、十の遺跡に封印した
そして、精神体の力を結集して地軸をねじまげ、ムー大陸を海に沈めたのである」
この時、ほとんどの『魔族』は死んだ
しかし、都市にあるシェルターの中で深い眠りにつく『魔族』もいた
再び、この世界の支配者となるために・・・」
・炎の意思
地上の覇者となった者は、必ずと言っていいほど星に苦痛を与えてきた・・
それがために死に絶えようとしているのだ。」
「どうすれば止められる?」
「止められぬ・・それが星の意思・・わが言葉を理解する者よ・・
星を助けよ!全ての生命を一掃するのだ!!
星の意思に逆らう者 アトランティスのソル王を討て・・・」
「信じられない!星が、自らの意思であたし達を滅ぼすと言うの!」
「どうやら、星は私達の事を害虫としか思っていないようだ」
「なんだと! じゃあラ・ムーは星の使いという事になる!?」
「『炎の意思』に従いアトランティスの王を討つしかないのだろうか?」
・水の意思
「彼らは意思だけになっても生き延びています。
彼らの精神は、この星を真の姿に戻すまで滅することはありません」
「アトランティスの王に会えばラ・ムーを倒す方法を教えてくれるというのだな」