枕元の計算用紙

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2020年1月

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31日

論語・里仁4-3「仁者だけが本当に人を愛し、本当に憎むことができる」

人の、感情の質は徹底的に違う。
仁者でない者が「愛している」「憎い」と言っても、そんなものは偽物。

人間にはもっとたくさんの段階があるのでは？

想像を絶するほど低い段階。虫けら以下。
仁者よりはるかに高い段階。神を見ることができる。

人間は徹底的に、魂の水準から平等ではないのでは？

30日

紙幣を刷ることを課税の代わりにする、ということはできないでしょうか。
単純に言えば。

１日銀が、「額面一千兆円の日本銀行券」を一枚作る
２それを職員が落とし、首相が拾う
３首相はそれに、取得物権利を行使せず国庫に納める

貨幣の価値が下がります。
仮に半分になるとしましょう。

それは、一億円預金している人から、五千万円の預金税を取るのと同じことになります。

その国の紙幣以外を使う、という選択肢がないのならば、それで十分でしょう？

…千兆円持ってベガスに出かけて三日でスったらどうなるでしょう。

その、日銀から国庫に直行する金額は「日本円全額」「普段の年の税収全額」「必要な予算全額」「国の借金全部」で起きることは違う気がします。
批判者はどれであっても最悪というでしょうが。

半額財産税に当たるのはどの金額でしょう。

29日

多くのデジタルガジェットにある蓄電池。
何という馬鹿な話でしょう。

なぜ、携帯電話の時代から、共通の電池にしなかったのでしょう。
なぜ乾電池利用可能にしなかったのでしょう。

ノートパソコンもそうです。
それこそ携帯電話・ノートパソコン用の、それぞれ規格化された蓄電池があってもいい…コンセントに直接突っこめる。

他にもコードレス掃除機も膨大な種類があり、それぞれ別々の蓄電池。

規格化できないのでしょうか？

28日

PC+ネットのみでも受信料。

それは多くの、職場にとって致命的では？
パソコンはあるけどテレビはない。職場こそそれでは？

職場が何フロアもあり、その一つだけにテレビがあり、残りのフロアにはどれにも多数のパソコンがあったら？

27日

元NBAのコービー・ブライアント氏の事故死…
あまりにもショッキングなニュースです。

史上最高の運動能力の持ち主の一人。
とんでもない金に値する才能と努力の極致。
それが…

26日

とんでもない技術革新がない状態で、競争社会が続く…

ひたすら労働が厳しくなるだけです。アマゾンなどの労働の厳しさがやっと指摘されるように。ファストファッションが搾取工場と現場のブラックに依存するように。
ますます奴隷制以上に悲惨になるだけ。技術革新がなければ。

いや、「大都市の道路に一筆書きのレール、郵便ポスト程度多数の落とされる荷物を受ける箱、レール上で動く無人車」だけで販売物流の大半は無人化できるのに…1980年代には余裕でできたことなのに。

25日

「スタートレック」のボーグは、人類を滅ぼすのではなく同化するといいます。遺伝子も、文化も、何もかも。

滅ぼすのではなく、博物館に保存するならいいじゃないか。
たとえばイラクの考古学遺物のように、その国の人々が管理していたら焼かれる可能性が高すぎる。
なら大英博物館に保存してもらえる方がずっといい。

同じように、地球人も、もう全部「保存」してもらったほうがいいのではないか。

そう…
人類が、今の文明ごと、温暖化などによる滅亡をまぬかれて何千年も何万年も続くとして。

モーツァルト以上の作曲家が出るでしょうか？
「キャンディ・キャンディ」「美少女戦士セーラームーン」以上の少女漫画が出るでしょうか？
「スターウォーズ」以上の映画が出るでしょうか？
「ガンダム」以上の……シリーズ作品数と総売り上げのアニメは出るでしょうか？
アガサ・クリスティ以上のミステリ作家が出るでしょうか？

今の地球人の大半は、ないと確信しているのでは？

中国SF、「三体」やさらにその次の作品は、アシモフやクラークをはるかにしのぐ超傑作になりえるでしょうか。
日本のSFの新人作家の作品は。

僕自身、「なかよし」の来月号の新連載が…新しくデビューした作家が、「セーラームーン」以上になりえるとわずかでも思ったことは、もう何年ないでしょう。
いや、天才は何年かに一度出ています。それですら期待できないのです…雑誌に育てる気がないから。
「りぼん」編集長が「さよならミニスカート」を激烈に押すのは、むしろそれぐらいの情熱がなければ雑誌編集者なんてやめろというぐらいのことなのかもしれません。

