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30日

「ロードス島戦記」や「銀河英雄伝説」「ファウンデーションシリーズ」「スター・ウオーズサーガ」などファンタジーやSFの歴史としての面がある作品を、紀伝体(史記に代表される中国正史の形式)に翻訳したらどうなるのでしょう。
特に「銀河戦国英雄伝ライ」は中国の春秋戦国や三国志を意識している分、紀伝体に訳しやすいと思われます。

結構面白いかもしれません…
 カシュー1世本紀:カシュー・アルナーグ一世 アレクラスト大陸の人、姓不詳にて元冒険者との伝有り 異伝にて剣闘士奴隷とも伝わる 多くの財宝を持ちてロードスに渡り、炎の族を糾合してフレイムを建つ 剣技優れ剣匠の名あり、内政外征に勝れる名君…
 列伝第七:パーンはアラニアの人なりファリスの生まれ 若年より血気あり…王位に推されるもこれを辞し、邪神戦争やみて後ロードスの騎士の称号を賜る」
という感じでしょうか?
制度を解説する表の部分も、それぞれの作品ではついでに触れている面が大きいのできちんと描くのは興味深いことでしょう。特に「スター・ウオーズ」の旧共和国、帝国、新共和国の制度はえ意がでは分かりにくい面もあるので、史記の文体で描写されていたら素敵でしょうね。
さらに春秋に対する春秋左氏伝の形式で、思想を加えたその歴史の解説書があったらもっと面白いでしょう。

そういう目で見たら魔神戦争や英雄戦争はどのような形で描かれるのでしょう。
スターウオーズは…意外とルーク・スカイウオーカー列伝は短く、逆に皇帝パルパティーン本紀や列伝中のジャバ・ザ・ハット、ダース・ベイダーがかなり詳しくなりそうです。
世にある「項羽と劉邦」、「三国志」などの諸作品は基本的に、紀伝体で描かれた正史を中心に、様々な伝説や俗謡、考古学、歴史研究の成果に自分の想像を加えて一つの話にしているのですが、逆に各人物の簡潔な伝を集める形に分解するのも面白いと思います。

もちろん、それぞれの作品はもちろん紀伝体に精通していなければそれは書けませんし、読める読者も多くないかもしれません。

また、ローマ帝国の歴史などを紀伝体に訳すのも面白いでしょう。
まあギリシャローマ世界には、ヘロドトスやシーザーを範とする歴史叙述の文体がきっちりあるのですが。
となると、外国のギリシャローマ古典に詳しい作家が「ヘロドトスやヨハネス、シーザーが描くスターウオーズ」を書くのも非常に面白いでしょう…ラテン語や古代ギリシャ語でも徹底した文体模写で書いてから、それを英語、日本語と二重に訳す形で。
悪趣味でしょうか。

29日

海は安定して豊富な食料を産出するにもかかわらず、海産物を主とする大文明は見られません。
なぜでしょうか。

なぜ大河流域の灌漑農業でなければ、歴史を動かす文明はできないのでしょう。

海岸の住める場所が限られているからでしょうか?
それとも海は確かに膨大な食料産出力を持ちますが、それを文明の域になるまで利用するには沿岸漁業だけでは足りず、困難だからでしょうか?
海産物の保存の難しさ、ビタミン供給の難しさもあるかもしれません。

28日

宅間被告の弁護側弁論は、何か…戦後的価値観の集大成のような気がしました。
罪を憎んで人を憎まず、弱者を踏みにじる社会に責任がある、生まれながらの殺人鬼が存在することを認めるのは社会、教育など全ての敗北になる…

それを全否定し、そのせいでこんな悲惨な犯罪が起きたと非難することはたやすいです。
その価値観に染まるのもまたたやすい判断停止であり、何も生み出しはしません。
ではどうすればいいのでしょう?

