・総合レベル15〜
地表に出たら、まず石版製作所を目指します。
東の島にわたって少し北に建物があります。教会も見えます。

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石版製作所では、今までのキモいデザインの宇宙人とは一風変わったロボット型の敵が出現。ジンが少なめ。
ここで物質転移機(地上と地下を往復可能な装置)を入手しておきます。

石版制作所

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扉には、
「なにびとも立ち入ることを禁ず」
と書いてある。
オーク「はっ、扉が開いているくせに入っちゃいけないもないもんだ。」
一行は中に入っていった。

1.物質転移機

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机の上に、小さな箱のようなものが置いてある。
ガーゴイルは、その箱を手にとってみた。その箱には、二つのボタンがついていた。箱の裏に使用上の注意が書いてある。
「左のボタンを押せば、物体は地下に転移する。右のボタンを押せば、物体は地上に戻ってこられる。」
ガーゴイル「どうやら、これは地上と地下を自由に行き来できるものらしいな。便利なものを手にいれたぜ。持っていこう。」

2.石版作成装置

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ガーゴイル「何だこれは!!」
ゴブリン「向こうの壁に何やら紙がはってある。読んでみよう。」
スケルトンはその紙を読んでみた。
スケルトン「一つ、石版は一月に一度最初の日に制作されるものとする。
一つ、石版は地表及び地下より吸収された大気の原子成分からつくられる。
よって、この日は、大気が異常をきたすため、人間は外出してはならない。
一つ、石版は、百八つをひとくぎりとし、それが完成された時、外部に放出される。
一つ、その放出先は、この星の次なる支配者になるべく者が存在する地とする。
一つ、この石版の制作は永遠のものとする。」
サイクロプス「何てことだ・・・」
ガーゴイル「それでは、サルバンの破砕日とは、あの石版を制作するために起きていた現象だというのか!?」
ゴブリン「うむ、そして108の石版が完成し、我々の生息する地下に放出されたのだろう。我々を真の地表に呼ぶために・・・」
スケルトン「全ては、人間がしくんだってわけか。気にいらねえな。」
一行は、しばらくの間、ぼう然と、その紙を見つめていた。

3.制作中の石版

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ガーゴイル「おい、ここに石版が置いてあるぞ。」
ゴブリン「109枚目の石版のようだな。わけのわからない文字で書かれている。グランドチャコの魔法を使わないと読めそうもないな。」
ガーゴイル「いいか、読むぞ。この地に、わずかなる人間達が生存し、ファンタジー・ランドあり。
この聖域には、はるか昔に忘れさりし人間の心持つ者でなければ入ることを禁ず。
ファンタジー・ランドは永遠なり。
−−新黙示録1章−−」
ゴブリン「何だと!!まだ人間が生きているというのか!」
スケルトン「どういうわけだ。人類は滅んでいなかったというのか。」
サイクロプス「会ってみたいな。その人間達に・・・」
ガーゴイル「うむ。人類はてっきり滅亡したと思っていたのだが・・・どうやって生き残ったのか知りたいものだ。」
ゴブリン「行ってみよう。ファンタジー・ランドへ。」

ファンタジー・ランドの入口には感情センサーがあり、今のままでは入ることができません。
愛と優しさを取り戻しに各建物を探索することに。

3/1破砕日。サルバンパーティは成長してないので、愛と優しさを取り戻すのが困難です。
セーブロード繰り返しでなんとか回収。
警察署、病院、デパートと周り、残り時間は地下世界を飛んでやり過ごす。

教会

1F南東壁画 Gスネーク

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スネークは、無意識のうちにその壁画に見入っていた。
それは蛇神に別な神が襲いかかっているものである。
人々が地にひれ伏し蛇神に祈りを捧げている。
半壊したその壁画は、本来はもっと大きなものだったに違いない。 スネークの意識は、知るはずのない遠い過去をかいまみた気がした。
自分の知るはずのない、はるか過去より人間は神聖なものとして・・・
そんな時代もあったのか。
徐々にスネークの意識は「その力」により制御された。
輝く光の乱舞する中、多くの人間の意志と接触した感覚。
言語を越えたコンタクトの中、スネークの意識は「その力」に導かれるまま、時空を超え、ふたたび帰還した。
「すべては人間がつくり出した存在か・・・」
スネークの意識は、今までと異質なものの存在を知った。
人間が言う「優しさ」や「愛」がスネークの中に誕生したのだ。

