枕元の計算用紙
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太陽系に十番目の、冥王星より大きい惑星が発見された、とNASAが発表しました。
非常にエキサイティングなニュースです。
どんな名前にするのか…個人的にはギリシャ神話の、本当は最高神でありながら独身を通し表に出ない、かまどの女神ヘスティア(ローマ名ウェスタ)がいいと思います。
ほかアテナ、デーメーテール、ヘファイトスも知名度が高く有力候補でしょうか。
あと、これで星占いはどうなるのでしょう。
まあ、「これまで当たっていなかったのはこの惑星が発見されていなかったからだ」といつもどおり言い出して、必死で再構成するでしょうが。
もうヒトラーやブッシュなど有名人のホロスコープを再構成している占星術師も多いでしょう。
でも蛇使い座を入れた黄道十三宮にこの十番惑星まで入れたら、どんなややこしい体系になるのでしょうか…黄道十二宮と日月火木水金土の体系は実に理論としてきれいだったのですが。
そしてSF作家にとってどんな利用価値があるでしょう。
これまで太陽系帝国にとって、冥王星が最外郭基地でしたが。
実際にそれを資源として使うことにはならないでしょうね。
実用上の価値は、どう文明が発展しようと多分ないでしょう。
これからの教育の目的は?
これまでは近代化…事実上全員を近代的な軍と工場に順応する兵士、労働者に育て、あと少数エリートの官僚を育てるのが目的でした。
戦後もその延長線でしたが、求められたのはいわゆるサラリーマンです。
そしてこれからは?
軍は社会的な位置付けが低下しており、必要とする人材も高度なコンピューター技術に順応できる秀才型に変化しています。
産業ですが、二極化が進んでいるといわれます…サラリーマンや中小企業、自営業が不利になり、派遣やフリーターなど不安定低賃金労働が増加しています。
さらにこれからは、高教育低賃金の労働者を、企業は世界中で探すことができます。
高賃金の創造的な層が多く必要になるのも確かですが、それもまた世界中で探せます。
となると、管理する官僚貴族しか国内では必要としない?
また、創造的な層は教育で創れるものでしょうか?そして、それはどんな教育になるでしょう。
本当にこれから必要とされる教育はどんなものでしょうか。
目的を無視し、純粋に理念だけで考えるのもいいですが、目的論がないことで見失われるものも多いはずです。
スペースシャトル再開、でも問題が見つかったので安全基準を緩和して打ち上げる、という無茶というべき再開でした。
もし事故につながったら、スペースシャトルどころかNASA自体が危ういとさえいえるでしょう。
というより、スペースシャトル自体もう古いのでは?
なぜ次期シャトルを作れないのでしょう。
今世紀中盤、人口爆発と石油枯渇による全人類破局と、大規模宇宙太陽光発電所のどちらが早いか…それを考えると一刻も早い次世代宇宙ロケットの就役が望まれます。
殉教者の傲慢も恐ろしいのでは。自己犠牲は自己満足だ、という見方もありますが、それは傲慢になってしまわないでしょうか。
殉教者として処刑台に上っても、そこでも尚自分を誇らず、殉教できるだけの意志と運命を与えてくれた神に感謝してあくまで従順でいる…パリサイ人ではなく取税人である、それがキリスト教としては本当のような気がします。
コルベ神父のような自己犠牲をもし僕ができたとしたら、僕だったら最後の餓死室でこの上ないうぬぼれと自己満足で過ごすことでしょう。神のためではなく、自分を誇りたいためにそうしますから。
でも、本当はそうではないのなら…そこでさえ自らの罪の重さにおののき、恩寵の偉大さに感謝し続けることができるとしたら…
アメリカからはもう、自由も民主主義も失われたのでしょうか。
軍事暴走キリスト教原理主義帝国はもうとりかえしがつかないのでしょうか。
その意味ではビンラディンが勝利してしまったのでしょうか。
それともマッカーシズムからも短期間で回復したように、すぐまた自己修正する力を見せてくれるでしょうか。
個人的にはノーム=チョムスキーやマイケル=ムーアの言葉はともかく、カール=セーガンやマーティン=ルーサー=キングJr.の言葉は無視して欲しくないですね。
ちゃんと反論するならともかく。ちゃんとした議論はあるのでしょうか?
