枕元の計算用紙
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31日
これは自分で書いてもいいですが、一人でやるのはもったいない気もします。
「2015年1月1日、地球人みんながちょっとだけ賢くなりました。
理由は面倒なので設定しません。
みんな記憶力や思考力が上がり、何より感情に惑わされずに考え行動できるようになりました。しがらみや前例、権威を無視できるようになりました」
それでどうなるのか。今の人類に何ができるのか。
今の技術でできるけどやっていないことは何か。
憎悪と感情論がなければ、世界はどうなるのか。
科学技術が急に進歩するか、進歩しなくても……
あと、前に完成した「自己紹介」……一人でどこかにいて、誰か分からない存在……宇宙人かもしれないし、わからない……に自己紹介をしろと言われる。宇宙、地球、人類……全部説明せよ。 これも、たくさんの知恵を集めてやってみたいことです。
30日
子供の教育として、「小遣いは何もしなければ一日10円、既定の努力をすれば100円」と決めておく…
既定の努力は、10分ほどこれと支持された本を手で書き写す、10分ほどできる計算問題・答え合わせ・間違えた部分のやり直し、ストレッチングして5分程度全力で走って帰る(雨の日は腕立て腹筋スクワットでも)ぐらい。
金目当ての害と、努力が習慣になっていること、その努力による高い体力と基礎学力の益、どちらが大きいでしょう。
どちらかの親が努力を確認するのもありです。
一緒に同じことをすればより有効でしょうし、親も勉強できます。
また、塾のような形で委託するのも手です…小遣いの金も預けて。
29日
今は、「物語」が崩れています。
これまでの、「国民国家」と「共産主義」の物語……「進歩」の物語。
今の日本には、ただ「アベノミクス」という虚しい物語……粉飾された経済成長、うつろな国家主義、恐怖による団結……がうつろに響くだけです。
左派は物語を紡ぐ力を失い、壊れたレコードのように残響を繰り返すだけです。国家を克服した、平和と平等、それに自然回帰を加えた機能するはずのない物語を。もはや多くの人にお花畑と蔑まれながら、蔑まれるほどに意地になって閉じこもり、狭い輪の中で思考を止めるだけです。
半分以上の国民は、もはやいかなる物語にも関心はありません。物語に……国と未来に背を向け、自分が今日一日を生きるだけです。
新自由主義という物語も、もはや神通力を失っています。それでも他に物語が見当たらないのです。
ベーシックインカムや第四世代原発、軌道エレベーターなどは、物語としては流産してしまったようです。
僕には見えます……産まれかけて流産した物語の屍が累々と転がる廃墟に、崩れかけかれた塔が二本立っていることが。
その一本……ホシュは崩れかけた国を支えていますが、自らももはやうつろで崩れかかっています。
もう一本……サヨクは崩れすぎて国との接続を失い、柱ではなく枯れ木でしかありません。ごくわずかな人たちに影を与え、そして影だけを広く投げて、新しい芽の出現を徹底的に阻んでいます。
アメリカはただ、「アメリカ」という絶叫と「神」、そして「恐怖」だけが支えています。
「アメリカンドリーム」「進歩」という柱はともに崩れてしまいました。
野党のない、空疎な物語しかない……日本もアメリカも、下半分、もしかしたら99%にとって絶望しかない……
ピケティの「21世紀の資本」は格差が広がることを見事に分析しました。しかし、その解決策として書かれた世界富裕税を本気にする人は誰もいないでしょう。
ひたすら格差が広がるばかり、どうすることもできない…それが見えてしまっています。
どうすれば、新しく希望のある物語を紡ぐことができるのでしょう。
安倍自民という希望があるという人は言うでしょう。でも、一つの物語だけではそれがしくじったら終わりです。
別の、希望のある物語が必要なのです。
でも、それは芽さえも、どこにも見当たりません。
28日
