枕元の計算用紙
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31日
日本やアメリカの左派には、近代史全体を悪逆非道として描く傾向があります。
コロンブスから虐殺が始まり、世界中を虐殺し奴隷とし、とことん虐殺と圧政が続くと。
日本もその加害者です。
また、産業革命そのものが悪魔であり、それによって無数の労働者が悲惨な生活をし、そして近代社会を支えるための圧政で呻吟したと。
わずかに、平等や自由の方向の努力もあったが、それも圧殺され続けたと。
何より近代工業は持続不可能で、人類を滅ぼしてしまう呪われた道だったと。
彼らが忘れていることがあります。
コロンブスが、ワットやガリレオがいなかったら。
いやコロンブスはいてもいなくても、産業革命が起きず近代自然科学が流産していたら、人類はそのまま世界のあちこちで低技術水準の文明で暮らし続け、間違いなくそのうち滅びるだけでした。
滅びるだけなのです。
どんなに長くても十億年で、太陽の温度が上がるとか地球の水がマントルに吸収されるとか、いろいろあって海は干上がり地表は灼熱になります。岩の奥の古細菌は生きられるかもしれませんが、多細胞生物は生存できません。
そんなに持つはずもありません。百万年に一度程度の巨大火山噴火や、一億年に一度程度の巨大隕石で、間違いなく人類は滅亡していたでしょう。
今の人類も、自滅を避けて持続可能経済で生きていっても、滅びるのです。
宇宙に出るか。あるいは次元を操って新しく宇宙を作るとかのむちゃくちゃか。
何かしなければ、地球に閉じこめられた人類は滅亡するのです。
人類が、チベット仏教の空中浮揚で火星に植民することはないでしょう。
科学技術だけが、避けられない滅亡から人類を救えるのです。
人類滅亡がかまわないことなら、核戦争での滅亡でも長期的な滅亡でも、何の違いがあるでしょう。
あと、人権や動物の福祉さえ、近代は部分的には大きくよくなっています。
確かにポルポトのような悲惨のきわみもありますし、戦争で死んだ人、拷問虐殺強姦された人にとっては、近代そのものを恨みたくもなるでしょう。
しかし、近代以前に虐殺拷問強姦がなかったかといえば、当然ありました。
熊いじめのような動物虐待娯楽すらありました。
近代以前のイスラム帝国も、黒人奴隷を大量に輸入し酷使し殺したのです。
近代は楽園ではなく、血にまみれています。しかし前近代も、少なくとも同様に血にまみれているのです。
そして近代の延長以外、月に立ち、そして地球の生命の生息圏を広げる可能性はないのです。
これも断言します…前近代のままでも悲惨はあるし、そのままでは人類滅亡しかないことを見ない近代批判者・環境保護主義者たちは、人類の存続を問題としてはいないのだ、と。
ただ、批判したいだけなのです。
30日
南アメリカ大陸には、巨大な草原地帯があります。
草原地帯は、牛のような大型草食動物が木の苗をすぐ食べてしまうことで草原であり続けるはずです。
逆にそれがなければすぐ森林になるはずです。
コロンブス以前の南アメリカで、何がその役割を果たしていたのでしょう。
ヌートリアでしょうか?グアナコの類でしょうか?
それとも先住民の野焼きでしょうか?
