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31日

今年も終わりです。やはり世を覆う絶望感は去年の終わりよりもはるかに深くなっています。

「闇が広がる 人は何も見えない
 誰かが叫ぶ声を頼りにさまよう
 闇が広がる この世の終わりが近い(ミヒャエル=クンツェ、小池修一郎 訳詞)」

という「エリザベート」の歌が響いています。
しかし「革命の歌」を歌う人もいません・・・絶望の中に沈んでいくだけです。

そういえばなぜ「絶望感」を「閉塞感」と言うのでしょう。あまり変わらないのに。

30日

多くの国からアメリカに移民する人がいます。
その移民もアメリカの選挙権を持っているのは、その一票を通じてその母国の影響力をアメリカの政治に作ってしまうことにならないでしょうか?

例えばユダヤ系の政治的影響力(票数=人口だけでなく社会的地位もありますが)が、アメリカにイスラエルの国益をアメリカの国益より優先させるということはないでしょうか。
今のフセイン潰しを見ているとそんな気がします。

そして、「移民」と「在留外国人」の差は何でしょう。

移民はアメリカに対する忠誠を宣誓しています。その代わりに、同等の選挙権や被選挙権、法による保護を持つことになります。
でもその移民が、全体として本当に母国の利益を無視し、アメリカの国益のみを考える保証はあるのでしょうか。

日本には移民が少なく、また在留外国人の政治的権利の問題がよく議論されますが・・・面白いし難しいです。

29日

アメリカがイラクを攻撃するのは、徳川家康が大阪城を攻めるのと同じくらい大義名分のない戦争だと誰もが分かっています。

同様に誰もそれを止めることはできません。嫌だと言えばそれもまた謀反、従って生き延びるか背いて滅びるかです。

いや、家康が豊臣家を滅ぼしたのも、徳川二百五十年の平和をもたらしたのですから正しいことだった、アメリカがイラクを滅ぼすのも同様だ・・・そう考えては?
いや、フセイン政権を作り上げたのはアメリカですし、フセイン政権を倒しても世界どころか中東が平和になる保証もありませんし、他にも困った独裁者はいくつかあります。

28日

大人用、より正確には老人用に三輪車を改良することはできないでしょうか。
単なるサイズアップだけではなく、乗りやすい形にして。

三輪車は安全性が高く、少ない部品で済むため安く作れます。

あ、でも三輪の自転車はありますね。
でもそれは、特に必要と思われる老人の間にそれほど普及していないように見えます。
街の自転車屋にも置いていないです。それもなぜでしょう?

27日

外来語を日本語に言い換えたほうがいい、という話がありますが、その言い換えた日本語は誰が普及させるのでしょう。
外来語は分からないけれど日本語なら分かるとも限りません。

言葉はどれくらい政治的に制御できるものでしょうか・・・近代日本の標準語教育はある程度成功したようですが。
さらにローマ字化などは・・・まちがいなく不可能でしょう。それくらいなら日本語を禁止し、英語を強制したほうがまだ早いです。

26日

昭和天皇の戦争責任は、結局「分からない」が正しい結論だと思います。

昭和天皇本人を始め、多くの証人が何も語らず全てを墓場に持っていったからです。
それ自体があえて言えば、最大の無責任だったと思います。

チャーチルが「第二次世界大戦」を書いたように、昭和天皇本人が書くべきだったのでは。
戦争で死んだ人・・・日本の軍人、空襲などで死んだ民間人、敵兵、そして中国やアジアの犠牲者達、さらに朝鮮や台湾など旧植民地の犠牲者全ての鎮魂のために、見聞きし、言い、行い、考えたこと全てを率直に歴史書と日記とエッセイを合わせたようなものを書き、発表すべきだったのでは。

敗軍の将は兵を語らず、とか言い訳は見苦しい、とか何を言っても自己弁護になるとか所詮皇国史観に凝り固まっているとか逆に戦後思想に洗脳されているとか後知恵ならなんでも言えるとか、何と言われてもそれがあるとないとでは大違いだったはずです。

言葉を重視しない日本人の性質、と言ってしまってはそれで止まってしまいます。

25日

クリスマスになるといつも思うのですが、ほとんどの人は福音を知らぬままイエスの誕生日(と教会が定めた日)を祝っています。

で、クリスマスの中心的な象徴はイエスと言うよりサンタクロース、それもコカコーラの宣伝としての赤い服+白いひげ+トナカイのサンタです。
それは事実上、キリストではなくコカコーラを拝んでいると考えていい気がします。

