枕元の計算用紙

枕元の計算用紙

2014年1月

1日 2日 3日 4日 5日 6日 7日 8日 9日 10日 11日 12日 13日 14日 15日 16日 17日 18日 19日 20日 21日 22日 23日 24日 25日 26日 27日 28日 29日 30日 31日

31日

なぜ、想像しないのでしょう？

ベルトコンベア式の老人介護施設で、千人の老人を五人が介護する。

世界の、三十億人の貧困層に冷蔵庫・テレビ兼用パソコン・太陽電池・掃除機・洗濯機・小型電動オフロードバイクを売り、それで大もうけする。

地球の、砂漠で海に近いところ……どれほどの広さか……がすべて、海水を満たした水田となり、遺伝子改良された海水で育つ稲が豊かに穂を揺らしている。

大陸級面積のメガフロートに、世界の余剰人口が移住している。

軌道エレベーターで、20万円もあれば二泊三日の月旅行ができる。

溶融トリウム塩原子炉で、核廃棄物を全部燃やしつつ、町の単位で電力と温水を供給する。風呂や暖房、冷房は全部タダ。

サハラ砂漠に多数の巨大な太陽熱発電所があり、そこから無尽蔵の電力がヨーロッパやアフリカに、超伝導電線で運ばれる。

なぜ、考えないのでしょう？
なぜ、不可能と決めつけるのですか？なぜ、無視するのですか？

30日

万能細胞研究で大きな進展があったとか。

多く見るニュースであり、眉につばをつけたくもあります。
それだけ多くの人の夢なのでしょう。

物理学や化学ではなく、生物学こそ21世紀に進歩する分野だ、といわれることも多いです。
それは事実でしょうか？

29日

水とエネルギーをとことん大切にするなら、風呂の残り湯の「水」と「熱」は無駄にすべきではないでしょう。

残り湯を洗濯機に回すシステムはあります。
ドラム式では機能しないかもしれませんが。

そして熱。
残り湯を捨てるとき、その管を居室の床下に回せば、熱の多くを暖房にできるでしょう。
夏場はまっすぐ捨てるようにすればいいでしょう、オンドルの切り替えのように。

それで熱を部屋に移してから洗濯に使えば、水も熱も無駄になりません。

28日

日本の政治はもう終わり、もう今後は何事もない…と思えていましたが、都知事選が混沌としてきました。
やはり日本政界の一寸先は闇です。

ですが、それがどんな変化のきっかけになるかはわかりません。
結局は右派の勝利で終わりそうですから。

小泉氏の脱原発は、どんな結果を生む分岐なのか…わかりません。

27日

細胞分裂によって受精卵が新品になる。

実はそれこそが、生命の永続性の本質です。
情報を永遠に保つ、何十億年も機能した手段です。

26日

安倍首相の施政方針演説には、珍しく「美しい国」の類…道徳教育の強化などがありませんでした。
道徳的に国民を再教育することは安倍自民の最優先目標に思えるのですが、今回は経済のみと、人心鼓舞に徹しているようです。

それは安心すべきでしょうか？
実際には、あっさりと児童ポルノ禁止法を、漫画の単純所持禁止も含めて可決しそうなんですが。

浮体洋上風力発電について言及があったことも意外でした。
自民党政権は原発至上主義で、代替エネルギーは憎悪しているというイメージがあるもので。

要するに、イメージで考えるな、行為だけで判断しろ、ということでしょう。

25日

ボイジャーに人類の冷凍受精卵を積んでいたら…
というと、受精卵は冷凍で何万年も持たないといわれるでしょう。

なら、この技術さえあればいいのでは？
千年に一度、解凍して「生長に向かわない単純分裂」をさせ、すぐまた冷凍する。
そうすれば、受精卵は何万年でも新鮮なままです。わずかなエネルギーと培養物資で。
そして拾われたら、「生長に向かう細胞分裂」を始めさせればいいのです。

