パターン分類8-8
んちゃ、講義を始めます。出席カードを回してください。
今更ですが考えてみますと少々あいまいであったことかも知れません。何がかと言いますと今まではきっかけとして偶然もしくは事故などかそれとも自然もしくは計画的、トラブル解決型か等と分類していましたがその更に上位分類概念として意思による告白かどうかがありましたね。自分の意思による告白が普通ですが、偶然や事故、友達のお節介、噂等で気持ちがばれてしまう事もよくあります。また噂になって問い詰められ、つい公開告白してしまうなどどちらともはっきりは言えないケースも散見します。神学から始まって哲学の運命論、刑法学の責任論、心理学の所謂氏か育ちかまでとことん議論されている自由意思問題を考えればわかるのですが行為が意思によるかよらないかははっきりしようとしてはどうしようもなくなります。
今回は告白の結果及び返事についてです。YとNしかないなら楽なのですが、告白の返事の場合排中律(任意の命題は正しいか間違っているかのどちらかである及びそれと同値な事。任意の命題PはNot(NotP)に等しいというのが最も一般的な表現です。5<4等は正しいか正しくないかのどちらかであり、その中間もしくは両方正しいという状態はありません。(これでユークリッドの平行線公理のように正しいとも間違っているとも言えないことがあるではないかとお思いになるかも知れませんが、あれは正しいと決めても(仮定してそれを前提に理論を展開しても)間違っていると決めてもそこから互いに関係無しに矛盾の無い数学的な論理体系ができると言うことで、排中律を破って「PかつNotP」を認めているわけではありません)数学そのものの定義といってよいかもしれない、最も重要かつ絶対のルールです)が通用しません。その時点で数学的な扱いは不可能qedです。だからこそ面白いという面もあるわけでやってます。
まず始めに告白が相手に通じたかどうか、通じなかったときにはどうしたか。
次に通じたときに返事をその場でする(できる)か。返事ができなかったならその後どうしたか。返事ができた場合にはYesかNoかはっきりしないか及びその理由。その後変更や誤解をとくための行動はあるか、告白した側もどうするか等が考えられます。又この誤解の変形としてそのつもりが無いのに告白ととられるというのはありますね。後、告白するつもりが無かったのに告白してしまってその後それを否定し、更にその後恋愛感情が顕在化して結果的に誤解になるということもあります。
告白が通じたかどうかですが、通じないというケースについて考えてみます。告白に限らず意思伝達の失敗は伝える側に原因があるときと受け取った側に原因があるときとどちらでもない外的な原因によるときとがあり、それらがまじり合います。キャッチボールと同じ事です。投げる側が変なボールを投げる、受ける側が失敗する、突風や烏にぶつかる等。
伝える側のミスにはラブレターの宛先もしくは入れる下駄箱などの間違い、伝える相手の間違い、声が小さくて(部分的にの場合も)聞き取れない、語学上の間違い(外国人や漢字のミス)などがあります。
- ラブレターの宛先のミスや切手を貼っていなかった等の不備は伝えたつもりなのに事実としては伝えておらず、その後の相手が今までの態度の延長上で動いたのを例えば喧嘩友達の場合にはからかい半分もしくは噂を否定するための悪口、三角関係の場合にはライバルに対する親しげな態度がそのまま否定的な返事と思い込む事になります。
- 伝える相手の間違いは相手がこちらから直接見えない位置にいる際に発生します。前回説明しましたが相手がシャワーを浴びていたりトイレに入っていたりして顔を見ないですむ時の告白です。これでは相手がだれだか顔を見て確認することができず、おもいがけず相手が違ったということがあります。又ラブレターの入れる下駄箱のミスで同じ事になる事もあります。この場合には告白した側は通じたと思い込んでいますが肝心の相手には通じていません。そして告白を聞いた者にとってはこれは目撃でもあります。大抵は三角関係の相手で、女の子が男の子に告白しようとした場合には女一人に男二人型の男の一人です。この時にはその聞いた側にとって取れる行動はそのまま本来の告白の相手に伝える、握り潰す、告白している側に事態を説明するのどれかです。が、実際にはほとんど一時握り潰しておいて後でトラブルが深刻になったときに自白する、となります。