きちんと福音を知った上で、受け入れるにせよ受け入れないにせよクリスマスを楽しむなら・・・どうなのでしょう、それも。
信徒ならきちんと主イエス=キリストが生まれ、そして宣教し、処刑されて三日後によみがえり、全ての罪を許したことを思い起こして感謝を深めるべきですが・・・

しかし、日本人のキリスト教についての無知、いやそれだけではなくイスラム教どころか仏教、神道についても無知であることはなんとかならないのでしょうか。
義務教育とテレビを利用してキリスト教、イスラム教+ユダヤ教、仏教、神道などについて普通の人でも知っているようにすべきでは。

24日

やっとコンビニ自動販売機ができるそうです。
本来、軽食や飲料、小物などは自動販売機で十分のはずですし、今までなかったほうが不思議です。

23日

今の不況はデフレ、つまり需要が少なく供給が過剰と言われています。

でも、このまま企業倒産が相次ぎ、生き残っているものも超過労働が当たり前になる状況が続いていると、どこかで破綻しないでしょうか?
まるで伸び切ったゴムにカッターの刃が触れただけで弾け切れるように。

たとえば、こんな状況で・・・流通に欠かせないトラックが動くのに必要不可欠な消耗品の部品の材料がある日、わずかなミスか事故で納期に間に合いません。
普通なら納期を破ったら在庫を探し、よそに当たればいいのですが、このIT化、極限までの合理化、過当競争は「よそ」つまりその材料を作っている別のメーカーがすべて倒産してそこが唯一の供給元で、しかも合理化により「在庫」は全くない状況です。
その結果トラックという流通の動脈が切れ、あらゆる業界で物が届かず、出せません。
それは事実上全ての生産、流通システムを瞬時に崩壊させ、最も恐ろしいことに前線の担当者・・・リストラでギリギリまで絞られ、余剰人員もないし皆が過労死寸前・・・がその混乱を吸収できず、伝染病のように大量の過労死が出、更に恐ろしいことに残った人は絶望に襲われて「責任感」「納期遵守」など、日本の高度成長を支えた「真面目」文化が崩壊します。
もちろんそれは金融、株式システムも一気に崩壊させ、国債暴落からデフォルトにつながってハイパーインフレになり、瞬く間に日本経済は崩壊、連鎖的に世界経済にも大混乱が起きる・・・

このシナリオは十分ありえる気がします。日本だけでなく、激しい競争社会であるアメリカでも。

でもそれを防ぐ手段もありません。

22日

僕が少女マンガの評論で、剣道や弓道のシーンにこだわるのは経験者だからというだけではなかったようです。

最近気がついたのですが、古典である「あいつがHERO!」と「星の瞳のシルエット」が剣道(の手の内をワンシーン)、弓道(小笠原)をかなりしっかりと描いているのです。
つまり剣道や弓道のシーンがいいかげん、ということはそれをあまり読んでいない、少なくとも手元に置いて参考にはしていないということになります。
または元々それを描く画力がないかですが、それはちょっと問題外です。

まあそれ以前に、初心者用の本を図書館で借りて参考にするぐらいできるはずですし・・・

21日

FRPのように軽く丈夫な素材を使った、家庭内用の踏み台はこれから需要が伸びるでしょう。
高齢者が中心になる世帯が増えますから。

他にも色々な高齢者用グッズ、サービスは増えそうです。

20日

スポーツ新聞の内容を持つテレビはなぜないのでしょう。

スポーツ番組、中継はあります。しかし、それらは普通の新聞の切り方であり、スポーツ紙の大胆で強い皮肉を持つ切り方とはまったく違います。
競馬番組もありますが、スポーツ新聞の競馬欄が持つ情報の細かさはありません。
釣りなどの男性向けレジャー情報もテレビでは決して多くありません。
もちろんエロ、風俗情報はテレビには一切ありません。
そしてタブロイド夕刊紙のような切り口のニュースもまずありません。

スポーツ新聞、タブロイド夕刊紙を買う人数を考えると、かなりの視聴者をテレビは見逃しているのでは?