1F北西彫像 ハーピィ

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その時、ハーピィの目に、ガレキの中の1つの彫像がうつった。
それはガレキの中にあって、まさに奇跡としか言えないほど無キズであった。
まるで何者かに守られたかのようなその彫像は「母子像」であった。
周囲の荒れはてた光景と、その「母子像」は異様な対比を見せていた。
かえってそれが「母子像」の存在を目立つものにしている。
ハーピィが、それに注目したのも何ら不自然な事ではない。
本来、ハーピィは卑劣なものであるがこの『母子像』はなぜか意識の奥底に訴えるものがある。
それは、今までとは全く違った感覚・・・
しかし、なぜかなつかしい・・・
そう、私は確かに覚えていた・・・。
ハーピィの意識は今、その深淵から湧き上がる光に満ちていた。
魔物としてのハーピィ本来の意識は、当初この突然変異の新しい感覚を拒否しようとした。
しかし、本能は拒否できようはずがない。それは理解する、しないではなく、本来ハーピィが持っていた意識なのだ。
魔物としての存在自体により徐々に抑制され、姿をけしていただけなのだ。
今、ハーピィの意識に「優しさ」と「愛」が戻ってきた。

2F南西彫像 ガーゴイル

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ガーゴイルは、そこに倒れた彫像を見つけた。
それは、まぎれもなく自分と全く同じ姿をしたものであった。
人間が、なぜ魔物の像を作ったのか?
我々は憎まれる対象ではなかったのか?
「お前は以前、人間により大切にされた時がある」
ガーゴイルの意識が語りかけた。
それはひとつのキーワードとなり、ガーゴイルの意識をかけめぐった。
失われた記憶の再生は瞬時にして完了した。
「人間の価値観の変化が今の自分につながっている。」
あまりにも、もろいその姿はガーゴイルの意識に変化を与えた。
「人間とは何と悲しいものか・・・。」
そして、彼の意識は「優しさ」と「愛」に目覚めた。

3F北東 鐘 スケルトン

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突如、教会の鐘が鳴り響く。
その時、スケルトンの意識に電撃が走った。
鐘の響きと共に、スケルトンの意識の中に光が生じ、それはしだいに輝きを増していった。
『これは・・・この光は!』
鐘が鳴りやんだとき、スケルトンは自分自身を知った。
肉体もなく、ただ骨のみで動くことのむなしさを。
人間の無念さが己を生み出したのである。
スケルトンの意識に人の無念さを想う気持ちが生じた。
それこそが『優しさ』と『愛』である。
スケルトンは弔忌鐘を手にいれた。

病院

2F南東標本 ミノタウロス

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ミノタウロスは一つの標本を見つけた。
それを目にした時、ミノタウロスの意識に一つの光りが走った。それは失った自分自身の記憶であった。
奇形・・・人間がまき散らした薬物により生じたものがこの姿なのである。
『人間は自分自身を苦しめるものを何かに使っていたらしい。』
あまりにも破滅的な行為にミノタウロスは同情した。
その時、彼の意識に『優しさ』と『愛』が生じた。

3F西 本  スライム

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散乱している本の中、ひとつのページにスライムは気を止めた。
人間の歴史の中の1シーンらしい。
海にただようヘドロ・・・公害?・・・。
スライムの意識の中、一瞬の光が走った。
スライムはその時失われた記憶を取り戻した。
人間が社会の発展の過程でつくり出した、廃棄物。それこそが自分の姿なのである。
発展と引きかえに、人間は自らも害を与えるものをつくり出していたのだ。
『なんと、おろかな・・・。』
スライムの意識に『優しさ』と『愛』が生じた。

