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31

僕自身にあるいろいろな面。
獣。奴隷。賢者。殺人機械。それだけでなく…

小さい頃は獣同然でしたが、獣では社会人生活はできませんし、今は罪悪感が強いです。

奴隷が唯一現実に生存可能なあり方でしょうか、現実の生存はそれを変型させてこなしているようです。
ただし不快で、それだけで生活できる期間は長くないしょう。

賢者・殺人機械としては能力が劣り、生存や地位に足る有用性を主張できません……個人的には賢者であることを好んではいますが。

それだけじゃなくずっと邪悪な部分もいろいろとあるようなのが厄介ですね。
漫画で主人公が不当逮捕されるシーンを見ると、作品で描かれているよりずっと残虐な拷問を脳内で延々とイメージしてしまうのです。
それだけでものすごくストレスになります。

要するに知識をひけらかすのと武器を振り回すのが好きなだけ…どちらも現実世界ではできません。

30

いくつかの犯罪には、現在の刑罰体系は間違っているかもしれません……覚醒剤中毒と児童性犯罪。

どちらも再犯率が高いとされています。嘘かも知れませんが、とりあえずそうであるとして考えましょう。
死刑にするほどの重罪ではありません。でも、刑罰で改悛させ社会復帰させることが事実上できません。

だとしたら?
もし、治療・改悛ともに諦めるほうがいい、ただし誰もが死刑を納得するほどではない存在がいるとしたら?
処遇の緩やかな……ほとんど強制や規律のない、ポルノ入手さえ自由な……仮釈放のない終身刑か、大量の蒸留酒や麻薬を無制限に供給される施設を考えたほうがいいのでは?
特にミーガン法のような、ヒステリーの強いアメリカなどでは、「エロマンガが自由に手に入る終身施設」が一番、社会にとっても本人たちにとっても人道的なのでは?

もしかしたら、動物を残酷に殺す子供もそうかもしれません。放置したら確実に連続殺人犯になるし治療も不可能だし刑罰も死刑以外意味を持たない、でもやったことは動物だけだから死刑にもできない……治療不可能を否定して治療しようとすることを選ぶでしょうね、人間は。

それほど「今のこの刑罰体系は完全無欠である」と、人は思いたがります。

29

国際格付けダウン、IMFによる財政改革要求…ついに日本にもその日が来るのでしょうか。

韓国でのIMF管理が社会全体のさまざまな階層に、それぞれどんな影響を与えたか復習したほうがよさそうです。

ただ、財政破綻前提の資産防衛本は腐るほどありますが、資産がない非正規層がどうすればいいかはどこにも書いてありません。
あ、「完全自殺マニュアル」がありますか。

といっても、韓国も人口が急減するほどの大量自殺があったわけでもないようですし…僕が知る限りでは。

日本ではとことん、「セーフティネットなき福祉削減・消費税増税」か「消費税・自衛隊廃止、グローバル経済無視」のどちらかしかなくて、最悪の事態でも誰も餓死しないような政策論はどこにもありません。
それどころか、日本の左派はいまだに「社会民主主義・福祉国家は資本主義延命のための修正であり、正しいマルクス・レーニン主義ではない」というボケをかましているのでしょうか。

ところで、財政は国民の半分を餓死させるほどに重大なのでしょうか?そんなことをしたら、生き残った人間がどんなすさみを持つか想像できないのでしょうか?

国民など、財政とやらのために使い捨てる家畜でしかない、そんな国に忠節を尽くす人がいるでしょうか?
隣人が餓死するのを冷然と見つめる、いや積極的に些細なことから魔女裁判で焼き殺す隣人をどう信じて、法を守って生きるのでしょう?殺らなきゃ殺られる、信じられるのはマフィアだけの荒野になるのは目に見えているのでは?資本主義どころか貨幣経済すら存在できないのでは?

というか今日本の財政が破綻したら、世界全体にどんな影響を及ぼすでしょう。
そのほうが怖いんですが。

まあ僕は、少なくとも財政が破綻しようがどうなろうが誰も餓死しないシステムだけは作っておくべきだ、それだけです。
弱者は餓死させろのディンギル主義者のほうが多いようですがね。

28

外の世界はどんなところでしょうか?

