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31

善悪を徹底的に度外視した経済学も必要なのでは?

日本におけるブラック企業。
ウォルマートなどグローバル企業。
それらの人材使いつぶしを、経済学的な必然と解釈しては?

歴史も見ましょう。
中南米を征服したスペインの経営法。
人間は徹底して使い捨て。特にポトシ銀山などでは、労働者は一月持たずに死に、また次々と集めてくるだけ。
先住民が全滅するまで続け、全滅したら黒人奴隷を輸入する。

比較的最近でも、ベルギーはコンゴに対して似たようなことをしていました。
今も世界の多くで同様のことはあります。

ソ連やナチスドイツでは、死の強制収容所は経済の欠かせない一部であり、ゆえに罪の有無関係なしに、一定数が常に強制収容所送りになっていました。

そのような、極悪非道経済学を正規の経済学として認めるべきでは?

おそらく、新しい時代には極悪非道経済に、通常経済は勝てないのですから。
極悪非道経済こそが標準になるのですから、人類の大半が死ぬまで。

ただ、「世界の富裕層のための、極悪非道な政治経済思想」を考えると、何もかもが混乱し矛盾していることがわかります。

僕に読めるのは、「権力は**を望んでいるんだ」だけです。
富。
預金残高。
四半期の収益。
宗教。
戦争による収益と、勝利。
より多くの富を独り占めすること。
評判、地位を上げること。
自然を破壊すること。

富と宗教は矛盾してますよね?
もちろん、権力者は自分は富を楽しみ、民は宗教で文句を言わないことを望んでいる、と返すでしょう。

マラリアの研究をしないのは利益にならないから、ならなぜ宇宙旅行があたりまえになっていないのでしょうか?

30

考えてみれば、日本近代史は開拓の歴史でもあります。
まず北海道。
そして樺太・朝鮮・台湾。満蒙、南方諸島。
移民として、ハワイや中南米まで。

どれも、地獄のような乏しい資材と資金、悪夢のようなやせ地と飢え。
しかも、それを苦労して農地としたら、強いものに没収されるだけ。
引き揚げという、日本人全員の、全財産を没収しての追放。
まさしく無駄骨折りが、日本国土の何倍あるのでしょう。

日本人が開拓という言葉を意識すらしないし、年配者は侵略の同義語として毛嫌いするのもわかります。

無論現地の人には、侵略でしょう。
しかし、当時の人に他にどうしろというのでしょう。

おなかいっぱいご飯を食べたい、というのは、そんなに悪いことなのでしょうか。

29

橋下氏が、従軍慰安婦に関して発言し騒ぎになっています。

記者会見は、言葉としては多くが事実と思われます。

しかし、間違いなく批判は止まらないでしょう。
「慰安婦自体は悪だった」といくら言おうと、ほかの国もやっていた、軍の公式作戦としての強制連行はない、この二つを口にした時点で、反省していない人類の敵と断定されるのです。

そう考えて批判するほうがおかしい、とも思うでしょう。
まともな言葉の世界ではそう思えます。
しかし、この現実政治の世界では、「何が真実なのか」は問題ではない気がします。

セシル・スコット・フォレスターの「海軍提督ホーンブロワー」を思い出します。
ホーンブロワー提督が、指揮下のある艦で犯罪者が出た、と呼ばれました。

軍曹の告発。
その軍曹の部下である軍楽隊のトランペット吹きが、楽譜とは違う音を吹きました。
軍曹が正しく吹けと命令し、やり直しましたが、二度目もさっきと同じ、楽譜とは違う音を吹きました。
上官の命令に服従しなかった、という事実は軍曹自身が知っていますし、多くの目撃者もいるので、軍法会議が正当と判断されました。そして命令不服従という重罪を軍法会議に告発するのは、軍曹の義務でもありました。

被告であるトランペット吹きの言い分…楽譜が誤植なんだ、そのまま吹いたら変な曲になる。

ホーンブロワー提督は、有罪判決を出すしかありません。故意の命令不服従は絞首刑、または確実に精神が崩壊する五百回のむち打ちです。
そしてそのことは、毎週の礼拝で、聖書を読み上げてから軍法を読み上げて全員に知らせています。
文字が読めないから判らない、ということも、楽譜が読めないということもないのははっきりしています。

