枕元の計算用紙

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31日

あったらいい薬、あったら嫌な薬・・・どんな物が思い浮かべられますか?

あったらいい薬・・・ガン、エイズの特効&予防薬、虫歯の特効薬、風邪の予防薬、精神病の確実な治療&予防薬、人格障害につける薬、瞬時に跡なしに傷を治す薬、依存性の無い完全な鎮痛剤、あらゆる精神的依存症の特効薬、PTSDを治す薬、手足などが切断されても再生させる薬、手足の豆を瞬時に治す薬、水虫の特効薬、副作用の無い睡眠薬または睡眠の代わりになる薬、疲労を完全に取る薬、ニンニクの薬効を保ちつつ口臭を完全に防ぐ薬、本当に効く養毛剤、近視の特効薬、色々な肉体的能力の、一時的で副作用の無い増強薬、痩せ薬、空を飛べるようになる薬・・・。あ、薬理学的な薬品だけでなく、他の発想もありますか。例えば鋼に作用して錆びなくなり、耐摩耗性を劇的に増す薬とか・・・。

あったら、特に古代の技術で気軽に調合できていたら嫌な薬・・・頭のよくなる薬、不老不死の薬、男女を産み分ける薬、人の人格を壊して完全な服従をさせる薬、不死にして永久にとてつもない苦痛を与えつづけて発狂もさせない薬、無限大の快楽を与える薬、簡単に臓器移植ができる(奴隷をスペアに使っただろうから)ようになる薬・・・。

どちらか分からないのが・・・人を生き返らせる薬、善人(聖人)になる薬。

あ、より倫理観と想像力の高い医師を選ぶため、医師国家試験の問題としてもいいかも。専門家になれる知識を持つ受験者ならもっと色々な夢(または悪夢)の薬を思いつけるでしょうし。不老不死の薬や人を生き返らせる薬を、あったらいい薬と嫌な薬のどちらに入れるか等ではその人の倫理観も見えますしね。

30日

百年後か二百年後に移動ブラックホールが太陽系を襲うかどうかして地球が吹っ飛ぶ、と分かった時、人類は即座に他の恒星系に移住する準備を始められるでしょうか?

これは極端ですが、そう・・・大戦の時の「総力戦」概念、つまり国の生産力、政治経済システムをある目的に集中することは現在でも可能なのか、そして地球全体が何かのために総力戦を行うことは可能なのか。恒星間移住だけでなく、もしかしたら環境汚染からの回復にも世界全体の総力戦が必要かもしれません。

29日

クルミやどんぐりに近い感じで収量が多く、主食並みの炭水化物を含む実をつけて成長の早い木があれば。食糧問題に対する有効な解決策であると同時に、環境にもとても有益だと思えます。

森は草原(及び似ている畑)に比べて保水力が高く、表土流出や塩害が少ないです。また、広範囲な森は蒸散が多いため、気候そのものを変える力さえあります・・・砂漠地帯でも強引に植林すれば、時間はかかりますがまた雨が降る可能性があるのです。他の木も混ぜて、その食物の木をできるだけ多くした森を植えていって、それを拠点に人が暮らしていければ・・・特に荒廃して砂漠化している地域には有益だと思えます。

現存する果樹やクルミ、オリーブなどでも積極的に(混合)植林して、それを食糧確保の核にして・・・不可能でしょうか。まあ、アフリカの最貧国でそんなことをしても、多分木が育つ前に切り倒されて薪にされるでしょうけど。なら、火ができるだけ要らないように太陽光調理具も配・・・りきれないですし、使いこなせないかも。どの道難民のいる所には希望はないのでしょうか・・・。

28日

人間の自由意志はどの程度のものでしょう。流れる木の葉や転がるパチンコ玉の自由意志程度?それとも飛び出した中性子がいつ崩壊するかの自由意志程度?

