枕元の計算用紙
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敵の敵は味方といいますが、日本にはそういう意味での味方は…やはりアメリカだけでしょうか?
というより、アメリカがソ連、そして中国という「敵」の敵である日本を味方にしているだけかもしれません。
日本が中国と対立する立場にあるというなら、本来なら台湾独立派、ダライ・ラマなどと連携すべきではという気もしますが。
いや、太平洋戦争などにおいて日本の立場を擁護するという味方は事実上存在しないですね。
もしアメリカをも敵とする立場を取ると、やはり孤立となるでしょう。
キーボードを打ちながら考えるのと、紙と鉛筆で考えるのとはどう違うでしょう。
確かに鉛筆はさまざまな字を楽に書くことができ、絵もどこでも描けます。
他には?
たとえば漢字の書き取りは手で書くしかないようです、パソコンでたくさん打ち込んでいる僕はそれで書けるようにはなっていませんから。
英単語はキーボードで打ち込んで覚えることはできないのでしょうか?
ウクライナはどうなるのでしょう。
本来なら、多少の疑義があっても選挙結果を実力でひっくり返すことは認められてはなりません。
それが許されれば民主的な選挙は成立せず、力あるものが勝つになります。
でも、選挙に不正があり、それが証明されたなら?
その場合は民主主義ではなく、独裁になっています…でも、民主的にそれを転覆する方法はない、と証明できるまで実力行使は慎む必要があるでしょう。
今のところは暴力は使われていないようですが、それもどうなるか…
それにしても、どうして旧ソ連などで民主主義はうまくいかないのでしょう。
ソ連自体もプーチン独裁になっているといわれていますし、中央アジア諸国は独裁がいわれます。
やはり、民主主義はアメリカとヨーロッパという特殊な土にしか根付かないのでしょうか。
それとも、アメリカももう民主主義ではなく、ヨーロッパだけにしか?
いや、イギリスでは二大政党制が形骸化しているといわれますし、他のヨーロッパも問題は多い…民主主義自体、本当に根付くことはない偽りなのでしょうか。
あ、注意すべきなのは「民主主義はうまくいかないこともある」と、「民主主義は一般にうまくいかない」、つまり単称と全称の混同ですね。後者からは「だから民主主義は間違っている」という結論が導き出されてしまいます。
でも、民主主義の正しさを証明しているのは何でしょうか?
たとえば「民主主義はすべてうまくいっている」だとすればそれは十分な証明に…いや、なりません。もし「うまくいっていれば民主主義は成立する」ということだとすると、たまたま「うまくいっている」から「民主主義が成立している」ということにもなります。
民主主義の正しさを証明しているのは、民主主義の理念それ自体でしょうか、うまくいくかどうかではなく。でもそれは…
憲法九条は、こういうことと考えてはどうでしょう…ケンカをして相手を刺してしまった子供が、反省として
「もう二度とケンカはしません」
「そのために、僕は武器は持ちません」
と誓ったと解釈しては?
でもそうすると、憲法の文面のかなり多くが意味不明になります。
たとえば「国の交戦権」とは何でしょう。ケンカをする権利?そんなものがあるのでしょうか?当時、どこまで厳密に定義されていたのでしょうか。
それは自衛権も含むものでしょうか?
さらに上の誓いにある「武器を持つ」は、所持でしょうか携帯でしょうか、すなわち外を出歩くときにポケットに持ち歩かないという意味か、それとも枕元…自宅でも持たないということでしょうか。
もちろん、正当防衛や言葉でのケンカはどうなるのかという問題もあります。
やはり簡単にしようとしても、あいまいな条文には違いありません。
やはり平和主義のための護憲をいうなら、自衛権も否定する解釈改憲の余地がない条文に改正すべきですね。
徳川幕府も明治政府も、霊的な支配を重視しました。
徳川は東照宮などを、明治政府は靖国神社を作りました。
でも、特に靖国神社という天国があるなら、なぜ反逆者専用の凄まじい地獄を作らなかったのでしょうか?
