枕元の計算用紙

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31日

鈴木氏にしても外務省幹部にしても、なぜ誰も「NGOは左翼の息がかかっている国民国家の敵だ」と本音を言わないのでしょう。
それにしてもけんか両成敗ですか。確かに評論家層に見放されている田中外相を切る必要はあったと思いますが、それはそれで小泉内閣の終わりの始まりになりそうですね。でもその後が全く読めないです。

そして大橋巨泉氏の議員辞職、これはかつて反自民で当選し、その票を持ったまま自民党に移って指弾を浴び、訴訟までされた議員よりまだ悪いです。
自民党より最悪の党に41万・・・社会的影響力を勘案すれば軽く百万票ぐらいは持ったまま移ったのですから。「政治不信」「無党派」「絶望」党、またの名を「ナチ」。

少なくとも、これで民主党はほとんど止めを刺されたようなものです。代わる受け皿はやたらと元気な女性の社民党か、それとも・・・浮かばないのが悲しいですが、逆にそれは「ナチ」がまだ出てきていないということです。

考えてみると、小泉首相に「自民党らしさ」が色濃く残っているのは野党やマスコミは批判していますが、日本にとってはむしろ幸いかもしれません。ヒトラーではなかったということなのですから。

30日

最新型の携帯電話にはデジタルカメラがついているのに、いまだに犯罪があることが信じられません。

ボタン一つで画像と音声、GPS位置を警察の専門センターに送信するシステムを組み込むのは簡単でしょうし、それができたらたとえ被害者がその場で殺され、携帯電話も破壊されても犯人の顔と声紋は判明しています。

防犯に利用することを考えていないのでしょうか、利用者も携帯電話の会社も!

29日

確か「レ・ミゼラブル」で、パリの巨大下水道の描写の際に下肥を農業に利用している江戸時代の日本を賞賛し、下水道に流し込まれる大量の汚水を農村に送れば肥料になるし川も汚れないですむ、と言われていました。

現在の日本はどうなのでしょうか?確かに上下水の処理に微生物を活用しています。でも、それと農業は直接結びついているでしょうか。

たとえば富栄養化と言われる河川、湖沼に流れ込む下水は、多量の肥料を含んでいるということではないのでしょうか?だとしたらそれを田に流し、鯉と合鴨を育てればその過剰な栄養は食料に変わります。

また、都市部で出ている大量の残飯についてはどうでしょう。昔のヨーロッパでは、豚が残飯や汚物を食べて、それらを寄生虫のリスクがあるとはいえ比較的安全な肉の形にしていました。それはある意味生物を利用した浄化でもあります。

現在の衛生基準では残飯や汚物を食べた豚は衛生上問題がありますが、残飯や汚物を一度虫(成虫が羽を持たず、普通より肥大するウジがいれば理想?)に食べさせ、その虫を高温で処理してから豚に与えればほとんど問題はないのではないでしょうか。

コンポストはとてもいいシステムですが処理できるものが限られ、しかも処理した堆肥は売り物にはしにくいため家庭菜園などに用途が限定されます。

またばかばかしいと思うのが、外国の大規模工場の形を取った畜産設備です。その汚物は放牧と違って大地に戻らず、巨大な汚染になっています。

あと、海の汚染も貝類を利用して処理できないものでしょうか。多量の酸素を送り、貝類が生育しやすい人工的な干潟を作るなどすれば収穫と浄化の一石二鳥が見込めます。

28日

ある意味究極の選択ですが、

のどちらが景気、将来的な国の発展にはいいのでしょう。

27日

なぜ国語や英語の教科書に時代小説やSFはないのでしょう。相当量の文学的遺産を見逃しているのでは?