本当に、これからの人類は、生きるに値するのでしょうか。
人類は、何か作れるのでしょうか。
全員がそれなりの生活、持続可能、それが目標のすべて…別に何も生みださなくてもいい…？

24日

銀河英雄伝説では、ラインハルトは実力主義を考え皇帝位の相続を嫌がっていましたが、結局は相続を選びました。

ではどんな代案があるか？

試験秀才では有能な人物は選べないでしょう。
そのために始終戦争をするのでは本末転倒です。
では…

一つ思いつきました。

技術水準がとても低く惑星の外を知らない、戦国時代状態の惑星を多数作っておく。
帝国は監視だけして、今の代の皇帝が寿命を悟ったら、もっともすぐれた戦国武将を次期皇帝として拉致する。

それなら文句ないと思いますが、問題は何百万×何百という人々が恒久的に極端に低い生活水準に…

23日

ポピュリズムを批判する人の言葉を真に受けると、暗澹とします。

多くの国は、自分で靴の紐の結び方も決める権利がない。
どんな政党だろうと、現実に選べる政策は同じ…緊縮、格差拡大。

「わが国の99％に告ぐ。生活はどんどん苦しくなる。反面1％は桁外れに豊かになり、国に不公平に守られる。
事実上の身分制度になる。また不満が暴力になるのを防ぐため、監視と刑罰はどんどん厳しくなる。
おまえたちは親よりもずっと貧しく、警察に殴られる生活を送る。
その未来以外の選択肢はない…無政府状態の飢餓地獄や、ベネズエラのような地獄以外」

それを受け入れられる人はいるでしょうか？

本当にそれしかないなら、民主主義とは何でしょう。

さらに「ポピュリズム防止のためなら何をしてもいい」そう考えている人はどれぐらいいるでしょう。

ポピュリズムは悪い事態、だから防がなければならない。
ポピュリズムに走りかねない国民の下半分を虐殺してでも。

22日

換気の歴史。
これも結構重要では？

すべての家に電気式の換気扇がついたのはいつでしょう？

汲み取り・ぼっとん便所の悪臭から人はどう逃れていたのでしょう？

さらに煙突掃除の歴史を入れれば一冊の本になるでしょう。

実際問題、貧困国では室内での薪・家畜糞調理によって視覚障害があるそうです。

根本的には、換気すると心地いいが、煙には熱の多くとかなりの燃料が含まれる。
暖炉は煙突から煙が逃げますが、その煙には多くの熱が含まれるため燃料効率が悪い暖房器具と言える…煙の熱を絞り出すオンドル・ペチカが有効。

21日

今の日本国民は、「銀河英雄伝説」のいう、楽をしているのでしょうか。
優れた独裁者に任せて考えずにいれば楽。民主主義などいらない。

安倍一強。ダメ野党がそのまま。自分では何も考える必要がない、思考を止めて安倍首相に任せきるか、それ以上に思考を止めてアベガー九条脱原発と叫んでいればいい。

ゼロベースで新しい時代と、新しい時代にふさわしい政党を考えることは決してない。
メガフロート、新世代原発、極超音速スカイフック、汚染海域の活用などを考えることは決してしない。

20日

施政方針演説…
オリンピックの強調。

規制緩和もある程度。ただし、ノーベル賞を祝いつつ、日本の科学研究の問題には触れない。
温暖化には触れないが、温室効果ガス削減に成功したと主張。
「国のかたちを語るもの。それは憲法です」といういつもの言葉。

とにかく明るい言葉ばかり。

アベノミクスの自画自賛。
まとめると「私は完璧に成功した」に尽きる。

19日

ホテイアオイは収穫できないそうです。
なぜでしょう。

富栄養化した水の水面を覆い、たっぷりの水でどんどん増えて、圧倒的なバイオマスになる。
それを収穫すれば、水を浄化し、肥料や飼料をたくさん得られる。
そのはずですが、現実には収穫はできないようです。

