枕元の計算用紙
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31日
高温超伝導は実用化できない、という言葉があまりにもたくさん、いたるところにありました。
でもできるのです。
「絶対は絶対にない」「全ての予測は外れる」
科学技術の未来について言えるのは、ただこれだけなのです。
30日
親愛なる哲学様。
人類が滅びるかどうかはどうでもいいのですか?
人類は物質であり、生物であり、進化してきた、ということに関心は?
この数十年、一人でも餓死から救いましたか?
歴史を動かしましたか?国名を変えましたか?虐殺を起こしましたか?
ずっとお休みしていたんですか、科学と会話することもやめて?
「我々はどこから来たのか。我々は何者か。我々はどこに行くのか」は、もう哲学様のお仕事ではないのですか?
29日
壁や天井、床の何箇所かに、構造にまでがっちり食いこんだリングボルトがいくつかあると便利だと思います。
家具の耐震固定にも最上です。
多くの賃貸では、壁や梁にピンをさせないために、耐震上要求されている固定ができないのです。
そして、ハンモックのようにすればロフトベッドでなくても、ベッドを高く持ち上げることができます。
天井からタンスを吊り下げることで、床を広く使うこともできます。
懸垂や腹筋にも使えます。
腹筋は床にリングボルト一本出ていればできます。それがないだけで、クッション上のV字腹筋しかできなくなるのです。
28日
「国は国民をリストラできない」という演説がありましたが、できます。しています。
年に三万の自殺によって。十万の変死によって。
大企業のリストラと同じです。
法律上解雇ができない企業は、「いじめ」を利用して不要な人を、自分から辞めるよう追い込みました。
同様に、国も「いじめ」を利用し、不要な人間を自殺させればいいのです。
財政が持たない以上、他に選択肢はないのかもしれません。
福祉国家は高度成長期、千万の炭坑や旋盤の時代だけ。数百人のビルゲイツと数百万の途上国極貧層で同様の生産ができる時代には、国民の大半はリストラするしかない……
消費が減って経済は縮小しますが、それは「経済」自体の目的を経世済民から、「富裕層の奢侈と快楽」に転換すればいいだけです。
そう、新しい政治思想、新しい経済学は、経世済民や福祉ではなく、新しい目的のためであるべきなのでしょう。
……無論それらは、「エネルギー・輸送・新天地に関する技術は現状で限界」という前提なら、です。
軌道エレベーターが可能になれば、話は別でしょう。
27日
原子力には「本当に」独立した専門家が必要です。
日本国内で教育を受ければ、絶対服従の弟子師匠関係に洗脳され、義理で判断を縛られます。
日本の給料を受ければ、スポンサーの望む結果を出します。
どちらもないようにするには。
外貨を投資し、その利子だけで一生暮らせるようにすべきでしょう。
そして、完全な独学か海外留学。絶対に日本の学者県と接触しないで、十分な実力を持ち、世界で認められるように。
温暖化にもそんな独立専門家が必要だったかもしれませんね。
26日
石原慎太郎氏の出馬。
楽観的に見れば、橋下氏・安倍氏と潰しあってくれれば。
悲観的に見れば、保守ドリームチームの結成。
そして、最も悲観的な、単純な事実…石原氏・安倍氏・橋下氏、三者とも、対抗馬が左側にいないということです。
左側で話題になる政治家が、老いた人気作家・既成政党のホープ・政党の枠を突き破るホープ、どの段階にも一人もいないのです。
左側は、社民党や共産党でわずかな支持者に絶叫し、狭い世界で叫び、狭い世界の外には全く声が響きません。
脱原発デモも候補者を出すものではありません。
そして徴兵制とか…ばかばかしさに吹く、でもそれこそ石原氏の恐ろしさです。
正気とは思えないくらいばかばかしいこと。それこそ、政治的には最も有効なのです。
本当に有効なのです。人間はそれぐらい愚かなのです。
25日
ドジは真面目ではありません。
「一生懸命やったんです、それでも失敗しました」というのは、一生懸命ではないのです。
自衛隊なら、不真面目な者同様追い出せばいいでしょう。
では徴兵制の韓国軍なら?