江戸時代、明治時代となると庶民の知的能力が高く、地獄を押しつけて信じさせ、恐れさせることはできなかったのでしょうか。
それとも地獄より村八分、お家断絶のほうが怖いと為政者の側が理解したのでしょうか。
あと、明治政府の場合徳川家、元武家である士族がある以上、徳川家代々みんな地獄行きとはしにくかったのかもしれません。
道路交通法が改正され、携帯電話の運転中使用に罰則がついたため、その罰則を抜けられるハンズフリー操作機器が大きく売り出されています。
でもそれだけではなく、携帯電話にネットをするならキーボード、テレビを見るなら大画面液晶ディスプレイ、音楽を聴き、よりよく話すならMDやCDとマイクつきヘッドホン、そしてよりデータ容量などを拡張するならHDDや拡張メモリなどもつけられればもっと便利でしょう。
『ガンダムSEED』のさまざまな追加装備ができるストライクガンダムや、今後多くなるといわれる戦車のキャタピラとエンジンや強力なタイヤで走る車体に戦車の砲塔、ロケット砲、兵員輸送用の箱、クレーンなど色々何でも積み替えるシステムのように、携帯電話も最低限機能の本体といくつかの追加装備にするほうがいいと思うのですが…なぜ携帯電話単独での進化にこだわるのでしょう。
なぜ小泉首相は、日本人にも中国にも靖国神社参拝の理由をもっとしっかり説明しようとしないのでしょう。
他の事についてもワンフレーズが多く、論理的に説明し、説得しようという姿勢が見られないのは不思議です。
もちろん、きちんと説明すれば中国側や日本の左翼側が納得するかは別問題です。おそらく納得しないでしょう。
もしかしたら、「きちんと説明」したら逆効果になるという計算の上でかもしれません。
いくら説明しようがこのテレビ時代、長ったらしく論理的な文章など誰も聞いていない、いやになって支持率が下がるだけだし、第一どう説明しようと向こうは反対だろうし、こっちもどんなに反対されても実行するだけだ、ということでしょうか?
9.11テロで、アメリカ人はこれまでの富中心から多くの人が家庭、信仰の価値に目覚めたそうです。
では、ならなぜそれが社会全体をいい方向に向かわせないのでしょう。
家庭が愛に満たされ、信仰がよみがえればうまくいく、というほど実際の世界は単純ではないのでしょうか。
それとも、アメリカ人が戻ったような意味での家庭や信仰はどうしようもなくイエスの教えから離れた、無価値なものになってしまっているのでしょうか。
というか、価値があるはずの家庭や信仰がブッシュ再選を生んだのですが…それについて、反ブッシュの人の言い分は?
今少子化が「孫ゼロ」、つまり老人の友達同士で集まると誰にも孫がいないというところまできていると聞きます。
でもそうなると…曽祖父の世代が五人子供を生み、五人とも結婚して一人か二人子供を生み、その八人の孫からは一人だけひ孫が生まれたとすると…そのたった一人が2+5+8=15人、いや系図を書けばわかりますがそれぞれの配偶者とその親族もそんな調子ならもっと膨大な人数の遺産を最終的に独り占めすることになるのでは?
一人一人、特に子供のいない世代が残す遺産は大したものでなくても、塵も積もれば山となります。
それでその世代は、多数のおじおばの面倒を見なければならない代わりにすごい遺産が入ってくる、ということにならないでしょうか。
問題は、上の孫の世代に家土地を買える人が何人いるか、そして間違いなくその土地は分散した小さな土地だということですが…まあ売るか貸家にすれば…
あと相続税も非常に高いですし。
不労所得者、利子生活者という階級は今どれぐらいいるのでしょう。
いないのであれば、いつごろ消えたのでしょう。
確かに以前は、文化など色々な面で社会において重要な役割を果たしていました。
アメリカでも超金持ちは多いですが、それも遺産とそのあがりというよりベンチャーなどの成功者として、普通の人の何十倍も働いていることが多いようですね。
その子供たちも不労所得者として遊んで暮らすより、その恵まれたチャンスを生かしてより稼ぐことが多いようですが…?
利子生活者にとって、昨今はデフレなのはありがたいですが利子そのものがほとんどなくなっているのが辛いところです。
かつてとは、金自体がノーリスクで生む金はぜんぜん違うようですね。
環境保護論者はしばしば、「多国籍企業主権の社会から市民に」権力が移れば解決するようなことをいいます。
でももし、市民が本当に主権を取り戻しても安易な解決は不可能な域に達していたら?
市民というものに、特に先進国の市民は啓蒙によっては、自分の生活水準の大幅な切り下げを自発的に受け入れる力があるのでしょうか?
または…もし人類の大幅な選別が避けられないほど状況が悪化していたら?
