枕元の計算用紙

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2022年3月

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31日

今の時代の一番危険なところは、どこにも希望がないことです。
特に日本の若者。

革命という希望もない。
政権交代という希望もない。
宗教という逃げ道もない。
起業という希望すら、ない。

日本では連合赤軍事件が革命という逃げ道を完全に消した。
オウム真理教事件が宗教・神秘・ニューエイジ（などなど）という逃げ道を完全に消した。
民主党政権と東日本大震災が、民主主義政治という逃げ道を完全に消した。

いつ、なぜ、どのようにかはわからないが、科学技術という逃げ道も完全に消されている。

いかなる逃げ道もない。ギロチンへの道を歩いているよう。
自民党を妄信している人たちはまだまし。

何もない。いかなる希望もない。

護憲にしがみついている人はいる。
教育勅語にしがみついている人もいる。
権力をふるえている人もいる。

世界でも。
あるのは極右、国家・民族・人種、フェイクニュースとエコーチェンバーだけ。
…日本でピンクタイドが知られていないだけかもしれませんし、コービン、サンダース、オカシオコルテスなどの名は出ますが。

それは民主主義を終わらせ、全体主義・市民的自由のない警察国家への道につながるのでしょうか。
日本も、特高警察が復活するのでしょうか。

30日

世界を滅ぼせるだけの核兵器を持つ独裁者は、いつでも、自分と家族一族、忠実な軍だけ連れて深い核シェルターに潜り、核戦争を起こして自分たちだけ生き残り、ほかの生存者がいたら皆殺しにして地球を自分のものにすることができるはずです。
十分な量の食料・燃料・武器弾薬・家畜も持って潜り、核の冬が終わるのを待てば。

なぜそれがこれまでされていなかったのでしょう？

そしてこれからはそれにおびえるべきでしょうか？

29日

なぜ、誰もがスマホで満足しているのでしょう。

細長く大きいスマホサイズの、フルQWERTYのキーボードとトラックボールのついたスマホの機能がフルにある品で、高速入力をする。

もっと、片手での入力やゲームに適した、片手用の物理キーボードがある品や携帯用ゲーム機の延長にある品。

スマホがどれほど普及しても、ゲーム機が消滅したわけではありません。
結局は携帯ゲーム機は、アナログスティックと十字キーに落ち着いたようです。また手に合うよう複雑なコントローラー。

高度なゲームにはそれだけ必要、スマホでは不足なわけです。

28日

スタグフレーションは、石油ショックの時にはケインズ主義が倒れて新自由主義全盛になるというとんでもない結果を生み出しました。
新自由主義の支配は今にも、もう半世紀にも至っています。

今のスタグフレーションはそれだけの何かを生み出すでしょうか？

スタグフレーションが深刻になったとしても、日本政治は何一つ動く余地がない、自民一強は微動だにしないでしょうか？
立憲民主党がだめなのははっきりしていますが、維新・れいわともに大きくはなれない？
別の勢力も？

結局のところ、何が何でも「無条件の生存保障」だけは考えることも許されないのが問題…
ついでに科学技術投資も、少なくとも日本では。いや口でいくら言っても予算は絶対出さないし、大企業も絶対やらない。

27日

夢の記憶と現実の記憶が混線している、という人はどれぐらいいるでしょう。

僕は映像に近い記憶で道を覚えるタイプです。
ある、少し迂回する道の途中の小さいスーパーやその近くの空き地に転がる捨て冷蔵庫も覚えています。

そして、昔住んでいたところなど現実を見て修正できない地域について、夢で変な道路構成をみると、そちらが本当だと覚えてしまいます。
ある道路から迂回路があり、それがバスの大規模な駐車場とその近くの一階が商店になった古い大型マンションにつながって戻る、など。
ある場所から駅に向かう道の途中の、崖だらけの地勢の映像や高層スーパーの屋上看板も。