なぜでしょう？

栄養価が非常に高い種や実をつけるように改良したらどうでしょう？

また、ホテイアオイのように水面に浮いて根を伸ばし、しかも収穫しやすい水草はないのでしょうか？

水草とは微妙に違いますが…こんなのがあれば？
要するに、浮く葛。長いツル、あちこちに浮きと根と葉。
船に対する迷惑はホテイアオイに倍するが、収穫はツルを手繰るだけなので楽。

18日

人はどれだけ、問題を解決することを嫌うのでしょう。

原発が危険？最初から海上原発に徹していればよかった。
原発の根本的な設計から、考えられるどんな事故や故障でも、中枢がガラスの塊になるようにすればよかった。あるいはメルトダウンが起きるところに巨大な地下貯水槽を用意し、強制的に冷やせるようにしていればよかった。

超巨大船は実に多くの問題を解決できるのに、人類は絶対にそれをしようとしない。

沖縄米軍基地も。
アメリカの、ニューヨークや西海岸大都市の住宅不足も。
難民や虐殺さえ。パレスチナもロヒンギャもクルドも。

すべて超巨大船で解決できるのに。

ほかにも、ちょっとした工夫で解決できるのに、絶対にやらないことは多くあるでしょう。

温暖化が問題。肥料多すぎで死の海になってるところも多い。
ならその肥料でフル光合成ができるようにちょっと工夫すればいい。ついでに多量のバイオマスも手に入る、少なくとも肥料にはなるはず…

17日

なぜ日本人は、英語は「合宿制度」にしないのでしょう。

留学がベスト、でも費用がかかる。

ならば国内、近所に宿泊可能施設。出来れば一か月以上。
日本人のクラスメートと一緒だとどうしても日本語が出る、だから単独の環境に閉じ込める。英語以外の娯楽はない。
英語であればDVD映画、本などがある。

複数の教師が英語だけ使う？

そこで主要例文の暗記、英語劇の暗記発表、英語歌の暗記発表など。

運転免許の合宿教習と同じ発想。

少なくとも、今まで行われてきた英語教育が全面的に間違っているのは確かなのです。

16日

本当に、いらない人間がすべて自殺したら？

老人も。難病の人も。特に知的な障碍者も。精神病者も。引きこもりも。氷河期非正規も。生活保護受給者も。風俗などにいる知的に問題がある人も。ホームレスも。

おそらく今の時点で、国民の半分近く。

需要の爆発的収縮。
半面、福祉予算が爆発的に減ります。

それで、本当に財政はよくなるでしょうか。

15日

ベーシックインカム反対論者には、単純な反論…

国民の半分に本当に仕事がないとする。

BIありで、半分は尊厳のない家畜。
BIなしで、半分は餓死、それまでの暴動と犯罪。

どちらがいい？

国際競争がある？なら世界全体に、物質的に最低限の生存。
不可能だとしたらもう地球号自体が終わってる。

そこまでこれからの世界はひどくない、という人は、すべてをなめています。

14日

もう誰も考えることすらしないこと。

どこかの森の奥で、大豆・アブラヤシ・トウモロコシや木綿を過去のものにするような超作物が見つかる。

人類は、地球はもう完全に調べ尽くしたと思っているのです。

アサは、余計な薬効さえなければ、油・高たんぱくマルチビタミンミネラルの食物・繊維・野菜を兼ねます。
葛は繊維・野菜・根菜を兼ねます。種・繊維・葉・根とも、第一線の作物には及ばないだけです。

そんな感じで何かすごいのが見つかる…ちょっと最新技術で遺伝子いじったらすごいのになる…
それすら想像もできない？

13日

新しい時代はどんな物語に落ち着くのでしょう？

イスラム原理主義という物語はそれ以上動かない完成体でしょうか？
中国共産党も？
新自由主義・独裁秘密警察国家も？

左派ポピュリズムにできることはないのでしょうか？

12日

イランでの、戦争の気配と同時の飛行機事故。

本当に撃墜なのか、それとも事故なのか。
撃墜であればだれが得をするのか。

一体何が起きているのか、何につながるのか…

11日

全人類を平等かつ公平に扱う…今生きている人類の相当部分には餓死してもらうことになるかもしれない。先進国の大きい割も。
「実力にふさわしく与える」に徹底し、それが平均どころか八割九割にすら生きる資格がないとするのなら。

