枕元の計算用紙
2021年10月
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31日
希望。
どの技術に投資するか。
選択肢。
緊縮財政・新自由主義(構造改革)・民に任せる。
従来自民、公共投資にばらまく。
弱者にばらまく。
何かに投資する。
誰も、進歩の方向に投資していないように見える。
それが今の時代の、一番の問題ではないか。
誰も希望を持っていない。
特に政治・言論の世界で、人々の心に届くように希望を言うことができない。ケネディが月に人を立たせると言ったように、核融合炉を言うことが誰にもできない。
選挙で、各党は科学技術を口にはしています。しかし、安倍首相も何度もそう言い、そして結果は?自民党は根本的に、少なくとも予算を作る段階では科学技術嫌いなのでは?
根本的には、天才児が核融合炉を研究したら大金持ちになれるようにすることはできないのでしょうか?
天才児が東大医学部や法学部、医者や官僚を選ぶのは正しいでしょうか?今の文系天才児は?
もっと根本的に、官民合わせてどの程度科学技術に投資するか、で政治経済制度を評価したら?新自由主義はどの程度?今の日本は?最高なのは今の中国?
問題はいくつか。
まず今は、天才が主役にならない時代ではないか…本当にこの宇宙で、現実に知的生命体が可能なことは今が限度ではないかという疑いがあります。ユナボマーが、今は天才でも仕事がないと言ったことも。
AIの脅威は言われていますが、AIも否定する人は多くいます。さらにAIがシンギュラリティで計算力を発散させて、「核融合は絶対無理です。文明は滅びるだけです」と告げるという可能性も、誰も考えていないでしょう?
では今後科学技術進歩が皆無として、人類は…とりあえず年に何億人も殺処分/餓死することなく文明を千年保つことを目標として、できるか…という問題になりますが。
そして、未来の科学技術について、確信というほど予測している人、技術の進歩はわからないとしている人、この違いがとても大きいのでは?
少なくとも日本の知的階層は、核融合も軌道エレベーターも未来永劫絶対不可能、が支配的です。
それが何を意味しているか…地球人の、地球の生命に対する死亡宣告だとも気づいていない、考えることを禁じている。
その思考禁止もまた恐ろしいことです。
選挙で希望に投票することができない。明らかに、未来のための投資を訴える人がいない。誰も未来を見ていない。
なぜ?
30日
葛のように蔓を横に伸ばしていく、しかも浮く水草・海藻があれば。
富栄養化した水面を覆い膨大に光合成をして、さらに一か所を引っ張るだけで収穫できる…
ホテイアオイなどは、論理的には富栄養化した水の栄養を吸っていますが、収穫が困難だとか。
その問題がないのなら…
それがなかったのが、地球人の不運でしょうか。
でも、品種改良はできるはずです。
丈夫なツルでつながっている+海水で育つ+浮く+空中窒素固定…それが、植物でも海藻でもできれば、事実上無限の生産力になる、それは誰も考えなかったのでしょうか?
SFでも?
29日
軽石が重大な災害になっているとか。
実際、噴火の火山灰で江戸幕府が傾くほどの被害になったこともあります。
思いがけないことが思いがけない害になる、というのも人類の文明が発達しすぎ、地球を隅々まで利用しつくしているからこそでもあります。
人類がいなかったらこの軽石はどうなっていたでしょう。
いつか沈んで、地層の一部となったのでしょうか。
28日
風力発電や太陽光発電も、一単位のエネルギーを出すのに出す二酸化炭素が少ない方法というだけでは?
風力発電所も太陽電池も、作る時にはある程度は二酸化炭素を出しているでしょう。火力発電所を作って石炭を燃やすより少ないだけで。
逆にガソリン自動車で二酸化炭素を出す、でも別のところでそれ以上の二酸化炭素を吸う、はダメなのでしょうか?
同じ生産をしている二つの国全体が、どれだけ二酸化炭素を出しているか比べる、という考え方をしたら?
