枕元の計算用紙
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31日
故郷。先祖。
それはとても大きな問題です。
僕は、まあ核融合や軌道エレベーター、自己増殖性全自動工場のようなムチャクチャな技術があれば、「紛争を解決するため、スペースコロニーを多数作り、両方に十倍の土地を与えればいい」とも思っています。
でも、それで満たせるのはパンだけです。
パンのみではない……復讐心、故郷への愛着、先祖に対する義理。
それらすべてを捨てなければならない。
……命がけで抵抗するでしょう。
人は、故郷や先祖のため、復讐のため……千年前の先祖の話でも……ならいくらでも死ねます。
平和のため、生きるためには、何もできません。
人は紛争のため、虐殺と貧困と差別のために生きているのでしょうか。
なら、「人間なんてみんな地獄に落ちちまえ」と叫びたくもなります。
30日
僕は時に、記憶の蓄積にさいなまれます。
ようするにやらかした黒歴史を思い出しては苦しむ自業自得。
不老不死に、人間は耐えられるでしょうか。
罪悪感や思い出したくない恥がたまり、しかも周囲の人間はコンピュータで記憶も増強している。
一人でどこかの星に移住して、すべての映画やテレビを何百年もかけて見る…それで耐えられるでしょうか。
いや、たまっていく記憶にさいなまれるのはどんどん強くなるでしょう。
数百年で限界がきて、死を選ぶでしょう。
記憶を選択的に消すことができなければ、不老不死は耐えられません。
29日
やはり消費税増税は見送りのようです。
問題は、消費税を増税では日本の財政は決して好転しないのです…正気の税率では。
30%や40%など、可能だと思う人はいないでしょう。
新円切り替え・預金税などで、国民の財産の大半をはぎ取るか、またはハイパーインフレしかないのは明々白々です。
さて、それでどうすればいいのでしょう。
日本には、もはや政治的な選択肢はありません。
自民党を選び、それを通じて官僚に任せきる以外に、選択肢はないのです。
自民党は、「有能な者以外餓死せよ」新自由主義と、「家族は食わせるけどそれ以外は知らん」縁故的な分配の野合です。
有能か、または日本の主流……建設業・大手正社員は生きられますが、それ以外は死ぬだけでしょう。
無条件福祉をするつもりはないのです。
民進党も、社民・共産も、弱者にとっては敵です。その三者の前提は、「悪人が無限の金を持ってるから、それを奪えば財政再建と福祉の両立は可能だ」。「竜王を倒して光の玉を取り返せば世界は楽園になる」と同じ、非現実を前提としています。
日本では、弱者に投票先はありません。新しく投票先を作ることも、「何か」が絶対的に阻んでいます。
餓死が定められているのです。
さて、緊縮財政・経済的自由主義の徹底で、国民の九割を極貧にするかわりに財政再建・国家の安定に成功した国はあるでしょうか?
28日
「序盤ではすべての戦闘に勝利し、それが戦略的な大敗につながる」
ナポレオン戦争。ヒトラー。太平洋戦争の日本。イラク戦争。
勝利しすぎてしまい、広すぎる占領地を得て、それが無限に人材・資材・資金を吸いつくす。
交通路……兵站を守る補給護衛能力も、統治能力もない。
「撤退・講和ができない」
ペロポネソス戦争でのシケリア遠征。第一次・第二次世界大戦。イラク戦争。
せめて一太刀報いなければ、と撤退しないことを選んでしまう。勝利しなければ将が家族ごと処刑される。勝つ側が、アメリカ……無条件降伏以外認めない。負けましたと言う当事者が存在しない。戦争が終わったら財政破綻が避けられない。
そのような場合には、その戦争はやる前から絶対に負けており、戦争を始める時点で亡国というべきです。
特に、「もし、すべての戦闘に勝ったら?」……その仮定で考え、それでも戦争には負けると判断できる場合には。
そして、それを無意味な後知恵でなく、事前に見抜くことはできるでしょうか?
