枕元の計算用紙

枕元の計算用紙

2013年12月

1日 2日 3日 4日 5日 6日 7日 8日 9日 10日 11日 12日 13日 14日 15日 16日 17日 18日 19日 20日 21日 22日 23日 24日 25日 26日 27日 28日 29日 30日 31日

31日

技術的楽観主義は、環境保護側から見るとコルヌコピアン（幼いゼウスを育てた山羊の角から作られた、いくらでも食物が出る豊穣の角を使った揶揄）と批判されます。

なんで場合分けが出来ないのでしょう。

前提１：今後、科学技術は何も進歩しない。資源もすぐ尽きる。
その場合は、持続可能文明になっても銅が尽きたら終わり。
長期的には宇宙船地球号の収容人数は、石器時代の二千万程度。しかも、それも数十万年の時間で見れば、火山噴火や巨大隕石で確実に滅亡する。
すべきことは、できるだけ宇宙に、「地球という星にこんな生物がいました。こんな文明も作りました」とあらゆる情報を、電波でもボイジャーでも送り出すこと。どちらも現時点の技術で可能。
……三〇億に自然減、そのまま持続可能文明が永久に存続する、というのはありえません。
持続可能文明が確立すれば、何百年も経てば宇宙技術も発達する、だったら今発達させて悪い理由はありません。

前提２：科学技術はドンドン進歩する。
それでも温暖化が暴走したり核戦争が起きたり巨大隕石が落ちたりするかもしれないので、一定の人数は地底でも海底でも月の裏でも方舟を作って避難させておく。上記の情報送信もやる。
あとは子供は全員教育して天才を選抜し、ガンガン科学技術を進歩させる。

正しいのは、前提３……未来の技術は予測できない、なにが起きるかわからない、それだけです。
なら、情報送信・方舟・技術への投資は、やるべきです。

30日

ものすごく根本的なこと。
「正しい」と、「人間は正しいと思う」は同じでしょうか。
「納得」という言葉は正しさでしょうか。

それは、論理や理性を根本から否定してしまうかもしれません。

三平方の定理は、論理で正しいのでしょうか。それとも、「それをホモ・サピエンスは正しいと感じる」の積み重ねでしょうか。

人間は、別のことに集中していれば、目に入っているはずのゴリラも見落とします。
目が見た像は、脳が高度に処理して見るという感じを作っています。

三平方の定理は、それとは関係なしに絶対確かといえるでしょうか？

29日

沖縄、辺野古移設承認…
これは、仲井知事が沖縄県民を裏切った、と言っていいのでしょうか。
しかも、安倍首相が靖国神社を参拝した直後。
そのことは裏切りをもっとひどいものにしてしまいます。
戦争の悲惨を忘れ、戦争政権を、大日本帝国を支持し、その命令に唯々諾々と従った…左派から見ればそう言えてしまうでしょう。

まず、誰もが口に出さないこと。
なぜ、外洋メガフロート基地という選択肢を誰も考えないのでしょう。
絶対にできないと、永久機関同様完全に証明済みなのでしょうか？
それともそれができてしまえば、中国もイランもロシアも自国領海ギリギリに巨大基地を作りたい放題になってしまうから、ある種の国際協定で自粛しているのでしょうか？
それともトリウム溶融塩炉同様、巨大官僚組織の狭間でタブーになっているだけでしょうか？

世界各国が売りに出している空母や廃タンカーを買い、エンジンを抜いて沖合いに停泊させ、コンクリート杭を海底まで打って一体化してしまえば、小さい基地にはなるのでは？
まあ日本が空母を買う時点で反対のための反対があふれそうですが。

あと、沖縄の本当に根本的な問題。
沖縄諸島の土地と海は誰のものでしょう。
誰もが沖縄民のものだと言うでしょう。日本の領土だというでしょう。

しかし、過去は、実際には違うと断言できます。
沖縄はアメリカのものです。
アメリカの兵士がたくさんの命を落とし、血と鉄でもぎとった大地と海です。
沖縄民は、どんなに頑張っても自衛できませんでした。
日本は、沖縄を守れませんでした。
泣こうがわめこうが変わらない、事実です。

僕には、沖縄返還ができたことが、今も信じられないのです。
沖縄に散った、または深刻な身体障害を負って生きた、傷ついた多数の米兵。その遺族たち。
なぜそんなとんでもないことを許したのでしょう。
テキサス州…アラモを含む…をメキシコに返すようなものです。
なぜ、沖縄戦将兵がアメリカに反乱してでも沖縄返還に反対しなかったのでしょう。
中国やソ連との関係、さらに核兵器という実力での戦争を不可能にする要因もあったのでしょう。