軍事肯定者……国同士の弱肉強食。

九条主義者……日本だけが恐怖と軍復活の画策をしており、他国はそれにおびえるだけ。ただしアメリカだけは邪悪な策謀のため、日本を属国化して軍国化させ、日本の犠牲で世界を焼き尽くそうとしているが、日本が九条を実践しさえすれば改心する。

現実にはもっともっと複雑でしょう。国以外の、宗教や国をまたぐ民族などの要因も重要でしょうし。

27

「隣人より豊かに見せたい」から燃費の悪い巨大車や砂漠や森林であるべき気候帯に広大な芝生とプールという愚行があるそうです。

だったら、「いくら寄付したか」「いくら発明や科学に投資したか」を常に周囲に見せられれば、「隣人より豊かに」を見せることはできそうに思えます。
残念ながらキリスト教圏では、寄付の顕示はイエスに批判されているのでやりたがる人はいませんが。

26

こういう契約があれば役立つかも…月に一度強制的にドアを叩いて、パソコンをバックアップする。その間代わりのノートパソコンを貸してくれる。
それぐらいやらなきゃ大抵の人はバックアップはしませんよ。

オンラインでの強制バックアップもいいでしょう。

25

月三万円で暮らせる社会か、それとも膨大な餓死者を出すか安楽死か。
もうそういうところにきているのでは?

日本では圧倒的に住居費が高いので、ベーシックインカムよりむしろベーシックホームのほうが現実の貧困層には影響が大きいのでは。

それでもホームレスは野外を好むでしょう、それを「だから好きでやってるんだ助けても無駄だ」というヘイトスピーチになるのは目に見えています。
少なくともベーシックホームがあれば、本当は野外生活をしたくない人はホームレスではなくなるでしょう。
野外生活を好む、ある種の精神障害者は…どうすればいいのやら。

あとホームレスには、定住したらすぐに追われる重債務者もいるでしょう。
少なくとも借金と暴力・一家心中などが結びつかないよう、社会制度をどうにかすべきです。

自己破産や相続放棄なんてしたら親戚までなぶり殺しにする、が通用する世界には住みたくありません。

24

なぜ駅はものすごい費用がかかる「ホーム柵」か何もしないか、どちらかなのでしょう。

ロープを胸の高さにゆるく張るだけでいいのでは?
乗るときにはのれんをくぐるように乗客が持ち上げればいいのです。

みっともない、ということが人命より優先されるのですね。

そのように、現代のハイテク世界でも、意外なローテクがあれば役に立つところは多いはずなのに…前に言った縄吊り橋の歩道橋とか。

23

政府が科学技術を先導することに否定的な人も多いです。
でも、SSCが中止されたとき、どの企業もそれを引き継ごうとしませんでした。
LHCも政府主導です。
それらは政府でしかできないのでは。

だから不要なのだ無駄なのだ、というのはどこかに撞着があるのでは……政府にしかできないことは無駄、というのはかなり思考を節約します。

誰も餓死しない、誰も黙らせないし本を焼かない、加速器には積極的に金を出す、他は経済的にも自由、ただし余計な木は切らない。
僕が望んでいるのはそれだけです。
でもそれすら反対者はとても多いんでしょうね。

22

地球環境を守る、というか世界全体で森林伐採量・化石燃料消費量・二酸化炭素放出量を半減させるのは容易です。
日本の一昔前の木炭焼き技術、かまど、寒冷地では朝鮮半島やロシアの技術ですがオンドルやペチカ、そして日本の省エネ製鉄・火力発電技術が世界全体の標準であるようにすればいいのです。
ついでに世界中で窒素固定植物をどこにでもあるように。特に木材。
木材伐採の多くは燃料です。その多くは非効率な石三つなどで行われています……日本で最大限に洗練された炭焼き技術、土かまどを用いるだけで、燃料消費量は半分どころじゃなく減らせます。

さらに二酸化炭素放出で大きいのは中国・ロシア・ブラジルなどの製鉄や火力発電です。それらの効率は悪く、日本の水準に合わせれば化石燃料消費・二酸化炭素放出を余裕で半減できます。

その最大の壁は、国家主権なのです。

国家主権主義を批判すると、常にこれが返ってきます…人間は国家と家族以外の規模のために命を捨てる気にはならない、だから世界政府などは破滅へ導く世迷言だ。
日本の保守の重要なドグマです。

でも、今鹿児島県と山口県が戦争をしていないこと、スパイ合戦すら僕が知る限りないことを、二百年前の誰が信じるでしょう。
また、国家の幅の広さは?ルクセンブルクとインドがなぜ同じ「国家」という名で呼ばれるのでしょう。
インドのいくつもの地方は、余裕で国家として自立できる人口と歴史と地理的特徴を持っているのです。

それどころかスイスすら無数の小国家の集まりと言ってよく、いくつかはいつ独立しても問題なくやっていけます。
アメリカの州はもちろん。

21日

自分が安全だという幻想なしに生きていくのは非常に困難です。
でも人は、驚くほど何かを信じて自ら盲目になることに長けています。

これほど大震災のリスクが高いのに、日本の大都市やロサンゼルスに人は住んでいます。

これほど冤罪を内包した司法制度を批判する人がほとんどいません。
これほど、被害者の家族でさえ迫害する世間のおぞましさを直視せずに世間の一員であることができています。

明日どうなるか、人は恐ろしいほど信じています。

20

多数の餓死者が出ていても国家主権最優先……いつまで続くのでしょう?

