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30

生物の多くは「食べられない」ものです。
食べられる動物も食べられる部分と食べられない部分に分けられ、多くの食品は食べられない部分のほうが多いです。

でもそれはなぜ「食べられない」のでしょう。

もしタブーが一切なければ、また有毒野生種の品種改良や発酵による無毒化をあらゆる生物種についてすれば、人間の食べられるものはどれだけ増えるでしょう。

逆に、野生に存在するもので人類が加熱しなくても食べられるものを調べれば、火を覚える直前の人類が何を食べて暮らしていたか知ることができるかもしれません。

29

真実と正義のどちらが大切でしょう。

たとえば差別を正当化しかねない論はすべて誤っている、としていいのでしょうか。

厄介なのは、正しい議論・論理は真実かどうかです。
間違った結論に達した議論は、途中経過が正しいなら前提が誤っている…と論理的にはいえます。

では、正しい前提から正しく出発して間違った結論に達したら?
人間はそれぐらい矛盾していますよ。

戦争をする論理、水俣病で即時チッソ操業停止・全患者公費救済を否定する論理はすべて殺す側の論理、悪だ…とできれば楽なんですけど。

28

一種類の単純労働を週24時間以上してはならない、とはっきり決めておけばどうでしょう。
スキルが低く現実的には単純労働しかできない人は複数の仕事を掛け持ちするのが当然、と。

どうしようもないのが、単純労働でないまともな仕事の希少化…
自動車の次が見えないことです。
ITは日本でなくてもいい…パソコン生産は東南アジアでもできますし、プログラムなどはIT土方と揶揄される話です。
介護は低賃金重労働がすっかり定着しています。
アニメなどコンテンツは元々食えるのは千人に一人です。
小売・飲食はフランチャイズが中心になり、名ばかり管理職・名ばかり正社員の過労死前提の使い捨てが常態化しています。
農業は元々どうしようもないです。

人手不足の業界がいろいろあるそうですが、人手が不足しているなら給料を上げ、労働時間を減らせばいいのでは?
それができないということはその業界自体がおかしいのです。

何より若者に家族を養えない、自分自身も長期的には養えない、何よりどれだけやっても技能が身に就かない仕事はさせるべきではないのでは?
若者に低技能単純労働をさせるのは、その若者を使い捨てる、その若者は将来も低い価値の労働力でしかないし、その若者は子供を産み育てること…産んでも貧困層の再生産しかできない、優れた労働者の再生産はできないということです。
それは国益に反するのでは。

格差よりむしろ、「子供を大学にやれる」線と「将来餓死する」線、そしてある意味収入とは切り離せる質として「技能にならない、希望がない」ことが重要ではないでしょうか。

尊厳も、きちんとした技能を学べる職なら人間関係ゼロということは少ないので、職場の人間関係と成長が尊厳になるでしょう。

27

人は一人では生きていけない、といっても集団は常に「邪悪な支配」がつきものです。

たとえば、「虐待のない孤児院」はどうすれば作れるでしょう。
「人間には一定の比率で邪悪な者が混じり、それを見分けて排除することはできない」ことを前提にしたら?
予算無制限でもいいです。

職員と子供も決して二人きりにさせない、子供集団も監視なく放置しない、「誰が邪悪であっても」という前提で…
かといって、子供を完全に一人きりにさせるのも虐待同然です。
また常時監視も人間が監視者であれば、その監視者が邪悪な場合に虐待を許すでしょう。

いじめに関してですが、いじめは人間の本能と認めてそれが致命傷にならないようにするべきです。
まず人はいじめる生き物だということを徹頭徹尾認めなければ。
「いい子ならいじめない」「命の大切さをちゃんと教えればいじめなんてしない」というのが非現実的であり、いじめを本質的に助長しているのです。
現実から目をそらすことが悲劇の始まりです。

26

この世界において、ほとんどのアイデア・本の原稿はクズです。

そしてクズを見分ける最も簡単な方法は、有名人・よく知っている人・学位を持つ人などのアイデア以外すべてクズ、とみなすことです。
問題はそういう、権威者の言葉ならすべて価値があるとみなしてしまう問題ですが。
というかそれは「権威」の本質でもありますね。

