枕元の計算用紙
2020年5月
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31日
いくつかの歴史の流れのぶつかり合いがあります。
1970年ごろから、エネルギー・素材系の技術停滞による長期停滞。
グローバル化で、世界の膨大な貧困労働者が市場に加わり、世界的には極貧が減るが先進国中層は厳しくなる。
IT系の技術爆発…自動運転・医者・教師・介護などのロボット化はまだできないが、溶接や荷物仕分けはかなり自動化されているし、スマホで様々な分野で変化。
格差拡大、新自由主義信仰。新保守主義、緊縮財政主義の圧倒的な支配。
人間を制御する技術?それはすでに先進国の選挙に入っている?
移民による先進国の変化。
現在の先進国中層以上のライフスタイルが誰もイメージできない。これも目立たないが厄介な要素。
介護・医療、運輸、洗濯など家事の多くの省力化が進まない。
それが根本的な、先進国の需要不足と移民の多さを産んでいる。
まだ影響が見えない巨大な流れ。
環境・資源枯渇。温暖化。
桁外れの人口増加から先進国の少子高齢化。
人間の知能強化。
人工知能・バイオ・ロボット。
究極の流れは一言「電弱統一理論の技術的応用が皆無」。
技術に希望がない…ITは格差を広げるだけ。
もう見えてしまっている…先進国民の大多数は極貧層、役立たず階級、絶望死するしかない。
この流れに9.11、コロナなどが激突。
9.11は先進国では国家を強め、中東の社会を破壊した。
コロナは都市の小規模飲食店、頂点以外の芸能、ジム、水商売などを殲滅した。さらに中国・台湾・韓国の、ITを用いた国家権力の圧倒的強化が模範となる。
問題なのが、政治思想の類が時代の変化にまったく追随できていないことです。
本当にどうやっても仕事を与えられない時代が来る可能性を考慮することもできない。
特に日本では左派も、働かざる者食うべからずだ、ベーシックインカムはダメだ職を作らなければ、と言います。それが可能かどうかは考慮せず。
さらに日本の左派は、科学技術嫌いもきわめて強くある…そんな古い左派が強すぎて新しい人がいない。
より本質的には、先進国と後進国の生活費が違いすぎ、本当に公正な給料だと先進国民の多くは生きられないこと。全員に十分な給料を与えることができるのか…世界の資源、そして需要、その他。
今も貧困層を鞭と飢えで働かせるのが正義だ、と確信している経済的自由主義がきわめて強い…本当に仕事がない可能性が高いのに。
人間の価値自体を問い直すことになる、役立たず階級の役立たず度が最悪水準なら…抹殺を考える人たちも必ず出るでしょう。
それほど、経済的自由主義思想は強い。緊縮財政主義もそれを強め助けている。
時代が変わった、そんな今世界にあるのは、経済的自由主義・緊縮財政主義だけ、大半の人間は廃棄され、人道も人権も過去のものとなる…
なぜこれほど、人は考えないのか。本当にこれでいいのか。
30日
コロナで明白になったように、自民党・今の日本政府は徹底して都市自営業層を切り捨てます。
小泉改革で、郵便局や下層公務員も事実上切り捨てました。
にもかかわらず、切り捨てられた人たちの受け皿がありません。宗教も含めて。
膨大な人が黙って餓死する。新しく政党や宗教を作るぐらいならおとなしく餓死する。
自民一強は、今の日本政府はそれに依存しているのです。
国民の大半が、政党一つ作らず、宗教に頼ることなく、弱肉強食・自己責任・「国のために何ができるか」を内面化して黙って死んでいく。
それに頼り切っている。
なぜそれが可能なのでしょう。
なぜ、新しくゼロから政党を作るぐらいなら餓死した方がましなのでしょう。
黙って餓死する…
織田信長の長島攻めでは、飢えた一向宗は裏切られた皆殺しだと知った時、皆が裸で川に飛び込み、すさまじい逆襲をしました。
ではなぜ、アイルランド飢饉で、百万人は餓死させられると知ったときに、裸で海に飛び込みイギリスを襲わなかったのでしょう?
なぜソ連が餓死政策を始めた時、農民たちは暴れなかったのでしょう?ベンガルでは?
天明の大飢饉で、飢えた農民たちが秦の崩壊のように暴れて流民と化し、あるいは黄巾・白蓮のように宗教にはまって暴れなかったのはなぜでしょう?
バブル崩壊以来の三十年の多くで、自殺数は二万から三万に。不審死を入れれば何百万人が、金がなくて死んだことか。
なぜ暴れなかったのでしょう、両手の指で足りるほどの通り魔以外?
切り捨てられながら従う。それが今の日本人。
ただ、「新しく、ゼロから(民主党と関係のない)野党を作る」ことを考えることもしてはならないという、奇妙な規範に従っているだけで。それは「死んでも考えてはならない」であり、それに忠実に従っている。一億人以上が。
なぜ?
29日
中国が、香港にも「国家安全法」を適用するとして、アメリカと深刻な対立になっています。
コロナの間にも、世界は動いています。…どこへ?
