枕元の計算用紙
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ネットの共通語になるために英語は大きく変わることになるだろう、という予測があります。
現に英語の大規模掲示板では、驚くほどブロークンな英語が通用しています。
それにコンピューター言語の影響による、論理言語への再編成も必要だと思うのですが言語はトップダウンではできません。
では、日本語は現代の形のままずっと固まってしまうのでしょうか?
日本語は本質的に国際語にはなりえないのは仕方ないので、変化する必要はない…国際的な仕事をする人は変化した英語と数学言語を覚えればいいのかもしれません。
そして日本語自体は、現在の口語でいいのでしょうか。
格調や表現力では文語のほうが上で、しかも新しい世界に通用する言語でもない…はてさて。
また、古典漢籍の基礎を失った世代が日本語を運用することは、日本語の深いところに悪影響を与えないでしょうか?
自民党の憲法改正草案が出ましたが、非常に穏健で「こんな改正は必要ない」という意見すら納得させるものがあります。
結局は保守にも革新にもそっぽをむかれるでしょうね。
まあ革新はどうやっても…自衛権、天皇制、私有財産を否定する共産平和共和国憲法にしない限り…文句をいうでしょう。
保守派ははっきりした思想的なまとまりがない…反米保守と親米保守が争っている…誤解されがちなのが難しいところです。
文章についても、翻訳調からきちんとした日本語に変えるという改憲派の説明が常にありましたが、それもどうでしょう。
というか、実際問題として現代の日本語はそんなに美しい言葉になりうるでしょうか。
それが無理だとしたら、どうしようもないということです。
この迷走を見てみると、もう今の世代に憲法改正などという大きなことは不可能なのでは、という気もしてきました。
かといってもっと下の世代も、不思議なことに今テレビに露出している若い実業家は下品さばかりで気品と迫力を感じないんですよ…
近代は本質的に神の死、ニヒリズムを招くといわれますが、それがどうした生きていればいいんだ、という態度はどうでしょう。
そしてその生きていればいいを広げて、人類全体が環境破壊による破滅も核戦争もなく、そして餓死者がでないで生存し続けることは目標にはならないのでしょうか?
人間は敵を憎悪して団結するとものすごい力を出します。
でもそのものすごい力を、貧困と無知と憎悪と環境破壊を倒すために全人類を団結させて引き出せる指導者は…もしいたらそれこそ救世主でしょう。
沖縄米軍基地をどこに移すかでもめています。
美しい自然を守れ基地は出て行けともよく言いますが、米軍基地がなかったら沖縄の自然は豊かなままだったのでしょうか?
いいえ、リゾートや農業の開発で米軍とは比較にならないほど…米軍はジャングル戦訓練のために原生林を必要とします…自然は破壊されていたことでしょう。
でも僕も、ジュゴンの海は惜しいです。
なら沖にメガフロートを作るのがよいでしょう。
メガフロート技術で基地を作ることは、費用はかかりますが将来の民需にとっても軍需にとっても非常に大きな種になりえます。
確かに海上のメガフロートでは塩気が多く錆が厄介ですが、それを克服する経験研究もまた進むでしょう。必要は発明の母です。
メガフロートなら基地が近くにあることを嫌う沖縄の民も、自然も、そして軍需も民需も得をするのではないでしょうか。
ついにイラクで憲法が承認されました。
経緯はどうあれ、民主主義国が一つ増えたのです。しかも人類の、少なくとも灌漑農耕帝国型文明発祥の地が。
それを素直に祝福し、本当の民主主義国になるよう応援しようではないですか。
高度な技術ではなく、単純で自然をうまく生かし、しかも洗練された技術のほうが途上国では実際に使えるそうです。
たとえば井戸の上総掘り、塩素や薬品などを使わず広い面積のろ過池と浮いた藻を除去する人手、少し広い土地だけでいい緩速ろ過の水道、リヤカーや自転車など人力で使える車、アイガモ農法、下痢に対処する砂糖と塩のレシピなどがそうでしょう。
反面ハイテクの塊である太陽電池や衛星通信なども重要ですが。
どうもこれまでの援助は、あまりうまくない…ハイテクの基盤がなければ維持できないため、結局使えない…ものが多かったようですね。
自転車、特に多段ギアのは色々複雑ですが、チェーンではなくシャフトを使えば部品点数が少なく頑丈で、しかもギア比が大きく21段のように無駄ではないシステムも作れるのでは?