……もし、見抜けていても開戦しない選択肢がないのであれば、亡国が必然である……?
ここで重大な問題があります。「ドイツは地政学的に必敗なのか」。
百回繰り返しても、第一次・第二次大戦で地獄に落ちるのは、地図……それ以前の、川・山・海によって定められているのでしょうか。
27日
オバマ大統領の広島での演説は、さすがに歴史に残るものになりそうです。
アメリカでは、演説は世界を変える力があるといわれています。
また、エスタブリッシュ・二大政党が行き詰まったら、マイナス面はあってもトランプやサンダースが出てきます。
それもある意味強さです。
26日
オバマ大統領、広島訪問。
まさか本当に実現するとは…信じられない思いです。
25日
民主主義には、反対意見を許容し、ふらふらしながら衆知でより正しい道に、という面もあるはずです。
絶対に正しい一人が指導する、ではなく。
でも、今の……そしてこれからの日本政治は、それが不可能に近いのでは。
少なくとも今、そして予測可能な範囲の未来では、多くの凡人が試行錯誤して次善を探るという民主主義は、存続できないようです。
社会党の崩壊、民主党政権で、日本で広く共有されている結論……「自民党・官僚・アメリカだけが有能で、野党・知識人は無能」。
そこに、衆知も、反対意見の許容もあり得ません。
一つの大集団、鉄の多角形だけが絶対に正しく、挑戦者は存在できません。
伝統的道徳、唯一政権担当可能、愛国という絶対正義を背負う安倍自民。
そこには、凡人が参加する余地などありません。
統一された、絶対の民意があるのみです。
その民意は実際には、「ミンスはもう二度と嫌だ」「サヨク嫌い」だけですがね。
問題なのが、その信念を強める現実……現実の政治・論壇では、いまだに「日本を攻める国はありません」お花畑が強く、国民の多数に支持される新勢力が存在していないことです。
そして、それに反する勢力も、憲法九条、絶対平和主義という「絶対正義」で考えることをやめている人々ばかりです。
24日
ちゃんとした仕事をしていない、家族を形成し、社会に参加することもしていない、ずっと非正規やニートとして過ごした中高年……
彼らは人間としての質が、家族を持つ正社員とは完全に違います。
それを法的に、同じ人間として平等に扱うのは、現実に即しているでしょうか?
禁治産に近い、何らかの法的身分を設けるべきでは?
選挙権も剥奪すべきでは?
現実に、人格にさえ圧倒的な差があるのに平等な民主制、というのは間違っているのでは?
現実的に人間を考えれば、身分制度は必要なのでは?
ここで考えられる言葉…経験値。
人間としての経験を積んだ、経験値を稼いだ人たちは、それこそドラクエの、レベル2とレベル35のような差があるのでは?
レベル2が百万人集まっても、レベル35には傷一つつけられません。イオラ・ヒャダイン・ギガデイン一発で全員死にます。
同じ人間では断じてないのです。魔王が、神々が人間とは違うように。
13歳の登校拒否から20年引きこもってきた人と、高校・大学と一流校に合格し、一流企業で10年仕事をしてきた33歳は、それぐらい差があるのでは?
そして、その差を作ってしまう経験値。
今の時代のおぞましさは、経験値を得られる仕事が少ないことでは?
ディーセントワークという言葉があります。
まともな社会人になれる、家庭を持ち市民になれる給料と、長すぎない労働時間。
でも、給料と労働時間以上に、「経験値」こそが問題なのでは?
たとえばブラック企業は、給料はそれなりにあります。でもその結果、燃え尽きて首になってからの、本人のキャリアは伸びません。
経験値の低さこそが問題なのでは?