死んでもらうしかありません。見せしめとして、できるだけ残酷に。
ドジというのは、存在自体が反逆者同様絶対悪なのです。悪人なのです。
少なくとも、船の上では。船を沈めてしまうのですから。
悪意だったか単なるドジだったのか、それどころかミスをしたのが自分ではなかったとしても、サメにとってはどうでもいいのです。
絶対にミスをしない人間だけでなければ、サメに食われるのです。
24日
銚子沖に巨大な洋上風力発電設備ができる、というニュースが。
予防原則で反対するのはやめてください。
それがだめなら、どうやって原発を廃止するんですか。
洋上風力と原発では、洋上風力のほうがましに決まってます。
代案のない反対のための反対は、文明すら滅ぼすものです。
日本の海洋面積は広大です。
特に浮体洋上風力なら、とてつもないエネルギーを得ることができます。
さらにそのエネルギーの一部を、肥料に富む海洋深層水のくみ上げに使えば、莫大なバイオマスを得ることもできるでしょう。
光合成が増えれば二酸化炭素も減る道理です。
何よりも、「やってみて試す」姿勢があることが嬉しいのです。
日本では、何かをやる前から、「自然エネルギーは使えない」「自然エネルギーで原発も火力も全廃できる」と大議論になっています。
やってみなくちゃわからない。それが、唯一の真実です。
23日
勝ち組と負け組は、話すべきではありません。
まず、その両者…勝と負は、住む世界、見る視野、ものの感じ方が徹底的に異なります。
一番の違いは、勝にとって「努力は報われる」のが当然。負にとってはそれは低い確率、割に合わない賭けでしかない、ということです。それだけで、世界の色が全く違います。
他にもあらゆる価値観が、どうしようもなく違います。
そして対話・議論したら。勝は、その違う点全てにおいて、自分が完全に正しく負が完全に誤っていることを、知っています。
どちらも正しいという相対主義にはなりません。絶対的な優劣があるのです。
というか、勝が住む世界は、常に「自分は絶対正しい」と確信して生きなければ生きていけません。
そうなれば、あらゆる違いにおいて、価値観まで含めて自分に合わせるように、勝は負に命令します。
対等な議論は不可能なのです。一方的な命令があるだけです。
負は、完全に服従するか、または一切無視して反抗するかだけです。
対等ではないので交渉は成立しません。
服従しても、その命令に従い努力しても、負のさまざまな条件はとても悪いので、多くは努力しても失敗するでしょう。
それは努力が足りなかったのだと勝価値観で自分を責めるか、またはどうせここは不利なゲームだと負価値観に閉じこもるか。
どちらが負にとって、より楽でしょうか?
どう考えても、支配を受け入れて自分の価値観を全否定し、完全に服従し、努力し、99%失敗して自分を責める…それは地獄です。
最初から、対話しない。接しない。関係を持たない。それが最善なのです。
住む世界が違う、同じ人間では決してないのですから。
何より、議論の余地はない…勝と負に見解が違えば、絶対に勝が正しいのです。身分差は、徹底的に真理値を変えるのです。
負の言葉、信念、情動、論理は全て誤りであり、勝は絶対に正しいのです。何が正しいかを決めるのは、身分なのです。
22日
楽天やアマゾンドットコムなど、ネット通販は今やきわめて重要です。
しかし、パソコンを使えない高齢者や、携帯電話しか使わない人は多くいます。
そう……執事つきのネットカフェ。
実際にある、メイドカフェの変型である執事カフェほど演じず、普通のサラリーマンの風貌でいいでしょう。
そこで、執事=案内者がパソコンを操作し、客に品を選ばせ注文までさせる……クレジットカードは別のレジでやる、またはコンビニ支払い・できれば代引を選ばせて。
それは結構需要がありそうですが、知る限りありません。
他にも、その「執事つきネットカフェ」は、年賀状作成やいろいろな手続きの補助など、非常に多くの用途があるはずです。
21日
冤罪のない社会は、ある社会よりよいでしょうか?