つまり、乱流のように「各過程は決定可能な古典物理の範囲内だが、多数の事象が複雑に絡み合った結果初期条件に鋭敏に反応するため、事実上予測不可能」なのか、または不確定性原理が関わって「確率的な予測しか原理的にできない」状態なのか。電気と化学に支配される神経系、そして周囲の、つまり自由意志を問われる決断を強いる状況の複雑な作用の結果でしょうか。我々の体を見る限り、不確定性原理が問題になるスケールの問題は無さそう(ロジャー=ペンローズ博士は脳細胞の微小管で起きている量子力学的過程が意識に関わっている、と主張していましたが)ですから、本来決定されているけれども天気同様予測できない、というだけなのでしょうか。

その自由意志をテストするための選択は、例えば分岐している道のどちらに行くかは統計的に一定の分布をなす・・・つまりパチンコ玉がどの穴に入るかと同じ、一つ一つについては簡単には予測できないから一見自由でも、全体としては確率を予想できる、そんな感じでしょうか?

27日

危険な情報は悪でしょうか?例えば「人の殺し方」「拷問のやり方」などはどうなのでしょう。これらの情報の蔓延が凶悪犯罪を生んでいる、という論法もあるのですが、これらの情報は特に暴力を含む作品をリアルに描写する作家にとっては必須です。あえて言うなら、「サリンの合成法」「原爆の作り方」でさえも、ジャンルによっては作家にとって必要なものです。

では、そのような作品も全て悪なのでしょうか。この世には汚れた情報は必要ない、美しいものだけでいい、のでしょうか?また、本来悪でなくとも悪用できてしまう情報も多い・・・悪い情報といい情報を区別することは可能でしょうか。そして、子供を悪い情報から保護するべきなのでしょうか。
僕には、それはもう不可能だから情報に耐えられるだけの知識を先手を打って早めに叩き込むしかない、と思っています。ホラーやアダルトビデオから、子供たちを隔離することは不可能ですからそれに触れると思われる年齢の、さらに前に触れても害が無いような知識と情操を与えておかないと・・・それがいいのかはともかく。

26日

車の法的最高速度と性能最高速度は大きく食い違っています。合法的に車が日本で出せる速度は取り締まり中のパトカーを除けば時速100kmが限度です。でも、小型車以外の車には大抵時速180kmまで速度表示があり、恐らく最大限加速すればそれ以上に出ると思われます。時速400km近く出るとされる高級スポーツカーも数多くあります。それに一体何の意味があるのでしょう。

初めから時速100km以上出ない、それ以上を出そうとするとアクセルが切れ、自動的にエンジンから減速するシステムなら安全では?緊急車両はそのシステムを特別に取り付けていなければいいのですし。

また、全ての道路で、少なくとも時速10km、場合によっては30km以上の速度超過が常習的に行われています。正直に言って、制限速度を忠実に守る運転は周囲にとって迷惑に他なりません。これも・・・そう、速度標識から電波信号が出ていて、速度超過をするとアクセルが無効になり、自動的に減速するようにして、速度超過を不可能にしてしまえば事故は減るのではないでしょうか。

でも反面、速度制限が現実に即していないと言う見方もできます。

25日

テレビは将来どうなるのでしょう。そして、現在店頭での中大型テレビの標準と化しているワイドテレビの意味はあるのでしょうか?

ハイビジョン、デジタル放送、ケーブルテレビなど様々な将来像が喧伝されています。でも、いつになってもそれが実現する様子がありませんし、あくまでテレビは・・・今まで通り、地上波のNHK+教育、それに基本的な民放、それにローカルテレビ、場所がよければ放送大学やテレビ東京系、それにある程度の収入があればBSとWOWOWです。ケーブルテレビcrCSはまだまだ普及できる価格水準ではないですし。

このままどうなるのか、次にどれくらいの価格のテレビを買わなければならないのか、インターネット接続機能などは現実的なモデルにつくのか、ハイビジョンはどうなるのか・・・今は期待より不安が大きいです。

24日

たくさん食べて肥満して医療費を増やして・・たとえ寿命が短くなっても経済全体にとっては+では?節制して健康に過ごすより、明らかに大きな消費になるのですから。あ、節制している人はスポーツ用品で消費している・・・いや、食費と医療費のほうが比較にならないほど大きいです。