全人類を公平かつ最低限の生存…誰も餓死しない、かわりに特に先進国人の大半は、極端に貧困と言える「最低限」となる。
だが逆に言えば、知能が低いのに贅沢に暮らしている先進国人は、貴族・不在地主・武士などと同じ「既得権益で贅沢をしている」不公平な存在。

平等や公平を捨てる…先進国人は今まで通り贅沢する権利があり、途上国人を踏みにじる権利がある。

結局は、この三択です。

圧倒的な技術進歩があり、それが質を問わず膨大に人を要求するもので、それで途上国人も先進国下層もとにかく必要とする、ならば別ですが…それに希望を持つ人はいません。

10日

先進国の、よくて50%、下手をすれば99％はどんどん貧しくなるばかり。
創造的になれば、千人に一人は成功するかもしれないが、999人はますます悪くなる。

詰み…それが結論でしょうか。

本当にそれ以外何もないのなら、もう何もかも壊してしまえと思うのでは？
無論、暴力はますます警察の、保守政党の権力を強めていきます。

完全に詰み？

9日

ゴーン氏は、
「善人か、悪人か」
「有罪か、無罪か」
「実際には無罪だが、このままでは絶対に有罪になる」
「実際には有罪で、このままでは絶対に有罪になる」

「実際には無罪だが、絶対に有罪になると判断し、逃げられる手段がある者が逃げるのは、いいのか悪いのか」
「実際には有罪で、絶対に有罪になると判断し、逃げられる手段がある者が逃げるのは、いいのか悪いのか」
「すべての人に、ソクラテス同様不当でも有罪判決の刑罰を甘受する義務はあるのか」

人が、どの程度「法と道徳」「人権」が、感情に入っているか。
いくつかの段階があります。
それは、『復讐法廷』のような事態や、冤罪事件で最も強く出ます。

「法と道徳は完全に別。たとえ確定囚でも万一の冤罪はあり得る」
「推定無罪、逮捕起訴されても確定までは無罪として扱い、必要な人権を守れ」
「女が惨殺され、絶対確実に真犯人だが手続き上の些細な問題で無罪放免された者を被害者の父親が射殺した。（復讐法廷）その父親は法を破ったのだから絶対的な悪人だ。法治国家、法はそのまま絶対の、犯すべからざる、反抗してはならない正義である」
「警察はそれ自体が絶対的な正義だ。アメリカの市長が、警官が市民を射殺したら条件反射的に警察を支持する義務があると同様、国民は警察を支持する義務がある。絶対に冤罪はないと考えるべきであり、警察に逮捕された者はその時点で絶対悪と思うべきだ…たとえ冤罪が判明しようとも」
「完全な冤罪で逮捕され、有罪が確定した。『公』は『私』より上なのだから、自分は絶対に有罪だと心の底から信じる義務がある」

8日

本当にアメリカ・イランの全面戦争が始まってしまうのでしょうか。

世界情勢というのがどれほど、いつ何が起きるかわからないものか…

大したことなく終わるかもしれません。
文明の終わり、何十億人も…僕自身も含む…死の始まりかもしれません。

…それを考えると、最悪でも文明を再開できる準備が欲しいものです。
僕も、書店で必要と思える本を買い集め、何重にも密封してどこかに埋めることはできるでしょう。作物の種を集めることは難しくても。

7日

「もはやこの国に、わずかな売国奴と自業自得以外、違う意見を持つ者・利害を争う者はいない。だから民主主義も自由も福祉も必要ない」
安倍政権は、日本の保守はそう言ってしまうこともできると思います。

日米安保に逆らうのは護憲信者だけ。排除しても問題ない数でしょう。

利害調整の時代は終わった…弱者はすべて、国民の間に定着した自己責任論を用い、自業自得の悪人として排除しても問題ないでしょう。

6日

我々は、普通の法学以外を知りません。

奴隷制を擁護する法学。特に南北戦争の南部連合。

ソ連の、中国共産党の法学。

戦前の日本の法学。江戸時代の日本の法学。

むしろローマ法の知識のほうが多いぐらいです。

5日

イランの高官の殺害で、今の一般の日本人がどれほどイラク・アフガンの情勢に無関心かがよくわかります。
イラクは事実上イランのものになっている。それが知られていない…

