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ロシアのウクライナ侵攻は、どの程度大きい事件でしょうか。
いや、クリミアがもうあるのに忘れているだけ?

核戦争となり、人類滅亡か、それほどではないが何億人も死ぬか…
それとも大したことがなく、単に世界の隅で一国が征服されただけに終わるか。
あるいはロシアが再崩壊するか。

考えてみればロシアは同じことを、軍事力を使わずにやることもできたはずでは?
民主的な政権交代を操ることで。それができるだけの、闇や情報や経済のリソースはなかったのでしょうか?

なぜ今なのか。北京オリンピックが終わった直後。
ロシアなどは泥で動けない季節が多いことが知られています。ナポレオンもヒトラーもそれで地獄を見て撃退されました。それもあるのでしょうか?
バイデン大統領そのものが、プーチン政権から見て弱いと判断されたから?

そして何を目的としているのでしょう。

ロシアも中国も、「帝国だった過去を取り戻したい」という感じに見えます。
ものすごく、栄光と領土、反民主主義にこだわる。

日本の改憲派も同様、それほど人類普遍の感情でしょうか…領土、帝国の過去、栄光、反民主主義。

そして僕が知らないこと。
日露戦争やグレートゲームでの、ロシア側。
ロシア帝国についてとことん知らないのです。
ソ連の立場から、日露戦争をロシア側から見た本は一応邦訳で読みましたが、それほど残った感じはありません。

27

「人は群れる動物だ(啓蒙思想の自然状態ではなく)、群れなければ」という本が今結構多いです。

ですが、なぜ人が群れを嫌がるようになったのか。
群れが残酷で悲惨だからでは?

いじめ。体罰。性的搾取。
人間には鶏のように、下位をつつくから一番下にとって群れに属していることはただの拷問惨殺、があるのでは?

際限がない、サディズムのままに狂った支配を強化し、支配される人たちを搾取し拷問し性的搾取するのが、人間の群れの普遍的な在り方だからでは?
悪い意味での体育会系、タコ部屋の牢名主構造、などなど…

26

ウクライナが侵略されています。
同じくロシアと国境を接する日本も、他人事ではありえません。
第二次大戦での、スターリンに北日本をという密約は、ロシア上層にとっては有効、日本の北半分は樺太や択捉同様、絶対に譲れないロシア永遠の領土だと信じているはずです。

そんな時代で、抵抗するか…
もし、国家そのものを、圧倒的な侵略者に対する抵抗を目的として再編したら。

全国民で侵略者に抵抗する…
全国民に武器をばらまく。あるいは自爆用の爆薬を。
どのように?

全国民を、兵士としてではなくレジスタンスとして、ゲリラとして、テロリストとして訓練する。

ロシアも中国も北朝鮮も、戦時国際法など一切期待できない。民族浄化、一人残らず犯し移住させ滅ぼすやり口が当たり前。チベットも新疆ウィグルも、チェチェンも朝鮮系も…
どのみち皆殺しにされるしかないのだから、最後の一人まで抵抗する。

イラク戦争での、テロリストの戦術をすべて学ぶ。路肩の手製爆弾。さらに簡易成形炸薬弾。自爆ベスト。
90の老婆も4歳の少女も、膣にも肛門にも毒を仕込む。

一人でも敵を殺し、一秒でも邪魔をし、わずかでも余計な金を使わせる。
それだけが、弱い民族のすべて。
弱いことは罪。日本も、皆殺しにされるにふさわしい罪人…アメリカは守ってくれず、ロシアにも中国にも逆立ちしても勝てない。
ポーランドも沖縄も弱いことが罪なのだから、日本も弱いことは罪。

…初手から、民族皆殺しと、民族の決死抵抗の戦いしかない時代になってしまいそうです。

25

完全に戦争、いや侵略、それも蹂躙です。

単純な二択です。

アメリカが、核戦争をやるか、それとも屈服して侵略を認めるか。
世界そのもの、アメリカ国民の大半、全世界が人質なのです。

というか、中国にせよソ連にせよ、数万人の軍人が生き残ればいい、と覚悟を決めればいつでも核戦争を起こせました。
焼き尽くされ核の冬が終わった大地に、数万人の近代兵器軍隊が出てきて、同様のことをする敵軍、敵の人民を皆殺しにする。
わずかな純血軍人だけの世界。

ここで思い出すのが、『三体』シリーズ(劉慈欣)で、相互確証破壊のボタンを持つ個人が老齢で引退し、優しい女性に交代した瞬間異星人が猛攻を仕掛けてきたこと。
異星人は、候補者全員も含め、どんな性格か徹底的に読んでいた。だから絶対に引き金を引かないだろうと予測し、その通りになった。

バイデン大統領はまさに、そう思われたのでは?