何を最優先すべきかは明らかです。同様事件の再発防止です!どうすれば宅間被告と同様な精神構造、家庭環境を持つ者が凶行に至ることを防げるのか、「鬼」に包丁を持たせないかです。
彼に対しては学校教育も刑務所などの矯正教育も精神医学も全く無力だった以上、何かを考えなければなりません。

現行の法体系はあくまで、行為を裁くものであって人格、内面をそれだけで裁くことはできません。
このような人間だから危険だ、という理由で抹殺、監視、監禁することはできませんし、政府にその権限を与えるのはだれもが反対するでしょう。
世間が危険な人を感じることはできます…でも、世間には村八分にすることはできても、抹殺、監禁、監視、家宅捜索など強制権限はないのです。彼が量販店で包丁を買って学校に向かうのを止めることはできません。有効な監視ではなく、被害妄想を強めるだけの迫害でしかないのです。

では社会がよければ彼は犯罪を犯さなかったでしょうか?いや、…僕は彼と話したことはありませんし、精神科医でもないのではっきりとはいえませんが、彼やその父親の肥大した自我はなにをしても満たすことはできないでしょう。
生まれながらに精神的に致命的な欠陥を持っており、それを家族環境が増幅してしまったとしか考えられません。
理想的な家族であったとしても・・・この仮定は無意味です。

では・・・僕に出せる案は、予防精神医学の充実です。中学ぐらいから全員に精神医学的健康診断を行い、深刻な人格障害者など、普通学級の能力があって危険性がある者には何らかの治療を早期に強制的に(人格障害は自発的に治療を求めることはまずありえません!)行うことです。
そして人格障害の治療法を研究し、その知識を少年院や刑務所など矯正施設関係者に広めてより有効な矯正プログラムを実行するのも犯罪を犯した者に対してはある程度有効でしょう。

それらは今包丁を買っている宅間二号には間に合わないのですが…それを止められるのは家庭生活が機能していない、異常行動があるなど世間のセンサーが警告を発したとき、それを半ば強制的な治療と結び付けるシステムでしょうか。伝染病の強制治療と同じ法理で…でもこれには、繁華街の監視カメラなどとは比較にならないほど大きな負の側面があると思います。

27日

ミミズはなぜ人類の主食ではないのでしょう。味と見た目でしょうか?

栄養面は高品位の蛋白質を多量に含み、優れています。
湿気さえあれば土壌の有機物そのもの、人畜の廃物、そして多様な草木の葉を栄養に変えられます。
土から掘り集めて収穫するのは多少面倒ですし温度とPHの管理も必要ですが、家畜のように大変な世話は必要ありません。
飼料としての利用価値も高く、特に農牧業と組み合わせると土壌改良、廃棄物処理もこなすため非常に便利です。
都市の生ゴミ、下水、屎尿をわずかな面積で処理することもできます。

また、カタツムリやナメクジのような軟体動物、アリやシロアリのような社会性昆虫もわずかに性質が違えば主食になり得たのではないでしょうか。
アリ同様の社会性昆虫、ミツバチを最も古くから人が飼ってきました。
その目的は主に蜂蜜ですが、その卵や幼虫、サナギも栄養豊富な食物です。
ならば木を食べまたはキノコ栽培を通じて栄養に変えられ、膨大なバイオマスを持つシロアリの…例えば卵が容易に安定して採取でき、貯蔵もできて十分おいしいものであれば大変な利用価値があったでしょう。

現実の人類はイネ科穀物と草食大型哺乳類の肉、乳を主食としていますが、そうではない食料体系の人類文明も想像できそうです。
例えば成長が早く脂肪、デンプンを豊富に含み、貯蔵もきき加工も容易な実を大量につける木や栄養価の高い樹液を大量に出す木や果樹の森を主に、その落ち葉を土に混ぜて増え(同時に土を肥やす)るミミズを主要な蛋白源とし、ミミズが利用しにくい木質からは大きく栄養価の高い卵を供給するシロアリを育て、湿地帯とその周辺では半水棲のカタツムリを大量に育てて補う森と湿地そのままの文明。
どんな生活、文化になるのでしょう。

26日

有事法制が可決されるなどこのままでは日本は徴兵制になり、戦争への道をひたはしることになるという言葉が多く聞かれます。

確かに徴兵制を夢見ている論者は何人かいます。
でも、現実に現代の軍隊で、徴兵制による多人数未熟練の兵士は必要でしょうか?
アメリカの圧倒的な強さを支える軍事革命は個々の兵士のレベルを高め、情報設備を充実させることが主眼です。
そんな高レベルの兵士は徴兵制では作れません。志願兵でしかありえないです。
現にアメリカを始め多くの国は徴兵制を廃止しています。

日本で徴兵制を夢見る論は、教育制度に対する絶望から規律と愛国心を叩き込む義務教育の仕上げ、通過儀礼としての徴兵制を求めているだけです。
軍事的な必要ではありません。

そして、軍事的な必要もないのにそんな莫大な無駄金を使うことは考えられないでしょう。
徴兵制にいくらかかるか、考えてみればすぐわかることです。

また、徴兵制があると悪い方向にいく、とも限りません。スイスやスゥエーデンは徴兵制どころか国民皆兵でありながら、平和国家として世界の信望を集めています。

25日

仏教説話の釈迦族滅亡において、手塚治虫「ブッダ」とは異なり釈迦族は武力で抵抗することなく滅亡を甘受した、という伝もあります。

日本の平和主義に、その影響はないのでしょうか?