7段で十分ギア比が大きければ、そのほうがいいです。
特に途上国では、高度な技術がなければ使えないものより単純なもののほうがありがたいです。
簡単にメンテナンスができ、ギア比が大きくMTB級に頑丈で、搭載量の大きい自転車…三輪も考えられる…は援助物資としても非常にありがたいものではないでしょうか。
エチゼンクラゲの大発生が漁業に大きな損害を与えています。
でも、エチゼンクラゲも不死ではないはずです。
エチゼンクラゲを食べる魚もいるはずですし、いつか死んで小魚の餌になり、分解されてプランクトンにもなるでしょう。
いわば栄養の運び屋でもあるのでは。
そして、どうやら発生場所である、黄河河口あたりの富栄養化が大発生の原因だそうですが、ならば対処も簡単です。
まず発生場所周辺でクラゲやその幼生を食べ、量も多く利用価値が高い、発生場所近くで産卵、成長する魚を調べます。
で、被害を受けている日本が補償金を払ってその魚の産卵期は禁漁にし、小さな稚魚をとらないよう少し網の目を大きくしてもらえばいいのです。
そうすれば数年後には卵から無事かえった魚がエチゲンクラゲの子供をたくさん食べて大きくなって大漁、日本に来るエチゼンクラゲも減る、で両方得ですよ。
というか、主要な魚の産卵期はもともと禁漁にし、小さい魚をとりすぎないようしたほうがいいのですが。
自分が我慢してもよそがとり尽くす、という論理を何とかできれば…どうすれば世界全体で、漁業にモラルを守らせることができるのでしょう。もう明らかに、漁業資源は限界を超えているのに。
その点では、僕は国家主権や経済的自由は最適なシステムではないと思います。
もうひとつ重要な研究課題は、どうすれば富栄養化を水産資源の増加につなげることができるかです。
どうすれば産業化による富栄養化で、クラゲやヘドロではなく魚を増やすことができるのでしょう。
22日
成田空港闘争や現在に至る農村破壊、農政軽視を考えると、今の日本は本当に天皇制の国なのでしょうか。
本質的には、天皇は稲作の守護神です。
日本は葦原の瑞穂の国であり、水と太陽の恵みで米をつくることができる清浄な土地であり、それを守り続けるのが天皇の主要な存在意義のはずです。
天皇の重要な儀式に稲作儀礼があることもその証拠です。
それを破壊する日本の戦後は、天皇とは最も遠い存在では?
ベンサムが設計し、フーコーが指摘したパノプティコンという監獄があります。
中央からそれぞれの独房が一方的に監視できる構造であり、逆に各独房からは監視室の中が見えないので自分が監視されているかどうかもわかりません。
そうなると各囚人は自分は常住坐臥二十四時間監視されていると思い、実際には監視室に人がいなくても自分を管理するようになる、というものです。
そのシステムを少し、『1984』の技術を借りて改良してみましょう。
『1984』の技術はビッグ・ブラザーが各個人を監視するものですが、それをちょっと変形して中心をなくすのです。
誰もが監視され、同時にモニターも持っていればそれは可能です。
全員自分の挙動を監視するカメラ、マイクを身に付けていると同時に、無線テレビも持っています。それにはそれぞれ十人ぐらいの、知り合いでもなんでもない遠くに住む他人の二十四時間が、ちょうどテレビのチャンネルのように切り替わります。
誰もが十人を監視し、誰もが十人に監視されるのです。
もちろんその十人も互いを知りませんし、連絡もありません。
その携帯無線テレビは前後数分のデータを保存でき、監視している誰かが犯罪を犯したらそれを当局に転送すれば一件落着です。
ただし、当局は全てのデータを管理することはしませんし、できません。しようとしたら、彼を監視している誰かに公表されます。
いや、当局すら必要ないです。
陪審制に合わせて十二人とし、それぞれが二つのスイッチを持ちます。
一つは警告、自分が監視しているある人Aを監視している残り十一人に、Aの監視を強めるよう警報を発し、同時にAにも警報を発します。それ以外の連絡はできません。
二つは死。十二人全員にそのボタンを押されると、遠隔操作で致死毒が注射されます。
それでもう、警察も刑事裁判も必要ないのでは?
