枕元の計算用紙

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31日

日本における本当のマジョリティは、「世間」の最もいやらしい部分・・・オウム真理教関係者が近くに引っ越すのを憲法、人権の精神を無視して拒否し、学校における体罰やいじめ殺人の被害者を残酷に中傷するなどして学校を守ろうとし、同和、人権教育にもかかわらず決して被差別部落民への差別をやめない・・・そういう力ではないでしょうか。

それは表現するのは難しいのですが、「京都気質」というのが一番近いかも・・・非常に利己的で排他的で冷酷、本音と建前が極端に違い、一見礼儀正しいが正義、人道よりも伝統や狭い共同体のルールを優先する・・・
僕はそれがなにより嫌いなのですが、それを変えるのは教育では無理なのでしょうか。

というか、教育でより大切な「家庭で教える常識、しつけ」がしっかりしているほど必然的に「それ」を受け継ぐことになります。
日本において正しいしつけとは、教育基本法の理念などではなくあくまで「それ」ではないでしょうか。
逆に「それ」も教わっていないというのは致命的なほど常識、人間としての基礎的な力を持っていないのとイコールのような気もします。

あ、となると「それ」は日本の本当の国教でもある・・・!
それを克服するにはどうすればいいのでしょうか。

30日

とことん絶望的な状況では、どの選択肢が一番正しいのでしょう。

個人ではなく、社会としては?
日本は経済政策において絶望に近い状況(公共事業も金融政策も景気を好転させることができず、デフレと財政難が危機的水準で動けない。しかも思い切った政策は実権が政治家ではなくセクションに分かれた官僚であるため不可能)ですが、上のどれが正しいのでしょう。

29日

危機管理において、「幸運にも事故がなかった」ことを当たり前だと思うことは本当に危険ですが、なかなかそれからは逃れられないものです。

自転車にカギをかけ忘れたり傘を店の傘立てに差したりするのはもちろん、車道や赤信号を強引に横断したり・・・
もっと重大な事故、たとえば核ミサイルの誤射さえそれで起きかねませんね。

人間性の限界なのか、だからこそ徹底して油断なく注意すべきなのか。

28日

ネット電話が普及しつつありますが、世界規模のネット障害はその危険性を露呈しました。

まだまだ電話やテレビ、ラジオ放送に比べ、ネットの信頼性は高いとは言えないようです。
インフラストラクチャーになにより必要なのは信頼性ですが、インターネットがそれを得るのはいつになるのか・・・

Suica式の手の甲に埋め込まれるICチップにDND-IDと虹彩コード+ネット通貨残高が完成すれば・・・いや、多分それとは話が別です。
Windows(+Explorer,OutlookExpress)が信頼性、ハッカー及びウイルス対策を最優先した設計思想に変え、強力なオンライン更新セキュリティーソフトを標準装備することが早道でしょうか。

27日

世界連邦を考える人は多いですが、それは民主的な連邦制に限られるのでしょうか。
つまりアメリカのシステムですが、他にも大きく多様性の高い国を運営するシステムはあります。

例えば江戸時代の日本のような、封建制での世界政府は?

今はアメリカが極端な強さを持っていますから、徳川幕府のようなものです。
そしてこれから世界全体で貧富の差が広がり、遺伝子を含めた貴族制ができる可能性がありますから、それが一種の封建制になったら?

民主主義、人権が無くなるという点では後退かも知れませんが、江戸時代の日本は「平和」「閉鎖された経済圏の環境、人口での破綻なき安定」という現在の世界にとって最も望ましい要素がありました。
もちろん世界全体が幕藩体制になり、家と主君への忠誠を強要される、特に新規発明が全面禁止されるなど考えたくもないアンチユートピアですが・・・「貧富の差」がどこに行くかは気になるのです。
遺伝子改良技術と結びついた極端な貧富の差は、必然的に「自由」「平等」「民主主義」「人権」「寛容」とはまったく違う、新し(くも古?)い世界を作り出すでしょう。
領地での農業生産を基調にした封建制度とは違うと思いますが、・・・予測は難しいです。

