枕元の計算用紙
1999年7月 8月 9月 10月 11月 12月
2000年1月 2月
3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2001年1月 2月
3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2002年1月 2月
3月 4日 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2003年1月 2月
3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2004年1月 2月
3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2005年1月 2月
3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2006年1月 2月
3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2007年1月 2月
3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2008年1月 2月
2008年3月
1日 2日 3日 4日 5日 6日 7日 8日 9日 10日 11日 12日 13日 14日 15日 16日 17日 18日 19日 20日 21日 22日 23日 24日 25日 26日 27日 28日 29日 30日 31日
31日
日本国憲法に占領されたらどうするかは書いてありません。
だから僕は、非武装の理念にこだわるなら占領された後の非暴力不服従義務を明記するか、全員自殺を定めるべきだと主張してきました。
でも、他の普通に軍隊がある憲法でも、戦争に負けて占領されたら国民がどうするかは書いてあるでしょうか。
絶対屈してはならない、国が降伏して国家が解体され、占領宣言が出ても最後の一人まで戦いぬけ、と書くことはできないのでしょうか。
それが宗教と憲法の違いでしょうか。
でも「憲法は**でなければならない」というのは誰が決めるのでしょう?
30日
「貧困層をなくす」のと「貧困でも生活できるようにする」のとどちらが現実的でしょう。
当然「貧困層をなくす」べきだという人は多いですが、そういう理想主義者はしばしば彼方の理想社会だけを見て、今現実にいる貧困層を見捨ててしまいます。
そして今のホームレス対策などを見ると、政府は「貧者はみんな自殺させて貧困のない世界」を望んでいる気がします。ガス室のほうがまだ人道的な気がするのは僕だけでしょうか。
「貧困でも生活できるようにする」には、まず食料としておからや大豆かす、飼料品質のトウモロコシ・くず米・大麦・ジャガイモ・サツマイモ・豆・大根葉などをとてつもなく安価に、どこのスーパーやコンビニにも置くように義務付けては?
またコンビニや飲食店などに様々な廃棄食料を捨てさせず、貧困層向けに十分再加熱して出すことを義務づけることも必要でしょう。
ドッグフードを、価格を上げずに人間にも食べられるようにするのも手でしょう。
いや、最大の問題は住です。住居費に比べれば食費など問題外です。
無料で住める場所をどこの都市にも一定人数分設けるべきです。
ホームレスも、自分の町から追い出せばいい、と全ての町がやれば行き場がなくなります。
一般人と共存できないのならばホームレス専用の町を、メガフロートも含めどこかに作ってもいいはずです。
メガフロートほどでなくても大量超高密度居住のための、波の影響を受けない規模の巨大船という概念は?
あと普通の家や集合住宅を、一部屋六人ぐらい分け合うというのも手でしょうか。海洋冒険小説の下層甲板や奴隷船のことを思えば十分でしょう。
また、住・食・職を同時に得る方法としては限界集落などの田舎で、家事や森林管理など低スキルでできる仕事と住居、自給自足できる田畑を与えるのも手でしょう。
29日
ハイブリッド車が売れていますが、本当に必要なのは仕事で最もよく使われるステーションワゴン・バン・小型〜中型トラックのハイブリッド実用モデルでは?
アルファードハイブリッドは高級感が高く、実用車の雰囲気ではないです。
高級感を言うならプリウスも価格、雰囲気とも明らかに高級車寄りです。
なぜステーションワゴンのハイブリッドさえないのでしょう。
むしろ都市内物流に使われる実用車のハイブリッドが必要なのでは?
28日
「飢えた人には魚ではなく釣り針を」とよく言います。
魚は食べれば終わりですが、釣り針があればずっと食えるからです。
それは一面では正しいですが、間違っている面もあります。
まず飢えが余りに激しく、体力を失っている人は、釣り針があっても魚が釣れるまでに餓死します。
また釣り針があれば釣れるとは限りません。運が悪く釣れない事もあります…その間に餓死したらなんにもなりません。
そしてあまりに多くの人が釣り針を渡されたら過剰漁獲で魚が獲れなくなり、みんな餓死します。
釣り場が誰かによって占有されていて追い出されても餓死します。
それらを防ぐためには絶対的な最低生存保障と、持続可能な開発のための適切な規制、何らかの職の保障と配分が必要なのでは。
27日
深海から栄養豊富な海水をくみ上げて日光が当たる海面にまけば生物生産量が増える、といいます。
深海の海水は冷たいです。それを海面に撒いたらその周辺の海水温が下がります。
そうしたら温度の下がった海水が沈みます。
沈んだ分の海水はどこから来るのでしょう?当然対流が起きます。
その対流でさらに深海の冷たい水が上に補給され…それが正のフィードバックになって、ものすごい規模の湧昇流が起きるということはないでしょうか。
それは確かに生物生産量は増やすでしょうが、地球の気候システムの破局を意味しないでしょうか?