日本円はいつ紙くずになるかわからないので金(ゴールド)…とたびたび考えます。
そう思って調べると、つい二十年前の何倍だろう、と頭を抱えます。あの時に買っておけば、と。
でも、それはまさしくサンクコスト。決して取り返せないのです。
今日本円という一つの籠に卵を入れるか、それとも高くてもゼロにはならないゴールドという籠に卵を分けるか、それだけの問題なのです。
27日
前近代社会は、様々な家が権力を争うものです。
その愚かしさを避けるため、いっそ身寄りがないことがはっきりしている孤児を常に数千人幼いころから教育し、優秀な何人かから選抜し、去勢してから支配者とする…という手をなぜ使わなかったのでしょう。
まあ、プラトンの国家ですね。
または、完全にくじで選ぶとか。
26日
この株価は一体何でしょう。
どんなプラス要素があるのでしょう。
日本は閉店シャッターだらけなのに株価最高値という意味不明。
そして、シェールガス革命以外、技術の大きな進歩はあるでしょうか。
これからあるでしょうか。
2045年問題、技術的特異点を期待している人もいます。
もう技術は終わりだと思っている人も多いです。
技術が終わりなら、経済も終わりであるはずです。
IT以外の技術は三十年前に打ち止めだ、と思うのなら、黄金を買うか、または今だけ楽しめばいいです。
技術に希望を持っているなら、技術に投資しているはずです。
まだまだ伸びると信じているなら、株を買えばいいはず…技術関連の株を。
何がどうなっているのか全く分かりません。
25日
クリスマスは本来七面鳥ですが、日本人が持っている調理器具ではかなり大きすぎます。
厚い鉄の板六枚、または半分に割った円筒二つと蓋二枚で構成された、分解可能でガスレンジ・IHクッキングヒーターで加熱できる大型オーブンがあれば便利では。
蝶番は痛むかもしれませんが、矢板のようにプレスで作った溝に滑りこませるようにして。
コンビニとかも、普通に食べられるサイズの七面鳥料理を出して「本当はクリスマスは七面鳥です」と宣伝すれば、ケンタッキー・フライド・チキンの牙城を崩せるかもしれません。
まあ、コンビニなどのチキンでとっくに崩れてますけど。
24日
キリスト教が本当で、死ねば天国に行き永遠の命を得られるとしたら…
よく考えれば、死ぬのとどう違うのでしょう。
天国では、神の愛に包まれ、心は完全です。
負の感情は何一つ抱くこともありません。
欲望も、怒りも、恨みも、苦しみも一切ありません。
ひたすら、神に対する深い愛と感謝、真実と分っている深い深い信仰と無限の喜びだけです。
心が一切変動することがないのなら、それは生きているとは言わないでしょう。
地獄の苦痛も、心が一切変動することがないほどなら、それもまた死んで無になるのと何が違うでしょう。
というか、僕は今心から祈っています。
天にまします主なる御神さま、どうか哀れなしもべの祈りに応え、尊き御顔をお示し給え。
全力でぶん殴ってやる。てめーがくそったれな設計ミスの欠陥品を野放しにしたせいで、どれだけの子供が虐殺されたことか。
この一発はアンネ・フランクの分、そして…『虐殺の世界史』全部、合計何億…
ついでに絶滅動物の分も殴らせろ。
23日
新しい時代は実に残酷です。
きわめて高い知性と人間関係能力を持つ、ごく一部だけが人間としての尊厳……高い収入、家族、社会的承認……人間が普遍的に求める「物語の主人公であること」を得られます。
以前は能力がそれほどでもなくても、「群れの一員」、「誇り高い労働者」の地位がありました。
今は、ごく一部以外は、使い捨ての単純労働者です。
いっそ教育で……五歳ぐらいのときに、全員に大学水準までの教科書・問題集をまとめて与えて……十二歳の時にテストし、全部マスターしていた天才のみを「人間」と認めて教育し、それ以外は「おまえは主人公じゃない、人間じゃない」と叩きこむのが正しいように思えます。
22日
サンゴ礁が育つ緯度の海に浮きを浮かべておけば、それだけで二酸化炭素は吸収できてしまうのでは?