…では、世界を滅ぼしてでも引き金を引く、ということにどの程度の意味があるのでしょう?

そう考えれば単純に、執剣者の人選こそが肝要なのです。
敵になめられない人間にすることが。

敵が、候補者をどう分析し、どう判断するかを考えることが。

核戦争で世界が滅びる…その可能性はどれだけあるでしょう。
そうでなければ、世界はロシアや中国が、侵略し放題になるということです。フランスやイギリスも侵略を始めるでしょうか?

24

最悪。日本大都市圏も水爆で消し飛び、核の冬でほぼ間違いなく餓死する。

最善は…?

日本にとっても対岸の火事ではないでしょう。

中国の台湾侵攻。

ロシアが北海道に攻め込むかもしれない。

最悪、北朝鮮も交え、世界全域で第三次世界大戦とくるかもしれない。

23

今の人類が、本当に鉄鋼生産量を今の百倍にする…
なぜできない、何がボトルネックでしょう?

1935年、第二次大戦前夜の日本が鉄鋼生産を百倍にできなかった理由は?
そうしていれば勝てたかもしれないのに。

何がボトルネックだったのでしょう?

アメリカと日本は、何が違ったのでしょう?ソ連は?

思い切って温暖化を無視すれば、どれだけ今の地球人は生産できるでしょう?

22

民主主義・自由・人権を徹底的に否定する論を、いくつも考えてみましょう。

1絶対に正しいのは**教である。すべての人は**教を絶対に信じ、その統治に心も実もゆだねるのが正しい

2マルクス主義、中国共産党、天壌無窮の神勅などを用いる1の変奏

3弱肉強食、弱ければ皆殺しが唯一普遍の真実。戦争で勝つためには異論など存在せず、全員がすべての力を戦争に集中する全体主義以外にない

4民主主義であるアメリカは、ベトナムでも対テロでも負けた。民主主義は勝利には結びつかない、勝利するのは共産主義やイスラム原理主義だ

5新自由主義+財政再建主義と、民主主義は本質的に矛盾する…グローバル経済・国家主権・民主主義の三つすべてを満たすことはできない。普遍的にどの国も財政が破綻する。弱者を虐殺して強者に資源を集約し、財政を再建することが今後は正しい。グローバル経済と国家主権、新自由主義と財政再建を選んで、人権と民主主義を捨てるのが今後は正しい

6人間は容易に操れる以上、民主主義や人権は前提が誤っている

民主主義=第二次大戦でのアメリカの勝利=絶対正義(=勝利の唯一の方法)。
これは今の世界が民主主義を信じる、最も強い根拠、土台なのでは?

そしてその土台は、ベトナム戦争と対テロ戦争で崩れ去ったのでは?

本質的には、民主主義・人権は、手段なのでしょうか目的なのでしょうか?
勝利に都合がいいから民主主義?

ここで問題なのが、科学技術投資が多いのはどの体制か、です。
緊縮財政流行りのせいで、民主主義の科学技術投資がすっかり減ってしまっています。

21

今この時に核戦争が起きてもおかしくない。

それはどんなことなのでしょう。

どんな準備をすればいいのでしょう。
大震災とは質が違います。

大震災の場合、日本のほとんどは残っており、数日間もてば救援が来ます。
核戦争は全世界、さらに核の冬で何年も世界的な食糧不足、寒さが見込まれます。

放射能は言うまでもありません。

核戦争対策をしている人はどの程度いるでしょう?
マニュアルはどこにあるでしょうか?

20

ネットでも読むことができた『悪役令嬢に転生したはずがマリー・アントワネットでした』(小出よしと)が惜しくも打ち切り、ただその最終回は考えさせられます。

普通に読めば、その最終回は民主主義・自由の賛歌。

しかし…当時の王にとって、王政が時代遅れで民主主義にすべきだ、とは受け入れられなかった。それと同じように、今のわれわれにとって、民主主義こそが時代遅れで、**にすべきだ、とは受け入れられなかった、ということはないのでしょうか?