警察や検察は冤罪し放題。そのほうが、社会は良くなるのでは?
江戸時代で武士は、疑われたら切腹しなければなりませんでした……たとえ無実の証拠があっても、疑われただけで。
疑われたというのは、なんらかの徳が不足したから、また儒教の「李下に冠を正さず」を怠ったからであり、有罪だからです。
「冤罪の証拠は出たけど、疑われると言うことは何か悪いことをしたんだろう」誰もが、そう考えています。
だから、冤罪が判明して出所しても、その元受刑者やその家族の名誉回復は決してありません。
「世間」は真犯人同様に裁き、決して釈放はしないのです。
そのシステムは、「李下に冠を正さず」です。
そして「何をするような人を、警察や検察が冤罪に落とすか分からない」でも「冤罪に落とされたということは、何か悪いことをした」以上、冤罪にかからないためには、無際限に高い道徳性を保つ、生活のあらゆる局面を慎むことが唯一の防御行動となります。
それによって、国民の道徳水準は無際限に高まるのです。
誰でも冤罪に落とせる警察と検察は、際限のない恐怖の源泉であり、誰であれそれに逆らうことは考えなくなるでしょう。
さらに、「警察と検察には、逆らう内心も分かって冤罪に落とすんだぞ」とまで恐怖が国民全員に染みついていれば、心の中まで服従しようと誰もが努力するでしょう。
それは公益ではないでしょうか?
そう考えれば、冤罪かどうかなんて、それほど重要ではないでしょう?
冤罪を強調する人権派弁護士は、そうやって保たれている「美しい国」を破壊する敵性勢力なんだから、それこそ冤罪で家族ごと叩きつぶすことこそ「美しい国」を維持する最良の国益でしょう?
僕はそんな世界に住むぐらいなら死んだほうがましですが、ならさっさと死ねとしか言いようがありません。
今の日本は、そうなのですから。
警察は誰でも、望むままに自白させることができ、確実に裁判所は有罪判決を下すのですから。
というか、冤罪に反対する人たちも、最も簡単確実な冤罪防止システム……全国民の指紋・DNAと一対一対応した名簿には、絶対に反対します。
本気で冤罪をなくそうとは思っていないのか、それとも「国家も警察もなくしてみんな欲望のない革命戦士に」とかファンタジーじみた方法だけが冤罪をなくす方法と思っているのか、です。
20日
ロフトベッドというものがありますが、「ベッドを載せる台」があれば普通の愛用のベッドがそのままロフトベッドになります。
ベッドの分の高さが加わるので、かなり天井が高くないと普通のハイタイプロフトベッドのように、下で学習机+椅子を使う余裕はないでしょう。
しかし、ロータイプロフトベッド程度のスペースなら、頑丈な台だけで得られるはずです。
というか、物置の形でもいいのです。
奥深い引き出しがいくつもある、ベッドを載せられる強度のある巨大タンスでも。
また、大抵のベッドは四隅四足ですから、その足だけ上げられる、同じ高さでがっちりとベッド足を固定でき、床との接点も広く丈夫な「台」が四つあっても、それで充分なはずです。
狭い部屋では、廊下のスペースももったいなく思えます。
ドアに干渉しない部分だけ20cmかさ上げして床下収納にできれば…まちがいなく事故が多発するでしょう。
19日
米軍兵士の事件で、重要な点は一つ。
米軍内に、このような事件を容認する空気が、どの程度強いか。
実際には、多数の類似事件があり、米軍憲兵はそれを取り締まる意思が全くないかどうか。
無論それは判断できません。
そして、事件のたびに沖縄の世論は沸騰し…いつもどおりが繰り返されるだけです。
もとより、若い男という獣がたくさんいれば、一定の率で女を襲います。
それはある意味自然現象、絶対にどうしようもありません。
ですから米軍であっても自衛隊であっても国連軍であっても中国軍であっても独立沖縄軍であっても、本質的には同じことになります。
問題なのは、その集団の空気・文化が、その犯罪を容認・促進しているかどうかです。