26日

新潟の監禁事件の犯人に対して、国民投票をすれば過半数が死刑を支持するでしょう。
僕は超法規的に終身拷問刑にして欲しいですし、それに賛成する人も多いはずです。

でも、それが正義だとしても国民全員の合意だとしても法を破ることはより大きな不正への扉を開いてしまう・・・不便なものです。

これが法治民主主義ではなく独裁政府や鬼平だったら同じ年月をかけてなぶり殺しにできるでしょうが。

25日

スペイン人が新世界でアステカ、インカ帝国を滅ぼし、その宗教文化をキリスト教の強制と虐殺で根絶したことは世界史上最大級の蛮行です。

ただ、弁護できはしませんが、もしスペイン人征服者たちに現在の我々と同じ多様な文化、宗教に対する寛容の精神があったとして、どうやって「生贄」を止めることができるのでしょう。
我々は残虐極まる女性器切除すら止められないのです。

生贄の儀式を見たスペイン人の怒りも無視してはならない気がします。もちろん、スペイン人の流した血はそれまで全ての生贄より上ですが。

ロビンソン・クルーソーは人食いの習慣に対して寛容の精神と神と自らの良心の間で葛藤し、結局人食い人種を襲撃して(同じ人食い人種である!)フライデーを助けました。

24日

実用書には賞味期限があるといいます。経済的な未来予測がある本で三年前のものでも見てみると、噴飯ものと言っていいぐらい状況は変わっています。

その予測と現状を比べるのも面白い作業です。

では今出ている本も全部信用してはならないのでしょうか?

あ、五年以内の本は一点だけはあらかた当たっていますね。「構造改革がうまく行かなかったら景気は悪い」

23日

亜熱帯から亜寒帯に至る広い気候で育ち乾燥にも強く、あく抜きの必要がなく生でも粉にして焼いても食べられてバランスの取れた高い栄養価を持つ椎(ドングリ)のように大量の実をつけ、杉や竹のように成長が早い主食となりうる木があったら、人類の歴史はどうなっていたでしょう。

小麦と牛の文明でなく、森をそのまま保つ文明だったら砂漠化による破滅はないかもしれません。

反面、大規模な灌漑を必要としない分大文明は育たないかもしれません。
いや、それどころかそれほど都合のいい食料があったら、人類は文明の形ではなく狩猟採集生活の延長のまま暮らしていたかもしれません。それが牧歌的天国かどうかはわかりませんが。
もしかしたら高い戦闘力を持つ遊牧民族に圧倒され、その生命の木を根絶やしにされるかもしれませんね。

根本的には木は世代サイクルが遅い(小麦は半年、家畜も一年しないで繁殖可能、木は実がなるまででも数年)上に生殖管理が難しく挿し木など比較的高度な技術を必要とするため、品種改良によって成長する農業のシステムに合わないのですが。

22日

キリスト教圏でない日本人の大半さえ「きよしこのよる」「もろびとこぞりて」などいくつかの讃美歌を知っています。

では日本の仏教は音楽を残していないのでしょうか?声明という素晴らしい文化はどこに行ったのでしょうか。

21日

腕時計型携帯電話はもう可能なのではないでしょうか。

何も戦隊もので使われるような動画機能はなくていいです。
できればG-SHOCKの防水性と耐ショック機能を持つ、少し手首から肘側にかさばってもいいですから普段は時刻を表示している画面と太陽電池、それにテンキーと十字ボタン、ドラッグボタンがあれば充分です。

ベルトは金属製でスーツにも合うものなら最高ですね。

20日

なぜ日本で、日本人による政治的なテロがないのでしょう。ここまで景気が悪化していて一人の首相も暗殺されていないなんて、戦前では考えられません。

そう言えばアメリカでも、四十年近く大統領が暗殺されていないですね。それまでの歴史から見るとすごいことでは?

警護、警察捜査の発達なのか、それとも暗殺で解決するのは時代遅れで不毛だと進歩した現代人が理解したのか、どちらなのでしょう。

19日

ビンラディンとオマル師の逮捕は無理そうですね。結局、そういう・・・闇の力では比較にならないほど上手のようです。
アメリカは戦えば戦うほど恨みを買い、進歩派マスメディアと世論を敵に回す構造にはまっているようです。

次の大規模なテロはどこに来るでしょうか?今度こそ大量破壊兵器?日本も油断できません。燃料満載のジャンボジェットが終末で超満員の東京ディズニーランドに突入したら死傷者は十万単位ですし、原発を破壊されたら国土滅亡です。