また、日本におけるキリスト教では「右の頬を打たれたら、左の頬も向けなさい(マタイ5-39より)」が強調され、無抵抗非暴力主義の宗教と思われています。
それもその影響はないのでしょうか…そう、日本におけるキリスト教はさりげなく仏教などの影響を受け、変容しているのでは。

でも、もし日本にそんな非武装の思想が流れていたとしたら…にもかかわらず武家政権というシステムがあるのも面白いことです。

24日

戦争シミュレーションゲームのユーザーには、実際の戦争もゲームのシステムを活かしたシミュレーションの自動進行で見ればわかりやすいでしょう。
本の形より、そのほうがわかりやすいでしょうね。
ただ、それを「読める」人が限られているのが欠点ですが。

23日

ごくいいかげんに口にした言葉が広がり、何年も生き残ってしまうことがあります。
調べれば事実ではないと容易に分かるのですが、それでも言葉が一人歩きして、事実同様に扱われてしまうのです。

逆に事実と確認し、伝えたいこともしっかり考えているつもりなのにその言葉は無視されたり流されたりすることが多いです。

言葉が広がり、残るかどうかには真偽は関係ないのでしょうが…

22日

イラクで大量破壊兵器が見つからず、米軍への攻撃が全土で起きていることについて

どう考えても前者だと思われますが、サダム=フセイン本人を始め政権幹部がそれほど捕まっていないことが後者を暗示しているような…
でも、後者だとしたら抵抗のために、テロでこそもっとも力を発揮する大量破壊兵器を使っていないことが理解できません。

21日

「ハリー・ポッター」の新作が発売を迎えます。
本の盗難が起きたりネタバレをした新聞との訴訟が起きたり社会現象になっています。

そしてハリー・ポッターは日本人の英語力を大幅に上げることができるかもしれません。
なぜなら、子供から大人まで「原書を読める」ことが「話を数ヶ月先に知ることができ」るため、非常に高い価値(友人集団の中での地位向上につながる優位)を持つからです。
それは従来の受験という利益より大きいものです。
特に小中学生がそのために英語を真剣に勉強すれば…比較的平易な英語であり、しかも量がありますから読み通せば読解力、語彙力は大幅に上がるでしょう。

20日

この株高は一体何なのでしょう。
期待してはいけないのでしょうか。

特に小泉&竹中氏に批判的なマスコミは本物ではないと言っていますが、それは何年か経ってみないとわかりません。
まあ痛みの伴う構造改革が進んだから景気が回復しようとしているんだ、と思う人はいないようですが。

19日

考えてみると謎なのが、近代資本主義工業化経済と民主主義政治はなぜ相性がいい事が多いのかです。

民主主義だと資本家の自由が拡大され、法の上に立つ存在がないからルールが守られるから…でしょうか?
それを否定することはいくらでもできます。
工業化社会の構築には、開発独裁のほうがはるかに有利です。
最も成功した(過去形?)近代資本主義工業国である日本は、官僚の規制が非常に厳しいです。
法を守るよう強制する力は、韓非子に徹した独裁君主のほうが上でしょう。
それに第一、民主主義と言っても現実の先進国で権力を持っているのは一種の貴族…成功した企業の上層部と上級官僚です。

そして、これからはどうなるのでしょう。
近代資本主義が情報革命にさらされ、そして無制限の成長が環境、資源などの要因で不可能となった今は。
これからの時代も、民主主義が最もよい政体なのでしょうか?
違うとしたら一体?国民国家の枠を壊した世界民主制?それとも多国籍大企業の上層部による世界的な寡占制?
またはアメリカの帝国主義と、それに反対する諸文明のバランス?