本についても同じことが言えますね。読者はまず有名作家の作品を選ぶでしょう。
となると、もし編集者に見る目があり、開かれていても決して無名の誰でもない人の作品は出せないでしょう。

というわけで…僕の出すアイデア・文のすべてはクズです。

内容とは関係なく…僕は、サイエンスやワイヤードの記事で出るよりずっと前に「塩生植物を海水で灌漑する」ことを思いついていました。
またずっと前に書いた「こんな明日はいかが?」中の「ナノテクノロジーを用いた(貴金属を用いない)触媒による燃料電池」の可能性が、今日見かけたニュートンに載っていました。
科学雑誌より先を読めることがあっても、それでも必要な人間関係・地位・学位などを持たない僕の文はクズなのです。

あと、僕の文がクズである理由には、恐怖など激しい感情を煽る、繰り返す、メッセージを単純化して敵味方善悪をはっきりするなどの、要するにヒトラーが用いる技術を使わないように注意していることもあります。
人は理性的な存在ではなく動物ですから、動物部分に働きかける言葉でないと読むこと自体しません。

更に言えば、もっと深い僕の人格的な欠陥による悪文もあるでしょう。

ただし僕の文がクズである最も大きい理由は、僕が有名ではないからだ、ということに変わりはありません。

25

玄米は多くの栄養を持っていますが、消化吸収しにくいです。

その点が同じである大豆は、納豆のように発酵させることで消化吸収をよくすることができます。
では玄米も、大豆同様に発酵させることで消化吸収しやすい食品にすることはできないのでしょうか?
まあ玄米の消化吸収しにくさと大豆のそれは全然違うでしょうが。

きな粉はどうなんでしょうね。
あ、糠ときな粉またはおからを混ぜれば一番いい…飼料になりそうです。
どうせなら糠・おから・トウモロコシなどを混ぜたちょうどいい人間用配合飼料が売られていれば、今後の貧困層にはありがたいのでしょうが。

24

どうせ長時間労働のIT企業は、光ファイバーが届く田舎に繭だらけの職住一体ビルを造ったほうがいいのでは?
どうせ長時間労働なら「会社で心地よく寝る」ほうが現実的です。
ある程度以上の長時間労働が常態化していたら、帰らなくても快適に暮らせる設備を作るとしたら?

そのような、「現状追認であってもその場の人々にとって少しましで、根本的に現状を変えるより現実的」なことは他にどれぐらいあるでしょう。

23

立志伝のメッセージは「努力・勤勉」「挑戦」「正直」が大きな成功につながるというものです。
これまでの時代では、皆が立志伝を真に受けるのが社会全体の利益でした。大成功するのは一部でも、少なくとも努力と勤勉は評価されました。プロ一軍に定着できなかった野球選手も努力と勤勉を評価されて就職先を紹介され、そこで仕事を実質生涯保証されたものです。

ですがこれからの時代には、「努力・勤勉」だけでは、少なくともめちゃくちゃな水準の「努力・勤勉」でなければ生存すら難しい人が多く出るでしょう。
熟練労働はますます不要になり、どんな条件でも働く低賃金未熟練労働者は全世界に何十億といるのです。
特に日本では、経営者個人補償・連帯保証制度がある以上起業して失敗した者は家族を巻きこんで完全に破滅し、再チャレンジはないのです。また若い頃チャレンジして失敗した者にも、今の社会は冷酷に「低賃金未熟練労働者として貧困に暮らし、用済みになったら死ぬ」ことを命じるのです。
となれば、もはや立志伝は有害なものでしかないのでは?

そして、ならばどのようなロールモデル、道徳がこれからあるのでしょう。特に下層には。
「分をわきまえよ」「用済みになったら死ね」でしょうか?
成果主義と努力主義、さらに完璧主義を合わせると、失敗者は努力を怠ったため当然のことをして成果を出せない屑だから餓死しても自業自得、それは「用済みになったら死ね」と同じ結果を生みます。
だからそれでよい、のでしょうか?

生活のための犯罪は増えないでしょうか。
「まっとうに生きろ」という説教は、勤勉で法を守っていれば確実に生存できるならば有効ですが、そうでないなら無効です。となると法を守らせるには純粋な恐怖以外なくなります。
技術革新、恐怖を利用した警察力の増強で対応できるでしょうか?