アメリカの人種暴動もひどいことになっています。
28日
スポーツジムというモデルが崩壊しました。
では一人で、家で運動するには?
・室内用運動器具で
・動画通話を用いて集まり、指導を受け
・ゲームと統合され
でなければとても続かないでしょう。
一人でベンチとバーベルとエアロバイクを買って自分を鍛えぬける人は少数でしょう。
塾の自習室で、皆が勉強しているから勉強するように、ジムでは皆が運動しているから運動する。それがなければとても。
他にも考えてみましょう。
・近所の道路などを利用してより激しい運動をする、それができるようにする制度
・ラジオ体操を高度化したものや敷居を低くしたダンス、武術の一人套路など。それを近所の道路や公園で感染リスクなしにできる法整備
・エアロバイクやボート漕ぎ運動器具を、補助金でもう少し安くする
コロナ後のための、「家で激しい運動をする」ための機材・ゲーム機…
・対候性が高い、プラスチックやゴムがない懸垂鉄棒・パラレルディップ平行棒…庭やベランダに置いておける。
・屋根のあるガレージ、一軒家の玄関先など屋根があり地面が頑丈なコンクリートである場で、5キロの戦斧をふるいクロスボウを引き=デッドリフトやウィンチ、同時に負担の大きいステッパーやボート漕ぎもできる、剣と魔法ファンタジー体験型ゲーム機
縄跳びと統合できるゲーム機、またゴムひもつきボールでのテニス、壁テニスをゲーム化するシステムもあれば…
27日
安倍首相が「私は結果を出した」と言ったら?
現実に、けた外れに人口当たりの死者が少ない。
安倍首相。自民党。天皇。国民の道徳。それのおかげだ、と。
問題は、それと「緊急事態条項が必要だ、憲法改正を」が少し矛盾するということです。
その矛盾をなんとかして、「私は結果を出した。だからこそ憲法改正を」というには…
逆にリベラルがコロナ騒動で何をしたのか。
知らないのが正直なところ…
本屋にほとんど行けていないし、図書館も閉まっているので、情報収集がほとんどできていないのです。
噂程度ですが、緊急事態、それも自粛による不法なそれを肯定しているとか。
26日
終わったのでしょうか?
そしてどれほど深い傷跡か、これから見えてくるでしょうか。
それとも、それすら封じるでしょうか。
別の疑獄でも出して。
検証することは許されるでしょうか。
どの勢力が何を望んでいるのでしょうか。
どんな変化があるのでしょうか。それは誰の思い通りなのでしょうか。
25日
安倍政権の支持率が下落しています。
しかし、今存在している野党が全く支持されていないし、自民党内に安倍首相以外に支持されている政治家もいません。
小泉進次郎氏も完全につぶれた、メッキが剥げた、実力をつける前に位打ちされたようです。
「ゼロからまともな野党を作ることは不可能」「今ある野党はダメ」「自民党圧勝がずっと続くのはよくない」
この三つとも正しいと考えると、できる選択肢が何もありません。
でも本当に国民全員、三つとも確信しているとしたら?
もう考えることをやめるしかない…
日本人にとって、どれほど深く「民主残党以外の野党はありえない」のでしょう。
「新しくまともな野党が生じることは絶対にない」。
確かに前には膨大な新党ブームがありました。しかしそれは事実上すべて、政治的立場の座標表現ではごく狭い場に集中していました…新自由主義・構造改革・規制緩和。
特に、「新しい時代には大半の人間がいらなくなるからベーシックインカム」という立場は頑としてありませんでした。
そして今。
自民党も批判されるようになりました。民主残党はもうかなり前から徹底的に嫌われぬいています。
にもかかわらず、それ以上の思考をする人は僕一人。僕一人以外皆無。
絶対に、民主残党以外の野党はあり得ない。
民主残党を見捨てれば、もはや自民一党が永久。それでいい、それが理想的な民主主義だという人も多い。
自民が全議席を取って分裂すればいいという人も。
自民党は存在意義を失っているが、それ以上に野党がダメ+まともな野党をゼロからは考えることもできない、が強く、それを基盤にするだけでも存続できてしまう…
この状況は未来永劫変わらないのでしょうか。維新と、れいわ新選組は何か変える可能性はあるでしょうか。
特に、日本の左派論者に問題が多すぎる…護憲が強すぎること、新自由主義・構造改革・財政再建寄りであること、貧困層を助けろという意見には現実性がないことなど。簡単に言えば現実無視、思考停止の強要。
24日
コロナ、コロナがなくても確実だったバブル崩壊不況が示すこと。
これまでの経済には本質的な欠点がある。
新しい何かが必要。
資金も、高い教育を受けた人もたくさんある。なのにその使い道がない。
それを注ぎ込める何か。
少なくとも日本では、職業訓練が無効になっている。
間違った教育をしているのかもしれない…数学と科学ではなく四書五経やラテン語を暗記するように。
介護・運輸の人手不足・重労働。
工場雇用の崩壊から、それ以上に給料が高い新しい職に、勉強して移るというビジョンが、ない。
特に日本で、氷河期世代という時限爆弾。財政なども複合的に。
僕自身は先端科学技術と、コロナで明らかになった医療リソースに人と金をとことん注ぐべきだと思います。
そのうえで運輸・介護、そして医療も無人化を目指すこと。
そして無条件に最低限の生存。今の福祉施設より高い水準、漫画喫茶とカプセルホテルを合わせたぐらいは。
運輸は、少なくとも大都市圏は、荷物用モノレールとコンテナを受け入れ受け取りバーコードで開く箱を整備するだけでほぼ無人化できます。
いや、コンビニ受け取りや宅配ボックスや置き配達の大きい割引と、それ以外の大幅値上げを同時にやるでも大きく解決するのです。
問題の本質は、資金と人材をどこに注ぐか。巨大な無駄を、どうすれば建設的に使えるか。
以前に戻ったら、次のコロナ二号で潰れるのはわかりきったこと。
コロナがなくてもバブル崩壊は避けられなかった。
どれだけの人がそれを考えているか。
誰もが原状復帰ばかり考えているようですが。考えていないようですが。
特に日本では、マスメディアの世界も思考停止。
また政界が、徹底的に無能な野党と、それに代わるまともな野党を断固作らせないシステム…いや国民精神のせいで、いかなる思考もできない状態です。
23日
コロナ禍は、「我々は何をしているのか」を浮き彫りにしたのでは?