なぜ極貧国はだめなんでしょうか。新植民地主義とかの簡単な答えじゃなくて。

破綻国家を再建するレシピはあるでしょうか?一度でいいから実験してみればいいのです。トライアンドエラーで。
『援助じゃアフリカは発展しない』ダンビサ・モヨ
『貧困の終焉』ジェフリー・サックス(要するに援助は本当は約束のごくごくわずかしかない、一度ちゃんと金を出せば離陸できる)
の二つの、互いに矛盾する論を試してみれば?

似たような二つの国を選び、一方にはサックスが言うように約束どおり充分な援助をし、もう一方はモヨが言うように援助をやめる、それだけです。
比較対照実験として今までどおりのもう一国も必要ですが。

というか、軍産複合体にとっては本当に極貧腐敗の無秩序国のほうが、急速に経済成長する国より儲かるのでしょうか?
ソマリアと韓国では、ソマリアのほうがボーイング社にとっては儲かるのでしょうか?

19

人が人を虐殺する機械に変わる瞬間(ダイヤモンド・オンライン、森達也)
その、中国で戦った日本兵の言葉の紹介。

僕が感じたのは、まるでこれは学校のテストのようだ、です。
模範解答と配点表があり、それからのずれが許されないテスト。
模範解答はたとえば、「戦争はこれほどひどい悪だ。
今すぐ憲法九条を実現し、軍隊を捨てなければならない。軍隊が必要だというのは軍産複合体の陰謀であり嘘だ。
日本は最初から桁外れの残虐性があってすぐ戦争への道をひた走り、自他とも大虐殺をしてしまう。それを防ぐため、戦争に向かわせる国家・日本的封建主義・特に伝統を全部捨てよう。
戦争をしたがる政府を選挙で落とそう。何より戦争はいけないと大声で語ろう。教育とメディアで子供たちから暴力と欲望をなくそう」とでもなるでしょうか。
文章はまとまりませんが、配点表はあるていどわかります、「戦争はいけないと思います」「憲法九条」「軍産複合体」「国家は嘘」「日本はその成り立ちからアジア蔑視の虐殺国」それぞれに配点があります。
そして、その模範解答に沿っていない回答は零点、それ以前に人間性すら否定されます。

その、絶対平和主義、憲法九条、日本極悪に、わずかでも違和感を感じた時点で僕の人格は完全に否定され、または…そんな事実はまったくないです…軍産複合体や政府に金をもらっている人になるのです。

思い出すのが、広島か沖縄で、「つまらない」というような感想を漏らした生徒がいたことに新聞書評欄が炎上状態になり、これほど現在の、戦争への風潮・平和教育の後退・軍国主義の教育や娯楽の複合体による、子供たちの魂の侵略は激しいのだ、となったことも思い出します。
それを思うと同時に、右側も今の子供たち・若者たちの戦後民主主義による精神汚染は致命的だと叫んでるな、と思ってしまいます。
また思い出すのが、広島の原爆の惨禍を見たインド代表が、「悲惨です。われらインド国民がこんなことにならないためにインドは核兵器を持たなければなりません」と言ったことで、関係者が茫然自失したことです。

単純な疑問…
「そういう残虐非道をするのは日本軍(と日本から学んだ米軍)だけ?他もやっているだろう?」
「憲法九条が唯一の選択肢なの?普通に軍事と外交、諜報と経済を使いこなして戦争を最小化させることはできないのだろうか?」
「九条でうまく行かなかったら、非暴力不服従?ゲリラ?どっちにしても屈服した人は徴兵されてどこかでまた虐殺をやらかすよね」
「戦闘機械を社会に順応させる、脱洗脳技術を研究すべきでは?」
そのようなことを考えた僕は、人間として零点がつけられてしまう。
模範解答感想に反抗する者は正しい人間ではない、邪悪な戦争好き、軍部の手下。
そんな恐ろしさを感じます。

そして、僕はその、憲法九条・戦後平和教育の文脈と、いたずらにそれを否定して対米従属で思考停止している普通の保守、そして近代自体を否定しカミカゼが正しいと思い込んでいる神風連ども、どれにも共感賛同できないのです。
単純に、戦争は人間性の一番深いところに骨の髄まで食い込んでいる。そして、戦争を防げるのは現実的に軍事・外交・内政などさまざまな要因を複合させるしかない…ただし人間社会、まして国際社会は複雑すぎ、とても制御できるものではない。最悪の事態を想定して、その場合の被害を最小化する道を準備しておくべきだ。
また憲法九条は論理的に不完全。自衛権の絶対的放棄条項を入れるか自衛戦争を認めるかしなければ。
そして自衛権と武装を完全に放棄するなら、それでも侵略されたときどうするかしっかり明記すべき。