今、膨大な二酸化炭素を吸収でき、有機物資源を得られる、使われていないもの。
死の海域、汚染された水。
特にアメリカの家畜糞尿。
北極に無駄に流れている巨大河川。
川に流れている土砂。
アマゾンなどの水の大半。
アマゾン川河口沖の、ある程度の部分を、船は出入りできるように浮く防波堤で囲う。
そうしたら、膨大な肥料入り淡水が海水の上に浮く。
そこでアゾラ…空中窒素を固定する能力があるシダ植物の浮草…が大量に育つ。
それで二酸化炭素を固定する…
砂漠の沿岸地帯を、海水面より少し下、満潮時には海水に漬かり干潮時には海水より上にして、波よけもつけて塩生植物を栽培する…
大量の化学肥料とアルカリで膨大なスピルリナ培養…
死の海域に、空気を細かい泡で吹きこみながらその緯度に合った海藻を養殖し、大量に収穫する…
なぜ考えることも許されないのでしょう?
温暖化問題は専門家の聖域であり、いかなる意見も受け付けない?
27日
菅義偉前首相は極端に不運だったのでしょうか?
もう少し待っていればコロナ収束で支持率は大上昇、問題なく選挙に臨めた?
任期があって選挙を伸ばせなかったことが不運だった?
そうであったとしても、バラマキ公約合戦は変わらないでしょうか?
それとも別だったでしょうか?
どの政党も「配分」「中層」という選挙戦。
つい最近は、立憲民主党も国民民主党も「保守」と言っていた気がします。
保守とは何でしょう?
26日
皇室の件は、もはやコメントすること自体が不敬というべきです。
これほど日本人がおぞましい生物だったとは、というほどに。
はっきりわかっていること…自民党政権である限り、出生率は決して回復しない。
自民党の根本的なイデオロギーが、出生率回復に向けた政策を真面目にすることを決して許さない。
自助、自由…経済的自由=自己責任。
財政再建。
家族、それも日本の伝統(明治・昭和に作られた伝統)に基づく道徳的な家族。
同時に、元民主党と共産党は、何があろうと多数には支持されない。
日本国民は、何を求めていて、何と言われれば支持するんでしょう。
極右でもない。金をよこせでもない。飢えてでも孫子のために財政を再建せよ、でもない。
負の所得税でもない。消費税増税も嫌うが減税と言っても支持率は増えない。
何でしょう?
国民は心底、とことん、出生率には関心がない?
25日
これまで知ろうとしていなかったのが情けないのですが、NTTが「基礎数学研究センタ」を設立するとのことです。
まさに、これこそ日本にとって最高のニュースです。
日本が必要としているのは、日本に未来を作ろうというのなら、何よりも科学であり、科学の基礎は数学なのです。
数学、数学、そして数学、という言葉を見ましたがまさにそれ。
24日
倉庫をゼロから考える。
倉庫を一つの長い廊下にして、そこの右側(どちらでもいい)にひたすら小さいパレットになった規格箱を並べる。
常に一つのフォークリフトが開いている左側を走り、一つの荷物をピックアップして出口に運ぶ。
入口に戻り、空いたところやまだ荷物を置いていないところに同じ規格箱を新しく入れる。
すべての規格箱に順番が決まっているか、バーコード。
これで無人で出し入れができるでしょう。
もちろん多くの人が常に動き回る普通の倉庫より、あらゆる効率は落ちます。
しかし、ある点で有利です…単純なプログラムで完全に無人化できる。
23日
二つの仮定を許してください。
1今が、バブルの一番ひどい時だ。
2僕が超金持ちで、多くの国の反発を抑えることもできる。
その僕が、「マレー半島横断運河を作るぞ」と言って、運河会社を作る。
それで社債を売る。それは今バブルであちこち狂奔している不動産とか証券とかより、利益になるまで長いけど利率がずっと高い。
そうすればバブルの巨大資金を、本当に利益になる方向に流し出すことができないでしょうか?