一部の勝ち組を除けば、邪悪であることが生存の必須条件になったら?
生存自体が苛酷になれば、必然的に誰もが利己的になるでしょう。少なくとも小さい群れのことしか考えなくなって国や法を軽視するでしょう。なのに道徳を強調する保守は愚かに思えます。
それとも確信犯的に、その状態でこそ、きれいごとではなく現実に邪悪な人間たちを統御するシステムとして道徳が活きるということでしょうか?
生活が厳しくなり、死が当たり前になれば邪悪な意味での宗教心も復活する?

生存自体が苛酷な環境で、集団で道徳を守って生きるということが、どれほど邪悪な事か理解していない人が多いのには驚きますよ。

ワークングプアにとって「正しい生き方」はこうでしょうか。

仕事があればありがたく、どんな仕事でも真面目に過労死するまで働きます。
仕事がどうしてもないとか仕事をしても屋根の下に住んでご飯が食べられないのは自分の努力不足ですから仕方ありません。
暴れたり犯罪を犯したり、生活保護を申請してお上のお荷物になったり、親族扶養義務で親族に迷惑をかけたり、乞食をして世間様にご迷惑をおかけしたりするようなことは一切せず、おとなしく死にます。
できるだけ死体が出ないように自殺しますので、こう書いたガラス板を持った死体を掘り出した方は間違っても騒がずそのまま埋め戻してください。
私がこうして貧しく真面目に働き、そして静かに誰にも迷惑をかけずに死んでいくのが世のためお国のためなのですからよいことなのです。

ただ今の日本で自殺するのは、よほどうまくやらないとコストが高いようです。
でも実際問題、「働かざる物食うべからず」すなわち「雇ってもらえない役立たずは自殺せよ」というメッセージが社会にあふれています…それこそ「働けば自由になる」よりはっきりと。

『トリポッド(ジョン・クリストファー)』という小説では、地球を征服した宇宙人は地球人の脳に電子機械を埋めて従順な奴隷とし、特に優秀な若者を地上に作った、地球とは本質的に大気成分や気温が違うドーム都市で奉仕させました。
健康な若者も短期間で痩せ衰えていきます。
そこにはある施設があり、「もう体力が限界だ、これ以上ご主人様のお役に立てない」と判断した都市奴隷はその施設に入ってボタンを押せば、苦痛もなく死体も残さず焼き尽くしてくれます。
国や財界も、国民を使い捨てるのならそれぐらいのお情けはいただけないものでしょうか?

それもお国に甘えているのでしょうか。自力で誰にも迷惑をかけないよう、死体を二度と出てこないよう完全に処理する自殺法を考え出す義務があるのでしょうか。

非正規労働者層にとって、

のどれが正しいのでしょう。

22

現状は必然でしょうか。
QWERTYキーボード、アルファベット、すべてがつながっているケータイ、ノートパソコン…どれも必然とは思えません。

21

「いつか起きる、見たくない最悪のこと」は必ず、準備なしに突然起きます。
それは…自分が嘘の上に立っていること、最初から死んでいることを自覚させます。
何よりも、自分がいつかは死ぬことを…。

今日帰って家が燃えていなかった幸運、呼吸や消化吸収排泄…心拍さえいつもどおりにできる幸運…

すべてを前提にして生きるのも疲れますけど。

20

いまだに誰もが死ぬほど働かなければ生きられない世界なのでしょうか?
いや、誰もが死ぬほど働いても生きられるとは限らない、死ぬほど働いてやっと幸運であれば生きられる?

この世界で「寿命まで餓死しない」「家族・家を持てる」「車を持ち、子供を大学にやれる」割合はどれぐらいが適当でしょう。
日本人では?