また、市民社会や地域は腐らないものなのでしょうか。
中小企業にとって一番都合のいい経済システムはどのようなものでしょう。
現在の小泉政権批判者の多くが、中小零細企業の苦境を訴えています。
ではどのような経済政策を取れば、中小零細企業にとって最もよく、自殺を減らすことができるのでしょう。
新自由主義は間違っているようです。
では共産主義?それも結局は、企業を国有化し、ブルジョワの資産を没収して一業種一国有企業に整理統合するのですから中小零細企業は潰されるでしょう。
第三の道は具体的にどうするのでしょうか?
フリーター、ニートなどにとって一番都合のいい経済システムは?
文化が違い、話が通じない相手との交渉、特に統治の場合には「約束は互いに守る(約束違反は容赦なく罰する)」、「殺されたら三倍返し」以外歴史的にないと思っていました。
古代ローマなどの歴史では、それがある程度機能していたようです。
しかし、パレスチナやイラクのテロリスト相手にはそれが通じないようです。
なぜでしょう?上の原則が間違いなのか、それとも通じない要因が何かあるのか。
パウエル氏の辞任にはどんな意味があるでしょうか。
これまで一般にパウエル氏は穏健派といわれ、ブッシュ政権の中では良心的であり、ゆえにある程度ブレーキになるとともに疎まれているため早晩辞任するだろう、というふうに見られてきました。
でも、実際にパウエル氏はどのような考え方でしょうか?
イラクなどに対して、少なくとも最近の彼の意見はさほど聞いていない気がします。
また、台湾独立に反対したのも気になる点です。
それと辞任が関係するとしたら、第二次ブッシュ政権のアジア政策全般に関わることなのかもしれません。
そして、将来大統領選挙に出馬することはありえるのでしょうか?有色人種初の大統領が誕生するとしたら、最もありえるのは彼でしょう。
この辞任の意味は、何年も経たないとわからないかもしれません。
アルミサッシは密閉性が高く、軽くメンテナンスフリーで便利です。
でもそのメンテナンスフリーとは、メンテナンスが不可能ともいえます。
レールに油を差してもほとんど無駄です。車輪で動いているのですから。
ではその車輪に油を差そうとしても、簡単には外せないことが多いです。
隙間をふさいでいるゴムなども、素人が交換するのは難しいです。
誰にでもメンテナンスができる雨戸や障子とどちらがいいのやら。
それが貧困、差別、戦争、不自由など悲惨に満ちていても、その時代のその地(他の地域の存在を意識できないほど広い範囲、とします)で生まれたものの大半が「そんな生活」だったとしたら、それを不幸といっていいのでしょうか。
その時代に生まれたこと自体が不幸だ、といえそうな時代ももちろんいくつもあります。
30年戦争時代のドイツ、黒人奴隷、第二次世界大戦、共産圏など…
でもそれは、僕が今ここで見てのことです。それがどれだけ視点をゆがめているか。
例えば第二次世界大戦で、スターリングラードの攻防を古代ローマ市民や古代インドの奴隷階級が見学したらどう思うでしょうか?
それに、そんな時代でもごく幸せで平凡な生涯を送った人も多数いるでしょう。歴史はつい不幸を強調しがちです。
宇宙の他の星系には、木星型のガス惑星のほうが地球型の岩石惑星より多いそうです。
しかも太陽系と違って、木星型惑星が恒星の近くを回っていることも多いようです。
だとしたら、将来の人類が太陽系外に移民するならば地球型の岩石惑星を探すより、木製型惑星とその周囲にある衛星などの資源を利用してスペースコロニーを作る技術のほうが現実的ではないでしょうか。
いや、それをもっと拡大して木製型惑星の軌道に、大陸レベル…利用できる資源によっては地球の地表と同じかそれ以上の、非常に大きなスケールの人工自己完結生態系を作ることも考えるべきでしょう。
そして、それは太陽系内でも同じことです。
膨大な資源を持つ木星、土星やその衛星も無駄にすべきではないでしょう。
今アメリカ軍を中心に暫定政府がファルージャを攻撃しているのは、単なる虐殺であり、テロをより激化させるだけだという非難が多く見られます。
でも、見方を少し変えてアメリカ政府の立場で考えると、意外な妥当性があるのかもしれません。
9.11テロ以来、アフガンやイラクで戦争をしているにもかかわらず確かにスペインなどで大規模なテロはありました。
でも、アメリカで大規模なテロは起きていません。
もしかしたら、今イラクでテロリストを攻撃し、それで巻き添えになった民衆の怒りを借りてテロリストが勢力を伸ばして次のテロを…という悪循環は、それが一定のレベルに収まっている間は、テロ組織はアメリカ本土で大量破壊兵器テロをやる暇がないというメリットがアメリカにとってあるのでは?