18日

子供時代から数えると二十年ぶりでしょうか、スティーブンソンの「宝島」を読みました。
さすがに素晴らしい面白さです!

現在最も人気のある「ONE PIECE」よりずっと面白いでしょう。

17日

アガサ・クリスティーの「五匹の子豚」に、芥川龍之介の「薮の中」の影響はないでしょうか。
「五匹の子豚」は過去の殺人事件を、関係者のそれぞれ食い違う証言からエルキュール・ポアロが解決する話です。

関係はないのかもしれませんが、比べてみると面白いです。
「薮の中」は結局被害者、犯人などそれぞれの立場によって同じ事件がまったく違うストーリーになってしまう事で終わります。
一つの「真相」があるわけではないです。
それに対し、「五匹の子豚」は食い違う証言の矛盾そのものをヒントにし、死んだ犯人と被害者の人格と当時の状況を再構成し、意外な「真相」を暴きます。
その「真相」には、全ての関係者の心理と証言が一片の矛盾もなくはめ込まれています。
あいまいなままで決着させてしまう東洋と、あくまでただ一つの真理を求める西洋の違い…なのでしょうか。

そして、ポアロが「薮の中」を読んだら?検非違使にポアロがいたら?
もしかしたら、同じように証言の食い違いから一つの真相を暴き出してしまうかもしれません。

16日

不思議なのは、最大野党である民主党が新聞を持っていないことです。
そして大書店の政治棚全体でも、民主党に関する本がほとんど見られません。

議員数では民主党よりはるかに弱い共産党や公明党も自前の新聞や雑誌を持ち、多数の本を精力的に出版しています。
自民党は与党ですから、保守的なメディア自体がほとんど自分のメディアのようなものです。
それに対し、民主党はホームページ以外ほとんど自己主張ができていません。

15日

良心、言論の自由は「からの」自由なのでしょうか、それとも「への」自由なのでしょうか。

キリスト教では「神からの自由」は本当の自由ではなく、「神への自由」こそ本当の自由と言う考え方があります。

外国や国内メディアが妄言を責めるのは言論、内心の自由に合わない、と考えるのは「からの」自由に偏った考えであり、自由というのは戦争や侵略、植民地は悪いという「正しい」内心、言論「への」自由なのだと考えれば理は通ります。

「への」自由を前提にすれば、ポルノグラフィーのように不道徳で邪悪なものは禁止するのが当然となります。

もちろん「正しい考え」の存在を前提にするのは危険だと思いますが。

14日

イラクには大量破壊兵器はなかったのでしょうか。
この状況で見つかっていないということは、ないと結論つけたほうがよさそうです。

ではなぜ?核兵器はともかく、生物化学兵器はまちがいなくイランイラク戦争などで使用しています。
本当に湾岸戦争で負けてから、査察もあってすべてを破棄していたのでしょうか。

本当になかったのだとすれば、イラク戦争の大義は大きく傷つくことになります。

13日

今度はまたパレスチナが自爆テロ…安全な日本からみていると、どちらも馬鹿かと叫びたくもなります。
もちろん両方命がけでやっているのですが。

そんな時、ふと誘惑が起きることがあります…ガンジーなら双方にどう言うか。

インドはちょうどパレスチナと同様、自治を求めて戦いました。
ガンジーはその急進派に対して武力のと近代文明の誤りを説き、イギリスと同様な近代国家になろうとする目的、暴力という手段の愚かしさを説きました。

その論法で言えば、パレスチナ人にはパレスチナ人の法と伝統があります。
それはイスラム原理主義に他なりません。
その結論の恐ろしさに背筋が寒くなりました。

もちろん、パレスチナの自爆テロ志願者に「爆弾を捨てて非暴力不服従を」と言っても受け入れられることはないでしょう。
逆にイスラエル当局にガンジーの思想をいくら説いても無駄だとは思うのですが…でも知性と悟性があるなら、或る程度訴えかけるものはあるかもしれません。
彼らがどう反論するかは聞いてみたいものです。

時に、ガンジーの思想は反論が難しいほどの大きさでのしかかってくることもあります。
少なくともイスラエル式の、力の安全保障を肯定するなら力を振るってもなおテロが耐えない現実を見据え、そしてガンジーに反論する論拠を持っていなければならないでしょう。

12日

イスラエルがハマスの幹部を戦闘ヘリで攻撃しました。
それについて、批判的な声がとても多いです。
でも、イスラエルにとってテロを抑えることが何よりも優先されるのも理解できます。