僕自身は、民主主義を否定する言葉を目にしただけで、何日も傷つくほどに民主主義を信仰しています。
しかし、それは今の時代に子供のころから植え付けられた信仰でしかないのかもしれないのです。

日本国憲法前文。民主主義、国民主権と人権を、人類普遍の原理、唯一絶対の真実、絶対の至上善としています。
しかし、当時の王権神授説も、以前のローマ教皇も、あらゆる絶対正義を掲げたでしょう。フランス革命が、後には共産主義やナチズムが、またはアメリカの民主主義も流した膨大な血もあります。

フランス革命当時。
まず新大陸、そして蒸気機関・機械大量生産・製鉄、それ以前からも船の進歩による物流の変化、運河、水車とつながる産業革命…今は産業革命否定論も多いですが。
産業革命によって、ブルジョワという新階級が勃興した。
大砲により、戦費がけた外れを通り越し、また多数の自給自足村と砦を束ねる大貴族の力が弱る。
フランスやスペインは免税特権と宮廷で大貴族や新商人を統治に参加させ、絶対王政を標榜しますが、軍事力も産業力も弱い。
…イギリスとアメリカの産業革命が本格的に進み、フランスなどが古いままであれば、ただ圧倒されるだけです。
それで、絶対王政とカソリック支配の世界から、自由・平等・友愛、民主主義、政教分離…近代という新しいソフトができた。
新しい酒は新しい革袋に、というイエスの言葉のように。

では今は?

石油ショック以来の、エネルギーなどの問題。あるいは長期停滞。
幸いかどうか、頭がよくなる薬・遺伝子改造は簡単には手に入らない…でも、アメリカ富裕層の子供は向精神薬で猛勉強しているという。
人工知能も、ありえないという声が多い…でもコンピュータで人を支配する技術は想像を絶するほど強まり、フェイクニュースという形で人々の心を強く支配している。

今の新しい技術。それが実際に新しい時代を作っているところなのだとしたら。

…「民主主義・人権・人道は新しい時代に適していない」という、仮説を前提として考えてみましょう。
信仰し思考を止めるのではなく、疑ってみる。

今の新しい技術。新しく勃興する階級。古い、皆が信じる信念が効力を失う。

その結果出てくる、新しい体制は何でしょう?
中国共産党やプーチンのロシア?イランのイスラム原理主義国家?

それこそ、これからの時代には高齢化と長期停滞、国家破産だけで、…さらに気候変動や資源枯渇も加わって、弱者の虐殺が絶対に必要とされるという可能性も小さくはないのです。

何を目的とすべきでしょう?
どうするのが正しいでしょう?

人間とは何でしょう?

19

ウクライナをめぐる戦争の気配。
第三次世界大戦、世界の破滅の可能性はどれぐらいあるでしょう。

どちらも譲れなくなっている。特にロシア…

ロシアという国。
被害妄想、いや大祖国戦争でわかるように、被害が常にある。本当に攻められ皆殺しにされる。
守ってくれる地形が存在しない。

どこまで広がっても安全宣言を出せない。
地球の大陸配置、山脈などによる、呪い。

大平原は、寒さに耐え木を切り倒す力さえつけば、とにかく広がれる。向こうから攻めてくる騎馬民族が常に恐ろしいので、押し出し続ける。

特に恐ろしいのが黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス、そこから下の中東。
スラブ民族は、スレイブと似た言葉でわかるように、ずっと中東と騎馬民族に狩られ奴隷にされる人たちだった。

そして不凍港への執着。
だから、北方四島を手放すなどありえず、さらに北海道も絶対に必要としている。
でも、きりがない。北海道を手に入れてさえ、ハワイがアメリカにある以上太平洋を自由に航行するなどできない。イギリスが邪魔をして大西洋にも出られない。
たとえトルコからシリアまで手に入れても、ジブラルタルもイギリスに抑えられている。
世界征服をしない限り、ロシアは海を自由に航行することはできない。
ならば世界征服をする、となるのも当然…双頭の鷲の旗、古代ローマ帝国の後継。東西ローマ帝国を、東西キリスト教教会を統合する、古代ローマ帝国最大領土を手に入れる…事実上世界征服宣言。

そんなロシアと、どう向き合えばいいのでしょう。
日本にとっても他人事ではない…

戦争はできない、核戦争に…でも、昨日までそれで止まってきた、明日も止まるでしょうか?
核戦争をやってでも、となることは本当にあり得ないといえるでしょうか?

