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2022年5月

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31

今後、世界を支配する言葉は何でしょう?

石油ショックの、スタグフレーションは福祉国家から新自由主義に、支配する言葉を変えました。

それは民主主義自体を無効化しました。
イギリスでも日本でもアメリカでも、労働者の党のはずが事実上新自由主義を訴えるようになり、下層が自身の利益になる投票先がない状態を作りました。
しかもそれが変わることもないのです。

今回のスタグフレーションも、それほど大きな支配的思想の変化になるでしょうか?

さらにロシアのウクライナ侵略も世界を変える気配があります。

では、何が新しい支配的思想になるのでしょう?

人権、人道、民主主義が神通力を失い、世界はしょせん弱肉強食だ、となってどこの国も平気で虐殺をするようになる?
その点では、ロシアがウクライナの国民を堂々と、徹底的に虐殺するかどうかが分岐になるでしょう。

経済構造の根本的な変化から、自国民を増やし豊かにするのではなく、減らし貧しくすることが国益になる、という考え…

あり得る一番恐ろしい変化が、経済を理由にした自国民の大虐殺。
特に高齢化に対して、唯一の最終的解決。

ガス室は必要ない、ある程度以上のインフレと大幅な年金減額、生活保護の大減額、生活破綻者に対する救済を絶対にしない…そういう方向での緊縮財政で可能なはず。
さらに道徳を強調し、生きられないものは自己責任だから自殺せよ、というメッセージを強めていく。

実際問題、新しい時代には、明らかに国民の大半は不要なのです。
ごくわずかな天才以外は全財産を絞り上げてグローバル資本に渡すのが流れです。
いや、下手をすれば天才も必要ない時代、国民全員がいらない時代かもしれません。

先進国の99%は、へたをすると100%がもういらない存在だ、ということを前提にした政治経済思想・システム。

国民を皆殺しにして、「国家」とグローバル貴族だけが残る時代。

また、気候変動もどうなるか。
気候変動も、貧困層・中間層を大虐殺する理由に十分なる。

30

自由を求めて革命をやって、そのあと結局ひどくなる、というのがあまりにも多く繰り返されています。

それをどうにかしよう、と考える人はいないのでしょうか?

革命をやったら、いきなり民主主義とか自由経済とかを求めず、ここに着地しろ、と。

皆の自由が少しマシになり、皆の生活が少しマシになり、長期的にはちゃんとした民主主義・先進経済に行ける、そんな状態。

29

ある程度以上、常識とは異なる世界に生きている人はどの程度いるでしょう。

結婚相手は親が決める。
未成年者は親であろうと異性と外出してはならない。
鞭を惜しんでは子は育たない。
絶対服従。
天皇陛下のために死ぬべき。

実際問題とんでもない校則が当然である人々はいます。

28

なぜ日本政治は、よくしようとする努力がすべて失敗するのでしょう。
安保。政治改革。民主党政権。

今の日本は徹底的な諦めにあります。
日本がよくなる希望がある、何かをすれば日本がよくなる、そう考えている人が一人もいない。

考えない、それが国民の大半の価値・目標…いや信仰になっている?

考えないことに、狂信的なまでにこだわっているのが日本人?

それほど、「ゼロからまともな野党」を考えるぐらいなら死んだほうがまし?

このまま永久に、今のままの政治が続いて本当に、いいと思っている人はどれぐらいいるのでしょう?

今ある野党が全部ダメを通り越している、自民党にずっと任せていたら経済・少子化などで心底やる気がない、このどちらも明白だと思います。

27

ちょっと前のフランスは、なぜアルジェリアや東南アジアで「じゃあ潰そう」と、配下の武将がどんな手段にせよ治安を維持し、フランスの国益に資減と労働力を捧げてくれる状態を維持することができなかったのでしょうか?

というかむしろ、なぜイギリスは北アメリカ・オーストラリアの先住民を排除、タスマニアなどは絶滅させたのに、インドや英領ギニアの先住民を根絶することはできなかったのでしょう?

26

敵の堅城を落とすのではなく、最低限の兵力を置いて先に進む、に成功した例はあるでしょうか?