もう、平和共存と言う不可能なことを考えるのはやめ、はっきりユダヤ人とパレスチナ人の地域を分け、互いに一切入れないようにするほうがましかもしれません。
交わりがなければ自爆テロもないのですから。

11日

また妄言がありました。

でも、妄言はなぜあるのでしょう。
その、妄言のベースにある歴史観、国家観が議員を継続的に輩出できるほど強く有権者の間にあるからではないでしょうか。

それがあってはならない、というのは日本は悪いという歴史観を全議員、全国民に強制すると言うことではないでしょうか。
それは内心の自由を強く侵害しています。

そういえば「日本は植民地支配、侵略戦争を心から謝っていない」といわれますが…
心から謝るのは、犯罪を犯した個人であっても難しいことです。被害者の墓に土下座し、遺族に送金を続けても本当の内心までは分かりません。
まして国…国民全員が「心から謝る」というのは、もう国民全員の内心を一つの歴史観に染め上げねばならない、ということでは?

そして、これでまた一人ポスト小泉候補が消えました…本当にどうするのでしょう。

10日

下で考えた軍事についての選択についてですが、「護憲=非武装中立」か「改憲」という極端しかないのが神学論争とさえいわれる不毛な論争の原因では?

妥協として、護憲かつ軽武装中立というのは無理でしょうか。

護憲が退潮している理由として、非武装中立やその極端としての無条件降伏論には当然、降伏してしまって日本人が征服国家に従わなければならなくなり、別の国を侵略する先兵になったりガス室の釜炊きをさせられたり親や僧や神主、神父を密告して公開処刑させなければならなくなったりしたらどうする、と言われればどうにもならないことがあります。

でも、完全に非武装ではなく…確かにどう見ても日本国憲法はいかなる武器も、自衛権も禁じているとしか思えませんが判例として自衛隊合憲という強引な理屈は積み重ねられているのですから、その上に立って最低限の武装に縮小すればどうでしょう。その上でスイスのように永世中立宣言をすれば?
もちろんシビリアンコントロールのための有事法制、PKO協力法制は憲法との矛盾は百も承知でちゃんと整備して。
そうすれば護憲側がよく言う、無駄な資源を軍事に使うこともないです。
少なくとも、現実にはありえない大国の大規模上陸を撃退するシナリオに縛られる必要はなくなり、より現実的にゲリラやテロとの戦闘、僻地の島を占領する敵軍の撃退、海賊からの護衛などに特化した自衛システムにすることが可能では。

確かにそれは欺まんではあります。でも、非武装中立より現実的です。
共産党も社民党も、暫定的にではありますがその路線を目指しているのですから最終的な非武装という無茶を言わなければちゃんとした対立軸になれるのでは。

9日

昨日書いたことを読み返すと、「文化」については内容がないです。
教育システムなら考えられますが、どんな文化にするかは非常に考えにくいですね。
元々文化は自然発生の面が強く、制御できないものですし。

8日

日本の将来のビジョンとして、「外交(+軍事)」「経済(システム、ライフスタイル)」「文化(+教育、社会システム)」などの組み合わせとして考えたほうがわかりやすいかもしれません。
まるでファストフードで、ドリンクとサラダとトッピングをそれぞれ選ぶような感じですが。

外交、軍事にはどんな選択肢があるでしょう。

経済としては

教育、文化としては

さて、どのような組み合わせがいいでしょうか?まあ現実には非武装中立と弱肉強食経済に体罰有りの教育は支離滅裂ですが…単なる左右の一本だけよりわかりやすいと思います。

7日

近代戦では大型のパチンコは使えないでしょうか。

子供のおもちゃでおなじみのY字形よりはるかに強力なものが狩猟用にありますが、それ以上の弓並みの張力で、手榴弾を百メートル以上飛ばせれば非常に有効な武器になるはずです。
現在使われている手榴弾は重すぎて辛いかもしれませんが、それなら100gぐらいまで小型化すれば。
手榴弾だけでなく、短い矢を発射するのもいいでしょう。拳銃と違って音がしませんし、最悪そこらの石や鉄片でほぼ無限に使えます。