29日
一人暮らし、特に出るのは自由なのに、建物構内に入るのに鍵が必要なオートロックマンションでは、鍵を忘れて外出したら悲惨なことになります。
それを予防するのは簡単です…構内から出るのにも鍵が必要、とすることです。
なぜそうではないのか。
理由は簡単、そのような建物を設計する人は、一人暮らしを想定していないからです。
一人暮らし、というのは人間の歴史ではきわめて例外的な、異常事態です。
いっそ、外に出るために「鍵を開けてドアを開ける」「冷蔵庫以外全電源・水・ガスを閉める」が必要であれば……
でも今は、タイマーつきエアコン、タイマーつきのガスを利用する浴室乾燥機、洗濯機などいろいろあるので、うかつに全部シャットダウンはできないですか。
28日
イプシロンロケット打ち上げ延期。
どれほど宇宙ロケットが困難なことか、改めて思い知らされます。
しかし、それでも情熱をかける人々はいるし、研鑽は続いているのです。
やはり化学ロケットそのものの限界はどうしようもない、という冷徹な事実も考えるべきでしょう。
そうなると、まず現存の素材で可能な極超音速スカイフック。
さらに、研究されているさまざまな、化学ロケットでない宇宙往復技術。
それらの進展にも力を入れねばならないでしょう。
今の、少なくとも日本人はどの程度宇宙に関心があるのでしょう。
ひたすら緊縮財政という空気は、それも圧倒するほどでしょうか。
27日
アメリカの対テロ戦争では、秘密を守らなければならないこれらのうち、いくつが屈服したのでしょう。
カソリック教会の、俗に言う懺悔(告解)
医者、特に精神科医のヒポクラテスの誓い
カウンセリング
弁護士の守秘義務
図書館
私企業の企業秘密
他にも僕が知らない、秘密を守りたがるギルドはいくつもあるでしょう。
図書館は屈服したと聞いたことがあります。
では、医者は?カソリック教会は?
カソリックは、徳川家康が「将軍暗殺計画を聞いても、秘密を守らなければならないのか」と聞いて、その通りと答えたので弾圧されたほど、告解の秘密にこだわります。
たとえテロ計画であっても、でしょうか。
アメリカはそれを許さざるを得なかったのでしょうか、あの時の暴走したアメリカでも。
26日
圧縮空気を利用して、エンジンの熱効率を従来の最大30〜40%から60%まで上げる方法が開発されたとか。
進歩は今もあるのです。われわれがほとんど関心を失っているだけで。
25日
戦場における人間の崇高な自己犠牲には誰もが涙します。
しかし、それも人類という動物が、そうするように作られているだけです。
ナチスドイツの兵士も祖国・戦友のため、崇高に自己犠牲をしたのです。日本軍の兵士ももちろん。
虐殺強姦と同じとすら言えるでしょう。
虐殺強姦も、戦場の自己犠牲も、人類の、動物が生きるためのプログラムなのです。
そこまで善悪美醜を無視したら人ではなくなる、とも言われそうです。
しかし、人は動物であり、人の心や行動は全て脳が行うことだ、ということを忘れ、神の被造物、神そのものだと勘ちがいしたら、暴走が始まります。
忘れてはならないのは、人は抽象的な概念のために戦争をしますが、あくまで個々の兵士は戦友のために命をかけることです。
24日
ヤマトの、技術だけを受け継いで理想的な艦隊を作ったら…
ヤマトの世界自体は、常に艦隊で波動砲斉射のドクトリンにこだわり、全滅ばかりしています。
通用するのはヤマトの、白兵戦戦術…土方ドクトリンだけです。
○三つの小型波動エンジン、一撃離脱する巡洋艦
敵の場所さえつかめば、敵の近くにワープする、拡散波動砲を発射する、ワープで離脱するの三回、それぞれ別の波動エンジンで短時間に。
また、本来は波動砲、特に拡散波動砲は一斉発射より、艦隊全体で交互に、機関銃のように撃ち続ける戦術もあるはずです。
○土方ドクトリン用、衝角つきで戦闘機級の機動性がある人員輸送機
突入白兵戦で、ヤマトは大きい戦果を挙げています…犠牲も大きいですが。
それを考えれば、より少ない犠牲で白兵戦をこなすために、戦闘機と艦砲射撃の援護で敵地に突入し、味方が破壊工作をするまで橋頭堡として自衛できる、重武装重装甲の…むしろ強襲揚陸艦に近い性能の艦、揚陸艇に近い性能の輸送機が必要とされるでしょう。
衝角で敵要塞などの壁をぶち破り、その穴から敵の内部に多数の兵員を送り込む、というわけです。
○パワードスーツまたは9mぐらいの小型可変機
白兵戦の犠牲を最低限にするには、生身よりもある程度装甲があるほうがいいはず。
小型可変機があれば、戦闘機として敵の防空網を切り破り、そのまま変形して大きい通路で行動できます。
人型ではなく、多脚型で狭い廊下を移動できるものでもいいかもしれません。
23日
文明に寿命があるのは、木の切りすぎ・水路が埋まるなどもあるでしょうが、「禁止の蓄積」も結構大きいのでは。
あれをするなこれをするな、何日は休日だ、色はこれとコレを禁止、この文字は皇帝の名の一字だから使うな、鯉も食べるな…
そんな積み重ねで、水路を浚渫する余裕が社会からなくなるのでは。
不労所得者も蓄積されていきますね。
宗教、廷臣…
それだけ税も蓄積されていきます。
22日
僕が、先進国でクーラーの効いた部屋で、飢え死にもせず安全に暮らしている。
それは、米軍がどこかで幼児を拷問虐殺しているおかげであり、それがなければ維持できないものであり、ゆえに捨てるべき罪でしょうか?
