枕元の計算用紙
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31日
自殺者年間三万人を止めることを最優先する政策とはどのようなものでしょう。
逆に自殺が多い原因を考えると…先に三万人の内訳を詳しく知らなければなりませんが、
順に解決していきましょう。
となるでしょうか。歴史の歯車を逆に回すことですが…
現在の日本語には、英語から取り入れた言葉が多くあります。
では、他の言葉が流行したら…又は英語圏でない国から支配に近い圧倒的な影響を受けるとしたら、日本語はどうなるのでしょう。
もし歴史のどこかで間違えてソ連領だったり中国領だったりフランス領だったりしたら…
宅間被告がコルベ神父やマザー・テレサと同じ人類であることが信じられません。
そして、イエス=キリストが彼のためにも十字架についたことも。
わかってはいます、「人をさばくな、自分がさばかれないためである(マタイ7-1)」
神の前には誰も同じ、同じく無力で愚かな罪人である人間の誰も、人を裁く権限はない…
でも、ではなぜ人には生まれつき邪悪な衝動や貪欲と同時に、同情や正義感も与えられているのでしょう。
それがある限り、そう割り切ることは難しい…
死刑反対論にとって、彼のような存在は非常に重大です…彼を生かすのか、といわれてどう反論するのでしょう。
「実行」してしまうロリコンは、人に対する共感や同情を失っているとしか言いようがないです。
それは生まれつき、そう…児童性愛という性そのものに付属しているのでしょうか。
それとも、心そのものは普通に生まれてはいるけれど、幼児性愛というそれ自体が罪である性との葛藤の結果、相手も楽しんでいるなどの間違った論理を構築し、良心を麻痺させているのでしょうか。
認知療法をマイナスにしたようなものを自分に施す、という感じで…人間としての弱さとして、ほとんど避け難く。
だとしたら、認知療法で同情が無いことは治せる可能性があります。
ただ、それで相手の嫌がることはしない、という当然なことを理解してしまったら、どうしようもない絶望に陥りそうです。
二次元、想像の世界も「他人を傷つけている」ことには変わりません…それは「想像の中なら何をしてもいいのか」「表現の自由は絶対か」という問題にもなりますね。
イエスは内心の罪も許されないとしましたが、それでは誰もが死に値する罪人になってしまい、神の救済以外に道はなくなります。
でも、神の救済も邪悪な性という呪いにはそれほど力にならないでしょう。
やはり自殺か化学的去勢が社会のためにも本人のためにも一番いいのでしょうか。
まっすぐで画一的な野菜が、その不自然さで非難されます。
反面、そうでなければ売れないという現実もあります。
そんな文化ができた理由として、都市労働者+サラリーマン、特に都市で生まれ育った子供たちは家庭菜園も含めて農作業の経験を持たず、図鑑など「理想的な標本の写真」でしかそれらを知らないからでは?
自分で育てていれば、いかに色々な形があるか分かるはずです。
推理小説を地で行くような、アリバイトリックで完全犯罪を狙うような事件は現実にどれくらいあるのでしょう。
そして成功することはあるのでしょうか、また警察側にも名探偵はいるのでしょうか。
実際の犯罪者はどれくらい推理小説を参考にするものでしょうか?
ならず者国家の核など大量破壊兵器は、大国と違って限りがあります。
アメリカやロシアの核戦力なら日本の全都市を消滅させ、自衛隊の基地を全て壊滅させて日本の反撃、生産、抵抗力を完全に奪ってあまりある量があります。
でもならず者国家にもテロリストにも、そこまでの力はありません。
核攻撃を受けても、それだけで国が滅びることはないのです。
東京と大阪と大規模な自衛隊基地を一つか二つ吹き飛ばされても、まだ強大な通常戦力が残っているのです。
大量破壊兵器による先制攻撃は、(大義名分のない予防的先制攻撃をしない限り)どうしようもないことだと受け入れ、覚悟を決めてシェルター、ガスマスクと雨合羽の携帯+訓練を義務づけるなどして被害を最小限にする努力をしておけばいいでしょう。
その上で、もちろん核攻撃を受けたら、救助活動などに自衛隊の力のほとんどは奪われますが…最終的にはならず者国家の場合通常戦力で報復攻撃を行い、相手を粉砕すればいいだけのことです。
テロリストの場合には…本質的にどうしようもないので、普段から国際的な取締りに力を入れるほかありません。
核には核以外ない、とは限らないのでは。
おむつから乳母車…と、幼児向けのものを選ぶのは親です。
幼児向けのものは「子供らしい」、カラフルでキャラクターの絵がプリントされているものが多いですが、それも幼児が自分で選んだのではなく親が選んだのです。
その「子供らしい」自体が大人が選んで押しつけている、ということはないのでしょうか?