ドラクエのモンスターでも、ゴールドと経験値がある…極端にゴールドが高い敵も、極端に経験値が高い敵もいるように。
24日
「非常に安価な(=低価格で膨大な量作ることができ、環境負荷も小さい)防水素材」
これがあるだけで、世界から貧困を一掃し食料の心配をなくし、環境問題も解決することは容易です。
赤道の海に、少し土を入れたタライを浮かべればいいのです。
大量の雨をタライで受け、まずアゾラを育てて窒素肥料を充分貯めて、水田稲作。
食料が無限大になれば、多くの問題は解決するでしょう。
また、貧困圧政内乱がひどく、「もういやだ」という人は、その素材でメガフロートを作って海に移住することもできるようになるでしょう。
23日
リベラル、というのは何だったのでしょう。
要するに、抑圧から解放される。罪もないのに拷問されない。鞭で叩かれない。
ちゃんと昨日より豊かになれる仕事がある。飢え死にしない。売春しなくてもいい。
この二つでしょうか。
要するに、人間らしく生きられる。
言いたいことを言っていい。人生を楽しんでいい。
なぜそれが人気を失い、保守が勝利したのか…
日本の場合は、要するに売国でないリベラルがないから、につきます。
ではなぜ、日本のリベラルはことごとく売国になったのでしょう。
売国でないリベラルを禁止したのは誰でしょう。
なぜ、新しく売国でないリベラルが出てくることもないのでしょう。
22日
しくじったら責任転嫁不能でひどい目にあう、ならいい主権者となる…そういう考えがあります。
民主主義もそうです。
また、アフリカの独裁国家…そして武装集団たちの質が低いのは、援助があるため国民を食わせる責任を持たず、失政しても隣国に侵略されるリスクがないからだ、と。
本当にそうでしょうか?
第一次世界大戦の皇帝たちは、これ以上ないほどひどい目にあいました。
でも、彼らは止まりませんでした。
ひどい目にあうことを予測できなかったのでしょうか?
主権者が得る情報を遮断すれば、いくらでもコントロールできてしまいます。
そうなれば、結果どんなひどい目にあうとしても、正しいと人間なら思ってしまうことをやるだけです。
対抗する方法はありません。
21日
改憲推進派は、自分たちが全知全能であると思っているかのようです。
今の憲法が日本語として駄目。自分たちは完全な日本語力を持っている、と。
そして、護憲側からの、人権や立憲主義などの批判すべてを、「世界の趨勢」の一言で否定しています。
憲法は国を縛るものだ、といわれたら、世界の趨勢はそうじゃない、と。
憲法は国柄を書くのが、世界の趨勢だと。
それをどう確かめれば良いのでしょう。
彼らに言わせれば、憲法学者はサヨクであり、嘘つきです。
だからといって、改憲推進派の言葉がすべて真実だと信じるべき、とはなりません。
現実の、世界憲法学会の趨勢を、どのように確かめればいいのでしょう。
また、最近の憲法を参考にして「世界の趨勢」というとしても、たとえばロシアやアフガニスタンの憲法を「世界の趨勢」とするのは正しいでしょうか?昨日まで戦国時代、憲法制定当時も国民の九割が飢えている新国家の憲法が、最も先進的な憲法でしょうか?それこそどんな手段でも国家の安定が最優先、拷問禁止なんて甘いこと言ったら百万人死ぬんだ、という国の憲法が「世界の趨勢」だから絶対正しい?
立憲主義とは何か……自民党と憲法学者のどちらが正しいのか、どうすれば確かめられるのでしょう。
広辞苑はサヨクが書いてるので間違っている……なら何で調べれば?
大英百科事典の英語版?
サヨクが信を失ったのは事実です。
しかし、だからといって、自民党……それも明らかに「国体の本義」を盲信し、個人主義を否定している人々に、全権を与えその言葉がすべて真実だと信じなければならない、とは思えません。
第三の立場、真実を確認する方法が必要なのです。
20日
アベノミクスを本気で信じている人間は、日本に今何人いるでしょう?
官邸と、アベノミクスで儲かっている人だけでは?