そのように、本来よくないことが経済全体にとって+であることは他に何があるのでしょうか。あ・・・現代の生活自体、環境にとって−でも経済にとっては+ですね。

23日

ほとんど意地のように各種保険をかけない人がいます。特に生命保険やガン保険、地震保険などで、入っていればよかったのにと後に悲惨な目に逢うのをよく見ます。一体なぜ、保険を忌避する心理があるのでしょう。そして、それは日本人だけのものでしょうか。

やはり言霊信仰でしょうか?全てが確率の問題で、保険に加入したことはほとんど(ごくわずかな偽薬効果を除いて)現実にそのような災難に遭うかどうかに関わりがない、と考えず、縁起が悪い、考えたくないから保険に入らない、のでしょうか。それとも、何か・・・保険業自体に偏見があるなどするのでしょうか?

22日

コンポストによる生ゴミの堆肥化を義務づけられないでしょうか?確かに行政による補助金はありますが、根本的に生ゴミを始めとする生物ゴミはゴミとして処理されてはならないはずです。

生ゴミを堆肥化する技術は既に確立しています。なら、全ての家庭および事業所にコンポストまたはミミズ処理機の設置を義務づけ、その堆肥を引き取って・・・堆肥は行政がただで引き取るが、ゴミの中の生ゴミには高額の処理費を各家庭に持ってもらう、そしてその堆肥は・・・確かに不純物の恐れもありますからそれほど優良な堆肥ではないですが、利用価値はあるはずです。

21日

横浜、神戸、長崎がイギリスの租借地だったら?話を単純化するため、他の全ての歴史的発展を現実と同じにして、ただ幕末期政府(幕府)のミスによりこの三つの主要港がイギリスに香港と同様1999年まで租借されていたとしたら。もちろん、太平洋戦争の開戦時に接収したでしょうが・・・それはそれで、戦後またイギリスの租借権が認められたとして。

文化的にはどうだったのでしょう。租借地内での、人種差別的な取り扱いに日本人の精神はどう変わったでしょうか?卑屈さを持ってしまい、独立自尊の気概を失ったでしょうか。または中国人より強く反発し、人間として扱うことを認めさせたでしょうか。そして、そのような強い文化の流入口をもち、またキリスト教が圧倒的に強い場所(現在も横浜、神戸、長崎は教会が多いですが、もし租借地だったらキリスト教の強さは比較にならないはず)が国内にできることは日本におけるキリスト教の発展と文化にどう関わったでしょう。

そして、その雰囲気はどうなっていったでしょうか。香港のような雑然とした、色々な文化が融合した独自の文化を生み出したのでしょうか?それともより日本らしい、清潔で豊かな商業都市になったのでしょうか。治安はどうなっていったでしょうか。あ、工業的な重要性も忘れていた!特に横浜周辺は非常に重要な工業都市でもありますが、その中心が失われるというのは日本の経済にとって小さいことではないですが・・・そこはどうなるのでしょうか。

20日

本当の善人と、「善人の演技をいつもしており、装っている事実さえ抑圧して自分でも自分が善人と(適切な反省も含めて)している」とは違うでしょうか?もし違うのであれば、本当の善人とはいるのでしょうか。宗教・・・神の助けを待たなければ不可能なのでしょうか?

それがもし、本当は深く分析してみれば演技・・・偽善に過ぎなくとも「よきサマリア人」であれば善人なのでしょうか。それとも、無意識の構造自体が善人にできていなければ意味がないのでしょうか。

19日

天皇が日本の歴史でお飾りであり続けたのは、独自の手足・・・軍事力と諜報組織(八瀬童子とかの時代小説ネタは除く)がなかったからではないでしょうか。律令制でもそれほど武官を重視してはいませんし、明治維新以後の戦前にも天皇に直属して情報収集をしたり警護をしたりする、内閣や元老院などの許可を一切必要とせずに動く独自の手足はなかったようです。近衛隊も軍隊の一部のようでしたし。信頼できる歴史の中で個人として武人であり、直接軍を率いたのは天武天皇くらいです。

ではなぜ、天皇に手足がきちんとなかったのでしょうか?なぜ天皇自らが軍事的な力を直接握ることができなかったのか・・・。藤原氏が急速に進出、官僚機構を軍事力ごと支配したから?もともと軍事の発想が非常に小さかったから?天皇の役割自体が祭司だったから?一体・・・。そして明治維新の後、なぜ本当の力を天皇に与えようとしなかったのか、はまあ簡単、元勲がせっかく得た自分の権力をわざわざ手放すことはないからで、天皇は初めからお飾りだったからでしょう。

18日

特に大蔵省の役人が、不況脱出のために思い切った構造改革をしないことについて非難が集まっています。でも、よく考えてみて下さい。もし何か大きな改革をして、それが・・・最悪の事態、世界大恐慌の引金になったら?

