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西洋では黒色火薬の原料になる硝石を糞尿などと蛎殻、石灰などから作って(硝石とは硝酸カリウム、硝酸カルシウムなどの硝酸塩。糞尿の尿素やアンモニアなど窒素化合物に貝殻などのカルシウムなどを混ぜ、石室など閉ざされた場所で時々空気を混ぜると、糞尿中の細菌が硝酸塩を作る)いたそうですが、その技術は日本には伝わらなかったのでしょうか。
日本では確か古い家の軒下から少量を採取した、と聞くだけでほとんど輸入に頼っていたそうです。
でも糞尿も貝殻も石灰も豊富にある日本で硝石の量産ができなかった理由はあるでしょうか。
宣教師ら南蛮人がその技術だけは教えなかった、と考えるのが一番簡単ですが、では火薬の故郷でもありそれなりの錬金術、工業を発達させていた中国文明もその方法は知らなかったのでしょうか?やはり中国もその技術だけは隠していた、と考えるのが自然ですが。
北朝鮮による拉致事件に対して、日本が朝鮮人を強制連行したことを持ち出してくる人も多くいます。
世界的に拉致事件に対する同情、関心が少ないのはそのためともいわれます。本当でしょうか。
それに対し、右側の意見では日本の植民地支配は異例の優しさだったそうですが、逆に支配された側に立つ人からみると創氏改名、強制連行、従軍慰安婦というヨーロッパ以上の非道だったようです。
物質的に収奪するより、名前というアイデンティティを奪い、天皇崇拝を押しつける方が非道なのでしょうか。
ただ、考えてみるとアメリカの黒人や香港人は聖書由来の英語名です。それこそ名前というアイデンティティを根こそぎ奪われているということです。
日本がそれほど重い責任を負っているなら、アメリカも同様にその非道に対して償いをしなければならないことになります。
また、ソ連は多くの民族を強制移住させ、その大半を死なせましたがその責任はどうなるのでしょう。
あまりにも重すぎる歴史の中の罪は追求しきれるのでしょうか。
例えばアメリカで、英語名の黒人一人一人を先祖をできる限り追跡調査して、公文書や売買文書などを調べて最終的にアフリカのどこからどう売られたかを確かめ、DNA鑑定なども駆使してどこの部族に属するかを突き止めてその部族の名前の慣習を調べ、本当の名前を取り戻すのは・・・気が遠くなりました。
ましてその本来の部族が滅んでいるなら・・・
拉致事件に関しては、日本国民のほとんど全員被害者や遺族に対してはひたすら申し訳なく、誰に対しても怒る資格はないと僕は思っています。
確かに政府もマスコミも黙殺姿勢でしたが、国民全体も同じく黙殺したのですから。
国民の安全保障という国の本来の役目を忘れた政府と国民には言葉がありません。
百人以上の人質犠牲者・・絶句する他ない犠牲です。
人質を助けるつもりなど元からなく、サリンのような猛毒の毒ガスを使ったのではないか、とさえ思えます。
ただ、SASであってもそれくらいの犠牲は出ていたのかもしれません。これについては専門化でも関係者でもないのでなんとも言えませんが、とにかく痛ましいです。
考えてみると、ロシアの人質事件は全ての舞台人、ミュージカルファンに対する攻撃でもあるのでは?
少なくとも日本の宝塚、四季などのファンおよび関係者全員にとって他人事ではないはずです。
そして世界の意思決定者でもあるブロードウェイやロンドンのミュージカル、ラスベガスやパリのレビューのファンにとっても。
その全てが連帯し、テロとの様々な戦いに加わったらものすごい力になりそうです。
あ、それを言うならバリ島のディスコ爆破はディスコそのものに対する攻撃でもありますね、そういう発想は不思議と出ませんでした。
もしかしたらこういう発想は「花の道より」を毎月十年以上読み続けた後遺症かも。いつのまにか洗脳されていたようです。
この補欠選挙の投票率は大問題では?
