パターン分類8-3
んちゃ、講義を始めます。レポートを出席カードの代わりにします。
今気付いたことですが告白とは恋愛の告白だけではないですね。他にも嘘等の罪悪や本当はすまないと思っていた、感謝していたなどの気持ちの告白、本当は養子だったなどの家族関係の告白など色々とあります。それに関する検討は後回しにしますね。
今回は前回に続いて告白に付随する諸状況について検討していきます。
告白のときの状況として考えるべきなのは告白した者された者それぞれの恋愛感情及び関係、三角関係や障害等の周辺状況となります。更には告白それ自体の目撃者、場所等の状況についても検討すべきでしょう。中でも三角関係の上での告白は特別の検討を要します。
告白するものとされるもの、それぞれの恋愛心理と関係について考えていきますと、まずするものに関しては告白が好きだからかそうでないか、好きならどのような段階の好きか、現在他につきあっているもしくは思いを寄せてきている人がいるか、思いを寄せてきている人がいるならそれに気付いているかいないか。年齢及びタイプはどうか。告白されるものに現在他に好きな人もしくはつきあっている人がいるかいないか、また告白されるほうに思いを寄せている人がいないか、いたらどうか、年齢及びタイプは等。尚タイプ分けはそれぞれのモチーフに合わせて個別にやっていきます。キャラクターのタイプ分けについては補講でまとめるつもりです。
関係についても多彩です。距離と仲と感情と態度に分けられます。
好きではないのに好きと嘘の告白をするケースについて先に検討しておきます。理由としては極端な三角関係、復讐等かなりやむを得ない事情でなければ許されないでしょう。完全にからかってというのもありえますが幼年少女誌では余り見ません。
好きの分類についてですが、前述のように虚像に対する恋(恋に恋する)、肉体だけの恋、甘えだけの恋、後計算ずくの恋、本当の恋に分けます。
虚像に対する恋では女の子が男の人に告白する場合にはその女の子はかなり未熟でミーハーです。妄想癖が強い事も多く見られます。対象は年上の落ち着いた人や同級なら大人っぽいか何かに優れている人に対してですね。ただそう言う相手だからといって必ずしも虚像に対する恋であるとは限らないことに注意してください。その段階で告白するとどうしても集団で手紙を渡すとか情緒のない形になり易いです。高望みであることが多いこともあって振られる確率が高いです。又告白する告白すると騒ぎ立てていっこうに本気で告白しようとはしないことも多く見られます。ごっこ遊びと言えばそれまでなのですが、本人はそれなりに真剣ですから下手をしてトラブルになったときの痛みはあります。それも想像を絶する。相手が年上のケースですと相手が本気に取らないことが多いです。同級だとうまくいってその後に幻滅するといった風になることが多いですね。男の子が女の人にこの伝で告白するときには相手が大人っぽい女性らしい人である場合が多く見られます。告白シーンが描かれることは余りなく、描かれたとしたら優しく諭されるか手酷く傷つけられるかで、慰める女の子の出番となります。
肉体だけの恋は基本的に幼年少女誌の範囲外なので略します。ここでは告白抜きに直接進むことも多く見られますね。
甘えだけの恋ですとやはり心の傷を強調するため例えば雨の中家の前で何時間も待ち、腕の中に倒れこみつつ好きとささやくとかのドラマチックな形を取ることが多くあります。一人では立っていられず、相手に支えてもらいたいからなのですが。
計算ずくの恋の場合には冷静ですから軽くできます。また演技でドラマチックにすることもありますね。始めから打算だと言った上でつきあうことを提言するケースとそのことはおくびにも出さずに(自分でも自覚していないケースもある)一見普通に告白する事もあります。ある意味ゲーム感覚です。本当の恋ですと相手を理解し、受け入れた上でのことで何よりも気持ちが大きいです。その分告白も難しいです。告白して拒絶されたときの痛みとそれに対する恐怖も最大になると言うことですから。
恋愛感情それ自体の段階として告白するほうは少なくとも恋愛感情の顕在化には達しています。稀にそれ以前の段階からついうっかりに近く告白してしまうこともありますが。顕在化してから言わなくちゃ、となるわけです。細かい心理についてはきっかけのところを参照してください。検討を要するのは相手が全く意識していない段階、ときめきを感じる、反発し否定する、顕在化しているのどの段階かです。注意すべきなのはどちらもよほどバレバレの場合以外は相手がどの段階か、どんな感情か読めないことです。妄想次第でどうにでも取れます。現実にはバレバレの場合が多いのでは?