まあ、そのコンピューターと機械と薬剤が何万年ももつかどうか、という問題になるでしょう。
でも最初から不可能と決め付けるより、解決策を考えるべきです。

考えもせず決め付けるのは、先に不可能だという結論があるではないでしょうか。
おそらく倫理的な理由で。

でも、倫理は可能か不可能かを変えません。
人間社会では、残念ながらそうではないのですが…ガス冷蔵庫や溶融トリウム塩炉のように。

24日

乳幼児がいる家では、こんな器具があるといいのでは。

ブレスレットの形。
設定した時間帯、一時間に二階の割りで、ランダムに着用者の腕をつついて知らせる。
知らせを受けた親または保護者は、緊急の要件ならそれをこなして最優先に、子を抱きしめること。

親子の愛着を確保するには最上では？

23日

冷蔵庫がふたつあっても無意味です。
本当に経済成長につながり人を豊かにするのは、

・冷蔵庫を持っていない人が冷蔵庫を手に入れる
・冷蔵庫の発明に匹敵する新しい発明をする

どちらかです。

日本国内ではほとんどの人が冷蔵庫を持っています。
ですから国内でできることは、
・ホームレスに家と家財を買えるだけの収入を、福祉でも仕事でも与える。
・今独立したいけど仕事がないのでパラサイトしている若者が自立できるよう、福祉でも仕事でも収入を与える。
・移民をたくさん入れて、家と家財を買えるだけの収入を与える。
大きく分けてこの三つだけです。

世界全体で、冷蔵庫を持っていない何十億人が冷蔵庫を買えるようにするのも、有効ということです。

もう一つ、冷蔵庫の発明に匹敵する新発明は？
まず、ドラえもんレベルでいいので、「あんなこといいなできたらいいな」「こんなものがあればいいな」を考えてみましょう。
その中で何が実現できるか、考えてみましょう。
本当に何もないのでしょうか？
本当に、科学技術は今がピークなのでしょうか？この宇宙で実現可能なことは、もうすべて試されダメだと確定したのでしょうか？

僕は、要するにアベノミクスは、「人々に二台目の冷蔵庫を買わせる」ようなものじゃないかという気がしてならないのです。
それが真の景気回復にならないのは言うまでもありません。

22日

都知事選が脱原発といわれますが、もっと根本的な問題があります。

日本の政治と環境保護の歴史は、どのようなものでしょう。
日本では今に至るも環境政党が議席をほとんど持っていないのはなぜでしょう？

21日

ふと、すごいことに気がつきました。
最近買ったコミックスで、裏表紙に今までのようなISBNコードとバーコードがないのです。
小さくISBNコードが数字になっているだけで。

あの、すべての装丁家を発狂させ、日本の書籍の芸術品としての価値をほぼゼロにしたバーコードつきISBNコードが！

一隊何が起きたのでしょう。
それこそ規制緩和でしょうか？

20日

脱原発が争点といわれますが、なぜ溶融トリウム塩炉派はいないのでしょう。

今全部の原発を廃炉にするつもりで止めても、放射性廃棄物はもうたくさんあります。
溶融トリウム塩炉など、高速中性子を使う炉なら、廃棄物を全部元素転換して燃料にできるのです。

というか、溶融トリウム塩炉だけではありません。
ナトリウム高速増殖炉さえ、「小型炉なら」安定して動くのです。
なぜ巨大にしなければならないのですか？小さいのをたくさん作ってもいいじゃないですか。
ディーゼルエンジンでは、船サイズにはなりますが都市向け火力発電所よりは規模が小さいです。
だからディーゼルエンジンは間違った技術なのだ、とは誰も言いません。
自動車や船、ビル単位の非常用電源としてディーゼルエンジンは大活躍しています。
さらに、オートバイなら空冷２サイクルが最適です。
ナトリウム高速増殖炉も空冷２サイクルを都市一つまかなう巨大発電所に出来ないのと同様、小さいサイズならうまく行くけど大きくするとうまくいかない、それだけではないでしょうか？

19日

今回の都知事選のカオスは奇妙です。

石原時代の後期から、左派が候補を出す力が絶望的なまでに下がりました。
今回もその流れは変わらないながら、細川氏（細川・小泉コンビ）という想像もできない存在が出てきました。