提督の妻は、かわいそうだ、それに正しいのはトランペット吹き水兵じゃないか、と言いました。

しかし、提督はこう答えます。
どれが正しい音なのかは、問題ではない。水兵が判断することではない。
軍の音楽当局のサインがある楽譜、それには英国海軍の権威がこもっている。
そして楽譜どおりに吹けという、軍上官の正当な命令に反抗した、それは反逆であり、それに軍法に明記された罰を下さなければ、軍そのものが崩壊する。

提督自身も、命令で要するに船ごと崖に特攻しろと、明らかに命令書の誤植で書かれていても、そうする義務があるのです。
何が正しいのかを決めるのは、絶対に権威であり、軍権力です。
人は命令に服従するものであり、判断するものではありません。

さて、従軍慰安婦も、同様ではないでしょうか?
「強制連行は吉田なにがしの嘘だ」といくら日本の政治家が言っても、それは「ここはシャープであってフラットではない」と、水兵が叫ぶようなものではないでしょうか?

事実は、どうでもいい。戦後秩序、アメリカ・ソ連・中国・イギリスという戦勝国の権力のために歴史はある。
その権威が、日本はセックススレイブという人類最大の罪を犯したと決めたなら、敗戦国は国民も政治家も、抗弁せず服従せよ。
もちろん、東条英機らはヒトラーと同じ、絶対悪であることも、疑問を持つことすら許されない、権威が定めた絶対真実。
それをわずかでも変えようとするのならば、アメリカ・中国・ロシアとの全面戦争以外にない。だがそれをしたら、今度こそ日本人全員一人残らず殺す。
無駄な抵抗はやめろ。服従し、何が事実かを感情ぐるみねじまげ、権力が強制することが正しい歴史だと受け入れろ。

それが、この世界の現実ではないでしょうか?
日本が独立国ということが勘ちがいであって、現実にはアメリカ・中国・ロシアの旧敵国条項だけがこの世界の現実ではないでしょうか?
対等な人間としているのではなく、無条件降伏し、全てを奪われた、軍に対する兵士同様絶対的に無力な存在なのではないでしょうか?

少なくとも、中国も韓国も、アメリカも、戦勝国の権威、自らの国威そのものにかけて、日本人の言い訳は一言半句も聞くことはないでしょう。
一言の言い訳もなく無条件降伏せよ、何一つ抗弁するな、完全に上位者の権威を受け入れろ、支配されろ、思考も言論の自由も国の誇りも全部捨てろ、それだけでしょう。

ですが、本当にそうしたら…事実などどうでもいい、権力だけが現実だ、と、子供に教えることになるのです。

28

最近主流の浴室システムは欠陥品では?
掃除しようといろいろ開けたら、呆れました。
複雑な穴や窪み、Oリングがいたるところに。
髪の毛を溜めろ、カビの養殖場になれ、と言っているようなものです。

要するに、三日に一度奥の奥まで、マニュアルどおりに清掃しろということでしょう。
バカを言わないで下さい。そんなことをする普通人はいません。
普通人前提でないシステムは、欠陥品なのです。

下水には一本たりとも髪の毛を流したくない、というのなら、洗面所・風呂のどちらもとことんシンプルな、太く真っすぐなパイプ、ただしあふれたら流す弁だけがあるようにして、下水に流れこむところだけに頑丈でシンプルで大容量の髪の毛受けを作り、それだけ業者が月一度清掃する、でいいじゃないですか。
そのための費用ならかまいませんよ。

僕は、自分の書いている、後知恵での近代化を描く「ドラクエ1の続き」では徹頭徹尾、下水は複雑を避け直線単純配管、使い捨て、ベリー類茂みの中を蛇行する開放細流で生物処理する世界を描いています。

27

人間が、なぜ地球号に救命ボートを積むようなことをしないのでしょうか。

「前提を受け入れる
目的を定める
達成手段が前提に合っているか、非現実的でないか判断する
失敗時にすることも考えておく」

というのが、いかに人間にとって副次的で、重要でないことなのか、ということの証拠に他なりません。

目的を定め、優先順位を決め、試行錯誤を容認し、さらにr戦略…多産多死のように考えることは、できないのでしょう。
道徳が答え、としたいのでしょう。

それは僕には、地球人全体が「救命ボートは積まないぞ」と叫んでいるようにしか思えません。
その行動を選択していることは事実なのです。

さて、では人類の目的は?幸福とは?
目的追求が一番の幸福?
それ以上の「自己実現」のほうが上?