それを止める術はあるでしょうか。平和のための道・・・アメリカ、イギリスが罪を認め、武力に訴えるのを止めて多額の経済援助を行って希望を与える・・・は次のテロには多分間に合いません。

18日

タイムマシンでイエス=キリストに会った神学者はとてつもない幻滅を味わう可能性があるのではないでしょうか。

もし美形でもなく風采の上がらない、そして教養もなくギリシャ、ラテン語はおろかヘブライ語もろくに知らない、旧約聖書すら正確に記憶しているわけではない、貧しく粗野なセクトリーダーに過ぎなかったら。

まして福音書に語られている言葉のほとんどが現実のイエスの言葉、行動でないとしたら・・・

さらにもし、日銭のために意識的に奇跡を奇術を用いて演出するなど、福音書のイエスとは最もかけ離れた行為をしていたとしたら。

信者にとってはそれを考えることさえかなりの抵抗があるでしょう。

ほぼ間違いなく、イエス本人が単性説だの単意説だの位格だの仮現説だのと言われても何の事か分からないでしょう。そして復活や神の子などと言われても色をなして否定する可能性が高いです。

17日

今の段階で、もう一度「理想の教育体系」を考えてみました。多分これからも何度も更新していくと思います。

あと家庭学習でも試験で中等学校卒業、上級学校入学などの資格を得られるシステム、外国での単位を柔軟に受け入れるシステム、特殊学級システムの再検討なども必要でしょう。
学期制度についても九月開始にするか、現在の三学期制にするか考えるべきです。

16日

「黒いEQ」を考える必要があるでしょう。

人を陥れ、弱みをつかんで噂にし、強いものに媚びて気に入られ、被害者を生かさぬよう殺さぬようじっくり壊してその快感を皆に分けて人気を得る能力・・・つまりいじめっ子の才能。

日本社会では下手なIQやEQより学校でも会社でも、楽しく安全に過ごすために必要な能力だと思います。

ペーパーテストの比重が低くなって能力主義になれば、評価は上司の気分と「協調」次第なのですから結局エースより大御所の腰巾着のほうが強いはずです。つまり出世にも今後重要になるでしょう。

邪悪ではありますが・・・。いや、日本ではEQが高ければ高いほどそれを邪悪に使っていかなければ生き延びられないのでは?魔女裁判の時代と同じく、いじめられないためにはいじめるしかないのですから。

15日

憲法九条は陸海空その他の戦力は否定していますが、たとえば強力な情報組織を作って世界中の国の弱みを握って攻められなくするのはいいのでしょうか?
また、「いつでもアメリカの核戦力をハッキングできる」というコンピューター技術による暗黙の脅しは?

考えてみると、今の日本に「陸海空の通常戦力、つまり戦闘機で上空を制圧、爆撃し、同時に戦艦で制海権を奪って通商封鎖、艦砲射撃で援護して大量の戦車を中心とした陸軍を上陸させ、侵攻するやり方で攻撃される」可能性がほとんどないのは確かです。

だから正面戦力は大きく削減し、情報戦、ゲリラ戦、対テロ戦を重視するシステムに変革する必要はあるでしょう。そして災害救助機能を大幅に増強し、円滑に動けるよう法、組織を整備すべきです。

ただし、正面戦力不要論は現状、つまり日米安保条約があって中国とロシアが一枚岩である限り、南北朝鮮が分かれてにらみ合っている限りにおいてです。それが変化したとき、また正面戦力を作りなおすのは大変です。そのコストを考えると、正面戦力の大部分の温存は仕方ないでしょう。

14日

「イマジン」がテロへの報復に反対する者の間で再度注目されていますが、「天国も地獄もない」というメッセージが気になります。

確かに天国への直行便と信じて自爆テロを行う人にとっては抑止になるでしょう。

でも、金持ちがそのメッセージを受け止めたら?特にキリスト教圏では、福音書で金持ちは否定的に扱われるため不安があると思いますが、それはなくなります。

地獄に落ちる心配がないなら兵器産業はおろか、警察を買収して片端から人を逮捕させて家畜のように飼育して内臓を売って儲けても何の問題もありません。
その金で不老不死の薬を研究開発して飲めば、その人は完全に近い勝利者です。やらない理由は神の怒りが怖いから以外何があるでしょうか?

