枕元の計算用紙
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30日
人類の未来を考えている人は、もう誰もいないのでしょうか。
人類という種の進化、可能性を。
滅亡の恐怖を。
人工知能によって、人類は排除されて子孫が高みに上るという可能性も。
あるいは人工知能と人間の脳が統合されることによる高み…
もう何も考えないのでしょうか。
今の人類が考えていることは何でしょう。
僕が欲しい未来は、
「誰も飢え死にしない、屋根の下でネットとラジオはある」
「誰も、限度を超えた苦痛に潰されない(公による拷問・学校や家庭、同級生のいじめも含む)」
「誰も奴隷ではない」
「誰も、道徳を強要され、内心や信仰、思想信条で攻められることがない」
「人類滅亡がない、なくす方向の努力がされている」
ですが、誰が賛同するでしょう。
それらより大切なものとはなにでしょう。
今の世界で、日本で大切なものとはなにでしょう。
29日
日本の過去を善悪で評価する…
日本の過去と言っても「明治維新から大正まで」「昭和前半(日中・太平洋戦争期)」「戦後」それぞれありそうです。
明治維新から敗戦まで絶対悪、とする人もかなりいます。
逆にそれに対する反発から、太平洋戦争も聖戦だった、相手が邪悪すぎただけだ、という人もいます。
司馬史観…明治維新は素晴らしかったが昭和になってから国ごと発狂したようだ、というのも多数います。
改憲、それどころか保守とリベラルの対立も、本質的には「明治政府・近代日本の評価」に帰着するのではないでしょうか。
いや、退位などを巡って出た天皇陛下に関する問題も、結局のところは保守の「伊藤博文は絶対に正しい」に帰着します。
28日
昔は、四歳の子供でも働かされました。
農村でも、紡績工場でも、炭鉱でも、四歳でも働けたのです。
今は無理でしょう。四歳の子にコンビニや牛丼チェーンのバイトはできません。
そしてコンビニや牛丼チェーンで、特に一年間クビにならずに働くには、成人でも半分以上ぐらいに優れた資質が必要なのでは。
さらに今後、それはどんどん厳しくなっていくのでは。
27日
太平洋戦争を止めるにはどうすればよかったかは、僕も何度も考えてきましたし、それなりの数の人が考えたと思います。
では第一次世界大戦を止めるには?日露戦争を止めるには?
第一次大戦は簡単に見えます、オーストリア皇太子夫妻暗殺はいくつもの偶然で成功した、その一つでも変えれば…
でも世界が火薬庫になっていたこと、国家が総力戦機械になっていたことは、どうしようもなかったのも事実です。
日露戦争がこれまた難しい。
日本に、朝鮮半島は脇腹の匕首ではない、と信じさせるか。
ロシアに南下をあきらめさせるか。
どちらも無理というものです。
まあ、日本の近代化を阻止するのは割と簡単でしょうが…
26日
ものが不要になってから、人によって反応は違うようです。
要らなくなったらこまめに捨てる、すっきりしている。
売る。
絶対売らない、かなりためこんで一気に捨てる。
売ることも捨てることもない、とことんためて家がものであふれる。
うまく相手を見つけて差し上げる。
必要なもの以外買わない。
そのありかたは、想像以上に異なり、そして異なる人間に対する不快感はきわめて大きなものです。
ある人から見ればまだ使える物を捨てることは動物を殺すことに近い罪悪であり、ある人から見れば売ることは想像しただけでも不潔で耐えられないことなのです。
帰省で休み
23日
児童虐待や多頭飼育、ごみ屋敷…「家にむやみに公を入れない」は大切な人権ですが、それはすべての人間がまともであればの話です。
現実には違います。
けれども、公…警察などに何をしてもいい権限、特に道徳指導の権限を与えるのは危険を通り過ぎています。
民事不介入はストーカーや虐待、DVで多くの死者すら出しましたが、それでも大切な人権なのです。
出口が見つかりません。
22日
なぜこれほど、憲法改正議論というのは不可能なのでしょう。
本音は「国体の本義」「臣民の道」で脳みそが固まっている自民党と、一字一句絶対変えるな議論も許さんの護憲、どちらかしかいないのです。とことん。
どちらでもない、まともに議論する人がいないのです。
国体主義者も、絶対護憲派も、国民の中では少数だと思います。
国民の大多数は、現状維持で自衛隊を認めるぐらいならいい、と思っているでしょうが、個人主義は親の仇でござるとは思っていないでしょう。
でも、その大多数は憲法議論に入れてもらえません。
日本の防衛もまともな議論ができません。
根本的な前提が違うのです…護憲派の、「日本を攻める国はありません」前提がある限り、議論も何もありません。
もっと根本的なのは、日本で「非護憲左派」「防衛は認めるけど人権も支持」が、論壇や国会議席に決して出られない構造です。
21日
どこから税金を取るか、とよく言われています。
貯めこんで使わない老人から、と言われますが、本当に貯めこんで使わないなら相続税で取れます。
根本的には「北風と太陽」では?予想以上に長生きし、予想以上に厄介な病気になったら悲惨な死に方をしかねない、とおびえるから貯めるのでは?