でも左派は細川氏に投票できるでしょうか？細川政権自体、右派には売国政権といわれますが、左派から見れば新自由主義では？
それを支える小泉氏は、左派には極右に近い扱いを受けているのです、新自由主義と靖国参拝で。

もう一つ、選挙では通用しないと思われた脱原発が、また前面に出てきました。
結果はやはり、脱原発では選挙には勝てない、でしょうか？

実際には左派は、細川氏にも宇都宮氏にも投票できないでしょう。今の左派が、現実に何に投票するのかは理解不能です。
右派の動静も予測不能です。

さらに右側も奇妙なことに分裂しています。

さらに言えば、有力候補の誰も、まともな候補という感じではありません。
東京都の統治やオリンピックに実績がある人、という感じではないのです。細川氏は元首相ですが、失敗者です。

左右の軸はで語るな、もう意味がない、と言わるでしょう。
でも今も、政界や言論界を支配しているのは左右の軸です。
実際には、ここにあるのは焼け野原だけで、左右の軸という焼けた柱が立っているだけです。何の機能も果たしていません。
そして、冷戦終結から何年経っても、左右の軸ではない新しいものは、何一つ生まれてはこないのです。

18日

大学入試センター試験が始まりました。
受験生以外には関係ない、と思うでしょうが、新聞に全問と回答が載ります。

それに真面目に挑戦する、非受験生はどれぐらいいるでしょう。
そしてどれぐらいできるものでしょうか？

結構あれは面白い頭の体操になりますし、真剣にやれば生涯教育ともなるでしょう。

いや、受験生以外のセンター試験受験者はどれぐらいいるのでしょう。
たとえば、就職のために企業が受けろというとか、社会人が昇進したければこれこれの点を取れといわれるとか。
とても完成度の高いテストなのです。

いや、その用途なら有名予備校の全国模試も有用でしょう。

あの新聞に載るセンター試験、結構重要だと思いますよ。
あれを毎年やって学力を保っている人とそうでない人の差は、ものすごいでしょう。

17日

古いパソコンを捨てないため、もし「古いXpパソコンが３つあれば、全部まとめてちょっと追加すれば8.1動かせるパソコンにする」ことができれば、結構便利では？
「古いパソコンを四つ工場に送れば」でもいいです…多分、新しくパソコンを買うほうが安くなるでしょうけど。

実際にはどうすればそれが可能でしょうか？
多数のCPUを並列で動かし、六枚以上のメモリを使う…可能でしょうか？

古いコンピューターを集めて並列処理、という発想は結構あるのです。

16日

芥川賞・直木賞。

芥川龍之介の作品は、背伸びして読んでる人はいるでしょう。

でも、「直木」作品はどれだけの人が読んでいるでしょう。
直木三十五、という名前も知らない人が多いのでは？

15日

僕は、いや知る限りの日本人全体は、とてつもなく愚かなことをしているのではないでしょうか。

夜の分の飯を解凍するのを忘れて、帰りにパン屋併設スーパーで、売れ残りをいくつかまとめたパンを買いました。
その中に、タルトふう生地にチョコレートケーキとくるみを載せたのがありましたが、なんとなくついでに、パンと一緒にオーブンレンジで焼いて食べました。
そのうまかったこと！

そして思ったのです。
あらゆる喫茶店にしてもファミレスにしても、多くのケーキをトーストのように焼いて出さないのはなぜでしょう？

半ば凍ったケーキや、ホイップクリームをたっぷり使ったケーキは焼くのに適していないかもしれません。
しかし、焼いたらおいしいケーキもたくさんあるはずです。

それどころか、家庭でクッキーをつまむにしても、それどころかポテトチップスさえも、トースターでひと焼きすれば味は大きく変わらないでしょうか？

14日

いまだに大型書店の政治棚で、自民党の圧勝をちゃんと総括し、未来への展望を模索する本は見当たりません。

まだ、誰も結果に向き合うことができないのでしょうか？
もう、日本政治は終わったのでしょうか、本屋から見れば。

13日

もうすぐXpの期限。いやでもパソコンを新しく買わなければなりません。
となると、当然古いパソコンはリサイクル…と思いますが、本当にそうするべきでしょうか。
まだまだ使えるのです。