もちろんテレビでエロができないのは当然ですが、それならなぜ十分公共の場であり、結構小学生もいる電車内ではエロ記事ありの新聞が堂々と読まれているのでしょう。
逆にテレビも、子供が見られないように限定して・・・このチャンネルはパスワードを入力しないとデコーダで暗号になります、とでも・・・そういう情報が流れてもいい気がします。

日曜日のテレビが全体につまらないのは、スポーツ新聞から脂を抜いた内容だからのような気がします。それがなぜ淘汰されていないのか。

19日

「美少女戦士セーラームーン」シリーズは外国でもヒットしたそうです。

それでふと気になったのが、セーラームーンでは「火星(セーラーマーズ)=火」というふうに、日本語(漢語)で五行と惑星をあてはめていた象徴体系をそのまま映像化しています。
ちなみに「木(セーラージュピター)=雷」も五行思想では間違っていません。さらに後半、セーラージュピターに木の技をオーディーンとジュピターの同一視を利用して使わせたのもそれは見事でした。

でも欧米では火星はマーズ、木星はジュピターです。決してファイアスター、ウッドスターではありません。
西洋の魔法象徴体系で「火」「木」と「マーズ」「ウッド」はもちろんずれています。
それどころか「木」自体が西洋魔術の中心になる「地」「水」「火」「風」に含まれていません。
なにより西洋は四つ、中国の五行は五つなのですからずれるに決まっています。
そのずれがどうなったのか、気になります。

もしかしたら、欧米の子供たちに本来の西洋魔術とは違う体系を刷り込んでしまったのでは・・・なんとなくそれは重大な文化犯罪のような気がします。

じゃあどうすればいいのか、とか非科学的な西洋魔術がそんな大切な文化体系かね、とかセラムンの見事な西洋と東洋の混合隠秘体系に文句があるのか、とか言われるとどうしようもないですが。

18日

税金が色々騒がれていますが、増税した結果景気がもっと悪くなって税収が減る、ということもありえます。

しかし、もう国民の間に財政赤字についての不安はあり、しかも公共事業に対する不信感が根づいているのですから、減税をしても使うのではなく貯蓄する人が多いです。
そうなると景気対策としての効果は低く、財政破綻のリスクにより景気はもっと悪くなり、最悪の場合本当に破綻することもありえます。

今は増税も減税も正解ではないし、多年度中立という名の朝三暮四も正解ではないでしょう。
野党が考えているような、セイフティーネットを整備した上で小さな政府というのはそれ自体かなり矛盾しています。
膨大な、つぶしのきかない労働力を支えている建設公共事業を解体し、セイフティーネットと新産業に回すのは・・・現実には土建国家解体の失業者を吸収できるセイフティーネットを作ったら、それで十分大きい政府、財政破綻の福祉国家になるのが落ちでしょう。

ではどうすればいいのか。歴史的にはこのデフレ不況・・・恐慌を解決する方法は大戦争以外にありません。
アメリカはそれを分かっているようですが、それで世界全体が回復するかといえばそうはいかないでしょう。
よくてアメリカだけが少し上向き、ドルが紙切れになることによる世界全体の破綻はかろうじて免れる、ただし日本を含む多くの国は深刻なデフレと財政破綻に悩む、という状況でしょうか。

なにより日本は戦争ができないのですから・・・ではどうすればいいか。

僕は環境+人口問題の解決に総力戦に匹敵する規模の力を注ぎ、大戦争と同様な効果を狙うという手を提案しておきます。

17日

ゴア氏が次の大統領選挙の出馬を断念したそうです。

もしブッシュではなくゴアだったら・・・現在自衛隊のイージス艦は、反対されながら出港していたでしょうか。

彼が大統領だったらどのように9.11テロを収拾したのか、一度聞いてみたいものです。

しかし、なら一体誰が次期大統領選にブッシュの対抗馬として出てくるのでしょう。現在の(軍国的ポピュリズムに支えられた・・・という人も多いですが)ブッシュ大統領の高支持率を打ち破れる候補はいるのでしょうか。
それを考えるとイラク戦争がカギになりそうです。

16日

寒い中パソコンに向かっていると手がかじかむのが嫌です。

身体は厚着をし、どうしても寒ければ少し運動すればいいですし、足は足を暖める暖房がありますが、手はどうしようもありません。
かといってそこまで室温をあげるほど暖房を使う気もしません。