サンゴが育てば、その殻に二酸化炭素が固定されていきます。
サンゴが育つには暖かい海に岸辺があれば、それだけでいいはずです。
できないとしたら何が問題でしょう。波の荒さ?それなら波除けがあればいいだけです。
何か微量元素が必要ならそれも施肥してやればいい…大した量ではないでしょう。
いや、もう一つ結構簡単に大気から二酸化炭素を取り除く方法があります。
二酸化炭素が固体になるのは摂氏マイナス八十度程度。
記録としてなら南極でその低温はあります。
もう少し低い温度を広い範囲で保ってやれば、その空気から二酸化炭素は取り除かれます。
そのまま大気の循環で、地球の大気全体から二酸化炭素は除かれるでしょう。
南極がそれぐらい冷えるよう、大きい日傘を宇宙に打ち上げてやればいいだけです。
21日
人間には三種類ある気がします。とても偏った視点の分類ですが。
ちゃんと成功している人。
人の足を引っ張る喜びしかない人。
成功していない、壁に頭をぶつけ続けている人。
20日
STAP細胞事件がやっと決着したようですが、あれではっきりわかったことがあります。
科学について最低限知っている人間は、日本ではとことん少数派だ、と。
僕にとっては最初から明白でした。
「常温超伝導騒ぎと同じだ。
第三者の手で再現実験をしろ。再現できればSTAP細胞はあるし、再現できなければSTAP細胞はない。
実験方法を公開できないのなら、その時点で科学ではない。
不正か勘違いの思い込みかなんて知ったことか、科学者も人間なんだ」
以上。
科学の素養がある人間は、全員同じ考えだと僕は確信しています。
これで騒ぐこと自体、科学の素養がゼロ…常温超伝導騒ぎの記憶もないし、カール・セーガンやリチャード・ドーキンスの著作も全く読んでいないことのいい証明です。
予防のためにいろいろ騒がれていますが、ばかばかしい。
常温超伝導騒動を、義務教育に入れて国民全員に教えること。
国民全員に、セーガンの「悪霊にさいなまれる世界」を読ませること。
というか義務教育に「科学」そのものを入れること。
そうならないのは、単に人間には、「公平/不正」道徳モジュールが進化的に作られており、不正に対する怒りが圧倒的に大きく理性をなぎ倒してしまっているからです。
祭りは理性より強い、それだけです。
そして、科学にそんな道徳感情は必要ない…唯一わずかにあっていいのは「美」だけ…なのも、わかりきったことです。
誰もが科学を知るべきだ…これは僕にとっては一番大きな確信です。
19日
パキスタンでのテロは、今の日本人の僕にはおぞましい残虐行為に聞こえます。
しかし、あれを支持している人はたくさんいます。
イスラム国の女性奴隷化も、ボコ・ハラムの女生徒売買も。
日本の冤罪が多発する警察・検察・裁判システムも。
工場畜産も。
児童の奴隷労働に依存したブランド服も。
知らないだけでしょうか?
ただ、人は自分の群れが、宗教が正しいことを疑うことができない…それだけです。
正しい・間違っているを測る天秤、そのものが宗教・群れの物語と一致しているのですから。
18日
日本で無風の選挙が終わった、その間にも世界は動いているようです。
経済の混乱。
おぞましいテロ。
そして、火星において微生物の存在を示唆するメタン濃度の変化。
世界は日本だけではないです。
17日
ちょっとした悪夢。
トロイ戦争のように、投槍を武器にした戦争…なぜか兵はジャージ姿で男女混合のようですが。
遠くの船にしつらえられた桟敷で神々が見物しています。たぶんダン・シモンズ「イリアム」のノリ。
で、僕の側は負けたらしく、整列させられています。
「売られる」とか「去勢される」という噂もあります。
隣の女性がトイレに行きたいといっているので、列を監督する人にそう言うのですが「トイレなどない」「先進国の側に逃げたいのか」と言われました。
トイレもなしに戦争ができるか、と叫びたくなって…そこで目が覚めてトイレに行きましたが、要するにその場でしろ、ということです。
そして、人間は長い間、トイレなしに戦争をしてきました。
それで、剣で殺されるより伝染病で死ぬほうが多いのが当たり前でした。
また、人間…少なくとも近代人から尊厳を奪い、家畜以下の存在として虐殺にいたるときに、まず奪われるのはトイレです。
虐殺するために人を集めるときも、トイレなしで長時間整列させ、休憩も何もなしで垂れ流しながら行進させるものです。
列車に立錐の余地なく詰めこんで、何日も水すら与えず、もちろんトイレ休憩などなしでその場に出させながら強制収容所に運ぶのです。
軍隊ではトイレのプライバシーもないことがあるそうです。
今のこの、日本で清潔な暮らしをしている僕たちも、いつその身の上になるかわからないのです。
16日
資金の行き場がなくてバブル、という話は十年前からあります。
それはもはや文明の危機では?
