姉上とお呼び!- A DAY OF TEF -

銀河の歴史が、また1ページ・・

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宇宙歴-804年(AD 1997) 9月

1997/9/29

新情報によるとDIABLO Hellfireなる追加セットが11月頃でる模様?
まだ日記続くかもしれません(あっさり前言撤回)

1997/9/28

ついに3rdドットをゲット・・・少し前だけど(書くの忘れてた)
Battle.netでのプレイだけで3rdドットなんて・・自分で自分を褒めてあげたい。

でも最近のUO移行体制といい、あんなに嫌がってた割に自分がUOをやることになれば態度一変の姉上でさすが心変わりの女王と言われるだけあって・・

まーとにかく半年遊んで飽きちゃった、って感じー?超ムカつくー。おまえだこのオカマ野郎、みたいなー。
・・というわけでウルティマでは真面目に行く予定なので、よろしくお願い奉るです。

TEFはディアブロ2まであるみたいなんで、興味のある方はBattle.netチャンネル"gine-den"へ。
最近ニューメンバーも何人か入ってきてるので、まだまだいけます。

半年に渡ったディアブロ日記はこれにて終了!!さらばディアブロ(まだだって)

1997/9/12

最近全然面子がそろわん!と怒る姉上の前に、なんとニューメンバー登場!

その名もダスティ・アッテンボロー。敗走させれば右に出る者はないと自ら語るが実質かなりの手腕を持つという彼がついにTEFに登場。

みんなディアブロに飽きたみたいだけど、これを機にまたがんばりましょう。
とか言ってエミュレータがネット対戦できるようになったので少し心配(笑)

そういえばゲーム批評のアートブック立ち読みしたんだけど、TEFのページ紹介名前違うじゃん(笑)陛下の名前。
何が「銀英伝のキャラを名乗るのが掟」だっつーの(^^; もう。

1997/9/7

ふぅ・・
最近は姉上もあんま活躍の場がないのよねー。

TEFもウルティマ・オンラインの存在で、あまり活動も盛んじゃなくなってしまって・・

私も発売前からそんなにやらなくても・・とは思っていたけれど、ウルティマ・オンラインというゲームはね、数が勝負らしいの。
そこで、今からギルド提携とかの庶務をしておかないとPK等に襲われたりして、ゲームにならないみたい。
そこで陛下も苦心してるみたいです。

今日も同盟を結ぶとかで他ギルドの方がみえたけど・・

でも、ウルティマ・オンラインも、インターネット専用・有料・要ハイスペック等でなかなか手軽にプレイ出来ないし(というか快適プレイが出来るかどうかも不明)、ディアブロの存在はやっぱり大きいと思います。

というわけで、頑張って続けていこうと思う姉上でした。

宇宙歴-804年(AD 1997) 8月

1997/8/30

今回から面倒だからタイトルつけるのやめ。

さて、「実家に帰らせてもらいます!」と啖呵を切って出ていった姉上もさすがに人恋しくなって山から下りてきた。
で、帰ってくる途中に買ったインターネットアスキーの付録CDからIE4.0PP2をインストールしたところ旗艦「らぶらぶおねえさま号」が大破。再起不能に陥りブルーな姉上だった。フォーマットの刑である。
とりあえず23時までにインターネット接続環境とディアブロだけ入れて、颯爽と帝国領内に姿を現してみた。

すると「おお!大公妃様。我々はあなたがいなくてどんなに不安だったか・・。嵐の後太陽がようやく現れた気分でございます」と気の利いた返事は特に帰ってこなかったが、忘れられてもいなかったので少し安心。

でも2週間の間にレベルが1つしか上がってない連中を見て、「TEFももうそろそろ・・」といけない考えを起こした姉上だった。

「女性が入会した」とか皆喜んでいたが、こんな可愛いピチピチのおねえさまがいるのにこのアホタレ共め・・、しょうもない奴らじゃ。とくにラインハルト、キルヒアイス両名(名指し)

今日は久々にロイエンタールちゃんとジャンケンして楽しかったわ。
JADE AMULET of TITANSもヤンさんに譲ったし・・ ああ謙虚。
そのうち良いことがあるでしょう。

1997/8/10(変異性劇症膠原病)

battle.netに入るなり"imani miteiro..."なる奇怪な囁きが・・
誰だよこいつ。D'villie? 最近流行のストーカーかしら?