全く意識していない相手に告白するときには女の子が男の子に告白した場合された側は戸惑います。した側としては細かくは結果のところでやりますが期待(妄想)していたときには失望しますし、友達同士などでは関係が壊れるのではとの後悔が生まれます。男の子が女の子に告白してきた場合には女の子にとっては事実上の初対面とか完全に友達とかで、女の子の気持ちを描くのが少女マンガの主眼ですから女の子にとってみれば青天の霹靂です。よく知らない相手ですとかっこよければ嬉しいですしそうでなく、外に好きな人がいたりすると迷惑千万です。友達だとしたら年代によって多少変わりますが(低年齢ですと何が起きたか分からず今までの世界が壊れる恐怖に襲われ、高年齢だと認識ができる分闇雲な恐怖こそ無いもののどうなるか直感できます)嬉しいよりむしろ困惑のほうが先に立ちます。
相手がときめきを感じている程度のときには女の子が告白した場合には男の子としては本来は嬉しいのですが、その嬉しさが何なのかも分からないため戸惑いが前に立ちます。告白した側からしては相手の仕種などから脈があるかも、という期待がある分その反応に失望することが多いです。男の子が告白した場合も大体同じで、自分の感情を持て余して混乱することが多いです。描写としてはっきり赤くなったりすることも多いですね。
反発して否定する、これが一番多い状態です。負の感情は伝染することが多いですからお互いに仲が悪く、気持ちに気付きながらも態度を変えられない又はトラブルをきっかけにして気持ちに気付き、すぐに告白することが多いです。女の子が告白した場合には男の子としては驚くでしょう。唯この場合に男の子が本当に自分の気持ちに気付いていないことは比較的少なく、大抵いつしか好きだからいじめてしまうに変わっていることが大半です。男の子が告白してきた場合には男の子としては非常の決心の上で、そのいつもの喧嘩とは全く違う殺気にも似た気迫に押され、むしろ怯えが先に立ちます。同じようなことはいつもと違うトラブル(嘘など相手にとって許せないこと、自分に危険があることなど男の子が本気で怒った時等。これについても細かい検討を加えていなかったかも知れません。普通このことがあると相手をガキでなく一人の男性と認めざるを得なくなり、関係の転換点になります)にもありますが。普通お互いに相手が自分に気があるとは思っていないので、告白にも勇気がいりますしされた側の戸惑いも大きいです。
相手も顕在化しているときには実際上はめでたしめでたしなのですが、事はそう上手く運びません。態度の惰性、友達の監視、三角関係など色々とありますから。
告白段階での告白する側の恋愛に関する状況について整理します。最悪なのはつきあってる相手がいるで、他には気持ちの揺れがある、告白する側を思っている人がいる、その時にそれに気がついていない、いるとなります。
つきあっている人がいるのに告白するのは論外で、きちんと切ってからにしろ、ですがはっきりと互いに好きと言ってつきあっているのではなく、仲良しがいつの間にか公認の仲になっている時などはつきあっているとも思っていないこともあり得ます。そのつきあっている相手と互いの認識が食い違っている場合には大変な修羅場になり兼ねません。この場合にされる側としたら信じられないです。嬉しいより相手に対する非難が先にでますが、それは相手が既に終わっていることを知らなかったからに過ぎません。この場合家族の事情などで同居し、相手の寂しさを見兼ねていつの間にかつきあう形になったというパターン{同居同情付き合い割り込み型三角関係・・とでも。ちなみにその場合には割り込むほうは大概昔の幼なじみです}が多く見られますね。
気持ちの揺れがあるときには三角関係で、やはり非難に値するでしょう。後々になって違ったと後悔することも少なくありません。大人にも言えることですが、皆様気をつけましょうね。そうなってしまったときにはそれも人生だと苦笑して酒の肴にでもしましょう。下手に動くとろくなことになりませんよ。されたほうには不安が残ります。告白するのが男である時にはやや意思が弱く、大人っぽい女性の誘惑に対抗し切れないことがあります。ある意味それは男の習性です。女の子の場合にはこれが比較的少ないです。この揺れには告白に対する恐れも入っており、ここぞと言うときにでてきます。