有望な投資先が何もない、科学技術はもう進歩しない、という意味にならないでしょうか?
いや、大恐慌もチューリップもバブルが膨らみ崩壊しましたが、その後科学技術は大いに進歩しました。
バブルは、「投資が科学技術でなく、別のバカバカしいところに集中してしまう」ことなのでしょう。
そういえば日本の90年代のバブル崩壊…なぜ資金は、ITではなく不動産に行ったのでしょう。
そして今、アベノミクスはじめ各国の金融緩和の資金は、どこに流れ込み泡になろうとしているのでしょう。
15日
総選挙の結果は正直意外でした。意外なほど穏健、保守的。
僕自身は民主党一桁……自民党単独400議席や、自民・次世代の極右二大政党も覚悟していました。
共産党の躍進、自民党の勝利は予想通りとはいえ、民主党がこれほど残るのも、次世代の党が壊滅するのも、社民党が生き残るのも意外でした。
要するに日本の有権者は、ここ最近の国会に結構満足している、またこれ以上極端な右傾化は望んでいない、といえそうです。
また、憲法改正も自民党単独ではできない、公明党の同意が必要…あのとんでもない自民憲法草案がそのまま通る可能性も低いようです。
だから「保守」としたのです、「ホシュ」ではなく。変化を嫌う、という意味で。
それは安心感でもあります。
ただ、民主党が消滅を免れたことで、新しい野党の登場の可能性はまた遠ざかりました。
新55年体制…少数野党が巨大与党をけん制する、という程度の状態が当分続きそうです。
それも共産党が極端な旧来左派、民主党が穏健に、そして維新が極端な新自由主義で改革を求める、とバランスもとれています。
これは今後も安定する体制なのか、また政治改革はどう総括されるのか、安倍政権の暴走は、アメリカは靖国参拝を許すのか、経済は…それらはゆっくり考えていきましょう。
14日
今安倍自民に反対なら…または、全部任せて考えるのをやめるのは危険だ、と思うなら…何をすればいいのでしょう。何党に投票すればいいのでしょう。
歴史としてみれば、「政治改革」が失敗した、ということです。
政治改革は、当時の日本の…多くの識者から見て、民主化運動ともいえるものでした。
自民党の一党独裁、55年体制の閉塞感を打破して、新しい時代に対応する民主主義を、と。
二大政党制がその答えになるはずでした。そのために小選挙区制にしたのです。
しかし、結果的には二十年後に自民党の完全独裁、二大政党は成立せず…が結論です。
なぜでしょう?
二大政党批判として、「日本は英米のように階級に分かれていない」があります。
しかし、今の日本は階級に分かれようとしているのです。正社員と非正規+ブラックに。
ならばそれを基盤とした二大政党ができて当然では?
また、都市型政党も言われた言葉でした。従来の、「農村と自営業者を基盤とした自民党と、労働者の社会党・共産党」から、「都市労働者を基盤とした」「地方を基盤とした」…。
現実には、労組を基盤とした民主党が、エリートと貧困層両方の、都市を含めた支持を失いました。
小泉以来の自民党は農村や自営業者に不利益を押しつけましたが、その層は代替政党を見つけられず、少なくとも別の大政党を作ることはしていません。
改革を期待する都市ポピュリズム層が期待した維新も自壊しました。
そして残ったのは、事実上共産党だけです。自民党に対抗するには弱すぎます。
右側の人が言うように、自民と次世代の保守二大政党は成立できるでしょうか?自民と維新は無理そうです。
さて、民主化…日本の再民主化は可能でしょうか?
最大の問題は、小選挙区制という状況からは民主党のような、支持されない大政党しか出現できないと思われることです。
反自民の左派から見れば、民主党は極右にされます。また、自民党支持者を含め広く増えた右派から見れば民主党は極左です。
そのような政党しか大きくなれなかったのが、選挙制度改革以降の日本政治でした。
また、現実の政権運用能力もありませんでした…自壊はどうしようもありません。
しかし、それで次に自民党が明らかな間違いをしたら、どうなるのでしょう?
比例でしか当選できない共産党と極右政党がいくつか、という状態で。
まあその前に、本当に野党が消滅したら自民と公明の関係がどうなるかもわからないところです。
今は公明党が野党の役割をしているようですが、それはいつまで…
今、政治改革を主導した人たちは、「やはり民主党しかないから民主党を復活させろ。経験は積んだんだ」としか言えないようです。
しかし、その可能性はあるでしょうか?