インターネットにつながない、USBメモリさえつながないを徹底すれば、まだまだ使えるのでは？

たとえば、もしとても小さい…携帯電話サイズでも…モニターがあれば。
それとマウスで、枕元音楽プレイヤーとして使うことは、充分にできます。
まあ音質的には雑音だらけとも言われますし元々うるさいし電力食いですが、ハードディスクの大容量、動画すら豊富に流せるのです。

そう考えると、これは結構あれば売れるのでは。
「古いパソコンを捨てない」キット。
携帯用ゲーム機のサイズにした、トラックボールマウスと超小型モニターを組み合わせた品です。

12日

政治的に勝利した日本の保守は、被害者なき犯罪はきわめて厳しく裁かなければならない、なぜなら法は道徳であり、道徳は絶対の善悪だから、という立場のようです。

人が、法律・国家・道徳に背けば国体が壊され、亡国にいたる…だからそれは絶対悪だ、というような発想のようで。

絶対的な善悪はある、内心に強制しなければならない、という立場と、寛容を求めるリベラル…
民主党政権の失敗は、「リベラル」という思想そのもの、人間の知には限度があり、絶対的な道徳を強要するのは危険だという歴史智すら葬り去ってしまったのでしょうか。

でも、今は自民党に対抗できる立場は、もっと極右の維新の会か、基本的に権威主義である社民党・共産党のみ…
この傾向は逆転できないのでしょうか。

11日

ズボンが痛むのは、裾と内股最上部に集中します。
そこだけ補強すれば、何倍も長時間使えるズボンは可能なはずです。

10日

ミドリガメとして知られるミシシッピアカミミガメが、輸入禁止、将来は飼育禁止という話が。

輸入禁止はいいでしょう。しかし、飼育禁止は、何千万という命を数文字の法令で死なせよ、ということです。
その多くは、愛着のある家族の一員です。

口蹄疫などで、多数の家畜を殺処分する悲劇はありました。その中には長年愛情を込めて育てた、文化遺産とも言えるし遺伝子資源でもある名種牛すらありました。
法が動くときには、感情を簡単に踏み潰します。
それはまるで、悪意があるかのように圧倒的な力となるのです。
悪意はあるのかもしれませんし、ないのかもしれませんが。

ダガーナイフ禁止で、日本人では少数にしても何人かが、愛着のある宝、そして憲法で守られているはずの財産を放棄させられました。
その時には、次にはいくつかの品種の大型犬かもしれない、と思っていました。

カメというのは少し意外ですが、膨大な命さえも、法は簡単に切り捨てるものだと痛感させられます。
人であることが呪わしくもなりますよ、法に代案がない以上。

9日

可能と思われる望ましい未来のビジョンを少し語っておきましょう。
これが本当に可能かどうかは、皆さんが考えて判断してください。

核融合・ワープなど極端な進歩は前提にしない。現在ある素材で可能なことのみ。
全人類が改心することは前提にしない。現実の人間が可能な、利益になることのみ。
そうしなければ、不可能なことになります。

○農業生産
現状の、森林を切り尽し、有限である化石地下水をくみ上げて砂漠を強引に灌漑するのをやめる。
かわりに塩生植物を、沿岸で砂漠である地域を海面より掘り下げて水田のように海水をためて育てる。また肥料が乏しい海域に肥料を与え、海藻と貝類を大規模に養殖する。
あまり利用されていない水を活用する。アマゾンはメガフロートの水田を用い、北極海に注ぐいくつもの大河は、宇宙から鏡で反射された日光を使う。
「森から海へ」とまとめられる。

○エネルギー
浮体洋上風力発電と、宇宙技術で支援される太陽熱発電、海水を利用したバイオマスを中心にする。
試行錯誤を積極的に行い、溶融トリウム塩炉など現状より優れた技術を用いた原発・高速増殖炉は大幅に増やしてもよい。