そう考える僕は平和の敵だそうです。

18

近代において、人は人を近代規律に合わせられるよう育てるために膨大な労力と資源をかけています。

しかし、機械を操作できる動物を品種改良で作り出していれば、もっと安価に機械工業ならできたのでは?
ネズミや犬は繁殖周期が短く、品種改良の余地が高いです。
犬なら学習能力も高いですし、ネズミは品種改良が容易です。

それらに織機を回させ、銃を扱わせると言うか犬の場合爆弾を抱いて敵塹壕に飛び込ませることはできなかったのでしょうか?

もしチンパンジーが最近発見された動物ではなく、数も膨大でヨーロッパ人に身近だったら?
チンパンジーと人間の中間、知能の低い人間と同じレベルの類人猿がいたら?

いや、我々人間は、「知能の高い動物」について驚くほど知りません。
イルカ・豚・ヨウム・カラスなどがきわめて高い知能を持つことも、最近まで知らずにいたのです。
それらは本当は高い利用価値が本当はあるのでは?
今は、動物の権利がうるさいので研究もできないでしょうが。

17

ベーシックインカム批判などもありますが、では「どうすれば最弱者に確実に食を届けられるか」は?
地球全体が共産化され、人類が欲望を捨てるまで無理というならそれは永遠に無理と言うことですのであしからず。

ベーシックフードは簡単なはずです。
全人類に充分生存できるだけのトウモロコシ・大豆・モヤシ用大豆を配ることは、それこそアメリカの農業生産のごくわずかな部分で可能はずです。
計算はしていませんが、日本で廃棄されている肉と、全世界のペットフードのための家畜飼料を合計すれば余裕でしょう。

トウモロコシの糖・大豆のタンパク質・モヤシのビタミンで人間は生存できると思います。何か足りないのがあるかもしれませんが、それも発酵食品を混ぜれば足りるでしょう。大豆を納豆にすれば確実です…全世界の人の口に合うかはともかく。
工業用トウモロコシを、必須アミノ酸とビタミンがそろうように発酵させることも容易でしょう。要するに味噌のやり方を使えば。

そしてそれは、アメリカの巨大農業企業にとって得になるはずです。
ではなぜそれがやられていないのでしょう。

人間にとっては、世界の半分が飢えている状態はとても心地いいのだ、深い部分の道徳感情がそっちのほうが好きなのだ、と結論するほかないでしょう。

16

企業は就職希望者に、はっきり言って無茶を求めていないでしょうか?
企業人事担当の方がマンガ脳なのでは?

というか十六歳とか十八歳とか二十二歳で、まともな判断力を求める方が無理です。
いっそ十五歳から三十歳ぐらいまでは、ランダムに決められたところで働きながら勉強を続け、それから自分でやりたい仕事を決めて就職活動をしたほうがまだいいのでは?

中卒の集団就職などは、実質「職業選択の自由」などないも同然でした。
高卒の、従来の学校指導による就職もある意味同様です。
でも、実際に「仕事をする力を身につける」だけなら他に選択の余地はないのでは。

選択の自由はあるにしても、選択の能力があるかどうか疑わしい、という点は結婚も同様です。

15

外見は従来型の短銃身カービン、内実はブルパップ……というのは可能でしょうか?
単純に、弾倉を差すのと薬莢を排出するのは普通ですが、機関部は大幅に後ろにある……弾倉から出た弾が、少しだけ移動して奥にある機関部に入り、そして空薬莢は機関部から少し前に移動してから排出されるだけのことです。

空薬莢は下から、いや管になったピストルグリップから出てもいいのです。
それで操作性の問題も解決するのでは?

P90を大きくしてもいいんですけど……でもF2000は別のレイアウト、というかM16弾倉互換しか選択肢がないようです。そのために新銃弾造ってもどうせ売れないと懲りてたでしょうし。
別の、P90マガジンとかヘリカルフィードマガジンとかU字で下からはめるマガジンとかができればいいんでしょうが。

というか、根本的に……ブルパップというのはそれ自体が悪いアイデアなのでしょうか。
でもフランスとイギリスは、そしてオーストリアはずっとそれに満足しているようですが。
日本語の記事では、ブルパップ自体が嫌いという声も多くあります。伏射を考えてない机上の産物だ、銃剣戦闘ができない銃など認めない、弾倉交換をどうやるんだ…

ついでに、ブルパップとの相性がいいケースレス。
「ひとつひとつ分離された状態でどんな環境にも耐えられる弾薬を、使用直前に弾薬箱から弾倉に入れ直す」という発想が間違っているのでは?
三十発なら三十発、そのままセットで固めてしまえば?
密封性が高い運搬に耐える箱で運び、戦場では銃そのものの構造に箱を入れて箱ごと保護し、また予備弾倉に当たる部分は別の少し丈夫な箱に入れて運ぶ……単発の弾薬をむき出しにすることは一切想定しないシステムは?
それこそ、弾頭・推進薬・雷管を別にしてもいいでしょう。二液式の推進薬なんてあったらこれ以上なく安全でしょう。
というか内部が中空の弾頭に推進薬を詰めて雷管でふさいでもいいのです。
なぜケースレスはあの形でなければならないと決めつけられているのでしょう?