悪用を防ぐためには、全員に番号を設定しておき、ネットにしても電話にしても直接にしてもその番号を知られずに他人と接することが不可能にして、被害者がその番号を監視している人に警報を発することができる仕組みも必要でしょうか。
さらにこれは、国の安全保障にも応用できるのでは?
これは日本型絶対平和主義者に対し、そんなに日本という国が信用できないなら水爆を日本の大都市に設置し、その遠隔起爆キーをスウェーデンとスイス、国連事務総長の三者に預ければどうだ、という皮肉を思いついたことからですが、全ての国が同じようにすればどうでしょう。
全ての国が、利害関係のない複数の国…貴族など個人にもキーの一部を持たせていいかもしれません。
「沈黙の艦隊」システムはその沈黙の艦隊が暴走した場合止められなくなりますが、複数の利害関係のない、しかも秘密の国なら大丈夫でしょう。
「なかよし」新人賞でデビューし、別冊フレンド(講談社)で連載中の少女漫画家、末次由紀先生が他の名作漫画のシーンを盗用したことがネットで告発され、講談社は連載中止、作品の絶版、回収など非常に厳しい処置をとりました。
確かに企業倫理を示すという点では、対応したこと自体は今の価値観で言えばいいことかもしれません。
そして盗用は許されない、というのが現在における常識になっているようです。
しかし、盗用を厳密に調べて全部絶版、回収したら、どれだけの作品がそうなるでしょう。
末次先生の作品も、たとえ盗用シーンがわずかにあったとしても、それには名作はないのでしょうか?
僕は創作の上では、著作権やプライバシー権などを過剰に尊重すべきではないと思います。
特にパロディ、風刺には寛容であるべきです。
確かに制約があったほうが名作ができるかもしれませんが。
地球温暖化自体信用できないから京都議定書に参加しない、というのなら、参加したときと少なくとも同等の金額、政治的コストを別の、より有効な環境保護に使うべきでは?
環境保護自体必要を認めない、というのはいくらなんでも今の世界では通用しないのでは?
小泉首相が靖国神社に、略式で参拝しました。
先の高裁判決の傍論を受け、私的参拝であることを強調しているのでしょうか?
もちろん三権分立から言っても、司法権を尊重する必要があるでしょうが…本当にあの判決を尊重するなら参拝すること自体がおかしいです。なんというか、非常になめた態度を感じます。
残念ながら首相の靖国神社参拝は、するかしないかの一事でしかありません。
どのような形の参拝であれ、中国や日本の天皇制、靖国神社を認めない人たちには決して認められないのです。
しかし、なぜ小泉首相はいつも中途半端な形を取るのでしょう。
中国や韓国に責められて外交が停滞し、国内の革新派知識人やマスコミの集中攻撃を浴びることは、八月十五日に公式参拝しようと今日のような形を取ろうと同じことなのです。
しかも、このような中途半端な参拝のせいで、小泉首相は少なくとも論壇では保守派にも全く支持されていません…よくて民主党や社民共産よりはまし程度で、落第点しかもらっていません。
どうせ非難されるなら両方に落第点をつけられるより、どちらかの及第点を狙うほうが損はないのでは…そうしてあまりにも偏りすぎるのはよくないという考えでしょうか?