そして、子供自身があれが欲しいと騒ぐのはどこからなのでしょう。
最も早く欲しがる理由は何でしょう、そこで本当に「売れている子供向け」「子供らしい」ものを選んでいるのでしょうか。
例えば無印良品のような、飾り気がないものを選ぶ子供はありえないのでしょうか?
ゴミを発電のために処理する施設の火災はショックでした。
リサイクルではありませんがより低コストであり、環境のための技術として悪くないと思っていたのですが…
考えてみると当然です、ゴミにはどうしても様々な化学物質が混じるのです。
マッチの燃えさし、洗剤のパックに残った洗剤、様々な電池、スプレーなど…完全な排除は不可能でしょう。
食塩や砂糖、重曹、石灰など身近な物質でさえ、反応する相手によっては火を出すことはありえます。
ではどうすればいいのか…環境に優しい世界は簡単ではありません。
間違いだと分かれば即座に撤退することも必要でしょう。もしかしたら、変に利用しようとせずにそのまま燃やしたり埋め立てたりしたほうが環境への負荷は低いのかもしれません。
でも、極力無駄を無くそう、利用しようとすることは少なくとも必要です。
閉じた傘は満員電車などではうっとうしいものです。
なら、鞘を作ればいいのではないでしょうか。
簡単です、アルミの4cmほどのパイプに差せば、水は下にしか落ちません。
もちろん木や竹でも構いませんし、そのほうがスタイリッシュでしょう。
穴を空けて下げ緒を通したり金具をつけたりすれば、腰に差して両手を自由に使えます。
防水布で細長く袋を作れば、アルミパイプ鞘と違って傘を差している時もかさばりません。
なぜそんな簡単なことを誰もしないのでしょう。
子供が成長したら乳母車は普通ゴミとなります。
でも、買い物カートとして使えないでしょうか?
頑丈で高い搭載能力を持ち、多くの荷物を楽に運ぶことができるはずです。
かご部分が深いため、不安定なものも入ります。
世間体以外に、その便利な道具を使わない理由はあるでしょうか。
「とろみ」をつける料理はとても多いです。
日本のクズあん、中華のあんかけ、西洋のシチューなど洋の東西を問わず基本的なテクニックです。
その「とろみ」は基本的に小麦粉などのデンプンを煮ることで出しますが、食用動物の血を使っても出せます。
どちらが起源なのでしょう。
ごく普通の会話が政治の話になった際、なぜか自民党を批判しつつ民主党も同じようなものだ、と否定してしまいました。
その認識があまりにも当たり前になっている…「空気」!
民主党についてそれほど知ってはいないのに、民主党を否定する、逆らいがたい空気がある気がします。
無人島で分度器を作ることは不可能ではないです。
大きい円を描き、その円周を等分するやり方が使えます。
精密な正360角形はかなり面倒だと思いますが。
また、2の整数乗だけでなく、弧度法の分度器も無人島で作りやすいと思います。
クロケット、ブリッジ、プディング、フィッシュ&チップス…普通の日本人はイギリスをまるで知りません。
アメリカやフランス、ドイツ、イタリア、中国…どの国についても同じでは?
ニューヨークを中心に起きた大停電は、大規模発電所に依存する大都市の脆さを明らかにしました。
もし太陽電池や燃料電池など、分散型発電システムが発達していたらこれほどの被害にはならなかったでしょう。
これが集中大規模化石&原子力エネルギーシステムから分散型再生可能エネルギーシステムに移行するきっかけになればいいのですが。
ただ、ライフスタイルを大金をかけて変える動機として、これまでの自動車や電気冷蔵庫、テレビなどはなぜ普及したか考えてみましょう。
まず金持ちの贅沢品として、とても手に入れられない皆が羨望の目で見上げます。
テレビや映画のようなメディアも高い宣伝効果があります。
戦後日本での家電の普及には、テレビや映画を通じて「アメリカのライフスタイル」の象徴として宣伝されたことも大きいです。
そして「お隣さんも買った」ということになれば、持っていない人にプレッシャーがかかるようになって急速に普及します。
そう考えると、燃料電池や太陽電池は…見た目の派手さがなく、自動車のように乗り回しているだけで自慢&宣伝になることはありません。
エアコンや電気冷蔵庫、洗濯機、食器洗浄機のように、決定的に生活を変える効果もありません。
確かに光熱費が全体としては減るのですが、最新型の下水道同様目立たない存在なのです。
それはライフスタイルを変える革命としては大きなデメリットなのでは?