ない、そして自民党に全部任せることもしたくない、共産党が政権党になれる希望もないのなら、新しい政党をまた作るしかありません。
今のところは、新党を考える人はいないようです。
最近の、そして今回の選挙で、新党はできるのが止まることもないと同時に生き残ることもできない、それが事実のようです。
13日
選択肢をください。
護憲でなく平和と人権を主張する選択肢を。
脱原発ともんじゅの二択ではなく、小型高速増殖炉や溶融トリウム塩炉という選択肢を。
愛国左派や、貧民救済・非売国を。
いや、もっと簡単に考えましょう。
今、「支持政党なし」は少なくとも四割、おそらく半分。
半分が「どの店も嫌い」と言っているのです。
そんなおいしい市場はありません。その半分…全体の25%だけでもつかめば大もうけ(政権交代)できるのです。
なぜ新しい店がその市場を狙って新規参入しないのでしょう。
どんな政策なら、思想座標のどこなら無党派をつかめるのか、なぜ誰も考えないのでしょう。
まともな政党はない。
だから「自民に全部任せる」か「棄権する」だけ…または、今ある少数の信者以外には支持されていない野党を応援し続ける…
その絶望的な選択が、これからもずっと続くのですか?
まともな政党を作る、という選択肢は、日本人には絶対に永遠にないのでしょうか?
刑法で禁止されているのですか?
考えただけでも公安警察と新左翼の暗殺部隊に家族ごと拷問虐殺されるのですか?
僕は前から同じようなことを書いていますが、今も生きていますよ。
いいですか、「花粉症根絶」だけで確実に政権は取れます。圧勝に必要な得票数より、花粉症患者のほうが多いのです。
そして花粉症根絶は、文化・環境面で重要なもの以外のスギ・ヒノキの人工林は原則として切り倒し植え替える、で可能なのです。
さらに、どうしてもまともな野党が作れないのであれば、小選挙区制はやめるべき…これも明白なはずです。
小選挙区制でまともな野党がなければ、自民党が完全勝利し続ける…ブレーキがなくなるのは自明です。
それはよくないことのはずです、今の自民党がたとえ信頼できるとしても。
12日
今の日本人に、「選挙で日本がよくなる」と思っている人は事実上いません。
もはや、選択肢があると思っている人もいないでしょう。
共産党に政権交代、という可能性を本気で信じている人は本当にいるでしょうか?内心は諦めていて、日本人の多数に対する激しい怒りと恨みがある…または考えるな、信じろと自分に言い聞かせているだけでしょう。
また、「民主党が優れた政党に変革され、また議席を伸ばして政権交代し、それで日本をよくする」と信じている人間もいないと思います。
一番多数派なのは、「自民党は保守だから一番ましだ」です。それは、自民党が失敗する可能性を考えない思考停止に他なりません。
それとも本当に、日本人の大半は、「自民党に全部任せる、野党は必要ない」と確信してしまったのでしょうか。
この状態は、絶望は永続するしかないでしょうか。
そしてアメリカも、多数の有権者が全ての望みを失ったようです……オバマ大統領に対する失望と共に。オバマも、民主党も共和党と同じ、ウォール街の、1%の代表者だ……と。先の中間選挙で、第三党の躍進はありませんでした……別の選択肢を探そうという気力は無いようです。
なぜ、どちらも「別の選択肢を作る」ことを決して考えないのでしょう。
日本の、無党派層は単独で政権交代が可能な人数がいます。
アメリカでも、投票先がない人は多数います……文字どおり99%。
動きさえすれば、何でもできる人数がいます。
しかし、その人々は完璧に絶望させられています。
日本もアメリカも、選挙は無意味になったようです。
どうやってそんなことができたのでしょう?