次いで思いついたのが、手榴弾を遠くに飛ばすなら大型パチンコより軽くかさばらないものがあります…投石器と呼ばれる、単に投げる石などを包める大きさの布や革に紐を二本つけただけのものです。
ダビデがゴリアテを倒したのもそれであり、非常に有効な道具です。
かさばるものでも高価なものでもなし、全軍に支給して訓練してもいいと思います。
もちろん伏せた状況や狭い塹壕などから手榴弾を飛ばすのには使いにくいのですが…

6日

ついに有事法制が成立します。

少し不思議なのが、この有事法制は左右両方から批判されていることです。
左側はもちろん憲法を踏みにじる戦争法として批判しています。
その論理は賛成はしませんが理解はできます。

でも、これまで有事法制の必要性を訴えてきた右側の人々も、これでは使えないと批判しているのです。

さらに思い返せば、昔有事法制がタブーだった頃はどうでしょう。
その頃も左側は、政府は有事法制を作って国民を戦争に引きずる込もうとする、と批判していました。
逆に右側も、確かにタブーではありましたが戦車に赤信号を守れというのか、早く作れと批判していました。

なくてもできても双方から非難されるのではどうしようもありません。
もし徹底して作らない、平和主義を貫徹するとしても、また右側が考えるようにしっかりした有事法制にするとしても、今度は反対側から強く批判されることになります。
政府担当者の立場から見るとどうしようもない気がするのでは。

5日

古代ギリシャ以来自然の中心といわれてきた地、水、火、風はどれも死体などの生物由来の汚物を浄化する力を持っています。
地…土は埋めることにより、微生物やミミズなどがいつのまにか生ゴミを堆肥に変え、死体を白骨にします。
水はあらゆる汚れを流し去り、汚れた体や服をきれいに清めます。
火は遺骸をきれいに焼きつくし、灰にします。
そして風も、少し時間はかかりますが鳥がついばんだりして全てを文字どおり風化していきます。
それを知って四大元素を考えたのでしょうか?

4日

今回のサミットで、結局何があったのでしょう。
ニュース程度ではほとんど内容がないように思えます。

もちろんニュースサイトやタイムなどで詳しい記事を読めばいろいろあるのでしょうが。

3日

小沢一郎氏がもしいなければ今の日本はどうなっていたでしょう。

55年体制がそのまま続いていたでしょうか。
その場合には有事法制などの法律が成立していなかったことも考えられます。

ただし、細川内閣から自社さ連立の流れがなくても、ベルリンの壁崩壊がある以上社会党の崩壊は避けられなかった可能性も高いです。
その場合には…新しい野党を作る軸が生まれていなかったこともありえますし、野党を壊し続ける結果になった小沢氏がいない結果安定した野党が生まれ、政権交代が普通になっていたかもしれません。
自民党だけの翼賛会になっていた可能性もありますが。

また、「日本改造計画」というビジョンがないことはどんな影響があるでしょう?

2日

今の日本に、残りの一生働かなくても暮らせる人で、年金受給者でない人はどれくらいいるのでしょう。

そして世界には?
イギリスを舞台にしたミステリーなどではたくさんいるように描かれていますが、本当でしょうか。
アメリカでは?その他の国では?

1日

有事法制成立などで、「このままではいつか来た道、戦争への道を逆戻りでまた一般市民が地獄を見る」「国民を守るためではなく、米軍の一部として動けるようにするための有事法制は許してはならない」といわれます。

ただ、よく考えると上の二つは根こそぎ矛盾しているのでは?
いつか来た道…軍国主義、ファシズムは歴史的にナショナリズム及び民族主義と深く結びついています。
それで本当に戦前…天皇のために戦死するのが正義でそれには疑問をはさめない国になったとして、それで「米軍の一部」として動けるでしょうか。
天皇のため、日本のために死ぬよう洗脳することはできたかもしれません。
でも、天皇を使ってアメリカの犬として死ぬよう、どう洗脳すればいいのでしょう。

アメリカ追従は軍国化のためのステップで、最終目的は国粋軍国主義…だとしても心配は要りません。
日本が憲法を改正し、ちゃんと軍隊を持つ普通の国になり、そしてアメリカに刃向かおうと…アメリカは事前に全力で潰します。
それに真珠湾程度であっても勝つことは無理です。

もう一つ、根本的に忘れていたこと…
いつか来た道、また侵略国家になるといいますが、どこを侵略するのでしょう。
それこそ、どこの国が日本を攻めるのだという以上に荒唐無稽な話です。