どこが勝ったも負けたもない、事実上政党政治そのものの敗北です。
自民党が勝ったところが多いですが、むしろ勝ったのは小泉改革ではなく公明党と古いものの勝利という感じです。
鳩山民主党も見放され、拉致はないと言い続けてきた(これは自民党や民主党も同罪に近いのですが)革新政党も支持を失った、と見ていいでしょう。
低投票率だと自民連立与党が強い、という定説も証明されました。
もしこれが解散衆議院総選挙だったら同じ低投票率だったでしょうか。そしてどうなっていたでしょう。
細かい情報はまだ入手していないのですが、ロシアの劇場は・・・なんともいえないです。
よかったとはいえませんが、どうしようもないと言えばどうしようもないですし、人質全員死亡という最悪の結果でもないです。
プーチン大統領の首はつながったのでしょうか?
強攻策の限界を感じたと一昨日言いましたが、それについてはどうなのでしょう。
犠牲者ゼロとはなりませんでしたが、他の(平和的な)方法ではもっと多数の犠牲者が出ていたはず、最善だったのでしょう。
リハーサルの余裕もなく突入、しかもこの大人数で報道では人質の処刑も始まっていた、ではSASでもある程度の犠牲者はどうしようもないでしょう。
ただ、もっと犯人グループが自分たちの死を完全に覚悟して的確だったり残虐だったりしたら・・・
例えば劇場を占拠した直後、わざと無理な条件を出して決裂させて人質の大半を処刑すれば、その責任を政府指導者にかぶせることができます。
また、たとえば人質全員に小型の遠隔操作爆薬を密封したカプセルを飲ませ、犯人グループの複数が手を放せば入力されるスイッチを持てば突入=人質全員死亡です。一度でも多数の人質でそれをやられたら、それから強攻策=「犯人は全員射殺、人質の犠牲は絶対無いとは言えないが最小限」コンセプトは崩壊し、国民の支持を得られなくなるでしょう。
僕が怖いのは今回の犠牲者数は、次のジャック系テロで強攻策が支持されなくなる限度を超えているかです。
違う次元のテロの恐怖も消えたわけではないです。これからはますますテロとの戦いは厳しくなりそうですね。
これでチェチェンの独立運動は世界的に悪の烙印をべったり押されたようなものだと思います。
でも・・・それのどこまでがロシアの情報操作だか、一辺の疑いは残るのですが。
チェチェンでのロシア軍も相当残酷だと言われていますし。
やっとアメリカの狙撃犯が捕まったようですね。
素直にほっとしました。
ただ、今気がついたのですが、バリ島の爆破テロ、イエメンのタンカー事故、ロシアの劇場たてこもり、さらにこの狙撃もアルカイダと関係があるとしたら・・・9/11/2001と同レベルの世界同時多発テロでは?
関係はないでしょうが日本で民主党議員の暗殺・・・それも新聞やテレビのニュースを見る限りでは満点に近い的確さで。
もう「政治家の暗殺」は過去の言葉のようでしたが、この国難とも言うべき不景気や民情の不穏を考えればこれから起きてもおかしくない、と思った矢先でした。
心配なのはこれが、現状に不満を持ちながら表現する手段を持たない人にとって手本にならないかです。
これから日本で要人の暗殺が増える可能性は高いと思います。
問題はそれがどう歴史を変えるかです・・・歴史を変える可能性があることは確かですが、どの方向かは予測不能です。
桜田門外の変のように(いい意味か悪い意味かの評価は難しいですが、結果的には日本の近代化と独立維持には貢献した)革命のきっかけになるかもしれませんし、2.26事件や5.15事件のようにファシズムの始まりになるかもしれません。ほとんど目に見える影響を残さないことも考えられます。
ロシアで大規模なテロが起きています。
この状態でも日本のマスコミは非暴力を訴えるのでしょうか。
確かにこの状況を軍事力で解決するのは困難でしょう。ペルー大使館事件のようにはいかないでしょう。
でも、ならどうすればいいのかに対して・・・非暴力を訴える人たちは有効な解決策を提示できるでしょうか。
チェチェンの独立を認め、公平に扱いつつ経済援助をして彼らが誇りを守りつつ豊かになればいい?つまり金と独立を、相手が望むものを与えればいい?