日本人の大多数は、経済なんてどうでもいい、何も期待していない。
ただ、ミンスでなければ何でもいい。
19日
この太陽系は、結構豊かです。
木星の衛星には石油や水もたくさんあります。
現実の太陽系にある多様な星々や、仮説上ですが海洋惑星・炭素惑星などの利用法を軸にしたSFは…
そして、少なくとも僕は知らないこと。
地球外の、鉱業資源。
水以外では鉱脈はできないのでしょうか?
液体窒素の火山では、鉱脈はできないのでしょうか。
18日
「現在存在する野党は全部使い物にならない」かつ「安倍自民に全部ゆだねるのはさすがにコワイ、野党はあった方がいい」
この立場にある人は、日本人の何割でしょう。
そして、その両方が正しいなら、すべきことは一つ…全く新しく、現実的かつ人権擁護の政党を作る。
本当に僕一人でしょうか?
誰一人、その主張をしている人を知らないのですが。
本当に日本には、「日本を攻める国はありません」と「安倍ちゃんはヒトラーとは違うから完全独裁でいい、野党はいらない」の二つしかないのでしょうか?
17日
地球人全員が、同じ生活水準だとします。
「地球の、フローだけで可能」
どんな生活水準でしょう。
僕は餓死寸前だと思います。
環境保護者は、現状より少しだけ不便な程度、むしろ幸せだと宣伝します。
人類の救済法を書いているのは環境保護団体ばかり……科学者・SF作家側からは?
また、滅亡本はたくさんありますが、「すべての卵を一つの籠に入れるな」はタブーです。
16日
テロによって浮き彫りになる、別の面…
新しい時代には、国家と大衆の契約が変更されてしまいます。
「勉強し働けば中流階級として豊かな生活、平等な地位を得られる」
「令状なしで逮捕され拷問され消されることはない」
この二つが消滅した今、近代国家は死んだのです。
ほとんどの国民に、「明日はもっと豊かに」「中流」という餌を与えられるのは一時的なこと……
それが終わったら、国家は何によって統治するのでしょう?
いくつもの独裁国家がヒントになるでしょう。恐怖と外敵、情報制御。
鞭。麻薬。単に、死……ロボットがあるから、もう人はいらない。
中産階級の時代が終わったら、恐怖と暴力だけの時代になるか、それともロボットの時代になるか……それ以外選択肢はないのでしょうか?
15日
軍事において、特に現場近くでの「工業」を注目していませんでした。
戦場で曲がった刀を直した時代から、戦場では常に「工業」は行われています。
機械化されればなんでも修理します。
破れた服や靴を縫うのも重要な修理でしょう。
また、農業との中間になりますが、戦場近くで家畜を肉にする作業も、古今の軍で行われてきました。
それどころか、いけにえ儀式は「家畜を肉にする仕事」でありつつ、司令官の最も重要な仕事でもあったのです。
良質の肉の分配で、序列を確定し賞罰を行い、将兵の扁桃腺を満足させるのです。
近代軍において、工業はどの程度重要でしょうか。
どれぐらいの規模の集団に、どの程度の工業能力が配備されているのでしょう。
戦車にしろ戦闘機にしろ、現場での修理は必須です。たとえニコイチ共食いであろうと。
14日
民進党がとことん無能なのははっきりしています。
で、なぜそれにとってかわる野党ができないのか?
自動車会社なら、二番手企業が無能なら、三番手企業がとってかわるでしょう。
日本政治ではそれができないのです。
そう見れば、今は55年体制が再現されたにほかならないことに気づきます。
自民党。社会党のポジションに、護憲を主張ししがみつく民進党。そして両方を批判し続け、結局は自民党を助ける共産党。ほかの政党はごく小さいまま。
55年体制の時から、日本では新政党が第二党の地位を得ること自体が絶望的に困難なのです。
昔の民社党はなぜ、社会党を蹴落として伸びることはできなかったのでしょう?
最近の、みんなの党も維新も、存在し続けることすらできませんでした。
それをきちんと検討すべきかもしれません。
また、なぜ反米保守などが勢力を持てなかったのかも。
13日
民主党〜民進党が、有権者に支持されたくないかのように行動しています。
その理由は、それが新しい日本のシステムに命じられている奉仕だから、では?
