イベント:アルゴル太陽系 闇の記憶

よくやった さすがにアリサの血を引くものだけのことはある。
光の力と闇の記憶を受け継ぐ資格があると認めよう。

1000年前 アリサ達の戦いの後、アルゴルは一時の平和を得た。
人々は愛する者から与えられるものに満足しそれ以上のものを望まず、愛する人が望むより多くのものを与えることが喜びだった。

しかし、マザーブレインの出現からアルゴルは変わってしまう・・・
マザーブレインは多くのものを造りだし、我々にとって本当に必要なものがなんであるのかを見失わさせた。
人はマザーブレインの造り出すものを争って奪い合うようになり、優しいアリサの眼差しを忘れてしまった。
すでに人々はマザーブレイン無しには生きていけないとさえ考え始めている。

これほどまでに人々の心を弱くしたマザーブレインの陰に、私は悪魔の罠を感じる。
アルゴルを破滅に導く罠を!

誰が仕掛けた罠なのか、何のために仕掛けた罠なのかは私にもわからない。
その箱の中にはネイソードが入っている。
その武器を手に取ったなら私は君を邪悪な者の所へ送り届けよう。

さあ、ゆくのだ! アルゴルの外の宇宙で我々をじっと見つめる者の所へ!!

イベント:アルゴル闇の支配者との決戦

ハッハッハッハッハ!!
ようこそ、邪悪の罠パンドラの箱へ!
この中には君たちがダークファルスと呼ぶ災いの全てが封じ込められているのだ!
これは我々の世界から君たちへの贈り物だ。受け取るがよい。

これがアルゴルを自由に操っているマザーブレインなのか!
ユーシス達はマザーブレインの醸し出す怪しい雰囲気に押しつぶされそうになった。

だがユーシス達にはアルゴルの未来がかかっている!
マザーブレインをアルゴルから引き離すため、マザーブレインと戦うべきなのだろうか?!

NO:
するとマザーブレインは高らかに笑い、そして言った。
「そうよ。私を壊すことなどおまえ達にはできやしない。
だって私はおまえ達にとって守り慈しみ育ててきた母親と同じなんですもの。
私のかわいい子供アルゴル。これから私はこの子の手を引いて破滅の道を歩いていくのよ。
ホーホッホッホ。さあ ここからお帰り。おまえ達にできることなど何もないのだから。」

YES:
するとマザーブレインは唇に薄笑いを浮かべて言った。
「くっくっくっ。なんておバカさんなの。私を壊したら世界中がパニックに陥るわ。 私がいないとアルゴルの人々は何もできないのよ。
一度贅沢な暮らしを覚えたら二度と元へ戻れない。
私を壊したら人々は惨めさに打ち震え、己の運命を呪いながら死んでいくのよ。
それでも良いというのなら壊しなさい!!
さあ!引き返すなら今のうちよ!」

「そう。だったら私も容赦はしない。死んでおしまい!」

イベント:ENDING〜還らざる時の終わりに

ユーシス達は しばらくの間呆然としてマザーブレインがいたところにたたずんでいた。
アルゴルはついにマザーブレインの支配から解き放たれたのだ。
マザーブレインがコントロールしていたアメダスやバイオシステムはみんな役に立たなくなる。
何もかも失ってしまったアルゴルには辛く厳しい暮らしが待ち受けているだろう。

けれど、ユーシス達は新しいアルゴルに希望の光が宿っているのを感じていた。
さあ、モタビアへ戻ろう。全てはこれからが始まりなのだから!!

「ユーシス!! 待ちなさい!!」
ルツのいつになくこわばった声がユーシス達の心に飛び込んできた。

「その船の中にはまだ何者かがいる! まだ戻ってきてはいけない!!」
「なんだって?!」

一体これは?! こいつらは一体何者なんだ?!

「宇宙船ノアにようこそ。ぼうやたち。」
「おまえ達は一体?!」
「おまえ達という言い方はあんまりだね。君らは我々を敵だと思っているんじゃないだろうね?」

NO:
「そう。我々の造ったマザーブレインのおかげでアルゴルは栄えたのだからね。」

YES:
「そうか。我々にとっても、マザーブレインを壊した君らは憎むべき敵だ。」

「そうか!マザーブレインを造ったのはおまえ達なのか! おまえ達は何者なんだ?!」
「我々はアルゴルの人間ではない。我々の故郷は地球という星。銀河に一際青く輝き、高度な文明の華を咲かせた。
我々はその地球の最後の子孫なのだ。」

「最後の・・・?」
「そう、我々の故郷は今はもうない。何故無くなってしまったかそのわけを知りたいかね?」

NO:
「そう、今更それを知ったところで死んでいくおまえ達には関係のないことだ。そうだろう?」
「我々は失ってしまった故郷の代わりにこの星をいただく。それだけのことだ。マザーブレインは無くなってしまったが、我々の力を持ってすればアルゴルを支配する者を再び造り出すのは簡単なことだ。
おまえ達さえいなければアルゴルは我々の思い通りになる。さあ、死んでもらおうか。」

YES:
「今にして思えば、我々は実に弱い人間だったのだ。
心の中にすみつく悪魔、ダークファルスが自分の中にいることを知っていながらそれを押さえることができなかった。
そして 憎しみは憎しみを呼び、文明の力を借りて思い上がった心は自然を操ることに喜びを覚えた。
そのことが自分の首を絞めているということに気づいたのは最後の瞬間だった。
地球が壊れていく音を聞きながら、我々が自分たちが間違っていたことに初めて気づいたのだった。
かろうじて生き残った我々はこの船に乗り込み宇宙をさまよった。
そして見つけたのだ。このアルゴルを。

ここの人々は災いを知らずに暮らしていた。我々にはそれがうらやましくもあり、妬ましくもあった。
我々はその時誓った。なんとしてもこの星を手に入れると。

おまえ達もパルマを破壊するだけの力を持った我々に逆らうほど愚かではあるまい? おとなしく死んでもらおうか!」

その時、ルツの力によって仲間達が送られてきた!!

「くっ。こざかしいまねを!! アルゴルが滅亡するのはもう時間の問題だというのに・・・」
「うるさい!! 黙れ!!」

そして次の瞬間、ユーシス達は何百人といる地球人めがけて斬りかかっていった・・・


「愛する者を失うことの悲しみをおまえ達にも味あわせてやる!」


「あなた達の瞳にとまどいと哀れみが浮かんでいるのが見える。私はあなた達の行いを決して許さない!」


「ちきしょーっ!! 俺達の、俺達のアルゴルをめちゃくちゃにしやがってー!!」


「私は運命の奴隷にはならないわ! 未来は自分の手で切り開いてみせる!!」


「おまえ達は生きていくことの醜さを見せつけてくれた。けれど僕たちは命の美しさを決して忘れない!!」


「滅び行く者は滅びよ! これが私のあんた達へのせめてものたむけの言葉よ!!」


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