普通の人も、地獄の心配がなければ完全犯罪、近親相姦などをしない理由がありません。

13日

食料だけは世界全人類が平等でなければならない。これは間違っているでしょうか。

一人でも餓死者がいて自分が飽食している、ということに先進国の人間は道義的な負い目を負わなくていいのでしょうか?

でも、現実には自分の食費を削ってどこに寄付しても、結局は誰かの懐に入って餓死する人には届かない仕組みになっています。

もし、本来そうすべきであるように「餓死者だけは出してはならない」と世界全体が決め、特に豊かな人々に国ではなく「世界」・・the organization of human raceが税をかけ、それで食料を最も貧しい人に分配したら。

でも、それもまた・・・巨大な官僚機構を作り出し、食料メジャーや先進国の政治的カードになり、餓死する人を踏みにじっている援助貴族たちを太らせる結果になるのでしょう。

12日

9・11テロ、パレスチナ、アフガン紛争はイギリスとアメリカが悪い。これは事実です。

でも、両国以外当事者になり得ないことも事実です。

11日

「声に出して読みたい日本語」という本がかなり売れていますが、日本人が最低限覚えたいものはなにでしょうか。

日本の今の教育に、事実上暗唱はありません。でも教育の重要な基礎に暗唱があるのでは?日本でも素読がかつて教育の基礎であり、それを受けていた武士階級こそ明治維新の奇跡の立役者でした。

たとえば、小学校4年ぐらいまでは余計な科目を考えず、算数と野外活動(理科、社会化見学含む)、体育、音楽、図工など以外は暗記、暗唱を中心にしたほうがいいのでは?それで国語、英語、そして道徳の基礎を深く教えることができるはずです。

その頃までの子供の暗記力は凄まじいものがあり、やすやすと百人一首はおろか教科書丸ごとでも覚えることができるほどです。それを大きく伸ばしていけば、脳のメモリが増えるという大きな利益があります。解釈は中学以上で十分でしょう。

暗唱させるべきものはなにより日本の古典、そして重要な思想、宗教の書物でしょう。宗教教育を否定する声は多いですが、複数の宗教をバランスよく学ぶことに文句はないはずです。

まず考えられるものは教養として主要な和歌や俳句、論語、老子、共観福音書のどれかと詩編の一部、創世記九章まで(英語で。できれば書くこともできるようにすれば、中学以降の英語教育は一気に楽になる)、コーランの適当な主要部(もちろんアラビア語、テープで聞かせて繰り返させる)、般若心経、現代の日本語としては・・・あ、一年生や二年生なら「ごんぎつね」「てぶくろを買いに」「アメニモマケズ」などは丸暗記させてもいいでしょう。
他にも平家物語や歌舞伎、浄瑠璃、謡曲、落語などでも知っておくべきなのに小学校あたりの教科書にはない日本語は多くあります。
あと、論理思考ができるように科学関係の現代日本語または英語で、短く簡潔な名文があれば。

何を暗記すべきか、いろいろ議論するといいかもしれません。

10日

9・11テロの直後、反戦平和主義が本当に「行動」を起こしていたら世界はどう変わっていたでしょうか?指導者がいなかったのかもしれません。

たとえばネットや新聞広告を通じて特定の日の正午、みんな仕事も学校も抜きに最寄りの駅前に集まって「イマジン」と「ウイシャルオーバーカム」「ベートーベン第九」を歌う、とだけ決めておき、大合唱が世界を覆い尽くす。
そして、その中で単純なメッセージ「アフガンの子供を殺したくない」をかかげ、代表者・・・命を捧げてその目的に尽くす人間を選んで上の歌をアラビア語と現地語に訳して暗唱する。

アフガンに向かった彼らはいたるところで上の、現地語の歌を歌う。

もちろんタリバーンは歌を認めておらず、しかも反イスラム・・・「ウイシャルオーバーカム」は讃美歌でもあるし、第九は明白にキリスト教の神を意識・・・だから絶対迫害されるが、殴られても蹴られても拷問にかけられても公開処刑されても、最後の最後まで古代ローマ時代のキリスト教殉教者がそうしたように歌い続け、その映像を衛生回線つきの小型テレビカメラで世界中に流す。