攻撃のレベルを適切に抑えれば、テロリストは米軍などを攻撃し続けるがアメリカ本土で大量破壊兵器テロをやるほど人材と資金の余裕はない、という状態にできるのかもしれません。
そう考えればテロ組織にとっても、今の状態はそれなりに居心地がいいはずです。
米軍の攻撃に対する民衆の怒りのおかげで、新しいメンバーと資金には事欠きません。最強の米軍に立ち向かい、着実に倒しているという手ごたえもあります。
米軍が内にこもって肩透かしの中、9.11テロや核テロのために遠大な計画を練るよりこっちのほうが楽でしょう。象狩りよりも畑を耕すほうが安定しています。
もちろん、大量破壊兵器テロが起きてしまった場合、アメリカにとって本当に最悪の事態…アメリカ政府が信を失い、人種、貧富、宗教で底なしの殺し合いが起きて世界が崩壊する悪夢を防ぐためには「ここまでやるだけのことはやったのだ」といえるように、という意味もあるのかもしれません。
その両方を考えるとイラクやアフガンから撤退し、大量破壊兵器テロが起きる可能性はゼロにできない、と告げて皆にガスマスクを配るより、現在の方針のほうが適切な気がします。
アラファト議長死去。
で…その生涯の功罪を考えようとすると、全体像をいえるほど彼の生涯とパレスチナ解放機構の歴史、そして近代以降の中東史自体をわかっていないことに気がつきます。
イラクでの自衛隊のこと、ファルージャの戦闘などを考える意味でも、よく全体を理解する必要があるでしょう。
それこそが世界史の要なのですから。
中国からの潜水艦が…というのがトップニュースになること自体がおかしいのです。
大国が国境を接していれば、あらゆる方法で情報収集、威嚇、示威行為をしてくるのは当然のことです。
自衛隊を動かす動かさないで騒ぎになるのは日本だけです。
これまで、日本が普通の国だったら…ごく普通に報道され、流されてきたでしょう。
すなわち、これまでは報道されもしなかったし、自衛隊は一切動けなかったか、動いても国民に知らせようとはしなかったかです。
こういうことが普通のニュースになることを願っています。
ファルージャ総攻撃。無辜の虐殺、戦争反対。米軍、自衛隊はイラクから撤退せよ。
では対案は?その後どうします?
多分、国連が主導権をとってフランス、ドイツ中心の平和維持軍が新たに編成されても、イラクでテロを行っている人たちは手を止めないでしょう。
新たな泥沼の始まりに過ぎません。
何より国連はテロ一発で、真っ先に手を引いたことを忘れてはなりません。
もしアメリカが手を引いたら、イラクもアフガンもソマリアのような失敗国家になる可能性は低くないのでは?
そうなったら最悪です。
そうならない方法は何かあるでしょうか。
まあ、アメリカがこのまま続けても延々と泥沼が続くかもしれません。わかりません。
人口の制御には、“本人たちに知らせない家族計画”が最も(ばれない限り)軋轢を産まないでしょう。
遺伝子や知能、健康状態などを調べて劣ったものはできれば若いうちから不妊措置を本人も家族も知らないうちにかけておけば…
明白に悪ですが。
ブッシュ氏の再選の理由として、アメリカの保守化が批判的に言われます。
では、その保守化という非常に大きな流れをどうすれば逆転できるのでしょう。
保守とリベラルに、今ちゃんとした議論が成り立つ状態でしょうか?
議論ができないぐらいに互いの乖離が進んでしまったなら、互いに互いは世界の敵であり、その言葉には一片の真実もないと思い込み、無視する壁ができてしまっている状態であれば、逆にそのほうが逆転は難しいのでは。
話ができなくなってしまえば武力革命しかないのですから。
何とか話す、互いを理解する努力が必要です。
アラファト氏が本当に歴史から退場したら、一体どうなるでしょう。
テロリストとして交渉相手ではないとみなされていたアラファト氏がいなくなれば、パレスチナの和平は少しは進むでしょうか?