- 声が小さくて聞き取れないのに恥ずかしさの余り相手が聞き返してくるのも聞かずに逃げてしまうこともあり、その時には伝わっていないのに伝わったと思い込みます。相手にとっては何を言っているのか判らないので(態度で普通分かると思いますが)返事のしようもなく、それを告白した側が返事と思い込む、となります。また部分的に聞き取れないこともあり、その場合には最悪の場合「誰が誰を」好きなのか混乱して深刻な誤解になります。
- 語学上のミスは英語と漢字の二通りがあり、英語の場合には外人がらみになる事が多いです。漢字では国語力が低かったり字が下手だったりすることからです。結果として、受け取った者が差出人もしくは告白の対象を間違えて誤解になるケースと知的で高慢なタイプの女子によくある反応として、誤字を嘲笑し、もしくは添削して断るのがあります。
受け取る側のミスには受け取っているのにそれに気がつかない、メッセージの意味を間違える、中途半端な告白に対する鈍感な反応、告白相手の誤認等が考えられます。
- 気がつかないと言うのは手紙が鞄に入れられているのに長いこと鞄をいじらず、普通ならとっくに見ていていいのに全然見ないとかです。その場合には当然告白した側から見れば告白は済んでいるのですから、それなのに反応無しとはそれが返事と言うことになります。また人の話を聞いていないと言ったこともやや極端ですがありますね。特に友達の場合冗談ととることもあるでしょう。
- メッセージの意味を間違えるのには逆に告白ではないのに告白ととることもあります。告白なのにそれに気がつかないと言うのは鈍感です。ただしこれも告白のほうがあいまいでどうとでもとれる又は中途半端なこともあります。ここは無理にどちらの責任ということはできないですね。仄めかしに過ぎないなどかなり分かりずらい告白もあり、むしろ告白した側に責任があることもあります。これについては後で詳しく。
- 告白相手の誤認とは告白した側は聞いている人に好きと言ったつもりなのに聞いた人は他の人にと思い込んでしまうといったことです。よくあるのは男二人に女一人の三角関係でヒーローのほうはヒロインの気持ちに全く気付いておらず、恋愛感情もはっきりとは顕在化していなくてヒロインとサブヒーローが両片思いだと思い込んでおり、協力しようとしていると言った場合ですね。この場合にはヒロインにとっては必死で言ったのに通じないことから怒りを発し、サブヒーローから見ては(この場合サブヒーローはヒロインに恋愛感情を抱いていない場合もあり)苦笑するかからかうしかありません。ここからからかい半分にヒロインとつきあう振りをし、ヒーローを追いつめることもあります。
外的な原因で通じない事には妨害や単なる偶然があります。
- 妨害をするのは三角関係のライバルや両親、教師などの保護管理責任者等です。具体的にはわざといいタイミングで声をかけたり(そこでわざと親しげにふるまったりすることで牽制することもあります)、手紙を告白される側の手に渡らないよう奪ったり、視線などで牽制したりがあります。
- 単なる偶然には室内ではタイミングのいいチャイムや電話、腹の虫その他の生理的な音、外では物音(特に人の気配)で目撃を恐れて中止する、電車の騒音で掻き消される、突風でラブレターが飛ばされる、つまずいたり犬のせいで差し入れがだめになるなど色々とあります。気を逸らされるわけです。
- 通じなかったときにはどうするかですが、もう一度告白する気力は無いことが普通ですしどうしようもない誤解の泥沼ですので非常に難しいです。先に告白されたほうから告白してくる場合もありますし、勇気を奮い起こしてもう一度告白することもあります。それまでに非常に厄介なトラブルになっていますのでしきり直しでしょう。個々のケースについて考えるときりが無いのでやめておきますが、代表的なのを考えますといったん転校や卒業などで別れて再会してやり直す、少し時間をおいてもう一度、トラブル解決のため、偶然もしくは友人のお節介など、相手から告白してきたなどがあります。
- 別れて再会するときはやはりお互い変わっています。別の人とつきあっていることもあるでしょう。その時にはもう昔の事は笑い話か少し刺のように苦い思い出にしか過ぎないです。でも、やはり思いは変わっていないならもう二度と後悔はしたくない、勇気をださなきゃ・・・。少し時間をおけば熱病のようになっていた気持ちが和らぎ、余裕が生まれるものです。その時本当は他の人が好きだったと気付くこともあります。気持ちが変わらないものならば、もう一度より確かな気持ちで。トラブル解決のためにここでもう一度告白・・してみると相手も同時に告白してきた、ということによくなります。
- 偶然や友達のお節介で伝え損ねた気持ちが伝わったと言うのは奇跡ですが、ままあります。