26

奨学金が問題になっています。
これについても、「前提」「目的」「選択肢」で考えてみましょう。

これが問題になるのは、前提が変化したからに他なりません。
これまでは、「大学に行けばほとんど全員、生涯年収が大幅に上がる」が前提でした。
つまり借金をして大学に行けば、ほぼ間違いなく借金を返せたのです。

しかし、要するに「大学に行っても半分は非常に低い賃金」に、前提が変化しました。
そうなれば、借金をして大学に行くというのは不利な選択になります。
厄介なのは、大学に行かなければ、ほぼ確実に非常に低い賃金なのです。

さてここで、目的は?選択肢は?
目的として、誰もが高等教育を受けることで、要するにより多くの金を稼げる優れた人材になる、という人は、前提の変化を理解していません。
高い給料の側が、高等教育を受けた若者を、今やそれほど多くは必要としなくなったのです。

問題なのは、目的に富国強兵が混じることです。目的を持って行動する、主語と言ってもいいでしょう。
これまで教育が重視され、奨学金も充実したほうがいいといわれてきたのは、多数の優れた教育を受けた人が、富国強兵に大きく貢献したからでした。
ですが、新しい時代はその前提すら変わったのです。
少数の桁外れに優れた人材以外、高等教育は受ける人にとっても、公にとっても損になったのです。

以前は、目的の主語が国であっても個人であっても、どちらも得をしました。今は、得をするのは一部の幸運な人だけです。

ここで選択肢を考えましょう。

現状維持…一番楽ですが、貸与奨学金を維持する国なども、受ける学生の半数もひどい目にあいます。

奨学金自体を廃止する…国は損を続けずにすみます。しかし、決定的に階層社会化が進むでしょう。それは国益になるでしょうか?

天才限定、給付型で生活費コミの奨学金に限定…これが、教育のコストパフォーマンスを高めるには最善でしょう。国益にも。ただ、反対のための反対が心配です。

奨学金を受ける生徒は、夢勉強ではなく就職につながる勉強をすること…大学が変化を嫌いますし、企業も学生に学力を求めません。

これだけ情報があれば、前提を認めて目的を選ぶことで、選択肢を検討することができるのでは?

25

人間が、ものを考えるということを少し客観的に見てみましょう。

人間の思考は、理性的といわれるものはまず前提があります。
そして目的があります。目的も前提の一部と言えるでしょうか。
その中で可能な選択肢を検討し、目的にかなう選択肢を選ぶのが思考による判断と言えるでしょう。

代表例は、チェスや将棋です。
将棋では、「今、自分は将棋をやっている」「将棋のルールは、自分の駒をルールどおりに動かすか、取った駒を盤面の空きに置く(殴りかかるのではなく)」という前提があります。
目的は、勝つことです。敵の王を取ることです。
選択肢は、盤面の自分の駒、それぞれのルール上可能な動き、そして盤面の空きと手の駒。それだけあります。
実際には、どの定石を選ぶかが選択肢でしょう。

ですが、実際にそのように理性的に考えている人はいるでしょうか?

実際には、「敵と味方」「権威」「直感」などで先に結論を判断し、言葉による説明はその言い訳に過ぎないことが普通です。
まして、自分の判断が間違っていたら、と考えることは、人間にはきわめて難しいのです。
タイタニックは、人数分の救命ボートを積まずに出港したのです。

24

人間が自然を破壊し、奴隷を虐待するのは、本当に利益のためでしょうか。

きちんと検討すれば持続可能かつ人道的でも同じ利益が得られるとしても、人は破壊的で残酷なやり方を選ぶのでは?
単純に、人は自然や文化財を破壊し、人間を酷使することが、好きなのでは?

それと、「前例踏襲」という人間集団の通弊も強いでしょう。
脱硫装置を買えばもっと儲かるし森も枯れない、と言われても、それをやると前任者に失礼だからやらない、というように。

チッソは、本当に水銀除去装置をつけたら倒産したのでしょうか?
いえ、高価な水銀を回収し再利用できれば、チッソにとってもお得になるはずです。
それができなかった…除去装置をつけたら、水俣病を言い立てる「国賊ども」に陣地を譲り、国そのものが破壊されると思って…敵味方識別装置が暴走し、敵意で頭が煮えて硬直して?
それ以上に会社の、さまざまな派閥や恩義、その他もろもろが絡み合って、より儲かる道すら選べなくなっていたのでは?