もし9.11テロが飛行機によるビル爆破ではなく、ニューヨーク、ロサンゼルス、ワシントンの同時核テロだったらどうなっていたでしょう。
政治家、文化人、報道関係者、経済中枢の事実上全員を含む何百万もの死者、徹底的なアメリカの機能麻痺…核で報復しようにも、世界中に散らばるテロ組織には核報復が不可能(故に抑止も働かない)という冷厳な事実…
なぜ、人類の滅亡を目的としたテロ、結社は見られないのでしょう。
人間の歴史を思えば、人間など滅ぼしてしまえと考えるのがむしろ当然の正義感では?
今のイスラム過激派のテロは、今のこの世界…近代化され、キリスト教の欧米が圧倒的な力で主導する世界を壊してしまいたい、ということなのかもしれません。
ロンドン、エジプトと相次ぐテロ。
もうテロを止めるのはあきらめたほうがいいのかもしれません。
少なくとも、自由を制限するのだけは非常に危険です。
要するに反対意見の自由と任期こそが、誤りを修正できるという民主主義の本質的に有利な点なのですから。
自由より(どうやってもおそらく不可能な)安全を優先する風潮からうまく復帰し、また自由な民主世界を取り戻せるかどうかは不透明です。
どんなにテロにさらされ、危険になっても自由だけは失ってはならない、それこそが本当にテロに屈しないということではないでしょうか。
テロは起きてしまうのだから仕方ない、とあまり対策にこだわらず、起きた後の救護、補償を重視して交通事故同様避けられない社会コストと思ったほうがいいのかもしれません。
ついに人民元引き上げ。
世界史では、これは何を意味するでしょうか。
中国崩壊の始まり、最悪の場合近代文明全体の大破局の始まりにもなるでしょうか。
それとも中国の未曾有の繁栄、文明間の政権交代を象徴するでしょうか。
李氏朝鮮の末裔、李玖氏が死去され、直系が途絶えたそうです。
今の韓国および北朝鮮にとって、李氏王族はどんな存在でしょう。
朝鮮にとって、もちろん統一された立憲君主制の民主国家という現在は、過去をどういじればありえたでしょう。
日本も、李氏朝鮮や琉球王家などを一応皇室扱いしてはいましたが、天皇の直系にその血を入れることはしませんでした。
溥儀を利用した清の皇帝家さえもです。
それとも第二次世界大戦がなく、大日本帝国が拡大も縮小もせず安定していれば李氏朝鮮と皇室の融合はあったでしょうか?
なんとなく、明治日本の拡大は不器用で、受容が得意という割には、確かに科学技術の受容は見事でしたが、うまくいっていない部分があります。
特に靖国神社および天皇制自体が、戦後の工作もあるのですが朝鮮人、アイヌ、琉球、被差別部落民、キリスト教徒、共産党員など様々な「日本人」を霊的に受容する力がないような。
もし第二次世界大戦がなかったら、別の形で日本も民主化、国家神道の革新…ある種の政教分離、最小で明文化された、普遍的な基本倫理を中心とした近代原則と矛盾しないものに変化して、上記マイノリティも受け入れられる普遍性の高い戦死者儀礼を形成できていたかもしれません。
保守派は自虐的な歴史を子供に教えるのはやめよう、といいます。
では、人類全体の歴史はどうなのでしょう。
アウシュビッツにヒロシマナガサキ、スターリンに文化大革命に魔女裁判、コロンブス以来の先住民虐殺、奴隷制、絶滅動物リスト……何をどう誇れと?
これはもうある種の悪夢ではないでしょうか…昔のUFOネタのように、UFOに誘拐されて様々な星の人が集まるパーティに参加し、そこでアウシュビッツの映像を見せつけられたりしたら…
まあ月に行ったことやフェルマーの最終定理を解いたことは誇っていいかもしれませんが。
いや、日本の保守派は欧米白人の侵略の歴史を強調し、それに対する抵抗として日本史を誇りますから、人類全体としては自虐的では。
そして責任についてですが、たとえば人類の一員であるという自覚があれば、アウシュビッツに対する責任は全人類が負わなければならない、ということはないのでしょうか?