告白する側を思っている人が居り、それに気付いていないときには告白する側が男の子ですと本当に鈍感なガキで、告白した相手に諭されてそっちに戻ることが少女マンガ以外でよくあります。昔見たドラマに告白の仕方を相談され、いきなりキスすればいいとアドバイスしてキスの練習台を買ってでるというのを覚えています。確かその後実行しようとしたときに拒否され、その練習台になった娘のほうを示されてそっちへ、だったと思います。中学生の頃でしたか・・。中学生のころどんなテレビを見ていたか、皆さん覚えてます?少女マンガでは三角関係で告白された側が友達でもあるその子の事を考えて断ることが多いですね。また告白に協力したり励ましたりした娘が本当は、ということも多いです。告白する側が女の子ですとかなり恋愛に関しては未熟と言うことですね。幼なじみの男がその娘のことを好きで、気付いて欲しいのに相談を持ちかけたりするのもよくあることです。
告白する人を想っている人が居り、気付いているときの告白は気付く原因がその横恋慕している人の告白を承けてかどうかにもよりますが、それ自体が同時に拒絶にもなり、三角関係の清算も兼ねます。告白するのが男の子ですとサブヒロインのほうが告白してきた場合にはそれを断ってその条件として告白させられるということやそれを目撃されて誤解になり、それを解くために本命に告白する(描写されないことが多いのですが当然あとできちんと断りを入れるべきです)事が多いです。逆に告白以外から気持ちを知っているときには(これについても後でまとめる必要がありますね)告白に行く前に謝るとかもっと高等なのはお互い何も言わずに理解し合い、励まされて告白に行くとかもあります。そういう失恋って凄く素敵だと思います。告白するのが女の子ですとその横恋慕している男の子が余り魅力的でないことも多いです。そうですとその気持ち自体が迷惑でしかないし恐怖心を感じる事さえありますが、いざというときに協力に回ってくれることもあります。やはり願望ですね。身も蓋もなく言えば少しでももてていたい、でも本命に告白するときには皆素直に応援に回って欲しい、と。魅力的な男の子と本格的に三角関係になることも多く、詳しくは三角関係の所を復習しておいてください。ここでの告白ですとサブヒーローのほうがさりげなく応援、協力に回ってくれ(同時に救済のための相手役とくっつく)ることが多く見られ、その具体的なパターンとしては無理に抱き寄せたりキスを迫ったりしてその拒否を誘い、気持ちを再確認するとかあてつけに本命の前で抱きつくとか(これにはWASPが多いことに注意してください)わざわざ本命に勝負を挑むとか色々あります。あくまで譲らないという姿勢は余りなく、あったとしても告白を助けるためのポーズです。告白無しでサブヒーローの気持ちを知っているということあまりなく、あったとしたらほとんどはそのサブヒーローのことを好きな友人の指摘からです。男の子の気持ちは女の子は余り読もうとしないように見えますが、それは主人公だけです。現実にはよく読んでいます。
関係についてですが、昔の講義も参考にしてください。かなり重複もあると思います。距離のほうは初対面、観光地での知り合い、電車の顔見知り、部活や芸能などのファン、兄弟姉妹の友人、学校の先生や教育実習生や先輩や後輩、家庭教師、バイト仲間、クラブ仲間、クラスメート、幼なじみ、友達、親友、同居といったふうに近くなっていくと思います。
初対面の告白は前述の通激しい一目ぼれによる大胆な行動です。長編連載の導入部としてよく見られますね。
観光地での知り合いなど遠距離では会えるチャンスが少なく、相手の情報もほとんど無い状態ですので告白にはかなりのおぜん立て(偶然もしくはご都合主義)が必要でしょう。ここで言わなかったらもう機会はない、と追いつめられての告白であることも多いですね。
電車の顔見知りなどは比較的よく会うのですが相手に関する情報(特に名前や身分や彼女がいるか)を手にいれるのが困難です。告白は縁ができてから、その縁が消えるようなトラブル解決の手段としてと言うのが一般的です。
ファン心理を恋愛と勘違いすることは多く見られ、逆にその対象のほうが本気になっていたときにはそれによるトラブルが起きます。全体にこのパターンはファンの側からしては憧れが本当の恋に変わっていく、で対象から見ては真実の自分を見てくれる人に対する渇望と分析できます。とにかく告白には障害が多いです。芸能人ですとマネージャーやマスコミ、部活ですとファン(意地悪役)やコーチ等。ファンが告白することは比較的少ないです。やはり絶望的だからでしょうか。偶然で気持ちを知られることがやはり多いですね。対象のほうから告白する事も多く、その時にはかなり気障になりがちです。