いや、小泉首相の考えをそれほど斟酌しても意味はない気がします。
ただ行動はある程度予測できる…少なくとも、選挙で圧倒的に勝ち、目的の郵政民営化法案を可決し、しかも任期を明言しても尚ある程度は公約を守ろうとする、ただしそれらをしっかり説明し、反対派を説得することには全く無関心なままとはいえます。
国民はその小泉首相を、少なくとも選挙で支持したことも重大です…吉とでるか凶と出るか。
郵政民営化法案が可決されたようですが、反対派も賛成派も、なぜ議論を積んでよりよくする、という方向にはほとんどエネルギーを入れなかったのでしょう。
小泉首相の側としても、原案はそれほどまでしてこだわる必要があるものだったのでしょうか?
民主党も、十分に自分の意見も入れて議論を重ね、極力修正すればよかったのでは?
実際に動き出すにはかなりの時間があります。それまでに議論を積んで、よりよい法案にすることは…できないのでしょうね。
小泉執行部という大きすぎる権力を握った存在は、議論に値する相手がいないと思っている感じですから。
アメリカは州ごとに、大きな自由裁量権を持っています。
では、経済的に自立できる大きさの州が実質的に社会主義政策をとることに決めたら?
なぜキューバから危険を冒してアメリカに亡命する人たちがいるのか…それは希望と自由、富を求めてとされています。
でも今のアメリカに希望、自由、富はあるでしょうか?
特に左側は、ないと言っています。
では、アメリカの貧しく希望がなく自由を求める民はどこに逃げればいいのでしょう。
その逃げ場が地続きのアメリカ内にできてしまったら、相当な求心力が働くのでは?
人類は脳を発達させるため頭を大きくしすぎています。
生れるときに赤ん坊が通る骨盤は直立にも重要なので、それにはおのずから限界があります。
現生人類は頭部の大きさは限界で、女性に過大な負担をかけています。
でも、もし人類のような知的生命体が有袋類、または恐竜や鳥のような卵生生物から発達したなら、その制限はないはずです。
そうであったほうが知能は高度に発達していたはずだ、というのは皮肉なことです。
たとえば小選挙区制の二大政党制で、A党がPという政策を行うと公約して政権をとったとします。
次の選挙ではA党が負けました。
その場合、同じA党政権に対する不信任でも、Pが不足であることに反発したのか、それともPそのものに反対なのかはわかりにくいです。
また、二大政党で野党がPに反対する政党だった場合、Pが不足であることに反発する選挙民は不足と知りつつA党に入れるほかありません。
もちろん野党がPには賛成で、その不足を訴える政党だった場合は、Pに反対する選挙民の行き場はありません。
だから小選挙区制はよくない、単純比例代表ならどの立場も…急進的P、保守的P、反P…投票先がありますが、ドイツのようにどんな組み合わせになるかわからないのでは政権不信任にはなりにくいです。
政権の信任投票ができ、かつどの立場にも投票先があるようにするためには、二院制なのですから衆院を単純小選挙区、参院を単純比例代表とするのがよいのでは?
13日
論理的には正しくてもどう見ても間違っていることはいろいろあります。
たとえば
というのはどこを否定すればいいのでしょう。また、
も、論理的には正しいと思うのですが誰も賛同しないです。
で、結論が間違っているから間違っている、という発想でいいのでしょうか?