「先送りで日本を潰した」という汚名と「世界大恐慌のA級戦犯」という汚名、どちらを選びますか?そして、多くのリスク・・・自分を支えている前例、職場、多くの人間関係、それぞれ家族がいて、その家族に世話になっている先輩方(天下りOB)の生活、それら全てをぶち壊して強引に改革を行い、その結果が恐慌だったら・・・どう責任を取るというのでしょう。正気で責任を取れる事態とは思えません。あえて言えば、信長のようにすべてをぶち壊して虐殺をも辞さないほどの覚悟の持ち主なら、その全てを賭けられ、それに人をついてこさせる馬力とカリスマの持ち主・・・がでないような、それを防止するような教育体系になっています。

一度、世界恐慌の責任がどんなものか・・・想像してから物を言いたいものです。そう、GNPが半減、失業率が10%を越えて世界全体の経済が沈滞、日本でも餓死者が出、トヨタ、ソニーなどの超大企業さえ倒産、金融システムは完全に麻痺して国債もジャンクに・・・世界全体が破産状態、特に発展途上国は無政府状態に、その他諸々の地獄を、それを自分が引き起こしたと未来の教科書にも書かれる・・・否、核戦争の危険さえある以上その未来の教科書が出るかどうかも分からない、その責任をだれが取れるというのですか?

17日

SDIや、その現実版MNDのような、弾道ミサイルを迎撃するシステムについて考えているうちに、ふと思ってしまったこと。他にも日本の防衛についてでこれを考えた人がいますが、宇宙戦艦は本当に無意味なのでしょうか。

地球周回軌道でパトロールを行い、核ミサイルからの防衛、いつ地球を襲うか分からない超巨大隕石の迎撃の双方を行える、文字どおりの地球防衛システム。宇宙で建造され、帆の様に広がった巨大な太陽電池パネルと小惑星迎撃用の巨大核ミサイル、弾道ミサイル迎撃用のレールガンとレーザー砲、そして即座に発射して大気圏に再突入、標的を確認したら追いつめた上で大気圏上層部で細かい破片になり、散弾銃のようにミサイルや弾頭を迎撃するミサイル、発射地点の上空で爆発して核ミサイルの電子頭脳をずたずたにする電磁パルス強化核ミサイルなどを搭載し、地球を守っている・・・。そして普段は一種の宇宙ステーションとして内部で宇宙船を建造、発進させたり様々な実験や観測、特に地球に接近する恐れのある小惑星の観測を行っていれば。

もちろん、その宇宙戦艦が暴走した時に地球の諸国が守りようがないじゃないか、という意見はあるでしょう。でも、核ミサイルを大量に積んだ戦略原潜と、地球は何十年も共存してきました。宇宙と深海、似ている・・・というより通信の難しさはロシアで起きている事故を見ても分かるように、深海のほうがはるかに深刻です。高度な訓練と地上からの徹底的なコントロールさえあれば、閉鎖的な環境で大量の核兵器をコントロールするだけの意思力は人間にはあるようです。少し心配なのは内部からテロが起き、ハイジャックされることですが・・・宇宙船をハイジャックできる組織なら戦略原潜でもハイジャックできるでしょうし、そんな事件がなかったということはその心配はない、ということでしょう。もちろん、とんでもなく金がかかるでしょうが。