支配者に命令されていると考えるしかないほど、支持されないために行動しているとしか思えないほど愚かなのです。
政権交代と改革だけの、空虚な大政党。
ここで有権者の思考……選択肢、自民党に投票する、民主党に投票する、共産・社民などに投票する。そして新党を作る。
自民党支持者であれば問題はありません。
ここで、自民党に反対な人がいたら……自民党の議席を減らしたい。その場合、民主・民進党が存在していれば、共産党や社民党に投票することは、自民党の議席を増やすだけです。
完全な新党を自分たちで作っても、同じく自民党の議席が増えるだけです。
だから、最悪は分かっていても民主・民進に投票するしかない……
結果的に、完全な新党を作ったり、共産党に投票したりする行動を、民主・民進党の存在自体が抑制しています。
それだけのために存在しているのでは?
となれば、二大政党ではなく1.2大政党程度が永続……それが、日本の選択でしょう。
それを(合法的に)打破できるのは、選挙制度改革だけです。
12日
歴史で、「市場として植民地を」とよく言います。
でも、植民地となるべき未開の地が市場であるためには、そこには人だけでなく、お金もなければなりません。
金がなければ、欧米諸国が生産した物を買うことはできないのです。
どうやって、その金ができたのでしょう?
奴隷ならわかります。
では奴隷狩りができるようになる前は?また奴隷が禁止されてからは?
そう考えると、なぜ欧米は植民地を貧しいままにしたのか…豊かにしてやればより大きな市場になったのに。
ここで、「アメリカの金持ちは、メキシコがカナダのように豊かになるのと、カナダがメキシコのように貧しくなるのと、どちらが儲かるのか」という問題も出てきます。
「市場として植民地を」は、本当に正しいのでしょうか?
間違っているとしたら、何のためにあれほど植民地を求めたのでしょう?
逆に、なぜ明帝国や江戸時代の日本は植民地を求めなかったのでしょう?
11日
オバマ大統領広島訪問…
歴史の奇跡です。
謝罪は望めないでしょう。
原爆を投下したパイロット、その上官、上官の上官…トルーマン大統領。
どれもアメリカでは英雄です。
謝罪したら、彼らは英雄ではなく罪人であると言うことになりますから。
アメリカでは退役軍人省が、最大の省庁です。
退役軍人のために国があるようなものです。
物語の維持が、国家の目的なのでしょうか?
そう考えると、日本の保守派が歴史を何とかしようとするのもわかりますし…それが蟷螂の斧だともわかります。
アメリカは、アメリカがヒーローで日本がヴィラン…悪役だ、という物語を、絶対に譲ることはできません。
そして日本が軍事力でアメリカに勝つこともできません。
だから、物語争いでは日本はずっとヴィランでいるしかないのです。
10日
民進党がベーシックインカムを言わなかった。
これは結構重大なことでは。
要するに、今の現実の日本政治の対立軸と、今の現実経済であるべき対立軸がずれている、ということです。
今の現実経済……中流崩壊、二極化。中途半端な教育水準の労働者が必要ない。超一流大以外の大学教育・職業訓練ともに無効。
それに対応したあるべき対立軸……必要なくなる大多数を、生かすか殺すか。ベーシックインカムかガス室か……単純化すれば。
現実の、日本政治。
自民:アベノミクス、魚鱗を鶴翼にすれば(新兵器などはない)高度成長再び。
民進:改革。無駄をなくせば、福祉と財政再建の両立が可能な無限の金が出る(現実に失敗済み、お花畑)。
社民・共産:内部留保・富裕層増税・軍備削減のお花畑三点セット。
結局、感情だけで自民が勝ち、結果は国民の多くはゆっくりと餓死していくだけです。
……日本の政界は全体で、「殺す」を選んだ上で、それをごまかしきるために八百長をやっているのでしょうか?