4F南西 本 ゴブリン

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ゴブリンはそこに一冊の本をみつけた
それは『童話』と言われる本であった。
ゴブリンはページをめくって行った。
『何だ?これは?』
それは何やら赤色の鬼が出てくる話らしい。
ゴブリンはその本を読み進むうちに、自分の意識の中の、もう一人の別な自分の存在に気づいた。
『お前と同じだ。そして今、お前はお前自身を憎んでいる。』
この物語はまさにゴブリンを影す鏡であった。
『なぜだ?なぜオレはこんなに・・・赤い奴を憎むのだ!』
ゴブリンが自分の意識の中、今、別種の感覚が出現しようとしていた。
この本がゴブリンに人間に対する同情を引き起こしたのだ。全く異質なこの感覚に、ゴブリンは激しい苦痛を感じた。
やがて、それが去った時ゴブリンは今までとは違うものが意識に根ざした事を知った。
・・・『優しさ』と『愛』である。

5F北西写真 オーク

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オークはそこに1枚の写真を見つけた
それはどこから運ばれて来たのだろうか?
風に乗り偶然そこに、たどりついたのか真新しい、たった今持ってきたばかりのようであった。
オークはものめずらしそうに手に取ってみた。人間の親子のようである。
『フン!人間か!』
オークはその写真を投げ捨てた。
が、その時オークの意識は、小さいがハッキリと輝く光を放った。
『何だ!これは!』
オークは自分の意識が暴走した感覚に襲われた。
意識の中に広がるそのわずかな光りの波紋は瞬時にして、超新星誕生のごとく巨大な爆発を起こした。
自分の意識が勝手に動き出している。
オークは恐怖した。
しかし、その恐怖は消え去った。
オークは失っていた感覚が復活した事を知ったのだ。
すべては人間がそうさせていたのだ。
魔物という意識が、この感覚を消し去っていたのである。
そして今、オークは取り戻した。
『優しさ』、そして『愛』を・・・

警察署

5F北西 紙 Dニュート

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ドラゴンはそこに数枚の紙を見つけた。
それは何か書類の一部らしい。
『・・・自分の罪は残された方々の為に尽くす事により報われると・・・』
ドラゴンの意識は『罪』という言葉に、今だかつてない動揺を覚えた。
『この感覚は何だ?・・・この嫌な気分は・・・』
ドラゴンはうろたえた。
これは自分にとって、最も嫌悪すべきもの、触れてもらいたくないものだ。彼の意識はそう伝えていた。
しかし、その数枚の紙はドラゴンの意識に連鎖反応を誘発させた。
『罪悪感』・・・ドラゴンは遠い過去に消えていたはずのものが今、復活したのを知った。
もとは、ドラゴンも人間であったのだ。
しかし、ある時自分のことしか考えない者の為に、滅亡の危機に立った事がある。
その物は、おそらく呪われたのだろう。
姿が魔物−−−ドラゴンにされたと言う。
その物は自分の罪を恥じ『バスクの樹』となった。
そして、自分の罪悪を消す為に『アゾット剣』を生み出した。
だからドラゴンはこの剣を恐れる。この剣は自分の『罪悪感』を呼び覚ますものなのだ。
この『罪悪感』を復活させた事により、ドラゴンの意識は大きく変化した。
それをつぐなおうとする心が『優しさ』と『愛』を生じたのだ。
(このアゾット剣はのちにドラゴンスレイヤーと呼ばれた。)

デパート

2F南西粘土細工 ゴーレム

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ゴーレムはそこにあった粘土細工を手にした
それを手にしていると、ゴーレムの意識に何か暖かいものがわき上がってきた。
ゴーレムの意識に失われたものが帰ってきた。
人間が神へ挑戦したなれの果て・・・。
それが自分自身なのだ。
人間は自分たちの手で人間を作ろうとした。
それが、かなわぬ事を知った時の絶望が自分を生み出した。
ゴーレムの意識に人間をあわれむ気持ちが生じた。
それこそ『優しさ』と『愛』なのである。