今グーグルマップで見たらそんなものはないのです。

26日

今、個人用の核シェルターが売れるということはないのでしょうか？
保存食や保存できる燃料は？

核兵器を持つ国と戦う手段として、徹底した核シェルターという手は？
スイスはそれに近いとの話ですが。

25日

犬・豚・ヨウム・カラス・イルカ・タコなど知能が高い動物に、空想や宗教があるとしたらどうすれば証明できるでしょう。
逆に、ないことをどうすれば証明できるでしょう。

ほかの動物は？馬や牛は？

ミツバチに集合知性として、宗教とユークリッド幾何学、正確な太陰暦がないことを証明できるでしょうか？

あるいは巨大な根がつながった竹林が？

24日

現実的な、全面核戦争の結果。
どんなことになるでしょう。

今先進国で生きている人の死亡率はどれぐらいか。
どれぐらいの人が、人を食って生きることになるか。

人類絶滅の可能性はどれぐらいになるか。

一時的には数億人生き残るけれど、結果的には滅亡が避けられない、という可能性は。

23日

今の日本で電力が非常事態になるというとんでもないことに。

地震、でもそれはどれほど、特定の地域に首都圏の電力が頼り切っていたかをあらわにした、ということでもあります。
原発だけではなかったのです。

そして何より、東日本大震災から10年、日本は徹底して無策だったのです。

多数の無事な原発さえ、再稼働することもできなければ、すべてゴミにすることもできていません。
気候変動の議論が進み、将来の二酸化炭素ゼロが必要と首相が言っていても、ミックスの方針のままです。

原発を中心にするか。火力を中心にするか。再生可能エネルギーを中心にするか。
それも決められない、考えていない、動けないのです。

原発の再稼働が不可能なら、たとえば先進的な火力発電所を作れば二酸化炭素はかなりましになるはず…それもろくに動けません。
さらに、二酸化炭素に将来ちょっと技術が進めば炭酸ガスを地下や深海に封じることができるように工夫された火力発電所を作る、ということもできません。

もとより、浮体洋上風力で、と考えれば今何十年遅れているでしょう？
もちろん第四世代原発は誰も眼中にありません。

いつまでも原発を検査し続け、再稼働も廃炉もできずに、古い火力発電所ばかり動かしているのです。

新しい発電所は、まあ環境を壊し自然災害をもたらしているソーラーファーム以外何があるでしょう？

30年かかるばかり言いますが、それでは今の世界には間に合わない。
30年よりずっと短い時間で、時代は動くのです。原発事故とか、気候変動とか。

ならば小規模を多数作り、短期間で進化させるしかないでしょう。

巨大動物は進化が遅いから、人類のような厄介なのが出るとすぐ絶滅するけれど、小さい虫は進化が早いので殺虫剤を使っても適応できるように。

もっと深い本質は、日本は工業力を失った、その一言です。
風車も作れない。
発電所を素早く作る力もない。
マスクすら作れなかった。

なぜこんなことになったのか、いや民主党のせいだと今言っても何にもなりません。
工業力を取り戻さなければ。
技師。技能五輪。技術。工場。投資。勉強。
何もかも日本は捨てて、今の日本に何があるんでしょう？

22日

プーチン大統領がロシア帝国の復活を目指しているなら、ロマノフ王家の血筋の人間を探し、さらにその女子と無理に結婚して自分の子孫が皇帝家になる、とかをやらないのはなぜでしょう？

李氏朝鮮も、琉球王家も、清朝の愛新覚羅家も、少なくとも戦後は誰も利用しようともしません、徹底的に封じ込めました。
そういえばヨーロッパでも、フランスのルイ家・ナポレオン家やオーストリアのハプスブルク家などを利用しようとする動きは事実上ありません。

イラクやアフガニスタンでも王家を使う動きはないですね。

21日

ドラクエ型の、腕バンドとグリップの盾と両手剣・両手槍などは同時使用は可能では？

普段は両手剣を何とか片手で握って、片手は武器で片手は盾の状態。
ここぞというときには盾のグリップを離し、武器を両手で握って強い一撃。

その時には盾は腕バンドだけの邪魔となりますが、フォームを制限すれば…

問題はそれから元に戻すときの動作ですね。

あと武器も、片手でもある程度使えるものでなければ…巨大戦斧や５メートルの槍は一時的にも片手は無理でしょう。

盾と両手槍を同時に使っている、といえばマケドニア式ファランクス。
肩に盾を縛り付け、左肘である程度コントロールして両手武器を使うこともできそうです。

管槍のような槍を使いつつ、左手で管槍の管と同時に盾もコントロールすることも。

僕は前から、日本ファンタジーでの両手剣至上主義は間違いだと思っています。
槍や、小型で強い弓、短めの戦斧、大盾・短い剣・投げ槍の古代ローマ戦術などもそれぞれ大きな優位性があるはずなのに、と。
というか一番有能なのは、地面から肩より短いぐらいのハルバード（斧槍）だろうと。