- 相手から告白してきたらかえって腹が立ちます。あんな思いして告白したのに、やっぱり分かってなかったのと。それで素直にくっつかず、保留したりしてトラブルになることも。更にこの時には最初に伝わらなかったのは自分のミスや偶然だった、途端なる誤解で落ちがつくことも多く見られます。
告白が通じたとき、返事がその場ではできない理由には内的なものと外的なもの、告白した側のせいがあります。
内的な理由としては知らない相手など告白が意外で戸惑いのため急に判断できない時等です。この場合には断ることもありますが、一時保留してくれるように頼むこともあります。{クーリングオフ}になる事も。三角関係で全く予期していなかった場合等には逃げてしまうこともありえますが、これは相手も(目撃していた)三角関係の別の当事者も深く傷つけます。
外的なものとしては返事に対する(告白と同様)妨害や偶然が考えられます。
告白した側のせいで返事ができないと言うのは告白した、大抵は女の子が恥ずかしがって返事も聞かずに逃げてしまったケースです。この場合には後で返事をしようにも上手く意思疎通ができず、本当に好きなのか戸惑うことにも。実際に恋愛とは言い難いほど未熟でミーハーなのもありますし。ただ、妨害によって返事を聞かずに逃げ出すなどはっきり分類できないケースもあります。
返事がすぐにできなかったときのフォローですが、これはその時に告白された側がしてきた相手のことを好きか、顕在化していないだけか、全く駄目かに分かれます。どのみち告白したほうは傷ついています。そのことを理解するのも大変ですが、その後きちんと気持ちを伝えるのにも時間が空いているため(告白された瞬間は相手も自分も精神的な興奮や緊張やの雰囲気等が高く、返事の義務も直接的にわかるので言い易くなります。このような時には独特の空気があり、それは以前言及した精神的なポテンシャルを変化させ、精神的な物理学上のエネルギーに当たるものを強めてくれます)それを言うこと自体に告白に匹敵する難しさがあります。
- 好きだったら返事は一つです。話としては終わっています。つい目撃者を恐れてでしたら誤解を解くだけですし、三角関係で遠慮してとかでも最後には勇気を出すしかないです。
- 顕在化していない、特に喧嘩友達で異性と見ていないときには戸惑いが大きく、まず自分の気持ちを見つめることに。そうでなければ相手を傷つけたことも理解できませんから。また今までの関係を壊すことを恐れる気持ちが、特に仲良し三角関係の場合には強く、それも気持ちの整理を阻みます。大概ここで小さなエピソードに託して気持ちを顕在化させ、それを伝える事に。全く駄目であるのは恋愛感情が無く、外に好きな人がいるケースでしょう。生理的嫌悪感しか感じられないと言うのも現実にはありますが、幼年少女誌では見かけないです。この時には断るしかないのは勿論ですが、様々な事情があってすぐ返事ができないことがあります。それにはいきなりでとまどって、断るためには好きな人の名前を明かさねばならない、告白してきたのが友達もしくは家族の代わりとしては失いたくない存在である等があります。いきなりのときには特に遠慮が加わるとそれが相手にとっては思わせ振りな態度になり、OKと誤解されたり更に本命に誤解されたりする危険があります。そうなると断るに断れなくなっていき、泥沼に。
- 断るためには好きな人の名前を明かさねばならず、そのために返事もできないケースには告白されたほうが自分の気持ちに気付いておらず、それをはっきり顕在化させようとすると抵抗が大きくて苦しい時や親友との三角関係で間違っても三角関係の相手に自分も相手が好きな人を好きと言えず、その状況下で相手が紹介した人が告白して嫌ならだれが好きなのとその三角関係の相手が見ている前で聞かれたりしたりした時等があります。
- 相手が恋愛とは別の意味で失いたくない相手の場合にはそのためにOKしたりとりあえずどうしていいかわからないと保留してその間相手の優しさに甘える等がありますが、やはり最終的には取り返しがつかなくなる前に相手を恋人として愛することはできない(けれども勝手だが人間的には失いたくない)ことを告白するのがいいでしょう。難しいのですが。