国が、「絶対に、無条件に野垂れ死にはさせない」と宣言すればいいだけなのでは?それこそたとえ財政破綻になっても、と。
また、今度の選挙で、どの党の政策も財政を考えていない、失格だ、とも評されます。
ナショナルミニマム、という発想があまりにもないからでは?
ベーシックインカムを希望の党が主張しましたが、結果的にそのせいでベーシックインカムには否定的な雰囲気が強まったようにも見えます。
20日
ボールペンの普及で、社会全体が間違えたと僕は思っています。
なぜ、軸ごと安く使い捨てるのが主流になったのか。
比較的少ない種類の高級感があり頑丈な軸と、多様ながら統一規格のある芯(レフィル)。
それでも問題なかったはずです。
軸ごとなくすリスクはあるにしても、それなら500円ぐらいの安い軸も普及している、で。
19日
ディズニー、ジブリ、ガンダムには膨大なサウンドトラック名曲・歌名曲があるはずです。
それの、ちょうどいいベストアルバムがなかなか見当たらないんですよね。
サウンドトラックから最高のを選んで、フルオーケストラでしっかりとって二枚組とか。
18日
「鳥獣を追うための飛び道具」これは結構重要なのでは。
鳥を追い払い、できれば撃墜する。農業ではとても重要になります。
牧畜でも、子羊を狙う狼かヤマネコ、ワシタカなどを追い払うのは重要でしょう。
それには、人間を殺せるほどの威力は必要ありません。
必要なのは低コスト、長射程、正確の三点です。
投石紐…ダビデがゴリアテを倒したもの…はとても有効でしょう。人間でも殺傷できますけど。
ほかにもいろいろなものがあるでしょう。矢じりが所持禁止の地域でも使えるようなものが。
二つの石をひもでつないだボーラとか。
そしてそれらは、そんなところで育った農民が都市に出た時に有用な護身具にもなるのが自然ですが…それは伝わってませんね。
17日
「希望の党」が当たらなかったのは結構大きいと思います。
希望、という言葉に誰も関心も持たないか、または党の公約が徹底的に間違っていたか。
日本には希望だけがない、と子供たちが国から脱出する小説、「希望の国のエクソダス」からもう何年経つでしょう。
その間、小泉政権・民主党政権と、政治には大きな変動が起きました。
その結果は、完全な絶望というべきものです。まともに仕事ができればいいから安倍自民しかない、という完全な消極的支持で、絶対の盤石。
新しく何か、という希望は皆無。
どうしていれば希望になったのか、それとも本当に希望は一切存在しないのか…
16日
アメリカがソ連に勝った理由は…農業含む資源ではないはずです。
ロシアも石油がとれ、世界最大級の穀倉でもあります。
制海権、海で有利だから?でも歴史上、海に出るにはとても有利なのに負けた国はたくさんあります。
一番大きな違いは、自由・民の豊かさでしょう。
ですが、どのように民の豊かさが、冷戦での勝利をもたらしたのでしょうか。
そしてアメリカは民が貧しくなっているそうですが、それは敗北にはつながらないのでしょうか。
15日
拉致被害者を応援する人は左派を、朝日新聞と社会党を恨んでいます。
でも本当に左派に全責任があるのでしょうか?
拉致があり、それから長い年月、ほとんどで政権にあったのは自民党であり、自民党と一体化していた政府でした。
拉致を止められなかった最大の責任は、警察や海上保安庁、諜報システムや公安部…自民党政府そのものでは?
左派が反対するから諜報がなかったんだ、といっても、無理に押し切らず作らない状態を続けたのは自民党です。
いや、拉致を公にせず、裏での救出もせず、無関心で動かなかった…実際には、自民党政府自体が争いを避けるために拉致被害者やその家族を切り捨てていたのでは?
国民を切り捨てるのも、国家の立派な仕事ですから。
韓国は日本とは比較にならない人数が拉致され、憲法上軍隊も明記され、諜報も内外共にあり、それでも拉致被害者の救出などしていない…被害者遺族は国益のために黙れ、ということだったと聞いたことがありますが、日本も同じだったのでは?