明らかに今の政治は、少なくとも氷河期世代に対しては四割程度を餓死させ、家族を持てるのは五割(で一割ぐらいが老後は親族扶養でかろうじて生きる)、子供を大学にやれるのは二割程度にしようとしているようです。

下流とか格差ではありません。現実問題として、現在の団塊ジュニア非正規層の相当部分は、老いて仕事がなくなったら…もう五年か十年で大量に…生存自体が不可能になるのです。
常にいた極貧層を、これまではまがりなりにも包摂してきたさまざまなシステム…国の制度だけでなく親族扶養やホームレスの互助、犯罪組織なども含め…に、絶対に対応しきれない膨大な人口の土石流が流れ込む寸前なのです。
あまりにも多数の人が、統計的な死刑宣告を受けているのです。

中流にとどまれないものには自己責任の名において死を、といわんばかりの社会構造が変わることは…なさそうです。
餓死を予定された層には政治的な代表者が全くいません。

日本より格差・若者の非正規化がひどいといわれる韓国ではどうなっているかも気になります。
あちらでは儒教構造が助けになっているのでしょうか?活発な若者の政治活動が?または海外脱出?
それともやはり韓国でも、近い将来数百万人の餓死・自殺者が出るでしょうか。

19

給与、経済成長、景気、物価、家計はかつてはひとつながりでした。
多数の人が給与所得で生活していました。育児や介護も含めて生活できていたからです。
だからインフレとかデフレとかいいました。

でも今、それらはばらばらなのでは?
給与だけでは子育てはおろか生存すらできない…従来の、主婦のパート・学生アルバイトなど生活とは無関係でよかった給与水準しか得られない成人単身生活者が多数出てしまいました。

年金生活者も増えていますし、これからはもっと増えるでしょう。
給与所得じゃなく生活していたのは、以前は不在地主という層がいましたね。
また恩給生活者という層も一定規模います。
そして生活保護受給者も、実質的に層となっています。
利子生活者というのは実際にはどれぐらいいるものなのでしょうか?

で、景気とは何でしょう?
ジョブレスリカバリーが普通だったら、好景気とか不景気とか言っても意味はあるのでしょうか?

というより景気が良くても多数の人が極貧のままだとしたら、意味のない言葉です。といっても景気が悪ければ多くの人が「食えない職」さえ失い、もっと食えなくなるのですが…
景気が自殺・餓死の数を露骨に変えるようになったら、それこそ景気やインフレデフレという言葉にも意味はありそうですね。

逆に餓死を徹底して防ぐ、最低線以下には誰も落とさない政策がきっちりとられていれば、景気などはほとんど無意味にできるかもしれません。

18

百年後の歴史教科書に、団塊ジュニアはなんと書かれるでしょう。

「バブル崩壊、冷戦終結からのグローバル化、IT革命の波のため、五百万人以上がまともな職に就けず、日本の財政危機もあって生活保護制度も有名無実となり、2015〜40年にかけて数百万人が自殺または餓死した」…となる可能性がすごく高いと感じています。
それこそアイルランドジャガイモ飢饉やウクライナ飢饉について、教科書の注に概数だけがさらりと書かれているように。その一人一人に人生が、夢が、愛が、絶望があったことを無視して。

…それすら「戦後民主主義教育のせいで過剰な自己愛と自分探し」云々ですませるかもしれません。
何も書かれないかもしれません、結果がそうかそれより悲惨だとしても。

17

砂漠は地形や緯度などの問題でしょうか、それとも人間による木の切りすぎでしょうか。
植林をすれば雨は降るのでしょうか?

植林によって水蒸気の蒸発が増え、それが雲になって雨になる、という循環は、特に回帰線直下であっても成立するのでしょうか。

サハラ砂漠、アラビア半島など回帰線直下の砂漠地帯は、たとえ人類が出現していなくても砂漠だったような気もします。
そのような地域が乾燥しやすい理由ははっきり気候学から説明されています。
だとしたらそこで植林をしても、人間が人工的に水をやるのをやめればその木は枯れて砂漠に戻るでしょう。

でも現在砂漠である地域も、昔は豊かな森だったとも言われています。
サハラ砂漠やオーストラリアさえも。
それは氷河期で、今とは気候帯と緯度の関係が違ったからでしょうか?
それとも人類のせいでしょうか。

少なくともメソポタミアや地中海周辺、中国の相当部分は人類がいなければ間違いなく豊かな森だったと思いますし、だからこそきっちり土壌の塩類を取り除き、過放牧を防止して植林すればまた森に戻ると思うのですが、サハラ砂漠などはどうなのでしょう…

気候変動の影響でどの道砂漠化していたか、それとも人類が木を切らなければ豊かな森林のままだったのか。
それは今からその地域に植林するのが無駄かどうか、という問題につながります。

『人類が消えた世界(アラン・ワイズマン)』という本がありますが、では「人類が生まれなかった世界」はどんなでしょう。
どれほど豊かな自然、多様な動物相があったでしょうか。
人類のせいで絶滅した大型動物が知られているだけでどれだけいるか、まして発見されていない人類のせいで絶滅した動物はもっともっといるでしょう。

16

邪悪−正義、美醜などを感じる心は人類共通でしょうか?