20日

ふとつけたラジオで高校野球。
普段ならすぐ変えますが、何となく少し聞いて、わかったことがあります。

なぜ野球に人気があるのか。
ラジオで聞いても楽しいから。

独特の抑揚のアナウンス。混じる会場の応援器楽と声。独特のBGMになる。
400メートル走や、「体力がある」を圧倒的に見せる50メートル離れたところに積まれた土嚢を担いで走るのを繰り返す競技は、ラジオで流してもつまらない。

さらに考えれば、マスメディアの歴史とスポーツの歴史がどれだけ深く結びついているか。

戦後日本、テレビの普及を押し上げた力道山の空手チョップ。民族すらも物語の一部としました。
野球は戦前のラジオ社会でも、戦後のテレビ社会でも強い力を持ちました。
相撲も、ラジオでも十分楽しめる。
競馬も。
ボクシングも、ラジオでもテレビでも楽しめる。

サッカーはテレビ専門というべきでしょう。
フィギュアスケートもラジオでどれだけ伝わるでしょう？冬季五輪自体、ラジオで意味があるでしょうか？

そしてアメリカの、野球は同じでも、アメフト・バスケットボール・アイスホッケーの、ラジオからテレビの変化との関係は？
アメフトはラジオでも楽しめる？
さらに言えば世界各国は、テレビ以前・ラジオのみ、さらにラジオ以前の時代には何を楽しんでいたでしょう？

ラジオ以前のスポーツ。
競馬はかなりありました。
ラグビーやクロッケーのような球技は、人々が集まって試合場で楽しむものでしょう。

学校や軍隊での、努力の成果を見せ、同輩が競い合うための運動披露は？近代教育と体育の歴史には詳しくない…これまた多くの掘りがいのある鉱脈がありそうです。

ではインターネットの時代、本当に楽しめる新しいスポーツの隆盛は？
eスポーツはありますが、インターネットの規模のわりに弱すぎます。
それを言うなら、映画に匹敵する何かができたとも聞きません。

19日

今の人類は、量的にはまだ求めています。

しかし、質的にはもう上を求めるのをやめているのでは？
単に科学技術が本当に限界になったから？

多数の穴から熱風を吹き出し乾燥としわ取りを同時にやるマネキン、も売れているとは聞きません。

というか、ここ最近で、新しく、ものすごく売れる家電系の商品というのを聞いた覚えがないです。

オーディオ・ビジュアルも、今の時点で人類は満足してしまっているようです。
ハイレゾや静電イヤホンはあまり売れない。
5.1サラウンドスピーカーも売れていない。サウンドバーで十分という人が多すぎる。

ブルーレイのさらに上、4Kよりずっと上の映像規格も出てこない。

3D映像は何度やっても失敗する。
VRがかろうじてある程度売れているぐらい。

18日

もしロシアの攻撃で、チェルノブイリ以上の原発事故が起きたら？
今回の、ロシアのウクライナ侵略は、やはり原発は絶対にダメだという理由になるのでしょうか？

…沖合なら地震も津波も無関係、たとえ戦争で攻撃されても実害は少ないんですけどね。

17日

「氷と炎の歌」のように、飛ぶドラゴンを支配する貴族があるファンタジー世界…

騎士、すなわち馬を飼う、武装した地主＝農業主体の社会ではなく、農民と地主を徹底的に殺しつくし、遊牧民をドラゴンが導く…
領域に敵が侵入したらドラゴンの高速で確実に迎撃し皆殺しにする、という社会は？

サーセイ、ジョフリーなどは、すべての貴族を族滅して自分たちだけの国にするつもりでいたように見えますし。

考えてみれば、ドスラクという騎馬民族があったことが不思議です。
騎馬民族の優勢は、馬より有意に速く大平原を動ける移動手段がなかったためです。

史実ではロシアの自動車と機関銃により遊牧民は事実上根絶、少なくとも軍事的には存在感を失いました。
ドラゴンは同様のことができるのでは？

16日

ロシアにとってウクライナは、柔らかな腹であり、隣人。
イギリスにとってのアイルランドも。

でもロシアはソ連時代ウクライナの人を何千万人も餓死させました。
イギリスもアイルランド飢饉で百万人を餓死させました。

柔らかな腹。
もし敵が、それら虐げられた、イギリスやロシアの急所を扼している国の人に、「俺についてきて悪い主人を倒そう。そうしたら腹いっぱいにしてやるぞ」と言われたらたまったものではないはず。