そしてなぜ、沖縄先住民を完全に排除…皆殺しか、ハワイの一島を与えてそこに押し込めるか…しなかったのでしょうか。
さげすめる、汚い仕事をする労働力が必要だから？
黒人やハワイ人を交換に入れたら、アメリカ本土から遠いので反逆されたら厄介…アメリカ本土のプアホワイトを送ったら？

そして何より。
沖縄には、この三つしか選択しはないのです。
現状維持。事実上アメリカの基地として、金で尊厳を売り続け、何の力もない言葉ばかり叫ぶのを続ける。
絶対平和主義での独立。お花畑、そして中国の残虐な支配を受け入れる羽目になる。
国民皆兵・重武装独立。誰も考えること自体が許されない。

28日

現実を認めたらどうですか？
護憲党はいくら頑張っても政権は取れない。

でももう一つ、恐ろしい「現実」があるように見えます。
非護憲左派は、論壇でも政界でも勢力にならない。

また、反米保守が勢力を得ることもない…

日本は、ずっとこのまましかないのでしょうか。
自民党が政権を維持する。
ごくわずかな護憲政党が、少数の信者にしか通じない「軍靴の音が」といい続ける。
論壇は既成左翼と、親米かつ新自由主義の自称保守が、別のタコツボを作っている。

新しい勢力は論壇にも政界にも、決して出てくることができない…

結果は、時間稼ぎがあるにしても自民党が好き勝手するだけです。

本当の問題は、日本国民が、本当に自由と平和を守る方法が無いということです。
自由と平和を守りたい、と思って護憲政党に投票しても無駄なのです…それらは思考が硬直し、多くの支持を受けてはいないので。
新しい政党や思想を作っても、駅前通りに新しく喫茶店を出すより望みはありません。

現に、日本は政界も論壇も、ベーシックインカムを完全に排除しおおせました。

どうすればいいか、まったくわかりません。

27日

自民党の改憲には基本的なストーリーがあります。

『米軍が日本の国体を破壊するために、左翼的な毒を日本国憲法を押し付けることで日本に流した。
その毒は「個人主義」「利己主義」「反道徳」「自由・平等」「平和主義」「社会主義」
日本人の多くがその毒に感染し、歴史の縦軸から切り離された、道徳を持たぬ人間ではない化物になった。
アメリカの呪いは日本を今、道徳から滅ぼそうとしている。
国際法違反の日本国憲法を破って自主憲法を作り、それに道徳・国のかたちを堂々と書いて、国民全員に道徳をきっちりと叩き込まねば日本は滅びる。』

僕はそのストーリーは断固ノー。
僕は個人主義が大好きです。法と道徳は分離すべきです。自由が大好きです。パラベラム、でも戦争はしないに越したことはありません。誰も餓死すべきではありません。

ただし、護憲派の思考停止にもつきあってられませんが。

というか、護憲派は堂々と改憲案を作るべきです。
今は剣が峰だから、軍国主義改憲派に寄りきられないためには一字一句変えない護憲しかない、それが一番日本を平和にする、という思考停止宗教を投げ捨てましょう。
そして自分が理想とする憲法を書いてみましょう。

天皇制廃止。
自衛権も放棄、銃や爆弾は日本国には絶対にあってはならない。
私有財産はなく、全部共有。
科学技術禁止、自然に帰れ。
警察も廃止。

どんなばかげたむちゃくちゃな理想でもいいじゃないですか。
沖縄にはそんな独立憲法案はいくつもあるんですから。

堂々と自分の思想を主張してみましょう、護憲という言葉にこだわらず。

26日

安倍首相靖国参拝。

むしろ意外でした、てっきり中身はヘタレのままだと思っていたので。
少なくともキンタマがあることは示したわけです。国益を損なう愚行だとしても。

さて、あとは韓国と中国、そしてアメリカをどう説得するかお手並み拝見、というところです。

まあ中国や韓国も、日本を即座に武力攻撃できない以上、本当に止めることはできないんですよね。

いい悪いについての水掛け論はしません。
靖国にいる人もいない人も、人間は人間であり、善も悪も持っている、それだけのことです。
英雄であることも事実、加害者であることも事実。
ひたすら知り続け考え続け思い続け祈り続けろ、裁くな。生者に使者を裁く権利はない。それだけですよ。