ついでに温暖化で北極海の氷がなくなる、という話ですが、確か夏の南極海はきわめて生物生産量の大きい海域です。
同様に夏の、氷が溶けて海面が露出した北極海も膨大な光合成をして温暖化のブレーキになる、ということはないのでしょうか。
陸地がなく海流も風も自由に回れる南極海と、逆に中は開いていますが周辺が陸地だらけの北極海では条件が全く違うでしょうか?
26日
非白人核武装国である中国、そしてインド・パキスタンは、「白人だけが死なない伝染病」が蔓延したら対白人全面核戦争を始め、全人類を滅ぼしてでも黙って滅ぼされはしない、と常日頃宣言しているのでしょうか。
それともその宣言すら危険なのでしょうか。
そういえば、中国が核武装したときには、その意義もあったはずです…非白人皆殺し計画に対して強い抑止が生まれてしまった、という。
どれだけの白人が意識したでしょう。
25日
多くの人が花粉症です。
なぜ民主党は「花粉症をなくす。氷河期世代のフリーター・ニート・ワーキングプア層二百万人で都市近郊の人工杉・ヒノキ林を切り倒し、本来の広葉樹・照葉樹林に戻す」と公約しないのでしょう。
花粉症患者が皆投票したらかなり大きいはずですし、フリーター・ニート問題が一気に解決に向うのも大きいです。
植え替えた広葉樹・照葉樹の多くは、時間と手間はかかりますが超高級木材として価値が出るでしょう。
またその多くの樹種が生み出す大量のドングリ類を、豚を放牧して食わせればきわめて美味な豚肉を得られる可能性があります。
その植林仕事が終わった氷河期世代は、今度は世界中の植林に向わせるのもいいですし、また一部のそれが向いている人は地方に残って森を管理しながら適度に農業をやるのもいいですし、やはり都会を好む人は改めて介護の勉強をさせるのがいいでしょう。
24日
台湾総選挙の結果は、素朴に言えば…台湾人は今のチベット人のようになりたいのか、という感じです。
独立よりも経済のほうが勝るのでしょうか?
民主主義というのはつくづく恐ろしい制度です。
民主化されれば何もかも良くなるとは限らない、金権腐敗はつき物ですし、信じられないほど間違った方向に進んでしまうこともあります。
でもやはり民主主義が一番マシなのでしょうか。
人間が政治などをすること自体が間違いなのです、ぶっちゃけて言えば。
23日
子供を強く育てるにはどうしたらよいか?という問いには、多くの人が「軍隊で鍛えろ」というでしょう。
軍隊に限らず、厳しいところ…その属性として、
などがあります。
それらの属性を持つところとしては軍隊以外にも、農村や船での労働生活、体育会系、イギリス式パブリックスクールなどがあります。
要するに子供部屋では子供は王様だけれど、奴隷に身を落として叩きなおされろ、ということでしょうか。
でも奴隷と軍隊(式)はかなり違う感じもします。
最大の差は、軍隊は名誉と誇りを求めますが、奴隷には求められないことです。
で、本当にそれが人間にとって最適なのでしょうか。
人間は子供を強く育てるための方法を、どれだけ試してこれしかないと確信しているのでしょう。
ほかに何かないのでしょうか?今の技術を前提として?
海、森など自然と深く関わる場は?馬関係は?
そういえば文化大革命での「下放」はそういう失敗の代表例、「徴農」に反対する最大の根拠とされていますが、なぜ失敗したのでしょう。
そういうことは失敗するに決まっている、ではなく、なぜ失敗したのかは誰か検討したでしょうか?