そう考えれば、核戦争を前提にした文化財・遺伝子資源の保護を徹底するべき…宇宙空間に人類の、地球生命の遺産サンプルを打ち上げるべき…

18

ごく単純な疑問。

極端に汚染された死の海域や、緑のペンキとなった池や川の問題がよく言われます。
汚染は肥料。その状態で育つ生物はいないのでしょうか。

池のペンキも全部藻類、食べ物。それをどん欲に食い尽くす、コンクリートにへばりついて生きられる生き物はいないのでしょうか。
進化しないのでしょうか。

17

今の日本の「なろう」系で見られる、低い社会的立場の人間…引きこもりやブラック企業従業員…が異世界転生してチートで活躍。

それは、実際には低い立場になった人も、別の機会を与えれば使える人間になるかもしれない、という…願望があるのでは。

実際には、低い社会的立場の人間は想像を絶するほど、昔の戦国武将どころか雑兵と比べても能力が低い可能性が高い、どんなチャンスを与えようと何もできない可能性が高いと思えます。

16

根株。木を切り倒した後の切株。
頑丈な根が広く深く土に食い込み、さらに丈夫な樹種は芽を出して再び木になろうとする、やっかいなものです。

しかし、それを利用することは?
森を切って家を建てるとき。

普通は、基礎を作ります。
今はコンクリートですが、昔は大きい石に柱を乗せます。地面に柱が接していると腐るからです。

腐ってもいい、短期間、なら掘っ立て小屋、直接地面に木の杭を打ち、その延長を柱とします。

では、切り倒した木の切り株を削って、その上に柱を立てたら?
さらに、切り株から芽が出たら、それを少しだけ、家を傷めない場所に出るのは育てたら?

芽が伸び葉を茂らせていれば、切り株は生きています。腐りません。頑丈な基礎であり続けます。

いや、それこそ木を切り倒さず、穴だけ開けて柱としたら?

15

普遍的価値が存在する、というマルクス・ガブリエル氏は、これにどう反論するでしょう。

「日本では、無料ネット小説が多くあります。
その多くでは、ある日眠ったりトラックにはねられたりしたら、『ゲーム・オブ・スローンズ』のタイウィン・ラニスターや、史実のリチャード三世になっていたりします。
そうなったら、赤ん坊を虐殺することができなければなりません。できなければ、数年後に殺されるでしょう。赤ん坊を虐殺することはその時代では、常識的な行動であり、正義・道徳にかなう行動です。

そして現在も、シリアなど数年前まで平和な近代国家だったのが地獄になるケースもあります。
テレビアニメに笑い、スカートをはいた女性と恋をしていた人が、レイプされた娘を石打ちにし、赤ん坊を平然と炎に放り込んでいるのです。

今の先進国の、赤ん坊を殺すなどとんでもない、という世界は、まるでアラビアン・ナイトの巨大鯨の背の島のような幻でしかない。
今であっても、それこそトウモロコシの伝染病一つで、一夜にして人が人を食う地獄になるのです。

正義などない。あるのは征服だけだ、というドラマの悪役のセリフこそ、唯一の普遍的真理ではありませんか?『乱世では弱いことは罪にほかならぬ』という、戦国武将に転生した小説主人公の言葉こそが?」

14

「我が国が生き残るには最低限これだけの領土が必要」
多くの国について、それはどれだけなのでしょう。

特にロシアは、エルサレム、アフガニスタン、そして朝鮮半島、北海道まで求めています。
樺太も百年かけて譲ることなく獲得しました。

イギリスも、インドが生命線であると独立に抵抗し抜きました。

フランスも、インドシナやアルジェリアが必要だと叫びました。

日本も、戦中の絶対国防圏があります。

中国にとっても台湾も、その他多くの島や海域が譲れないものです。

アメリカは膨大な犠牲を出しても太平洋戦争を戦い抜きましたが、国共内戦では手を引きました。朝鮮戦争では頑張りました。

13

そういえば、テンプレ的な魔法がフルに入った宇宙戦艦SFを見たことがない気がします。
ロボットありでも。

ギャラクシーエンジェルでは魔法がある星があり、魔法を使うパイロットが生身より、たいていの兵器より強力な魔法で戦う機体もありました。

できなくはないと思うのですが…

いや、ロボットアニメであっても、テンプレ魔法全部入りにしても問題ないのでは?「魔法騎士レイアース」がそれ?
魔法とSFが融合した世界観…
剣と魔法ファンタジーが、そのまま産業革命に至り宇宙進出をした世界…