あまりにも伝染病に脆弱な世界。非常時を前提にしなかったこと。
医療リソースの少なさ、長い新自由主義・財政再建至上主義が削減してきた、いざという時に必要なリソース。
国民を選別するか否か。
多くの国の経済活動の、きわめて多くが「不要不急」であったこと。
不要不急を止めたら経済が壊れること。
膨大な資金と人材が、おそらく間違った方向に流れていた…不要不急を膨らませていた。
正しい方向は?本当は先進科学技術?
先端科学技術でないとしたら、何?
権威主義・反グローバル方向は正しいのか?
22日
高校野球の中止、これは高校野球・甲子園というシステムの問題を少しは変えるでしょうか。
そして、野球を安全なスポーツに変えることは?
上左右をネットに守られた、ピッチャーマウンドからホームベースの距離の空間。
そこで、ピッチャー・キャッチャー・バッター・審判の四者のみ。
投げる、打てるかどうか。それだけ。
それなら感染リスクはほぼないでしょう。
野球の一部でしかないのですが…
それと、ランダムに打たれた球を捕球し返球する、あとは陸上と同じ100メートル走・400メートル走で競う。
野球そのものに存在しない、「遠投」という競技もできそうです。
どれほど遠くにボールを投げられるか競うことはないはず、特に外野手などでは重要な能力ですが。
キャッチボールを何らかの競技にすることも無理でしょうか?どうすれば得点、競い合いの要素になるか。
一歩も動くことなく何度投げ合えるか、はそれ自体価値があるのでは?それなりの正確性を求められますから。特に距離を離せば。
サッカーで同じようなことは?1対1で、バスケコート程度の空間を三つに分け、敵陣で二回ボールにタッチすれば勝ち。
バスケは3対3の小規模バスケが既にありますし、フリースローなら感染リスクはほぼゼロ。
21日
失敗があり得ない、コンピュータ制御の電気鍋。
それにかなり高級な、完全計量済みの素材セット。
あと冷凍パンだねと、それをうまく焼けるオーブン。
それで、外のレストランで五千円ぐらいの食事。
その簡単な贅沢がなぜ普及していないのでしょう。
また圧力鍋炊飯・高級レトルトカレー・高級密封冷凍ハンバーグでも、店で食べれば一万に近い美味は得られるでしょう。
今は真空調理技術もあり、電子的に制御された調理はより容易でしょう。
20日
内部留保をひたすら貯めていたのは正しかった、という問題…
補償をしてしまうと、頑張って内部留保を貯めていた偉い企業に不利益になる、モラルハザード…
でも内部留保は、長い目で見ると全体が悪くなるのです。合成の誤謬。
投資も減り、給料総額も減り、さらに少子化すらひどくしてしまうし、せっかく育った若者も訓練されずアンダークラスに落ちてしまう。社会全体が膨大な損失を出すのが内部留保です。
補償なき自粛は、「内部留保のススメ」になってしまうというのも恐ろしいことです。
それらを考えると、「日本政府は何をしたいんだ」と思ってしまいます。特に長期的に。
インバウンド、観光立国と言っていながら観光業界の全滅を座視した。
飲食などコロナ被害業界を徹底的に見捨てた。
小規模自営業の壊滅は、起業の可能性をなくした。
内部留保を勧めることは、超エリート以外無価値な傾向をますます強めてしまう。
その結果、少子高齢化がもっと進む…これは日本政府そのものの長期的な方針としても恐ろしい。
さらに言えば、少なくとも第二次安倍政権での、もっと以前の橋元・小泉政権からの日本政府の長期方針は?どの業界を殺しどの業界を生かすつもりなのでしょう?
誰を票田にするのでしょう…野党がダメであること、民主残党がダメで新しい左派ポピュリストが出ないことと公明党に永久に乗っかれるとでも?