22日
http://www.moemoe.gr.jp/~nakayosi/diary81.html#2
で論証したように、弱肉強食の地球で近代科学が生じたら人類滅亡は免れない…
でもその状態で、薬を飲んだ子が仲間を殺す代わりに、その薬の力で穴から飛び出して見張りを皆殺しにし、船を奪って穴にロープを下ろせばいいのでは。
上には解毒剤があるかもしれませんし、なくても自分は死んでも仲間を助けることはできます。
殺し合いにこだわる必要はないのです。
もちろんこれは、軌道エレベーターと宇宙植民の比喩です。
21日
奴隷制について
のどれを強調すべきでしょう。
どれも事実ですが、どれを強調するかで世界の見方が根こそぎ変わります。
20日
アーサー・C・クラーク氏死去。心よりご冥福をお祈りします。
人類は水先案内人を失いました。
これからどこに漂流するのでしょう。
同時に一つのビジョンが、大きな危機にさらされています。
チベット暴動で、ダライ・ラマ氏がチベット側からも批判にさらされているそうです。
非暴力では何も解決できない、と。
反・物質文明も含めた総合的な真理としての非暴力はガンジーが見出した、西洋文明に対する大きな対抗理念のはずでした。
それももう過去のものでしょうか?それともその真理を武器に戦い続けている人は、僕が知らないだけで世界中にはたくさんいるのでしょうか?
逆にチベットを弾圧し、ダライ・ラマ氏を批判している中国は、西洋文明に対する有効な対抗理念を持っているのでしょうか。
覇権はイギリスからアメリカ、そして中国に移るという人もいますが、中国はどこに地球号を進ませる気でしょう。
また多極化とも言いますが、その多極化で人類全体はどこに進むのでしょう。
プーチン大統領は、イスラム原理主義は、チャベス大統領は人類の道筋を示しているのでしょうか。
これから人類の文明は、地球という船はどこに行くのでしょう。
誰が未来のビジョンを描くのでしょうか。できれば多様な。
偉大な作家の想像力でしょうか?西洋とは異なる様々な文明の歴史でしょうか?
ビジョンに従って進む力が、人類にあるのでしょうか。
それとも人類を牽引するのはビジョンではなく、金と政治の冷厳な力でしょうか?またはごく少数の特権階層でしょうか?
19日
反自虐史観の側は、自国の歴史に誇りを持たせて健全に育てるために、自国の悪逆は初等教育では極力伏せ、大人になってから自分で調べることとせよ、と言います。
子供の精神を操作するために情報を操作することを公言しているのです。
逆に自虐史観の側は、子供の精神を操作するための情報操作について公言はしていないようですが、どうなのでしょう?
本当に全ての真実を教えようとしているでしょうか?
僕はあくまで全てを教えろ、という主義です。
人間を信頼しないなら人間なんかやめてしまえ、子供が信頼できないなら教育などやめてしまえ、子供を自分の好きなように育てようとは傲慢もいい加減にしろ、としか言いようがないですよ。
18日
「近代史は西洋白人による悪逆な征服の歴史であった。日本はそれに果敢に立ち向かった非白人の代表である」
という、日本の反自虐史観の中心的な物語は、自虐史観の側にとっては受け入れられないものでしょうか?
そのときに与えてしまった国内外の悲惨を強調するのはいいにしても、近代日本の目的自体を私利私欲を満たすためだけだった、と描くのでしょうか?
指導者層が私利私欲を満たすには、国を売るほうがはるかに楽なのです。
戦後多くの新興独立国の指導者層が収奪した国富をスイス銀行に預け、革命が起きたらニースで甲羅焼きをするように。
日本近代史に侵略者、虐殺者は多数いても、売国者が驚くほど少なかったことは確かです…少なくとも終戦までは。
17日
日本史の自虐史観が悪いというなら、世界史の自虐史観はどうなのでしょう。
でもどうしようもないです…虐殺と絶滅動物を数え、奴隷制を思っただけで、どうしようもなく自虐的な世界史観が刻まれるのは避けられません。
全部を知って、人間として生まれたことを誇れる人などいるでしょうか?