卓上に置けて手だけに温風を吹きかけるような、小さな暖房器具があると便利ですが。

15日

タブロイド紙の政治面は楽です。
「小泉内閣では国民生活は地獄に落ちる」
「だが野党、特に民主党もどうしようもない体たらく」
「これではファシズムになるかこのまま崩壊するかだ」
「それもこれも最終的には国民が馬鹿だから」
もう一年はこればかり繰り返している気がします。

これは出口がないのではないでしょうか。
この論法ではまず国民が変わるべきなのでしょうが、国民も「野党もどうしようもない」のですから野党に投票するのも賢明とは言えません。どうしろというんだとツッコミたくなります。
野党が不甲斐ないのも国民が馬鹿だから、なのでしょうか?

上の一つ一つは一見正しそうに見え、だから「どうしようもない」という結論も正しそうに見えるのですが・・・どこかに罠がありそうです。
それも非常に悪質な、それを信じたら結果的に日本がもっと悪い方向に行くような。

たとえば民主党に「体たらく」と、まるで枕詞のように連呼していること。
これが民主党のマイナスイメージを国民に刷り込み、その結果自民党に見切りをつけている層は民主党に投票するのではなく棄権しているのでは?
もしその結果、更に民主党がだらしなくなっているとしたら・・・その悪循環の輪の重要なところにマスコミがいる、ということになります。

確かにこのまま小泉内閣ならデフレ恐慌の恐れがあり、抵抗勢力が復活して旧来の政治になったら財政破綻のリスクがあります。

民主党が政権を取っても、財政が実質的に破綻していてデフレ不況という状況では財政を緊縮も垂れ流しもできないので、どうしようもないに近いのですが・・・歴史的には戦争以外に解はない、ということはアメリカが一番よくわかっているようですね。

14日

もし日本本土で非常に重大な米軍兵士の犯罪が起きたら、一体どうなるのでしょう。

いや、これまでも起きていなかったはずがありません。
にもかかわらず、それが沖縄や韓国におけるような大きな問題にならないのは・・・

どのようにマスコミと日本政府がもみ消してきたのか、それを検証すると大きなスクープになりそうですね。
首を吊ったほうが早いぐらい危険ですが。

13日

救急救命士の気管挿管がやっと認められるそうです。
これまでそれができなかったことのほうがおかしいです。

それ以前に、確かに大多数が受けている運転免許(第一種普通免許)で心肺呼吸法の講習はありますが、義務教育で気管挿管ぐらいできるレベルの救急医療、医学知識は教えて欲しいです。
挿管のような、機器を使う医療行為は医師以外はできない、という医薬事法のほうがおかしいと僕は思っています。原則として「訓練を受けたらやっていい」とすべきでは?
医師や看護士のような専門家でなくても、部分的な知識だけでもできることは相当多いはずです。

さらに今後は、大容量インターネットによって遠くにいる医師と画像、音声+脈拍、体温などのデータをどこでもやり取りできるようになるはずなのですから、「医師のネットを含む監督下で講習を受けた人が」かなりの救急処置を取れるようにすべきでは。

12日

和歌山カレー事件は予想通り死刑ですか・・・本人の自白も、常識的な物証もないけれど明白と言っていい、不思議で恐ろしい事件です。
でも「本人の自白」も「常識的な物証」も、でっち上げようと思えばいくらでもでっち上げられます。

ところで、この事件の被害者はカレーをいまだに食べられないそうです。
子供たちが通う学校では給食でカレーを出さないなど配慮しているそうですが、彼らが将来警察、自衛隊、刑務官など軍隊的な公務員になったらどうなるのでしょう。そういうところで個人の事情が認められるとは思えません。
それだけのためにそういう仕事ができない、というのも悲惨です。

そして、カレーを見るだけで身体的不調に陥る、という話は、人間の食物の好き嫌いは「生来の味覚」というよりその人の体験によるものだ、と示している気がします。
だから「気のせいだから我慢しろ、食べ物なら人間はなんでも食べられるし食べられなければならない、根性だ」という精神論が正しい、とは言えないでしょう。
この事情を知って被害者にカレーを食うことを強要したら、それは残酷すぎますよ。