16日

天皇の、個人としての資質、能力が日本の歴史に関わったことがあるのでしょうか。歴史的に、本当に実権を持っていた時代は余りにも少ないのです。大化の改新までは貴族連合の首長兼大祭司の役割だったようで、実際に立法権、司法権だけでも強く駆使したのは改新から持統天皇の時代までに見えます。それも、藤原氏の役割が補佐に留まっていたのかどうか。余りにも藤原氏の権力が強すぎます。それ以降は藤原氏がしっかりと実権を握り、武家に移って、一時後醍醐天皇が無理に新政をしようとしましたが、それもほんの一時で後は完全に武家政権で天皇はお飾り。

戦前はどうだったのでしょうか。明治天皇はとても尊敬を集めていますが、文字どおり主権者として国の方針そのものを自分の意志で決めていたのでしょうか?それはないです。基本的に憲法起草から全てが元老の合議、それから時代の推移につれて財閥と軍閥などの力関係を含む政党政治、そして軍閥の独裁・・・軍閥は天皇を高く高く戴きましたが、その天皇自身の意思を一々聞いて忠実に実行した、ということはないようです。あ、でも特に昭和天皇が終戦の聖断を除いて人形、とされているのは天皇を弁護する手段、という見方もできるのですが。正確な情報を上げていなかった(と言っても、全ての正確な情報を持っている人などいたのでしょうか?せいぜい自分のいる局の持つ情報程度では?)とも言われています。正確な情報を与えられていない人間が本当に国の舵を取ることはできないです。

明治憲法は一見天皇の独裁制ですが、実際には寡頭制をとって天皇自体は署名人形だったようです。でも幕藩体制でも、ほとんどトップである将軍や大名自身は単なる生殖機械兼儀式上の人形でしたから、この・・・建前は独裁制、真実は寡頭制的な官僚制・・・これが日本の本質なのでしょうか。

実際、もし正気の人間が完全に自分の意志通りに国を動かすことができ、しかも全ての情報がしっかりと届けられるのであれば太平洋戦争は考えられなかったかも。でも・・・生まれで選ばれる独裁者には質の保証ができないことと御家騒動の危険があり、選挙で選んでももし終身だったら人間が変わる危険が常にあります。

15日

「初心を忘れない」。これがなんと難しいことか。口ではいくら分かっていても、しっかりとそれをとっさの場合にも実行することのなんと難しいことか。

ちゃんと人間でいることはとても難しく、時々人間には無理なのではないかと思います。「普通」の一言にあまりにも高い要求を含む、日本社会のせいかも知れませんが。でも車の運転の時や火や刃物を扱う時など、初心を忘れると命取りであることはとても多いです。

14日

犬の調子が悪いです。こんな時、人間なら強力無比な強壮効果を発揮する、ニンニクなど硫化アリルを含む香味野菜が使えないのが残念です。

ニンニク、玉ねぎ、ねぎなどを無害化できるのは人間の特技のようです・・・とてもありがたい効果です。

13日

文明人としての人類に、精神ではなく肉体的に不要な機能とあったほうがいい機能は何でしょうか。

あったらいい能力ですが、

では、現代の人間に不要な能力は?

12日

薬局にある救急用品、特に噴霧できる消毒薬は皆家庭用サイズで不便です。僕はできるだけ身につけておきたいのですが・・・。考えてみますと、特に背広&書類鞄の「男の最も一般的な」スタイルは、大半の道具の装備を拒否しています。なんとか携帯電話を許容しているくらいです。

できれば、背広スタイルに何らかの形でより多くの物を持てるようにして、そして常備薬とタオル程度はそのポケットに入るようにしてもらいたいものです。

11日

同じ120円で、同じコカコーラが場所によって、250ml、350ml、500ml缶入りで売っています。また、500mlペットボトル入りは150円です。おかしくはないですか?