そうだとしたら歯止めはありません。明るみに出る件数すらわずかでしょう。
そして僕が知らないのは、犯罪を容認・促進する空気・文化を持つ集団が、それを改めることができるのか、です。
18日
環境倫理学の世界では、「最も確実な環境保護は人類の99%を今すぐ殺すこと」というのはどうとられているのでしょう。
ちなみに、人類の文化水準は、99%を殺してもそれほど低下しません。注意深く選べば。
というか、おそらく唯一でしょう…本当に環境を守るためには。
70億の人口がいて、環境が守れると考えるほうがどうかしているのでは。
17日
脳=コンピューター直接接続の前の、微妙に違う段階として、「無意識〜コンピューター〜無意識」サイクルはないのでしょうか。
コンピューターから人への入力はサイケデリック動画やノイズ、俗に言うアルファ波音楽、室温変化などを用います。これには最新の拷問技術も応用できるでしょう。
そして人からコンピューターへは、眼球の細かな動きや瞳孔拡大、体内の小さな筋肉、心拍や体温の変化など、本人には気がつかない「無意識の窓」を綿密に調べることで行われます。
人とコンピューター一対一でも、フィードバックループにより無意識への働きかけを暴走させたり、また落ち着いたりいろいろします。
そして人と人のコミュニケーションが本質です。無意識の情報をコンピュータが読み、それを他者に伝え、瞬時受け手の無意識の変化を、無意識に伝えるのです。
無意識とコンピューターは、今のところものすごく相性が悪いのでしょうか?
再現可能な面白いことは、何も起きていないのでしょうか。
MRIなどで脳を生きたままのぞく技術も進歩しているのに。
16日
今の日本人は、どうやら今後、日本の若い天才がグーグルに匹敵するネット企業を作り成功するとか、トヨタに匹敵する大企業をガレージから作るとか、かけらも思っていないようです。
主にライブドア事件の影響で。Winny作者が逮捕されたのもあるでしょう。
日本の若い天才による新しい巨大企業は、実はいくつもあります。
ユニクロ。ワタミ。すき屋。ブックオフ。ドンキホーテ。ダイソー。それらはあらゆる駅前、町の光景を変えています。
アマゾンドットコムや楽天も、見えないところで大きく日本のあり方を変えています。
しかし、それらはどれも希望のないアルバイトと超々長時間労働をする過労死予備軍の社員、職場としては絶望的とも言われています。
成功者がいても、フォードのように「みんなを豊かにする」タイプではないようです。
みんなが便利になる、はあっても…鉄道王たちのように。
みんなが便利に、そして貧しくなる。それはいつまで続けられるでしょう。
15日
100円ショップの商品の、50円分の容量で適当なものがたくさんあります。
500円ならもっといいものも、1000円でもっとよくなるものもたくさんあるでしょう。
本当に100円が適正価格なのは、ごくわずかです。
14日
iPS細胞を使った試験治療の話が誤報だった、と読売新聞。
科学の世界では間違いはつきものです。
しかし、それが科学の最大の強みです。
査読つき論文雑誌。検証再試験。誰もが検証し反論できる。
誤りを正すことができる。それが、科学そのものなのです。
誤報をためらうな。誤報を修正することをためらうな。
報道機関にはその勇気をこれからも持っていてほしいです。
誤報を修正できなければ、報道機関の存在意義はありません。
読者も報道機関に無謬を求めてはなりません。
誤報を批判するのではなく、誤報を誤報と認めないことを、何よりも批判すべきです。
民主主義も市場経済も、「誤りを正せる」ことがその強さの真の源泉だと言うことを忘れてはならないでしょう。
それこそが、レーニン主義共産党やカトリック、また明帝国との、最大の違いなのです。
おそらくは共和制ローマとカルタゴの差でもあったのでしょう。
まだアフリカでは、「誤りを正せる」国のほうが「無謬」国より発展できるようにはなっていませんが、それは歴史の奇妙な圧力に押さえこまれたからです。