古代ローマ帝国も巨大な領域をかなり長期間うまくコントロールしていました。しかもローマ市民には法の適性手続、民主主義の概念さえありました。これもまた注目されるかも・・・

でも実際、アメリカが「国替え」「改易」を自由にできたら・・・世界はどうなるのでしょうか。
イラクと北朝鮮は改易の上御家断絶身は切腹、イランとアルジェリア、日本は取り潰して日本は天領とする、ドイツはアフリカのコンゴからエチオピアに至る広大な領域に国替えしてアフリカの要とし、ロシア西半分はスゥエーデンに、東半分はスイスに与えてロシア政府にはイランとイラクの大部分の遺領を任せる・・・できたら楽でしょうね。

26日

もしヤクザのベンツに在日米軍の車が追突したら、ちゃんとおとしまえはつけるでしょうか。
やはり泣き寝入りでしょうか?

マンガ的には面白いですね、こわもてパンチパーマのヤクザが数人ハンヴィーに詰め寄り、ドアを蹴りつけたら・・・ナンバープレートが日本のものではなく、出て来たのが2mを超える巨漢の黒人と白人。

任侠道では杯を返して腹にダイナマイトを巻いてトップの首を取って自爆すべきなのですが、実際にそれをやられたらどんな報復になるか・・・

25日

北朝鮮の核の目標は日本だけでは?

少なくとも韓国人は、最終的には北朝鮮が同胞である韓国に核を使うとは思っていないのでは。
中国やロシアは微妙ですが元味方、アメリカは遠すぎますし核を落としたら徹底的な報復が待つ・・・
目標は日本以外ありえません。

アメリカは東京が消し飛んでも(何万もの東京在住のアメリカ人、在日米軍兵士の被害はありますが)核で報復してくれるかどうか・・・ギリギリでチップを積み合っているような危うさを感じます。
アメリカ国内で、上記の同胞に対する報復+同盟の信義と・・・核使用そのものの是非、核テロによる報復の可能性などでどちらが勝るか。
今のアメリカの武断主義を考えれば核報復をしてくれそうですが、内向き志向も考慮すると・・・

そして日本人はどうすべきでしょう。アメリカには同盟がある以上核報復を求めるべきでしょうか?それとも唯一の被爆国として、やはり核戦争だけはやめるよう頼むべきでしょうか。

多分在日米軍があるから核攻撃されたんだ、という論法が高まるでしょう・・・断固報復するにしても日本独自では動けないのが悲しいところです。

24日

もし毛沢東が文化大革命の時、アルファベットでも仮名でもハングルでもない表音文字を考えて強制していたら、普及していたでしょうか。
本当に文化を根こそぎ変えるなら、それこそが最も必要だったのに・・・

23日

中国の将来がとても興味深くなってきました。

今回の脱北者の拘束などを見るように、決して「人権」「自由」「民主主義」という概念は受け入れないつもりのようです。

にもかかわらず、経済的には急速な近代化が進んでいます。それこそ日本の高度成長と見まごう勢いです。

その行きつく先はどこでしょうか。共産党帝国(実質的には寡頭制+資本主義?)のまま現代産業社会を作り上げることなどできるのでしょうか。
軍事的な覇権も気になりますし、文化的にも・・・最も根本的な、漢字をどうするのか・・・表音文字がないことをどう解決するのか、という問題が控えています。

そして宗教なしで伝統社会が崩壊したらどうするか(これは日本も同じですが)という問題もあります。

22日

賄賂がない社会など、古今東西あるものでしょうか。

逆に本当に賄賂が盛んな社会は各地の歴史でどの時代でしょうか?
そして賄賂が少なかった時代は?