バブルはなぜ、むしろ破壊的になるのか。建設的な投資に集中すればいいのに。
歴史上のバブルの中で、鉄道バブルとITバブルはかなり建設的でした。
国も、投資家も、いい投資を見極める目がない…という絶望的な話にもなります。
22日
MMTを否定するにしても、将来
「国の借金がたくさんある、でも鉄道や港、優秀な技師が多くいる」
「国の借金はない、だが鉄道や港は朽ち果て、教育すれば優秀な技師になったはずの子がまともな教育を受けられず刑務所を出入りしている」
どちらがいいのでしょう?
21日
子供用の三輪車をサイズアップして大人用にはできないのでしょうか?
また、駆動輪自体は胴体の真下に置き、前に自由回転の操舵輪、後ろにY字に二つ、ある程度上下にも動く自由回転輪、というのにはどんな欠点があるのでしょう?
どちらもギアチェンジはできないかわりに、その分部品点数が大幅に減るはずです。
安全のためには自転車同様、逆回転防止、ペダルが踏まれずスピードがあったり下り坂で加速したりしているときにペダルに力が伝わらないことが必要でしょうが。
20日
阿蘇山の噴火という、下手をすると日本史を終わらせかねないとんでもないこと。
…大したことなしで終わってくれればいいのですが、阿蘇や富士山や箱根だけでも日本は終わる。もっと大きい姶良や洞爺湖となれば地球人が危ない。
緊急事態が必要、という議論もコロナのせいもありありますが、どれぐらいのことが想像されているでしょう。
地球人は千人ぐらいしか生きのびられないとか、半分には死んでもらうとか、それぐらいの事態も前提にしているのでしょうか。
東日本大震災は、原発もありますが関東地方全部人が住めなくなるまで紙一重だったと聞きます。
そして今から、富士山爆発が迫っているのです。
逆に、緊急事態に反対する人は、そういうとんでもない天災をどう思っているのでしょう。
憲法九条に反するから、絶対にないと信じなければならない?
コロナというブラックスワンで、人類が学ぶべきこと。
生産力と科学技術力は、今足りているからいいなどということはない。
いつ何が起きるかわからないから、どちらもとことん大きくしておかなければならない。
それはもう総力戦になる。
さらにいつ何が起きるかわからない以上、常にカターンカプセル(人類の文化や生物のサンプルを詰めたボトルメール)を打ち上げ続け、水爆推進の播種船を送り続けるべきだ。
まさか、がある。想像を絶することが。
未来は予測可能ではない。
今の、「賢い人」「地位がある人」は全知ではない。彼らが知らないことは多くある。
賢い人たちは我は全知なりと言わんばかりで、大衆も無関心であることでそれを支持していますが。まさに愚民。
19日
今の我々こそまさにお花畑の住人であるということ。
イエローストーン、いや日本人は富士山だけでも…
地球上で、農業に依存して生きていること自体が立派なお花畑である、と。
各国に、十人に一人、さらに千人に一人しか生きられぬ状況を想定した計画はあるのでしょうか…地球で暮らすのはそれほどシビアなことなのだと思うべきです。
18日
日本史において、ある敵、敵対的な思想との戦いが、国家目標になり国そのものを動かすケースがけっこうあります。
鎌倉幕府の守護地頭が「義経追討」のためであったこと。
江戸時代の戸籍制度が宗門改め、キリスト教を禁じるためであったこと。
大逆事件から治安維持法、特高警察の流れが、「反共」であったこと。
今の日本は何を敵とするのでしょう?
17日
多数の太陽電池・風力発電から、電気自動車。
先進国民は欲望を制限し、肉や飛行機を控える。
それで本当に、世界の今の約八十億人全員が十分豊かな生活をしながら、二酸化炭素を大幅に削減できるのでしょうか?
しかも人口が減るまで何十年もその文明を続けて破綻しないなどということができるのでしょうか?