して、作戦会議室に赴くと、「やや」と陽気に挨拶するラインハルトがいた。
怪しい囁きの正体を断定しようと論議を重ねていくと、どうも怪しい人物が一人・・
「地球教信者だよ」と言うラインハルトその人であった。
綴りよく見れば「ド・ヴィリエ」じゃないよ、アンタ・・・

「最近ネタがなくて陛下も寂しいのでしょう」と同情するルッツ提督だったが、優しい姉上はそれ以上言及しなかった。

しかし!どーも凱旋後のラインハルトは意地悪である。
OBSIDIANが2個あるだの、姉上はこれっぽっちも羨ましくないのだが、執拗に自慢するのだ。日記にも書く始末である。うーむ、どこか調子が悪いのかしら・・

戦いが一段落したあとも「姉上!姉上にお渡しする品があります!」というので見てみると、JADE CAP・・
私がROYAL CIRCLETをかぶっていて、OBSIDIAN RINGが無いと知ってこの様である。
ついコロス・・とカタカナで呟いてしまう姉上であった。
その上、私がJADE RING HEAVENで許すって言ってるのに「高望みだから行き遅れになる」ですって。きーー。大きなお世話よ。

やはり噂の皇帝病(別名:ワガママ病)というやつに違いないと姉上は思った。
早く元気になってね・・ラインハルト。

1997/8/8(凱旋)

昨日ラインハルトが遠征から帰ってきた。これは姉上も嬉しいかぎりである。
それは置いといて、今日でリング探索も3日になるのだが、数はあれど質が伴わない。

その間にもEAGLEHORN、AWESOME GOTHIC PLATEなど、姉上にふさわしい装飾品の数々も日頃の行いの賜物で手に入ったのだが、いかんせんRESIST ALL+29%である。
FBなんぞ食らったら姉上の芸術的結晶ともいえる生命をも失いかねないのだ。

そこで日々お手製の拙い牛丼などを口に運びながらも、リングを探索している姉上なのだが、昨日は昨日でキルヒアイスがOBSIDIAN RINGをゲットしたというまことに羨ましい(妬ましい?)情報も姉上の耳に入ってきた。

「きーー」と悔しがって見せたら、”「きーー」って悔しがるでしょうね”って言ってましたよ、だって・・
ふん、まー踊らされた振りをしてみせただけよ。きー。(読まれてる)

しかし!今日は姉上を上機嫌にさせる献上品の数々が姿を現した。最初の階だけで5個はリングが出たのだが、全てゴミ。
ところが、15Fから帰ってきたところで一同騒然となった。CRYSTAL RING OF ZODIACという言葉に。
4回ほどあいこが続いた激戦の末ジャンケンクイーンの異名をとるアンネローゼがめでたくゲット。まずこれでRESIST MAGICはほぼMAX。ALL +17 ATTRIBUTEというのが少し気になるけど、まー許すわ。

その後RUBY RING OF STARSもゲット。これでRESIST FIREもMAX。ま、ライトニング系はダメージ軽いから、これでしばらく行けそうな予感の姉上だった。

あとはユリアンがストームシールドを入手したので、思いっきり矢を連射したのだが、かなりの確率で弾かれる。・・・対デュエルに関しても策を練っていこうと思う姉上の運命やこれ如何に。

1997/8/4(勝利)

今日も2ndドットゲットに赴いた。パーティはキルヒアイス、ヤン、ウォルフ。

降りる度目の前に階段が現れ、順調に進んだのもつかの間、最初のバトルネットのパラレルワールド攻撃にパーティ壊滅。
再度戦場へ。今度は私じゃなくキルヒがクリエイト。

B16のルビンスキー手前でまたもや私とヤンがドロップアウト。・・・もうこれは陛下の呪いとしか考えられないが、ここで断念するわけにも行くまい。
30分近くかかってようやく戦場に復帰したのだが・・何故かキルヒとウォルフが裸。君たち僕らが居ないからってそういうことは・・え?違う?

