枕元の計算用紙
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テロに屈したら、テロをコントロールできなくなったらどんなに悲惨か、アルジェリアを見れば分かります。
もし核、生物化学兵器を用いた大規模テロを抑え切れなければ・・・
「なぜ武器を持っちゃいけないの?もし襲われたらどうするの」
「そういうときは、お巡りさんに言うの。自分で武器を使って戦っちゃいけないの」
「じゃあ、悪いお巡りさんが襲ってきたら?」
どう答えますか?
警察はどこに行くのでしょう。改革に成功して信頼を取り戻すのか、または失敗してうやむやに忘れられるのか、または全面的に崩壊するのか、一種のクーデターを起こして警察国家を作り、文句自体を封じるのか・・・
警察に対する信頼がある程度以上失われたら、皆が武装したがるのではないでしょうか。でも、日本はそれを嫌がる心理が強いのでどうなるのかはわかりません。
憲法九条と天皇制の存廃について、早めに国会で発議して国民投票に持ちこむべきでは?
はっきりしないことが一番いい、では空文憲法をずっと続けるのでしょうか。
アメリカは、アフガニスタンを完全に制圧するか、手を出さないかどちらかしかありません。その事は理解できていると思います。
ただし、かなりの抵抗と泥沼は覚悟すべきかも・・・一つ希望的な要素が、タリバーン自体カルト的な要素が強い上に恐怖政治を敷いている点です。正統派のイスラム教と寛容、それに薄めた自由と平等の概念、とうまく理想を作り上げて逆洗脳すれば、ある程度は民衆の支持を得られるかも。
もしできなければ泥沼です。それも、敗北宣言のできない泥沼です。
酒、煙草、刃物、レンタルビデオやエロ本などは身分証と同じ情報を持ち、任意に銀行から金額を入れることができる何にでも使えるプリペイドカードでしか支払いできないようにすればどうでしょうか。
性急に従来の財布を廃止するのではなく、そのカードでもなんでも買えるけれども、と。
また、年齢制限も従来のように一律ではなく、色々な(予防精神医学を兼ねた)面接や試験で判定した一人ずつの「精神年齢」を記入していれば、より柔軟に対処できるでしょう。
江戸時代は、経済的にはどんな社会だったのでしょう。
初期は農村での米生産を中心とし、それを年貢として徴収して武士の俸禄として配り、武士はその米を商人に売って生活費を工面する、これが基本だったはずです。
工業生産は比較的少なく、原料は農民がある意味副業として生産し、それを主に都市部で加工、売買していました。でも、反面全国を大阪を中心に結ぶ物流システムが完備していました。交通とその安全性については、同時代の世界で類を見ないレベルです。
また、都市部と農村が下肥で結ばれ、かなり高度なリサイクルも行われていたようです。
そして、政治的に成長を抑制していたのも特色で、発明を犯罪扱いして技術革新を抑え、そのために農村部では間引きという悲劇的な形で人口を抑制していました。
教育の完備も特徴です。
土地売買が禁止されていたことを含め、商工業は非常に強い規制とギルド制で管理されていました。
他・・・全体像がいまいちつかめません。
泥沼化が予想されるアフガンへの侵攻ですが、なぜGHQが日本でやったような占領を目指せないのでしょう。
アフガンの人口より多い多国籍地上軍を投入し、住民一人一人を厳重に監視、徹底して武装解除して治安を回復し、その上で食料を安定して供給し、教育制度を作り直して民主化を図る・・・これは無政府状態の途上国を再生する壮大なプロジェクトであり、コンゴやソマリアなど他の国でも応用できます。莫大な費用と人員、そしてゲリラによる犠牲が予想されますが、兵力の逐次投入は泥沼しかありません。
アフガニスタンの軍事力とはなんなのでしょう。自分は世界征服をする力はない、でも世界全軍がかかっても多分負けはしない力を持っている・・・あのソ連軍に完全勝利したのです。米軍相手でも変わらないでしょう。