返事はY、Nの前に告白を受け止めるかどうかについて考えるべきです。受け止めると言うのは告白されたこと、つまり個々では相手の恋愛感情を認知、理解し、その事実の存在を精神的に受け入れ(Y、Nはともかく)てそれを何らかの形で処理(具体的にははっきりと返事をする義務を持つことを認め、そうする意思をもつ)することを相手に伝える(少なくとも伝えようとする)事です。唯一般的に受け入れることというのはOKと大概同義です。ここで適切な言葉が無いので要注意です。受け止めることはやはり常識的には義務でしょう。受け止めもしない事は残酷で普通かなり不誠実だと同性、異性問わずかなり荒れているグループ以外では思われます。
やはりYes,Noが主ですが他にも沈黙、逃走、保留、クーリングオフ、理解不能行動、嘲笑、はぐらかしなど色々とはっきりしないパターンがあります。
- Yesならそれでめでたしめでたしです。具体的には「僕(私)も好きだった」というのが最高です。ただ、だからどうなるかに少し議論の余地があります。両思いで確かめ合ったのですからつきあうことになるのが普通ですが、すぐにそうならないケースもあります。理由についてですが、無論相手が好き(少なくともそう思った)だからが普通でそうあって欲しいですが、そうでないケースも残念ながら色々とあります。理由についてですが、自分も相手が好きだからと言うのが一般的で一番良いのですがそうとは限りません。前述の恋愛感情はないし将来もつ可能性もないが、何らかの事情で断れないことや自分の気持ちがはっきりしない(別の人に対する恋愛感情が顕在化していない)のに相手の気迫に押されてついOKするとかもあります。又憧れや甘え、虚像などを恋愛と勘違いした、本物ではない恋愛感情でOKしたケースもあります。また本命に対する当て付けもありますね。
- Noですと本来ならそれで終わりなのですが、そこから始まるパターンも多くあります。詳しくは後程。理由としてはやはり本当に嫌いもしくは外に好きな人がいる(これが誰かを聞く権利が告白したものにはあると通例見なされています。それを言ったのを目撃されたり否定したためクーリングオフを強制されたり嘘を答えて噂になったり色々なトラブルがここから発生します)とかが基本ですが、本当は好きなのに三角関係や家庭の事情のような理由があってNoと答えることも多くあります。又単に誤解とか感情的なトラブルで(相手に対する恋愛感情が顕在化しているいないを問わず)拒絶することもあります。又好きではあるが部活や勉強など夢を優先したいとつきあうことを断るケースもありました。過去形と見ていいでしょうが。その変形で相手の足手まといになりたくないなど相手のことを思いやってNoを言うこともあります
- 沈黙は答えを拒否する行為で、理由としては保留に近いのですがより強くなります。三角関係のときによく見られますね。告白したほうは確実にNoと理解し、そこで誤解が生まれたりします。ここでは受け止めたかどうかについてもはっきりせず、間接的に受け止め難い事情を暗示します。またこれは転校などもう相手と顔を合わせる必要も可能性もないときですが、Noを言って相手を傷つけないため及び逆恨みや自殺を恐れて沈黙を通すこともあり、それは賢明かつ思いやり深い行動です。
- 逃走は告白された恋愛感情を受け止めることを拒否する行動です。三角関係で失いたくないけど恋愛とは違う相手等、考えたくないぐらいその恋愛感情が不利益だったり不快だったりするときにこの反応が出ます。また、激し異からかいを受けた時にもこの反応があります。
- 保留は返事の先延ばしを頼む事で、既述の返事がすぐにできないケースの内的な理由と同じ事です。
- クーリングオフと言うのは通信販売から出た概念です。要するに告白された方は今は告白した相手に対して恋愛感情もないし、第一お互いによく知らないけど、まあ告白されたほうは今フリーで好きな人もいないし、試しに一定期間つきあってみてお互いの事を知ったり相性を探ったりしてみようという契約です。これはかなり便利だと思います。パターンとしては結果的には確実に二人はくっつくことになりますが、途中で三角関係(他の告白された人が好きな人や告白した人が好きな人にとっては好きあっていないのにつきあうのは腹が立ちますし、自分もその制度を利用できない理由はありません)等の理由で一時「返品」することになります。
- 理解不能行動はその場では受け止めるだけのメモリといいますか心のゆとりが無く、パニックになってしまうことです。年齢的には幼く、未熟なキャラです。この場合には告白してきた相手のことが好きだった事が多いです。告白した側がその行動をOKととるかNoととるかは様々です。