安倍政権は「やってる感」、一人あるいは少数の思い付きを押し通す、世論の反発があまりに強かったら改める、それだけに見えます。
でももっとちゃんとわかる人から見れば?
日本政府は、安倍政権は、何がしたいのでしょうか?特に長期的に?
19日
学費という問題…
これを放任すれば、完全に身分制社会になるでしょう。
それでいい、大学は多すぎる、という声も多いです。
ですがそれは、将来の労働者の水準が下がるということです。
というより日本は、徹底的に大学教育の意義を認めない…成績ではなく就活。大学でやる勉強には意味がないとするのが、元からの問題なのです。
18日
今の日本政府の目的は何でしょう。なぜ非常事態、補償なき自粛をひたすら長引かせるのか。
自営飲食店…都市自営業を完全に排除する、構造改革のための大浄化では?
ジム・水商売・ライブも、本来悪いことの温床という偏見があり、道徳を強調する政治家は潰したい…
というか古代中国から、「三人以上が集まる」それだけでも重罪です。
人を全員家に閉じ込め、会うこと会話することを許さないのは東洋的標準…ということでは?
もう経済などどうでもいい、非常事態がとても心地いい…ということは?
それに非常事態を長引かせ、国を破壊して悲惨な姿を作っておけばおくほど、「安倍首相の徳と神国日本パワーでコロナの被害は最小限で済んだ」と言えるのでは?
日本経済を潰すことで、安倍首相は、周辺の強い権力の持ち主は、そのご主人様からごほうびをもらえるのでは?
17日
出前。
なぜそれが、多くの人の生活の中心ではないのでしょう。
比較的小さな食堂…キッチンが、十数食の食事を朝夕作り、近所の各戸に届ける。
メラミンのように便利なものがない昔であれば割れにくい漆器中心。
江戸時代はそれに近かったようです、さまざまな屋台・かつぎ売りが長屋を回り、煮物などを売っていたとか。
すべての家にキッチンがある。
そのシステムはなぜできたのでしょう。
さらにすべての家に、風呂とトイレも。
昔は集合住宅・寮は、風呂トイレ洗面は共用が当たり前でした。
戦後の、集合住宅と一戸建て両方の「標準」が核家族というライフスタイルを全員に強制したようなものです。
また、「お母さんは忙しくなるばかり」という本にありましたが、多人数で料理や洗濯を共有する生活は、試されては失敗したそうです。人間の本性に合わないのかもしれません。
16日
国家を嫌う人たち。
日本では左派と、リバタリアンに近い新自由主義者。
アメリカでは右派。
それらは、コロナ禍にはどうしろというのでしょう。
特に右側であれば、戦争であれば国民すべてあらゆる犠牲を払え、になりますが。
もしコロナにもかかわらず、完全自由主義・自由放任が選ばれていたら?
大恐慌の時にアメリカが自由放任にこだわったように。
「財政はすべてに優先する、弱い者は自殺しろ」が、多くの強い政治家・官僚の本音であることは間違いないでしょう。
同意する評論家も多いでしょう。
自民党幹部には、つぶれるところはつぶれろと精算主義を言い放った者もいるそうです。というか実際にやっている政策は清算主義そのもの。
今の日本の左側が緊急事態を強めろと言っているとも聞きます…正気でしょうか?
逆に、今この場でも、国家そのもの、人の群れそのものを否定する左派の言葉は探せばあるのでしょうか?
…図書館・書店の多くが閉まっていることは、それらの情報にアクセスすることも困難にします。
タダ読みするな?でも無料でなければざっと何十誌も何紙も読むのは無理ですよ。
理想を言えば、何十人か知的同好で集まり、一人一誌ずつ定期購読して共有することで何十誌・何紙も読むことでしょうけど。
15日
町おこしの類、地域が観光に頼って経済をよくしようという試みはすべて失敗と言える…
地方を、これからどうしようというのでしょう。
日本はかなりの政治リソースを、地方振興にかけてきました。地方創生。ふるさと納税。観光立国。
ほかにも。
そのすべては、このコロナで無駄になったのでは?
事実上、国が切り捨てると決めたために。…補償なき自粛によって。
なぜ、膨大なリソースをかけてきた業者たちを切り捨てると決めることができたのでしょう。
何があったのでしょう。
政府の中でものすごい力関係の交代が起きたのでは?
コロナ後は、地方でも大都市でも、ほとんどの人間が稼ぐ力のない生活保護層に落ちる…か、黙って餓死するか。
日本全部を、国民の大半をおとなしく餓死させるためのシステムにするか。できる限り最低限の金で、不要不急を徹底して排して生かすだけにするか。
14日
自営・中小零細飲食店は生存できない。
だが料理の画一化はよくない。
どうすれば、料理のノウハウがある、あるいは特別な少人数との接客力がある人を、大手チェーンの資金力の中で活用できるか。
ある程度、有名店をコピーしたインスタントラーメンなどはあります。
もっと多様な味を保存する…考えるべきでは?