話を聞くと、暇なのでB13でアイテム探ししようとしたら死んでしまって、しかも階段の周りに10匹ほどストームロードの類が群がっていて、降りたとたん即死するようだ。
・・・もう、君たち何してんのー(;_; もう寝ようかしら・・と考えたが、さすがにここでサルベージしてあげないと後が怖い。

とにかく階段から引き剥がして、ファイアウォールで焼き殺す作戦が功を奏してサルベージ成功。
もうこの時点で先ほどのミソ入りみそラーメンを食べて気分がすぐれなかった姉上は疲れていた。

しかし、ルビンスキー打倒に燃える正義の姉上を止めることは何人にも出来ない!
最後は4人でルビンスキーを袋叩きにして、ついに2個目の勲章をゲットした姉上だった。

が、いい加減疲れてきたらしい(笑)先が不安だ。

1997/8/3(勲章)

キルヒアイス、ヤン、メルカッツと共に一気にセカンドドットをゲットする作戦へ。
陛下が来るまでに3rdドットまで取ろうとキルヒは言っているが、それは少し厳しいのではないか、とmare/hellの探索を終えた後アンネローゼは思ったのだが、それは後日の話である。

まずいきなり普通に突入して殴られてみると、ダメージが雲泥の差。一撃でアンネローゼの儚い命の1/2を削り取るというまさに獰猛な闇の牙であった(なんだそれ)。

うーむ。ちとまずいんでない?と思っていると「ああぁぁーー」。げ。あれはキルヒの断末魔・・
こりゃー命惜しいから抜けるか?とか非人道的な考えも脳裏を過ぎったが、2ndドットの魅力は大きい。
補給基地に撤退し、作戦を練ることにした。

そこで提唱されたのが「R一人につきS一人バックアップ」作戦である。まーわかりやすい作戦名なので賢明な読者諸君には説明の余地もないだろう。
前衛R二人、後衛S二人で索敵、発見次第SがストーンカースをかましてR二人の集中砲火で屠り去ろうというまさに前代未聞(嘘)の作戦だ。

これが結構使えて、地下15階、グランドビショップの手前まで来たのだが、そこで悲劇が起こった。
キルヒアイスの旗艦が「不正な処理云々」を起こし戦場から強制脱出を余儀なくされたのだ。
戦場に戻ってきたが、不正なワープ航法の後遺症によるアイテムの喪失が起こったのである!

そこでキルヒはジョージルーカスについての一通りの恨み言を述べ(これ嘘ね)レジスト0になってしまった事を嘆いたが、さすがキルヒ、済んだことは水に流す明るい性格で周囲に和やかな雰囲気を作った。

いよいよルビンスキーの待つ最深部へ一行は駒を進める。
ここではアイテムロストの心配は少ないので、キルヒは3回ほど、姉上が1回玉砕してみた。

しかしルビンスキーを誘き寄せたその時、アンネローゼの目の前の空間に謎の砂時計が(笑)
10秒ほどの沈黙の後、メルカッツとキルヒアイスは戦場から消えていた・・・ おそるべしルビンスキー。 メアになるとこーいう技も使うのか・・ しかもパラレルワールド化して、戦場から出た者は2度とその地を踏むことはなかった。

というわけで2ndドットはまたの機会におあずけ。残念。

1997/8/1(王冠)

ロイエンタール、シルヴァーベルヒとアイテム探索へ。
幾度かの死があったが、一行は順調に最深部へと歩みを進めていた。

「ROYAL!」 ユニーク屋の異名をとるグランドビショップの手から、Royal Circletが落ちた。
彼女の思考は「どーしたらロイエンからあの王冠を奪えるか」のひとつだったが、ジャンケンでRoyal Circletの所有権に決着をつけることになった。