まあコックオフ問題は簡単には解決しないでしょうけど。

といっても、現実には百年後もM16、というのが現実なんでしょうね…

14

貧困問題を解決するのに、蒸留酒や高純度麻薬の無制限無料供給による実質的な虐殺はなぜ行われないのでしょう。

刑務所収容率・再犯率が高くても、蒸留酒の出る蛇口をつければ多くは安楽に殺せます。
ごく短期間で解決するはずです。

「全ての人命には尊厳があり、最大限働かなければならない」が近代の建前だとしても、死刑制度がある時点で人命尊重は嘘です。
人手が必要だった昔とは違い、今は不要な人間は経済にとっても軍事にとっても徹底的に不要です。

13

共産主義は虐殺や経済崩壊で評判が悪いです。
ただし、「戦争に勝つ」「宇宙に進出する」という基準だけで見れば、それほど悪くはありません。
少なくともその基準では、もっと成績の悪い国はいくらもあります。

ファシズムさえも、フランコ政権は長い成功をおさめました。

ただ「安定している」というだけでいえば、北朝鮮の金王朝も歴史全体ではかなり高得点と言えるでしょう。
長いだけで言うなら、暗愚の代名詞である蜀漢の劉禅は、中国全皇帝屈指の長期在位を誇ります。
もとより安定して続いた期間だけで言えば、アメリカ民主主義など日本の徳川幕府やオスマントルコ帝国、中国の明朝、エジプト王朝、インカ帝国にすら及ばないでしょう。

判断基準をちょっと変えれば違いますね。

さて、今のこの近代工業文明の持続可能性は…いうまでもないです。

12

爪先部とそれ以外に分かれた底(ステンレスやアルミ合金でもいい!)
底全体を覆い二つの底をつなぐゴム板
足首上まで全体をくるむ厚い合繊布の大きめの袋(底板に固定)
袋の中の中敷き
底板から足首まで全体を巻くように縛り上げ、ワンタッチ金具で固定できる細帯(底板とつながる)

これで構成される靴が、最も手軽でしっかり足首までガードしてくれるはずです。
防水が必要なら袋部分を防水にすればいいですが、今はきついアウトドアでは完全防水より水が入りやすく出やすい構造が主流です。
足首を支える必要があるなら、袋に平行して踵からくるぶしにかけて薄板の柱があってもいいでしょう。

いや、登山用の靴なら底は曲がらない板でもいいのです。
それこそ地面と摩擦できる形にプレスした厚ステンレス板とクッション兼断熱材でもいいじゃないですか。

11

植民地の人、植民地の側から先進国を非難する人に一言聞きたいのですが、「ではどうなればいいのか」。
というか、単純に全能あげるからどうします、でも。

ヨーロッパ文明の興隆、征服と近代化を根こそぎなかったことにすれば、それでいいのでしょうか。
つまりコロンブスがなく西欧近代革命がなかった世界史。
どうなっていたでしょう?

逆に自分たちが超発展して、逆にヨーロッパとアメリカを征服し皆殺しにしたり奴隷化したりすればいいのでしょうか。

欲も支配も攻撃もない天上界になればいいのでしょうか。
それは、もはや人ではないと思うのですが。
それが遺伝子操作でなされても、教育と社会制度でなされるとしても…僕はそれは不可能だと思いますが…どう違うのでしょう。

本当に何を望んでいるのでしょう。

生活水準…産油国はパンだけでは満足できません。治安…北朝鮮に産業は根付きません。教育…産油国などでは教育が無駄です。
要するに、衣食と治安は当然として、さらに人のプライドを満たし、しかも収入が充分高くて安定するような仕事をたくさんいる若者みんなに。
それは先進国でもできていないことです。
先進国は、社会が蓄積してきた富と信用を食いつぶすことでテロが起きていないだけのことです。

もはや人間全体が絶望的なのでしょうか?それともいっそ、「プライド薬」で余剰人間を潰したほうがいいのでしょうか。

10

受験勉強や学歴社会は諸悪の根源だ、レールから出てジャングルを切り開け…本当にやった、もう若くはない氷河期世代の多くはフリーターとして滞留しています。
それで彼らは自己責任、夢子ちゃんと嘲笑されています。
やはりレールから外れたら生きられない寄らば大樹の陰と「学習」した若者が保守的な選択をしたら、今度は草食系だの若者の保守化だのと批判されます。
どうしろというのでしょうか?