泥沼に踏み込んだ、と分かった瞬間、いつ撤退するか・・・敗北宣言をする勇気がもてるかどうか。
そして、もしイラクとの同時全面戦争になったら・・・不安が大きいです。でも、ここはなんとしても秩序を取り戻さないと、そのために動かない限り誰も安心して眠れません。
かなり悪質なコンピューターウイルスが出回っているそうです。心配なのは、テロとは関係ないかです。
大規模な、原発や生物、化学兵器レベルのテロと強力なコンピューターウイルスを同時に使われたら、今度こそ非常に深刻な事態が生じかねません。
今回のウイルスは、インターネットエクスプロラー&アウトルックエキスプレスのシステムの弱さをついているそうです。普及しているから標的になりやすい、のなら、生物が全てクローンではなく、個体ごとの差が伝染病による全滅を防いでいるように、一つ一つ微妙に変えるのもいい免疫になるのでは?全体に不安定になるかもしれませんが、致命的な変異が起きてしまったら交換すればいいですし。
国旗国歌、反動歴史教科書、靖国参拝、ガイドライン法、憲法改正の動き、破防法、国民総背番号制・・・これらが「いつかきた道」に通じると危惧する人は、逆に現自民党政府が最終的にどんな日本を作るつもりだと思っているのでしょう。
まず憲法から九条を除き、普通の軍を持つ。そして他国の攻撃、テロを自作自演し、反撃として戦時体制を整え、破防法や国民背番号制を用いて国民の自由を一気に奪い、徴兵制を導入する。
そして教育勅語を復活させ、子供たちに天皇中心の忠君愛国を叩き込む。
新しい世代は階級意識を生まれつき叩き込まれ、不況と戦争で一般市民の生活はどん底、逆に特権階級はますます豊かになって新しい貴族階級を形成し、急速に官僚の子は官僚、農民の子は農民、工場労働者の子は工場労働者、フリーターの子はホームレスか犯罪者の社会になっていく。
最終的には貴族階級が贅沢三昧をし、侵略戦争をあちこちで起こしつつ国内的には監視カメラと全国民に埋め込まれたICチップ、秘密警察制度によって国民は一切自由も人権もなく、遺伝子さえ組み替えられて奴隷と家畜の中間のようになる。
こうして、天皇中心に江戸時代にも似た秩序が国の隅々まで満たす素晴らしい神の国が完成する・・・?
日本人の新しく漢字を作る能力は、近代化の時にはなかったようですね。漢語風外来語には見事な才を発揮しましたが。
そして、それより少し前の話ですが、キリスト教が漢字圏で支配的にならなかった理由の一つに、「God」の適当な訳語がなかった、という問題を思い出しました。
中国では「上帝」「天」などの訳語を考えては否定され、ついに混乱の中で「お化け」に近い意味を持つ「神」を使ってしまい、日本でもカミとの概念の違いで混乱した挙げ句「大日」をあてたり「ゼズス」「デウス」とカナ読みをしたりして、結局「神」を使う羽目になった・・・
でも、中国にも日本にも訳せる言葉がないのですから、「ゴッド」の読みを何か・・・「十」「空白の丸(○)」、「大きな点(・)」などににあてたほうがまだよかったのではないでしょうか。
そういえば中国にもユダヤ人は来ていたようですが、彼らとの交流から一神教の意味での神を意味する漢字が生まれなかったのは何故でしょう?
「と学会」という、ノストラダムスの大予言など荒唐無稽なことを言っている本をギャグとして楽しむ団体があります。
では、その見方で世界中の宗教を楽しんだらどうなるでしょうか。特にカルトの教義は笑えるでしょう。イスラム教を笑い飛ばすのは危険が伴いますが・・・
そういえば、このテロは予言されていませんでしたね。99年7月だったら大当たりでしたが。
今回のテロは、イスラム圏のみのネットワークでしょうか。他に協力した組織はないのでしょうか。共産主義、北朝鮮、中南米の麻薬組織などの関与は・・・
タリバーンを潰し、ラディン氏を殺せばすむ問題ではないでしょう。恒久的なテロ対策が必要です。
テロを完全に無くそうとすれば、必然的に市民の自由をかなり制限せざるを得ません。
自由の敵と戦おうとして、自由を制限してしまう・・・でも、かといってテロに屈服し、恨みを忘れて笑顔で手を差し出しても更に手ひどくやられるだけでしょう。