その感覚には何の共通点もない、文化圏によって徹底的に異なるのでしょうか?
それとも人類共通普遍の何かはあるでしょうか?

15

僕にとってはこの二つの問題が最重要です。

(全人類無条件の)生存権を認めるか否か

太陽エネルギーの可否

生存権自体、本当に支持している人は少数派に思えます。
自己責任論やモラルハザードなどの批判が勝ってしまえば、特にキリスト教がない日本ではこのままでは多数の餓死・自殺者が出るのは確実です。
「生きさせろ!」というような生存権論も最近上がっていますが、大衆にはどこまで浸透しているでしょう。
またそれが政治に出る回路が存在していません。
また、生存権というとどうしても日本一国の話になりますが、最低賃金への競争が世界全体で起きていることを考えると、地球から絶対的貧困をなくさなければ日本人だけ生活を保障することなど不可能です。
そして、人類自体の将来、破局を防ぐために人類の大半を殺すべきかどうか、という問題もあります。

太陽エネルギー…風力・太陽光・太陽熱などいろいろありますが、本命は太陽光…エネルギーが使えるのか、というのはこれからの人類の行く末を左右することです。
かなり権威のある人でも「補助的にしか使えない」という人はかなり多いです。ここは今のうちにきっちりと結論を出し、誰でもその議論にアクセスできるようにしておかなければならないのでは?それが選挙と関係しないというのも恐ろしいことですが。
で、百年後二百年後どうすればいいのでしょう。
石油や天然ガスも、どう楽観的に見ても百年もすればなくなります。原子力も百年持ちませんし、石炭を使っても数百年でしかありません。
高速増殖炉や核融合に希望はあるでしょうか?
宇宙太陽光発電は?軌道エレベーターや自己増殖性ナノマシンがあればそれは大幅に容易になりますが、それらは可能でしょうか?

あと興味があるのはエネルギーで高速増殖炉・核融合発電の可否、科学技術は発達させるべきか抑制するべきか、ニューエイジは意味があったのかなどです。

14

月320H(週休二日一日八時間の倍)以上、または月二百万以下、または未来がまったくないのは、仕事ではなく死事というべきです。
と新語を作ったつもりでいたら、「デッドエンドジョブ」という言葉がすでにあったようですが。

働かなくてもよければ誰も働かない、だから共産主義はダメだとよく言います。
でも、いくら働いても希望がない人が大半を占める社会も沈滞しないでしょうか?
希望があるところ…アメリカへの人材流出、犯罪の増加、社会を深いところで支える信頼の崩壊などは起きないでしょうか?
あと「だから共産主義は」というのは、この世には純粋共産主義と純粋資本主義しかない、というものの見方の単純化です。無数のやり方があるはずです。

希望があり中産階級がある社会と、身分がはっきりし鞭と餓死で働かされる社会と、国や富裕層の損得で言えばどちらがいいのでしょう。

富裕層が格差を拡大させたというのには疑問があるんですよ…中産階級が豊かになっていく時代のほうが、最も富裕な人たちの富も増えた、ということはなかったのでしょうか?

13

エンジンの体積がなかったら、車のデザインはどうなるのでしょう。

やはり現在の自動車同様…それ以前の馬車からも含めて箱…直方体が基本でしょうか?