少なくともUFOに吸い込まれ、宇宙人たちのパーティに招かれたら恥ずかしくて顔を上げられません…せいぜいフェルマーの最終定理の証明といくばくかの芸術を誇れるぐらいです。
また、世界史を教える際にも、自国史を「祖国に生まれたことに誇りを持てるよう」と同様「人間として生まれたことに誇りを持てるよう」虐殺や拷問、絶滅動物、奴隷制の歴史などについては控えたほうがいいのでしょうか。
ここにジレンマがあります…ほとんどの国にとって。
自分の国の独立に誇りを抱き、世界中の敵たちを憎んで自国を守る決意を固めるようになるには、世界史全体は凶悪非道な敵が跳梁跋扈する危険な世界とし、自国はその多くの侵略をはねのけてきた英雄としなければならないのでは。
特に日本が自国の歴史に誇りを持つには、「近代史は西洋白人による悪逆な征服の歴史であった。日本はそれに果敢に立ち向かった非白人の代表である」というのが中心的な物語になります。
それは必然的に「世界史自虐史観」に他なりません。
もちろん「日本史自虐史観」も、本質的に世界史自虐史観は強いものがあるでしょう。
日中戦争直前の中国人による日本人虐殺事件、太平洋戦争時の米軍による日本人捕虜虐待、ソ連軍の満州・シベリア虜囚の暴虐などは、反省心を弱めるから語るべきではない、とする力はどれぐらい強いでしょう?
結局世界史自虐史観は避けられないものでは?
16日
チベットでの暴動は妙に冷めた目で見ていました…何千人虐殺されたのか、ということしか浮かびません。
これがきっかけで中国が崩壊するとかチベットが独立するとかの変化は一切想像できませんでした。
中国の治安維持能力を「信頼」しているのでしょうか。
それとも、世界に変わって欲しくない…もし中国が本当に崩壊したら今の僕の暮らしもほぼ間違いなく崩壊する…という感情・僕個人の利害感覚から何も変わらない、という結論を出しただけでしょうか。
北京五輪のボイコットはありうるでしょうか?
15日
ベーシックインカムができれば、暇な人が小惑星観測や生物分類学にエネルギーを使う余裕が出るでしょうか。
小惑星観測は、人類文明の存続には必要です。
地球にぶつかったときどんな被害が出るかを考えれば。
まあ…本当は避けられないのがぶつかっても、文明が残るように予備の文明を地球外に作ることが必要かもしれません。
生物の分類は、特に昆虫・植物・土壌微生物の類となるとどれほど足りないか想像もつかないものがあります。
その中には有力な薬・食料・工業資源も多数あるでしょう。
14日
「どこの街に文無しで放り出されても生き延びられる能力」というのは「生きる力」ではないのでしょうか。
また「どこの無人島に一人で放り出されても生き延びられる能力」は?
特に子供の場合、その両方の能力は必要でしょうか。
子供にとっては「親に捨てられる」というのはかなり強い根源的な恐怖です。
また、家を出て行きたくても出たら生きられない、という恐怖も、家が地獄であった場合に逃げ場をなくさせる力があります。
どこに行っても生き延びられる力があるなら…
もちろんそれは社会制度の問題でもあります。
「家庭」を守るために、子供が「家を出て行って一人で生きていく」ことは絶対できないようにあらゆる制度を作っているのです。
では逆に…もし、簡単に子供が家を出て、どこの街ででもしかるべき役所…いやコンビニで適切な手続きをとれば、期間を限るとしても親に連絡が行かずに生活できるとしたら?
家出少女の売春問題の相当部分は解決されると思います。
完全に「大人の監督」自体を拒否したい、という場合はどうするか…でも実際には都市で街娼・盗賊化したら、それ以上に厳しい大人の監督を受けるはめになりますがね。
13日
児童ポルノ禁止法に単純所持処罰規定が入る見通し、ニコニコ動画が著作権違反動画削除宣言、アダルトビデオのビデ倫幹部逮捕…なんというか、裏側から徐々に自由が締めつけられている気がします。
僕のこの、賛同者が少ないブログさえも、いつまで続けられるでしょうか。
日本でそんなことはない、と思っていたらある夜ドアをノックされるのでしょうか。
そして、それは止められないのでしょうか。
どうすれば止められるのでしょう。
ナチスドイツや日本軍国主義は誰がどうしていれば止められたのでしょう。
少なくとも、左側の人たちが全部正しい、とは思えないのです。けれども、では何が正しいか、というと…
歴史の流れには逆らえはしない、という諦念が強すぎます。
12日
新しい世界は地獄なのでしょうか。どんな世界でしょう。
アメコミでは未来は大抵地獄のようですね。
でも地獄にもいろいろあります。
一見天国のような地獄だっていろいろ考えられますし、「すばらしい新世界」はアフリカで飢え死にしかけ、AKがなければ家族を守れない人々から見れば理想郷でしょう。
で、なぜ地獄シナリオしか耳に入らないのでしょうか。
いつから、バラ色の未来は描かれなくなったのでしょう?