さらに香港のデモも完敗したようです。
世界のどこにも希望は見当たりません。
11日
グリーンピースによるナスカ地上絵の破壊にはあきれてものも言えません。
「自分は絶対に正しい」に組織全体が凝り固まって、自分たちの基準以外の善悪があると、考えることもできないことがはっきりしています。
メッセージ自体の、「再生可能エネルギーしかない」もふざけた言葉です。核融合が絶対にできないとなぜ知っているのですか?自分たちは全知だと思っていなければ、そんな主張はできません。
自分たちは全知であり、絶対の正義だ。だから何をしてもいい。
そうはっきり伝わってきます。
はっきり言えば、この件で「環境」それ自体が悪とみなされるのが心配になるほどです。
グリーンピースとは別の環境保護が盛んになってくれることを願うだけです。
10日
ベーシックインカムは、絶対的に生活保護より優れています。
生活保護の批判としては、「水際作戦で餓死者」「不正受給」「最低賃金より生活保護のほうが高く、働いたら負け」。
三つともベーシックインカム一発で解決するのです。
ベーシックインカムは「水際作戦」が使えません。無条件ですから。
不正受給もありえません。全員に定額が支給されるのですから。
そして、全員同額なので、生活保護と違って少しでも働けば、その収入は全額手に入る…働くほうが働かないより得なのです。
なのに、なぜベーシックインカムを主張する人は少ないのでしょう?
ベーシックインカムより生活保護が、どこが優れているというのでしょう。
生活保護のほうがいいといっている人が左派なら、「あんたは餓死を容認している」と言ってやればいい…
そして、もし右派で生活保護のほうがいいと言っていたら、それこそ「働いたら負けの社会のほうがいいんだ」です。
右派でベーシックインカムを拒絶するとしたら、それこそ生活保護も廃止して貧困層ガス室送りだけしか整合性は取れません。
そしてベーシックインカムを拒絶する左派は、何がしたいんでしょうか?
なぜ、ベーシックインカムを最前面に立てて主張する政党はないのでしょう。なぜ共産党・社民党はベーシックインカムを最大公約にしないのでしょう。
なぜベーシックインカムを主張した新党日本は泡沫のまま消えたのでしょう。維新も強調しないのでしょう。
やはり日本は、「働かざる者食うべからず」「所詮この世は弱肉強食、強ければ生き弱ければ死ぬ」から逃れられないのでしょうか。
9日
現状のまま、正社員を非正規社員にしたら、要するにごくわずかな超エリート以外子を産み一流大学を卒業させることはできません。
身分制度になるだけです。
逆に、非正規社員を正社員にしようとしても、無理なので形式的な制度ばかり変わって、非正規社員はますます不利になり、身分制度がひどくなるばかりです。
どちらにしても身分制度なら、いっそしっかりした身分制度を作るべきです。
それが嫌なら、現実を直視して「フリーターがフリーターのまま子を産み育てることができる、かつ両親ともフリーターでも天才児なら一流大学に行ける」システムを考えるべきです。
でも、左右ともそれはとても嫌がります。
8日
西洋文明の愚行といえば、自動車もそうです。
人一人とその荷物を運ぶのに、何トンもの重量は必要ありません。
軽量化したオート三輪で十分なのです。
今の技術なら、それこそ三輪バイクを透明なエンプラシェルで包んでしまえば十分です。
重量も、燃費も道路整備コストも一ケタ違うでしょう。
軽量透明素材がない時代、馬車の延長のデザインがそのまま定着してしまったのが間違いです。
7日
枕元のラジオがあるといいです。
CDも聞けて目覚まし時計にもなるものが。
たくさんあるといわれそうですが、「イヤホンを使わないとステレオで聞きにくい」という欠点があります。
さらに近頃あるものの多くは、バックライトが強い青LEDで、眠れないし待機電力も大きい…電源を切ると時計機能はないと同じです。
畳に置くことも、ベッドの背板にひっかけることもできる、最小限CDを鳴らせるだけの薄い本体。ブックシェルフよりさらに小さいスピーカーが二つ、長く丈夫な線でつながっている。
目覚まし時計・オフタイマー機能あり。
読書灯・常夜灯・消灯の三種類が選べて、消灯だと事実上光はゼロ。読書灯はそれなりに強い暖色LED。
「電源を切る」は消灯状態になり、待機電力も時計維持だけ。時計は電波時計。
CD、FM・AMラジオ、USBメモリからの再生のみ。
あればいいですが。
ただ、CDの回転音は結構大きく、枕元で眠りを妨げないよう音量を落とすとどうしても気になってしまいます。
CD再生は外したほうがいいのでしょうか。
というか、パソコンから長めの延長コード+小型スピーカーでもいいんですよね。
パソコンのほうで「一定時間入力がなければ電源が切れる」設定は簡単ですし、ネットラジオでもかなりのチャンネルは聞けますから。
目覚ましにするのは少し面倒ですが、可能なはずです。
6日
今後、多数の凡人はどうなるか……
まず、「質のいい技術が進歩する」「しない」の分岐があります。
ITは質がいい技術ではないようです。
質がいい……鉄道や自動車のように多くの雇用を生み出す技術。おそらく、移動やエネルギーに関する技術だと思います……が進歩すれば、みんなこれからも豊かに、またより便利になるでしょう。
それがなければ、水が低きに流れるように、富そのものの性質から、ずっと富は少数の金持ちに集まり格差は拡大することが、事実上確定されます。
さてここで、選択肢は?