12

ウクライナとロシアの情勢がどんどん深刻になっています。
日本人にとっては対岸の火事、とされますが…

ロシアは、日本の開国の時から樺太を強く欲しがりました。
日露戦争の結果南樺太は日本のものとなりましたが、第二次世界大戦の終わりにソ連が一気に攻め取りました。

百年かけて、わがものと決めた樺太を取ったのです。

同じ執念を北海道に、また日本全体に持っていない、さらに朝鮮半島にも持っていないとは思えないのですが。
また百年かけても絶対北海道をとってやる、と決めているのでは?

またクリミア半島についても、何百年でもかけて絶対に奪うという執念があります。

さらにポーランドも。そしてトルコ、エルサレムさえも…執拗にシリアに手を出し続けています。
アラスカも取り戻したがっています、一度でもロシアの旗を掲げたらそこは絶対にロシアのものだ、と。
北海道も、東北地方も、一度ロシアのものと約束されたのだからロシアの永久固有の領土だ、となりそうです。

どこまで行けばロシアは止まるのでしょう?

双頭の鷲を掲げている、ということは、古代ローマ帝国最大領土+東西教会の統一…事実上世界征服では?
さらにグレートゲーム、インドまで取ることはどの程度ロシアにとって必要だったのでしょう?

本当に問題なのは、世界は所詮弱肉強食だ、としたら「日本はロシアにも中国にも絶対勝てない」「アメリカが日本を守ってくれるはずはない」のが身もふたもない事実なのですから、「弱いことは罪にほかならぬ、この世は厳しいのだ。日本は弱いのだから皆殺しにされて当たり前だ」となるということです。
沖縄が捨て石の島として踏みにじられるのが宿命、弱いことが悪い、であるように、日本もロシアか中国に皆殺しにされるのが宿命でしょうか?
日本人も、女子供を刺して自分は自爆する覚悟が常に必要でしょうか?

11

日本の未来として、

国民の財産を没収し、財政をとことん切り詰めて財政を再建した、財政均衡だけを至上価値とした国家

搾取工場に負けない超低賃金・超勤勉で、国内市場などない世界の工場

弱者を虐殺してでも国家自体を助ける、という弱肉強食思想

このような、冷酷非情なビジョンを持つ人はどれぐらい?

10

近代史の根幹に、西洋が新大陸で膨大な銀を手に入れ、さらに奴隷プランテーションで膨大な砂糖と木綿と藍を作り、それらを原料に工場で大量生産してできた商品を売ったことがあるとよく聞きます。

ですが、問題。
誰が買ったのでしょう。

植民地の奴隷。本国の、残酷な工場で酷使される労働者。
どちらも、砂糖と木綿の服を買えるとは思えないのですが。

商品だけあっても経済は成り立ちません。
需要がなければなりません。

需要とは、「欲しい」*「金を払える」です。
買う人は、どこかで金を受け取らなければならないのです。おそらくは銀貨を。

誰が、どこで、何をして銀貨を受け取り、それで砂糖と木綿の服を買ったのでしょう。

9

考えたこともなかったこと。

昔からの日本を作り上げた、本州・四国・九州の島構造。
でもそれを運河と考えたら?

どれほどけた外れの規模、けた外れの経済か。

もし日本が、北海道や樺太も含め最初から一体だったら。
北海道の支配が深まるのはもっと早かったでしょう。
ですが、水田稲作の限界よりも北に、大和朝廷は、またのちの鎌倉幕府も、動いたでしょうか?

8

経済成長したい…
成長と分配、とも言われます。

経済成長に一番いいのは、世界最大の溶鉱炉ではないのでしょうか?
なぜ、イギリスもアメリカも日本も、製鉄と造船を捨てたのでしょう?

そんなに儲からないのでしょうか?

7

第二次大戦後、アメリカが廃墟となった日本やヨーロッパに大金を援助したら、無事復興して強力な近代国家が育ちました。
アフリカの独立した国はダメでした。

何が違ったのでしょう?