もちろん空爆があってもお構いなし、歌いながら逆に力を尽くして救助に協力し、身をもって子供たちをかばう。

アメリカからもタリバーンからも北部同盟からもスパイと見なされ迫害されても構わず平和と人道に殉教する人たちが多くいて、その崇高な姿が世界に伝わればもっともっと増えて・・・

何万、何十万の自国人殉教者がいるのにアメリカは攻撃を続けることはできないでしょう。いくらタリバーンでもそれを皆殺しにしようとしたら、最後には民衆が立ち上がることもありえます。

そしてタリバーンは自壊し、皆が武器を捨てて平和な世界が戻ってくる・・・それができなかったのが、平和主義の弱さですよね。多分やっていても色々な形で失敗したでしょうし。

9日

「あらいぐまラスカル」という往年の名作アニメは、確かに多くの人に愛を与えたのかもしれません。

でも、アライグマの間違った生態を伝えたことにより今、ペットとして輸入され、手におえなくなって捨てられて自然繁殖した大量のアライグマが問題になっています。

その一匹一匹も可哀相ですし、そのアライグマに襲われ、本来の生態系から追い出された生き物はもっと悲惨です。

8日

アフリカ、アフガンや東南アジアや南アメリカの麻薬地帯など、法秩序がない「蛮族」と言えるような世界はローマ帝国を滅ぼして新しい文明を作った「周辺文明」になる可能性があるでしょうか?

彼らの武装勢力のどれかが、地理的にはバルカン半島でしょうか?先進国のどれかを、今までのように単純な破壊のためのテロや来る人を拉致する誘拐ではなく国土への略奪を行って逃げ切れば、勢いが変わるかもしれません。

そのような略奪、そして非合法移住が当たり前になり、先進国の軍事警察力で対処できなくなれば・・・

あと、中国に「周辺文明」としての可能性はあるでしょうか?

7日

人間には、「浄化本能」とでも言うべき何かがあるのではないでしょうか。

生殖と排便をコントロールしたい、というのが根本的かもしれません。

かつてその力は魔女裁判を行い、禁酒法を成立させました。それ以前、それほど禁欲要素がないはずの宗教に、いつのまにか僧院や修道院のような禁欲共同体を作り出してしまいます。
そして軍国日本に全面協力し、異論を封じ込めて国民生活を束縛しました。確かに政策はあったにせよ、それを極端な形にして押しつけたことは否めません。

最近はポルノグラフィーの存在自体を許せない、とかつて有害コミック追放運動を行い、今も本来自動を売春から守るためである児童ポルノ禁止法に強引に絵を盛り込もうとしている・・・

ただ、最終的に彼らが求める「清浄な」世界はちょうどカルヴァン時代のジュネーブのような、刑務所と軍隊と修道院を足したようなものです。キリスト教がそれを求めるのは「霊の体でよみがえった自覚と感謝を持って終末を待つ」という意義があるのですが、日本のそれは子供の人権や教育など、別の理由を出して本音を出していないような気がします。

6日

食料、衣服など生活必需品は「普通の生活」(朝日訴訟でいわれた最低限度ではなく、もっと上・・・世帯に一つパソコンとテレビと電話とエアコンがあって、月に一度はドライブか電車で近場の温泉ぐらいは行ける、新聞を一紙定期購読できる)に必要なものは賄える程度の配給券を全国民・・・否、日本にいる人間全てに配布したら経済、財政はどうなるでしょう。

配給券は小切手帳のような形で、表紙についている顔写真と比較することで本人のみが使うことができ、譲渡や換金は禁止。
再発行防止策がどうしても国民総背番号制になりそうなのが反対の種になりそうですが。