まず考えられるのが、「全員生かす」「不要な者は殺す」という選択。生存権・社会権そのものを認めるか否か。
今後の経済で、生存権を認める理由はもうありません。
高度成長期には、失業者も勉強すればより高い賃金の仕事に就けましたが、今後は……技術について悲観的な前提では……それはない、単に不要になりますから。
より細分化すれば、「強制収容所」「身分制度」「最低限生存の保障」「再配分による中流社会の維持」。
ナチスドイツ・ソ連の強制収容所は、両国の経済にとって不可欠でした。今後、それが最適解になる可能性は高いです。
次に身分制度……激しい格差がありながら社会を安定させる、と目的を絞れば合理的です。
何より、人類にはたくさんの、身分社会のノウハウがあり、機能することは実戦で証明されているのです。
最低限生存保障……本来それが一番現実的かつ人道的ですが、少なくとも日本では力を持てません。
左派は思考停止(軍備削減・富裕層増税・内部留保・全員正社員)……実際には百年前の共産党内の個人攻撃を教条として福祉を否定する伝統が染みついています。もとより右派は福祉否定。
同じ理由と、さらにおあしがない、という理由で再配分で総中流など、不可能を通り越しています。
というわけで、現実には強制収容所と身分制度の二択です……日本では。
まあ、日本人にはもう、政治における選択肢はないんですが。
僕はただ、拷問なしで死ねますように、どうせガス室なら少しでも短い苦痛で死ねるガスでありますように、と祈るだけです。
5日
今、パソコンとごく安価な機材、いやスマホでもスカイプでテレビ電話は簡単です。
でも使えない老人もいます。
家が汚くてテレビ電話が嫌という人もいます。
テレビ電話ボックスがあればいいのでは?
特に遠隔地に親族が離れて住んでいるなどでは、大きい都市に出て、テレビ電話ボックスからテレビ電話ボックスで会話できたらメリットはあると思います。
ほかにも、インターネットでの調べものや買い物、いや動画投稿視聴ですら、「やってみたいけど自分ではパソコン使えない」人は多くいるでしょう。
補助する人がマンツーマンでついた、高級感のあるネット喫茶…ないはずがないのですが。
4日
日本が東京近くに巨大な港湾・空港を作るとすれば、メガフロートしかありません。
場所は?九十九里沖・相模湾・東京湾中央部の三箇所です。
九十九里は距離が遠いです。
成田までの陸路はありますが、成田空港が無用になるのは利権問題になるでしょう。
相模湾は距離は似たようなものですが、それまでの地形が急峻で、多くのトンネルが必要になります。
さらに横田空域で、日本ではなく米軍が管制しています。
東京湾は多くの航路を妨害してしまい、面積に制限があります……東京湾では狭いほどの規模にはならないかもしれませんが。
ある程度は横田空域問題もあります。ただしそれは九十九里沖でも同じで、横田空域を避けたければ関東地方を諦めるほかありません。
総合的に見れば東京湾です。
3日
「はやぶさ2」の打ち上げ成功には心底ほっとしました。
やはり人類は、科学は、見えにくいところでも一歩ずつ前進しているのです。
スティーヴン・ホーキング博士が警告したように、それがシンギュラリティ…人工知能に達して、かえって大きな危機を招く可能性もあるでしょう。
しかし、進歩を止めたら人類は、地球の生命はジリ貧なのです。遅かれ早かれ、百年後であれ十億年後であれ。
2日
『人類5万年 文明の興亡』結構面白かったです。
まず根本のテーマ、「なぜ北京のアルバート公(アヘン戦争の同時期に、中国がイギリスを征服した現実とは異なる歴史)ではないのか」という問題は、僕が常に考えていることの一つです。
そして最後の、文明崩壊(夜来る)か技術的特異点か、というのは大いに賛成。