21日
エジプトで博物館が略奪されたとか。
そうなるのはわかっていなければなりませんでした。
そして、なぜ僕より頭がいい人たちがもっと先にそのことに気づき、「アラブの春」が始まった時点で貴重品は全部大英博物館に預けておかなかったのでしょうか。
まあ、大英博物館は事が収まっても返さないかもしれませんが。
いっそのこと、人類の共通遺産を守る、国家とは独立した軍隊が欲しいほどです。
これがアラブの春の結果なのでしょうか。
「なぜ国家は衰退するのか」の言う通り、収奪的政治体制はたとえ転覆されても収奪的になるだけでしょうか。
だとしたら、その著者に聞いてみたいものです…あなたがエジプトの学生なら何をするか、と。
20日
ラグビーやレスリングのための肉体を作って、それで大相撲にもちろん相撲のルールを厳守して参加し、それで丸二年間全場所を務め、怪我もなく幕内には入れるだけの勝利ができるとしたら。
相撲の伝統であるあの体格、そのための全ての稽古と生活、それらは完全に反証されるでしょう。
19日
僕は倫理学が、人類の存亡を問題にしないことが不思議だと思っていました。
それと同様に、今のこの世界で何億人も極貧であり、拷問され、虐殺されていることも、倫理学は問題としていません。
18日
店の冷蔵庫でふざけ、その写真をネットに、というのが最近よくニュースにあります。
悪いことは悪い。
少しでもいけないことがあれば、わずかな不衛生のリスクでも、店を閉めてでもわびる。
逆に閉店するまで許さない。
おかしい、と言えば、罵倒と非難。
日本の不寛容は異常だ、とそう思わないのでしょうか。
17日
アメリカが強制収容所で人を拷問虐待している、とよく告発されます。
なぜ、そこにガス室はないのでしょう。
いや、単純に沖に出て海に放り込めばいいじゃないですか。
飛行機から突き落とせばいいじゃないですか。
なぜそうしないのでしょう。
残虐行為をためらうわけではないのに、でもどこかに何か一線があるのでしょうか。
アウシュビッツで、死体の金歯を抜き、髪をマットレスに、脂肪を石鹸に加工しても、人肉の缶詰を普及させることはしなかったように。
16日
反省は、「あの時、別の選択肢を選んでいればよかった」でしょうか。
もし、「過去に行く」「自分の記憶を過去に戻す」ことができても、その事態を予防する術が一切ないとしたら、「別の選択肢を選んでいれば」という反省は無効になります。
完全に偶然であった場合がそれでしょう。
家族を人質にされて政治家を狙撃する、「もしやり直せるとしても、俺は同じことをする」でも、「別の選択肢を選んでいれば」反省は成立しません。
さて、日中・太平洋戦争…いや、台湾・韓国併合は、タイムマシンと狙撃銃があれば、どうすれば阻止できたでしょう。
いや、それどころか北海道や沖縄も、本来は日本領ではないのかもしれません。
どうすればよかったのでしょう。
そして、別の選択肢を選んだ日本の、いや世界の歴史はどのようなものでしょうか。
それを考えることこそ反省のはずです。
いや、それとも反省というのは、それとさえもまったく違うことでしょうか。
「もしやり直せるとしても、俺は同じことをする」と誰もが納得する事情があっても、完全に偶然でしかないとしても、それでも責任は免れず心から反省し謝罪しなければならないとしたら?