○宇宙
軌道エレベーターの一種で、現存するケブラーで可能とされる極超音速スカイフックを用いる。
それで宇宙太陽光発電。
また宇宙に浮かび制御される極薄の鏡で地表の一点に虫眼鏡のように日光を集め、太陽熱発電や農業、汚染された海域の浄化を支援する。
「はやぶさ」の応用で、小惑星をつかまえて資源を採掘する。
「宇宙船地球号の救命ボート」として、いつ文明が滅んでもいいように、さまざまな情報を詰めた無人宇宙機を太陽系外に常に放ち、電波での情報送信も積極的に行う。

○住
圧倒的に多くのエネルギーを前提として、海水淡水化で維持される海上のメガフロート・砂漠の人工都市に移住していく。
これも「森から海へ」。

○社会
上記の技術転換・エネルギーの増加が多くの職を産み、結果的に世界の人権水準が高まり貧困が減れば、それにこしたことはない。誰も餓死しないことを最優先する。
常に、文明崩壊を前提に本を埋め、種籾をつけた必要な知識が書かれた本を配る。戦略原潜などを利用し、いつ文明が崩壊するような大災害が起きても文明が再建できるようにしておく。
試行錯誤を容認する。七〇億人の子供たち全員に数学を教え、特に天才は徹底的に教育する。

さて、どこが不可能でしょう。僕はどんな誤りを犯しているのでしょう。

8日

実際に自分で、餓死している人を助けろ…そういわれて、そうしようとしたら、それがどれほど不可能なことかはわかります。

教会の一員とか、ご近所噂網の一員ならまだしも。
多くの人の善意ですら無力。だから公共がある…

公的福祉は不要……餓死者の死体は、公衆衛生の脅威です。
あくまで公共は必要です。
それがなければ死体が伝染病の温床になるので、死体処理か、伝染病すら容認するか選ばねばなりません。

伝染病すら容認するほどの反福祉…政治思想的には興味深いテーマです。

教会が完全に機能していれば、別の選択肢はあるでしょうか？
それを思えば、アメリカのリバタリアニズム・国家福祉否定は、教会の存在を前提にしているのでしょう。

日本でそれを真似したら、教会がないので死屍累々、となりそうです。
それが狙いなのか、何も考えていないのか…

7日

宇宙に出られなければ、銅などの必須かつ量が少ない資源が、人類の文明を左右します。

単純に、細く長くか太く短くか。
エコを徹底して大人数か、それとも人数を減らすか。
または戦争でぱっと使いきるか。

どうするつもりなのでしょう。
何を考えているのでしょう、人類の意思決定層は。

6日

人が不老不死になれば、倫理基準は変わるでしょうか。

まあ、自分だけが不老不死になるのと、みんなが不老不死になるのとでは違います。

自分が不老不死なら、死刑になるような犯罪をするのは、とても割に合わなくなります。
嘘をつくことも破産することも。

逆に、懲役二十年程度は大したことではない、といえるでしょうか？
でも、永遠に前科による社会的制裁を受け続けるのは？ああ、自分だけが不老不死なら、どこかで記録を消して出直さなければなりません。

どの程度、精神的な変化があるでしょう。
人は、体が少し不自由になるだけでも、精神は大きく変わってしまいます。

みんなが不老不死だと、どうなるでしょう？

5日

貧しい人たちが豊かになる、歴史上の社会の共通点は何でしょう。
というか、地球人全員が豊かになる方法があっても、権力者がそれを潰すでしょうか。

権力者は、世界の大半が貧しい現状を望んでいるのでしょうか？
たくさん豊かな中流がいれば、それだけ一番豊かな人も豊かなのに。

やはり、平等に近い高度成長社会の富裕層であるより、古代ローマ帝国の貴族であるほうがいいのでしょうか。
後者は、単に数十人の生殺与奪を握っているというだけで、テレビやディズニーランドはおろか、歯科の麻酔治療さえないというのに、それでも多数の人間より高い身分である、ということの魅力は大きいのでしょうか。