韓国や台湾は遅れました。東南アジアも遅れました。
中南米はずっと貧しいままです。

そういう国々を豊かにする方法は、今も誰も知りません。

6

あらゆるベーシックインカム否定者は、ひとつのことを忘れています。
BIでなければ、今福祉のはざまで苦しんでいる人々を救うすべがないのだということを。
BIはそういう人たちに金が届く、事実上唯一の方法だということを。

今の制度を修正すればいい?何十年できなかったのでしょうか?

それを考えると、民主党政権の罪は深いものがあります。
政権交代で、最弱者の生活水準が露骨に上がるということが全くなかったのです。
ホームレス救済に大金をばらまけば、費用対効果はともかく目に見える変化に放ったはずなのに、それは絶対にやらなかった、できなかった。

5

寄り道で楽しむ。
子供の時と大人の時。

男にとって大きい楽しみは、本来飲む打つ買う。飲酒、賭博、買春。
映画が消えた。飲食も消えた。カラオケも。

何人かで運動遊びをする、というのは子供では一般的だが、大人は少ない。

大人が気軽に運動遊びができたらいいんですが。それもバーチャルな剣と魔法世界でドラゴンを狩る、というような。

4

地中海が東西ではなく南北だったら。
斜めだったら…同じジブラルタルから、南東に切り込んでいたら。
中国に深く地中海のような構造が切りこんでいたら。

3

別のビジョンの中核技術にメガフロートもあるでしょう。

現在あるコンテナよりさらに大きい、普通の住居の単位になれるサイズの、鉄筋コンクリート製の出来るだけ安価な箱。
それを多数積んだ、安価に作れる船…箱を集めることで船にしても…を、丈夫な棒でつなぐことで波で揺れないようにする。
それを陸と橋でつなげる。

40年持てばいい。40年が過ぎたら強制転居が最初からの契約。
上下水道、ガス電気、上下・平面問わぬ交通インフラも。

それは、「土地」を潤沢にするのです。

森を切る必要はない。
まして鬼とか蛇とかがついている、大雨が降ると崩れる斜面を名前を変えてまで開発して住んで災害を起こす必要もない。
「ここより下に家を建てるな」石碑の下を都市開発して、将来の巨大津波で何十万人も死ぬ運命を作る必要もない。

人間が、できるのにやっていないことは今も想像以上に多いと思っています。

2

技術が進んだ世界の未来ビジョンとして、もう一つの方向。

「使用人階層を消滅させる」

今一番強く格差を意識させるのは、一部の国の中層から上層が必要とする使用人階層でしょう。
もちろん、出稼ぎ使用人の送金が世界経済においてどれほど重要かわかっていて、言っています。

家事を楽にする。使用人階層をもっと過去のものにする。

部屋を掃除する。洗濯。料理。
全てを使い捨てに。

部屋は一種類の樹脂で一体の3Dプリント。ベッドやいすなどの柔らかい部分も、すべて同じ樹脂を編んだような形に3Dプリント。
寝具はない、高性能な空調で、服のまま寝る。
洗濯も、不織布の一枚布の使い捨ての服が標準ならいらない。

料理も、プログラム機能のある電気圧力鍋、いやビニール袋で調理する真空調理で、さらに器も使い捨て。
そうすれば使用人を必要としません。

子育てや介護も、どうすれば人を用いず、人間を節約してできるか。

それで職を失う低教育な人々をどうするかは別に考えるべきですが。

1

もう一つの未来ビジョン。

今喧伝されている、持続可能の世界像。
さらに『人新世の「資本論」』が提唱する、コミュニズム。
再生可能エネルギーと、先進国民の生活水準の大幅な引き下げ。

もう一つ。
要するに「人類は地球から出ていけ」。

科学技術の進歩を肯定する。

人類が、今住んでいる、本来は森林である地を都市化した地を自然に返し、サハラ砂漠やメガフロートに移住する。
そのための膨大なエネルギーを手に入れる算段をつける。浮体洋上風力も使うが、核融合や小型高速増殖炉、トリウムもやる。

できれば農業をやめる。
エネルギーで直接グルコースやアミノ酸を水と空気から合成する、あるいは化学合成細菌を培養しその栄養を絞り出す。
短期的にはそれを飼料・魚飼料にするが、長期的には細胞培養。

人間を理解し、AIの力を借りて暴力と不満も最小化し、研究能力を最大化する。


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