でもテロリストがきちんとした政府になり、経済援助を公平に使って民衆を豊かにし、自由で平等な民主主義体制を作り出すことはできるでしょうか。僕はそれにはかなり無理があると思います。
確かに暴力的解決・・・テロリストに交渉を含めた譲歩をすればつけこまれる、実行犯を皆殺しにして本体に倍返ししかない・・・という論理もかなり限界に来ていることは認めます。
アフガンを空爆してもアルカイダも完全に消滅させるることはできていませんし、ビンラディンも姿を見せていません。アメリカは狙撃犯一人にいまだにてこずっています。
でも、ならどうすればいいのでしょうか?テロリストに全面的に譲歩し、欲しいだけ金を与えるのは解決策にはならないでしょう。
特にテロ組織が麻薬や誘拐、児童売春などにも手を染める犯罪組織でもある場合、譲歩には絶対賛成できません。
イスラム教徒の場合むしろ問題なのは多くの(サウジアラビアなどアメリカが支援している国も含む)政府の腐敗と圧政です。どうすればそこに民主主義をもたらすことができるのでしょう・・・アメリカの国益をそこなわずに。
現在アラブ諸国の「民意」はイスラム原理主義、反米に傾いており、寛容と民主主義、産児制限を含む世俗的近代化は・・・民主的な意思決定では反対されるでしょう。
「民主的な投票や言論の自由」と「アメリカの都合通りいい原油供給先」「女性の権利を拡張して産児制限で人口圧力を緩和し、近代的な価値観を普及」の三つはどうしても矛盾するでしょう。
絶望感と文明間の憎悪が広がりそうなのが怖いです。
そして「安全だが不自由な社会」と「リスクはあるが自由な社会」のどちらを選ぶかも難しい選択ですね。
馬上槍試合を安全なスポーツにすることは不可能でしょうか。
馬ではなくオートバイでも面白そうですが、更に危険は高まりそうです。
でも現実の馬上槍試合はそれほど死者、重傷者が出ることはないスポーツであったともいわれます。
現在の技術を用いればもっと安全にできるかも・・・もしスポーツになったら最高にエキサイティングでしょう。
僕は昔自転車と物干し竿、画板でやろうとしましたが、だれも参加しませんでしたし当時の僕は手放し運転ができませんでした。
流行らなくてよかったです、もし参加者がいたら大怪我していました。
著作権についてとことんうるさい社会は結構つまらないのでは。
あまりにも厳しくパロディを規制するのも、創造の幅を狭めてしまう可能性があります。
特に海賊版は著作者のあるべき収入に対する損害なのは分かるのですが、パロディやサイドストーリーは許容していいと思います。
無条件ではなく、気軽に著作権者に申し込んで安い使用料を払うシステムがあってもいいでしょう。
まあ規制がある方がないより表現は深まる、という見方もありますが。
今の子供たちはどういう未来イメージを持っているのでしょう。
昔の子供が夢見ていたような、鉄腕アトムのような未来都市は考えていないでしょう。
では・・・それにかわるイメージをメディアは提供しているでしょうか。
「北斗の拳」のような核戦争後の荒廃した世界もむしろ古いでしょう。
かといって、環境と調和した生活をかつての未来都市のようなわかりやすさで示したアニメ、漫画などは見たことがありません。
現在の延長としか考えていないのでしょうか?
それとも大半の子供たちは、自分が大人になる頃には大規模な飢餓、それによる戦乱が起きて壊滅した世界を覚悟しているのでしょうか。
竹中氏に対するバッシングがどんどん強まり、株価下落が止まりません。
そろそろ政策転換でしょうか・・・かつての橋本から小渕のように。
それが政権交代と結びつくか、今月末の補選が橋本首相の総辞職のきっかけになった参院選挙と同じ位置になるか・・・
でもそうなってばらまきに走っても景気は回復しないでしょう。財政に対する危機感はかなり国民の間にも広まっていますし、なにより生活不安が非常に強いですから。
どのみち破綻は免れないなら、全てを告知して犠牲を強いるのと黙って大本営発表と甘言で犠牲を強いるのとどちらがいいのでしょう。
小泉内閣発足時の異常な支持率は前者の方がいいと思わせますが・・・それも希望あってのことです。
おそらく竹中氏などを更迭しても株価下落は止まらないでしょう。小泉首相が辞意を表明すれば一時的に持ち直すでしょうか?