ならかなり賢いんですが、人間はそんなに賢くないのが常です。
9日
「国民怒りの声」の報道には、あまりの愚かしさに頭を抱えるしかありませんでした。
要するに、「日本を攻める国はありません」という前提を共有する人しか顧客はありえません。
その顧客層は、日本人の中では少数です。
今はそこに、共産党・社民党、議席はありませんが左派過激派たちがひしめいています。
民進党も、実質それに近い立場です。
レッドオーシャン、ラーメン街と同じ、同じ商品を求める少数顧客を食い合っている市場です。
わざわざそこにもう一つ店を出す?
自民党を助けることにしかならないでしょう。
今の日本で自民党に対抗するには、「日本を攻める国はありません」前提を否定するほかないと僕は思っています。
その上で、自民党と差別化するには、権威主義を峻拒すること。法と道徳を区別すること。
そう考えることすら、日本では禁じられているようです。
自分と同じ前提で考える人間が、日本では少数派だ…その事実を、なぜ認められないのでしょう。
8日
最近、自動車事故の報道が多いです。
子供が犠牲になり、しかも運転手に同情の余地があるものが。
この報道には何の意味があるのでしょう。
たまたま、残虐な殺人事件や汚職、芸能人のスキャンダルがないから、それだけでしょうか?
それとも、大きい事故が起きたから交通事故報道が流行る、と?
それとも、交通事故の自動車運転手は、どんな状況であっても同情の余地はない邪悪な殺人者だ、そうなりたくなければ完璧に細心の注意をしろ、と?
それとも、不運な人間は一切の同情の余地のないクズであり、最大限の社会的制裁を受けて家族ごと自殺すべきだ、と?
報道に意図はあるのでしょうか。
7日
「法が権力を制限する」立憲主義が否定されたら、資本主義もありません。
資本主義は、所有権という法が、権力よりも上に立つ…権力が恣意的に欲しいものを奪うことができない、それが本質の一つなのです。
自民党的立憲主義、「民意は絶対に正しく何をしてもいい」と「天賦人権などない、権利は義務を果たした報酬である」というのは、経済的にも江戸時代以前の、ちゃんと義務を果たしていなければ所有すら認めない…相続した当主でも祖法に従わなければ改易か座敷牢…と、同じ論理になるのでは?
6日
何があれば、世界自動車生産は三倍になるでしょう。
自動車の台数は、要するに地球人の大人の人数までは潜在的に需要があるはずです。
でもその半分以上は、自動車を買う金がないのです。
では何があれば、その人たちも自動車を買えるようになるでしょう。
何が足りないのでしょう。
地下資源ではないのは確かです。
地下資源がたっぷりあるアフリカや中南米の国で、多くの人が自動車を変えない貧困のままです。
5日
人間は、「自分には価値がない」事を受け入れなければならない?
一つのかたちが、全体主義や宗教。
人は社会の一部で、個人には価値がないと納得する……旧軍では生きている人間はそれ自体が悪でゴミクズ、死んで初めて認められるものです。
そして創造の時代といいますが、創造にしか価値がないのだとしたら、世界のほとんどの人は無価値です。ほとんどの人は、頑張っても価値のある創造はできないのです。
社会の正規の一員として、橋を作り子を育てればいい、家族や仕事のため、という形もあります。
問題は、新時代の非正規層は、家族や仕事は得られない。
そうなると無価値の水準が強くなります……今死んでも誰も困らない存在だ、というのが客観的事実になってしまいます。
4日
ジェフ・ベゾス氏が、宇宙を見据えた文明を語ったそうです。
アメリカには、やはり夢を語り前進を訴える人はいます。
一時は、SSCや各種次世代宇宙機中止などでアメリカは前進を止めたと考えるしかなかったのですが…
日本では、安倍政権の演説には科学技術の夢はありません。
そして左派は、科学技術を憎んでさえいるようです。
そういえば、アメリカの大統領選ではどうなのでしょう。