25日

これは可能でしょうか？
要するに、七〇億人全員、今住んでいるところから、サハラ砂漠または太平洋に移住する。
陸にも何億人も残る必要があるので、まあ六〇億人としましょう。

仮定する技術は軌道エレベーター～宇宙太陽光発電、または核融合発電。海水で育つ稲。
実際には、極超音速スカイフックと、海藻を養殖してラクダや、鶏・豚・羊を育てる技術の成熟で十分でしょう。

一人当たりどれぐらいの面積になるでしょう？
太平洋は1億5,555万7千平方キロメートル。
サハラ砂漠は1000万平方キロメートル。
太平洋はさすがに十倍以上広大なのですね。

100階建ての４ＬＤＫぐらいのマンションを全員分建てて、その上水は……味は悪いですが海水淡水化、下水は徹底浄化して海に流すと。
食料は、要するに残りの広い土地で、海水を利用して生産すればいいと。

マンションは、途上国の家族構成を考えるとトイレが二つあって、十人ぐらいが暮らすことを前提に寝棚を多数でもいいかもしれません。
それで100階建て一つに一万人住んで、それが一千棟の一千万都市が一つの単位ぐらいになりそうです。

できないのか、できるのにやってないだけなのか、どちらなのでしょう？

24日

どこを見てもケーキとチキン。

で、明日廃棄処分になるケーキとチキンは、どれだけの量になるのでしょう。

間違いなく、中央アフリカとシリアで腹をすかせている人々全員を満腹にできるでしょうね。

神はなぜそのようなことをお許しになられるのでしょう。

まあそれはともかく、大型のバンであちこちの店を回って、チキンとケーキを瞬間的に冷凍保存して、安く売る商売というのは考えられないでしょうか？

23日

アベノミクスの第三の矢は成長戦略だそうです。
で、日本経済が本当に成長したら、どうなるのでしょう。
日本人みんながもっと金持ちになる、と。
それでどうするのでしょう。

ちょっとした思考実験を。
一人の人が、数億円宝くじで当たったとします。
どうするでしょうか？
仕事はともかく、広い家・高級車を買い、家具や家電も買い換えるでしょう。
ネットゲームの課金アイテム・飲む打つ買うの遊びにつぎこむこともあるでしょう。
旅行に行ったりもするでしょう。

では、国民全員に数億円配ったら？

ハイパーインフレ、といわれるのはわかっています。
でも、実際に数億円を受け取った一人一人が…
日本の一等地を買おうとしたら、もちろん土地が限られているので土地は高騰するでしょう。
高級車を買おうとした場合、一時的には高騰するでしょう。

しかし、…ハイパーインフレによる混乱を無視することにすると…半年で自動車会社が工場を作り変えて高級車を大量に作れば、全員が高級車を買うことができます。
むしろ問題は駐車場でしょうね。
家具の、高級木材はどうしようもない希少性がありますが、それ以外は間もなく供給が増えるでしょう。
一等地でさえ、巨大な高層住宅を建てることで多数の人が住めるようになるでしょう。

これでわかること…今、とても多くの日本人は、生活に必要な多くの物資を持っている。欲があるとすれば、それをワンランク上にすることだけ。

物資の多くは工場が生産量を増やせば、簡単に国民全員に供給できる。
ただし、土地や黄金は絶対的に有限。

さて、この状態でどんな成長戦略を？
「医療、教育、農業、都市再生」とあります。

…工場が増える。工員の給料が上がる。みんなが全体に豊かになる。そのためには、みんながあるモノを買うようになる。
それが経済の基本的なあり方ですね？
フォードが高い給料を出して安い車をたくさん作り、自分の従業員が自社の車を買う、というのが一番成功したモデルです。
医療や教育も同じでしょうか？

僕は、本当に成長戦略というには、科学技術の進歩…それもコンピューター以外の、エネルギーや移動手段に関する進歩が必要だと思います。
高級な冷蔵庫ではなく、冷蔵庫がなかった時代に冷蔵庫が発明されたような進歩。
新大陸を切り開くような進歩。

3Dプリンターは、そのような商品にならないでしょうか？
他に僕が知らない、何かはないでしょうか？

または世界の半分の、冷蔵庫を持っていない人が冷蔵庫を買うようにして、その冷蔵庫を日本が作るのが理想的なのでは？
そのためには何が必要なのでしょう。

たとえば今奇跡が起きて、すべての油田がフル充填されたとしたら、日本のフリーターもヨーロッパの若年失業者もアフリカの貧困層も、みんな豊かになれるでしょうか？
または核融合が完成したら。カーボンナノチューブをいくらでも長くつむぐ安価な方法が発見されたら。