13日
ノーベル平和賞は、要するに贈る先がなかったのか、と苦笑するほかなかったです。
そして文学賞…これは、ノーベル賞に代表される「ヨーロッパの良心」「外交の中核」「貴族層」が、領土問題で全面的に中国につく、というメッセージのように聞こえてきました。
物理学・化学賞も、本当はとても重要です。
しかし、日本人受賞でなければ無視するのが、日本人のとても悪い癖です。
12日
新しい時代、「勝ち組」たちは、自分たちには何事もなかった、「普通」の、これまで通りの生活が続いてきただけと思うでしょう。
自分たちも、自分たちの「周りの人間」も、ただまともに努力して豊かな生活を維持し、正しい伝統道徳を保ってきた、それだけです。
その足下で、国民の半分が餓死しても、そのことに気づきもしないでしょう。
餓死者にかつての、同級生や友人や同僚や家族がいても気にしないでしょう。「堕ちた」人間は人ではないのです。
人間は簡単に、人間を非人間化します。そうなれば一片の同情もありません。
イギリスが、隣のアイルランドで二百万人餓死しても眉一本、指一本動かさなかったように。インドで何千万人餓死しても何もしなかったように。
今も、日本で年に三万が自殺し、十万が変死し、百人近く餓死しています。
全世界では年に五千万人が餓死しています。
どれも、われわれ「普通に生きている人」にとっては、すでに非人間化された、人ではない、別に死んでもなんとも思わない存在なのです。
スーダンの飢餓と同様なのです。
おそらく、その「普通」を保てる「勝ち組」はごくわずかでしょう。
そしてその「勝ち組」は、何の変化も感じないまま生涯を過ごすでしょう。
一等船室だけが救命ボートになった豪華客船。
船が沈没し、一等船室=救命ボートが切り離され、沈む二等以下はすべて溺死して、一等船客はそれまでと何の違いもなく、船が沈んだことすら誰一人気がつかず、舞踏会は続いている……そんなビジョンです。
「職業訓練は無効」かつ「技術進歩はもうない」という前提では、そうなるしかないでしょう。
福祉で、何の役にも立たない人を支えるには財源が持ちませんし、同意は得られないでしょうから。
11日
やはり、電車内でタブレットやノートパソコンを用いるのは、狂気の沙汰です。
はっきり言って邪魔。
なぜ、顕微鏡や双眼鏡をのぞくような、接眼ディスプレイをこの世界は選ばなかったのでしょう。
野球帽の「つば」部と輪で構成された「キャップ」のような支えから双眼鏡状のディスプレイをのぞき、手元のペン型マウスと、ブラックベリー型の入力+補助ディスプレイで作業する形にし、CD/DVDのプレイヤーを含めた本体はバッグ内で。
ブラウン管の、超小型超高精細化は、物理法則の次元で絶対にできないのでしょうか?
10日
中国や韓国と日本の関係で、「日本に取れる選択肢」は何でしょう。
「領土を放棄し、国内の出版から内心の自由すら否定する絶対屈服」から中韓両面の全面戦争まで。
要は、屈するか否か。
中国や韓国の側に、選択肢は何があるでしょう?
どちらも、日本の要求である「歴史的に日本領だと認め、領土要求を放棄し、日本を悪者とする歴史教育をやめよ」は絶対に不可能です。政府がやろうとしたら革命が起きます。
逆に日本が領土を放棄し、天皇や国会全会が土下座し、憲法を改正し国民全員の内心まで完全謝罪に染め変え、出版や言論の自由も厳重に制限し、無制限に賠償することも、現実的ではありません。革命は起きないにせよ。
どちらも屈しない。けれども全面戦争を避ける。それ以外にありません。
そのためには、中国や韓国も全面戦争を避ける努力をしてもらわなければなりません。
むしろ全面戦争の方が現実的に見えるでしょうが、犠牲が大きすぎます。というか、日本は絶対に勝てません。
でも中国も韓国もとてつもない犠牲を払うでしょう……両国はどんな犠牲でも覚悟していますが。
日本が中国や韓国に、全面戦争を避ける努力を要求することはできるでしょうか?