問題なのが、「黙示録の騎士」「固い天井」と独自用語にこだわること…まあこれは翻訳の問題かも。
また多くの文明の衰退にかかわっている、環境問題…森林枯渇や塩害…を無視していること。
「なぜ東洋ではなく西洋か」という問題提起は僕がまさに求めていたものですし、その「地理だ…鄭和がアメリカに行くための距離は、コロンブスの二倍だった」というのもかなり説得力がある答えです。
ただ、それだけでは「なぜ元は北海道やオーストラリアを征服しなかったのか」問題の答えにはなりません。
そして、キリスト教スペインではなく、イスラム教スペインもアメリカに行けたのに行かなかった、なぜか、という問題の答えもありません。
そう考えてみると、あの時のスペインはある意味すごく幸運で、その幸運が逆に罠となったのです…
アメリカ大陸がなければ、コロンブスは絶対インドにはたどり着けず途中で死んでいました。
彼は計算を…地球の大きさを大幅に間違えたのです。
アメリカ大陸のおかげで彼は助かったのです。
そしてアメリカ大陸には、中国がニューギニアに行っても、古代ローマがグリーンランドに行っても、モンゴルが日本を征服しても北海道にたどりついても…そしてインドに行った鄭和にもなかったものがありました。
アステカ帝国・インカ帝国という、精製された金銀の山。伝染病のアシストのおかげで軽く勝てる軍事力で、しかも頂点を奪えば大人口を奴隷として使役できるほどの官僚制度つきで。
逆にそれがない限り、海に出る動機はなかった…?インドもオーストラリアもマダガスカルも、鄭和にとっては征服する価値はなかった…インドは楽勝できない文明(+伝染病)水準で、オーストラリアやマダガスカルには精製された黄金の山はなかったから。
いや、そんなことはありません。もしアメリカ大陸が存在せず、大洋側に出ても絶対に誰も帰ってこないとしても、当時のヨーロッパは喜望峰回りのインド航路を開拓しました。同時期の中国がオーストラリアに行こうとしなかったのとは対照的に。
「大航海」がまずあり、アメリカ大陸の発見はその結果なのです。そして技術の進歩を刺激した、多くの国の絶えない戦争も。
同書では、産業革命の根本的な理由は、大航海と戦争によって、技術禁止・沈滞を選ばなかったことだ、とされます。
さらにその理由は、同書では「カール大帝もイスラムも、多くのライバルがいたためヨーロッパ制服は無理だった」という、地理が答えとされています。
だとしても、モンゴル帝国がイギリスを征服しなかったのはとことん偶然なのですが…
地理を偶然とすればすべては偶然とも言えます。
「なぜイギリスだったのか」は、一つの学問分野と言っていいとさえ思います。
あと、「もし中国・日本があと五百年放置されていたら産業革命が起きていたか」という問題も、僕が常々考えていることであり興味深かったです。
1日
「非護憲・防衛力強化」
「『餓死ゼロ』が最優先目標」
「財政破綻・東南海地震・富士山噴火は前提。それでも餓死しないよう計画しておく」
「自給率増、TPPは自給率と伝統を損なわない」
「防災として、工事より道具や物資をあちこちに貯蔵することや訓練を重視」
「生活保護・国民年金を廃止してフードスタンプ+ベーシックインカム。これまで払った年金は何年かかけて半分ぐらい返す」
「消費税の増税は避けるが、預金に税金。投機も増税。科学技術への投資のみ無税」
「市民的自由、反権威主義。ヘイトスピーチ禁止も児童ポルノ禁止強化も反対」
「脱原発でも再稼働でもなく、浮体洋上風力発電・新型原発・海上原発・ガスタービンコジェネ」
「花粉症根絶。スギ・ヒノキ人工林は文化・環境上重要でなければ切り倒して広葉樹を植える」
「科学技術研究に重点」
「理系大学院倍増、十八歳時点の平均数学力倍増」
「介護の機械化」
そんな新党、無理でしょうか。