13日
コロナは間違いなく、多くの企業にも家計にも「膨大な貯金が必要だ」と確信させるでしょう。
バブルやリーマンの教訓からあらゆる企業は貯金を増やしました、日本経済を壊してまで。
それは正しかったとなるでしょう。
ですが、誰もが節約して貯金し、誰もそれを投資しなければ、それは恐慌というのです。
金を貯めるだけで、それが投資に回らない問題の本質は、おそらく科学技術。
ITが派手なだけで、かなり多くの技術に限界を感じている人が多い…M16が半世紀越えなど。
バイオは二つしか商売になっていないという。
介護ロボットもまだできない。
宇宙関係、原子力などを圧倒多数の人が諦めている。
何より、半世紀は経っているのに、電弱統一理論の技術的な応用がない…量子力学はすぐにレーザーという応用が生じたのに。
ほかにも、技術的には問題ない、やればできるのにやらないことも…道路を利用し、都市化された地域・大きい道路だけでも、ケーブルカーやモノレールで10〜50キログラム程度の軽めの荷物を自動運転車で、道路沿いに郵便ポスト程度に配置された鍵がかかる箱に運び入れる。今の技術で可能なはず。
他にもそんな、やればできるけどやっていないことはいくらでもあるでしょう。
常に、「コロナがなかった場合」を考えるべきです。
歴史の大きい流れは変わらない、単に極端に加速するだけ。
12日
安倍政権は、経済最優先・アベノミクスで成功してきたはず…なぜコロナでは、経済を無視するようなことを?
給付でケチな印象を与えることをし続ける。補償なしの自粛、限定給付、手を挙げた人だけ…財政優先のメッセージ。
緊急事態延長…コロナのほうが、倒産自殺より優先というメッセージ。
根本的なブレーンの交代?
それとも、このコロナで潰れる業界は徹底的に叩き潰す、と決めた?
外食・旅行観光・お水風俗が大幅に減少した経済…
おそらく、ダメージを受けない業界の人々の財布に、際限なく現金がたまるでしょう。
ただそれもすぐに信用崩壊連鎖で消えるかもしれませんが。
そのとき、その現金をどうするか。
まずネット、スマホゲーなどが吸い取ろうとするでしょう。
出前産業も発達するでしょう。
でもそれだけでは到底足りません。
また、投資先としては?
僕は本来は、余った金や人材は全部、技術・研究にぶっこんでほしいと思っていますが、難しいでしょう。
潰れた業界の人は労働力としては、それこそ運輸・介護以外使いようがないでしょう。いやそちらでも使えないほど体力に劣るかもしれません。
コロナで外食・旅行・ジムが殲滅されたら。
本来なら書籍・ゲームに金が行くと思われますが…
レンタルDVDも感染リスクがあります。だからネットでのストリーミング?
実際には今、何が売れているのでしょう。
マスクやアルコールやトイレットペーパー?本当にそれらも売れているのか、それとも供給システムが故障しただけなのか…
経済の基礎中の基礎…誰もが貯金しかしなければ、消費も投資もしなければ、経済は伸びない。
信用創造が起きない。
皆が金を使う。借金をして機械を買い新しい仕事を始める。それがなければ経済は縮小していくだけ。
特に、「起業の大半」である零細飲食店が自殺行為となったら…事実上あらゆる起業が不可能になったら、銀行には仕事が事実上なくなるのです。
それはすでに起きています、銀行は融資して利子を取る・投資して収益を得ることが大きく減り、国債を買う以外できなくなったとのこと。
…それでいい、自給自足が一番、これ以上の技術進歩は絶対にない、という人も多いですが。
11日
室内生活、特に狭い集合住宅に住む人は、今市販されている折りたためるエアロバイクなどよりコンパクトな室内運動器具を求めているのでは。
できれば、一本の細い棒を壁の隅に立てかけておけばいいぐらい。畳んで買い物袋に入るぐらい。
ゴムチューブによるボート漕ぎ運動器具もかなりいいでしょう。
またこれは?
足で踏む足場と、背中に沿って伸ばせる棒。棒の先端に二つついているロープ輪を両肩にかけて前かがみすると、内蔵のバネで曲がって腹筋を鍛える。
両足で踏める、体重計程度の板から、強さを調整できるバネやゴムひもでデッドリフトや負担ありのスクワット。
難易度が高く、天井高さも要求する懸垂を捨て、斜め懸垂とパラレル・ディップができるごく省スペースの平行棒。使わないときには天板をつけて立って使う机・アイロン台にもできる。
10日
コロナで、インターネットなどIT業界に当然起きるべき変化。
まず、それまで制限があるスマホを時々見るだけの人も、娯楽の多くがなくなったことで変わると思えます。
さらに以前の、昭和天皇の崩御のときはレンタルビデオでしたが、今回はDVDのレンタルそのものが危険。
ならば。
スマホをデータ無制限に。
家でパソコンを買い、無制限のプロバイダと契約する。
スマホでもパソコンでも、映像・音楽・漫画などをネットを通じて楽しめるところと契約する。特に男性はアダルト動画。
家のテレビでも、契約すれば見れる映画などの特殊チャンネルを契約する。ケーブルテレビや、高音質の有線放送・衛星放送も契約する。
そうなれば通信量が増えるので、通信アンテナなどの工事も増える。
パソコンや高性能なスマホが売れる。
…
そうなってしかるべきですが、現実には?