22日

暦として、「冬至からの日数、何月目か、月齢の三つの数字」もありえるでしょう。
何月目かは、単に「冬至を含む月は、冬至以降ゼロ月とする」でいいでしょう。

「四月六日」は、「104日・４月・月齢６」という感じになります。
換算できるカレンダーか、今ならそれこそスマホがあれば「104」だけで他の二つは即座に計算できます。

また、換算が簡単にできるなら、「何月目か」と」「月齢」だけでもいいのです。本来「四月六日」の「六日」は、月齢を意味していてもよかったのです…単に地球では、月齢と公転周期が整数倍になっていないだけです。

クリスマスも正月も、本当は「冬至」なんですよね。時代の流れでずれているだけで。

まあ、今は月齢は、昔ほど重要じゃないのですが…

21日

われわれは、なぜ言語の消滅という重大な問題に、これほど無関心でいられるのでしょう。

ほかに、本当はすごく重要なのに、われわれが無関心であることはたくさんあるのでは？

古い町の景観や文化財になりうる建物の取り壊し。

日本では敗者復活が難しいため、倒産して自殺する、経験豊富で高い技術を持つ経営者。

絶滅する無数の、特に小さい昆虫。

アーカイブがちゃんと取られていない多数のインターネット情報。

他にもたくさんあるのでは？

20日

スパイは問題です。
でもスパイ防止を頑張ると、自由が失われます。

争っているA国とB国で、こんな戦略はどうでしょう。
B国は、A国にたくさんスパイを潜入させたと喧伝します。
で、実際にはB国は、A国にスパイを送ることも、A国からのスパイに警戒することもやめます。
好きなだけどうぞ、何も隠さないよ、とやるのです。
ただし、A国の優秀な科学者や士官はわが国のスパイですよ、と書いた書類もあちこち、盗みやすいところに置いておきます。

A国は、B国のスパイがたくさんいるという話を受けて、自国民を片端から疑い締めつけます。
特に優秀な科学者が次々とスパイ容疑で逮捕され、有能な士官が処刑されていけば、A国の軍事力はどんどん弱まります。

B国は、科学者たちに「情報筒抜けなんだからどんどん新しい武器発明しろ」と尻を叩きます。
軍人には、「筒抜け前提に徹底して訓練しろ」と尻を叩きます。

B国はA国のスパイにダムを爆破されても、仕方ないと直し、犯人を調べて逮捕しようとします。
A国は、単純に事故でダムが決壊しても、B国スパイのせいだと、多数の無実の人を処刑します。

数十年後、実力に圧倒的な差ができて、B国は堂々と「十月七日に首都近くの港から上陸作戦します」と発表して攻めます。
A国は疑心暗鬼でその情報すら信じず、別の方面を弱体化した軍隊で守ろうとして、あっさりとやられておしまい…

19日

僕があまり考えていなかったこと。

安倍自民党を、新自由主義＋権威主義と考えていましたが、実際には今の安倍自民党は何なのでしょう。
特に、構造改革という軸で考えると。

長いこと、政治の中心軸は実際には構造改革でした。
自民党には、古泉氏に代表される構造改革推進派と、抵抗勢力といわれる土建派がいて、構造改革推進派により純化された…とよく言われます。

しかし、今の安倍自民はどうなっているでしょう。
TPP推進はしています。第三の矢は医療などの規制緩和だと言われています。
しかし、国土強靭化はなんだかんだいって土建、古い自民党に近いものです。

政治を、よく見られる大きい政府・小さい政府、権威主義・リベラルの座標軸でなく、構造改革推進か否か、それと福祉についてで見てみましょう。

福祉がやりにくいのは、一つの軸にならないからです。
旧来の自民党の、土建を通じてばらまくやり方。安倍自民が賃上げしろとか言っているのもそれでしょうか。
新自由主義の冷酷非情弱肉強食。
社民・共産党の、富裕層増税・内部留保・軍備削減で、賃上げし正社員を増やせ。
ベーシックインカムのような無条件の弱者救済。