もちろん他国、特にアメリカもこのゲームのプレイヤーです。
最も大きなゲームは、アメリカ世論が盤です。そしてそこでは日本は圧倒的に負けており、日本人はネトウヨも含めそのことを知りません。
何が正しいか決めるのはアメリカ世論なのに。
9日
山中教授、iPS細胞の研究でノーベル賞受賞決定。
日本人の受賞では騒ぐ必要がないほど多い、でもめでたいことには変わりありません。
しかし、日本人の科学での優位はどれだけ続くでしょうか?
韓国人や中国人、インド人…ものすごい懸命さでに数学を学んでいる子供たちが何億人もいます。
日本と違い、本当に優秀な人は確実に報われるという信頼も消えていません。
それ以前に、バイオテクノロジーは豊穣でしょうか?
ずっとバイオテクノロジーは注目され、多くの資金が流れています。
しかし、バイアグラ以外、どれほど革新的な素晴らしい新薬ができているでしょうか?
先住民が虐殺され、特許弁護士が儲ける以外、本当にいい薬はできているでしょうか。
今の薬があれば、何年も前に病死した父や祖母、祖父は助かるでしょうか?
バイオテクノロジーもナノテクノロジーも、話題ばかり多いけれど、実際には何も生み出していない…コンピューターのムーアの法則、否むしろムーアの呪い以外、科学技術はもう何十年も停滞しているし、今後も何も出てこないだろう。もう自噴油井は発見され尽くし、掘り尽されたのだ。
そんな、科学技術に対する悲観主義が強まっています。
このノーベル賞が、それを少しでも払ってくれるでしょうか。
何よりも、見たいのは助からないと思われていた患者が奇跡的に助かるところです。
8日
核燃料の再処理や高速増殖炉が、できないものはできないのだとしたら、なぜこんなでかいもの造るまで分からなかったのでしょう?
そして、本当にどちらも、何をどうやっても「できないものはできない」のでしょうか。
それとも、関わっている人間が無能で腐敗しているだけで、もう一工夫すればできるのでしょうか。
高速増殖炉など新しいシステムの原子炉は、普通は事前に実験室で小規模な実験炉を作り、それが機能するまで実験と改良を繰り返し、それから相似拡大したときの不具合をシミュレートして、それで作るのではないのでしょうか?
それとも、「原子力ムラの論理」というわけのわからないもので、機能しないものを強引に建造して予算を消化するシステムになっているのでしょうか。
いや、高速増殖炉はフランスもアメリカも諦めた、できないものはできない、とも言います。
どの国も、小型の実験炉を少しずつ変えて何百個も何千個も作って、工夫することはしないしできないのでしょうか?
核燃料再処理施設も、なぜ欠陥品なのでしょう?
核融合も。太陽電池や風力発電もできないものはできないと言う人が多くいます。
この世界はそんなに、できることが限られているのでしょうか?
7日
極地では氷は安価で、容易に加工でき、コンクリートに匹敵する頑丈な建材です。
エネルギー問題が、核融合炉か宇宙太陽光発電で解決されれば、極地に暮らせば建築は楽です。
外出が面倒になりますが、地下……氷下にトンネルを掘ってそこを「外」とすれば、零度以上にはまずならないでしょう。
空気に二酸化炭素がたまらないように注意するだけです。
6日
携帯電話・鎖ごと鍵・ペンとメモ紙・アルコールウェットティッシュか消毒ジェル・小銭入れ・カード入れを、それぞれ安全に隔離してしまえる、それでいて武器ではないと誰もが納得するベルトポウチ……
そう思うと、女性のハンドバッグがうらやましくなります。
でも考えてみれば、ハンドバッグには大型拳銃や小さい手斧なら入りますね。
5日
サンマの季節ですが、シーズン以外のサンマは冷凍品を解凍しています。
イカも同様です。
どちらも冷凍技術のおかげで一年中比較的安く食べられます。
で、だったら冷凍のまま安く売って欲しいのですが。
おいしく調理できる高性能なオーブンレンジも多くあるでしょうし。
他にも、想像以上に多くの魚が、実は冷凍なのでしょう。
魚以外にも肉や、野菜や果物が実は冷凍であったとしても驚きません。
さらに、野菜や果物は、冷凍のほうが新鮮なものを安く食べられるかもしれません。
高性能なジューサーがあれば、ですが。
4日
第二次大戦後のアフリカや中南米は、そこの人々にとって最善だったのでしょうか。
どの国も狂気の独裁者に支配され、頻繁にクーデターがあり、経済も成長せず…
先進国の陰謀、とばかりでは何も進みません。
どうしていればよかったのか。
単純に、「征服を容認していれば」それだけだったのでは?