本来なら売れるはずの、アマゾンなど通販での本の売り上げは?特に電子書籍?
出前館やウーバーイーツ、ベルーナグルメは?
百貨店系の、本来贈答に使うような贅沢な食品通販は?
さまざまなネットスーパーは?ホームセンター通販は?
9日
コロナと、自民党の支持基盤…
コロナがなくても、特に地方都市のシャッター街化、零細自営業の壊滅は止まりません。
コロナは家族経営飲食店・水商売など、零細自営業の中のある部分を徹底破壊しました。
ただし店が多いチェーン店でも大被害を受けているところはあります。…とはいえ、被害金額も大きいだろうが、大きいところは持ちこたえられる…と思えます。
以前は自民党は、地方農民+都市零細自営業を基盤にしていると聞いたことがあります。
小泉改革、さらに大店法などで都市零細自営業は廃棄した、とも。
それでは自民党の今の基盤は?「まともな野党がない(主要野党が無能、かつ新しい人と理念で政党を作ろうという動きが絶対にない)」という他力+公明党だけ。
ただし、国民の実質全員、「まともな野党がない」ということは、「日が西から出ない」と同様に絶対の与件だと確信しています。
公明党も今は圧倒的に強いですが、長期的にはどうでしょう?
8日
もし安倍政権が、必要もないのに緊急事態を長期化させているとしたら?
やろうと思えば、医療リソースだけを大幅に増やして、行動制限を緩和することはできるのに、していないとしたら?
これほど相対的に少ない犠牲者で、納得できるでしょうか?
9.11テロでの、緊急事態の恒久化…
ショック・ドクトリンという言葉を思い出してしまいます。
安倍政権にとって、どのような利得があるでしょう。
少数の、とにかく改憲をしたい人々は喜びます。また権威主義を喜ぶ層…一部公務員・大企業など?
いや現実は悪意、計画よりもっと悪い、誰が力のある助言者か、どの会議が強いか、そういう問題でしょうが。
7日
零細・家族経営の飲食店は、起業の大半を占めます。
それが消滅することの歴史的意味は?
人が、独立し、自分の店を持ち、自分の頭と努力で金持ちになる。
そのルートが閉ざされるのです。
大企業に入れる超優等生、それもコネがある貴族以外金持ちには、まともな人間にはなれない。
平等な資本主義から、身分制度になる…
6日
コロナの恒久化、緊急事態の恒久化のもう一つの厄介な問題…
国家がちゃんと生活支援も潰れそうな企業の支援もするとする。
そうなると事実上すべての国民は自立できない、国家が恵んでくれるマナ(旧約聖書で砂漠をさまよう民のため神が天から直接降らせた食物)にすがるしかない。一生乳を吸う赤子であり続けるようなもの。
国は親であり神である、と経済的になってしまう。
もっと言えば、コロナがなくてもずっと前から、国民の大半はトヨタから血を吸ってかろうじて生きているだけの寄生虫に過ぎない…それが現実です。
トヨタにとっては国民の大半はいらない。捨てればもっと雄飛できる。そう考えるのは当然でしょう。
いっそのこと、すべて自由自己責任と放り出し、ごくわずかな強者以外には自殺してもらう方が正しいのではないか…
弱いことは罪。自力で生きられぬ者は死ぬのが大自然の掟。
と。
そして生活を、雇用を完全に国家に依存している国民が、国家に文句を言う、敬わない、人権を求めるなど許されるか。絶対服従で当然だろう…
国が国民一人一人の生活に、金も出すが口も出す、無ければ生きられないんだろう、となったら?
それはコロナがなくても、人工知能について心配されていることであり、いや人工知能が失敗してもコンテナとNC旋盤で十分起きてしまうことです。
膨大な役立たず階級の発生。
国が生かすか、あるいは殺すか。
国が生かすときには、国が限度を超えて強くなってしまう…
5日
際限なく膨大な金を注がなければ、まず弱い企業・自営業店が潰れます。
そうなれば担保が価値を失い、また金を貸している優良企業も潰れ……連鎖反応。膨大な企業が潰れます。
その地獄はバブル崩壊でよく知っているはずです。
金を注がなければ、国民の大半が破産失業します。
でもそれは、国民の大半は、「お前はすでに死んでいる」状態で無理矢理生命維持装置で生きているだけなのでは?
この新型コロナは、七月になったら全世界から消えているというものかどうかはわかりません。
スペイン風邪は二年少々で、遺伝子レベルで消えましたが、二年でも十分きつい長さ。
下手をすると、免疫もないかもしれない。回復したのに生涯、無症状でウィルスをまき散らす人がいるかもしれない。
もう死んでいる国民を支えるために無限に金を注ぐ。
もう脳死状態の死体に人工呼吸、輸血を続けているように。
ゾンビ企業という言葉もよく言われます。
でもゾンビ企業を片端から潰せば、需要縮小・担保価値崩壊からの連鎖反応であらゆる企業が潰れます。
このコロナで潰れるような企業は全部ゾンビ企業だ潰してしまえ…それが、世界は効率的であるべきだ、ゾンビ企業など生きていてはならないという、ひとつの正義。
でも本当にそれをしたら手術は成功した患者は死んだになるかもしれないのです。
バブルのときも不良債権処理が困難だったのはそのこともありました。一つのゾンビ企業を潰せば周囲の企業も潰れ、国全体の底が抜ける…
もう近代国家というものは滅びているのでは?あちこちが腐っているのに手術をしたら死んでしまう、というのはもう助からない、死んでいるも同然、ゾンビ国家では?