でもそれからどうなるかを考えると余計絶望的になります。
まあ元々絶望するしかないです。
たとえ経済が回復するとしても、それは貧富の格差が大きく開いた上でのことだ、と誰もがわかっていますから・・・負け組だと分かっている大多数の人は半永久的に消費はしません。
そうである以上、決して個人消費、需要が伸びることはなく、本質的な景気回復もありえません。
アメリカも格差が大きいのに不思議と個人消費が高く、景気が好かったころがあったのですが、その理由を考えるべきでしょうか。
なぜ貧しい人と富かな人は共存できるのでしょう。
これは自然科学における「空はなぜ青いの」に匹敵する問題では。
そう、本来貧しい人と豊かな人が同じ共同体に共存しているのは不自然です。
貧しい人は豊かな人を恨むのが自然で、それはいつか暴力になるはずでは。
その暴力を豊かな人が力で抑えるのが常・・・でもなぜそれが可能なのでしょう。豊かな人は常に少数なのに。
豊かな人はより強大な武器を持つことができるから?
そして貧富の極端な形、奴隷制が存続し得たのも不思議です。スパルタカスの乱のような反乱が起きるのが当たり前では?
確かにその時の見せしめは徹底したものでしたが、単純にその威力でしょうか。
宗教の力は古代から近代アメリカに至る奴隷制、そして現在に至る貧富の差ごと社会を安定させるのに、どれくらい貢献しているのでしょう。
そう考えると宗教も社会も教育も倫理も道徳も、全て強者である富者が弱者である貧者を従わせるためにある、と考えることもできます。
そう考え、ぶち壊そうとした社会主義は違う超強者を作り出すだけでした。人間の種レベルの宿命なのでしょうか。
北朝鮮が核開発も認めました。
北朝鮮の立場から見て潰せないのを承知で居直る選択は悪くないと思いますが、今のブッシュ政権は後先考えているかどうか。
ただどう考えてもイラク、北朝鮮の二正面戦争は無謀でしょう。
アメリカの方針はイラクは潰すが北朝鮮は当分現状維持に見えます。
その核開発がどれだけ現実的な脅威になるかは疑問です。
ノドンなどの弾道ミサイルに積める大きさにするには相当な技術が必要ですが、それはまずないでしょう。もちろん絶対ではない以上、油断はしない方がいいですが。
あまり考えすぎない方がよさそうです。
ニュースなどで拉致被害者を追い回すのはやめたほうがいいのでは?
洗脳され、家族を人質に取られている以上、想定問答集以外のことは一言も言えないのは当然です。
言いたければ聞くけれど無理には聞かず、故里の山河と懐かしい食物を味わいながらのんびり過ごさせる他ないし、それ以上は期待してはいけないでしょう。
話題にすることさえ残酷な気がします。北朝鮮に帰ってからどんな目に合わされるかを考えると。
核廃絶は不可能です。
理由は宇宙人や幽霊がいない、と証明することが不可能なのと同じです。
いると証明するにはサンプルを捕獲すればいいですが、いないことを完全に証明することはできません。
現在の物理法則と矛盾している、といくらいっても、物理法則は絶対不変ではないのです。
核も核実験の振動をとらえるか、実物を持ってくれば持っていると証明できますが、持っていないことの証明はできないのではないでしょうか。
世界情勢がどうなろうと、多分イスラエルは持っていないと言い続けるでしょう。そして、だれもが持っていることを知っているでしょう。
まして犯罪組織が持っていない証明はどうやっても不可能です。
今日はエーテルデー、初めてエーテルによる全身麻酔を用いた手術が成功した記念日だそうです。
地味ですがそれがなかった時のことを考えると大変な記念日ですね。
これだけ株価、地価ともに下がっていて、借金の額面だけが変わらないというのはおかしくないでしょうか。
地価が下がれば土地を担保にした借金は不良債権となり、そうなると貸し剥がしで健全経営の企業も潰され、莫大な借金だけが残るし貸した側も大損する、さらに貴重な技術やノウハウまで散逸する、ばかばかしいです。
そのうち、現実にある富より圧倒的に借金の額面が大きいということになりそうです。いや、もうなっているのでは。
一時的な緊急避難として全ての借金の額面を担保価値低下に・・・これは禁じ手でしょうか。
それをやると間違いなく、債権という財産の価値が低下する銀行の経営は破綻しますが、どのみち破綻しているのだから一時国有化で乗り切れば・・・
ファストフードはレジ注文ではなく、タッチパネルで商品の画像に触れて操作し、最終的に食券を買うと同時に注文が行ってすぐに商品が出て食券と交換する形にすれば大幅に合理化できるのでは?