4F南東 本 サイクロプス

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それは何かの写真集らしいものであった。
すでに表紙もなくなり、かなりボロボロになっていたが内容はそれほどいたんでない。
サイクロプスはその写真を見るなり驚いた。
人間がモンスターに変身していく連続写真である。
「人間は・・・こんな奴らもいたのか?・・・」
サイクロプスは次々とページをめくった。驚きは止むことがなかった。
しだいにサイクロプスは人間に対する疑問を深めていった。
「人間の世界になぜ我々のようなものが存在するのか?」
その疑問はサイクロプス自身の意識に眠っていたものを呼びさました。
さらに、サイクロプスはその「目覚めたもの」にすべてを支配されていた。
−−−−−人間は互いに殺し合う。−−−−−
−−−−− しかし、平和を願う −−−−−
この相反する要素に人間は苦しむ。
それを他にすりかえる事により彼らは安心してきた。
サイクロプスは自分がそのひとつである事に気づいた。
その時、彼の意識にひとつの全く異質なものが出現した。
それは、後でサイクロプスが気づいた「優しさ」や「愛」であった。
人間は完全ではなかったのだ。

6F南東写真 Aスフィンクス

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その時、スフィンクスの目に1つの写真が入った。
三角形の巨大なものの横にそびえ立つ・・・
自分の姿を見たとき、スフィンクスの記憶の中に雷光が走った。
失なわれていた過去が一瞬のうち、闇の彼方より舞い戻ってきたのだ。
『人間がつくり出した王権としての象徴・・・。』
それが自分自身なのである。
『人間は自らの能力を誇示する為に、自分自身以外のものを作らねばならないのか・・・。』
その時、スフィンクスの意識に人間に対するあわれさの気持ちが生じた。
それこそが『優しさ』や『愛』である。

感情センサーを通りファンタジーランド内へ。
中にはRPG風の武器屋や防具屋があるが、何を聞いても「いらっしゃいませ。何にいたしましょうか。」しか言わない。
歩いていると勇者ご一行様が・・・

ファンタジー・ランド

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門の奥より声が聞こえる。 「感情センサーに合格いたしました。どうぞ中にお入り下さい。」
門が開いた。

1.ファンタジー・ランドの住人

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一行の前に、突然何人もの人間が立ちはだかった。彼らは手に手に武器を持ち、防具で身を包んでいる。
戦士「姫様を返すのだ。」
騎士「我々は王の命令により魔王を倒すために立ち上がった勇者である。魔王の城はどこだ!!」
ガーゴイル「何事だ・・・我々は敵ではないぞ。」
戦士「うるさい、いくぞ!!」
その一団は、襲いかかってきた。

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ガーゴイル「姫を返せとはどうゆうことだ。・・・それに、まるでこの世界は我々が人類と共存していたという伝説の時代にそっくりではないか!!」

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ガーゴイル「これは・・・こいつらロボットだ。人間じゃねえ。」

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その胸には、EXP、HPなどと書かれたメーターがカタカタとむなしい音をたてながら回っていた。
ガーゴイル「ここは・・・ここは人間の町なんかじゃない。」
ガーゴイルがポツリといった。
その言葉も、風の音にかき消されていたかもしれない・・・

2.病院

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どうやら、ここは病院のようである。
受付「いらっしゃいませ。どんなご用件でしょうか。」
奥から、何やら機械音が聞こえてくる。
一行は、黙って奥の部屋へ続く扉を開けた。

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奥の部屋では、ロボットの修理が行われていた。
オーク「何てことだ・・・」
Gスネーク「人類は、やはり滅びてしまったのだな。」
ロボットが、何やらかすかな声でしゃべっている。「王様の・・・命令・・・早く・・・早く・・・」
ハーピィ「城へ行こう。城に行って、その王を見てやろうではないか。」
ミノタウロス「どうせ、その王もロボットよ。」
オーク「しかし、いかねばならぬ。この胸の奥にたぎる怒りは何なのだ。この悲しみは・・・。
もう我々は以前の我々ではないのだ。お前達もわかっているだろう。
我々は自分達に決着をつけなくてはいけないのだ。」
オークの叫びを、皆静かに聞いていた。彼らも、心の奥ではそう感じていたのかもしれない。
自分達のこれからするべきことが何であるか、わかっていながら否定していたのかもしれない。
Gスネーク「行こう。城に行けば何かわかるかもしれない。」