そうなるのを本質的に阻んでいるのが、蓄電池の効率の悪さです。
この宇宙はすごく幸運にできていますが、効率のいい蓄電池ができるようになっていない点は不運だと思ってます。

12

介護に人が必要とされているのは確かです。
ではなぜ給料が低く待遇が悪いのでしょう。

市場原理はどこに?
金が行っていないということは、経済学的には需要がないということでしょうか。

その点は農業も同じです。
というか補助金なしで生で稼げない職種というのは、市場原理で言えば「必要とされていない」と判定できるのでは?
さらにそれを言うなら、警察・消防・国防は民営化したら採算が取れない、だから必要とされていないのでしょうか?
なぜ本来なくてはならないはずの多くの職業が、公的資金なしでは到底存在できないのでしょう。

それ以前に、もっと根本的には、なぜ「3K(きつい、汚い、危険)仕事ほど給料が低い」のでしょう。
純粋に労働と賃金が需給曲線で決まるなら3K仕事には高給が支払われるはずです。
底辺層を使うから?

11

サブプライムローンがこの不景気の原因といわれます。

でも、サブプライムローンの何がそんなに悪いのでしょう。
貧困層が家に住むことができることが、なぜ悪いのでしょう。

それが悪いという事実は、「貧困層の生活が豊かになることは、社会全体を豊かにする、という」経済学…いや、歴史を経済的に見る上での一つの大きい前提を揺るがしていないでしょうか。

また日雇い派遣の禁止は、自信・人間力水準が低い、特に引きこもりやニートが社会に参加しようとしたとき低負担で入れるステップをなくすことになるのでは?
ニート・引きこもりをやめようとしても、ステップがなければもっと自信を失ってますます沈んでいくだけです。

フリーターや普通の派遣社員、名ばかり正社員でブラック企業で遣い捨てられボロボロに壊れた人も似たような希望のない状態にあると思います。

でも日雇い派遣を禁じなくても、そこから上に這い上がる道が実質ない、這い上がれる率が低すぎることが問題ですか。
必要なのはちゃんとした梯子です。
現実的な努力で、現実的な確率でまともな生活ができるような。
今はもう職業訓練さえ信用されていないのでは?新卒至上主義が強すぎ、技術の進化が早すぎて。
グローバル化、時代、技術でスキルが身につく仕事そのものが希少化しているのでしょうか…

このままでは一世代の三分の一から半分が非正規労働者としてまともな消費生活・結婚子育てができる収入がなく、さらに二十年後には完全な社会からの排除・死に至ることになります。
それによる消費の減退・税収減は経済に負の影響を与えないでしょうか?

10

左右とも「支配」そのものは肯定しますね。
左の中でも共産党は言葉、イデオロギー、個人、党、階級…、右は「伝統」「国体」など言葉にならないものによる支配を。

「支配」自体を否定するのは?無政府主義?日本的左翼?

他にも左右とも…全部ではないのですが、独善・思考停止の姿勢が見られます。
右なのか左なのかはたいした問題ではない、むしろ「自分の意見に反対する者は悪・敵勢力の御用学者」という、理性的に真実の評価に徹するべき議論に感情…群れ思考・道徳思考・魔術思考を持ち込む姿勢のほうが問題です。
要するに論敵を最初から敵とみなし、自分とは別に学んだ者として尊敬せず人格を悪と決めつけ、また相手の議論をきちんと検討せず自分が作り出した想像上の敵を攻撃し…というような姿勢です。では自分はこの世のすべての本を暗記しているのでしょうか、と突っ込んだら余計怒るでしょう。
問題は左右ではなく、ある根本的な姿勢の問題では?僕が昔出したアンケートで問うたような。

それと不思議なのが、左右問わず、「多くの問題について同じ立場の人が同じ〈答えのセット〉を出す」ことが多く見られるのです。
護憲と改憲、天皇制の賛否、南京大虐殺の有無、捕鯨の賛否、原発の賛否、死刑の賛否などあらゆる問題の答えが、なぜたとえば左なら「護憲・天皇制廃止・南京大虐殺はあった・捕鯨反対・原発反対・死刑反対」と一致したセットでなければならないのでしょうか?