それはもう、僕に考えられる「反省」「責任」「謝罪」とはかけ離れています。
そして、それが本当の「反省」「責任」「謝罪」なのかもしれません。
それが可能なのは、宗教の域です。
無辜であったヨブが心から神に服従するように。
その時生まれていなかった…コミンテルンの陰謀に操作された…他に選択肢はなかった…それらすべてが無意味になる絶対の反省。絶対の責任。無限の謝罪。
求められているのは、狂気の域に達する、理性を完全に破壊した向こうの魂の世界にある謝罪なのかもしれません。
実際に日本社会はそれを求めますね。
顔を見たこともない父親の犯罪にも責任を取り、謝罪し反省しなければならないのですから。
人間というのは徹頭徹尾狂っている、ただそれだけのことです。
15日
安部首相、靖国神社参拝せず。
今回の声明でも参拝反対派は非難するでしょう。
といってもその反対する側は、安部首相が何をやっても攻撃します。生まれた時点で、反対派にとっては血縁だけでも敵です。
逆に安倍首相を救世主のように持ち上げている右派は、これで満足できるでしょうか?
どちらにしても、安部首相は両方に批判される運命です。
安部首相がしたいことは、堂々と参拝できるように中国や韓国、そしてアメリカを説得することです。
ぶっちゃけ、アメリカから参拝していいよと許可を貰うことです。
そのためにどうすればいいのでしょうか?
無理としか思えません。
何を言おうが、中国・韓国・アメリカにとって、「日本は絶対悪」という物語は最も深いアイデンティティ、絶対に譲れないのです。
でも、何か日本は外国に発信することはできないのでしょうか。
日本の保守は、日本では確かに力を得たかもしれません。
しかし、海外の人に日本保守の物語を発信し、納得させる努力をどの程度しているでしょう。
安部首相がそれを本気でやるとしたら…必要ないでしょうか、このまま現状維持が一番安全です。
14日
この暑さは災害なのでは。
そして、クーラーの有無は生死に関わるのでは?
クーラーを持っていない、電気代が払えず電気が止まっている世帯は、生命に関わるのでは?
さらに、前に火山噴火の夢を見た翌日気がついたことですが、今富士山噴火などで首都圏の電気がなくなれば、首都圏で生存することは非常に困難では。
原発事故の最悪の事態同様、首都圏全域から人が避難しなければならないという、国の破綻にすらつながりかねない大災害になってしまうのでは?
そしてそれは火山や地震だけでなく、他の原因でも起き得るのでは?
ホルムズ海峡での大規模テロと石炭火力発電所の故障が同時に起きるとか。
13日
数字的には極端に貧しいけれど、十分容認できる「最低限度」の生活水準なら、世界全体で実現することもできるのでは?
キーテクノロジーは衛星電話網と、風力・太陽光発電、太陽熱調理器、淡水魚養殖です。
一日二千カロリー、必要最小限のタンパク質とビタミン
清潔な飲み水、数日に一度程度の入浴
ある程度清潔な衣類
インターネット接続、ワンセグテレビ・ラジオ兼用の、スマートフォンやネットブック程度
それを利用した通信教育
一日二時間それが使える程度の電力
それを、今とほとんど変わらない収入で実現することは可能なのでは?