それで責任を分散するな、というなら、直接の祖父祖母がだれも従軍していない日本人には戦争責任はない、というのにどう反論するのでしょう。
責任は最終的に民族で止まるのでしょうか?
介護用品には結構エマージェンシーツールになるものがありますね。
清拭料やドライシャンプーがあれば水が足りず入浴ができない状況でもかなり清潔にできます。
使い捨てトイレ、おむつの類も貴重です。震災ではトイレが最大の問題になりますから。
紙シーツなどもあればとても助かります。
様々な介護用栄養食品も、有力な保存食になります。
しかも多くの製品は老人など体の弱った人が使える、ということは傷病者の介護にも最適だということです。
人間にとって、どのような運動でもっとも大きな仕事を持続的にできるでしょう。
昔の帆船で、巻き上げ機やポンプを動かすときはひたすら棒を押して歩きました。
たたら製鉄では、ふいごを吹くのにシーソーになった板に、かわるがわる乗って体重で押し下げました。
それともハムスターのように回し車を回す(中の人にとっては階段を上り続ける)、エンドレスの縄梯子を上るなどいろいろ考えられますが、どうすれば人間の筋肉を一番無駄なく使えるでしょうか。
18日
メガフロート(現在長さ1km、幅最大120m、場合によってはそれ以上に巨大な浮く板)を生かして、海を人間の本格的な生活、食料生産の場とするには…
今はレジャー施設などとして考えられているようですが、それだけではもったいないです。
できるだけ自立でき、余剰人口を吸収しつつエネルギーや食料、真水を本土に供給できる新しい土地にすべきです。
今好漁場となっている、栄養が上ってきてプランクトンが繁殖している海域は最大限にその生産力を使っています。そこは多少浮きを浮かべ、海底にいろいろ沈めて魚の住処を作る以上にいじるべきではありません。
だから、現在不毛な窒素など肥料分が少ない海域を狙い、そこに肥料分を適度にばらまくのが本質になるでしょう。
中心になるのは「肥料分の供給」と「海上雨水の活用」「太陽光、風力など自然エネルギーの活用」です。
肥料分は陸からが主になるでしょうが、メガフロート上の人畜、水産加工汚物の活用、あと海底浚渫や海洋深層水のくみ上げなどでも得られるでしょう。ただし、ある程度メガフロート周囲の海を肥沃化したら、あとは海底に沈む余剰肥料分を除けば地上も考えに入れて肥料分の循環を作るのが理想です。
海上にも多くの雨が降りますから、ある程度規模があれば陸の島と同じくそれだけで真水を自給できるでしょう。
考えてみれば海上雨水はメガフロートでなくても、丈夫で巨大なビニール袋でも回収できそうですが。
居住と食糧生産を目的にしたメガフロートは…太陽電池、人間の居住と港、農畜水産の加工工場、そして農場と、少し離れた汚物処理の五つを一単位にするのがよいでしょう。
もちろんそれぞれが雨水をちゃんと浄化してためます。
太陽電池は規模が大きくなりすぎる(もちろん、海洋面積の%レベルというとんでもない規模になったらですが)と反射で気候を変えかねないので注意が必要でしょう。
将来的には太陽電池は宇宙、そして水星軌道に移すべきです。
もちろん太陽電池には海水から水素や真水(雨が足りないとき…今の海水淡水化プラントは、有害な高濃度塩水を出してしまうので害がありますが、それもできれば塩を工業利用できるよう改良して)を作るプラントも付属します。
そして大きな農場で穀物、そしてその穀物やプランクトンから家畜を育て、その食料は本土にも送るし自分たちも消費する、もちろん魚も取れるからそれも加工する。
その食糧生産とエネルギー生産が主な収入源になるでしょう。
そして汚物処理も、特に陸の大都市に近いものはそれだけで産業になるかもしれません。
自分たちの出す汚物はもちろん、陸からタンカーで汚水汚泥を運び、それをある程度外と海水が出入りできる、人工的な干潟にばらまいて生物処理し、ゆっくりと海流に流していけば周囲の相当広い範囲の海を肥沃にできるでしょう。ある意味汚染するともいいますが、人工干潟による処理を経ていますからそれほど深刻にはならない…と思います。
もしかしたら現在不毛な海域に、人為的に肥料をばらまいたら深刻なマイナスがあるかもしれませんが。
最終的には、陸上からの汚水汚泥→人工干潟→周囲の海の肥沃化、農場の肥料飼料→周辺海産物の増加、プランクトン飼料、農場の収穫→加工して陸上で消費→陸上で出る汚水汚泥、と大きく循環するのが理想です。
もちろんそれらのプラントでは、特にメガフロート底に付着する貝類を回収するために(それはそれでいろいろ資源になるでしょうし)多くの労働力が必要になり、その子弟も含めて皆水素エンジンと帆がついたヨットであちこち移動したり子供は学校に行ったり…
それがあちこちの海で、海流も生かして雨が多く日光がふんだんに得られるところを移動し、余剰人口の多くがそこで暮らすことになる…そんな未来像はどうでしょう。
それで地球の人口限界はどれくらい増えるでしょうか?