それがきれいに一致している人々は本当に一つ一つを考えているのでしょうか?それとも「敵がこう主張しているから」それに反対するべく考えているだけなのでしょうか?
たとえば「**(護憲派・保守派など好きな立場を入れてください)がネレフェス教育法を推進しようと活動している」と言ったら、反**は「ネレフェス教育法」の内容も聞かずにそれに反対するのではないでしょうか。それも**による紹介文のほんの一部、見出し程度の情報から。もちろん「ネレフェス教育法」というのは今適当に書いたでまかせで内容のない言葉です。
それこそ、ソーカル事件みたいに両方の雑誌にそれをやってしまいたい誘惑にさえ駆られます。
「考えていない」という点も左右問わず多くは同じなのでは、とも疑ってしまいます。

それともあらゆる問題は深いところでつながっている、一つの問題でしかないのでしょうか…平行線公理からユークリッド幾何学の無数の定理が出てくるように。

僕から見れば左右どちらであっても、考えていない人、議論ができない人に用はありません。ただ論理的に考えられる人が…
といっても現実は、逆に僕が誰にも相手にされていない、という状態です。まあ僕の学識が、本当に議論をするにはどうしても足りないこともありますけどね。
あと個人的に、僕はあまりにも独善的で怒りに満ちた姿勢を見ると、その言葉の多くに賛成であってもなんとなく不快感を抱いてしまうのです。

左右とも多くが合意することには反ポルノと道徳重視などもあります。

9

人間の遺伝子改良は批判されます。
でもスポーツ選手や高いIQの持ち主同士が自発的に結婚することによる進化はどうすれば止まるでしょう。
またなぜこれまでなかったのでしょう。

人間の遺伝子の均質性?戦争?明白な品種改良に成功するほど長く安定した政権が続いたことがない?
貴族に角がある、などがあれば歴史はもっとわかりやすかったかもしれませんが。

それ以前に、今この時点で、社会階層による有意な知能・運動能力の遺伝子レベルの差は発生しているのでしょうか。
本当にそれは一切ないのでしょうか?
身長なら知能や体力より、遺伝子の影響が出やすい気がしますが…?

8

オバマ米大統領が核のない世界を、という演説をしたというニュースには驚きました。
アメリカ大統領にしてはあまりにも大胆な宣言です。

とりあえず演説全文は読んでみました。僕の英語力は大した事はないですが、とにかく衝撃でした。
エネルギーの転換についても本気のように読めました。
想像以上に大きなビジョンの持ち主であり、それを口に出せる勇気もあることは確かです…少なくとも。

そしてトルコではオバマ暗殺計画が失敗したとの報道もあります。
またトルコでも、イスラムとの融和を主張した大きい演説があったとも。

オバマ大統領については、国内の論壇+経済誌からの情報だけから判断するのは危険な気がします。
国内論壇では左はガザの立場からだけ見て切り捨て、右派は政党自体に対するマイナス評価から切っているように思えます。
本気になって演説を調べれば今は直接読める時代ですから、もっと積極的に調べるべきかもしれません。

ただし演説の文面だけではわからない、より広く世界がどんな影響を受けているかを見なければならないでしょう。

オバマ大統領の評価は、実際には二十年先でなければできそうにないです。
特にエネルギーの転換やイスラム圏での戦争などの行方は非常に長期的な話です。まして核兵器に関する話などは。
しかし、今のところどうなのか、という情報は…どこで手に入るでしょう。
やはりちゃんと英語を読めなければ、今の世界ではどうにもならないでしょうか。
自動翻訳が使えるようになるのがいつの日なのか…

7

公安警察のファイルには、僕はなんと書かれているのでしょう。
何主義と?左右どちら?
載っていないと思いますけど。僕まで載ってたらむしろ笑うしかありません。

人を主義に分け、それで責めることも多いですね。中でも相対主義はまるで重大な罪のように扱われます。
別に僕は相対主義じゃなく人類・地球型生命存続、文化財・生物多様性保存、全員の無条件の生存、邪悪反対・進歩と核はあるのですが。

自分が何主義かもわからない、というのも不安定なものです。

6

ビジネス・軍・刑務所・密告が横行する恐怖政治・学校・宗教団体など、それぞれにおいて特に有利な…ゆがんだ人格があると思います。

良心がないほうがいいです。ただし、失敗から学ばない社会病質者はいつか致命傷を負います。
他者を支配し、攻撃する人間の性情に便乗し、支配する側になる…それも転落しやすい頂点ではなく、その影として最大限の利益を得るのが望ましいです。
他人を密告・誣告し陥れる技術、人間関係を使って敵対を煽る技術など色々な技術が必要です。
誇大妄想があると有利な場もありますが、ないほうがより長期的にやっていけます。