まあ、病気によって労働力が失われる…動けない患者と介護する家族の二人ずつ…という問題があるので、医療は必要かもしれません。
それも、教育と栄養は大きく力になるでしょう。
というと問題は、なぜ我々が現実にそうしていないか、です。
12日
新自由主義には、ライバルはないのでしょうか。
人間社会の唯一絶対の解であり、どんな国や政情にも対応する、完全な経済思想なのでしょうか。
僕は、その「ライバルは不要。自分だけが絶対に完全に正しい」という姿勢、それ自体が誤りだと思っています。
カソリックやナチズムのように、絶対に正しいのだから反対者は殺していい、となってしまいかねないと。
というか、現実的な検証は行われているでしょうか。
新自由主義以前は貧困だったけど新自由主義を採用して豊かになった国は、いくつあるでしょう。
中国がそうでしょうか?
少なくとも、経済の自由化はGDPを押し上げる、そのことは証明されています。
韓国と北朝鮮の、夜の宇宙からの写真…地続きなのに北は真っ暗南はピカピカ、が証拠かもしれません。
しかし、韓国が豊かなのは、新自由主義のためでしょうか、それとも昔の保護主義的な…計画的な国家資源配分のおかげでしょうか。
僕自身は、新自由主義にもライバルは必要だと思っています。
ライバルがなくただ実行あるのみというのは、危険ですから。
それに新自由主義も多様なはずです。
政治的な権威主義、身分制度を伴い、弱者は餓死するのが正しいとして治安だけを徹底して守る解もあります。
弱者を虐殺してでも経済的自由と秩序を押し通す解もありえます。
弱者の生存権を認め、最低限の衣食住は配給する解もあります。
11日
僕は理系で一番頭のいい人間が、医者や金融工学に進むのはもったいないと思っています。
合金や核融合でも研究すれば世界がより豊かになるのに、と。
素粒子物理学でも人類そのものが前進できるのにと。
では、文系で一番頭がいい人は、何をすべきでしょう。
現状、弁護士はもったいなくないのでしょうか?
日本の、理系なら医学部・文系なら東大法学部から官僚、というのももったいないと言えばもったいないです。
鉄や繊維を研究してくれ、と思ってしまいます。
10日
原爆で不謹慎なことをよく思います。
マンハッタン計画と同じように、世界の天才を集めて青天井の予算を注げば、今は何ができるでしょう。
実用できる核融合炉は?高速増殖炉は?
海水で育つ稲は?
軌道エレベーターは?
自己増殖ナノマシンは?『太陽の簒奪者』のように、水星を数十年で巨大な太陽電池に作り替えてダイソン球にし、地球にレーザーでほぼ無限の電力を送ってくれるような。
レプリケーターは?
正直、天才は金融工学なんてやらずにそっちの研究をして欲しいです。
と言っても今の地球で、核融合炉どころか波動エンジンが実現したとしても、それで全員豊かに暮らせるかというと…
資源やエネルギーが足りないから貧しい人がいるのではなく、貧しい人がいる政治システムを全員が保守しようとするから、だったら無限エネルギーも世界最貧民の役には立ちません。
9日
南米の、アメリカの傀儡政権の軍部が、何万人も拷問虐殺した、という話はよく聞きます。
その、拷問される側の物語は、多く語られ容易に想像できます。
しかし、拷問する側の物語は、誰が想像するでしょう。
文学を含む、どこの本にあるでしょう。
拷問が許せない。だから実行した兵士は殺してやりましょう。
でも、その兵士も赤い血を流す人類のはずです。
両親もいるし、妻子もいるかもしれません。
命令されたからだと言うでしょう。
では命令した下士官。指揮した将校。軍政権指導者。
アメリカの経済学者やCIAの工作員。アメリカの軍や政府の大物。
アメリカ大統領。その上にいるのかいないのか知りませんが、ロスフェラーでも三百人委員会でも何でも。
全員、赤い血が流れる、両親も妻子もいる人間のはずです。
何を考えているのでしょう。
その拷問虐殺で、あなたはいくら得するのですか?