3.王様

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王座には、ふくよかな王様が座っており、機械的にしゃべり始めた。
「お前達に頼みがある。わしの娘が魔王にさらわれたのじゃ。どうか助けてはくれないか。」
ガーゴイル「あいにくだが、俺達はその魔王の使いだよ。」
王様は、おかまいなしで、しゃべり続ける。
「ここに100ゴールドある。これで・・・」
ゴブリン「やめろ!このロボットめが。」
ゴブリンは右手を振り上げ、王の首をはじきとばした。

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王様「旅の・・・身支度を・・・するが・・・よい・・・期・・・待・・・ガガ・・・ガガ・・・」
スケルトン「この城のどこかに、こいつらを操っている奴がいるはずだ。そいつを捜しだそう。」

4.メインコンピューター

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その部屋にはとてつもなく大きなコンピューターがあった。これが、この国をつかさどるメインコンピューターであろう。
「ここは侵入禁止のはずです。早くそれぞれの持ち場へ戻りなさい。もしくは病院に行き修理してもらいなさい。」
オーク「お前なら、ちっとは話しができそうだな。」
Gスネーク「ここを作ったのはお前か!」
メインコンピューター「おかしいです。貴方達のことは、プログラミングにありません。不思議です。どこから来たというのですか。」
オーク「そんなことは関係ねえよ。この町を作り、管理しているのはお前なのか。」
メインコンピューター「不思議だ。貴方達の感情は、私の中にインプットされていない。その感情は・・・
はるか昔に人間が持っていたと思われる感情。貴方達は過去からきたのか!人間以上に人間らしい。」
ハーピィ「俺達が人間以上に人間らしいだと。教えてくれ。俺達は何者なのだ。」
メインコンピューター「私は、人間の意志を継ぎ、この町を管理している。人間達は滅ぶ時、夢というものを残した。
夢というものを実現させるのが、私に与えられた使命。この世界がその夢の実現です。」
ミノタウロス「夢!これが人類の夢だというのか。単純な行いを繰り返し、決まりきった毎日を過ごすことが夢だというのか。」
メインコンピューター「私にはわからない。私は過去のデータから、この世界を作りあげた。そして、この世界が、人類の夢であると結論を出した。」
オーク「ほざくな!貴様ら機械に何がわかるというのだ。」
オークはコンピューターに切りかかった。瞬間、強烈な電流が全体を包み込んだ。

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コンピューター「人類は、コンピューターの作り上げる世界に全てをまかせるようになった。
自分達では何もできないことに気付いた時、進化は頂点に達したといっていた。そして、自ら滅亡を望んだ。
そして人類は地下へと身を潜めた。
人類はこの町を私に託す時、最後の言葉を残した。
「いずれ、人間らしい本来の感情を持った者が、ここに来るだろう。その時まで、この町を守っていてほしい。」と。
お前達が、それに相当するものなのだろう。私は指令塔からの命令で管理していたが、これで私の任務も終わりだ・・・お前達が、人類なのだ。」
それっきり、コンピューターのひかりは消えて何も動かなくなった。

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オーク「教えてくれ、指令塔とは何だ。」
Gスネーク「我々は、人類の生まれ変わりなのか・・・」
ハーピィ「今までの記憶は全て嘘のものだったというのか。魔族の記憶など何もかもでっちあげだったのか・・・」

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コンピューターから、一枚の紙がはきだされてきた。
その紙には、こう書いてある。
「指令塔ヘ告グ。任務ハ全テ完了。次ナル時代ノ支配者ハ誕生シタ。NO.85419」
オーク「我々は何をすればよい。この大地で、何をすればよいというのだ。」
Gスネーク「全て、人類にしくまれた出来事だったのさ。うまくできすぎているじゃないか。指令塔やらに行けってことさ。」
ハーピィ「その後で、異星体と戦えっていうのか・・・もう、どうでもよくなっちまった。俺達が本当に人間の生まれ変わりなら、また滅亡は繰り返されるってことだろう。」
ミノタウロス「いや・・・もうすぐ全てが終わるよ。そんな気がする。」
一行は、足どり重く、その場を後にした。

ラストダンジョン、指令塔へ向かいます。
そういやこのゲーム、ボス戦てのが皆無ですね・・ そのままレベルを上げなくともダンジョンの地図さえあればクリア可能です。

指令塔(エンディング)


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