思い出されるのは「レインマン」の、自閉症の兄を連れ出す弟のほうで、きわめて攻撃的・自己中心的・誇大妄想気味・支配欲が強いなど普通なら邪悪とされる性情…自己愛性・演技性人格障害に近い感じがします。
それも生来の人格障害ではなく、むしろ意図的に自分を育てた感じがします…父親に反抗して家を飛び出してからビジネス世界に適応するために。

ではなぜその人格のゆがみが広がらないのでしょう。
やはり人類の世界は、繁殖率が高すぎて進化が起きないからでしょうか?

そういえば工場・軍・刑務所・学校・宗教団体では、そこで子供を産み育てることが原則としてありませんね。
軍や工場で子供を産み、生まれながらに兵士・労働者として育てる…ちょうど軍馬を育てるように…が普通だったら、性格のゆがみが生来染み付いた子供も生まれたでしょうか?
小さい子供を誘拐して訓練することが多いアフリカなどの武装勢力では、戦闘に適応した人格のゆがみを乳児から叩き込むノウハウがあるでしょうか?
内部で再生産も行われる恐怖政治社会で育った子供は?

また、ゆがんではいますが適応した人格を育てる技術が書物としてベストセラーになっていないのも不思議です…「共産主義国で出世する百の方法」「独裁政権下で生き延びるには」「上手な賄賂の渡し方」「邪悪じゃなければ生きられない、子供を邪悪に育てよう」「刑務所で楽しく暮らすコツ」「軍隊生活汚職の秘訣」「学校でいじめる側になれ!」…どれも結構たくさんの人が必要とするのでは?

僕は本能的に、そういうゆがみに嫌悪感を抱きます。
骨の髄から邪悪が嫌いなのです。

5

重ねると棚になり、単独で運搬や収納にも使える箱があると便利ですね。

なぜレゴブロックが家具も作っていないのか考えてみると不思議になります。

しかし、この三次元空間での家具は六面体を中心にするしかなかったのでしょうか?
四面体や蜂の巣構造はもっと使えなかったのでしょうか。
やはりこのサイズだから?

4

ポストモダンの次の思想は何でしょう。
というか思想史という観念自体正しいのでしょうか。

パラダイム説が思想史という概念を生んだのか、それとも思想史のアナロジーとして科学を解釈した結果がパラダイム説か…

それ以前に、思想というのは必須なのでしょうか?

3

金銭的な格差の拡大と、金以外の価値観の消滅が同時に起きているのが今の時代の恐ろしいところです。

中間共同体の崩壊はどうでしょうか?
家族・企業などについては批判はされるようになりましたが、学校にどれぐらい風通しがあるでしょうか…いじめ自殺はあとを絶たないのに?
企業も、温情共同体という側面がなくなったかわりにブラック企業といわれるところでの過労死があたりまえになるような、恐怖と支配による共同体として再構成されているような報道もあります。
宗教は今どうなっているのでしょう…それについては何も知りません。

地方などで滞留し、小学校以来の仲間と貧しく楽しくやっている人は中間共同体の中にいるのでしょうか?

僕自身は中間共同体が非常に深いレベルで嫌いです。
しかし完全自己責任弱肉強食では多数の餓死者・社会から排除される人が出るので、最低限は社会全体が担うべきだと考えています。

2

ある町が完全に外界から閉ざされた(水、日光、空気以外)ら…中で自然農法で得られる以外食料は得られません。
そこまで人口は減らざるを得ません。

それまでとそれからはどんな風になるでしょう。
確か「日本消失」でしたっけ、閉じ込められた日本を外から見る作品があったと思いますが…

というか水・日光・空気の行き来ができるなら情報や食料の差し入れもできそうですが。

といっても地球自体が今のところ閉鎖系です。

1

いくつかの未来ビジョンがあり、どれを選ぶかは皆に決めてほしい、僕はそう考えています。
重要な選択要因は「技術水準」「権力構造」より細かくは「エネルギー」「格差」「権力」「自由・民主・情報・教育」「自然」「人間改造」などが考えられます。

制御可能なものは少なく見えますが、結局は今の人類が何を選ぶかの問題です。