拷問命令に唯々諾々と従うことで、給料がもらえる。それで子の病気の薬を買える。それはわかります。
アメリカの大金持ちは、バナナ共和国を傀儡にすることで、一兆ドル儲かる。それもわかります。
でも、本当にそれで、その加害者ピラミッドの全員がちゃんと得をしているのでしょうか。
もしかしたら、フォードのようにバナナ共和国の民を豊かにしたほうが、一番上も得するのでは?
それとも、楽しみでやっているんだ、としましょうか。
合理性なんて知ったことか、人間は拷問が大好きなんだ、と。
8日
緊急地震速報が外れたことで、批判があります。
しかし、誤った警報を強く責めすぎると、本番でひどいことになります。
最悪、研究も萎縮します。
複数の機関が研究し、別々に結果を出して検証するのがよいでしょう。
7日
グローバル時代には、ごく一部のとてつもなく優秀で幸運、しかも学費を払える金持ちの子弟以外、世界で最も貧しい層まで給料が下がるのが必然のようです。
しかし、安すぎる労働力は収奪的政治・経済体制を作ってしまいます。
そうなるとイノベーションより収奪のほうが儲かるので、長期的には社会が衰退します。
新時代には、それも不可避でしょうか?
地球全体が衰退を免れない、奴隷制度の身分制帝国になることが。
6日
核廃絶を誓う日ですが、単純に無理であることが忘れられていませんか?
イスラエルは何があっても核保有を認めず、ゆえに核を廃棄することもありません。
麻薬組織が核を保有していないことを、証明することはできません。
核廃絶は悪魔の証明になります。
核兵器が使われたら人類滅亡、というので人間は核と共存できない、とありますが、大型原潜・大深度基地・宇宙基地など、リスクを分散することも考えればなんとかなるのでは?
核廃絶か滅亡か、という決め付けを叫ぶだけで、滅亡に本気で備えることを人類はしていないのです。
5日
あると便利だろうな、と思うもの。
ターンテーブル式の電子レンジで、六角形の組み合わせで三つの食品を一度に加熱し、そのまま食べられたら、便利でしょう?
一見、ちょっと丈の高い耐熱陶器カップ。
六角形。
重めの耐熱陶器蓋がある。空気を逃がすことはできるが落ちることはない。
4日
人類は多人数の、それぞれ異なる心を持つ個体の集まりです。
大きい群れもすぐに、小さい群れの集まりとなります。
感情の同調、命令系統はありますが、テレパシーはありません。
さらに個人も、ばらばらな脳内モジュールが葛藤した結果の出力です。
今までの、個人が集まるというモデルは無効なのでは。
群れそのものを、別の何かとしてブラックボックスとして扱い法則性を見出すべきなのでは。
動物行動学としての人間、さらに「人間集団行動学」というべきでは。
3日
Aは120%頑張っている。
それで、BのAに対する評価は、60点が合格ラインで23点。
さて、どうすればいいのでしょう。
家族では、きわめて多くのことがその水準では。
2日
書店の日本政治の棚が、最近恐ろしく貧困です。
経済的な、アベノミクスの賛成や反対。
旧来左派による安部・橋下、改憲批判。
保守の立場からの安部礼賛、改憲して祖国を守れ。
この三つしかありません。
自民党が圧倒的に強くなり、事実上野党が存在しなくなったこと。
今年の都議選・参院選における共産党の躍進。
それらを客観的に分析している本がどこにもないのです。
まして、三年後の次の選挙の見通しなどどこにもありません。
新しい野党を作るため有権者は何をすればいいのか、など一冊も見当たりません。
もう、去年の衆院選から八ヶ月近く経っています。