いや、一つ根本的な疑問・・・賄賂が少ない時代には庶民は幸せで、逆に賄賂が多い時代は庶民は不幸だったのでしょうか。

21日

貴乃花にはお疲れさまとしか言いようがありません。

とっくの昔に引退したい(医学的には引退しなければならない!)ところをここまで粘ったのは・・・
客離れがひどい相撲協会の都合だの朝青龍の品格だの親方の都合だの憶測は色々ありますが、根本は若手が不甲斐ないからです。
若いのが鍛え抜いた力と負けない気迫で貴乃花を投げ倒し、千代貴ノ花から千代の富士、そして当代貴乃花と受け継がれたものを奪い取れなかったからです。

会見のコメントはともかく、それがたまらなく悔しく申し訳ないと思っているでしょうが、それは人力ではどうにもならない、歴史の流れでしょう。

そのためにも体重が増えて怪我も増え、けいこが減る悪循環をなんとかしなければならないのですが・・・
体脂肪率制限と最低けいこ量を満たさないものは土俵に上げない、というのも相撲らしくないですし、かなりの無理があります。
所詮相撲は近代に適応するものではないのでしょうか。近代の中、古城を守り抜くのも限界があるのでしょうか。

20日

物置を整理して、1991年発行の「黙示録大予言」系の本が出てきました。
笑えます。もちろん1999年に核戦争など起こっていませんし、9/11同時多発テロも予言されていませんでした。

もし2001年前後に仏像が壊れるとかビルに飛行機が突っ込むとか書いてあれば素晴らしいのですが。

19日

体験で学ぶより言うことを聞くほうが圧倒的に効率的ですが、どうしてもそれでは本当に身につかないものです。
素直に従える器用な人のほうが成功するのでしょうが・・・

18日

読書、勉強に特化したファミリーレストランがあれば面白そうです。

壁一面に本棚があって公共図書館並みに各種辞書を充実させ、普通の本やマンガもあって自由に読めれば天国です。

今多く見られる椅子が置いてあって立ち読み自由な巨大書店とファミレスを組み合わせる形もいいかもしれません。

回転率は極悪になりますが、マンガ喫茶が成立する以上不可能ではないのでは?
どうやって利益を上げるか、サービスをどうするか(マンガ喫茶はセルフサービスの低人件費)、本の汚損にどう対応するか、ホールに司書としての能力まで求めるのかなど難しそうですが。

17日

今後、かなり高い確率で政府の財政が破綻し、金融機能が崩壊してハイパーインフレや新円切り替えなどになり、国債と円が紙屑になると言われています。

にもかかわらず、特に高い貯蓄率を持つ個人が資産を海外に逃避させていません・・・個人資産の大半は国内銀行の円預貯金、円の現金によるたんす預金、国債のままです。
それはアルゼンチンなどとは違い危機意識がないからだと言われていますが、そうでしょうか?

もしかしたら、日本人には「資産を海外に逃がす」発想自体がないのかもしれません。
ドルが流通するアルゼンチンと違い、日本人には・・・円以外の通貨は海外旅行の時わずかに手にするだけで、資産としての実感は決して持てないのでは?

それが今後変わるか、本当の危機意識が出たら一気に資産が海外に逃避するか・・・それともすべてまとめて紙屑になるか。

16日

小泉首相の突然の靖国神社参拝には驚きました。

一年に一度は絶対参拝する、というのが精一杯なのでしょうか?
中国や韓国も、まさか国交断絶などはしたほうが損は大きいからできない、という読みでしょうか。
ただ、それは向こうの反日世論の暴走を計算していない気がするのですが。

それにしても、日本の不幸の一つは・・・自民党という変な構造があるがゆえに、右翼と左翼にはっきり分けて国民が選択することすらできなかったことです。
右翼と左翼に感じる語感がきつすぎるなら保守とリベラルと言ってもいいかもしれません。
どちらにしても、55年体制時代には左側も社会党の危なっかしさから政権に就けることができず、右側も自民党は本来右の要素が強いはずなのに現実主義過ぎて許しがたい妥協をしています。

本来なら

の最低三つで有権者が選択すべきなのですが・・・
特に「伝統、自立」の人は投票する先がありません。「右翼」ともかなりずれている気がします。

環境主義も投票する先がありませんね。

15日

貴乃花には引き際という言葉は許されないのでしょうか。

いや、先代貴ノ花、千代の富士、そして貴乃花と受け継がれてきた「大相撲の伝統」を同じように若手に負けて引退を決意する形で誰かに渡すことはできないのでしょうか。

もちろん進退は本人の意思と考えるのがもっともよいのでしょう。

でも、今回の件は・・・現実の「ものいい、取り直しで勝って休場」よりも「負けを認めて引退宣言」のほうがすっきりする気がするのです。

あの一番はどう見ても貴乃花の完敗でした。柔道でも一本、戦場なら死んでいます。
悪く解釈するとものいい、取り直し判定、休場のどれも貴乃花を失うことができない相撲協会の意志と考えることができます・・・