なのになぜあれほど残忍に虐待するのでしょう？ロシアもイギリスも？

独ソ戦では、たまたまドイツはスラブ人は奴隷にするという変なイデオロギーがあったため、ウクライナでも残虐の限りを尽くしウクライナ人に支持されませんでした。
でも同じ幸運が何度も続くとでも？

人間を従わせる自信が極めて強いから？

リスクを考えれば優しくするか皆殺しにするかすべきだと思うのですが…

でも奴隷化できる自信があるのでしょう。
十分に鞭打てば、何千万人も餓死させてもなお心の底からの忠誠を作り出すことができる、と。

人間そのものをバカにしきった話です。

15日

昨日、「なかよし」の漫画家、征海美亜先生の死去のニュースが。
あまりにも若すぎます…心よりのご冥福を。

そのデビュー年は、「なかよし」の歴史でも指折りの新人豊作年。その中でもずば抜けた天才で、すぐ、編集部が企画したアニメをコミック化する形で本誌連載。

それが二十年ぶりにリメイクされ、関連して久々の本誌掲載をはじめこれから活躍のチャンス、その時に…

なんと天は無情なことか。

ああ、ああと嘆くことしかできません。

14日

日本にとって最悪なのは、アメリカが日本を見捨て、ロシアが北海道を、中国が沖縄・九州を攻め、さらに北朝鮮も日本を攻撃し韓国は止めない、でしょうか。

世界全体でいえばもっとあり得るのが、ロシアがウクライナからさらにフィンランドやバルト三国に手を広げ、同時に中国が台湾に侵攻する。
アメリカにとっては二正面作戦となり、対処不能になる。

またアメリカはじめ西側は、ロシアの化石燃料だけでなく、中国の工業にも強く依存しており、それを止められれば生活が不可能になる。

反民主主義国家が集まる。
アメリカに対する反発ともいえる…それならイスラム原理主義・テロリスト・中南米の反米国家も協力できる。
問題は中露の仲でしょうか。
ロシアと中国も本質的には不倶戴天、ロシアは東洋も欲しいのですから。

北朝鮮も動くでしょうか？
ミャンマーは？

世界全体の、反民主主義の流れ。これはどのぐらい強いのでしょう。
これというのも、民主主義と新自由主義があまりに強く結びついたためではという気がします。
民主主義が、いい暮らしではなく格差拡大を意味するものになった…特に旧東側ではすさまじい貧困と格差しかもたらさなかったことで。

13日

今核戦争で地球が滅びるかもしれない状態になっています。
ですが、それはもう何十年も前から同じなのです。単にそれを意識せざるを得ないように、ほんの少し動いただけで。

では、あと二年なり三十年なりで地球が確実に滅びると分かったとして。
すべきことは？
今、その前提でしておくべきことは？

最大のヒントは、新スター・トレックの一番有名なエピソード。
滅びを知った星、人を宇宙に逃がすことはできないが何とかロケットは飛ばせる、なら文化などのサンプルを宇宙に打ち上げてだれか拾ってくれ、と。

地球もそれと同じ状態のはずです。単に、いつ滅びるか確定した、というわけではないだけ。明日かもしれない。100年後かもしれない。

完全な滅亡を前提にしたら？
とにかく、できるだけの情報、また生物サンプル……冷凍長期保存ができる受精卵や胞子を詰めて、宇宙に飛ばす。

核戦争を前提にしたら？

今のインターネットが滅び、博物館や図書館も焼き尽くされても、それでもできるだけ文化や情報や技術が残るように。
さらに核戦争になったら、人類は本来の凶暴さを取り戻してあらゆる文化財を焼くのもほぼ確実。

本を配るなら、どんな本か。科学。数学。文化。極限情報でのサバイバル。廃墟の鉄骨から武器を鍛造し、文明を取り戻すためのマニュアル。
配るなら、本だけじゃなく主要作物の種も。

意外と長期保存ができ、文明がなくても読める紙の本も。
考古学、遺跡を参考に、長期間本が残るような地に、深い穴を掘って埋めておく。盗掘者や宗教原理主義者に焼かれないように。
また多くの人が持っていれば、すべて焼かれるリスクは減る。