なのに、それが…民主党の崩壊に、「政権交代のある民主主義の夢が完全に潰えた」ことが、ろくに総括されていないのです。
1日
どんな作物と家畜がほしいか、まるっきり自由に考えたら何が想像できるでしょう。
まず、恐竜など絶滅動物から家畜かできたら、と。
次に、何の制限もなく。
次に、今知られている生物学で可能なものを。
僕がドラクエの二次創作で考えた作物や家畜。
「竹綿」モウソウチクに似て、筒の中にいい繊維が詰まっている。
「アブラマツ」松の実(現実に良質の油を多く含む)をたっぷりつける松。アブラヤシに近い大量の油脂を得られる。
「田豆」水田で育てる豆。味は悪いが納豆にはなる。
(無名)葛に似るが現実の葛より利用範囲が広く、種=豆、根=芋の栄養価が高い。黄土高原を好み、山岳地帯にも適応。
「セロ」ヒツジを牛サイズにし、角をとんがり帽子にしたよう。牛同様乳・肉・皮・役畜何にでも使える。瘤があるのとないのがある。
「ラツカ」柴犬ぐらいの、カンガルーのように二本足ではねる家畜。小さい分繁殖や成長がとても早く、多数で群れをなす。山岳地帯や葛だらけの裾野に適応し、草を反芻する。毛がとても長く良質、脂身の多い肉もうまい。
「ベルベ」羊サイズの象。木の葉が主食。
「ゼド」クマと犬の中間。穴掘りと木登りができる大型犬。毛も利用可能。
「キーモア」飛べない鳥。要するにニワトリ。
「アカアリ」3cmぐらいにはなる、木の葉を切り取ってキノコを育てるアリ。幼虫・卵が高脂肪高たんぱく質。
「ヒポタム」小型のカバに似た、騎乗もできる役畜。海・淡水の両方で生活でき、海藻や水草を好んで食べる。きわめて力が強く、厚く硬い皮と頑丈な頭蓋骨の突進は槍衾でも止められないし、牙も強力。水田で鋤を引かせることもできる。
「バロ」ロバとヤギのいいとこどり。悪路にも強く、木の皮や質の悪い草も食べられ頑健。たっぷり得られる乳はいいチーズになる。
「ペッカー」超大型犬ぐらいの飛べない鳥で、良質の卵を産み、知能が高く雑草と害虫だけを食べろ作物は食うな、としつけることができる。残飯や野菜クズも喜んで食うし、草だけでも育つ。
「ギヘヤエフ」要するにラクダ。砂漠に適応した鼻の長い役畜。塩生植物も食べ、海水を飲むこともできる。トゲの多いアカシアのような厄介な植物も食べる。長い毛はとても質がいいし、乳もうまい。
「ブホ」鼻のかわりに角が頭の前に突き出し、それで地面を掘り返す小さめの豚。人糞から草の根までなんでも食べる。肉もうまいし皮も良質。
「ガベーメ」甲羅の柔らかい羊サイズのリクガメで、広葉樹針葉樹問わず木の葉を好んで食べる。卵も肉もうまい。変温動物なので、少ない飼料から多くの肉や卵を得ることができる。
「ミラジ」羊同様に草を食べて最高品質の毛と肉を得られる角のあるウサギ。
その他、陸カニの栽培種、水田に浮く葉野菜、潅木豆などいろいろ。
でも実際には、かなり平凡になりました。
現実世界の「馬・牛・羊・山羊・ニワトリ・ラクダ・豚」はきわめて完成度が高いシステムであり、追加をほとんど必要としないのです。
たとえば「ラツカ」と「ミラジ」は小型羊であり、機能としては重複しています。
僕の設定は、「樹木の葉を食べる」家畜が充実していることが現実とは違います。
現実には、草原で進化し草本を食べる家畜が多く、樹木の葉を好んで食べる家畜はほとんどいません。ヤギやラクダが潅木の芽を多少食べ、カイコが桑の木の葉を好むぐらいでしょうか。
僕は、人類が森を切り倒して畑にする癖が嫌いなのです。それで環境危機が起きているとも思っています。
皆さんも考えてみましょう。たとえば、絶滅動物で生き返らせて家畜にしたいと思えるのは?