少なくとも生活の心配はなくなりますし、ホームレスも最低限度の生活はできます。

でも中には餓死しても生活保護は受けたくないとか、そういう人もいますから・・・どうしましょう。

5日

世界的に見て、児童ポルノと歴史修正主義は思想、信条、言論の自由の対象外のようですね。

もちろん初潮前の女児との性交は合意形成が不可能である以上重大な犯罪であり、絶対に許容できません。

ただし、もっと微妙な問題もあるのにそれを無視して乱暴に絵の単純所持も禁ずるのは納得できませんが、そういう議論も封殺する空気があります。

歴史修正主義に対しても、真実を追究する姿勢は必要でしょう。相手は真実には関心がなく、権力にしか関心がないと決め付けるのは逆に自分も同じ非難で裁かれる恐れがあります。そうなっては互いの真実ではなく良心のみを争うことになり、水掛け論の中真実は消えていきます。
自分の言っていることが完全に真実だと思いこみ、それを良心という名であっても権力で他人に押付けることほど危険なことはありません。被害者の誠実さと悲惨さは信じても、それを絶対視して思考停止にとどまるのは学者ではなく詩人です。「薮の中」は被害者も加害者もそれぞれの真実を言っているのですから。

議論にならない、互いに感情論と相手の人格否定だけになることはなにより恐ろしいです。

4日

日本の労働者は一体何だったのでしょう。

敗戦で全てを失ってやっと帰国し、飢えながら死ぬほど働いて経済を再建しました。

ウサギ小屋に住んで働き蜂と馬鹿にされながら、過労死が英語になるほど・・・文字どおり死ぬほど働いて高度成長を支えました。

そのあげく、今・・・年功序列でもらえるはずだった給料も受け取れず、事実上廃棄物扱い。必死で買った家もローンの塊。そして毎日中央線が自殺で止まる・・・

何のために働いたのでしょう。

若者が荒れるのも分かります、どんなに働いても末路はあれだし、第一今は特別な奴以外働く場などないし、その働く場も地獄の戦場だ、と。

3日

昔の中国で人材を発掘するのによく使われたテストがあります。

祭りで生け贄にした牛などの肉を、村中の人間に公平に分ける作業です。

単なる分配ではありません。不満を起こさないようにそれぞれの家庭の事情を考え、性格と見栄、地位などをよく考えるEQと、計画的に体積を計算するIQ、そして村でリーダーとしてみとめられるリーダーシップが求められます。
それがあるなら戦場で一軍を率いさせても街一つ治めさせてもうまくやれるでしょう。

現在はそういうテストは難しいでしょうか?

2日

「宇宙戦艦ヤマト」で、なぜ地球防衛軍は少なくとも白色彗星帝国戦で通用しなかった「自動巨砲大艦主義」に固執し、全滅を繰り返したのでしょう。あ、正面決戦にこだわった旧日本軍のパロディでしょうか。

ヤマトがよく使う戦闘機で突入して白兵戦、敵内部からの破壊工作は一見無茶ですが、有効性は実戦で実証されています。

それを考えれば、空母機能を優先して・・・でもヤマトの白兵戦だといつも大事なパイロットを多く失っていますから、強襲揚陸艦の発想で・・・重装甲の駆逐艦で相手に接触し、直接精鋭歩兵を侵入させるか、白兵戦メンバーをサイボーグ化して強化するか、兵員輸送車の発想で軽武装で装甲がある輸送機(コスモハウンドの強化版?)を作るか、モビルスーツのような強化戦闘服を開発するかするべきでしょう。
空間騎兵隊との共闘からか完結編では改善されていましたが、初期は白兵戦でピストル状コスモガンだけなど軽武装が目立ちます。

あ、一番いいのはバルキリーやZガンダムのような、戦闘機型から人型に変形できるタイプの艦載機を開発すれば・・・加藤さんもみんな死なずにすんでいたかも。

あと、生存性も重視するべきでした。明らかに普通の戦艦とヤマトは、装甲のレベルが違います。本来ヤマトは移民船ですから当然かもしれませんが。

1日

今年起きそうなことを考えてみました。外れればいいのですが。

など・・・逆に起きる確率が非常に低いこととして、

などが考えられます。あと、間違っても起きて欲しくないことは

など。それにしても、希望のない新年ですね。