しかも自動販売機形式なら人間と違って釣り銭などのミスも事実上ないはず。
分かっていないはずはないし不可能なはずもないですが、そうではないというのは・・・いわゆるマクドナルドのスマイルゼロ円がそれほど大きいのでしょうか。
全く機械的な、人と接することがない食事は人間には耐えられないのでしょうか。
幼稚園のような遊びは、小学校に入ったらまずする機会はありません。
昔ならともかく、今は小学生の子供の遊びもお人形やレゴではなくコンピューターゲームが中心でしょう。
ではもし週に一度、いや一時間だけでも幼稚園に行くことができたら?
そこで幼稚園の頃のような遊びをし、のんびりと過ごせたら?
もちろん自分一人が幼稚園児に混じるのは居たたまれないでしょうが、同年代がみんなでそう過ごすのは子供にとって、とてもいいストレス解消になるのでは。
いや・・・大人にとっても、意外とたまに幼児の遊びやお遊戯、歌などを楽しむことはいいストレス解消になるかも。
雇用保険の減額の報が。
正気でしょうか。いま一番求められているのはセイフティーネットです!わざわざそれを壊してどうするのでしょう。
今の政府(あえて小泉内閣とは言いません)にはセイフティーネットの発想はないようです。
再就職した人より雇用保険の方が高くなってモラルハザードになる、ということですが、それなら見事再就職した人に税控除、ローンの一部肩代わりなどで支援すればいいことです。
そんな財源がない、総額を増やすより減らすのが財政再建には必要なのは分かっていますが、セイフティーネットを切り捨てたら絶望と自殺が蔓延します。
それは確実に社会の活力を奪い、長期的には財政破綻より悲惨な結果になりかねません。
ただしパートと正社員の差を是正するのは評価しますが、雇用保険があるパート、アルバイトは決して多くないことも忘れてはならないと思います。
昨日に続いて田中氏のノーベル科学賞受賞、もちろん僕もその名前も業績も全く知りませんでした。
博士号さえない民間企業の研究者が、というのは大きな驚きです。
アメリカのAT&Tベル研究所からいくつもノーベル賞が出ているのは知っていましたが、日本でもそれだけのものがあったとは。まあ日本も一応先進工業国なのですから考えてみると当然なのですが・・・
そして、同じようなノーベル賞級の研究成果がどれだけ日本の民間企業にあるのでしょう。
また、物理学賞の小柴氏もそうですが、従来のノーベル賞受賞者のイメージとは違う、多様なプロフィールや背景も新鮮です。
今まで自然科学分野のイメージは(初期のレントゲンらを除いて)英米の一流大学院を優秀な成績で卒業して先端分野を学び、アカデミックな場所の理論的な業績で、という感じでした。
まったく違うプロフィール、世界からも認められるようになっているとは・・・科学の世界も広いものです。
小柴東大名誉教授のノーベル物理学賞受賞はやっとか、という感じです。
面白いのが、湯川秀樹氏などとは違って実験側で、どちらかというと個人と言うより・・・カミオカンデという実験プロジェクトに対する賞であることです。
小柴氏個人のアイデアも素晴らしいですが、そのアイデアよりむしろ予算を通させる交渉術やリーダーシップなどが記事では高く評価されています。
もちろん実験側も科学では絶対欠かせない存在で、前世紀の科学革命を支えた存在でもあります。今までの理論重視の方がおかしかったのかもしれません。
ここで少し考えたのが、カミオカンデという巨大プロジェクトに対する賞を個人に与えたことです。
個人と組織の関係がどう変わっているのか(例えば同じ実験でも、第一回ノーベル物理学賞のレントゲンは全く個人での研究ですがカミオカンデは国家予算を使った巨大プロジェクトです)、ノーベル賞は組織の方が重要になっている現代の科学に適応できるのかなども興味深いことです。
でもかなり昔の業績であること等には、今の物理学が少し淋しいのか・・・という感じがします。
超弦理論の研究者が数年前の論文で予言した新粒子が見事最新の実験で見つかり、受賞することは・・・もうないでしょうね。
もう一つ気がついたのが、今回の賞は三人とも天文学の新しい分野であることです。
最近は物性物理など、これまでのように素粒子物理ばかりではなくなっています。多分物理学全体のバランスとしてはこの方がいいのでしょう。
SFアニメや怪獣映画を見ていると、通常兵器の威力を誤解しないでしょうか。
怪獣相手には無力そのものとされる戦車の120mm砲の破壊力は想像をはるかにしのぐものです。
また、最新の戦車は4km向こうから敵を発見した瞬間、時速50km以上で動き回りながら同じく動く標的を120mm砲で狙撃できるのです。
そう考えると納得できないのが、どうして二足歩行形ロボットが戦車より強いのかです。
二足歩行では二乗三乗則(身長180cmの人間を単純に十倍=18mにすると、体積に比例する重量は千倍になるが足の裏の面積、骨や筋肉の太さは百倍にしかならない)のせいで、動力の問題が解決していても不整地走破能力は低いでしょう。
第一それだけ優れたエンジンがあるなら、戦車や頑丈な装輪車に搭載した方がはるかにいいはず。
現実に歩兵戦闘の基本は穴を掘って潜り、地面に伏せて撃ち、時々ダッシュしては伏せて穴を掘ることです。そこまでして前から見える面積を少しでも小さくしようとしているのに、立って歩いて最大の面積を前面にさらけ出しているロボットなど戦車から見るといい的でしかないのでは?