単に、公にして世論を右傾化させれば政権に利益になるチャンスだ、時期が来た、ということで無視するのをやめただけで。
14日
膨大な銀はスペインにとって得にはなりませんでした。
コーヒー・紅茶・砂糖という、新しい需要こそ、経済全体をふくらませたのです。
需要こそ、本当の希少資源では。
ヨーロッパの底なしの欲望と、中国やイスラムの自足。
好奇心の有無。
そして民の力が強まって、イギリスは議会を作り出し、中国は国に背を向けて秘密結社を作りました。
秘密結社からは、民主主義も所有権も公正な裁判も、資本主義も生じません。
なぜ産業革命が、中国でもイスラムでもなくイングランド…
心のありかたの違いもかなり大きいのでは?
ではその心のありかたはなぜか、にもなりますが。
13日
中国とヨーロッパの根本的な違いに、「どうしても欲しい、自分では作れない」ものの有無があります。
古くは絹。そしてスパイス。近代に入ればゴムや硝石。
ヨーロッパは常にスパイスを欲しがりました。
自分たちで育てることはできませんでした。
産地への道はイスラムにふさがれました。
そして喜望峰を越え、インド洋に基地を作り戦い続けて、ひたすらスパイスを集めました。
中国は、それほどの執念でほしがるものがなぜかありませんでした。
コショウは使いましたが、簡単に得られたようです。
イスラム圏にも、「どうしても欲しいけど手に入らない」ものはないようでした。
さらに奇妙なことに、新兵器や時計、医薬すらも欲しがらないまでに、自足と傲慢を高めてしまいました。
そういえば、ヨーロッパはゴムやコーヒーを求めて侵略の限りを尽くしましたが、別の選択肢はなかったのでしょうか。
砂糖はサトウダイコンから作れたように。ゴムも、戦時中のソ連はタンポポから作る実験をしたそうです。
またイスラム圏も、ヨーロッパがそれほどコショウや茶を欲しがるなら、スエズ地峡(運河がないころ)を通して大量に輸出してやればいいのに、なぜそうしなかったのでしょう。
スペインが新大陸の銀を手に入れてからでも。
銀も欲しくなかったのでしょうか?
12日
ゴルフの基本フォームは間違ってると思います。
完璧なタイミングで手首を返すなんてできるわけがない。
ならどうすべきか。
普通よりずっと長いシャフトの先にクラブをつける。
バットスイングのフォームで、下の方の球を打つように振る。
ちょうどボールに当たるときに、フェースが普通のインパクトと同じ地面との角度になるようにヘッドをつける。
それならだれでも自然に打てます。
逆手刀のフォームで、当たる瞬間に正しい対地角度になるようにフェースをつけてもいいはずです。
11日
とてもリアリティが高く、根本的な前提が悲観的な小説を読んでいると、その悲観的な前提が普遍的事実では、と感じてしまって暗澹としてしまいます。
たとえば人類滅亡で終わる、なぜそうなるか、それがどれほど避けられないのかが丁寧に積み上げられており、その前提すべてに強い普遍性を感じる作品などがあったら…
10日
剣道は、素手でどれだけ使えるんでしょうね。
鍔で受けると意識すれば腰から上は両手で高速で防御できる。
攻撃は側頭部への鉄槌(横面の右手部のみ)と両手の掌底でみぞおちと心臓を同時に強打する体当たり。
問題は下半身攻撃や投げにものすごく弱いこと…
9日
「重要人物が登場する瞬間のBGM」
これは、多数の映画やアニメ、オペラやミュージカルにあると思います。
もっとも有名なのが「帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)」。
他にも「デスラー襲撃」も含まれるでしょうし、それこそ「白色彗星」も。
僕があまり知らないガンダムの世界にも、何百という名曲があるでしょう。
「ベルサイユのばら(宝塚)」の曲もとても印象が強いです。
その超名曲だけを集めたら、それはそれで面白いでしょう。
8日
ビニール傘の、鉄部分にクロムメッキは必要でしょうか。
それほど寿命が長いものではないと思いますが。
クロムは環境負荷も大きいし貴重な資源なのに。
というか全部合成樹脂や、少し樹脂で強化された植物繊維でも…
7日
世界に完全に希望がないとしたら、生きる意味はあるでしょうか?
たとえば、冤罪で死刑にされる寸前で釈放され、そして最愛の人は処刑されてしまった…そんな人がいろいろと学んだら、「冤罪をなくすどころか、減らすことさえ絶対にできない」と、どうしようもなくわかってしまったとしたら?