なければ生きていけないものではなく、もうあるものを変えるだけなのですから。
このままだと本当に戦争への道を走るのでしょう、具体的にはどのように?
そしてどこに投票すればそれを止められるのでしょうか。
総理大臣は今日靖国神社に参拝する人「でなければならない」のか「であってはならない」のでしょうか。
そして石原慎太郎都知事に期待する人もいますが、他の名前を挙げていないのが気になります…もし今石原都知事に万一のことがあったら絶望なのでしょうか?
ハーブやエッセンシャルオイルの薬効は、どこまでが「科学的に確認された」ものでどこまでが「言い伝え」られてきたものでしょう。
僕はそこをはっきりさせずに丸暗記している気がします。
漢方薬も、といいたいですが、それは実験が難しいですね。
科学とは方法論がかなり違います。それはハーブの類も同じでしょうか?
角度や時間は60進法です。
由来は分かっています、天文学が発達した古代中東文明が60進法だったからです。
また一年が約365日、一月が約30日で60と相性がいいこともある…鶏と卵です。
そして、直角の三等分とその倍(30度、60度)が1:2:√3という重要な直角三角形(と正三角形)を与えるメリットも見逃せません。
でも、角度が60進法なのは不便なこともあります。
ロビンソンクルーソー状況で、精密な分度器があれば非常に便利です。
方位磁針がなくても、日の出と日の入りを平らな地面に書いておけばその角を二等分して南を出せます。
北極星、南半球では南十字星を使う手もあります。
角の二等分はコンパスと定規でできます。
大きくすればどちらもひもで代用でき、精度も上がります。
直角も180度を二等分するか、ひもに同じ間隔で結び目を作って3-4-5三角形で得られます。
南北(ほぼイコール)太陽が一番高くなる方向がわかっていて精密な分度器を使えば、現在位置が理論的には判明するのです。
精密な時計があれば経度もわかります。
そして、周辺の地図及び海図を測量するのにも分度器は必需品です。
でも、もし分度器がなかったら…どうやって作ればいいのでしょう。
直角を90等分するのは、角の二等分の繰り返しでは不可能です。
ひもを使って正三角形を得、それから60度を得て、64等分して0.9375度…かなりいい近似ですが、精密ではありません。
90倍すれば84.375で5度以上の誤差があります。
もし角の単位が円周の、適当な2の累乗倍…例えば円周=360度ではなく512なら?
もちろん、無人島でも容易に精密な分度器が得られます。
正三角形の角(60度)を正確に表現できない(85.333333…)弱点はありますが。
そういえば、今ある分度器はどうやって作ったのでしょう。
まあ、コンパスと定規の作図にこだわらなければ角の三等分は可能ですし、死ぬほど面倒ですが三角関数の計算をひたすらやるという手も…。
さらにそれから、三角数表はどうやって得たのでしょう。
シベリア抑留は重大な国家戦争犯罪です。
なぜソ連はそれをわかっていてやったのでしょう。
日本があまり騒がない、というか国際社会で発言権が将来的にも与えられないことを読んで、なめてかかっていたのでしょうか。
また、なぜ最終的にはかなり減ったとはいえソ連に深い恨みを持つ人を多数日本に返したのでしょう。
数百人の捕虜を隔離して国際法を守った待遇で処遇し、他は情報が漏れないよう使い捨てに皆殺しにしていなかったことにしてしまえば後腐れがなかったのでは?
そういえば、日本のロシアに対する感情に満州侵攻、シベリア抑留はどう関係しているでしょう。
民主党と自由党の合併で、政権交代の可能性が期待されています。
ただ、その政権交代が結果的に自民党(政官財の癒着構造)を潰すのではなく、強化してしまうシナリオもあるのでは?