乗務員だけが押せる緊急ボタンを押すと、全ての席の下から弾丸が装填された拳銃が出てくるなら、特に皆が銃に慣れているアメリカでハイジャックは誰にもできないでしょう。
ふと考えて、愕然・・・犯人たちの行き先は、天国と地獄どちらでしょう。そして今、あの世でモハメッドは神に怒られているのでしょうか誉められているのでしょうか。
皆が地獄に落ちろ、と叫んでも、犯人たちは紛れもなく「アブラハム・イサク・ヤコブの神」への絶対的な信仰から命を投げ出したのです。イスラム教の上では殉教に他なりません・・・無条件で天国行きの。少なくとも旧約聖書時代の「神」の性格から言って、咎めるどころか誉めるような気がします・・・
それに、彼らが行いから地獄に落ちるとすれば、なら魔女裁判時代の人間は深い信仰にもかかわらず聖職者を始め事実上全員地獄行き、ということになります。
天国と地獄を分けるのは行いの善悪か、信仰か。もしどちらも関係ない、神の人間には気まぐれにしか思えない選びだけだとしたら、どうやってそのような神を信じる事ができるのでしょう。
なぜこんな大規模なテロをCIAやFBIが見逃したか考えて、一瞬自作自演劇という言葉が出てきました。戦争をしたい軍産複合体が、これはいくらなんでもありえないでしょう。完全に隠し通さない限り、自分たちはもちろんアメリカそのものがバラバラになる危険があります。
でも、真珠湾攻撃との連想で・・・当時、ルーズベルト大統領は日本の通信を解読して真珠湾攻撃の計画をつかんでいたにもかかわらず、アメリカ世論を参戦に向けて誘導するため必要な措置を取らなかった、という説があります。それがもしかしたらこのテロにも当てはまるのでは、と疑ってしまいました。まさかここまで大規模で極悪非道とは知らず、単に大規模なテロとのみ聞いて、戦争で軍産複合体を潤し、恐慌を回避して政治的な求心力を得るために情報を見逃した・・・そうではない、という証拠は永遠にない以上、永遠に疑惑だけが残るのでしょう。
青天の霹靂とも言うべき大規模テロに、衝撃を抑えられません。全く予想できなかった、想像もしていなかった、地下鉄サリン事件直後と似たような、それでいてより大きな恐怖です。ニューヨークが核爆弾やサリンで全滅、というシナリオは考えていましたが・・・
このテロは、世界恐慌を引き起こしています。止めるのは難しいでしょう。それだけで犯人の狙いは十分達成されました。象徴的な意味なら、自由の女神像やホワイトハウス、アメリカ国会議事堂が標的だったでしょう。
でも、犯人が払った代償も大きいと思います。少なくとも飛行機を操縦できる人材・・・一人にどれだけの金がいるか、想像もつかない・・・を四人失っています。
そして、アメリカを全面的に敵に回してしまったこと。日本がパールハーバーの報復に、どれほど痛めつけられたかを考えると・・・
でも、仮に犯人がアフガニスタンのタリバーンがかくまうビン=ラディン氏と確定したら。その時にはタリバーンと全面戦争になる、でもソ連軍が敗退した泥沼に踏み込んだら・・・想像しただけでも怖いですね。
ハイジャック対策の不備ですが、非金属ナイフを持ちこまれれば防ぎようがありません。乗客全員肛門までチェックすることは非現実的です。なら、僕は逆に機内は拳銃やナイフを隠さないなら持ち込んでいい、いや積極的に持ち込むべきだ、とするのが一番確実だと思いますが、不可能でしょう。
そして、従来の「ハイジャックには抵抗するな」というマニュアルはこれで否定されましたね。死んでも戦えが正解になってしまいました。
日本で狂牛病が発生した可能性があるとか。だとしたら大変です。
日本は元々肉食文化はありませんが、今は完全に定着しています・・・脳や骨付き肉は食べませんが。
死語に、「士道不覚悟」があります。
日本では、いかなる刑法もこれを裁きません。
しかし、厳然とあるのではないでしょうか・・・佐賀バスジャック事件で窓から逃げた人に対する風当たりが、まさにそれでは?