ビーム兵器が火薬銃より優れている、というのも現実にはどうでしょうか。たとえ根本的に原理が違う、桁外れに強力で軽く小さい電池ができたとしても、レーザーや粒子ビーム、レールガンに火薬銃を超える威力、携帯性、信頼性のバランスは出せるでしょうか。
日本はナイフアレルギーが非常に強いですが、不思議と十徳ナイフやMPT・・・マルチパーパスツール、プライヤーを中心にした十徳ナイフには抵抗がないようです。
ヴィクトリノックス及びウエンガーのツールナイフ(スイスアーミーナイフ)は若者のキーホルダーにしばしば見かけます。
MPTはナイフやドライバーよりむしろ丈夫なプライヤーやハサミのほうが注目されます。
ただし、ナイフとして考えると現実にはヴィクトリノックスと比べてもそれほど便利とは言えないです。
そこを少し改良して、タクティカルフォルダーとしても十分使えるナイフがついたMPTがあれば、それが日本市場でヒットすればナイフに市民権を得させるきっかけになるかも。
日本市場で受け入れられるには4×4型よりレザーマン型の方がよさそうです。中でもウエーブはメインブレードのワンハンドオープンクローズを実現しており、ナイフの使いやすさが非常に高いモデルです。これを小型軽量化し、カラフルにしたモデルが一番普及しやすいかもしれません。
ただし、どうしてもレザーマン型だと内蔵できるナイフが細身になります。
例えばウエンガーグリップのナイフは非常に頼もしいので、グリップの強度をタクティカルナイフ並みに高めてワンハンドオープンクローズにすればいいのですが・・・でもそれはそれでツール数が少なく、ドライバーなどのバリエーションとしてツールビットをつける必要があります。
現場ではカッターナイフと本式のプライヤーをコンビで持っている方が便利なのですが、それはなんだかつまらないです。
ナイフと言えば頑丈さを売りにしたものもありますが、それなら僕は手斧を中心にしたエントリーツールの方が便利だと思っていますが・・・それを買う人はあまりいないでしょう。
公務員の給料を下げ、リストラしろという人が多いです。
そして実際に東京都がそれに向けて動き出しました。
しかし、公務員の給料が下がると言うことは、日本全体で給与が下がっていることを認めることになりませんか?
国全体で給料が下がってしまったら、ほとんどの人は給与収入で暮らしているのですから個人消費が減少するのは当たり前で、もちろんそれは一層の景気の悪化を意味します。
でもだからといって無理にでも給料を上げることは愚かですし、給料なんて何ヶ月ももらっていないで死ぬほど働いている民間の怒りも分かります。
さてどうすればよいやら・・・
古来人は凄まじいまでの情熱で不老不死の薬を求めました。
でも、もしそれがあったとして、不老不死になってから慢性の通風、腰痛、頭痛などにかかったら?