例えば、山奥の自販機のジュースが一缶200円でもそれは納得できます。そこに運び上げるのに費用がかかるからです。また、1.5リットルペットボトル入りと缶入りでは単位体積あたり価格が大きく違っても当然ですし、自動販売機で冷やされている缶とアウトレットで箱を開けただけで放り出されているのの価格が違っても納得できます。

でも・・・同じく自動販売機で500ml缶があるのを知りつつ250ml缶を買う気にはなれませんし、150円出してペットボトルを買う気にもなれません。

10日

RPG;ロールプレイングゲームの多くは主人公は壮大な目的のために旅に出ます。でも、その目的の余りにも多くが最終的には「魔王を倒し、姫を助け出す」ために限定されています。

神話の旅にはバラエティ豊かな目的があります。アルゴナウタイは王座のために金毛羊皮を取り戻そうと、ギルガメッシュは永遠の命を得るため、円卓の騎士団は聖杯を探し出すため、スサノヲは追放されて、オデュッセウスは単に遠征から故郷に帰るため・・・。

そして、さらに驚くことに・・・大筋は現実に、そしてあまりにも多くの日本製ファンタジー(アニメ、コミック、ゲーム)の元祖として玄奘三蔵の大冒険が、単純に宗教的な使命感から「経典と真の仏教を本場で学んでくるために」行われているのです。RPGで宗教留学して本を買ってくるために大変な冒険に出るなどは想像できません。

そういえば日本人には、そのような宗教的なものに対する渇望はないのでしょうか。それとも現代人には理解できないだけでしょうか?昔空海や最澄は死を覚悟で海を超えて留学したものですし、隠れキリシタンはあれほどの弾圧に耐えつづけてきたのですから全くないとは思えないのですが、かといって宗教的な知識や聖なる物を得るのが目的のRPGが日本市場で受けるとは思えないです。人間の本来の最も重い要求の一つ、「真理の希求と死の克服」を日本人は、そして多くの現代先進国人が無視しているような気がしています。まあそれを・・・RPGで得るのは無理でしょう。

他の現実の大冒険ですが、コロンブスのアメリカ大陸発見は香辛料欲しさ、エル=ドラード探検は黄金欲しさ、そしてアポロ計画は国同士の意地の張り合い・・・いやはや、魔王を倒すとはえらい違いです。

9日

インターネットのホームページは莫大な数になっており、社会を変えるともいわれています。では、そのホームページの世界に変化はないのでしょうか?

僕が心配しているのが、現在のように個人ホームページを作り、維持していくことが難しくなり、残された企業などのホームページが皆、現在のテレビが視聴率に支配されているようにアクセスカウンターに支配されるようになることです。その可能性はないのでしょうか?

できるだけ、人気のない個人サイトも淘汰されることなく、ありのままのネットでいて欲しい気もしていますが、それはそれで厳しいのではないかと言う気もしています。今のように淘汰がない状態で、それがいいのかも正直わからないです。

8日

人類は進化すべきではないのでしょうか?

人類の全個体に、平等に優劣によらない不可侵の生存権を与える現在の文明の前提では、ダーウイン的な進化は不可能です。かといって、その優劣をどう判別するかも遺産相続、金のかかる教育と言うものがある以上、公平にするのは本質的に不可能です。

今後、特に金持ちが自分の子供を遺伝子改良することでゲンリッチ(遺伝子改良を受けた)とナチュラル(人類原種のまま)に分化するのではないか、と言われていますが、それは進化と言えるのでしょうか。

また、突然変異を誘発する・・・環境にばらまかれた核物質や化学物質によるいい方向の突然変異は期待できないのでしょうか?

7日

親子でも、人間と人間ですから相性はあると思います。

人間の好き嫌いはある意味どうにもならないです。どうしても仲良くなれない、お互いに好きになれない人はいるものです。もし運悪くそれが親子だったら、どうしても嫌いであることはやむを得ないような・・・その時にどうするかが見えません。

特に子供にとっては、親にどうしても拒否される、というのは自分の存在を根底から否定されることを意味しています。それによって無用な罪悪感や、その嫌悪感に対する反発から様々な人格障害を含む精神のハンディキャップを背負ってしまう恐れはないのでしょうか。

あ、それ以前に・・・相性とは何でしょうか!