11日

最近、ついに今まで時計店に行くたびに問い合わせてはまだないといわれてきた「電波受信、太陽電池のG-SHOCK」が出たので早速購入しました。
時刻合わせと電池交換が全く必要なく時報と同等の正確さ、カレンダーは2099年までですから僕が生きている間は十分、さらに防水も完全で衝撃などによる故障の心配もないです。

事実上腕時計はこれ一本で一生十分です。
フォーマルな格好には合わない(場合によっては背広でも許容されるそうですが)事はあるかもしれませんが・・・
これでもう、「時間を知る」ことについては改良の余地はないですね。

なんとなくそれが、面白くないような気もします。

もう「時計」そのものの進化の余地はないです。様々な機械式時計など、精緻な芸術品はありますが・・・結局時間を知ることについては、どうやってもこれにはかなわないです。
あるとすればどんな機能を追加するかだけです。

多分最終的には携帯電話の域になって、それで終わりでしょうか。それとも時計を含むコンピューターを脳に埋め込むことで、「腕時計」そのものが必要なくなるのでしょうか。
長い時計の歴史は終わった、と考えるのは行き過ぎでしょうか?それとも否定しようのない事実なのでしょうか。

10日

本当に東京は雪に弱いです!

そして、今まであまり考えていませんでしたが、背広という格好も雪に弱いです。
特に革靴の足元は、あっというまに足の感覚がなくなるほど冷えますし、低めにしてあるズボンのすそは容赦なく濡れます。
コートもそれほど防寒性は高くなく、水に脆弱ですしフードがないため頭や首をカバーできません。
せめて黒革を中心としたワークブーツまたはタクティカルブーツと無地のゴアテックスパーカー、セーターを許容してくれると随分助かるのですが・・・
そしてG-SHOCKも許容されると助かります。

交通が脆弱なのは仕方ないでしょうか?
電線は地下化を進めればかなり改善できるはずです。

それにしても東京は暖かくなっているといいますが、今日はそんな気がしません。単なる異常気象でしょうか。

9日

韓国でも米軍兵士の事故をきっかけに、かなり大規模な反米運動が起きているようです。

本来ならあれほど誇り高い国が、アメリカ軍の存在を許していることのほうが不思議ですが・・・北朝鮮との対峙でどうしても在韓米軍が必要な状況を、日本のせいにする以外どう処理しているのでしょう。

さらに韓国には日本とは比較にならない数の北朝鮮工作員が浸透していますから、そちらの反米宣伝もすごいのでしょう。

8日

「ネタ」と「教養」はどうちがうのでしょう。

僕の世代では、どんなマニアックネタを知っているかが話題の幅を決めます。
でもそのネタが「イリアス」と「サイボーグ009」で、どんな違いがあるのでしょう。

昔古典の暗記と正確な引用を誇った・・・例えば人の会話の中に、当然のように昔の箴言とその正確な引用元を告げて去っていくような人と、あらゆるアニメやマンガ関係の元ネタを知っている人とはあまり違いがないような気がします。

まあ古典であろうが昔のマンガであろうが、暗記しているだけと本当に血肉にしているの違いがあるのでしょう。
今は哲学書やギリシャローマ、漢籍などの古典の知識がほとんど評価されなくなり、代わりに普通の人の話題では昔のマンガやアニメのネタに変わっただけなのでしょうか。

7日

人類の未来はどれになるでしょう。
そして、どれが望ましいでしょう。

  1. このまま人口増加、環境破壊が続いた結果大規模な飢餓→戦乱→疫病、民族移動がアフリカ、中東、中国などを中心に発生、世界文明が維持できなくなる。
    結果的には世界人口の過半数が数十年の短期間で死に、先進国は地域を閉鎖して生き延びるがテロに悩まされる。
  2. 世界的な啓蒙と「人間の安全保障」が成功し、人口増加が止まる。
    世界人類のほとんどが十分豊かで自然に優しい循環型生活に転換、高齢化と低成長に悩むものの世界はほぼ現状のまま安定。
    物質的な富は生活でき、情報を得られれば十分という思想が啓蒙され、過剰な物質文明より自然と調和した精神文明に転換していく。
  3. 欧米のエリート層が世界的な支配力を強め、意図的な天然痘の解放や予防接種の禁止、最貧国の皆殺し、軍事力を使った強制的なライフスタイルの転換(貴族以外の自動車や電気、肉食の全面禁止、強制避妊断種手術・・・)などの世界の統制で文明を制動する。
  4. エリート層が箱船で宇宙に脱出し、旧人類を一掃するための遠隔操作全面核戦争で地球は一時的に事実上死の星に。
    数十年後、帰還したエリート層が旧文明の教訓をふまえて安定した小人数文明を作る(または作ろうとするも失敗し、人類滅亡に至る)。
  5. 世界全体で余力を新技術文明開発に集中、巨大な人口をスペースコロニーや海上都市、宇宙太陽光発電による海水の淡水化で緑化した砂漠などで養う。