それらを考えると、もしかしたら今期待されている野党は、純粋な構造改革・過激な国家主義なのかもしれません。

18日

「みんな年収一千万の正社員」と、「年収五十万でも餓死しない」どちらが楽に実現できるでしょう。
単純に財政を考えれば、後者ですよね？

なぜ誰も後者を考えないのでしょう。

保守は、脱落者に関心自体がないか、「自助・共助・公助」と言葉だけ並べて、結果的には捨ててます。
特に、土建へのバラマキが入らない人には何の関心もありません。

革新は内部留保・富裕層増税・軍備削減で頭が凍りついています。

結局、後者は絶対に不可能なのかもしれません。
政治的な状況で誰も語ることができない、と、絶対に不可能は、現実的には同じです。

あと、具体的には？
衣食住の配給制、それだけで誰も餓死させないことはできます。
カプセルホテルレベルの住。
フリース上下とチノパンとシャツ二枚ずつに下着適宜、靴などは、特にユニクロ水準ならたいした金額にはならないでしょう。
食も、飼料用トウモロコシ・大麦・大豆に、体を壊さない程度のマルチビタミンミネラル剤、卵が三日に一個程度あれば、十分生存はできるでしょう。

17日

拉致被害者の味方であり、同時に餓死している人たち・ブラック企業で苦しむ人たち・非正規社員たちの味方であることはできないのでしょうか？

朝日新聞も共産党も社民党も、今は民主党も、「拉致被害者の敵」「国の敵」として批判されています。
しかも、社会で一番弱い人たちからも、敵とみなされています。

彼らは誰の味方なのでしょう。
そして、社会の一番弱い人たちには、少なくとも国会には一人も味方はいません。
人数は多いのに、なぜでしょう。

一番弱い人たちの味方で、しかも拉致被害者の味方。
そんな政治勢力がなければ、自民党がほぼ全議席を占め続け、わずかに共産党が抵抗を続ける以外の未来はありません。
なんとしても、非護憲で最弱者を優先する政党が必要なのです。

できればそれに、環境と市民的自由を加える必要もありますが。

16日

都市のごく狭い部屋と郊外の物置＋農園で暮らす、というのは楽でしょうか苦しいでしょうか？
キャンピングカーと立体駐車場でさえ、かなりのことはできるのでは。

まあ、膨大な量の衣類を必要とする女性は広いスペースが必要かもしれません。
犬や猫も家が狭すぎると飼えないですね。

そして考えてみれば、風呂・トイレ・キッチン、NHK受信料や電気ガス水道の基本料金も二倍必要になります。
そう考えれば、ベッドタウンに中ぐらいの土地を得て遠距離通勤するほうがいい…となりますか。

本当は、都市に比較的近いところに多数の超大型マンションを作っておけばよかったのですが、それをするだけの資本が高度成長期にもなかった…
大都市近郊に、古い木造一戸建てが多数ある地域は多くあります。そここそ超大型マンションの適地のはずなんですが、どうしてもその地域は開発できず、より遠くや海に向かってしまうようです。

15日

学校や刑務所は、人間を社会に提供する工場です。
それも、部品工場のように仕様書にあわせてでしょう。

高度成長期には、四十年間自動車工場のラインでネジを回し、集団で協力できる人が半分ぐらい、それを指導できる三角関数をちゃんと理解してる技師も四割、一割程度が法律を作ったり科学研究したりできるエリート、でしょうか。
最も代表的なのが、ライン工です。

新しい時代には、半分近くは一年で使い捨てられるブラック企業。
一割以下の天才だけが、人間として生きられる給料を得ますが、その生活も一寸先は闇です。

そう、新しい仕様書を渡されているのです。
なら、人材工場も生産方法を変えて、新しい仕様書に合う人を出すべきでは？

初等教育は天才の選抜に専念し、天才以外は全員人格を破壊して、一年間ブラック企業の激務に何も考えずに従い、力尽きたらさっさと自殺する家畜に仕上げてしまうのが正しいのでは？

14日

自民党政権が変な法案を出す。
サヨクな政党やマスコミが反対する。
ネトウヨがそれを笑い、法案に賛成する。
そのまま法案は何もなかったように通過する。

もう、誰もが、母親に頼りきるように自民党を信じきってるんですね。
なんとかしろっての。
サヨクじゃない野党が必要なんです。

僕は「非護憲左派」の議席が増えてくれることを望んでいます。
現在は、護憲は少数の信者のみとなり、国民の多数からはそっぽを向かれています。
しかし、それにかわってまともな…ヨーロッパの社会民主主義政党のように国防を容認する…左派が伸張することはなく、最近の選挙で新しくできる政党は議席を得られません。

このままでは、比例で少し共産党が残る以外、自民党だけの議会になるでしょう。それは非常に危険です。
まず、「権力は腐敗する。絶対的な権力は絶対に腐敗する」。ライバルのない単一政党政治は確実に腐敗すること。
そして自民党が目指す世界が、明らかに日本国民の相当部分にとって、苦痛と死を意味しているからです。
自民党が譲ろうとしない、いくつかのイデオロギーと、新しい時代の経済の流れが合わさると、ほぼ必然的にそうなるのです。