電気自動車の蓄電池のリチウムは?風力発電の軸受のバナジウムは?モーターや発電機の銅は?
資源が尽きることはないのでしょうか?
汚染はないのでしょうか?
反進歩・風力太陽光で温暖化対策…僕はそれが正しいとはどうしても思えないのです。
水素やアンモニアも本当に正しいのでしょうか?
自動車は軽油ディーゼルで二酸化炭素を出し、別のところでそれ以上に吸収する、ではだめなのでしょうか?
どちらが少ない費用で二酸化炭素を減らせるでしょう?
今我々が手にしている科学技術だけで、十億単位の人口は何十年持たせることができるでしょう。
人類の存続だけでも可能でしょうか?
桁外れの進歩がなければどのみち文明の破局、十億単位の餓死は免れないのでは?
16日
真空調理ブロック肉。
できるだけ安価な肉(ふつう使わない部位を使う)で野菜と豆を煮、変な肉は除いたスープ
そのスープで食べるパスタ、パン、ごはんで選ぶ。
これだけの飲食店があれば、かなり安くとてもうまい味を提供できるでしょう。
15日
「公にできない、現在の価値観と違いすぎる本音を公言できる場」それがあればどうなるでしょう。
いじめは必要悪で、弱いことは罪で殺されてもしかたない。
冤罪は正義だ、冤罪で捕まるやつはもともと悪人だ、警察がすることに間違いはない。
人種差別は正しい。
男女差別は正しい。
民主主義は間違っている。
自由は間違っている。
…
実際には、いじめは学校・地方の重要な秩序であり、なくしたら社会が成立しないほどのものでは?
昔は番長・不良集団がその役割をしていたように。さらに暴走族から暴力団の人の流れも、ある種の人間が生活し社会人となるために必要とされたように。
ヤクザがあちこちでさまざまな役割を果たしており、徹底して取り締まったらたとえば売買春で殺人事件が多発するとかのように。
14日
解散総選挙が始まりました。なんとなく任期満了までやってほしかったような気もします。まあほぼ同じですが。
自民党の公約が、岸田首相の総裁選での公約と違いすぎるという文句が出ています。
でも実際には、誰も何も期待していないしどうでもいいようです。
『銀河英雄伝説』の、「政治なんておれたちには関係ないよ」そのものです。
今の野党では徹頭徹尾ダメなのは誰もがわかっている。
誰ももう、自民党に期待していない。
まさに、政治なんて関係ない。どうすることもできない。
もう一度民主主義を取り戻す…それだけは、絶対に考えることも許されない。
13日
ブラックホールの、ホーキング輻射と呼ばれる理論を、電気回路で真似て検証するという研究がなされたそうです。
量子力学と重力が、半世紀以上変わらぬ科学の最先端。
そこに挑み続ける人はいます。
本来、自民党総裁選でも科学技術は強く言われました。
以前からイノベーション、科学技術とは言われています。
にもかかわらず、日本の科学技術は衰退していると言います。
肝心なところに金を出さないとも。
選択と集中、と言って、成功しそうなものにしか金を出さないという科学とは思いっきり反する姿勢だとも。
日本政治の、科学嫌いはどれほどの深さなのでしょう。
日本の有権者の科学嫌いは?
何よりも科学技術が最優先のはずです。日本が経済成長し、老人、特に団塊ジュニアが老いた時に虐殺するのではなく介護し、温暖化を防ぎ、さらに資源枯渇での文明崩壊を防ぎ、世界経済の先端に居続けるために。
それとも、科学はいらないという声が圧倒的に強いのでしょうか?
左右とも、イデオロギーに反するから?
科学技術を最優先する政党に投票したい。それは無理でしょうか?
日本はどれほど深く科学技術に背を向けているのでしょう?
12日
中国から見て、台湾人は全員が犯罪者だ、ということはないでしょうか?