大きな整数同士の掛け算は、僕が習った普通の筆算ではミスが出やすい気がします。
仮に2756*938をやってみましょう。
普通の筆算は、大きい上の数*一桁の数、2756*8、2756*3、2756*9を事実上暗算で正確に解くことを要求します。
この場合、繰り上がる数…2756*8の場合、まず6*8=48の4…を頭で覚えるか、小さく書くか、左手の指で覚えながら次の5*8を計算する必要があります。
頭だけでやる場合は九九を計算しながら繰り上がる数を覚え、次の九九の結果の下の桁と足し合わせて必要な結果だけを記入しながら次に切り替えるという高度な暗算をやることになります。もちろん中断できません。
繰り上がりを小さく書き、処理したら消すやり方も、例えば376*8はまず6*8=48を計算、8を書いて4を10の位にメモし、次に7*8=56を出してから10の位で4+6=10が起きるため、100の位にメモした5を6に直さなければなりません。結構複雑です。
指は体とつながっているので早いですが、6以上繰り上がったら危険です。ちなみに僕は指を使うのが癖になってしまったことが致命的な欠陥だった気がしています。
親指を使った5進法を使えば大丈夫ですが、その5進法を指に覚えさせるほうが無理です。普段十まで数える方法と矛盾しています。また、万一片手を失ったときには計算ができなくなります。
考えてみると、普通の意味での筆算を禁じれば、各項を十進級数表示して掛け合わせるのが本筋です。それでも手間はかかりましたが何とか正確に計算できました。
これは文字式計算ができれば九九と桁数の足し算しかないですから、混乱さえなければ間違いはありません。
その折衷として、
このやり方だと、暗算が必要なのは九九、一桁同士の足し算、一桁同士+1の足し算、最後に大きな数同士の足し算だけです。怖いのは角度や字の大きさの関係で混乱することだけです。
紙幅は大きく消費しますが、ミスをする余地がなく計算力が劣る子でも機械的に大きな数同士の掛け算を成功させることができます。
まあ、普通の筆算のほうが二桁同士か、三桁と二桁ぐらいなら省スペースですばやくでき、またゼロを省略して視覚的に桁数を感じさせることができる、というメリットがありますが。
計算の本質を理解するためには、中学生になったら十進級数展開して掛けるのもやってみたほうがいいかもしれません。
算数の教育では限られた計算しかしませんが、原理的にはどんなに大きな数同士でも計算できる、というのは大きな自信になるでしょう。
あと、たまに二桁同士、三桁と一桁の掛け算などを暗算でやってみるといい頭の体操にはなります。
貴族なき王政はありうるでしょうか?
日本の、貴族がなく皇室だけがある、というのは、ピラミッドではなく平らな中に柱が立つようなものでどうしても不安定では?
宮家さえ減らしてしまったことが、今は男系皇族断絶という最悪の形になりつつあります。
天皇を維持するには、宮家と家族という藩屏は必要だったのかもしれません。
逆に、貴族制を否定したら、地位財産における強者はどう自らを律することができるのでしょう。
貴族制でも自分を律しなどしなかった、というのはどうでしょう。
確かに地位財産も身分も平等ならいうことはないです。
でも、もし地位財産が不平等なのがどうしようもないなら?
さらに今の教育だけでも地位財産で階級が固定されつつあるのに、さらに遺伝子改良が加わったら?
そのときは地位財産の階級ははっきりあるけれど身分だけはない、アメリカ式の平等幻想でいくべきでしょうか?
それともはっきりと階級を認め、その代わり上の階級にはノブレス・オブリージュ、パターナリズムで自らを律し、弱者を保護することを求めるべきでしょうか?
著作権問題はいろいろいわれますが、なんというかデジタル化されて簡単にコピーができる以上、商品にするのは無理なのでは?
何をダウンロード、コピーするのもただ、でも著作者には、世界中でコピーされた回数に比例する金額が渡るようにする、それは不可能でしょうか?
文明を農耕水準や建築のレベルで評価するなら、人類の歴史のほとんどでは農耕自体がないですから、キノコを栽培し、地下水を利用し温度管理が行き届いた塔を建てるシロアリに劣っているのでは?
建築で評価するとしたら、小人の国の精緻壮麗な大聖堂と巨人の国のあばら家と、どちらが偉大でしょう。
スティーブン・キング『霧』の状況では、考えてみるとどんな武術の達人や特殊部隊の訓練も全くの無力ですね。
いや、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』や『DRAGON
BALL』などアクションマンガ、アニメの主人公や魔王たちも、あの霧の中では食い尽くされるかもしれません。
一対一では楽勝でしょうが、きりがない上に強酸など意外な攻撃も多く、何も見えないことが精神的に焦りを生み、小さなダメージが延々と蓄積される、回復の暇もない、これはかなり辛いでしょう。
もちろんスーパーロボットもエネルギーが切れたらただのガラクタです。
『マルドゥック・スクランブル』のバロット+ウフコックも、もしあの霧が電波も全波長完全に阻害するなら超感覚を失い、無力化されます。
霧を通す波長があるならある程度戦えるでしょうが。
小泉自公が総選挙で大勝したことに絶望し、ファシズムだ改憲だと言っている人は、たとえ岡田民主党に政権交代していても絶望には違いないのでは?