死を語ることはできません。
特に宗教と関係のない日本人は。
死を前にした重病患者も、常に周囲は、医師も家族もまだだいじょうぶとばかりで、死について語る機会はありません。
すなわち、全く孤独で死に直面しなければならないのです。
これは理不尽では?
まあ、死は常に孤独なものですが。
しつけの悪い子供はしばしば鼻糞をほじってなめます。
しかし、それは動物としては、それが唯一鼻の清潔を保つ手段だったのでは?
多くの哺乳類は、特に子供を清潔にするため排泄器を含めてなめます。
人間は、性交における禁忌性の高い愛撫としてしかそれはありませんし、糞尿に触れるのにはきわめて強い心理的抵抗があります。
それはそれで不思議なことです。
ただ…わからないのは、耳はどうしていたのでしょう。人間の耳の穴はあまりに狭いので、指でも舌でも清潔にする事はできません…どうしても細い木の枝が必要です。
人間の耳の穴がここまで狭くなったのは、人間が道具を覚えてからでしょうか。
チンパンジー程度にでも。
オーウェルの『1984年』を心配する人はとても多くいます。
もし国民全員に背番号をつけ、それに指紋とDNAをまとめてデータベース化しようなどといえば、即座に「1984になる」と帰ってくるでしょう。
情報産業の発達なども、その方向で心配されます。
しかし、考えてみれば電話でも完全監視システムは作れるのでは?
いや、フセイン政権のイラク、旧共産圏では盗聴と秘密警察がほとんど完璧に自由を縛っていたのでは。
『1984』で描かれた双方向テレスクリーンも、独裁政権の道具でなく普通のテレビ電話だとしたら単に便利な技術です。
また、企業内での監視システムが『1984』状態になるのを恐れる人もいますが、個人情報の流出など犯罪が相次いでいる今、対案はあるでしょうか。
それに、『1984』がそれほど心配…自由選挙、複数政党があるのに民主主義が機能することが信じられない、民主的に選んだはずの政府が信じられないのはなぜ?
民主的じゃない、ずっと自民一党独裁だ…ではなぜ自由選挙、複数政党があるのに自民一党独裁が続いているのでしょう。
また、政府側が世論を右に誘導し、言論を封じ、いろいろな法律を作って『1984』の方向に持っていこうとしていると考え、言論弾圧、社会の圧力に屈しない自由な個人になろうという主張もあります。
しかし、結局それが称揚するのは殉教者のような存在であり、民主的な選挙と言論でファシズムを阻止することではないのでは。
殉教者がどれだけいても、『1984』の世界ができ、存続してしまったら意味はありません。
『1984』を恐れるのなら、それに対抗できる担保は個人の武装では?
民主主義というシステムを含めて政府が信じられないのなら、なぜ個人の武装権と抵抗権、革命権を主張しないのでしょう。
もちろん民主主義を機能させ、それに信頼を置くことも大切です。
「代案なし」「せっかくある選挙に無関心」「(右翼思想=)国家権力=悪というレッテル」「陰謀史観」、ついでに「市民の武装の無視」などを克服してもらわないと、説得力はないです。
14日
この三点は、左右の別なく同意できると思います。
そこからの出発ではどうでしょう。
保守も護憲革新も
ことで合意する…何か反対は?