そう聞いたら自分で考えろそれだから思考力がない、と決めつけられるでしょう。
要するに受験勉強でもなく、さらに夢子ちゃんでもない挑戦をしろと。
どこにそんなのがあるのでしょう?

それを判断できる「子供」がどこにいるのでしょう?

失敗が許されないのに挑戦しろ、というのは、単純にごく一部の幸運で有能な者以外は死ねということです。

9

たいていの人が勘違いしていること……

二挺拳銃より、ポンプアクションショットガンの方がはるかに強い。さらにアサルトライフルならはるか遠くから狙える。

銃は伏せて、また穴を掘って隠れて撃つものであり、立って撃ちまくるものではない。

歩兵ライフルで死ぬ者は少ない、戦場で有効なのは機関銃と迫撃砲。砲弾や手榴弾の破片も怖い。

剣より槍は圧倒的に強い。

弓はかなり最近まで銃より強かった。

鉄条網は日本以外では時代遅れ。レーザーワイヤーという翻訳不能の悪夢のような品が普及している。

でも漫画やゲームでは、片手に巨大な剣もう一方の手に拳銃、というスタイルが好まれるんですよね。

8

大政党が民意に鋭敏すぎると選択肢がなくなります。
実質マスコミ一党独裁となってしまいます。

以前の選挙では反改革は選べず、一つ前の選挙では改革が選べませんでした。
改革と反改革で選べないなら選挙に意味はないのでは?

それを思えば、この国にとっての最悪の公敵は、「愚かなサヨクしか自民民主の対立候補に出さない左翼勢力」に他なりません。
それでどんなに願っても、投票先がないのです。

護憲・反近代・誤った人間理解・何十年も前の外国の党が出した綱領に狂っていない左派、人権の理念を認め現実的に考える保守が必要なのに。

というか僕が欲しいのは「理性」「近代」「人道」です。それはどこにも売っていません。
「真の保守」も「日本サヨク」も、近代そのものを否定しています。

7

非正規雇用の増大で「ローンが不可能になる」ことは経済にどんな影響を与えるでしょう?

それ以前に、以前の「家買って二十年したら三倍になってるから売ればもっといい家が買えるし、さらに給料も上がってる」時代が終わったということは、人生設計にどんな影響を与えているのでしょう。

やはり、旧来の年功序列ルートで生き延びている少数者以外には死んでもらうほかないんでしょうか?

また、起業が得にならない……それが最近の日本の停滞の本質です。

バブル以降、日本は何を創造したでしょう。せいぜい2ちゃんねるぐらいですよ。
アニメもマンガもゲームもバブル以前にありました。インターネットもパソコンの心臓部の技術もアメリカ発、携帯電話はガラパゴス。
そしてどの町も同じチェーン店と郊外モール、新しく起業する余地などどこにもありはしません。それどころか古い店も全滅し、社会も崩壊する流れなのです。

6

われわれは、資源や力を何に注いでいるのでしょう。宇宙進出もしないで。

ありうる需要をリストアップしてみましょうか。

今までの延長。要するに金持ちが二台目の車を買う。
それがなくなったせいで不景気のようです。
というか世界全体では経済は成長しているけれど、新しく車を買えるようになった人々がいる反面、先進国内では多くの人の生活水準が落ちているようです。

残り六十億人が冷蔵庫を買うことで大もうけ、とはいかないのでしょうか?
なぜそれだけの仕事が、地球全体でもないのでしょう。

今貧しい何十億人が車や自動車や冷蔵庫を買う、というのが今起きていることでしょうか?
単にまだまだ貧困があるだけ、全体としてはよくなっているのでしょうか。
それとも圧倒的な格差は広がっているのでしょうか?
贅沢な暮らしをする貴族が少し増えただけで。

軌道エレベーターとかスペースコロニーとか海上都市とか、要するに人類自体が外に出る、というのはないようです。
もう人類自体、これ以上の技術進歩は諦めたのでしょうか。
開発も、ユーロトンネルとかアルプスのトンネルとかが最後でしょうか。マレー半島横断(クラ地峡)運河すらないとは。

「進歩」に反対する人がいます。
でも、進歩でなければ、少なくとも反動は、「現状の絶対肯定」「過去の理想郷の絶対肯定」「宗教的・道徳的千年王国の絶対肯定」のみです。
不断の進歩、エラー修正以外にないのでは?
それらのどれでもない、その反対者たちが求めるものとは何でしょうか。

未来のエネルギーは…

どれになるでしょう?
実際問題、核融合も含め核エネルギー全部ダメ、石油は切れる、自然エネルギーの石油の無駄…だったら地球には何人生きられるんでしょうね。

5

徳川幕府は大阪豊臣家には寺社建立をあおり、また他の大大名は転封、参勤交代、土木工事への参加強要などで力をそいでいった、と歴史ではよく聞きます。

でも、なぜ非軍事的な手段のみだったのでしょう。
軍事的に互いに争わせて疲弊させていく手段をなぜとらなかったのでしょうか?