灰色の脳細胞は活発に動きを開始。
まずグーを出すと、パーに負けるし、チョキはグーに負ける。グーはパーに負けるのだ。さすが姉上、論理的思考としか言いようが無い。
そこでまず相手の心理を読むことに決めた。

ロイエンはパーは出さない!これは何故か直感的に感じた。女の勘だ。
つーと、気分的にグーを出したくなるが、これでは読まれそうなので、チョキで行こう、というのがロイエンの思考に違いない。

勝負は一閃。
「GU-」「TYOKI」・・・勝った!! もう読み通り。凄いや姉上。

しかし実際にグランドビショップを倒し、王冠を発見したのはロイエンなので、彼が紳士に見える姉上であった。
うーむ、さすが帝国の双璧と唱われるだけのことはある人物。姉上も見習おう。

宇宙歴-804年(AD 1997) 7月

1997/7/31(飛翔)

キルヒ、ヤン、ウォルフと共にmare/dungへ。今回はレベルアップを目的とした作戦である。

catsから俄然緊張が増す一行。即死の危険有りなのだ。
・・つーか前即死した姉上だけそう思っていたのかもしれないが、まーとにかく敵もなかなか強いわけである。

しかしcatsは通路が狭く、Warriorのウォルフが前衛、Rogueのキルヒと私が後ろから前からBowを乱射。
Sorcerorのヤンはバックアップに回った。なかなかの好フォーメーションである。

ヤンさんは、ストーンカースとヒールアザーを多用し、バックアップしてくれる素晴らしいソーサラーです。感謝。

1997/7/29(休息)

今日から陛下不在。寂しい日々が続きますが、頑張りましょう。
まずヤンさんとnor/caveへレベルアップの旅へ。ここで姉上レベル24へ躍進。
その後サロンに皆集合してると言うことで、一時休戦。

ここでしばらくおしゃべりティータイム。
どーも昔のゲームの話の方で加熱してしまって姉上としたことが。
ドライアイスの宇宙船の謎や人間の年の謎や趣味が濃いだの薄いだの議論をかわした後の事。

まー、今日はなかなか趣深かったわ・・では良い夢を・・
とマーチャンダイジングと情報メディア論のテストに向けて休息を取ろうとしたところ、ロイエンとシェーンさんが「mare/cats?それともnor/hell?」・・
結局WWRの組み合わせではヘルは地獄と言うことで、mare/catsへ。

「full plate!」の言葉のあと惨劇は起こった。姉上がいきなり血吹いて倒れた・・
やっぱメアつらー。状況はよく分からないが、そこまでで2、3回旗艦の熱暴走で帝国領域撤退を余儀なくされていた姉上だけに必死。
死体に群がるデーモン共を画面の外から憎しげに見つめ、「他の死人は良いから早く姉上をRESしてー」ともう気分は貴族共と同レベルであった。

しかしロイエンのサルベージにより復活。Windforceを失わずに済んでほっと一息。
補給基地に戻った姉上に先ほどのフルプレート歓迎があった。
Grand plate of skill、Awesomeへのつなぎには良さげなプレートによってACを30上げて今日の戦いは幕を閉じた。

1997/7/28(決闘其の二)

昨日の続き・・だったんだけど、Reuentahlが遅刻。
罰としてMuller vs W.von.Schenkopp vs Reuentahl で勝ったものがYang.Wenliと決勝。
Schenkoppが決勝進出。

ここで大幅に時間がかかり、終わったのは2:30頃?
結果Yang.Wenli優勝ー。おめでとー。

優勝商品はユニーク優先取得権でーす。
私もRoyalcirclet欲しいわ。

こうしてデュエル大会は幕を閉じたのであった。完。

1997/7/27(決闘)

えと最近環境移行で忙しいんで手短に。今日は銀河争奪杯大デュエル大会でした(姉上が勝手に命名)。

参加者と第1戦の組み合わせは
 Merkatz vs Annerose
 Reuentahl vs Julian Minci
 Yang.Wenli vs Kircheis
 Reinhard シード権獲得
でした。