互い(特に保守は民主党)が信用できない…でもそれでは一歩もここ、04年体制から進めません。そのままではどちらも理想を実現することはできず、非民主的な権力に流されるままになります。
どちらも、保守は左側を日本を破壊するための中朝韓反日思想の謀略と、護憲派は右側をファシズムに向かって戦争で儲けようとする政府の御用文士と決め付けるのをやめ、互いの理想のプラス面…保守派の伝統と心の安定、国安かれという思い、革新の平和、平等、弱者救済への思いを認め合うことはできないのでしょうか。
(民主党と自由党の合併は2003年でした)
もう少し考えてみると、もっと話は単純です。
郵政民営化が否決され、小泉首相が妥協しなければ…すなわち解散、処分により自民党分裂を選べば…政権交代か政界再編に直結し、小泉首相も抵抗勢力も最大の損をします。
だからそれはありえません。
郵政民営化が否決され、小泉首相が妥協した場合ですが、小泉首相がこれまでのように、改革者としての人気を集めることは期待できなくなります。
それはこれまでの小泉マジック…自民党総裁首相でありつつ、自民党を否定して改革を言うことで、改革者としての民主党の存在意義をなくす…ことの終わりになります。
となると、小泉首相の登場以前に戻り、首相が誰であっても自民党政権はそれ自体に対する批判、民主党の挑戦をまともに受けなければならなくなるでしょう。
それは小泉首相にとってはもちろん、抵抗勢力といわれる自民党議員にとっても大きな損になるのではないでしょうか。
ならば自民党議員にとっては、路頭に迷う覚悟…事実上狂気…がない限り可決以外選択肢がないです。
可決の上で徹底的に骨抜きにすれば、損もないはずです。
郵政民営化ですが、どうなる可能性があるでしょうか。
まずこのまま可決。
否決の場合、解散か総辞職かどちらもないか。
解散の場合、自民党が分裂しての選挙になるか、自民党も民主党も分裂するか、どちらも分裂せずうやむや選挙か。
可決 | 否決、そのまま | 否決、内閣総辞職 | 否決、解散、どちらも分裂せず | 否決、解散、自民党のみ分裂 | 否決、解散、どちらも分裂 | ||
影響 | 公約、以前からの目的を達成し、自公政権内での基盤を確立する。 次の総理も小泉路線。 |
小泉首相のレイムダック化。 次の総理は抵抗勢力から? 従来型自民政治に戻る? |
自公政権は継続。 後継総理は不透明。抵抗勢力から? |
選挙結果はおそらく自公政権継続(争点がないから)。 信賞必罰ができなかったため、小泉執行部の力が弱まり従来の調整型政治に。 |
民主党が漁夫の利を得て政権交代の可能性が高い。 | 「小さな政府と大きな政府」、「タカ派とハト派」とわかりやすい選挙。 結果は不透明。 |
|
小泉首相 | 得 | 最大。 | 自民党は潰れない。 何もできないが消極的支持。 |
自民党は潰れない。 | 否決、そのままと同様だが、国民の信任を言い立てられる。 | 無。自民党を壊した男として歴史には残る? | 小泉新党が小沢氏ら民主党新自由主義者、保守派を取り込めれば再首班指名も? |
失 | 公約を達成したことは、郵政民営化自体が惨憺たる結果に終わったときは責任を問われるが、それははるか先になる。 | 公約を守るという意味での国民の信を失う。 | 完敗。地位を失う。 | 再任はされても国民の支持はない(消極的支持はまだある?) | 最悪。全てを失う。 その後政界再編があっても、おそらく過去の人とされる。 |
大きな政府、社会民主主義側が勝った場合は全てを失う。 小さな政府、自由主義側が勝っても中心になれる保証はない。 自民党を壊した責任。 |
|
抵抗勢力 | 得 | 自民党の名は残る。 | 勝利宣言ができる。 波風が立たない、政界再編の危険もない、最善。 |