いや、近代国家自体がネズミ講なのでは?
本来の年金制度は、集めた金(かね)を投資してその収益を年金とします。
個人で投資してその収益で老後を過ごそうとしたら失敗リスクがある、でも保険のように、多くの人が集まり金を集めて大金にすれば、全部失う可能性は低くなる…
でも高度成長が終わり、低金利。投資そのものが長い目で見て損をする、パチンコと同様になった…実際にはわずかな利益はあるけれど、必要とされる利率には遠く及ばない。地球人すべてが投資不適格となった時点で、年金は国が出すしかなくなりました。
税金か、国債か。
無限に国債を出せるはずがないから税金しかない、と言ってもこのコロナが常態化したら、大増税しなければ経済崩壊でプライマリーバランスなんて夢の夢です。それはコロナがなくても同じこと、本当に消費税50%でプライマリーバランスなんてできるはずがない。
コロナがなかったとしてもとっくに、年金のある近代国家自体、不可能。
あとは、生かすか殺すか。それだけ。
4日
緊急事態の延長。
主な理由は医療リソース。
これほど犠牲者数が、世界から見ると少ないのに…もし日本がアメリカ・イタリア級の大流行を起こしていたら、どれほどひどい医療崩壊になっていたでしょう。
どれほど、日本の医療リソースは足りなかったのか。
日本の医療関係者は皆とんでもない寝不足激務だとよく聞きます。本当に日本の医療リソースそのものがとことんギリギリだったということでしょう。わずかな増加にも対処しきれないほど。一滴落としただけでもあふれる、水面が盛り上がるほど一杯のコップだった、と。
医療リソースを増やすには?
医者を増やそうとしても、今医学部の定員を増やしたり医学部自体を増やしたりしても、五年+研修。
でも本当にできることは何もないのでしょうか。
司法試験合格者以外にも、法律が資格試験に入る仕事はいくつもあります。司法書士、弁理士。税務官や警察官だって法律は勉強します。
同じように、医者ほどではないけれど医学の知識がある仕事はあるのでは?薬剤師など。そういう人たちを短期間の訓練で、コロナ軽症や生命維持専門の準医者にすることはできないのでしょうか?
またAI医者は?
医療リソースだけでなく、マスク・消毒用アルコール・トイレットペーパーさえ、足りなくなったら即座に倍店頭に送る、ということがまったくできないことが明らかになりました。
マスクほどに単純なものでも、製造し、店に運び、その間の事務処理をする、そのどれもが変化に対応できない代物だったのです。
専門、特化しすぎた道具が別の用途に使えないように。
そしてこの緊急事態延長が、経済と社会に何をするか…
膨大な飲食店などの中小自営業が完全に崩壊し、下手をすれば信用の連鎖崩壊で経済が崩壊する…
膨大な自殺、治安…
政府が救済するとしたら、あまりにも多くの国民が政府にすがって生きることになるし、財政も…
いたるところがおぞましいほどに苦しい、それでも政府は精神論ばかり…代案を出せる野党もない、と。
3日
休業しないパチンコ店の名を公表するのは、犯罪者に対する刑罰に「社会的制裁」を当然のように加えているのと共通するのでは?
補償はしない。法とは関係ない。しかし世間様にかわって罰してもらう。だから補償なしで従って潰れろ。
法に書かれた刑罰。それ以上に「社会的制裁」のほうが圧倒的に重い。もし冤罪であっても、「社会的制裁」に国賠はないし、徹底した連座…幼稚園児でも死ぬほどいじめられ、それでも当たり前だ、心から反省しろ、抑止のために自殺も許さん地獄に堕ちろ、とされる。
ふざけるな。
でも、こう返されたら?お国は神だ。神は何をしても絶対の正義だ。心の底からおそれいって絶対服従しろ。
2日
コロナのせいで、憲法に緊急事態条項をという声はやはり強まっています。
ですがそこで考えるべきことは、戦中の特高警察・憲兵、また韓国や台湾のように何十年も戒厳令になることを防ぐこと。
憲法改正自体を絶対に阻止する、今の憲法は今の秩序だ一字一句変えるな…戦前の国体のように、ではごくわずかな人しか説得できません。
憲法を改正するのなら、憲法に「これとこれは緊急事態でも絶対守れ」を明記すること。
徹底的に、永久的な戒厳令を防ぐ…選挙を延期させて野党議員を全員辞職させることは防ぐ。…野党も「説得」すればいいだけのことかもしれません。一定期間での国民投票は絶対に必要でしょう。
内心の自由。信教の自由。焚書坑儒の禁止。
ジェノサイドの禁止。
拷問の禁止。
暗殺の禁止。
それらは緊急事態でも絶対になくしてはならないと明記すること…そうでなければ、全員を拷問することで簡単に全員を洗脳し心を書き換えてしまうことができます。今の技術なら。
本当の超緊急事態には、「国民のうち三千人しか箱舟の席がない」まであり得るかもしれません。「殺すな」さえ守れないかもしれません。徹底したトリアージが必要になるかもしれません。幼児が腹に爆弾を巻いて花束を差し出してくるかもしれません。
それでも、三歳の子を拷問する必要は、宗教が異なるだけで女を釜炒り串刺しにする必要は絶対にない、それすら言いきれない、そこまで想定すべきでしょうか?