まあ、取り直しで勝てなかったほうが弱いからまだ渡せないのかもしれません。
ここは若手の奮起を期待すべきでしょう。
よく解釈すれば先代貴乃花、千代の富士と受け継がれてきたものが重いからこそ今の若手などにはまだ渡せない、となるのでしょうが。

14日

街中、電車の中などでガムをかんでいる人はまず見かけません。
なのになぜコンビニやキオスクの棚にはあれほど大量のガムがあるのでしょう。
いつ誰がどこでかんでいるのでしょうか。

13日

沖縄が独立したら、どれだけの人数の「強制連行」「従軍慰安婦」が出てくるのでしょう。
民族として微妙な違いがあり、元独立国である沖縄の人を無理に徴用し、本土に強制連行して重労働を課して無数の労働と戦争による死者を出し、徴兵して闘い死ぬことを強要し、女性を売春婦として搾取した・・・これは「沖縄」を「朝鮮」と言いかえればそのまま通用します。

それが真実であり、それだけ日本の植民地政策は非道だと考えるべきか、朝鮮の人も沖縄人同様国民として扱ったからこそ国民として当然の義務を課しただけだから戦争犯罪も何もないし賠償に応じることもないとするか・・・

12日

マスコミのイメージでは「既得権益層=豊かな強者=悪」であり、それらを打破する改革は賛成、でも「労働者、普通の人=貧しい弱者=守らなければならない」というのがないでしょうか。

小泉改革に対する批判で「既得権益を打破するどころか国民生活を破壊している」というトーンが目立つのですが、既得権構造が破壊されたら国民生活は重税の福祉国家にしない限り破壊されるのですが・・・

官僚と大企業の社長と銀行員だけが既得権層ではありません。
日々苦労している農家、その日暮らしの建設労働者、リストラに苦しむ工場労働者、それ以上に全財産を抵当に入れて生命保険を考えている中小企業経営者、大きい安売り店の攻撃で軒並み廃業する商店街の個人商店なども「退場すべき斜陽産業」で暮らしている点では立派に既得権層なのです。

痛みとはそういう事です。
でも元の平等で安定した社会に戻るのは不可能、福祉国家も財政が厳しい・・・詰んでいるとわかっているからでしょうか、大衆が選挙で棄権することが多く、単純なスローガンに流されるのは。

11日

現在の北朝鮮の異常な体制を文明論的に見たらどうなるのでしょう。

個人崇拝による社会主義は西洋文明が生み出した「マルクス理論」をスラブ文明にあるソ連が帝政の要素を加えて変形したもので、それが伝播した・・・?
中国の共産主義の影響、そして徹底した個人崇拝には日本の天皇制の影響も指摘されていますし、朝鮮民族の習俗もかなり加わっています。

どの道文明としては小さすぎる、一切普遍性を持たない現象・・・ですが、それについてはナチスドイツや日本の天皇制も同じ事が言えそうです。
それからさらにファシズムを比較文明論を利用して分析したらどうなるのでしょうか。それもまた面白そうです。
もし最大か一番調子がよかったところで安定、存続していたとしたらナチスドイツも大東亜帝国も文明というに十分な版図はありましたし・・・

10日

今の若者の元気の無さは賢明さゆえの絶望でしょうか。
賢いからこそ先が見え、そこには絶望しか見えない・・・

でも幕末、戦後と若者が危機を切り開いてきたのに、その肝心な若者に元気がないことほどの絶望はありません。
絶望的というなら幕末には余計なことをすれば暗殺か処刑で自分の命はおろか家族さえ危なかったのに、希望と熱意に命を賭けた若者が多く、何を言ってもやっても命を絶たれることはまずない現代でなぜこれほど絶望感が深いのか・・・