完全勝利。 | 当選者は選挙による信任を得、「有権者は小泉改革を否定し、かつ自民党を選んだ」と言える。 | 皆無。 | 社民側に入れる? |
失 | 完敗。除名されないにしても影響力を失う。 | 弱体化したとはいえ小泉政権が継続する。 | 波風が立ち、特に小泉を求めた「反自民」感情をまともに浴びることに。 | もし党を割らない程度の選挙上のペナルティーがあった場合、多くが議席を失いかねない。 | 最悪。全てを失う。 | 自民党という大樹を失い、国民の本質的な支持もなく争点のある選挙という吹雪に投げ出されることに。 | |
民主党 | 得 | 郵政民営化のデメリット、独裁的党、議会運営を攻撃できる。 | 勝利宣言ができる。 自民党のいい加減さを追求、「本当に国民のためになる改革ができるのは民主党だけ」といえる。 |
勝利宣言ができる。 抵抗勢力主体の後継内閣なら、また改革を言い立て、反自民の受け皿として攻撃できる。 |
小泉登場以前に戻り、改革をいいたてられる。 | 政権交代、最高。 | 民主化。 各人は民主党という枠に縛られず自己主張できる。 |
失 | 敗北に他ならない。 | 小泉政権の継続。 現状のデメリットがそのまま。 |
改革に賛成なのか反対なのか、といわれたら返す言葉がない。 | 最悪の場合、政権交代は不可能という現実を有権者もメンバーも気づく。 | 特になし。 | 負ける側は損。 もし自民が分裂すると読んで民主が分裂し、それなのに自民が分裂しなかったら、各個撃破で全滅する。 |
|
国民 | 得 | 強く支持すれば公約は達成される、という先例を得るため、公約をあてにして投票できるようになる。 郵政民営化自体のメリット。 |
郵政民営化のデメリットは免れる。 | 抵抗勢力のばらまき経済運営がうまくいけば景気回復。 | 抵抗勢力のばらまき経済運営がうまくいけば景気回復。 | 民主党政治がうまくいけばよし。 最善は民主党政治自体が成功、さらに自民党が崩壊してから政界再再編による民主化。 |
政界再再編による民主化。 |
失 | 郵政民営化自体、小泉政権の経済、外交運営のデメリット。 | 強い失望感。 ばらまきは最悪ハイパーインフレ。 |
元の木阿弥。 ばらまきは最悪ハイパーインフレ。 |
攻め手が全くない。 最悪の場合民主党に対する絶望が民主主義自体に対する絶望に。 |
民主党自体の危険性。 | 不安定。 民主主義自体のリスク。 |
と考えると、小泉首相と抵抗勢力はやはり多くの利害を共有しているのがわかります。
また、小泉首相は否決の場合、「総辞職」「解散、自民分裂」は得るものがないため、総辞職は選択肢になく、解散しないか反対者の除名をしないかどちらかを選ぶでしょう。
得るものがない以上、公約どおり「自民党をぶっ壊す」ことはできないと考えたほうがまともでしょうね。
そうなると可決、否決でそのまま、自民分裂なしで解散のどれかになります。
国民にできることはあるでしょうか?
日露戦争後の日比谷焼き討ちなど講和反対暴動は、元後恩賞がない事に不満で結局鎌倉幕府を滅ぼしてしまった武士たちの行動に似ていないでしょうか?
もちろん、近代戦争では戦争で勝って領土を広げたからといって、その土地や奴隷、戦利品(賠償金、略奪品)を参戦兵士の間で分配する、ということはありません。
いや、勝ったときのボーナスはあったのでしょうか?
近代徴兵制は、原則として兵士として戦争に参加するのはは見返りなしの義務なのでしょうか…昔の英国海軍では強制徴募された水兵も、敵船を拿捕して得た金は雀の涙ですが分配に与りました。
また、実際に植民地を増やした戦争で、その戦争で手柄を立てた兵士が除隊してその植民地で仕事を死体という場合、土地や利権、仕事の優先的な配分はないのでしょうか?
ならば…日露戦争の戦勝は朝鮮半島支配につながった以上、戦った日本軍兵士にも報酬はあったのでは?