核シェルターで、主要家畜を飼育し続ける。
ノアの箱舟のように、生き残らせたい生物を飼育し続ける。
スヴァールバルの種子バンク。もっとたくさんあちこちに。

ある程度限られた、64ギガバイトUSBメモリに入るテキスト、音楽、芸術品のスキャン画像などを選ぶ。そして普通より頑丈な、地下深くで何千年ももつようにして、あちこちに埋める。
ものすごく長期間保存できるという、特殊なガラスに刻む情報保存法。それで作られた保存用データを多くの人に配り、埋めさせる。

石碑。どんな内容か。何を残すべきか。

アレクサンドリア大図書館は焼かれた。だからこそ、あちこちに予備を写して埋めておくべきだった。
今それをすべきだ。
今も、アレクサンドリア大図書館が焼かれる前夜かもしれない。

何をすべきか。何ができるか。

12日

最近、核融合のニュースが多いのがうれしいです。

核融合、せめて劣化ウランやトリウムを安全に燃やせる炉がなければ、人類文明自体希望がない…

定常文明を言う人たちは、本当にそれで何年、百億近い人口が持つと思っているんでしょう。

さらに数千年単位なら確実と化す超巨大噴火・超巨大地震をどう思っているのでしょう。

数億年で地球は高等動物が住めなくなるということも。
今は、地球の寿命の半ばでありながら、生命の惑星地球の老年期だということも。

軌道エレベーター、あるいはそれ以外の、化学ロケット以外の技術も進んでほしいところですが…

11日

東日本大震災がなかったら？

そう考えると、日本政治史に震災が残した影響の大きさがわかります。

今の2012年体制・新55年体制。事実上全国民が、民主主義を考えることすらなくなるほどの、野党に対する、恐ろしい規模の嫌悪と憎悪。徹底した思考停止。
それは東日本大震災なしにあったでしょうか？

考えてみれば、幕末も、太平洋戦争の敗戦も、大きな地震がいくつもありました。
無関係とは思えません。

大震災が起きれば、最低限の救済でも、戦争に必要な基地の修理でも膨大な金を失い、国の屋台骨が折れます。
さらに呪術的感情…災害は国が、天の加護を失ったから、という不合理な考えで、国が支持を失う。国というフィクションが崩れる。

ではこれから、予想される南海地震などがあったら？

というか日本のこれまでの、大規模な火山噴火や地震と、日本史そのもののいろいろな事件を比べてみたら？
世界でも、噴火による寒冷化・凶作がフランス革命の理由ともいわれるほどに影響は強い。

10日

「合成食はまずい」というのが、SFを通じた強烈な固定観念を作っています。

では、「1980年の大手ファミレスのハンバーグ」と「2022年現在の、化学添加剤てんこもりのハンバーグ」をブラインドテストしたら？
賭けてもいい。うまいとされるのは後者です。

いや、実際の肉を全く使っていない、代用肉ハンバーグであっても。

9日

人は自由であるのと奴隷であるのと、どちらが幸せでしょう。

権威主義者にとっては、「普通の自由な人」は人として誤ったありかたで、洗脳され絶対服従で自分の命より公が優先の人間だけが正しい人間です。

中間はないのでしょうか？

8日

本当に金がなくて、家族が医者に連れて行けず死んだり栄養失調で死んだりして、それで保護責任者遺棄致死罪に問われたらまさに「弱いことは罪」ですね。
特にヤングケアラーはそれが十分あり得ますが。

公は絶対助けない、最後まで家族で負え、というメッセージしか出しませんから。

7日

身近なカラス・スズメ・ツバメ。

飼育することも、飼育して食用にすることもない。

特にカラスは頭がいいので、品種改良と訓練によっては「氷と炎の歌」の使い鴉のように手紙を送れるかもしれませんし、さらに訓練と工夫で偵察や、火種や毒を空から落とす爆撃すら可能かもしれません。

6日

あまりにも競争がひどいレッドオーシャン。
それは、「ごくわずかな差が巨大な利益差になる」…クラシックの主要楽器でも、絵画でも、ロック音楽の技術や音楽の質でも同じ。極めて高い水準の人は何万人もいるけれど、稼げるのはほんのわずか、という状態になります。