もちろん、自分がその立場なら動けたか真剣に想像せず非難する人は、それ以前の卑怯者です・・・現代人には誰にも責められないです。
責める権利があるとしたら、本当にいつでも腹を切れる昔の武士や特攻隊員だけでしょう。
あ、それにしてもフェミニズムとしてはどうなのでしょう。男らしさや武士道は男性支配のための邪悪な詭弁、なら男女ともに窓から逃げるのが正しいのでしょうか。それとも、男にも女にも平等に弱者を守り、悪を倒す義務が生じるのでしょうか。
「偽りの二者択一」の例。
この二つのシナリオはどちらが望ましいでしょう。
この二者択一が偽りであることを、他の道があることを祈ります。
今犯罪者を処罰していること自体、五十年後には「無知は仕方がないが悲惨」と思われているかもしれません。
犯罪者であること・・・邪悪さや意志の弱さに対する有効な治療法が発見されてしまえば。
そして、人格障害が簡単に治せる病気になってしまい、さらに人格自体自在にコーディネイトできるようになったら・・・人間はどうなってしまうのでしょう。
それどころか、その二十年語には子供をしつけること自体が犯罪になっているのかも・・・脳に電極をつないで直接正しい人格と充分な知識をプログラムするのが当たり前になっていれば。
奴隷制や魔女裁判の時代、百年後にそれが非人道的な犯罪になると誰も思わなかったでしょうし。
アメリカでも日本軍の捕虜になった兵士が、強制労働などの賠償を求めて動き出したそうです。
なら、日本もシベリアで強制労働させられた捕虜の賠償を訴えていいわけです。
もし小泉改革が失敗とされたら、次はどうなるのでしょう。また絶望の中先送りが続き、失われた二十年になるのでしょうか。
それとも小沢政権?民主党は本質的に分裂をはらみ、社民党や共産党に国民の多数の支持はありません・・・石原慎太郎氏、田中真紀子氏の総理就任はあまりにも困難です。
民主主義、貴族制、君主制以外の政体を一つ思いつきました。
十年か二十年に一人くらい、IQ、EQ共に高く、身元が誰も親戚がいないとはっきりしている孤児を幼いうちに一人選んで高い教育を受けさせ、成長したら独裁させる。
ただし、生殖能力を除去(生殖細胞は保存する)して、十年間治めたら実績がどうあれ処刑する。
そうすれば、一切欲望がない、完全に公正な立場での政治が期待できるかも。
任期が終わったら死と分かっていて、できるだけいい政治をする動機は・・・ひたすら後世の評価です。今の人気など結局死ぬなら空しい、なら百年後に評価される政策を取る、ということもあるでしょう。
まあその点は、名誉を何より重んじるよう洗脳しておけば・・・非人道的すぎますが。
不老長寿、または不老不死の薬が本当にできたらどうなるのでしょう。
遺伝子をいじって百五十歳まで生きられるウイルスができたとして、それを多くの金持ちが打って、世界はどう変わるでしょうか。
そんな薬を手に入れられるような金持ちは、権力も持っています。あえて言えば、サダム=フセインや金正日がそれを手にして、これから百年以上も政権を維持することも考えられますし、企業のトップは何十年も入れ替わらずに停滞するでしょう。
または老化を止めて二十代の体力、美貌を生涯持続できる薬があれば・・・スポーツの世界では、例えばマイケル=ジョーダンのような絶対的な人が何十年も全盛期を保ちつづける事ができる・・・でも仮に、十歳前後の成長を何十年も続けつつ鍛え抜き続けたら、どこかで必ず破綻するでしょう。
少し恐ろしくなったのが、不老不死は存在するということです。ガン細胞・・・あるガン細胞は宿主が死んでから何十年も、培養液の中で生き続けているとか。なら、ガン細胞が体の全ての細胞に、ある程度分化して機能を持ちながら交代すれば、化け物のようとはいえ不老不死が・・・考えたくないです。
茶かゆは一見体によさそうだが、奈良県に胃がんが多いもとだと言われました。
本当でしょうか?
医食同源そのもの、これ以上ない量のビタミンやミネラルを摂る事ができる、最高の食事に思えるのですが。
歴史上最もいい人間と、最も悪い人間は誰でしょう。
最もいい人間はキリスト、最も悪い人間はヒトラー、でしょうか?西側先進国の大半はそう思うはずです。
ではイスラム教徒は、全く別になると思います。他も・・・これは文化圏に高度に依存することですね。
楽観的な理想を考えてみましょう。
日本国憲法が完全に実現され、平等と人権が本当に尊重されて平和が世界中に浸透し、環境問題も解決された社会・・・
平和主義が徹底して自衛隊も日米安保条約も廃止されて非武装中立を実現、最終的には世界全体が非武装中立になる方向へ。
全ての人が暴力という発想を持たず、また人権意識が子供にも浸透していていじめもない。
雇用は過剰な競争や残業がなく、労使双方の権利が守られて全ての労働者が適度な生活をしつつ自分の時間も十分ある。結果的に景気も安定し、ひどい不景気も好景気もなく、弱者が十分尊重されている。
環境問題も充分に配慮され、過剰な生産、廃棄はなく、リサイクルが徹底していて、世界各国で植林を進めている。無駄なダムや河口堰はすべて破壊され、治水は従来とは違う・・・
あ、ここで矛盾が出ます。本当に自然にやさしい治水をしようとすると、どうしても河川の流路変更=新しく川になるところに住む人の強制立ち退きがありますから。
そして過剰な経済成長はないかわりに、自然破壊もなくなる、と。
平和人権教育の結果、男女や年齢で人は差別されない。
人口は世界全体で制御され、特に発展途上国では教育によって急速に減少、生活の安定につながる。同時に環境回復事業が景気を大きく下支えし、紛争も起きない・・・
古くなった布の匂いは、どうしても取れないものでしょうか。捨てるのはもったいないのですが・・・