だとしたら今更なにもいうことはないはずです。選挙など国民の目を欺くための儀式に過ぎず、その結果に関係なく破滅に向かうと決まっているのですから。
で、いつから…護憲派から見て…選挙は完全に無意味になったのでしょう。
社会党が政権獲得をあきらめた頃からでは?さらにいえば、戦後一貫して可能性はなかったのでは?
言うまでもないことですが、小泉首相は最悪だが前原民主党代表も同様なら、次の選挙も無意味ですね。
で、どうすればいいのでしょう?
新党を作っても、今の選挙制度では死票を増やし、自公政権を利するだけです。優れたネーダーであっても、ネーダーには違いありません。
武力革命はもう無理でしょう。
風力+太陽光発電、将来的には宇宙太陽光発電や核融合発電を用いて海水を淡水化し、メガフロート上で化学肥料も使って農業をするのと、元々栄養に乏しい海域にただ化学肥料(陸上の窒素リン酸カリだけでなく硫黄と鉄、もしかしたら珪酸も必要でしょう)を薄く散布して全体的な海の生産量を上げるのと、どちらがいいでしょう。
どちらが多くの食料を得られ、二酸化炭素を吸収でき、また弊害が少ないでしょうか。
化学肥料を散布しなくても海洋深層水に栄養分は十分あるのかもしれませんが、実際にはとてつもなく広い貧栄養海域に、とてつもなく深いところに大量に薄くある海洋深層水をくみ揚げるのは相当困難なのでは?
温暖化がよく言われますが、化石燃料などを燃やしすぎ、しかも森林が砂漠になっているということは二酸化炭素が増える分、酸素が消費されています…酸素が減る恐れはないでしょうか?
まあ海があります。
二酸化炭素が増えて暖かくなれば海の生物活動が(もちろん陸上の植物も)活発になり、それが二酸化炭素を吸収して酸素を放出してくれます…そのメカニズムがあるなら、本来温暖化など起きるはずはないです。
ではなぜ二酸化炭素濃度が増えているのでしょう。
長期的には…もちろん人類を含む大絶滅の後…そのシステムが働きますが、それはゆっくりしたものだから、でしょうか。
富める者と貧しい者がいる=貧しい者が富める者に搾取されている、というのは真でしょうか?
たとえば、ほとんど互いに連絡がない二つの島があり、一方は水が十分あって地味も肥え、地下資源も豊富で、もう一方は水も乏しく土地もやせ、地下資源もなかったら、前者が富んで後者が貧しいのはどうしようもないのでは。
また搾取、南北問題の典型とされる南米やアフリカの、コーヒーや油やしのプランテーション農業や中東の石油ですが、それももし北の先進国がコーヒーや植物油を水と空気から合成できるようになり、またエネルギーも核融合で無限に出せるようになってコーヒー、油やし、石油が必要なくなったらそれらの国は富むでしょうか?
いや、買う人がいなくなって余計に貧しくなるはずです。
その場合にはそれらの国は、コーヒーを買ってその金で小麦を売ってくれなくなりますから、自給自足で自分たちで小麦を作るほかないでしょう。
でももともと、小麦よりコーヒーのほうが儲かっているのですから、あまり多くは小麦がとれないし、コーヒーで得ていた金がなければ化学肥料や農薬、多収量雑種の種も買えません。
となると自分たちが食べていくのも辛いし、先進国の工業生産物や情報を買う外貨などもとよりない、非常に貧しい生活になるわけです。
搾取がなくなったら貧しくなった、というのはどういうことでしょう。
いや、適正価格ではないから貧しい国が搾取されるのだ…といっても、ではどういうメカニズムでその価格は決まっているのでしょう。どうすれば原料生産国が豊かになれるような価格体系になるのでしょう。
たとえば先進国の企業が、コーヒーなどを高く買うことにするとします。するとその製品の価格が上がり、客はコーヒーをやめて紅茶にします。
すると結局、コーヒーを輸出している側にはお金は入らないのでは?