4

子供が初めてスーパーマリオブラザーズをやるのも、本質的に「科学」です。
膨大な試行錯誤を短時間で積み重ねているのです。

もちろん、初めて歩くのもしゃべるのも、同じように膨大な試行錯誤です。

試行錯誤が、記憶が一切存在しない動物はどこからでしょう?

3

人間の歴史からわかること

「人間はとことん馬鹿だ」
「栄枯盛衰、文明は急速に成長してから自滅する」
「東西に長いほうが遺伝子資源が多いが、歴史がどう転ぶかはわからない」
「多様性の容認・情報の蓄積・応用は文明の爆発を起こすことが一度だけあった」

2

単純な問題。
生存権を認めていますか?

そして、今生きている日本人の何割が寿命を全うできるとお考えですか?
それをどうすべきだと?誰も餓死させてはならないと?それとも半分は死なせるべきだと?

日本経済は人の力では本当にどうしようもないのかもしれません。
だとしたら、一つの選択があるだけです。無条件の生存権か、弱肉強食か…

生存権を選ぶならベーシックインカムや、衣食住の無条件配給…要するに、無条件の生存権を基本原理にした福祉制度の抜本的な改正が必要です。
今の生活保護制度でいいというのは、年に百人近い餓死者、三万の自殺者、十万の不審死や行旅死亡者を見ないことにする、ということです。殺すならせめて直視しながら殺してください。

後者なら何もしないか……それだと社会不安の怖れがあるので、警察を増員してホームレスをガス室に送るか、または道徳と恐怖の悪循環を加速させることで社会を維持する……貧困もKYも軽犯罪もすべての罪人はとろ火でじわじわと焼き殺すことになるでしょう。
「家族の美風」とか「自助共助公助」とかいうのは要するに、運の悪い者は死ねということです。一番弱い人間の視点で制度がなければ。

というか、日本国憲法の条文一つ一つ、再検討してみるべきです。
天皇の存在も。
非武装中立の場合は攻められた場合どうするか明記する覚悟を。武装する場合には威勢と米軍頼りの思考停止だけでなくエネルギーの自給をどうするかを。武装中立の選択肢も含めて。
内心の自由も。
暴走している公共の福祉も。
完全に機能停止状態の最高裁も。

日本国憲法自体認めない、という人もいるでしょう。ならばどんな憲法を?
明治憲法でいいのですか?

もう一つ深く考えれば、特に厳しい見方をする人は、日本が立ち直るためには何千万人の餓死者が必要だと思っているのでしょうか?
自立しろといわれて本当にみんなが挑戦したとして、そのほとんどは自爆するんです。

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未来を選べ……それが処女作の「こんな明日はいかが?(PDFファイル、ダウンロード推奨)」で描いた僕のテーマでした。

でもそれがいま揺らいでいます……人は未来を選べるのか、それもまた理性信仰とまでは言わぬまでも愚かな賢しらではないか、人間が未来を選ぶのではなく、未来はわけのわからない、外からどうしようもなく襲ってくるように見えるのでは、と。
無神論でしかも理性を否定したら、単なる偶然しかないのですが。

フランス革命の理想家たちに、一人としてナポレオンの戴冠と失墜を予想できた人はいたでしょうか……安定したと言える民主主義の実現には百七十年もかかる、と。
幕末の志士たちに、一人として明治政府の圧政と栄光、そして原爆の炎と新幹線を予想できた人はいたでしょうか。
彼らはみな舵を切るつもりで、必死で舵にとりついて動かそうとしました。でも結果はまったくの予想外でした。優秀で誠実な人たちでした。

それを思えば、地球号の舵を正しく切ることなどできないのでは。
今は間違った人間が操舵室を占領している、おれたちが操舵室を取り戻せば、という発想自体が間違っている、ろくなことにならないのでは。

でも保守のように、ならば賢しらを捨て、伝統や神にすべてを委ねればすべては良くなるのだ、とも思えません。
まったくのパチンコの玉、どこに行くかまったく分からない、単なる確率……歴史の流れ全体を見れば文明は自滅する、最悪になる可能性が高い。それを受け入れるのは簡単ではないです。