もし本当に、テロに対して平和主義者の言う通りにしたら…
もちろんアフガンやイラクはもちろん、中東全域から英米軍は全面撤退。
さらに現在対テロに使われている資金を全部イスラムの貧困国に対する援助に、主にNPOを通じて投じる。
アメリカ大統領とイギリス女王が、これまでを全面的に謝罪…もちろん一連の対テロ戦争、そしてアメリカはフセインやアフガンゲリラを育てたこと、アラブや中南米で独裁政権を支えたことを謝罪し、イギリスは何よりパレスチナ問題を起こしたパレスチナ住民、ユダヤ人、他欧米それぞれに対する三枚舌を謝罪して責任を明言。
もちろんこれまでのイスラエル支持も謝罪し、安保理のイスラエル非難決議を支持。
それどころか欧米全体で、十字軍から新大陸での先住民虐殺や奴隷貿易、帝国主義全体を謝罪する事が必要かもしれません。
で、そこまでやって果たしてテロがなくなるでしょうか。
最悪の結果は…欧米各国で求心力が衰えて政治が不安定に、または激しい揺り戻しで極右政権、また援助も結局腐ったバケツに水を入れただけ(全部漏れる)で、英米軍撤退後のイラクやアフガン、サウジアラビアに至るまで大混乱が起きて大量の虐殺が起きると共に原油需要が逼迫して世界的な経済パニック。
さらにイスラエルに対する非難から勢いづいて中東戦争が再開、今度こそ核戦争に…とならない保証はあるでしょうか?
同時テロには驚きました。
それにしても、アルカイダなどイスラム系テロリストと、今サミットに反対しているグループとは全く関係ないのでしょうか?
かつては反西側運動の背後にはソ連がいる、と言われていました。
今はアルカイダなどや、サミットを囲んでいるデモの背後には何もないのでしょうか。
また、昨日は非常に不安でした…次は日本であってもおかしくはない、と。
電車内では一息一息が、これが最後のまともな呼吸かも、次の呼吸に入ろうとする前に炎か爆発か、それともマスタードガスで窒息か…と。
あ、テロの一報を聞いたときに不謹慎ですが、つい「シュタイナ少佐元気だな」と思ってしまいました。
『鷲は舞い降りた』『鷲は飛び立った』のシュタイナ…もちろん彼が無差別テロをするはずはないですが。
でも、ならどうすごしていたのやら。
それで思ってしまったのが、アルカイダによる大規模毒ガステロを阻止した匿名の男と、サミットで鮮やかに首脳を誘拐した老人の声紋が一致、しかもその声紋はイギリス軍の非常に古い資料にあった…捕虜であったシュタイナ、という話も浮かんでしまいました。
サミットに関連して、アフリカを貧困から救うキャンペーンが行われています。
全く賛成です。
でも、デモをしている皆さんに、一兆ドルやるからアフリカを貧困から救ってみろ、と聞いてみたいものです。
いくら金を出してもざるで水をくむようなことにならないよう、有効な方法を考えないと。
もし、本当に新しい島ができたらどうなるでしょう。
それも淡路とか、いや奮発して四国ぐらいの島が日本の領海、いや領海線上に。
択捉の隣だったら、多分ロシアは自分のだというでしょうね。
竹島が隆起して大きな島の山になったら、当然韓国は自国領土だと主張するでしょう。
でも…もし日本と地続きになるほど大きな島だったらどうするでしょうか?
沖ノ鳥島の隣だったら、沖ノ鳥島は岩なのだから中国領だ、と当然言われそうですね。
人工的に大きな島を…メガフロートというのはどうなったのでしょう。失敗?