世界帝国を標榜する国から見て、他の国はすべて「独立を名乗る犯罪集団」であり、その国民はすべて「反逆罪の犯罪者」ということはないでしょうか?
確か東西ドイツの合併の時、東ドイツの警官や軍人は、事実上犯罪者とされ恩給もなかったそうです。
11日
総裁選が終わったと思ったら、野党のネガティブなニュースが毎日あふれかえっています。
日本政治はどうすべきか?
考えることを許さない圧力があります。
野党を批判する言葉はネットにあふれています。反日、無能、悪夢のような民主党…
だが、その先は絶対に考えてはなららないようです。
「元民主を捨ててゼロからまともな野党」は異様なまでにタブーとされます。
本当に永久に新55年体制でいいのでしょうか?
そのアンケートもできない。
簡単な場合分け。
「永久に自民党政権でいい、野党なんていらない」というのでなければ。
今ある野党を応援して政権を取らせる。
でもそれはどう見ても難しい、なら?
民主主義自体を諦める。または、今存在していない野党をゼロから作り、今ある野党は捨てる。
どこに間違いがあるでしょう?
そして今。
自民党政権に何の文句もない人はそれほどいないでしょう。
ですが、今ある野党に対する文句はあふれかえっています。
なら、「自民党政権に文句がある」あるいは「民主主義は必要だからまともな野党があった方がいい」で、「今ある野党はクソで、良くなる希望も絶対にない」ならば、民主主義を捨てるか、ゼロからまともな野党を作るか。
ですが、恐ろしいまでに「ゼロからまともな野党」という人はいないのです。
多くの新党がダメだったこともあるのかもしれません。
では、民主主義をあきらめた人が、自民党に任せきった人が、今の日本では大半なのでしょうか?
10日
「国が財政再建をする」=「国が国民の財産を没収し、投資ではなく消滅させる。公務員給与を通じて給与総額も減らす」
その結果は何でしょう?
財産と言ってもその多くは貨幣財産です。
貨幣財産と実物財産にどんな違いが?
さらに株式も没収するかどうか。
戦後財産税は、貨幣・預金のみならず、金地金も株式も不動産も没収されましたとのことです。
今の日本も財政が悪いなら、戦後にやった預金封鎖・財産税をやればどうでしょう?
それを三十年に一度ぐらいやれば?
そうなれば、国民の財産権はないも同然。
それはどんな影響をもたらすでしょう?
たとえば、預金封鎖・財産没収をやった場合、老人ホームの料金は?
老人を追い出し、老人ホームも閉鎖して失業者を出すのでしょうか?
それともガス室が必要とされるのでしょうか、戦後と違って老人が多い今は?
9日
この仮説を、一度試すことはできないでしょうか。
「高度な原発は小さいとうまくいく」
高速増殖炉。核燃料サイクル。
大規模化するとき失敗しますが、小規模だと成功していますし、また小規模なら試行錯誤もしやすい。
8日
所信表明演説…でも、何を言おうと信用できない、というのが正直なところ。
同時に野党も信用できない、完全に。
国民の多数は、与野党ともまったく信用していないと思います。
さらに、新しい政党を作ることも考えない。
民主主義自体を諦めている、政治なんておれたちには関係ないよ…銀河英雄伝説のあの言葉。
かといって、できることがあまりにもない。
あまりにも、新しい政党を作り、立憲民主党も自民党も破って…が不可能すぎる。
あまりにも、何もできないと思い知らされている。
7日
歴史において、文明が「こっち側には伝播したくない」と思うような現象があります。
その多くは説明が困難です。
中国が海に出たがらない理由。
なかなか文明がイタリア半島に入らなかった理由。
オーストラリアが、大航海時代の西洋人まで手付かずだった理由。北海道や樺太も事実上手付かず。
6日
真鍋淑郎氏らのノーベル物理学賞受賞。
日本人というか日本出身の米国籍取得者…南部氏と同様…であり、他にも二名共同受賞がいます。
それよりむしろ、温暖化関係のシミュレーションであることが少し意外でした。素粒子物理とかではない分野もけっこうあるのだな、と。
岸田新首相が科学技術を強調していることは、本気であれば期待できるのですが…
もう日本の今議席がある政党が何を言っても信用できない、というのが正直なところです。
5日
朝日新聞と岩波書店の言うとおりにした日本。
絶対平和主義、反米、超絶緊縮財政。
反科学技術、反近代文明。原発全廃、環境破壊になることは全部予防原則で絶対禁止、国民全員に技術を奪われた窮乏を強いる。
心の在り方も、差別、第二次大戦や植民地支配への反省の欠如、人権精神の欠如、科学万能主義など、どんな些細な言動でも厳しく責められ心からの反省を強要される。
どんな地獄になるでしょう。
4日
育児や家事のアウトソーシングは言われていますが、それでどう効率が良くなるのでしょう。
確かに業務用の機材や薬品を持ちこむ清掃業者ならより優れた清掃ができるにせよ。
高学歴の人材に家事をさせないことが、全体の効率をよくする?