大半の努力は無駄になる。

マンアワーから富を生み出す効率はともかく、ほとんど差がないのに一円も稼げない人があまりにも多くなる。

その状態は、本当に効率のいい世界でしょうか？

身分社会よりまし、と言われるでしょうか。またはソ連崩壊後のような暴力社会より。

5日

核戦争というと人類滅亡というイメージですが、それは考えを簡単にする・逃げなのでは？

人類の99％は死ぬけれど人類そのものは存続する、という可能性も高い。
人類滅亡よりはましかもしれませんが…

核攻撃も普通にある、ただし全面核戦争には至らない、そしてあらゆる国が弱肉強食で民族皆殺しをしあう、新しい戦国時代…という未来…

4日

今のロシアのウクライナ侵攻で、少なくとも何万人もの一般市民を残酷なやり方で虐殺している、とは聞きません。
ある程度国際法を守るつもりがあったりするのでしょうか？

もう国際法なんてない、弱いことが罪・弱肉強食、自民族以外は徹底した拷問で心を折る、あるいは皆殺しにしなければテロリストはなくならない、が新しい世界標準になったと聞いています。
チェチェンなどでは、とにかく徹底して虐殺して心を折るやり方をする、と。

最近見た新しい時代の戦争の本でも、ハーツアンドマインドは古い、古代ローマや大英帝国のように徹底した虐殺で心を折るのが新時代の戦争の正解だ、と。

3日

プーチン大統領が完全に勝利するシナリオには何があるでしょう？

全世界を征服し、皇帝として君臨する？
ソ連全盛期の最大領土、いや東ドイツまでの「東側」全領域を征服して大ロシア帝国の復活？

それに至る、どんなシナリオがあるでしょう？
どのように、世界はプーチンに、ロシアにひざまずくのでしょう？

ウクライナを征服し、アメリカなどは核戦争を恐れて手を引く…ですむわけがない。
ロシアは、際限なく攻め続け、実際の国境を遠くに押しやり続けていなければ滅ぼされる国なのですから。

どこで止まるのでしょう？どうなるのでしょう？

完全に予測不能、いかなる予測もできない…
何より、プーチン大統領に少し得、というような落としどころが考えられない…

2日

「エネルギー技術は30年かかるから新技術をあてにするな」
温暖化界隈でとてもよく聞く言葉です。

まず、「あんたらは全知なのか」と。

そして、「18年目で、そのままだとあと12年かかるけど、8兆円ぶちこめばあと4年に短縮できる」技術は一つもないのかと。
一つもないということをあんたは完全に知っているのかと。

温暖化関係の人は、本当に「全知」が目立つのです。

しかも、どの技術もだめだとしたら人類文明終わりだからカターンにしろ、も絶対聞かない。

1日

科学技術こそが人類の未来を決める。僕はそう確信しています。

人類はこの50年程度の間、超弦理論、いや素粒子物理学という不良鉱山に全リソースをつぎ込んできたのでしょうか？
各世代の、万人に一人の天才の大半をすべて……一世代何万人もの天才を何十年も、無駄にしたのでしょうか？

僕が心配していること。
シンギュラリティ。計算量は事実上無限大。
でも、その超頭脳がどれほど計算しても、核融合も軌道エレベーターも無理なものは無理、銅が尽きたら文明終わりが全宇宙の普遍的な現実、フェルミ・パラドックスの答え。
というわけで静かに全滅するだけ。

気候変動の議論、また気候変動対策として原発を認めるかどうか、逆に再生可能エネルギーだけで文明を維持できるか、というか文明自体やめろという…
それ以前の問題として、必須資源が一つでも尽きたら終わりという問題。

科学技術の、けた外れの進歩がない限り、地球人のこの文明はそれほどはもたない…そう思っているのは僕だけなのでしょうか？

そして、特に今の日本の活字の世界に横溢する、科学技術は今が限度、これ以上の進歩は絶対にない…という、常識となっている前提。
それは地球人、地球の生命に対する死刑宣告だということを考えているのでしょうか？
廃墟は美しい、という日本の、ずっと以前からのSFの大物たちの感情？

今のリベラルと反科学・反進歩はどれぐらい結びつきが強い？
それも、考えている人すらいないのです。今の日本人の知識人のどれだけが、核融合が絶対不可能と確信しているか、という問題を。それがいつから、なぜなのかも。

ここで問題になるのは、本当に科学技術、特に起動エレベーターとか核融合とかは、この宇宙で普遍的に、どこのどんな知的生命体でも絶対不可能、宇宙やエネルギーは今が限度だ…

それがフェルミ・パラドックスの答えでしょうか？
実はそれだけは間違っていると断言できるのです。

人類が、隣の恒星に旅することができないのは、単にやらないと決めたから。
核兵器をエンジンに使ってものすごく無理をすれば可能なのです。
心が全宇宙の、あらゆる異星人で同じになるとは到底思えません。

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