衆院のみ与野党逆転、菅直人総理大臣で新政権が発足したとします。
でも参議院で優位を持つ現与党が法案成立を妨害し、改革は進みません。
また、多少の期待はあるにしても株など経済指標は下がる、少なくともめざましく上がることはないでしょう。
そして、自民党政権を維持したい側が国債を売り、暴落が起きて財務省の予定通り「バンクホリデー、新円切替(+デノミ、財産税)」か「債務不履行、ハイパーインフレ」かを菅政権に迫ります。
強引に前者になる可能性が大きいでしょう。
もちろん国民生活はどん底で支持率どころか暴動もの、ここぞとばかりにスキャンダル攻勢で民主党政権は崩壊、次の選挙では自民党が圧勝して圧倒多数に。
それで政官財マスコミの「旧来の」システムが強化され、半永久的に続く…もう二度と国民は政権交代を考えません。
こうなる可能性はかなり高いのでは?
紙幣の更新は新円切替の意図がある、と考えたほうがいいのですから、どうせならその「ババ」を野党に引いてもらえば自民党は泥をかぶらないですみます。
アメリカにも多くの韓国、朝鮮系の人がいるでしょう。
では、日本のように韓国、朝鮮国籍のままで代々永住している人はいるのでしょうか。
そして、いるとしたらその人たちはやはりアメリカの国旗、国家への忠誠を拒んでいるのでしょう。
もっと端的に言えば、アメリカには金正日のために死ねる人間は何人いるのでしょうか。
韓国や日本には何千人もいますが、他の国には?
なぜ、世界の首脳を広島や長崎に招くことがなかなかできないのでしょう。
日本において、中では教育を中心に平和運動が深く浸透していますが、それを外に宣伝する動きが弱いのでは。
原爆の悲惨さをアニメでも映画でも丁寧に描いて世界中に配るのもいい宣伝になるでしょうし。
逆に、保守の側も世界に向けての自己宣伝をどれだけやっているでしょうか?
国内でだけいくら言っても、外国を説得できなければ国益を損ねるだけです。
児童書の世界も、よく見ると奥が深いものがあります。
量的にも、本屋だとそれほど目立たないですが公共図書館ではものすごい量です。
質も大人向けの一般書と比べても高いのでは?
例えば読書習慣がない大人が本を読み始めたかったり何か知りたかったりしたときは、児童書から始めたほうがいいでしょう。
核戦争や環境破壊で人類が死滅するとき、エリート層だけが箱船で脱出して環境が落ち着いたら帰還し、自分たちだけの新しい文明を作るという未来像があります。
今核拡散や環境破壊を止めないのは、それに向けた人類粛正計画の一環だ、とも。
もちろんその多くは大予言系の本ですが、陰謀史観の帰着として高い説得力があります。
宇宙人などを考えに入れる事もできるのも使いやすい点です。
でも、考えてみますと実際に箱船が打ち上げられようとした時、無事にいけるものでしょうか。
箱船計画を知る事ができるエリートの全員が乗れるわけがないのです。
エリートの間…頂点に立つ親子でさえ殺し合う、ぐちゃぐちゃの券争奪戦が起きるでしょう。
その過程も隠し通すのは、事実上不可能では。
そしてわずかでも暴露されてしまったら、間違いなく歴史が始まって以来積み重ねられてきた、搾り尽くされた末に今や見捨てられる側の憎悪が爆発します。
人間はそんなに単純ではない、というのが真実でしょう。
米軍の軍用車両、ジープは日本でも最も売れた車の一つです。
では、なぜその後継であるハンヴィー(M998HMMVW高機動多目的車両)はめったに日本で見ないのでしょう。
大きすぎるからでしょうか?
それとも高価だから?
または、ジープが売れたのは戦後の特殊な環境ゆえだったのでしょうか?