6日

「マンハッタンに水爆が落ちた日」という映画は不可能でしょうか。それとももしかして、僕が知らないだけでもうあるのでしょうか。

ある物憂いまでに晴れた正午、ニューヨーク中心部マンハッタンにTNT2メガトン相当の水爆が投下された。と・・・広島、長崎について日本人が語られてきたのと同じような、のどかな家庭や忙しいオフィスが一瞬で崩壊し、ぼろきれのように垂れ下がっている皮膚を引きずって歩き、また折り重なってうごめきながら「水、水」と崩れた手を差し伸べる人間たちの姿をCGなどを含めた最新の特撮を駆使して描写します。そこでは誰が投下したか、その前後の政治的動きは、報復は的確に行われたかなどの外部を一切無視して徹底的に被爆者を描きぬく・・・。

それを欧米人に見せつけない限り、特にアメリカ人は自分が何をしたか金輪際分からないのではないでしょうか。

5日

人間の攻撃性は、どうにかできないものでしょうか。自分の中にある攻撃性を制御するのに疲れた時、そして人からの攻撃を感じた時・・・。遺伝子的に、または外科的に取り除いてしまいたくなることがあります。

攻撃性をどう使うか、というのは、特に上下関係の確立においてとても重要な要因ですが、それを勝手に開放することはとても危険です。

もちろん、攻撃性は人間を人間らしくする重要な要因ですが。

攻撃性の他にも、サバンナでは有効でも現在のコンクリートジャングル、そして未来において宇宙に移住する際には捨てたほうがいいものは色々あるような。

4日

結局、やはり千葉すず選手は五輪出場できなかったようです。

アメリカの、その日に風邪をひいたら終わりの一発勝負主義と、日本の密室決定・・・とても対照的な気がします。アメリカのやり方なら限りなくオープンですが、有力選手でも変なことで落ちる可能性があります。逆に日本式では、あまりにも不透明で組織内の力関係が選考に入る恐れがあります。

3日

日本の組織で何か不祥事や過失事故などが起きたら、記者会見などで謝るのは普通、それをした本人ではなく上司です。これでいいのでしょうか?もちろん、監督責任を問われるのは当然でしょう。ミスを本当に犯すのは普通、権力の小さい現場の人間ですから、その本人に責任を負わせて謝らせるのは酷かもしれません。でも、やはり納得できないのです。

また、これと似た構造に連帯責任があります。これは・・・まあ、一人が木の枝を踏み潰して部隊が全滅することはありますから理解はできるのですが、いまいち納得ができないです。少なくとも、連帯責任で怒られている時には、自分は悪くないのに、と内心で舌を出していることが多いです。

記者会見で謝っている社長なども、同じようになぜ自分が謝らないといけないのかと文句を言い、謝るのも自分の仕事だと我慢していることが多いと思います。それでは誠意が出ないのも当たり前ですし、逆に表で謝らなくてもいい、組織の中で上司に謝ればいい過失事故や不祥事を犯した本人は責任感覚が鈍るのではないでしょうか。

僕はできることなら、何かあったら本人がきちんと謝る社会であって欲しいです。

2日

日本は老人に優しくない社会、とよく言われます。考えてみると不思議な気がします・・・これほどに国会議員、特に閣僚に老人が多いのに、なぜその老人の声が政治、社会に反映しないのか。

やはり国会議員はお飾りで、本当の施策は壮年期にある官僚がしているからでしょうか。でも、官僚も老人であるOBのほうが強いはずなのに、なぜ彼ら老人にとって都合のいい様に社会を作らないのでしょうか。

1日

素粒子物理学の最大の問題の一つ、「CP対称性の破れ」について、新しい実験結果が筑波の高エネルギー研究所で出てきたようです。

神岡のニュートリノ観測装置(本来は大統一理論(既に確証されているワインバーグ=サラムの電磁気、弱い核力の統一理論に、さらに強い核力・・・直接核反応で出てくる力を統合した理論)を実験的に確認するため、大刀率理論の予言している陽子の自発的崩壊を観測しようとした・・・が、全然崩壊していない。副次的に始まったニュートリノ観測のほうが本業になっているようだ)、カミオカンデ→スーパーカミオカンデも色々と活躍していますし、実験のほうでは日本の物理学も結構頑張っているようです。

それにしても、本当に不思議だと思いませんか?反物質と物質の、ごくわずかな性質の違いがこの世界を生んだ、という信じられない・・・物理法則の微妙さに。対称・・・究極的な秩序に限りなく近い、でもそれが微妙に崩れることが、この世界の小さな秩序を生んでいる。