兄弟姉妹の友人となりますと年齢差があることが多いです。年上ですと憧れの、年下ですと子供扱いの対象になります。その点は教師などと同じですが(家庭教師等を兼ねることもあります)やや私的な関係であるところが異なります。ここで年上と年下をまとめて検討します。女の子が年上の男性に告白する時には自分が年下だと言うコンプレックスが大きな障害になります。教師などでは立場の問題もあります。相手に彼女がいると誤解(正解のことも)して、それでも好きなんだからと告白することや感情が昂ぶってつい、が多いですね。幼年少女誌以外では子供じゃないと自分から迫ることもありますがそれは男の願望でしょう。相手が年下の男の子ですと恥ずかしさが前に立って中々顕在化に至りません。年下を好きであること自体が少なくとも友達に言いにくい事になってしまい、それがトラブルの種になります。注意すべきはほぼ確実に両思いであり、男の子のほうから「ガキ扱いするな」等と告白もしくは仄めかしを承けていることが多いです。告白はその子供扱いを謝り、受け入れる形が一般的ですね。男の子が年上の女性に告白するときは上のケースもしくは{青い鳥}系のパターンで玉砕承知の告白が多いです。年下に告白するときには家庭教師や兄の親友など、「子供扱いなんてしてないよ」系の話が大半です。(その点つくづく「早春のプロムナード」は反則でした)これは勇気がいるでしょうね、ロリコンの汚名を着ることを覚悟しなければならないのですから。
バイト仲間程度ですと色々な仲が考えられるのですが、多いのは(その注意自体は業務上正当)厳しい先輩や嫌味な同僚などです。反発があるので中々素直になれないことが多く、告白としては三角関係がらみのトラブル処理が普通です。辞める前後のことも多いですね。
クラブ仲間ですと文科系と体育会系とサークル系でかなり違います(このことについては議論していませんでしたが)。文化系ですと男女混合が多いのでチャンスが多いです。クラスメートの延長で考えて構いません。逆に体育会系ですと男女別で、場合によっては男女交際禁止もありますので注意が必要です。わざとキャラクターをステレオタイプ的に扱うのと爽やかに徹するの両方があります。(補;大変申し訳なく恥ずかしいことですが今までとんでもないものを忘れていたことに気付きました。本来なら三角関係のところでやっておくべきでしたね、マネージャーという存在のことを。マネージャーとスター選手がくっつくことや彼女のいる選手にマネージャーが横恋慕し、それを彼女のほうが不安がる事は本当に多いです。詳しくはつきあってからの所でやりますが、マネージャーの告白を目撃して不安に襲われる〜というパターンが頻出です。)サークル系は幼年少女誌では余り見ません。仲良しグループの延長である、合コンという恣意的な出会いの場があり、恋愛そのものがある意味目的になっている(偏見)等を指摘するに止めます。
結局クラスメートが一番一般的な事例です。
幼なじみについては復習を。告白についてですが、親しいぶんひじょうに難しいものがあります。現状を壊したくありませんから。トラブル処理型でいったん関係を壊し、そこから告白するのが一般的です。男の子のほうから告白するときにはいきなりや強引にキスするなど衝動的な激しい形が多いです。それはされた側にとってショックです。女の子の側は基本的にトラブル解決型ですね。
友達についても同様です。今の関係を壊したくないと言うのは顕在化を阻み続け、そして告白についても強い障害になります。
親友ではそれがさらに強くなります。告白によって親友と恋の両方を失うことになったら余りに重過ぎます。よほど大きなトラブル処理や衝動以外には直接告白は無理で、大概偶然です。
同居状態での告白は近すぎるだけ厄介です。さらに義理のもしくは血のつながりの無い兄妹とかですと余計に。改まって告白するのは恥ずかしいなどと言うものではないですし、もし拒絶されたら離れるのが難しい分リスクが大き過ぎます。
仲については顔と名前を知るだけ、天敵、ライバル、上下関係、口も聞かないクラスメートなど、大喧嘩中、普通、仲良しだったが疎遠、普通の仲良し、親友、家族同然、端から見たら夫婦といったふうになると思います。