本来貧しい国に貧しい人が多くいる理由は、その貧しい国の中での搾取、また資源や農場の経営者が外国資本であること、何より本質的には、先進工業国にはなれないこと…その三つのほうが大きいのでは?
それに対して、豊かな先進国は何をする義務があるでしょう。
最初の、まったく離れた二つの島でも平等に分け合うのが人間としての義務、と考え、見返りなしに結果の平等を求めて世界全体で所得を再分配するべきでしょうか?
僕は最低限の生存…上下水、食料、医療、そして教育、情報は全人類に保障されるべきだと思いますが、それ以上が必要かどうかはわかりません。
全人類がアメリカの富裕層の生活をするのはどう考えても無理です。
国民全てが小さい頃から『孫子』を暗記暗誦し、囲碁将棋を学び、また国民皆兵で、特にノブレスオブリージュで金持ち名家の子が先に危険な最前線に向かうのが当然で、しかもきちんと和戦の選択肢のある民主主義ならば、戦争はまずないのでは?
できるだけ、しかも何手も先を読んで避けるでしょうから。
なぜそれによる平和を目指してはいけないのでしょう。
あ、よく軍事費を福祉民生にといいますが、本当にやろうとしたら解雇される軍人、軍需産業はどうするのでしょう。
その再就職だけでそれまでの軍事費以上の金が必要ですし、それを出さなければ社会不安が起きて戦前の軍縮の二の舞です。
もちろん災害救助、海外非武装救援隊などに再編するとしても同じように金がかかります。
ちなみに、それで…疑問の余地なく世界平和と日本の名誉ある地位のために…死んだ公務員は、どのように顕彰すべきでしょうか。
そのためでも靖国神社やそれに類するシステムはよくない、遺族はただ嘆き悲しむだけであるべきでしょうか?
もしずっと強力な、化石燃料+内燃機関以上に重さ、体積あたりの効率がいい蓄電池が発明されたら、車や船、電車がどうなるかは簡単です。
車や電車はそのままモーターで車輪を回せばいいですし、船はそのままモーターでスクリューを回せばいいです。
船には超伝導…要するに強力電磁石…推進、電車にはリニアモーターカーという未来像もあります。
残念ながらどんなに強力な電池、モーターができても、空飛ぶ車は難しいでしょう。
で、飛行機や宇宙船はどうなるでしょう。
それらは、たとえ内燃機関より強い回転力を得ることができてもそれほど意味はないのでは?
プロペラは電気で回せますが、速度に限界があります。
ジェット機の速さは電気で再現できるでしょうか?
まして宇宙ロケットはどうやって、電気で宇宙まで上げることができるでしょう。
地上で、リニアモーターで加速してジェットコースターのように上に放り上げ、その慣性だけで宇宙に行くことは可能でしょうか?
ジェット機やロケット、要するにローラースケートを履いて後ろに機関銃を撃てば反動で前進できるように推進質量を後ろに高速で安全に放出することが、電気で効率よくできるでしょうか。
前から吸った空気をうんと加熱し、その膨張で後ろに放出するか、またはイオン化して加速して放出するか…それで燃料を用いたジェットやロケット以上の効率は得られるでしょうか。
巨大銀行誕生、でも基盤がぐらついている同士が合併しても…
で、ふと思ったのですが、合体ロボットって部品点数が五倍になりますよね。
で、どれか一つが故障していたりダメージを受けていても動かなくなりますから、すごく信頼性が低く整備が難しいのでは?
子供向け作品には夢も大切ですが、そういう実際世界をつかさどる原理も学べればいいのですが。