まず私姉上とメルさんの対決!
・・負け。FB一発で昇天。でもタイムラグで死んだのよ。ほんと。次がんばるわ。
ロイエンとヤンさんがそれぞれ準決勝進出。

第2戦!Merkatz vs Reuentahl,Yang.Wenli vs Reinhard(だっけ?)
結果はReuentahlとYang.Wenliが勝ち。陛下は負け。残念。(ローグ全敗)

ここで朝の4時あたりになってお開きになった模様。
以上、姉上の実況中継終わり。

1997/7/26(姉上大躍進)

今日から旗艦(?)が今までの5x86-P75からPentium150MHzの最新型スポーツタイプになり、気分屋の姉上も今日はウキウキ気分でスキップしながら帝国領内へ出陣。帝国臣民を見る目がいつになく優しいアンネローゼであった。

早速ジークとタイムラグ実験を敢行。今までの問題がウソのように解決。たぶんウソだったんだろうね、と姉上は一人納得していた。

ここでミュラー、メルカッツ、ヤン提督と共にCAVEに突入。
「ありがとー(ハート付)」を連発、ミュラーにシールドの代金を捻出等、裏工作はバッチリのアンネローゼを知略のアンネちゃんと噂している輩もいるらしい。

しばらくして調子づいた姉上はHELLにも突入。
グランドビショップとの戦闘の後、ミュラーがWINDFORCEを発見!当然ミュラーのものはアンネのもの。
レベルは22に達し、1stドットを手にした姉上であった。

1997/7/22(内なる炎)

アンネローゼは焦っていた。周囲の歴戦の勇士たちとの差はそう簡単に埋まることはないことは、彼女自身もよく分かっていた。
しかし、天性のワガママからアンネローゼの灰色の脳細胞は「愚民どもめ・・くやちーーッ」の一言で占領されていたのであった。

実際、内なる炎に身を焦がした美しい天使には、そのような心配は皆無であった。
アンネローゼの目を見張る程の弓の腕前は(最初メイスで殴っていたが)次々と宙域6−Fの敵艦を沈めていく。それは疾風アンネローゼと影で噂される程でもあった。
彼女の活躍により、再び弟のラインハルトが苦労したことは言うまでもないが・・

その後、イゼルローン要塞とのチャットバトルをヒュプノスの共として、アンネローゼの今日の狩りはひとまず幕を下ろした。

1997/7/21(姉上、参戦)

「く・・愚民共め、私の狩りの邪魔ばかりしおって・・」 とても薔薇に似た美しい口元から発せられたとは思えず、ラインハルトがそばにいたなら聞き違えたかと驚愕したであろう言葉がアンネローゼの口から漏れた。

口惜しい事に今日アンネローゼが狩りに出てから4回はbattle.net強制排除という、帝国の荒れようであった。
帝国臣民は週末になるとここぞとばかり集結してくるのだ。
万年暇人なアンネローゼは、そのことも忘れ一人怒りに打ち震えていた。

サロンでのとりとめないお喋りの後、ラインハルトとアンネローゼは戦場にいた。

「姉上、ここでお待ち下さい!」
経験の浅いアンネローゼが理解するには多少の時間が必要であった。そこは絶好のオフレッサーとの地の利を活かした戦場だったのだ。
戦闘の天才、ラインハルトの策は芸術的にも見え、アンネローゼの指先から放たれる矢が、オフレッサー、ヨーゼフ2世を次々と屠っていった。

とはいえ、ラインハルトの「壁越しの一撃作戦」の意を与していたにも関わらず、アンネローゼはまだローグという職業に馴れて無いこともあって、部屋にオフレッサーを招き入れてしまい、ラインハルトにさらに迷惑をかけていたのだった・・

まだ経験も無く華奢なアンネローゼは、ラインハルトに守られながらも確実に宇宙を手に入れるという長い階段のステップを踏んだ。西暦1997年の海の日であった。