望ましいのは2と5ですが、どちらも困難です。
最も可能性が高いのは1です。

6日

MPT(マルチパーパスツール)という、スイスアーミーナイフ(言葉の間違いは百も承知)を発展させ、プライヤーをメインにしたものがあります。

非常に便利なのに、特に作業現場では割と知られていないのが不思議です。やはりナイフだからでしょうか?

「ランボー」やバタフライナイフのように、メディアに露出していないこともあるのかもしれません。武器としては使いにくいですから。
それとも実際の作業ではプライヤーとドライバーとカッターナイフを別々に持った方が安く便利だからでしょうか。
それは理解できますから、たとえばこんなモデルがあるといいかもしれません。

ワンタッチで二つに分割できるフルサイズのニードルノーズプライヤーで一方の握り部分はモンキレンチ、もう一方はフルサイズの頑丈なタクティカルフォルダー。分離するとそれぞれが使える。
アクシスロックを一回り大きくすればゴム軍手でもワンハンドオープンクローズできるはずです。
それにビットを差し替えられるラチェットドライバーをつけ、まとめてポウチに収納するスタイルなら、かさばるためポケットに入れるのは無理ですが単純なため安くタフなはずです。

アーミーナイフとしての缶切り栓抜きやノコギリ、ヤスリなどはアウトドアでは便利ですが、ビクトリノックスのキャンパーなどを別に持てばいいです。

5日

鳩山民主党代表が辞意を表明し、ほっとしています。
今回の騒ぎはただのレイムダックの悪あがきだったのでしょうか。

これでやっと少しはまともになるかな、政権交代の可能性が出てくるか、と朗報のように感じているのです。
代表選以来、あまりにも悪いイメージばかりでしたから。
それでどこまで民主党のマイナスイメージが回復するかは未知数ですが。とりあえず誰になるか・・・

やはり日本は現在の政界にはいない、清新で力のある指導者が必要なのでしょうか・・・政権交代だけでも。

4日

http://www.moemoe.gr.jp/
で、moemoeサーバの管理人の雑記に拉致被害者家族に対する発言があり、それが元で一時このサイトや掲示板にもアクセスできない状態になったようです。

僕が言えることは「君の意見には反対だが、君がその意見を言う権利は命を賭けて守る」です。

誰も人の発言を妨害する権利はありません。
もちろん人を傷つける発言はすべきではないですし、その発言が無罪とは言えません。
しかし、その言葉の暴力に対し現実の暴力に等しい大量アクセスによるサーバの妨害や脅迫行為を行うことは、より低い世界に自分を落とし込むことに他なりません。
どれだけ言葉の暴力に義憤を感じても、できることは「それは言葉の暴力だ」と指摘することだけです。他に止める手段はないじゃないか、現実の暴力と同じくらい傷ついているんだということはできますが、被害者など関係者ならば場合によって法的措置を取ることもできます。

ところで拉致被害者やその家族は「言葉ででも傷つけることは許されない」私人なのでしょうか、それとも「批判、諷刺が許されなければならない」公人なのでしょうか。
これも非常に難しいです。諷刺、批判を禁じるのは言論の自由から言って危険、でも何も考えずに放言していいのかと言われるとそれも正義とは言えない・・・

その発言自体ですが、確かにかなり過激です。
ただ、言いたいこととして「拉致被害者家族は神聖にして侵すべからず」という風潮が安易な北朝鮮に対する戦意につながることに対する警戒は理解できます。