9.11テロに対し、アメリカがアラブから収奪し、アラブの庶民を貧しくしたのが悪い、だから戦争ではなく経済援助をという声が当初からあります。
でも、その援助の受入先であるアラブの国々が腐っている以上、たとえ援助を増やしてもざるで水を汲むようなものです。
腐った政権がより強くなり、庶民はより深く絶望したままでしょう。それではテロは激化するだけです。
それをどうにかするには、まずアラブ諸国の腐った政府を倒さねばなりません。
でも、それはイラクのフセイン政権を潰したのと同じ論理に戻ってしまいます。
政府の援助ではなくNGOによる援助、としても大した違いはありません。
アメリカ=石油資本の援助で温存されている腐敗政権がある限り、アラブの庶民に希望と富への門は開かれていないのです。
さらに、たとえ腐った政権を倒しても、普通に民主選挙をしたら原理主義になってしまい、自由はなくなるしテロを国ぐるみでやるようになるし、本質的に部族社会である以上戦国時代になる可能性もありますから、むやみに今のアラブ諸国を崩すわけにはいかないのです。
西洋文明は衰退、瓦解するとそれこそ「西洋の没落」以来散々言われています。
アメリカ帝国も崩壊すると、イラク戦争に反対する多くの人が主張しています。
では、具体的にはどのように?
シミュレーション小説として「アメリカ帝国衰亡記」を描いてみるのも面白そうです。
おそらくは資源の枯渇と環境破壊で、世界全体が混乱し、大規模な民族移動が起きる超大戦がきっかけでしょう。
でも、自国内に石油を含め十二分な資源があるアメリカこそその世界の崩壊で唯一無傷でいられる場所なのです。
ならばアメリカの圧倒的な強さは、資源大戦の後は相対的に更に増す事になるはずです。
アメリカにとって怖いのは、大量破壊兵器テロと内部での貧富、人種がもつ遠心力を愛国心、というかアメリカという一種の宗教でつなぎとめることができなくなり、不信が憎悪、そして殺し合いになることだけです。
西洋文明の崩壊は…もう世界全体が西洋文明になってしまっている以上、人類の破滅を意味してしまっています。
でも、人類絶滅や地球生命圏の全滅という最悪の事態はないでしょう。
総人口が一億以下にまで落ち、古代レベルにまで生活水準が下がったとしても。
子供が「正しく」ありつつ、「友達がいてまとも」でもあることは可能でしょうか。
例えば絶対に万引きはするなと教育し、子供が忠実にそれを守った場合、それで友達を失う事もありえます。
煙草、酒、ポルノについての年齢制限を守るのも同様です。
まして、いじめに対して正義の行動をとれば間違いなく自分がいじめの標的となり、孤独と地獄の苦痛を味わう事になるでしょう。
そうなれば守ろうとした「正さ」が間違っているとそれを教えた親などを恨むか、人間全体を恨み軽蔑し自分を神の座に高めるかです。
それは人格のゆがみに他なりませんが、いじめられつつ人間的に完全である事など人間には不可能です。
例の事件以来、渋谷で享楽にふける少女達の危うさの記事は無数に見ます。
でも、この問題を解決できない以上どうしようもないのです。
享楽、ブランド、性から身を引き、正しくある事を子供に求めるのは孤独といじめ地獄、そして巨大な損失感を強要する事に等しく、しかも現在の社会ではそれで得られるものは事実上何もないのですから。
ただ、この問題はある意味時代を問わず存在する普遍的なものです。どの時代の青少年も堕落しました。
それがどうやって社会全体の堕落に結びつかないようにしていたのかは…今となっては分かりません。
そして、この時代から生まれてくる「まともな」人間とはどのような人間でしょう。
もしマルクスが「資本論」の改訂のためだけに期限付きで現世によみがえったとしたら、なにを削りなにを加えるでしょう。
剰余価値説や人間の疎外の問題などについては、本質的には新しい資料を元にするだけで理論そのものをいじる必要はないでしょう。
ただし、革命という夢の結果は書き加える必要があるでしょう。
そして、当時は無視されていた環境問題や資源の限界についても触れるべきでしょう。
その結果は…共産圏は消滅して社会民主主義は財政破綻、結局グローバル経済という世界的独占財閥支配が盤石となって世界的に身分が固定された末に資源枯渇、環境破壊で地球ごと破滅…絶望が結論になるのでしょうか。
そういえば、僕はもう何年も全く泳いでいません。
泳いだり走ったりするのは、ほとんどの人は学校を出たら無縁になります。
究極のゆとり社会の像として、就職しても誰もが週に三日程度、午後にでも地域の学校施設に登校して勉強したり運動したりできれば素敵です。
その分生徒は休みの午後を利用して野外活動をしたり、逆に地域の職場を手伝って仕事に慣れる、と。
それを強制するのは非常に嫌なものかもしれませんが。