たとえば、シケリアからガダルカナル…政治のために無駄死にする、その再発防止が絶対に、どんなことをしても何があってもできないと、完全にわかってしまったとしたら?
6日
またもテロ…本当にどうしようもない時代です。
完全に人権をなくさない限り、止めようがないのです。
…人権がなくなるのでしょうか?
5日
『レ・ミゼラブル』の「Who am I」と、クリスティの作品の一つ(作品名出したらネタバレになるので…読んでいればわかるでしょう)。
「完全に無辜の一人を犠牲にして、多数を救うことは許されるか否か」というきわめて本質的な問いがあります。
政治は、特に軍は常に少数を犠牲にして多数を救え、となります。その行きついたところが衛宮切嗣……自分や家族も含めた10人と100人のどちらかを救うか、たとえ幼児を虐殺してもより多い人数を救うことを選ぶ。
ですが、ポアロは殺人を容認しません。国のため、より多くの命を救うためでも。ポアロ自身、警察署長として犯人を射殺したことがあるのに。
殺人を犯してしまった人間は、殺人があまりにも容易であることを知ってしまう。だからそれ以降、殺人などなんとも思わなくなる。そんな人間を野放しにしておくことはできない…それがポアロの、「私は殺人を容認しません」という一言に集約される、一貫した主義です。
自分すら犠牲にするほど。
ただし、もう一つの立場も転がります。
国家・法を絶対とし、人間は一顧だにしない。何人の無辜を殺そうと、国益以外は考えない。その天秤はどう考えるべきでしょう。
より多く、ということすら考えない…どれほど多数の、無辜の自国民を殺しても、国益さえ守られればいい。
自分も、自分自身も家族も犠牲にする覚悟があるし、良心の痛みに耐えているのだから、それは正しい道徳的な人間だ…
ああ、これが結構大きい罠なんですよね、自分が何かを犠牲にしていたら、他人に犠牲を強要するのも平気になります。
体育会系の、自分は先輩に殴られたから自分も後輩を殴る、も同様の心理で良心を取り払います。
4日
長い安倍政権で、人権水準はどの程度変化したでしょう。
警察はどのように変化したでしょう。
公安警察は。
ポルノや宗教に対する取り締まりは。
思想統制の動きはどの程度あったか。
また、民主党政権ではどうだったのでしょう。
3日
ファンタジーで一般化している「右手に剣、左手に盾」の変形として、「右手に槍、左手に盾」にはどんな問題があるのでしょう。
どうしても取り回しが悪いこと?
古代ギリシャのファランクスは盾と槍でした。反応の鈍さを集団でかばい合うことで補いました。
やはり槍は両手で使う方がいい、なら、敵の側になる肩・脇腹・脚を徹底的に守るような鎧はないのでしょうか。
弓矢・盾・短剣という組み合わせは?
それで思い出すのは、古代ローマの、大きめの盾と短めの剣、投げ槍という組み合わせ…それはファンタジーでは使えないのでしょうか?
その投げ槍を合成弓にすれば、遠距離・防御・近距離のどれでも優れているとなるのに。
というか西洋では、板金鎧が発達したら盾は衰退したのですが…
2日
なぜ循環商店(バン程度の車で住宅地を回る。特に売れる少数の商品を載せている。それ以外は注文で翌日)が主流ではないのか。
また、荷物運搬専用のミニ鉄道網を張り巡らせ、病院の天井を走るカルテのように運輸を自動化している都市は聞いたことがないのか。
狭い、老人が効率よく暮らせることだけ考えた街としても、自動で荷物が動く街はよいと思いますが。
1日
人類文明の行き先…人々はどう思っているか。
基本的には技術を分類し、それぞれについてどんな予測が一般的か。
「暴力の人類史」にある、精神のさりげない変化は。それを促進するには。
技術をどう分けるかがまず問題になります。
宇宙・エネルギー・素材・コンピューター・ロボット・バイオ・医療…
SFが暗いのばかりなのが不安を増しますが。
これからの時代、人間の目的は何でしょう。
先進国の国家指導者の就任演説…国家統合、安全、経済成長の三点が最大です。
経済成長は特に中流再生が目標であるかのよう。
火星に立つとか、究極理論とかはありません。
誰も餓死させないもありません。
本当に人類に、先を、目標を考える人は今はだれもいないのでしょうか。
これからの人類がどこにいくのか、どこに行きたいのか。
われわれはどんな未来が欲しいのでしょう?