自民党政権そのものから、こんな感じが伝わってきます……
「今の日本国憲法、戦後民主主義は悪であり、正すべきだ」
「法と道徳は分離できない。戦後民主主義に汚染された国民を、道徳的に再教育しなければ国が滅びる」
「権利を弱め義務を強めろ」
「所詮この世は弱肉強食、強ければ生き弱ければ死ぬ。再分配は左翼であり誤っている。財政再建が最優先」
「天は人の上に人を作り、人の下に人を作る。格差はかまわない」

国家権力による道徳再教育は、必然的に圧制となります。
そして新しい時代の結果経済的に没落する、特に年齢が上がっていく非正規社員層には、生存権は認められないでしょう。

日本で弱者が生きるためには、条件反射的に反発される護憲と、内部留保・富裕層増税・軍備廃止の思考停止三点セットから縁を切って誰も餓死しないこと、市民的自由だけを主張する新しい左派がどうしても必要なのです。
ベーシックインカムを主張する、非正規社員やニートを代弁する政党や思想家が。

問題なのが、政治や言論の世界の議論で、互いを誤解している…左右両方が自分で藁人形を作り、それをサンドバッグで叩いているふしがあるのです。
立場をちょっと分けてみましょう。

１「日本を中国やソ連に売りたい」
２「護憲」
３「軍隊があるのは当然だが、エロマンガは読みたい」
４「サヨクは間違ってる、日本の誇りを取り戻そう」
５「日本国憲法は無効だ、大日本帝国憲法にして治安維持法と特高警察を復活させろ。戦争に反対する者は拷問して殺せ」

多分、１と５は空想上の存在だと思います…ほぼ。

でも、現実に日本の言論の世界では、２と４程度の人が、２は５、４は１を攻撃して、それで商売が成り立っています。
３が発言できる場も、議席もありません。

13日

日本語なしで英語を学ぶことは無理でしょうか。

今中学などで英語を学ぶときは、英和辞典とそれに準拠した単語帳を使います。
というか、英単語一つに対して、「カタカナの読み」と「日本語の単語一つ」が対応していると言ってもいいぐらいです。
どちらもものすごく間違っています。

発音は発音記号です。
そして意味は、むしろ英英辞典の中の無数の意味のつながり、網として英語そのものができているのです。

子供用絵本なら、リンゴ・鉛筆などは、絵にできます。

同様に、行動も漫画と英語の説明文で表現できるはずです。

12日

僕がこの切削工具を知らないのはなぜでしょう。
レールガン。電磁気で、何でもいいのでとても小さな弾を、音速の何十倍にも加速してぶつける。

ダイヤモンドの先端より確実に、何であれ切削できるはずです。

11日

環境保護の目的は、人は考えているでしょうか？

まず、人間は真水・食料・空気がないと生きられないし、汚染されていれば高い確率で死ぬ、という単純な事実があります。
人類が滅びないためには、となぜ最初に言わないのでしょう。

人間中心主義が悪いと言われますが、では何が？

同様に、「経済政策の第一目標は、誰も餓死させないことだ」となぜなっていないのでしょう。
何が目的なのか、考えたこともないのでしょうか。

10日

アメリカで、軍隊を退役してホームレスになる人が多いそうです。
洗脳技術が発達して脱洗脳・社会復帰技術が追いついていなければそれはそうなります。

ならいっそ、退役させなければいいのでは？
ソ連は単純に、ドイツを倒した将兵をそのままシベリア送りにして片付けたそうです。

アメリカでそれができなくても、こんなシステムなら？
一度は退役させ、教育の上社会復帰させる。
でも三年以内、一度だけ軍隊に復帰することができる。それからは一生軍隊に属したまま、後方のさまざまな仕事に従事する。

軍隊活動の延長でできる仕事も結構多いはずです。建築土木全般など。

9日

僕の書いているドラクエ話では、「ロトの掟」絶対に虐殺・拷問・強姦を禁じる、命じられ逃れる望みが無ければ即座に自害せよ、という掟が根幹ですが、それには大きな穴がありました。

「より小さい悪」
女児を強姦して殺せ、と軍で強要された。
Noといった新兵仲間がいた。
その仲間の目の前で、別の兵がその女児を、一寸刻みに残酷に殺してみせた。
自分が手早く強姦し、楽に殺してやれば女児の苦痛は最小になる。
自分がNoといえば女児の苦痛は最大になる。