- 嘲笑は受け止めたともいえない手酷いNoです。この時の告白された側の心理としては全く告白してきた相手を軽蔑し、無視しているのですがそれが表面的で無意識には相手を意識しているけれどもプライドが抵抗するため顕在化できず、その抵抗として強い嘲笑が出てくる場合もあります。また本来はYesなのですが、目撃している周囲の手前OKと言えないのでという場合もあります。又単にトラブルで意地を張ってといった事もあります。
- はぐらかしの代表例には「つきあって!」「・・どこへ?」や「冗談きつい」等があります。これらは受け止めることを拒否することで、極めて残酷です。理由としては強すぎる戸惑い、告白された側の未熟さ、受け止めること自体拒否すべき理由等が考えられます。
変更や誤解をとくための行動の有無については無いときにはそのままで、必要ないか偶然の助けでなんとかなるかです。
ある時、その行動も告白と同等かそれ以上の勇気がいります。相手がYesと認識している(そう答えてしまったか誤解された)時には、これはかなりつきあい始めた後の別れと重複しますが相手を失望させ、ぬか喜びさせて傷つけることになります。だからといって言えないとどんどん泥沼にはまり、いざというときの相手の傷も更に深くなります。Noと相手が認識したときに注意すべきはそれに付随して自分や相手が他の異性とつきあい始めたかどうかです。その時には無論どうなるか言うまでもありません。他のことにも言えますが、真実を伝えるのは難しいことです。ですが伝えなければ伝えないほど状況は悪化していき、転校などで離れ離れになったりしたらものすごい後悔が残ることにもなります。ましてそれが死だったら・・{伝え残し}がほのぼのめのホラーにあるぐらいですしね。
要するにどちらにしても、本当の気持ちは何かを見つけ、それを誠実に伝えることが必要になります。返事の後から始まる(ように見える)事もよくあります。本当の気持ちを見つける原因としては返事の結果失った(Noの時には告白してきた相手、Yesのときは別の異性)後で相手を見るようになっていたとか写真や相手の所有物を手にしたときにとか身体的接触などがきっかけでとか色々とあります。その後の事情についても告白と同じ事です。ただし、嘘の告白と重なることもありますし別れ話そのものの難しさもありますのでよりきついものがあるでしょう。
告白した側も相手の返事が信じられず、一見情けない未練に見える行動をとることもあります。この時には大抵特別な事情・・特に相手のことを思いやってNoを言った等があり、その相手の態度が救いになります。そのような行動には他にも返事を長いこと(状況によっては死んでも!)待ち続けたり、振られてもいざというときには好きな人を守ろうとしたり等があります。
告白した側の行動の一般論ですが、Yesの場合には無論すぐつきあうことになります。Noの時ですが、やはり悲しいし悔しいです。そして、本当に相手を思いやるとわかるのですが究極的には(ここまで考えないことも多いですが)むしろ相手を苦しめてしまったことについて後悔します。深い傷を負いますね。そこでどうするかですが、一番良いのはすぐに吹っ切って新しい恋を探すことでしょう。ただ、その時に告白した相手に対し酸っぱい葡萄の論理を使ったり冗談だったとうそぶいて自己防衛を計ったりすることがありますが、それは控えたほうがいいと思います。これは個人的な感想ですが告白した(もしくは別れた)相手をおとしめる事はそんな相手に夢中になっていた自分まで低めることになります。そしてパターンから見ても相手はすぐ自分の気持ちに気付いたり本当は好きだったりするのにその言葉が伝わって誤解になり、上手くいくはずが厄介ごとになったりしますし。ただ、告白した相手に対する思いやりから冗談だったとフォローすることもあり、それは敢えて自分を悪く誤解されても相手の負担を軽くする気高い行為ともいえます。
ええと、これは僕の個人的な感じですが告白された際に上述のように告白された側に対して答える義務及びNoなら誰が好きなのか伝える義務があることになっていますが、僕はおかしいと思っています。沈黙の所で述べた通り相手に対する思いやりから答えないケースもあるわけで、その時には十二分に誠実です。また、告白は個人的な行為であり、それにどう答えるかについて相手を拘束できるものではないと思います。だから受け止めることも返事も拒否したりNoの場合その理由の説明も拒否しても責められる覚えはないと思います。少女マンガでは特に友人がそのようなことについて責めますが、それこそ余計なことです。
それでは今回はこの辺で。次回は恋愛以外の告白について。何か質問は?御静聴深謝。
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