いや、もう絶望を通り越しているのかも知れません。何も考えていない若者も多いですし・・・

9日

軍における拳銃はライフルが故障した時の、むしろ精神的な保険であり、ライフルなど強力な武器を持てない歩兵以外の軍人がとりあえず持っておく武器です。
象徴的な意味のほうが大きいでしょう。

でも、あまりにもその力は低すぎます。有効射程は50mとされていますが、それは特殊部隊の話で凄まじい訓練と特殊な装備があってのことです。
普通の兵士ではもっと短いですし、未熟だと目の前でも外すことがあります。

その中間になるような武器は考えられないでしょうか。拳銃のように小さくかさばらない、それでいて100mぐらいまでなら確実な制圧力がある・・・

FN-P90などのPDW(パーソナルディフェンスウエポン)はそれに近いようです。
M10イングラムのような小型のサブマシンガンも(命中精度などは低いですが)それに近い、飛行機兵用護身武器の発想です。
ただし、どちらも拳銃代わりに将校から戦車兵までみんなが身につけるものではないです・・・

僕はむしろ、できるだけ大きさを切りつめた12番ショットガンがいいと思います。
銃身も短めにし、単発中折れまたはリヴォルバー、折り畳み銃床やブルバップスタイルで取り回しのよさと軽量化にこだわれば。
ショットガンは近接戦闘では最強の武器ですし、各種グレネードなど強力な弾薬も使えます。拳銃の代わりにそれだとしたら・・・

または別の弾丸を持たなくていいよう、ライフルの弾丸を使えて小さく軽いリヴォルバーでもいいかもしれません。
ライフル弾そのものを撃つのではなく、その推進力だけを利用して各種グレネード弾を撃ち出す小型軽量システムもいいでしょう。それなら手榴弾が不用になります。

8日

NHK大河ドラマで、天海僧正=明智光秀説を利用して前半は明智光秀、後半は天海僧正というかたちでやれば面白そうです。

光秀の立場から見た信長の歴史・・・それ以前の斎藤道三の晩年さえ描けますし、それから朝倉に仕えるまでの放浪にも様々なエピソードがありえます。そして朝倉から信長に乗り換え、活躍して本能寺の変に至る心の動きを描き、後半では天海という中心でありつつ傍観者に近い存在から見た秀吉、家康から家光に至る時代の流れを・・・

誰が若く教養豊かな浪人から勇猛な武将、百歳を超える老僧までできるか、膨大なキャスティング、そして原作など難しい問題もありますが。

7日

グローバリズムというのは文明論的なできごとでしょうか。
それともそれは、単なる西洋文明・・・かつての植民地主義と同様の、優越した西洋文明が世界各地を侵食していく過程に過ぎないのでしょうか・・・西洋文明の中の変質が世界各地に伝播していく形で。

では、それに反する反グローバリズムは従来の欧化と土着の観念でとらえられるでしょうか?
いや、だとしたら反グローバリズム運動がヨーロッパにおいて強いことを説明できません。

西洋文明自体が、環境やスローフードなどに代表される反グローバリズム文明と、アメリカの企業文化をベースにするグローバル文明に分離しつつある?
いや、それはあまりにもおかしいです。

まず文明とは何か・・・宗教(西洋文明はキリスト教・・・カトリックとプロテスタントに分かれるが同一文明といってよい?同じキリスト教でもエチオピア、正教圏は別文明?)、生活様式や家族制度、社会制度、類する言語または共通の文字体系をもつ民族の集合としていいでしょうか。
多くの民族はその故郷である固有宗主国または地域を持ちます・・・といってもそれも例外が多いです。ユダヤ人がイスラエルを故国としているのはかなり人工的ですし、建国以前は土地なく宗教的アイデンティティのみで民族としてまとまっていました。
また多くの民族が他国に移民しつつアイデンティティを失わず、つながっている集団を持ちます。

他にも広辞苑に見られる「野蛮に対する文明」として、より進化した社会制度、人権概念、科学技術水準などを持つかどうかという見方もあります。
ただこれは矛盾が多いです。例えば南アメリカ先住民帝国は正確なカレンダーを持ち、高度な都市を作りましたが人身御供制度があったため(より正確にはキリスト教でないため?どちらにしても西洋中心主義?)野蛮とされています。