失政をすれば隣国に征服される。それだけの、チェックアンドバランスで、ひどすぎる独裁者は排除できたのでは?
戦国時代にしていれば、四公六民に減税し、信玄堤を作ったのでは?
3日
台風のおかげで首都圏のダムに水がたまり、取水制限が解除されたとか。
まさに塞翁が馬。
火山は多くの肥料をまいてくれます。
でも、地震のようになんの益にもならない天災もあります。
本来なら天の恵みであっても、人間の側の受け取りが…堤防の整備などが悪ければ災害になります。
2日
都市交通として、「箱」を基本に…
乗れて、まあゆっくり座って、ダンボール二箱ぐらいは乗る大きさ、無論どんな天候にも耐える。一人がその箱一つを管理する。
原付程度のエンジンはついていて、時速20kmぐらいなら自走可能。
それが本来の性能を発揮するのは、駅でその箱ごと「乗って」から。
そのまま移動し、プログラムどおりにクレーンで乗せかえられ、最寄り駅で道路に戻される。
また、普通の大きい道で、その「箱」を引っ張ってくれるトレーラーに接続されることもできる。
もちろん、「箱」から制御できるトレーラーを自分で持っていることも可能。
1日
どうしようもない事実。人間には好みがあります。
善悪でできた分かりやすい物語が好き。原理主義宗教が好き。陰謀論が好き。革命>虐殺>独裁の流れが大好き。
人間は、共産主義・原理主義革命で世界を救いたい。でも結果はいつも恐怖政治です。
でも、別の道は、人間は選びたがりません。考えることも拒絶するほどに。誰も、「共産主義がダメだった、じゃあどうすれば」は考えようとしないほどです。
勧善懲悪・革命・宗教的救済を、モチーフのレベルでやらない、世界が救われるビジョンを考えてみればいいのです…考えることもできません。
「文明の存続・全員の最低限の豊かさの実現」を、革命を避けてやることは、考えることもできません。
「正しい道」を選ばず、革命ゲームばかりやって自滅するのが宿命だと諦めましょうか?
「人間が何を好むか」それを利用して、人間全体を良い方向に誘導することは?
一人一人が「人間好みに設計されたゲーム」をしていれば、世界が良い方向に変化していくように。
それは顕密二層構造でしょうか?
それとも、「(手品の)種を公開した上で、人間はコレが好きなんだし、文明が存続するにはほかにない」と納得させましょうか?
どれが一番マシでしょう。
「人間が、不可能だが好む理想を、無理に押しつけられる」……必ず破綻します、共産主義のように。
「顕密二層構造」……ばれたとき腹が立ちますね。見抜く人が、悪しき支配だと喧伝し、人はその喧伝を好みます。
「わかっていて騙される」……人間は支配されるのを嫌います。このゲームは心地いいし目標が正しい、と納得していても。
それとも、自滅を容認してなるようになるさ、それを考えるのは私の仕事ではない…?
最も単純なこと。
「人が好むこと」と「真実」は別です。
いや、別かどうか、別ではないという世界の住人もいます。
その人にとっては、放射能が有害か無害か、今後原発事故は起きるかどうか、核融合や高速増殖炉は可能かどうか、明白に判断できます。