4日

介護（介護に近い医療）をフォード化する、徹底的な機械化で極度に省力化・コストダウンすることは、絶対に必要なことです。

東南アジアの移民、と考えている人が多いようですが、それはその人たちがすぐに老人と化すことを忘れています。。

3日

今年の日本政治は去年の延長以外ないでしょうか？
安倍政権が安定し、右傾化を強める。
極端なことはないでしょうか？ジャーナリストが次々と拷問虐殺されるとか、日中戦争がはじまるとか。
少なくとも、野党が存在していない状況は変わりそうにないです。わずかでも、まともな野党が出現する可能性はあるでしょうか。芽そのものがどこにも見当たらないのです。

僕が一つだけ心配なのが、児童ポルノ禁止法です。単純所持と、マンガ・アニメ・ゲームへの拡大は、だれが止めてくれるでしょう。
主要コミック誌は反対広告を載せています。それでも、今の自民党がやると決めたら、何であろうとだれも止められない…それが事実なんです。

3日

帰省初日、猫が母と一緒に寝ているのを見て、うらやましいこっちに来てくれと思っておいでおいでと言ってました。
二日目の夜、本当に来てくれました。
地獄でした。

足が重さで開き、布団から出る。かかとがしびれて眠れやしない。
気がついたら、猫に布団を取られて、僕は枕の近くでまるくなっていました。

美女と寝ようが、六億円当たろうが、おそらくそれは地獄でしかないのでしょう。

2日

もし人類の、滅亡が確定したら、それは重大な事態のはずです。
でも人は、普段はそれを考えません。

これほど多くの人類滅亡作品があり、長いこと核戦争の恐怖がありました。
なのになぜ人類は全体として、現実的な全滅予防策を何一つしなかったのでしょう？

人間にとって、自分が死ぬこと、家が絶えることは重大な問題なのに、普段そのことを無視して日常に生きていることを思わせます。
自分が死んでも人類が続くこと、それは不確実なことだと考えもせず、絶対の前提、自明の真理としています。

そして最悪の事態に備えることを、人類全体は何一つしていません。

その、何もしないという選択の影に、最大の選択はあるのでしょうか。
自分が死んでも人類が続くことが重大だ。滅亡を免れることを目的とする。
滅亡を考えることを拒む。今人間としての価値を極める、今の快楽や近視眼的な目的を、絶対の目的とする。

そのことを哲学的に追及することさえ、人はしていません。
なぜ、哲学はそれに無関心を貫くのでしょうか……少なくとも今の巨大書店の棚、ネットでの古本検索で、「核戦争の哲学」「人類滅亡の倫理」は一冊も見あたりません。

人類だけの滅亡と、地球生命全部の全滅は、質の違う事態でしょうか？
人は自分が死ぬことを考えないことで生きている、同様に人類滅亡を真剣に考えることはできない…？

人類の滅亡は、娯楽のネタとしては大人気。宗教の餌としても多数の人間を動かします。
そういう重要性は確かにあります。
しかし、それを防ぐために現実的に何かすることは、人間はやりません。特に近代文明では。

人間は世界を救おうと共産革命など馬鹿なことをするのは好きですが、滅亡を防ぐ現実的なことはしません。
なぜ人間にとって、「人類の存続」「自分の子孫の存続」が最優先事項ではないのでしょうか。
人間は滅亡話が好きで仕方がないのに、真剣に備えようとはしません。

1日

『地球は五〇年以内に滅亡するが、頑張れば一万人ぐらい別の星まで行くことはできる』
この状態なら、人類は当然それに全力を尽くす……と普通なら思えます。

しかし、実際にそうなった場合、人類がどうするかは誰にもわかりません。
可能であっても、方舟を送り出さず全員が滅びることを選ぶ可能性もあるのです。

理由はいくらでも考えられます。
国と国の争いを優先する。信仰。予算と秩序を最優先する。少人数だけ逃がすのは公平ではない。

特にありえるのが、「今までは何もしなかった。その前例が間違っていたとは言いたくない。だからこれからも何もしない」という、官僚の論理です。

というか、「巨大隕石が迫っているが、何も準備していないので何もできない……」
準備しないのは正しかった、とそれでも主張できるでしょうか？

確率は無視できる、だからそのための予算は出さないのが正しい、というのは、それが起きてしまった後に「正しかったんだから滅びを受容しよう」と言えるほど絶対に正しいのでしょうか？