パターン分類2-1
こんにちは。出席カードを回しますので記入してください。愛が芽生えて育まれ〜というのは或る歌の歌詞ですが、少女マンガでは大切な過程です。これで大切なのは{きっかけ}です。前回で扱った出会いはそれ自体きっかけとなりますが、それ以外のパターンも有ります。出会いの段階でまだ恋が生まれてないとき、どうなるかは友達、幼なじみ、喧嘩友達、ただのクラスメート、一寸苦手なクラスメート、特殊な関係に大別できます。
- 友達から始まる恋、これは恥ずかしいです。男女の友情これ有や否や、という大問題は・・少女マンガでははっきりいって否です。(僕はあると思ってます。中学時代、本当に心を開いて仲良くできたのはむしろ女子でした。恋愛感情抜きで。)必ずどこかで”DOKI”っとし、大体は友情が壊れるのを恐れる気持ちでぎこちなくなり・・となります。
- 幼なじみ、これは別に1章を設けるべきでしょうね。ここでは概論に止めます。幼なじみって或る意味非現実的な状況でもあります。なぜなら現在の大半のサラリーマン家庭においては異動に伴う転勤は日常事であり(非人間的です)、双方の家庭が自営業でなければ成立しませんから。大体ふと意識して、となります。男の子のほうは前から意識してます。
- 喧嘩友達、これも大きいパターンです。好きだからこそいじめてしまう熟な恋心(ここでのいじめと現在のそれはもう別物でしょう。現在のには人間性皆無です)とか天敵が自転車でこけたところをを助けてくれたとか。ふとしたことから恋心に変わって、でも素直になれないで・・。素直じゃない、これがキーワードです。
- ただのクラスメート、この場合はよく{もってやるor相合傘〜ばか、どこの}のパターンになります。現実のカップルも大体がこれ・・違いますね。または偶然(席替え、同居等)接近するはめになって意識することに、というのも多いですね。ほんとうになんでもない人とどう関わっていくかがポイントです。ちょっとしたことから・・・たとえばスポーツでのかっこいいシーンが目に焼き付く、廊下でぶつかってキス、授業中なにか(同じ物を見ていた、連続で指されて答えられず廊下など)でシンクロ等でお互いを意識するというのも多いです。
- 一寸苦手なクラスメート、これは上と大体同じです。要は住む世界が異なる人(不良っぽい、ガリ勉(天才)、アイドル、大富豪、プレイボーイ等)との遭遇ですよね。偶然接近して初めはおびえてたけど相手の良さに触れて意識、でもやはり違うのかな、と絶望して(デートのときや相手の活躍を見てなど)引こうとするのを追っかけてくる、となるわけです。これは特別な相手に対する恋と共通のモチーフですね。
- 特殊な関係はいろいろあります。多いのは弱みを握って奴隷にするとか裏の姿を見てしまって無理矢理事件に巻き込まれるとか(これはむしろ少年誌のパターンですね)です。
恋心が育つ過程では相手を知っていく事が重要です。恋愛論によりますと接触がないほうが結晶化しやすいのですが、バランスの問題です。次第に相手の情報を知るにつれて(ここで友達の協力が入ることも)、またハプニングのドキドキが積み重なるなどして思いと不安が募っていくというわけです。当然それからトラブル、告白となりますがそれらはそれぞれ後の講義にて詳述します。詳しくはシラバスを(これはジョークです。行き当たりばったりです)。
それではこの辺で。御静聴感謝。
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