パターン分類1-1

今月号でなかよしまんがスクールの賞金アップが発表されました。まあいい傾向です。少なくともやらないよりは。小手先のような気もしますが、新人育成の重要性を分かってはいるようです。

今回は「出会い」について詳論してみたいとおもいます。

恋愛少女マンガで幼なじみ以外のパターンでは最重要ポイントとなります。ここのよしあしが導入部である分作品全体の評価、印象に直結します。

出会った時、まず主人公の感情が相手に対して+か−かNかに大別できるでしょう。+は大体ひとめぼれの形をとり、他にはNに近いですが好印象止まり(いい匂いだななど)等です。−が一番多いと思います。要は某アニメの敵前逃亡でやった{転校生と校門で激突}ですね。人間はむしろ−の感情のほうが印象に残りやすいですから、(感謝はほっとくとすぐ忘れますが恨みは忘れろといわれても忘れません)これが有効なのでしょう。このパターンの一部として恥をさらすもありますね。Nは特に難しいです。再会の印象を強めるのになんでもない出会いを演出するか、もしくは初めは何でもない人だったのにと回想させるか・・あと感情の入る余地のない場合として個人でなく立場同士の出会いもあります。

少しモチーフを検討するため極端な例を考えます。ドラマ性を高めるには出会ったときの感情と状況が反対のほうがよいでしょう。つまり障害の強い恋の場合、出会いから喧嘩じゃ始まりませんし親の決めたフィアンセが一目ぼれしたら話になりません。だからNは難しいです。でも上手くやると、高い表現力があれば余韻を残す事も出来ます。変形として再会について。これはいかにお互いが変わってしまったか、けれど本質は変わってないかをいかに表現するかが決め手ですね。

やはり難しいテーマです。十分とは言えませんが今はこの辺で止めておきます。

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