気になるのが、「社会党は北朝鮮の政治家」という拉致被害者家族の言葉を民主主義の否定だ、と非難した事ですが、民主的に選ばれた政党が明らかな利敵行為、国民の安全より敵国(北朝鮮を敵視する事自体間違っている、という考えもあるでしょうが、僕は北朝鮮は明白に敵国だと考えています。ただしアメリカを含め、どの国も100%の味方でも100%の敵でもないと思っていますが、北朝鮮は特に限りなく100%日本に対して敵対的です)の利益、意志を優先していたとしか思えない言動があったのは事実だと思います。
そして、それは非常に不思議に思えるのです。
政治の目的は国民の生存=安全と(少なくとも最低限の、できればそれ以上の)豊かさを保障することだ、というのは日本ではあたりまえのことではないのでしょうか。
まあ拉致の黙殺についてはほとんどの政党、マスコミ、そして国民全員の「空気」も同罪ですが。
日本もまたある意味、同胞を見捨てるほど分断国家だったのではないか、とも感じます。

でも考えて見ると、全ての国は色々な意味で分断されています。男女や貧富、宗教、少数民族、人種、言語などで分断されていない国などないでしょう。
だから国などという枠組みは幻想だと考えるべきか、それともだからこそ愛国心でまとまらなければバラバラになると考えるべきなのか・・・

3日

日本の植民地支配は本当に極悪だったのかを考えていて、違う気がしました。

たとえ日本がとことん善政を敷き、植民地民一人一人に楽な生活を与えていたとしても、自由と民族の誇りを奪ったことには変わりないのでは?
どう考えても属州民一人一人は幸福(平和、水道や道路あり、総督を訴える窓口あり、信教の自由あり)だったローマ帝国も恨まれています。

となると統治の質を問い、「日本は原住民を家畜扱いした欧米列強とは違う、赤字になってまで社会資本の整備や教育などいいことをした、今の韓国や台湾の繁栄はその基礎あってだ」というのは意味がないです。

あと、韓国や中国の人は欧米列強の植民地と自分を比較する、ということはしたことがないのでしょう。強制連行や弾圧はかれらにとって絶対的な、相対化できない体験ですから。

2日

民主党と自由党が合流し、さらに社民党まで誘うというニュースには呆れるほかありません。
野合は自民党だけでたくさん、というメッセージは誰も(より正確には鳩山、小沢両氏は)聞いていないのでしょうか。

現在の民主党自体、もう十分野合です。旧社会党系連合と元自民は憲法観、国家観が根こそぎ違います。
それを無理につなぐことは混乱しか生まないのに、さらに小沢氏と社民党という爆弾を取り込んでどうするのでしょう。
すぐ崩壊すればまだいい、ずるずると意思統一ができず、何もできないまま自民党政権を補完することになって次の総選挙で自民の勝ちに結びついてしまったら、もう半永久的に政権交代は起きないでしょう。

危機的状況だからこそしっかりした政策の軸、「観」で再編しないと。
もちろん自民党が分裂しない限り、たとえ野党の側だけが右側と左側で再編しても弱い野党が二つになるのかもしれません。
でもそうなって始めてどちらもきちんと言いたいことを主張できるはずです。
分裂が怖くて自己主張ができない、だから国民にそっぽを向かれるパターンはこれ以上続けるべきではないでしょう。

もちろん野党を再編するとしても、軸を何にするかが問題になります。
護憲と改憲、大きい政府と小さい政府と第三の道、環境など色々あるのがまた厄介なところです。

1日

やはりテロが続いています。

特に厄介なのが、アフリカのように政府が機能していない地域でのテロ対策です。
いくらテロ対策をするように先進国が言っても政府が腐っていてテロ組織に侵食されたり、警察が夜になると強盗になるようなお国柄ではどうしようもありません。
かといって先進国が直接乗り出したらそれはそれで、ソマリアのように現地の抵抗を招きます。

だから武力ではテロは止まらない、「人間の安全保障」しかないといっても、現実に先進国に持ちこまれる爆弾も今どうにかしなければなりません。
そして、「人間の安全保障」をしようと経済援助をしても腐敗した政権が横流しして累積債務がたまり、教育や福祉、衛生、警察などが機能しなくなるだけです。
逆に教育、医療などに限定した援助をし、彼らの生活レベルを上げようとしたらそれぞれの(現状維持を望む)政府や伝統が抵抗しますし、特に産児制限などの動きには宗教、文明レベルの抵抗があります。

武力という外科的治療も、少なくとも従来型の軍隊には効果が乏しい、かといって内科的な援助もそれだけでは効果がない・・・難しいです。