23

二分の一で憲法改正ができたり…
つい最近、日本人は民主党を政権に就けたことを忘れているのでしょうか。

憲法改正を望む人は、民主党は売国政権で日本を滅ぼしかけたと思ってますよね?
なら、その民主党が憲法を改正したり、戦争を始めたりしたら、まさしく亡国ですよね?

日本国憲法の改正が困難なのは、極左の改正からも日本を守っているんです。

22

小さいレンタルビデオ店の全部ぐらい大量のスタンダード曲を入れたiPod Classicか、小型のノートパソコン。
高級なUSB−DACポータブルヘッドホンアンプ。
クッション部が使い捨てか、液が浸透しない素材のヘッドホン。
携帯できる電源。携帯できる椅子。
それを担いで都市部を歩き、昼休みに音楽を聞きたいという人の、隣に立ったまま音楽を聞かせる、というのは仕事にならないでしょうか?

さらに、肌に当たる部分を消毒できるヘッドマウントディスプレイと、携帯できるDVDプレイヤーがあれば、公園で映画を見て昼休みを過ごさせて金を取ることもできるのでは?
まあ、バリエーションは少なくなりますが。

車や小部屋に防音室で、と考えましたがそれだと規制が多いでしょう。
でも荷を背負い、歩いて提供すれば……

あと、前も言いましたが、小さい部屋で高級オーディオを堪能するのもいい娯楽になるでしょう。

21

法と警察についての国民の認識は、いくつかに分けられます。

完全に公平。法を破れば確実に処罰され、破らなければ絶対安心。

金次第。

全く恣意的。自然災害と同じ、抵抗が無駄な巨大な力。

実際には、人によってある犯罪は「見逃される」と思っているし、ある犯罪は「絶対捕まる」と思っているものでしょう。
人は、どの法律を守るべきだと思い、どの法律は破ってもいいと思っているかがあります。

そして、警察・税務署は、さらに学校は、全ての法律を絶対に心から守るよう全員の心を作り変えるのが仕事です。

ちなみに日本では、奇妙なことに、冤罪が多いことは知られているのに法・警察・検察に対する信仰といっていいものがあります。
それほど学校と警察が機能している、ということなのでしょう。神の代わりをするほどに。

20

なぜスマートフォンは、この形でしょう。
ノートパソコン型携帯電話の延長ではなく、電子辞書程度のサイズの。

タッチパネルの技術と、高いインターネット接続、アプリケーション処理、それらの技術がたまたま、ぶつかり合うように進歩してしまっただけでは?

電子辞書を見れば、これがそのままスマートフォンで何が悪いのか、と叫びたくもなります。

19

今本屋でいくら倫理学・環境倫理学・生命倫理学を見ても、
「十億単位の大量餓死を起こさないようにする」
「文明崩壊・人類滅亡は防ぐべき悪」
「人間は食物・水・排泄物処理・熱・近代医学がなければほとんど死ぬ」
ということは、ほとんど出てきません。

せいぜい、環境倫理学における、ハンス・ヨナスの責任倫理の注釈で、人類の永続が語られる程度です。

倫理学にとって、なぜ人類滅亡は関心事ではないのでしょうか?
倫理学と核戦争は関係ないのでしょうか?

「我々は地球上の生命の存続のために戦う義務を負っていると私は信じる(カール・セーガン)」これは誰にも、特に哲学畑では一切受け入れられなかったのでしょうか。

ハンス・ヨナスは、どうしてどのように反駁され、現代倫理学の中核ではなく一つの説に過ぎないとされたのでしょう。
また、カール・セーガンの宇宙への視線や、バートランド・ラッセルやアルバート・アインシュタインの核戦争の警告も、現代倫理学の科目ではないのでしょうか。

人類が滅びるかどうかよりも、ミル・カント・アリストテレスの比較のほうが重要な倫理学とは、何でしょう?

18

回転寿司は、一つのキッチンから、料理を運ぶコストがないので安いそうです。

では、そのシステムを使うファミレスなどはなぜないのでしょう。
別に寿司でなく、ハンバーグランチセットが一品ずつ届いてもいいのでは?