クリントン・サンダース・トランプ…それぞれ、科学技術、宇宙進出、温暖化、原子力にはどんな意見を持っているのでしょうか。
…というか、共和党が本当にトランプ…クリントンの人気のなさを考えると、本気でトランプ大統領の可能性が高いのですが。
彼の科学技術に関する言葉を調べておいた方がいいかも。
3日
憲法改正での、僕の態度は単純です。
九条と自衛隊は矛盾している。九条自体があいまいな解釈を許す欠陥条項…絶対非武装か自衛容認か、はっきりしろ。
だが、自民党主導の改憲は危険すぎる。「国体の本義」を崇拝し、個人主義を目の敵にする連中に全権を与えるのは反対。
だから、権威主義でも護憲派でもない、まともな勢力がまともな憲法を書くべき。
でも、現実には、日本の表…論壇や国会議員には、二つの立場しか事実上ありません。
『あたらしい憲法のはなし』『非武装中立論』。護憲派または何でも反対。「日本を攻める国はありません、日本国憲法は一字一句変えてはならない」
『国体の本義』。権威主義。「憲法を改正して絶対正しい道徳を国民全員に強制しなければ国が滅びる、個人主義は敵だ」
この二つ。
そしてネットでは、あまりにも多くの人が、サヨク…民主党・社会党・共産党、朝日新聞・護憲派に対する憎悪のあまり、「日本は今緊急事態なんだ。安倍ちゃんはヒトラーじゃない、改憲を含め全部お任せしろ。野党なんていらない。国民投票があるからひどい憲法にはならない」が主流意見となっています。
国民を信じるなど狂気の沙汰…それこそ、歴史を見渡したら最初に学ぶことです。
そうそう、去年の安保法制に関する議論で、旧来の護憲と自民の対決からはみでる新勢力が登場しなかったことが、残念でなりません。
最近の京都補選でも、民進党を見捨てて新しく野党を作ろう、という勢力は出ませんでした。
結局のところ、安保法制に反対する者は、新登場したシールズも含めて、旧来護憲の枠内でした。
「日本を攻める国はありません。安保法制も自衛隊も日米安保もいりません」……「日本を攻める国はない」「話し合いですべて解決できる」という旧来護憲の前提は、国民の大半は納得させる力が無いのに。
軍事力は必要、でも権威主義には反対だし、無原則にアメリカに服従するのは間違い……そう言える勢力は、相変わらず僕以外存在しないかのようです。
無論公的には、自民党は「この安保法制はがちがちに制限されている。心配されているようなことは絶対にない」と言うでしょう。
しかし、自民党……日本政府そのものの体質が問題なのです。道徳にこだわる、権威主義が。
それを問題にする、かつ、旧来護憲の前提を採用しない新勢力は、やはり日本では存在できません。
結局は、「日本を攻める国はありません」と「安倍ちゃんはヒトラーとは違う、だから総統に任命して大丈夫」の二択。そして後者が必ず勝つ。
この構造は、ずっと動かないのでしょうか。
……アメリカで強く新勢力が求められ、出てきたのがトランプとサンダースであるのに似ていますが、もっと貧しいと感じます。
2日
……いろいろなSFで、宇宙を自由に航行しているのに工業力が不足しているのが常です。
資源とエネルギーは無限にあるはずです。
小惑星の核には厖大な、酸化すらしていない金属があるのです。
太陽のすぐ近くに太陽電池を浮かべれば、エネルギーは無限に手に入るはずです。
工場の自動化も進んでいるはずです。
それでも、多くの失業者がいる……なぜ?
1日
なぜ今、世界は現実の十倍の工業生産をしていないんでしょう?
1できない
2資源がない
3需要がない
または別の理由?
今の地球も、温暖化を考えなければ資源は無尽蔵と言っていいはずです。
なのに、なぜ多くの人が貧困なのでしょう?
何があれば、世界の自動車生産数は十倍になるでしょう。
無限のエネルギー?
新大陸?
宇宙に簡単に行ける方法…それこそ石炭から簡単に無限長さのカーボンナノチューブを編む方法(軌道エレベーター)?