それこそ、もうできることから……世界の主要な情報テキスト・音楽情報・可能な美術品・遺伝子情報などは、できる限りの長期保存ができるようにして遠い宇宙に放ったほうがいいと思います。
また人類の生き残りのために主要作物の種や多数の本や高精度工具を……どこであれば暴徒の手が届かないでしょう。
人類文明が破滅すること、世界のあらゆる図書館・美術館・博物館・動物園・植物園・大学資料館は、アレクサンドリア大図書館やバクダッド博物館・カブール動物園と同じく、原理主義宗教・飢えた暴徒に焼き尽くされるのが人間の世の避けられぬ宿命なのだ、と思ったほうがいいでしょう。
ルーブル美術館が、大英博物館が、アメリカ議会図書館が、そして東大寺大仏殿も上野動物園も、すべてタリバンに焼き尽くされることをいまから覚悟すべきなのです。

世界はタリバンに征服されてあらゆる文化は粉砕される、また次の氷河期などで人類自体が滅びることを前提に、タリバンの手が届かない宇宙にできる限り多くの情報を保管し、いるかいないかもわからない地球外知的生命体、人類の次の知的生命体、もしいるとしたら人類のわずかな生き残りに託すべきなのです。
人類文明の破滅、原理主義と暴徒の席巻を前提としてすべきこと……実に多いです。

何よりも、「子孫を残せ」という遺伝子の命令に忠実であるためには、人がすべき最大の使命は播種船です。
人類そのものを太陽系外に送るのは困難…でも、凍結受精卵を人種性別ごたまぜに何十個か乗せることはできるでしょう。どこかの異星人が拾って解凍して研究してくれることを期待して。研究室の実験動物としてでも、太陽と共に地球の生命が滅びるよりはましです。
無論できる限り多数の生物のデータ、また人類文化のデータも大量に積むべきでしょう。それを強い放射線が切り刻む宇宙空間で何万何億年と保存する技術は困難かもしれませんが。

いくつかの未来ビジョン……その核心にあるのは「何をエネルギーにするか」「人間の棲息範囲は」「技術水準・生活水準は」「社会制度は」「人間そのものがどうなっているか」でしょうか。

エネルギーが一番議論のあるところです。
化石燃料……三十年前もあと三十年、今もあと三十年、だから三十年後も三十年だろうし、石炭なら三千年分はある、という人がいます。掘りやすい石油はもうなくなりつつあるというのも事実でしょう。とっくに自噴巨大油井などありません。
原子力発電……不安定な自然エネルギーも再生不能な化石燃料も解ではない。ラヴロックがこれを主張して議論になりました。
太陽光・風力……原発は絶対悪、化石燃料は温暖化と汚染の原因でしかも有限。自然エネルギーこそ。レスター・ブラウンら主流環境論者はそれです。
薪炭……化石燃料は有限、原子力も太陽光も石油の無駄。人口を減らし生活水準を下げて江戸時代に戻れ。これも多いですね。
宇宙太陽光・核融合……夢物語とする人が多いですが、軌道エレベーターを入れても宇宙太陽光は使えないでしょうか?

人間の棲息範囲、と言っても単純に宇宙進出の有無です。今は圧倒的にないという声が大きいようですね。
北極に数千人が残るのみ、というシナリオも言われていますけど。

技術水準・生活水準……進歩するという人と、もう進歩すべきではないという人、これ以上の進歩はあり得ないと言う人。
理想主義者が好む小国寡民、小さな自給自足(村社会の弊害だけはなく平等で友愛に満ち強制がない)から宇宙文明まで。

社会制度……人間は骨の髄から権威主義・原理主義・道徳主義を好みます。また金は寂しがり屋です。ただし、圧倒的な経済成長は貧困層もかなり豊かにします。でも少なくとも、軍をも動かす一票を持つ先進国の貧困層にいいニュースはないでしょう。
マルクス主義は完全に死んだのでしょうか?中国の、政治的権威主義と経済成長を両立させるシステムは機能するでしょうか?世界のどこでも中国政府を批判できなくなる可能性は?ある程度以上の大災害から、世界がタリバンに席巻されることは?〈アメリカのタリバン〉はどうなるでしょう?
理性と信仰、どちらが勝つのでしょう。

人間そのものを改造するかどうか。これも結構大きいですね。
技術的な改造もありますし、またマルクス主義の根本には「正しい世界になれば人間は欲を捨てる」という前提があります。
そうはならないようでもありますが、少なくとも時代精神は大きく変わるものです。
ここで出てくるのが、マッキベンの「もう充分だ」という主張です。

何を選ぶのか、それともどうなるのかしかないのか…言葉も投票も無力、ただ流れるだけか。
言葉と投票の無力は、特に日本では決定的に思い知らされましたけど。