顔と名前を知るだけのような状態は前述の出会ってすぐか芸能人かでしょう。天敵での告白は気恥ずかしく、告白のつもりが又喧嘩になる事が多く見られます。また事件などで関係が変化していき、自然にと言うのもありますね。細かい感情の揺れについては後回しにします。
ライバル同士での告白としては成績などの場合相手に勝てたら告白する、と決めておいたせいで厄介なことになることが多いです。
上下関係がある場合には男の子のほうが告白する側で下という場合には何らかの形で上下関係をひっくり返して告白しようとします。部活などの場合には運動面の能力で、家庭教師の場合には相手の母校に合格することによってなど。または前述の通り子供扱いを侮辱と感じ、(壁に押しつけるなどやや性的に)迫ることで自分は子供じゃないと証明しようとする形も多く見られます。男のほうが告白する側で立場が上である場合には何か大人気ない行為について謝りながらとかでなければかなりさりげない形でとなります。女の子のほうが告白する側で立場が下ですと自分が子供であることについてのコンプレックスをいかにはねのけるかがポイントとなります。これは反発がある場合とない場合とに分けられますね。反発しながらいつしか恋が芽生えていった、という形でよくあるケースとしてはクラスメートに自転車や水泳などを教わるというのが多いです。告白のパターンとしてはやはりトラブル解決型が多数を占めますね。反発が無いときには家庭教師などで、別離に当たって告白するのが多いです。女の子のほうが立場が上ですと告白には気恥ずかしさがあります。それがもとでのトラブル解決型がやはり主流ですね。
口を聞くこともないクラスメートのまま告白までいくことはめったにありません。告白しようとして邪魔や協力などちょっかいをかけてくるのとくっつくことは多いのですが。突然男の子のほうが告白してきて、というのはあり、モチーフとしては初対面に近いです。
大喧嘩中での告白とはそのままトラブル解決型の告白を意味しています。大喧嘩が固定化して口も聞かなくなってしまっているときには何らかの変化がきっかけとなって誤解が解けることに。
特に何でもない普通の仲から告白するのは普通ありません。喧嘩とか転校とか何かしらのきっかけが関係を変化させて、その上での告白が普通ですから。敢えていえば話の冒頭でいきなり男の子のほうから告白してきた、と言うのがつきあい始めた後をメインにした話であるぐらいですか。ある意味告白までのプロセスを省略するための手抜きでもあります。
仲良しだったが疎遠というのは幼なじみかそれに近いケースでお互いが男女の意識をするようになってから(集団の圧力もあります)今までのように仲良くしていられなくなった、という形です。だいたい成長には個人差がありますからどちらかがさきに意識するようになって離れていき、もう一人のほうはよく分からないと同時に寂しいという関係になります。嫌われたと誤解するケースも多いです。そこでの告白でしばしば見られる形として置いていかれた感じをもっているほうが元に戻りたい、それに対して先に避けるようになったほうが戻れるわけ無い、好きなんだからとなります。
普通の仲良しからは自然に近く告白して両思いになる(通例そこから話が始まる)か恋愛感情が強くなるにつれて普通じゃいられなくなり、そのことからトラブル解決型でとなるかです。
親友については上述の通りです。
家族同然のについては同居、幼なじみ、もしくはその両方かそれに近い形です。ここでの告白は気恥ずかしさが強く、又家庭もからみますね。
端から見たら夫婦というのは喧嘩ばかりかべったり型かに分かれます。喧嘩ばかりしつついつも仲がいい、という時にはそれこそもう告白するだけです。べったり型というのはまだ告白していなかったのと驚かれることもあります。そしてかなり危ない形です。お互いにまだ未熟でお互いを性的に意識していないということですから。その段階での告白は大抵子供の模倣としてのそれで、本当の意味のそれとはかなり異なります。大抵男のほうが我慢して関係維持に務めているケースもあります。どのみち必ず崩壊する時がきます。
感情面の関係についてはそれまでの過程も絡むのでやや複雑ですが、恋愛感情やトラブルの有無などを検討していく必要があるでしょう。詳しくは次回に回します。
それでは今回はここまでにします。何か質問は?御静聴深謝。