11日
憲法九条、9.11陰謀説などは、見かたによっては論者達を分断する力として働いている気がします。
同じく「アメリカからの独立」を目指している勢力が、護憲とそうでない勢力に分かれて争って、喜ぶのは誰でしょう。
9.11陰謀説は、アメリカに寛容、イスラムには近代化と民主化を願う人々を分断していないでしょうか。
特に護憲について…もし、憲法九条がなかったら、ごく普通に「日本独立」が勢力になっていなかったでしょうか?
国の武装は当然として、その上で対米従属、対ソ従属、対中従属、永世中立の選択を考えることができていたのでは?
ちなみに武装中立はアメリカが許さない、という論もありますが、もし武装中立を許さないなら非武装中立も許すことはありません…その政党が選挙に勝った直後にクーデターが起きて、中南米諸国のように米傀儡軍事政権となるだけでしょう。
というより学生運動の時代も、「国権に反対する同志が争えば国権が喜ぶだけだ、議論はいいが国権を支持しない者は皆同志だ、あくまで団結して国権と戦おう」と言う人が一人もいなかった…
10日
科学は神話の替わりになるでしょうか。
ビッグバンから太陽系誕生、生命発生から数度の大絶滅を経て人類の進化へ…
この壮大な物語は、神話と同じ役割を果たすことができるのでしょうか。
そして、それはちゃんと教えられているでしょうか。
あらすじだけでも知っている子供はどれぐらいでしょう。
9日
剣と魔法型のファンタジーは、西洋諸国にとってはある意味時代劇ではないでしょうか。
日本にとっては異世界ですが、西洋にとって「剣と魔法」の世界の、背景部分はリアルな過去ですし騎士道伝説などで実際の歴史以上にリアルな面もあります。
また、考えてみれば「三銃士」「オリバー・ツイスト」「シャーロック・ホームズ」の世界も…もはやアガサ・クリスティの世界も時代劇なのでは?
そう考えると日本の時代劇も、もっと範囲を広げることができるかもしれません。
平安やそれ以前の、古事記レベルの過去に陰陽道や鬼などのファンタジー要素も入れるとか、武士による妖怪退治ものも大江山から宮本武蔵の猩々退治までありますし、講談でおなじみの真田十勇士や、または明治時代や戦前だって十分時代劇にできそうです。
8日
核兵器テロ、天然痘テロが今のところ起きておらず、戦略核ミサイル原潜がハイジャックされたこともなかった、ということは、それぐらいこれまでは米ソとも「泥棒対策」の能力はあるようですね。
7日
黄砂は害も大きいですが、日本の畑にも森にも、周辺の海域にとってもいい肥料となっているはずです。
そして黄砂を防ぐには、発生源の中国奥地を徹底して緑で覆う…植林するほかありません。
その双方を中国の大衆が知れば、中国の大衆がそれほど日本を憎んでいるのなら、日本にタダで肥料を渡したくない、と頑張って植林をするということはないでしょうか。
どんな動機であってもいい、中国がその結果得をしてもいい、とにかく地球全体の環境が改善されればそれでいいのです。
6日
教育の重要性は常に言われています。
けれども、教育に力を入れれば経済が良くなるとは限りません。
南米も教育に力を入れましたが、経済は停滞しています。
産油国でも無料教育が広くありますが、大卒で職がない人が多数出ただけです。
教育は、必要条件の一つでしかないようです。
教育を生かすためには他にも様々な要因が必要なのでしょう。
その要因とは?