どうするべきでしょうか？

どんな理由があっても、絶対に手を汚してはならない…
なら、即座に自殺するべきです。
その子を射殺して楽にして自殺するのもありでしょうか。
でも、決して抵抗できない者を殺してはならない…でも、自分が殺さなければ拷問の末ですから、できる最善は自分が即死させること…

自分の生命より重い、自殺を強制する掟そのものが間違っているでしょうか？

でも国家は、非常の際には人に確実な死を強要することはよくあります。
宗教も当然のように死を強要します。

8日

天国を本気で想像したら、容易に最悪の人間によって征服されそうです。

神が聖書に書かれた性格なら、中国史の宦官たちにとってはちょろい相手でしょう。

ミカエルとラファエル双方の周りに人が集まれば、互いに争って、結果的に相打ちになりスターリンのような人間が勝つでしょう。

トルーマンのように自分の正義に一切の疑問を抱かない人間は、チャーチルとは違い天国の最上層に行き、チンギス・ハンに固く忠誠を誓って神の座を攻め落とすことでしょう。

サタンがどれほど残忍邪悪であっても、毛沢東やポル・ポトに比べれば幼児のようなものでしょう。
コルテスのような人間がいるとは想像もできず、あっさりと騙され拷問虐殺されるでしょう。

天国に行ってみたら、そこでは世界史の極悪人たちが集まって悪夢の宴を…ま、僕は天国に行きたくても決して行けないので、心配することはありません。地獄の隅っこでずっとうじうじしてます。

7日

特定秘密保護法、可決。

でもこんなふうになることは、今年の参院選の時点で明らかでした。
有権者が、自民党に事実上の授権法を与えたのです。
自民党がしたいことを止めることは、できないのです。

それ以前に、この法案に対する賛否は三つに分かれると思います。

まず、軍靴の足音と絶叫する護憲派。
軍事的な法律は全部反対する。骨の髄で軍事の必要性を認めてない。

この法案で完璧だ、政府は悪いことはしない、と家畜のように自民党政権を信じきっている賛成者。
まあ「共産党政権にこの法条文で支配されたいか？」と言ってやればいいでしょうが、思考拒否でしょう。

スパイ防止法は必要だが、見張りを見張るシステム、せめて後世に記録を残すシステムは必要だ、と思っている、現実を見つつ自由を重視し、権力の誤りやすさを前提とする論者は、極少数のようです。

左右双方で、思考を拒否する人間が強く、思考する人に居場所はないのです。

それ以前に、この法に「多くの反対が」と報道ではありますが、本当でしょうか？
別に国民投票をしたわけではありません。いくらでも操作できる世論調査と、あとは報道で万単位のデモ、それに識者や学者などの署名反対。
単純に頭数を数えれば、ごく少数です。
だからといってそれ以外全員が賛成しているとも思えません。

僕には、「他の人たち」が何を考えているか、わからないのです。
自民党に実質全権委任をした、前の衆院・参院の選挙の有権者たちが、どう考えているのか知らないのです。
自民党に投票した人たち。
圧倒多数である、棄権した人たち。
何を考えていたのでしょう？
僕にはわからないとしかいえません。

さて、泣こうがわめこうが可決されたものは可決されました。
反対なら日本は民主主義だから選挙で自民党を落とせばよい、って言う人もいます。
そこで考えるべきなのは、日本の政治の、これからの選択肢でしょう。

１ずっと自民党一党独裁でよい。他の政党はいらない

２政権交代のある民主主義の再興を希望する。民主党がやはり唯一の選択肢

３石原慎太郎救国政権を。維新の会が最有力な改革政党

４共産党が唯一まともな野党。共産党政権しかない

５与党経験を積んだ公明党だけが責任野党になりえる

６既成政党はすべて無価値。新しい政党が育つべきだ

…実際問題、可能なのはどれでしょう。

１以外どれも絶対に近く不可能な気がするのです。
みんな何を考えているのでしょう。

自民党と共産党だけ、実質自民党の永久一党独裁の政治体制が、本当に望ましいのでしょうか？

6日

ネルソン・マンデラ氏死去。
今となっては、これほど長生きしてしまったことが痛ましく思えます。
二十年前、勝利直後に亡くなっていれば、これほど悲惨な絶望を見ることは無かったでしょう。
意識があったとすれば、どれほどの悲嘆だったでしょう。