工場でベルトコンベアで作れば、一人で自動車を作るよりけた外れに生産性が上がるように、複数人・大きい設備で多数の子を育てることは?
子供はあまりにも多くの愛情を必要とする、チャウシェスク政権などの実験がある…
3日
心底おぞましい未来を想像してしまいました。
2041年、今から20年後。
「改進民主党代表、枝野幸男君(77歳)」
「今こそ安倍政治を打倒しなければ日本に未来はないのです!構造改革、財政再建を」
「安倍晋三総理大臣(87歳)」
「悪夢のような民主党政権の時代に戻さない、自由民主党こそが、力強く改革を進め、日本を守る政党なのです。そのために憲法九条を改正し、国民が美しい保守の心を取り戻さなければならないのです」
「日本共産党書記長、志位和夫君(87歳)」
「憲法九条を守らなければなりません、一字一句たりと憲法を改正してはならない、むしろ現実を憲法の側に近づけるべきなのです。憲法九条の精神によって科学技術を捨てて、日本らしい自然と調和した文明を築く、それが真の日本の共産主義であり、それが唯一地球人が生きていく道なのです」
と、30年後も野党も与党も、戦前回帰改憲も、九条(+反科学)護憲も、最大野党の党名以外何一つ変化がない。
新55年体制が、旧55年体制よりも長く安定して続いている。
最悪を通り越している。
しかし、それ以外の未来は一切考えられない。
どんな変化の種もない。
どんな交差点もない。
主要メンバーが今の時点で若すぎる。
若い議員を中心にした政権交代…それが、こうも最悪の結果になるとは。何十年も、国民に徹頭徹尾見放された人たちが、野党の最上層に居座ることになる。
2日
ハンス・ヨナスを変形し、「人類滅亡につながる行為をするな」とします。
それは不可能です。何が人類滅亡につながり、何が人類の存続を助けるか、誰にも分りません。
リンゴを植えた人が、百年後にニュートンがその下に休むとは思わないでしょう。
ニュートンはICBMの祖父母なのです。
それこそ、あるファンタジーマンガで過去に戻った人が、主人公にアイテムを渡した後は身動きもしてはならないと座ったまま脱水死にして骨になったように、何も許されません。
小石一つ蹴るだけでも、木の葉一枚翻すだけでも、水一口飲んだだけでも、それが何を引き起こすかわかりません。
極端な予防原則…事実上何もするな。それも、結局は滅亡につながるのです。
僕は逆に、どんな分野でも科学技術を進歩させろ、タンポポや虫を見習って子孫を広くばらまけ、と言っておきます。
1日
多くの論者が、今の近代文明を否定して、違う文明を作りたいと求めている。
だが具体的な思想を作る能力が失われている。
やってみる。一つの政治経済思想を作る。
必要なのは「前提(事実)」。「目的(価値・正義)」。そして「手段」。
前提として、科学的に認められたこと。日本、世界の公的な統計など。
どの前提を重要とするかに、目的、価値がかかわる。
まず目的を明記。
僕は、餓死したり、人に食われたり、ガス室に送られたり、特高警察に拷問されたり、核爆弾で死んだり、好きなマンガを捨てさせられたりしたくない。
人類が滅びるのも嫌だ。
インターネットも読書もできない低すぎる生活水準も嫌だ。
ある程度高い生活水準、まともな治安と市民的自由を全員に。かつ、文明崩壊・人類滅亡を防ぐこと。それが目的。
