VPN鯖仮想化 2010.4.5

1.PCの台数を減らしたい

現在うちではデスクトップ3台とノート2台がありますが日頃はメインノート以外あまり使わない感じです。

(1)Pen3 800MHz:出張時のみ稼動 SoftEtherVPN鯖、DNSのIP更新
(2)Pen4 3GHz:地デジ録画 ファイルバックアップ用
(3)C2D 3.16GHz+Radeon5850:エンコード&ゲーム用 一時的に使う一番高スペックなPC 電気食い
(4)C2D 1.6GHzノート:地デジ録画・視聴 メイン常用
(5)ネットブック:出張時のみ利用 VPN接続用

一番古いのは(1)のPentium3の800MHzと骨董品なやつですが、いよいよ邪魔臭くなってきました。出張か実家帰る時にしか使わないし。
Pen4が連続稼動でも安定してますのでそちらに機能を移行したいのですが、いかんせんルータの設定とか変更するのがめんどくさいです。
すでに5年位動かしてますのでなんとかこのまま行きたいところ。
古い環境を仮想化してそのまま移行という手段がありますので家でもやってみることにします。

2.どうするか

めんどいのが外部からsoftetherで各PC(で動作する仮想PC)にアクセスしたい件。
softether鯖自体が仮想PCとなると、ルータから仮想PCにポートアクセス時に転送してやる必要があります。
ちょいと調べたらVMwareではNATの機能使うと簡単みたいなのでそれでやってみることにします。

ScreenShot

備忘的に絵を描いてみた。太枠が物理PC、点線がsoftetherのVPN接続。
外部からPen4鯖にアクセス→NATポートフォワードでそのままPen4上で動くPen3仮想化環境に転送してやれば設定変更はほぼ皆無となります。

3.設定とか

@VMware-converter-4.0.1-161434をダウンロードしてインストール
 VMwareから物理PC→仮想PCのコンバータがフリーで提供されてます。
 サーバがどうとか難しいのでAcronis TrueImageのバックアップファイル(拡張子.tib)→.vmx/.vmsdに変換してみた。

AVMwareで起動
 コンバータで仮想化したファイルをVMwareで動作させます。ばっちり動く。すげえ。

BVMwareNAT設定
 ホストPCに転送される情報を更に仮想PCに転送する設定をします。

a.ホストPC自体のIPは以前の鯖と同じ設定にする

b.ホストPCでVMware仮想PCを起動し以下設定

c.編集→仮想ネットワークの設定 NATタブ

d.編集釦→ポートの転送

e.受信TCPポート 追加

ScreenShot

 ホストのポート:転送するポート
 仮想マシンIPアドレス:仮想マシンのIP
 ポート:ホストと同様
 説明:適当

f.外部からSoftEtherでログインし確認

4.無事動いたので

後はPen3のパソコンをばらしてケース流用するのみです。あまり手間なく一台減ってよかった。
MMORPGの鯖エミュはもはや動かさないので確認してないけど行けるんじゃないかなー