海も宇宙、緑化した砂漠と並んで人間が将来移住する場として考えるべきだと思っているので、そちらの研究は進めて欲しいですね。
特に海水で育つ穀物。もしできたらその価値は計り知れません。
プランクトンを飼料とし、太陽光発電や太陽光蒸留で作った真水で牛や豚、鶏を育てることも重要な技術になるでしょう。
郵政民営化ですが、僕はそれ自体に対する賛否以前に、もし否決されるようなら日本は民主主義国ではないのでは、という疑問を出しておきます。
小泉首相は郵政民営化を以前から、バカの一つ覚えといわれるほど一貫して公約し、そしてあの高い支持率で首相の地位を得、党首としても、郵政民営化を党の公約として衆参両院の選挙で信任されました。
公明党のおかげだ、一票の格差、選挙制度が悪い…選挙の正統性を否定することは、よほどのことがない限り民主主義の否定になりかねず、危険です。
もし否決されたら、国民が「**をしたい」と選挙を通じて意思表示をしても無駄、ということになります。
誰が主権者なのか、という問題が強く突きつけられることになります。
郵政民営化自体は、僕はたぶんデメリットのほうが大きいと思います。
しかし、それより民主主義が機能するかのほうが重要です。
比喩を使うと、国民はかなりの癌に犯されている患者です。
小泉首相という主治医はまず盲腸(虫垂炎)の手術だといっています。郵政民営化はせいぜい盲腸ぐらいでしょう。
それでも医局内の反対派…「白い巨塔」のお偉方たちは手術はするな、薬で散らせと反対しています。どこまでが患者のことを考えての反対で、どこまでが立場などの問題なのかは知りません。
盲腸ではなく癌の手術をすべき、この盲腸は手術してもろくなことにならない…その他批判はいろいろあります。
しかし問題は、患者は手術を主張する主治医を選んだのです。
これまでのように「白い巨塔」の力関係で、自分の意思をほとんど無視し、自分の病気についても何も教えてくれないように見える偉い医師たちはもう嫌だ、といっているのです。
まあ転院(政権交代)する勇気がないのは仕方ないですが…転院先は一つしかなくなり、そこにいるのは同じ大学病院出身者か潰れた怪しい民間医の生き残り、それに未経験の研修医ばかり、どうしようもなくばらばらなのですから。
とにかく、主治医が盲腸の手術をするといい、患者はそれを承諾したのです。
ならば手術はされるべきです…それで悪くなれば主治医を変えて方針転換するか転院すればいいのです。
国民が決めてそのデメリットを負い、失敗とわかったら方針を変える、それだけのことがなぜできないのか。
感情はフィードバックするようです。
同じ空間で、皆が何らかの感情を強く持っていると、その感情は感染します。
悲しみ、怒り、笑い、憎悪など何でもそうです。
またコントロールに失敗すると、自分の中でも感情を自分自身で増幅します。
自分の中での増幅も危険ですし、集団としての増幅も、最悪の場合ナチスを生み出したりします。
どうすればちゃんと制御できるのか…そのことを理解するのが一番でしょうか。
死を前にした人が読むのに、聖書と『利己的な遺伝子(ドーキンズ)』のどちらがいいでしょうか。
聖書は復活の希望を与えてくれます。
でも読み方によってはそれまでの罪に対する裁きを覚悟させるでしょう。
また復活に科学的な根拠はありません。
『利己的な遺伝子』では、死後の生という希望は与えられません。
自分の記憶の集合体である自我も、壊れたパソコンのバックアップのないファイルのように失われることがわかります。
ただし、子供や親戚、少なくとも人類自体を通じて自分の遺伝子の不滅は信じられるでしょうし、何か情報…ミームを残すことができればその不滅を信じることもできます。
あ、昔「ペルシアの王になるより幾何学の定理を一つ証明したい」といった人がいたそうですが、まさに数学の定理は永遠に残るミームです。
人間を選別するとしたら、知能テストとバトルロワイヤル(殺し合い)のどちらがより非人道的でしょう。
知能テストのほうが簡単ですが、バトルロワイヤル型は臨機応変の才覚も評価できます。
現実の未来で、人口爆発や環境問題が爆発したら世界人口が半減か十分の一、百分の一にもなりかねない…ま、大半は共同体同士のバトルロワイヤルとなりそうですね。
それを防ぐには地球全体を共産化して全人類の物資供給を極度に制限、強制的な産児制限を課すか、軌道エレベーターや海上農場建設に全力を出すか…
今、アメリカにはゲイテッドコミュニティーという、金持ちだけの城壁で囲まれた街があるそうです。
そんな経済的な強者は、その罪悪感はないのでしょうか?
弱者への同情も?
これまで、特に若い学生を中心に、経済的な強者の弱者に対する同情と、弱者の不満が響きあう形で様々な革命運動が起きてきました。
その帰結である社会主義が挫折した今、強者の罪悪感と弱者の不満はどこに行くのでしょう。
ひたすら利己的な安全だけを願い、ナショナリズムで他者を敵にして閉じこもるだけでしょうか?
机は、三段空母のように多層になっているほうが使いやすい気もします。
特にパソコンがある現状では、ディスプレイ置き、キーボード入れ、ディスプレイの高さをおいてプリンター、スキャナー置きが別にあってもいいからです。
子供用学習机についている、手元電灯兼用の棚も結構便利でした。
反面、現状のように平面一つの単純な姿のほうがなんにでも使えそうな気もします。