回転寿司のメニューとして、ハンバーグはあるかもしれません。
寿司がなく、客席にコンベアで料理が届く普通のファミレスが、聞いた事がないのです。
ファミレスはドリンクバーなどセルフサービス化による費用節約を選んだ、ということでしょう。
さらに牛丼チェーンは、中に従業員通路があるカウンターという費用節約法を選んでいます。

どの費用節約が正しいのでしょう?

17

経済学の目的は、飯が食えること、誰も餓死しないことのはずです。
戦争に勝つことでも、合理的ではあります。
さらに、文明崩壊に至らないこともあるはずです。

現実の経済学には、どれもありません。

民のかまどを見て三年税を取らず、さらに無税と自分の貧苦を三年延長して、「民が豊かになったのだから自分は豊かだ」と言った仁徳天皇こそ、日本史上最高の経済学者だったと僕は思っています。
欲望を捨てろ、ではなく、欲望から見ても、皆が豊かなら天皇は最大の力を持っているのですから。

16

人間って、あまり農業は好きじゃないですよね。
アメリカの大金持ちやアラブのオイルダラーが庭を耕しているという話はついぞ聞きません。

ただ、芝生のためには世界の、ある程度以上の財産の持ち主は凄まじい情熱を発揮します。

芝生に使われている土地・農薬・肥料を野菜畑にすれば、大抵の家は野菜を自給できるでしょう。
トウモロコシ・ジャガイモ・ソバを輪作すればカロリーを自給できるかもしれません。
それどころか、芝生を刈らずに山羊を飼えば乳も自給できるでしょう。

人間の芝生に対する執着は、謎です。
ただ、芝生に凄まじく執着し、そこで野菜を育てようとはしない動物なんだ、とありのままの現実を受け入れるしかないのでしょう。

また、人は暴力的スポーツを好むのに、自分でやるのも嫌いです。

サッカーなどは明らかに、擬似的に地域・共同体間の戦争を儀式化したものです。
しかし、全員汗かいていい格好をして、何らかの安全な方法で殴りあう、というのはやらないでしょう。
安全で適度に身体を動かし競い合うなら、たとえば綱引きでもボート競走でも穴掘り比べでもいいのに、やりません。

また、ボクシングやプロレスを見るのは好きですし、若い子はケンカも好きなのに、みんながリングに上がって殴りあうことはありません。格闘技人口はごく少ないです。

15

砂漠を農地に変えることを目標とします。

今まで考えていたこと。
掘り下げて海水を溜めて水田にし、現時点ではアッケシソウやマングローブ、将来は海水で育つ稲。
または、極超音速スカイフックやカーボンナノチューブを長く安価に作れたら軌道エレベーター、核融合炉による海水淡水化。

今思いついたこと。
それらでなくても、太陽光を利用した蒸発式海水淡水化施設から、点滴灌漑で水を無駄にせず、少ない水でも育つ作物…現在作物とはみなされていない植物も含めて…を育てる、という手もあるのでは。
塩化ビニールを海水淡水化で出た塩から作ってパイプにすれば、ゴムを浪費することもないでしょう。

何を育てるべきかは、僕は知りません。サボテンやナツメヤシをまず思い浮かべますが、それも無知だからでしょう。
本当に、ごく少ない水で多くの油・デンプン・繊維・飼料となる枝葉を生み出す植物が何かは、僕はほとんど知らないのです。

まあどのみち、今の人類のやっていること…森林地帯を耕地化してから都市化。砂漠地帯を化石地下水で農業。
あるべき姿…海に都市や養殖鎖を浮かべ、砂漠を海水や淡水化した海水で潅漑、というわけです。

14

厳罰を求める声が強いです。
「レ・ミゼラブル」の、飢える子のためパン一つ盗んで十九年、というのを望んでいる人は結構多いのではないでしょうか。

いや、クレヨン一つ盗んだ五歳の子を絞首刑にする社会すら、望んでいる人は多いのではないでしょうか。

公開処刑が娯楽、というのも人間の本来の好みかもしれません。

13

三年後、自民党政権がまた無様をさらして…それでどうなるでしょう。

また民主党、はないでしょう。民主党は間違いなく次の参院選でほぼ全滅します。

しかし、前例を見れば民主党は、何度も壊滅しても解散はしませんでした。
自民党も同じです。

少なくとも、安部自民が今後十年パーフェクトゲームを続け、憲法改正も成功させほかの野党をすべて駆逐して、ということはないでしょう。政権交代前の自民党がどれほど寿命が尽きていたかは、今忘れられていることが不思議です。

しかし、民主党が復活するのも、共産党政権も、今存在しないか無名のリベラル野党が躍進して政権を取るのも、どれもありえないと断言できそうなほど可能性が低いのです。

自民に対する野党は、維新しかないのでしょうか?