以前の、アルカイダ幹部の殺害…それにつながる、拷問容認論の大幅な強化…
中東は今も動き続けています。
日本人の運動家の射殺はそのわずかな一片。

そして本当にアメリカとイランの戦争が？

中東というのは本当にどうにもならない、そしてアメリカはこの上なく単純な指導者をいただいている…
まさに世界の危機です。

…未来の目から見て、トランプ大統領が高く評価されるということもあるでしょうか？
今も大統領の座にあり、再選されるという予想もかなり多いのが驚きです。

4日

今の世界は好景気ともいわれますが、理由なき好景気…

何が景気を牽引しているか誰も知らない。
誰が昨日より豊かになっているか誰も知らない…報道されるところはどこも、昨日より貧しくなっている。

めぼしい新技術があるわけではない。ギグなども、単に「より有効な搾取」、より低賃金で効率よく人を働かせる手法にすぎない。

どう見てもバブル。

今世界、また日本で、「すべての預金・投資されている金」に対して「先端科学技術投資」の割合はどれぐらいなのでしょう。
今の、特に日本の閉塞感の本質は科学技術にあると思っています。

好景気、ゴルディロックス、アベノミクスの成果などと言われていても、誰もが閉塞感を感じています。

3日

日本が、また世界がどれほど絶望的か。
そして妥当と思える処方箋を書く人がとことんいない。

日本の絶望が深いのは、今の日本人が何をしようと無駄に近い…今すぐ出生率が爆増しても影響が出るのは20年後、そのころには日本は死んでいる。
8050、今の団塊ジュニアの引きこもり・非正規が老化したら親に過重負担がかかり国ごと潰れる。ガス室はとてもできない。
道徳を強要して自殺させるしかないが、副作用がでかすぎる。

団塊ジュニアを断固として助けなかった。
今助けても無駄、10年前に助けなければならなかったのにしなかった。
それが日本という国にとっては完全な致命傷だった。
それが今の日本のすべてと言えるでしょう。

もう、敗戦処理だけです。冷酷非情、大量虐殺に等しいいくつかの道の、どれが副作用が最小かを考えるべきです。

世界全体…もう誰も民主主義を信じていない。でもどこにも逃げ場がない。代案がない。
昔のように、ファシズムと共産主義という代案はない。

絶望の根本は、科学技術に対する、また人間そのものに対する悲観。市場原理主義・財政再建至上主義の強さ。
誰も、自分たちの運命を選べると思えない。

2日

最近とてもよく聞くストーリー。

「（先進国はどこも）何十年も格差が拡大、１％が経済成長の果実の大半を得て、99％の取り分はほとんど増えていない」だから「民主主義そのものに背を向けている人が増え、極右ポピュリズムが支持されている」。

なぜそうなるのか、疑う人はいないのでしょうか？

１％が大半を得て99％は貧しくなった。Yes。理解した。
なら「１％から取って99％にばらまきます党」が、民主主義で圧勝するのが当然でしょう？

民主主義に反逆して何になるんでしょう？イギリスがEUを離脱して何になるんでしょう？トランプは大金持ちでしょう？
反逆すべきなのは今の政党構成、それは新しい政党を作って投票するだけでできることです。
なのにそれは、誰も、考えることすらない。

なぜでしょう？

今の歴史とされる話は、ストーリーとしてあまりにもおかしいのです。
失恋した、だから恋人や恋敵とは何の関係もない店に強盗に入る、という話のように。

問題なのは、「１％から取って99％にばらまきます党」の存在を想像させることすら絶対に許さない「何か」です。

1日

「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこに行くのか」に、「我々の目的は何か」を加えるべきでしょう。

宇宙船地球号には、目的地も救命ボートもない…存続は目的ではない。
あるいは、自然や科学技術について、僕とは違う前提で生きている人が圧倒多数。

それを追求するのに、「地球破壊爆弾を押させない」より優先されるべきことはなにがあるでしょう。
人類の存続より優先されることは、どれだけの人に、どれぐらいあるでしょう。

哲学・倫理学……それらに、「人類の目的」というテーマは無理でしょうか？