今の南アフリカは知れば知るほど、底なしの絶望です。
アパルトヘイトのままならよかったのか…と聞かれるでしょうが、とろ火の火あぶりと一寸刻みのどちらがいい、と聞かれるようなものです。
南アフリカの人は、全員安楽死させていたほうがずっとよかったのではないでしょうか。

偉人ではありました。
偉人が人々を鼓舞し、悪しき政府を倒して正義を実現する、という歴史において最も好まれる物語の、最後の体現者でした。

でも、新しい時代には、その続きは「めでたしめでたし」ではなく、地獄そのものだとわかってしまいました。
ベルリンの壁。チャウシェスクの死体。エジプトやリビア。
どれも、悪しき政府を倒し自由を、という人間の希望の叫びでした。
その結果は、底なしの腐敗と格差。原理主義を前に、残虐な軍事政権が最善といわざるを得ない。
日本の政権交代も、アメリカのオバマもそれと言えるでしょう。しかしその結果は…ご覧の通りです。
ごくごくわずかなきわめて幸運な人間以外にとっては、もう一切の希望が無いのです。
倒すべき悪魔はもう死体であり、その死体の腐臭に息が詰まりながら、どこに動くこともできないのです。

それが新しい時代の本質でしょう。

偉人の活躍、自由を求める民衆の叫びが、生活向上にまったくつながらない…ひたすらグローバル経済の中、99％は経済的な没落を呆然と見続けていくしかない。
何の希望も無い、偉人が出現しようのない世界。

もしマンデラ氏を生き返らせて話を聞ければ、そんなことはないと鼓舞してくれるでしょうか。
でも、本当にマンデラ氏を生き返らせ、さらに若返らせることができるとしても、南アフリカにもう希望は二度と蘇らないでしょう。
世界のどこにも。

5日

冷蔵庫の裏側は常に熱を出しています。
特に冬季、パンやヨーグルトの発酵にその熱を使えないでしょうか？

他に、常に熱を出している家電製品には何があるでしょう。

あ、特に集合住宅の共用部分の照明。
かなりの熱量になっているはずです。

4日

これは現実に可能でしょうか？費用はいくらかかるでしょう？
何十億人の子のうち、天才だけは無駄にしない国際機構。

世界全体で、八歳ぐらいの子は一カ月から三カ月程度、強制的に全寮制の施設に集める。
衣食は公持ちで、思う存分食べさせ、清潔も確保し、衣類も支給。
休暇・テレビはなく、算数・国語・体育・音楽・絵の五つだけを徹底して学び、頻繁にテスト。
一人一人隔離されてのほうがいいかもしれません、人間関係で余計なエネルギーを使わないために。

特に教育ができる環境にない生まれで、短期間でも極端に伸びる子を見いだすのが目的です。

体育もそれまでの訓練が活きる集団競技より、短距離走と長距離走、鉄棒だけ徹底してやったほうがいいでしょうか？
音楽は電子オルガンが一番安価でしょうか。五オクターブ程度の。絵も鉛筆と色鉛筆だけでいいでしょうか？

日本の富裕層で公文式を全クリアしてるような子は、成長速度を見るために工夫する必要があります。

3日

今、22から35までの男女みんなが即結婚し、十年かけて五人ずつ産んだら、日本経済はどうなるでしょう。
景気がよくなるでしょうか？

それとも、今の日本に多くの子を育てる余力はないでしょうか…財政破綻で？

または、本質的なグローバル化の影響で、もう多くの子が国力になる時代は終わっている、余剰労働力にしかならないでしょうか？
エリート以外子を産むな、が新しい時代には正しいでしょうか。

2日

自分の声を録音して聞いてみましょう。
声ごと録画した映像を見てみましょう。

平凡な人間の、声と言葉がどんなにひどいものか、そうするまでは決してわかりません。

1日

人間は徹底して理性的でなく、愚かなことしかできないようです。戦争・狂信・自己欺瞞……それこそ人間の基礎プログラムに見えます。

人間は「人類を滅亡させるな」とプログラムされてはいません。
人間がプログラムされているのは「欲を満たせ」。です。その欲は、「禁欲を命じる権威に狂信的に従え」も含みます。

結果的に群れが存続する、それが進化…でもそのプログラムでは、これからの時代は乗り切れないでしょう。

もう、みんな諦めているのでしょうか。
「こちらのほうが優先だ」と叫ぶ心に従ってしまうことで。

本当に、人類滅亡は何の価値問題でもない、と全員が思ってしまうなら、滅亡対策の優先順位が低いために滅びるのは必然と言えそうです。