12

エネルギーが事実上無料になる道筋として、

1地球に近い軌道で飛んでくる小惑星を捕獲する
2その小惑星に、在来型ロケットで乗りつけ、資源を採掘して工場を作る
3大量の太陽電池を作り、地球に電力を送信する

というのも、軌道エレベーターが実現できなくても可能です。

11

とっても単純なこと。

天皇を女系容認か、男系男子かで議論があります。

男系男子と決めて、旧皇族の男子を復帰させて、それこそ現皇族の女子を娶わせて男系男子で継承したとします。
その五十年後、また連続八人女子で男系が絶えたら、その「次」には旧皇族の男系男子はいません。
そして、一度男系絶対が皇室の本質だと決めた以上、それに対処するには皇室の血が極端に薄い男系の、ずっと臣下であった者を皇室に入れるか、または皇室が絶えることを認めるかしかありません。

そんなことは絶対に起きないと信仰している、というのなら、悠仁殿下一人に全部賭けても差し支えないでしょう?

10

アルジェリアあたりは、骨の髄まで部族社会で、支配が難しいはずです。

イラクやアフガンも。パキスタンも。

なぜ、タリバンはそのどれも自由に動かせるのでしょう?

そして、タリバンがインドネシアを支配していないのは、なぜでしょうか?

9

あればとことんありがたいホームベーカリー。
小麦粉・砂糖・塩・水・「リンゴの皮少々orオイルなしレーズン数個」をそれぞれ正しいところに入れてセットすれば、丸一日かかるけどおいしいパンが焼けている。

ホームベーカリーを結局使わなくなるのは、ドライイースト・スキムミルクなど結局は高くつく材料が多いからだと思います。
小麦粉そのものは米より安いのですが。

天然酵母をちゃんと維持し、手でパンをこねて焼くのは、いくらなんでも面倒です。

そうそう、ホームベーカリーがこれほど普及しているのに、普通のスーパーでは小麦粉が1kg単位なのはなぜでしょう?
もっと多くてもいいのでは…10kgの米のように。

ネットなら、25kgはあります。
そしてそれを、上の全自動天然酵母ホームベーカリーで活用したら、米飯より安く暮らせるかもしれないのです。

8

人類滅亡を最大の悪と考えたら。

研究を許したらグレイグーになりかねない、だから研究は禁じるべきだ、というのも正しいでしょう。

予防原則に徹して進歩を止めたらジリ貧にならないとも限らない、だから研究をすべきだ、というのも正しいでしょう。

だからこそ、どちらにしても、無人恒星間播種船はばらまかなければなりません。放送はしなければなりません。
深海・地下・月面に、人と家畜を維持しなければなりません。種籾と本を埋めなければなりません。

7

あいも変わらず、とっくに書き上げた作品の設定を考え続けてます。

至近距離と遠距離両方カバーする…
338ラプアと25mmグレネード(散弾兼用)の左右二連、ブルパップ。
どちらも下から薬莢排出、下から箱型薬莢。

338ラプアはボルトアクション。
25mmグレネードはポンプアクション。
25mmグレネードには00バックもあり、高初速でサブマシンガン15発分ぐらい一発でぶちこめる…

グレネードに遠距離と考えれば、ボルトアクション25mmグレネードだけでもいいかもしれませんね。
銃身を少し伸ばして、高初速で一発十本ほどサボ分離フレシェットをライフル速度で発射できるようにしておけば。

6

労働基準法を、現実にあわせたらどうなるでしょうか?

休日は、可能ならば(要するに存在しない)。
労働時間は一日十八時間が原則、残業も無制限。
最低自給は50円。
上司の命令権に際限はなく、むち打ちと絞首刑を、裁判なしでしてかまわない。

それが世界標準で、日本人もそうしなくてはならないのでしょう?