ある程度の自由…特に起業・廃業などについての煩瑣な手続きがないこと、社会の信頼や法の支配、富裕層が得た金を海外ではなく国内に投資すること、ある程度のインフラ…特に海と港湾、水、情報。
他に何があるでしょうか。
5日
世界征服のためにまずやるべきことは奨学金を何倍にもし、できれば本当に優秀な子供は学費生活費全て国家負担の留学や全寮制学校でものすごい勉強をさせることのはずです。
明治政府がお抱え外国人教師、留学、義務教育と教育に大量の投資をしたのも、結果的に日本がアジアを征服するのに大いに「貢献」しました。明治政府の指導者の目的が世界征服なら、教育に力を入れたことは「正しかった」のです。
そして今、もし本当に国家主義・軍国主義勢力が政治を支配し、奨学金を削減しているとしたら、それはどういうことでしょう。
彼らには世界征服の意図はなく日本を滅ぼすのが目的なのか、または完全に狂っているかのどちらかです。
怖いのは、中国はそれを分かっていてか教育にとても力を入れていることです。
4日
日本は知的で創造的な労働者を輩出する成長センターでも勤勉で高度な科学知識を持つ職人の高品質ものづくり国家でもなく、貧困で無教育な非正規低賃金未熟練労働者が大半を占め、わずかなエリートが活躍する国にしたいのでしょうか。
本当に日本人をリーダー、専門家、使い捨て歯車と三種類の人間に分割するとしたら、それは善悪で言えば当然悪でしょうが、損得で言えば損でしょうか得でしょうか?国益から見て?
できる限り多くの国民に高いレベルの教育を受けさせ、多くが知識社会に参入できるようにする、というのは無理なのでしょうか?
3日
高学歴ワーキングプア、という言葉は非常に不思議です。
高い教育を受けている人が高い職に就けない、というのはどうしたことでしょう。
大学院卒を採用しない企業は何を考えているのでしょう。
より高い学歴、より高い知識を持つ労働者がより優秀である、という命題は間違っているのでしょうか?
それとも、日本でだけそれが通用しないのでしょうか。
海外ではどうなのでしょう?
アラブなど途上国では大卒で就職できないという話はたくさんありますが。
2日
教育で問題なのは、これからの時代はせいぜい微積分ができる程度の能力ではビル・ゲイツになれるのは百万分の一だということです。
ビルゲイツとまでは行かなくてもファストフードやウォルマートのマニュアルを書く側になれるのは百人に一人程度でしょうか。
でもそれには「せいぜい微積分ができる」どころではなく、複数の博士号が必要になりそうです…博士号が価値を持たない日本の話ではなく。
残りは皆、自分の名前が書けるだけの人同様、ファストフードやウォルマートの低賃金未熟練労働しかできないようになるでしょう。
微積分ができる機械工は今の世界でどれだけ必要とされているのでしょう…インドから大量に出ているのに?
その膨大な、個人と公両方の教育投資は無駄なのでしょうか?
それとも自分の名前が書けるだけの人からはビル・ゲイツは出ない、百万人微積分ができる人がいてやっとビル・ゲイツが出るのだから妥当な投資、でしょうか?
では最初から一万分の一ぐらいのIQの人だけ、全寮制生活費全部支給、一日十八時間勉強の特別学校でビル・ゲイツになるように育て、残りはファストフードでやっていける程度の教育しかしない、というのはどうなのでしょう。
さらにその低い連中は、好きなだけ食べて太って早死にするよう教育すれば、年金も出さずにすみます。
国にとってはそれが一番得では?
やはりビル・ゲイツは「百万の微積分ができる人」からしか出てこないのでしょうか?
1日
新しい世界に順応するには、教育に力を入れるのが正しいのでしょうか。
それも普通教育とエリート教育は?
アメリカはエリート教育には力を入れていますが、公立校…貧困層の教育水準は低いです。
日本もこれまで普通教育に力を入れてきましたが、改革でエリート教育主義に変わり、公立校の水準は低下傾向にあります。
高校無料化も反対が多く、奨学金も削っています。
日本の大学院についても大学院卒で正社員にもなれないワーキングプアが多数出ているようです。
高学歴の優れた人材は、日本では必要ではないのでしょうか?
世界では高いレベルの教育が必要とされているとも聞きますが。
日本の高学歴がハイパーメリトクラシーに対応できていないだけ?
何が正解なのでしょう。