重要な前提として、このままではそれらが維持できない可能性が高い。
文明崩壊の危機。気候変動。資源。民主主義の後退、権威主義。財政。
昔から、今の文明を否定する人は多い。オルタ。別の道。
もっと昔は、共産主義やナチズム、ガンジー、多くの平等系閉鎖集団。イスラム教キリスト教問わず原理主義。カルト教団。
今の日本では、具体性がない…欲望を捨てろ、科学技術に夢を持つな、という系統がとても強い。護憲に反近代工業と環境を混ぜたような。
僕はそちら側には賛成しない。科学技術をもっともっと進歩させる以外、人類が存続することはできない、まして全員が最低限の生活を送りながら存続することなどできないと思っている。
イギリスの天文学者マーティン・リースは、今の人類の決断次第で、宇宙に広がり地球の生命を太陽寿命を超えて残す種か、第六の絶滅を起こして自滅したバカかが変わる、と主張している。
今の人類がやることはそれほど大きい、地球史最大の選択だ、と。
そのためにはとにかく宇宙に出る化学ロケット以外の方法と、核融合やより進歩した原発や宇宙太陽発電などエネルギー技術を発達させることだ。
自己増殖性微小機械というルートもある。
地球人は、まず資源枯渇を克服するために宇宙に出るか、核融合などで深い穴を掘れるようにならなければならない。風力発電と節約では、銅が尽きたら終わる。
さらに太陽寿命もある。
そして宇宙そのものの遠い遠い未来…それを考えると、新しく資源に満ちた宇宙を作って引っ越すぐらいのことはできなければならない。
それで永遠を手にすることができると、どれだけの人が思っている?
そうでないなら、滅亡は確定している。
人類の滅亡が確定しているという前提で生きている人はどれだけいるだろう。
今回の人類がラストチャンスであるということも、どれだけの人が考えているだろう。
二千万年後の地上知的イカには、使える石油がないから文明を作れない、宇宙に出る可能性がないということを意識している人はどれだけいるだろう。
今の人類は、トインビーの言う断崖の途中で身動きもせず横たわった停滞文明なのだろうか?
これ以上登ることは絶対に不可能?
日本など先進国にとって今後大きい分岐が、人間廃棄物を捨てるか否か。
特に日本では、団塊ジュニアが老いた時、団塊も含めた膨大な老人を生かすか殺すか迫られる。
だが、それも比較的には些事。
人類が存続するかどうか。
何十億人も餓死するかどうか。
その多くは科学技術が進歩するかどうか、活用されるかどうかに依存している。
そして僕は、科学技術の進歩に最大限投資し、進歩を活用して人類全員が最低限の生活水準を手に入れ、そのまま人類が生息権を広げつつ存続することを望む。
滅亡がない。餓死しない。拷問虐殺強姦されない。本などを禁じられない。
科学技術の進歩に最大限投資する。
…僕はおそらく全人類に石を投げられるでしょう。
理由はわかりません。しかし、僕の考えには人類は誰一人賛同しないのです。
僕が僕であること、それ自体が間違っているのかもしれません。
僕が「1+1=2」と言えばそれは間違いであるというほどに。
単に、僕には身分がない、だから僕は穢れた罪人に等しく、僕の言葉はすべて間違っているのかもしれません。
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