それが当たり前となったら、日本はどうなるでしょうか?
本当に財政は均衡し、日本は国際競争に勝つことができるのでしょうか?

5

コンテナは規格化され、積み重ねて船に乗せ、鉄道で運び、トレーラーに移して牽引することができます。

トレーラーハウスというものがあります。
トレーラーで牽引する箱に、人が住むための設備…トイレ・シャワー・洗面所・キッチン・寝室などがそろっています。

コンテナ同様に、積み重ねれば集合住宅、牽引すればトレーラーハウス、船に積めば客船、とできないでしょうか?
いや、それこそ規格コンテナサイズにすれば、現在ある物流がそのまま使えます。

ノマド時代には、住居が規格化され移動できるようになればメリットは大きいでしょう。

4

日本政治は、完全に終わったのでしょうか。
夏の参院選で自民党が圧勝。その次の衆院選でも、次の参院選でも自民党が圧勝し、事実上野党が存在しなくなる。
それで憲法改正。
それ以外に未来はないのでしょうか?

いえ、今日の、「第二次安倍政権の高支持率」を、三年前の誰が予測したでしょう。
民主党の圧勝を見て、自民党が崩壊すると多くの人が予想していました。
予想は外れるのです。

しかし、次の参院選で民主党が圧勝し、そのままねじれで自民党政権を追いつめ、次の衆院選で民主党が勝ってまた政権交代……それは考えられません。
民主党に対する国民の拒否感情は圧倒的と言っていいほどです。

少なくとも、ずっと自民党がパーフェクトゲーム、ということはないでしょう。
自民党もミスをするはずです。
少なくとも、今年の八月十五日に、首相が靖国神社に参拝してもしなくても強く批判されるのです。

では、維新の会が挑戦権を得て、次の衆院選で自民党に勝って政権を取るでしょうか?
自民党の完全一党体制以外は、維新の会以外考えられないのが現状です。

次の衆院選前に…参院選で壊滅した民主党が解散、自民党も無様をさらし、維新の会も自壊していたら、「いっそ共産党」…それは絶対にないと思いますが、まあ日本政治に絶対はありません。

左派政党は多様で、一つにまとまれば民主党となって野合無能と批判され、ばらばらでは小選挙区制では議席を得られません。
今後、民主党が続いても相手にされないでしょう。
でも民主党が解散し、それからまた中道左派が集まっても、第二民主党と揶揄されるだけでしょう。

日本人は、第三の希望を創り出すことは、絶対にできないのでしょうか。
安倍自民の保守でも、維新の会のポピュリズムでもない。
現実的なリベラル。自衛隊を否定しない社会民主主義。
市民的自由と、極貧層の生存を最優先する。

小選挙区制になった時点で、いや保守合同の時点で、もう詰み筋は確定していたのでしょうか。

3

憲法に関しては、僕は単純です。
改憲はするべき、論理的に完全じゃないから。
でも、馬鹿が改憲をするのは反対。

今の日本国憲法九条には、解釈改憲を許すという欠陥があります。
自衛権を否定し「侵略されたら」を明記するか。
それとも自衛隊が容認されるように改正するか。
どちらにしても改正しないと、子供の質問に答えられません。
その、子供の質問を考えること自体を絶対否定する護憲派は、僕は思考停止だと思っており支持していません。

しかし、明らかに戦中の日本を楽園だと思っている、近代の人権という概念を全否定しているような、ものすごい権威主義の人たちが、今の改憲運動の主力です。
自民党の改憲案がどれほどひどいものか。
少なくとも、僕は自民党には改憲して欲しくありません。

自民党でも、共産党や社民党でもない、現実をちゃんと見て人権を認める政治勢力に改憲して欲しいのです。
しかし、そんな勢力は絶対に存在できません。

2

人間の脳は、「こうすればうまく行くはずだ」と常に思いますが、実際やれば絶対失敗することがあります。
下放。
農村の厳しく自然に満ちた暮らしを経験することで、より心身ともに優れた人になれる。
現実は…

1

僕の中には二人の思想家がいます。

一人は、徹底的に弱肉強食で、多数の餓死者が出るのを避けられないと思っています。
それで起きる社会不安を、自殺を強要したり魔女裁判を煽ったりして暴力で封じ、また道徳を強化してごまかす、とも考えています。

もう一人は、同じ前提でも全員の生存権を保障するために、と考えています。