それはもう永遠の拷問でしかないでしょう。しかも、慢性の痛みで苦しむ人は多いのにそれほど自殺する人がいないということは・・・苦しみながらも自殺には踏み切れず、普通なら数十年で済む責め苦が何百年、何千年と続く・・・考えただけでぞっとします。
先に慢性の痛みに対する特効薬がない限り不老不死の薬は飲まない方が無難ですね。
また、「効能:不老不死。副作用として慢性の偏頭痛および腰痛」という薬を中心にした小説や漫画もあったら面白いのですが。
言い訳と口ごたえをするな。それは実社会の第一の掟です。
でも、それは徹底してしまうとコミュニケーションが事実上なくなるのでは?
失敗が誰のせいであろうとどんな事情があろうと「申し訳ありません」以外の言葉が許されないとしたら、そこで事実上コミュニケーションは断たれてしまいます。
そして、組織側にとっても事情の説明を封じることは改善の可能性を断ち、再発防止を本人の自覚という個人の精神面に閉じ込めることによって、類似のミスを他の人がする危険を放置してしまいます。
また、(超過労働によるによる睡眠不足などを含む)不可抗力が原因に含まれる場合には「本人の自覚」は再発防止の役には立ちません。
むしろ失敗について報告書を提出させ、自分及び他の誰かがどこで何をすればミスを予防できたか分析させるほうがいいのでは。
現実には始末書も再発防止を誓うのみで、現実の役には立たないです。
口ごたえの禁止も同様です。確かに嵐の船では船長の命令が絶対、で構わないでしょう。
でも、凪の時もそれでは船長の負担が大きすぎ、船長も情報や案を得ることができません。
最終判断は船長でいいですが、船長が情報を得る手段をわざわざ限定することはないです。誰にでもアイデアはあるのですから、それを活かすことは必要でしょう。
凪の時には艦長室のドアは開いている、そのかわり嵐の時には絶対服従というシステムの方が優れていると思います。
消費電力が少なく、頑丈で切れる心配がなく長寿命という利点を持つ高輝度発光ダイオードが小型懐中電灯、信号灯などに使われ始めています。
もっと発光量を高めて、照明家電として使えるようになれば蛍光燈以来の革命になりそうですが、まだ難しいのでしょうか。
マイワシ激減の報にものすごい恐怖感を感じています。
大好物が気軽に食べられなくなることもありますが、ニシンのように昔は大量に獲れた大衆魚がまた高嶺の花になるのか、と。
乱獲はあると思いますが、実際に水産資源に何が起きているのでしょう。悪い予感がします・・・最悪の場合、あらゆる魚が簡単には手に入らなくなるという・・・
イスラエルは懲りるということを知らないのか、それともわざとやっているのでしょうか。
アラファト議長の監禁はまたもその権威、正統性、人気を高める結果に終わりました。
彼が交渉相手として不適当なのは確かです。自陣の過激派、テロリストを抑える力も勇気もなく、統治者としての議長府は腐敗を伝えられています(けれどもそれも報道であり、絶対真実ではないですが)。
けれども、軍事力で攻撃すればするほど彼の権威は高まるばかりです。そういう事では不屈ですから。
しかもアラファトは高齢であるのに彼を排除した場合の後継者、対立候補がいない状況でもあります。
ではどうすればいいのか、僕がイスラエル当局者なら・・・どうやって従来の軍事的方法ではない、有効なペナルティーを科すことができるか。
経済制裁はこれ以上不可能ですし、狙撃による暗殺は殉教者として神聖視させるだけ・・・何らかの容疑を固めて逮捕、公開裁判でその罪状を暴くという手もありますが奪還テロが起きますし・・・
脳の栄養になるブドウ糖、眠気を抑えるカフェイン、そしてストレスを軽減してイライラを抑えるカルシウム(これにはリラックスさせて眠気を出す弊害がありますが)とビタミンCを高濃度に配合したドリンクなどがあると、徹夜で何かしなければならない時はありがたいでしょう。
砂糖入りのミルクティーはかなりそれを満たしていますが、すこしビタミンが足りないですし砂糖もブドウ糖だけではないです。
ココア、(ミルクと砂糖が入った)コーヒーもかなり上を満たしています。チョコレートも同様です。
味をちゃんと調整し、上の四成分を集中して強化した、ドリンク剤ではなくジュースのようにちびちび飲める、または一つ一つつまめるキャンデーのようなものがあればもっと有効でしょう。
ミントなどの刺激性香料を入れてもいいですね。