それともその後継者も強硬派でしょうか。
実際にどうなのかが分からない以上、余計なことは言わないほうがいいのですが。
駅前で、新潟県中越地震の募金がありました。
募金というのはどこまで信用できるものでしょう。
それを疑ってしまうのは本当に悲しいことです。
そして、本質的には一体どうすればいいのでしょう。
政府の理念の一つに夜警国家があります。
つまり個人ではどうしようもない、急をどうにかするのが国という考えです。
ならば警察、消防、戦争、外交と並び、個人ではどうしようもない災害から人々を守ることこそ政府の役割ではないのでしょうか。
地震保険に入れる人ばかりではない以上、そこは政府がやるべきでしょう。
多少のただ乗りを恐れていてはどうにもならないですし、関東大震災クラスを政府が救済しようとしたら政府が破綻する…といってもそのために税金を払っているのでは?
ブッシュ大統領再選。両院の選挙でも共和党が圧勝しています。
これにはどのような意味があるでしょう。
まず、現在のブッシュ大統領のイラクやアフガンに侵攻し、京都議定書などに背を向け、再び双子の赤字を拡大させ、国内ではセキュリティーを強める方針が続くと、と考えていいのでしょうか。
それはもはや、アメリカではマイケル・ムーア監督、ノーム・チョムスキー氏など、そして日本の左派言論界にとっては世界の前途、そしてアメリカそのものに対する絶望でしょう。
もちろん日本にとっても、小泉首相の立場が強くなるため、反小泉の立場にとっては絶望でしょう。
民主主義そのものが力を失った…とさえ、それらの人々が言うのが目に見えるようです。
そして、州ごとの勝敗を見るとアメリカの分断が鮮明になったともいえます。
東西海岸はケリー、中がブッシュ…とまるでモナカか何かのようです。
ニューヨークとロサンゼルス、ハーバードとスタンフォードが象徴する大都市がある東西の皮ではなく、中の広大なバイブルベルトなど保守的な世界こそ、少なくともそれもアメリカということです。
ただ、そこの世界については知る人は少ないです…留学生も少ないですし、あまり放映もされません。
報道ではそこの人たちは聖書しか興味がなく、世界情勢も何も知らないとのことですが、真実でしょうか?このインターネットなどの情報革命はそこには及んでいないのでしょうか。
ブッシュ大統領自身にとってはおそらく父ブッシュのまさかの敗北をうけ、これでやっと胸を張れるという気持ちがあるでしょう。
なにより、慎重にならなければならないのは、我々はマスコミの報道を元に判断することが多い、ということです。
そこを見誤らないため、とりあえずできれば自分の目で演説を(TVで)見、読むべきでしょう。
残念ながら大統領選の結果は、僕は個人的な事情でまだわからないままです。
ついにアメリカ大統領選…さあどうなることやら。
ただ、結果はどうあれ大きな希望にはならないようですが。
どちらもなぜかネガティブなことしか聞かない…もしかしたら今の日本では、政治家についてはネガティブなことしか聞けないのかもしれません。ポジティブな評価は全て嘘、プロパガンダとされるようですから。
政治家の矮小化というのも、情報やマスコミの発達によるどうしようもないことなのかもしれません。
しかし、アメリカが世界で覇権を保ち、場合によっては他国の政権転覆も辞さない…帝国、覇として振舞うなら、大統領選挙にアメリカ人以外にも投票させてほしいものです。
1日の、香田さんが殺された事件の条件に、日本政府がテロに屈しないと宣言、自衛隊撤退要求に応じなかったことを忘れていました。
僕にとっては、忘れてしまうぐらい当たり前のことだったようです。
第一そんな短時間での撤退は不可能だし…ま、そのへんは前の人質事件で言い尽くしているので。
完全に外国との貿易が断たれて、生きていけるのは現人口の何%か…
米は自給できているといっても、石油を燃料などとして用いた化学肥料や農薬、農耕機械なしに全国民を食わせることができるでしょうか?
他の自給率の低さは言うまでもありません。政府には、いつ貿易を断たれるかわからないという考えは全くないようです。
地方によっては凍死の危険も深刻でしょう。
電気がなければ医療水準も大幅に低下しますし、もちろん石油化学工業なしに作れない薬品なども多いでしょう。
最も貿易なしで生きられる率が高いのはどの国でしょう。
香田さんの遺体発見は実に残念なことです。
心よりご冥福をお祈りします。
さて、なぜこんなことになったのでしょう。
まずここで忘れてはならないのは、香田さんを殺害したのは過激派組織だということです。
ではなぜ彼らは何の罪もない人をつかまえ、殺したのでしょう。
この最悪の事態を迎える条件には何があったでしょう。
それぞれその原因、条件があるでしょう。