文化か、それとも政治的な国及び民族の集合体か・・・
文化に重点を置くなら「グローバル」も文明と見なせるかもしれません。しかし政治的な国、民族の集合と考えると、アメリカと多国籍企業からなる「グローバル」をどのように文明と考えればいいのでしょう。

逆にヨーロッパなどに広がる反グローバル運動は、それ自体も西洋文明の一部分だったはずです・・・

6日

考えると広大で多様なインドが二つばかりの国にまとまっていることが不思議でなりません。
中国も同様ですが、どちらも自然の障壁がないため帝国になりやすい、というだけでしょうか。

5日

ふととても欲しくなったもの:黒、赤のボールペン、シャープペンシルを一本にまとめた筆記具がありますが、それを金属などで頑丈に作った一生モノの高級品。

丈夫にするだけでなく

としてくれるともっといいです。

または赤青鉛筆のように、両端使えて一方はボールペン、もう一方はシャープペンでもいいかもしれません。
ノックはできませんが、シャープペンは横にあるボタンを使ってノック、ボールペンは軸を回して出し入れする形なら・・・

できれば一生モノの頑丈さと使いやすさが欲しいのです、そういう筆記具に。

4日

日本人、特に若者にとって「忠臣蔵」はどういう意味を持っているのでしょう。

まず、どれくらいの日本の若者が忠臣蔵を知っているでしょう。
その知っているにも様々なステップがあります。大体のあらすじを知っている、年末六時間時代劇スペシャルか何かを全編見たことがある、仮名手本忠臣蔵を全部見た・・・最後はわずかな歌舞伎マニアだけでしょうが。

ある程度でも知っているとして、それはその若者に何を伝えているでしょうか。
「武士道」という特殊な、現在は否定されている昔の特定階級の道徳を学ぶことは何か意味があるでしょうか。
忠臣蔵は全体だけでなく、細かな代表的エピソードの一つ一つがまた武士道・・・ほぼそれとイコールの、日本人本来の潔さなどの美徳のいい教科書になっていますが、それは若者の精神に何を残すでしょう。

また、今の日本の若者は忠臣蔵を喜んで見るのでしょうか?一昨日の忠臣蔵の、特に若者の視聴率は・・・
例えば週刊少年ジャンプなどで、忠臣蔵をそのままコミック化して連載したら受けるでしょうか?

3日

アメリカが軍関係者、国民の希望者に天然痘の予防接種を受けさせる、というのに、どうしても不安があります。
アメリカ人のエリート層だけに免疫をつけておき、故意に天然痘を蔓延させてテロリストのせいにするというシナリオがありうるのでは?

それで世界の人口の相当部分・・・よくて三割、最悪八割以上が死滅し、人口問題が一気に解決する。しかも優れた人間だけに浄化されて。

そしてもっと恐ろしいのが、黒人兵士に接種される天然痘予防接種は本物でしょうか?
非白人には偽物を与えれば人種問題を解決する絶好のチャンスでもある・・・パウエルなら自分の注射が本物かどうか調べることができるでしょうか。

テロリストの側に立って考えれば、それについてのデマを有効に流せばアメリカを転覆させる起爆剤になり得ます。

2日

もし脳に携帯電話を埋め込んで直結させたら、忙しい人は発狂しますね。

携帯電話を常につけることを要求し、休日も昼夜もなく仕事に人を縛りつける忙しい仕事環境が悪いのか、それとも神が創り給うた人間の体に機械を埋め込む発想自体が悪いのか・・・

1日

今年が始まる、と言っても今日はなんでもない、単なる冬至の一週間後です。
たまたまグレゴリウス歴が正月と決めているだけ、他の正月で動く文化圏も多くあります。

そして、今の日本は元日であっても休みはしません。多くのスーパーやコンビニ、幹線道路沿い大型書店まで開いています。
そうなると多くの流通、小売業界の前線は休みどころか普通より忙しい、ということです。

単なる祝日なのだから稼いだほうがいいのか、それとも節目と言う文化を消してしまうのはよくないと考えるのか・・・
面倒ですが。