今の日本国憲法で、拷問・残虐な刑罰を「絶対に」禁止すると書かれているのは、素人が素直に考えれば、緊急事態でも、どんなに必要があっても…大都市の核爆弾を吐かせるため、何百万人の生命とひきかえても、ということでは?
そしてその「絶対」を取る自民党憲法改正草案は、とてつもなく恐ろしいのです。
自民党のQ&Aはそんなつもりはない、大したことではない、の一点張りですが。
1日
いきなり起きる衝撃的なこと。ブラックスワン。
21世紀になってからでも、9.11テロ、東日本大震災、コロナショックなど。リーマンショックも。トランプ当選も。
長期的に起きていること。
日本では財政悪化。少子高齢化。世界的にも財政。IT革命。AI。グローバル化と反発。
世界的な民主主義の敗北も?
コロナについて考えるときは常に、「コロナがなかった場合」も考えるべきでしょう。
コロナがなくても、消費税増税だけでも猛烈な不景気は避けられなかった。
コロナがなくても、巨大店・巨大チェーン店の強さ、零細自営飲食店の苦境は同じ。それ以前に自営飲食店は十年生存率がごくわずか。
コロナがなくても、コンテナによる効率化、AI・自動運転車による大量失業あるいは膨大な国民のふさわしい給料が極端に少なくなるのは目前。
ただし、コロナによる変化が激しすぎるのも事実です。エレベーター程度の加速度は無害でも、ジェット戦闘機が全力を出した時の加速度は生命にかかわるように。
結果的に世界は、膨大な失業者を抱えました。財政規律も自由競争もない、国が無限に借金をし、大量に輸血しなければすべてが崩壊する…
大恐慌の、本当に国が輸血しなかったために経済が死にいくつかの国は民主主義も死んだ、それが今痛感されます。
もし日本で、多くの政治家や官僚が望んでいるように、「これで潰れるところは潰れろ」に徹したら?「国が何をしてくれるかではなく国のために何ができるか」と、支援ではなく増税を選んだら?
バブル崩壊後のように、担保が価値を失い銀行が貸し渋り・貸しはがし、それどころか銀行自体が潰れる。
そうなれば弱い企業から潰れ、借金網で強い企業も潰れる。
その地獄絵図が目の前に見えています。また大恐慌の歴史を見ても自明です。
ただ少なくとも今の日本の政権は、それをちゃんと見ているとは思えません。
自由民主党の「自由」というのは、経済的自由主義。マルサスの自由、レッセフェールの自由、アイルランドで何百万人餓死しようとかまわない、断固としてスピーナムランドを潰し拷問同然の懲罰的救貧以外許さない「自由」です。
どれほど多くの国民が餓死しても自由競争・財政再建が正義だ、そう思っている、強い権力を持っている人は多いのです。
日本でも失われた三十年の多くで、三万人の自殺と十万人の変死・行方不明、大戦よりひどい死者を出しても国は緊縮財政・経済的自由競争に徹し、世論も選挙もそれを支持し続けました。
輸血経済…
先進国民の大半は、輸血しなければ潰れる。先進国経済の事実上すべてが、輸血がなければ死ぬ。
それが新しい時代…
そこでの最大の争点は、生かすか殺すか。
ほんのわずかな力ある者だけが生き残り、それ以外は自殺させるか。
ここでカギになりそうなのは「自己責任」「トリアージ」「弱いことは罪」ではないでしょうか。
日本の「保守」にある、経済的自由主義・弱肉強食・自己責任思想…それは国民全体にも浸透しています。
弱いことは罪。弱い者は人間ではない。そうしてしまえば、人はどれだけでも残酷になれます。イギリスの保守がアイルランドで百万が餓死した地獄を冷笑したように。
その対抗馬は、輸血経済…財政がもたない、子孫のために、という叫びがいつか出てくるでしょう。
自民党政権でも、マスメディアからも、いや草の根からも、非常に強い中枢から。
国民の大半を捨てるか輸血を続けるか。
トリアージ、弱者に対する冷酷さ・憎悪と、コロナで有効性を見せたとされる権威主義もまた相性がいいです。
さらに権威主義は、捨てられる側である弱者も惹きつける力があります。多数である弱者を、「肉屋を支持する豚」にさせる力があるのです…権威主義・財政至上主義・経済的自由主義・自己責任思想は。
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