織田信長の六角攻略がそうだったとも聞きますが。

落とすには犠牲が大きく、兵糧攻めは時間を浪費し、置いていくと最悪包囲されるか糧道を絶たれる。

25

ジャレド・ダイアモンドは、日本は(ドイツと違い)第二次大戦における戦争犯罪をきちんと謝罪していない、とよく言います。

日本ではそれは反発されます。

むしろ、どちらにも偏らない客観的な立場から、「なぜ日本はちゃんと謝罪できないのか」を探求し説明することはできないでしょうか?

日本の右派は「なぜちゃんと誤ったのに聞いてもらえないのか」を開陳するでしょうけど。

日本の右派の主張も、海外の知識人に聞いてもらうべきでは?
それは世界ではホロコースト否定同様、絶対悪で論外である可能性も大きいのですが。

どうすればいいのでしょう?

日本人全員、海外の賢者に合わせて、完全な謝罪に心を入れ替え、日本を正当化する言葉はすべてホロコースト否定同様絶対悪だと心の底から「わかる」しかないのでしょうか?

24

物流の問題…解決は簡単なはずです。

ある程度以上大きい都市には、一筆書きのモノレールを張り巡らして無人車が走り回る。

大都市をつなぐ長距離の、絶対に普通道路と交差しない専用道路で、それにコンピュータに指示する白線を敷いて、無人車を運用する。

トラックを、コンテナ船のようにして自動クレーンで積み下ろしができるようにする。

それだけでいいのでは?

23

ロシアが何が何でも諦めない。決してプーチンに逆らう強い者が出ない。
あらゆる希望的観測を破壊する、ロシアのあの底力。

決して止まらないのがロシア。

抵抗は無意味、ということでしょうか。

僕が見かけるあらゆる言葉は、第二次大戦で勝者となったロシアの底力をなめている、としか思えなくなってきました。
ロシアも、神の加護、主人公補正というあの恐怖の、おぞましい力を持っているのではないかと。

どれほど犠牲を出しても、どんなに経済制裁しても、毛ほども感じることはない。
決して皇帝に逆らう者はいない。
どこまでも攻め続ける。
どれだけ犠牲を出しても終わらない。
どれだけ勝利を重ねても無意味。

ロシアを敵に回せば滅びるだけ。それも徹底的に、信じられないほどの残虐さで。

フィンランドもスウェーデンも皆殺しにされる可能性は…

22

新自由主義・規制緩和。

何十年も言われてきました。多くの人が批判しています。

で、現在の日本で、新自由主義・規制緩和はどの程度進んだのでしょう?

あれだけ何十年も、圧倒的な得票と議席数があって、規制緩和が全く進んでいないとしたら、それはまともな民主主義では不可能だ、ということです。

規制緩和・新自由主義が本当はすごく進んでいるのだとしたら、なぜ僕はそれを知らないのでしょう?
ちゃんと宣伝しているのでしょうか?これだけ実現したのだ、と。

21

笑ってしまうのが、皇帝が未来のためにできるもっともよいこと。
膨大な本を書き写し、華麗な宮殿を作り、全部埋める。

それでも盗掘があるから奇跡がない限り残らないのが…でも規模が圧倒的なら、たとえば始皇帝陵の兵馬俑のように部分的に残るものも。

それこそチンギス・カンやアレキサンダーのように、自分の墓の場所を誰も知らないように口封じする、が有効かもしれません。

巨大な本の集まりを作る情熱も、本を焼く情熱も、どちらもとてつもなく大きい。

人類史は、本を集める情熱と、本を焼く情熱のいたちごっこでできているのかも。
歴史は本が最大の窓ですし。

20

就職氷河期以降の、非正規の未婚率の高さによる少子化の、優生学的な面はあまり誰も注目していないのでしょうか。
一世代の半分近くが生殖から排除された。

能力で。

それは大幅な知能の向上、性格の変化につながる…

今の若者の政治的無関心は、それこそ団塊ジュニアで子を産めたのは極めて従順な者だけだったから、ということは?

19

奴隷労働は残酷と言われます。

ところで、サトウキビ、ワタ、コーヒー、カカオなど奴隷を使う作物に、農閑期というものはないのでしょうか。
一年中のべつまくなしに重労働させられる作物なのでしょうか。

もし農閑期があるとしたら、その間はどうしていたのでしょう。

水路でも掘っていたのか、出稼ぎで鉄道でも掘っていたのか、それともただ閉じ込められてじっと食っちゃ寝していたのか、糸を紡いで布でも作っていたのか…

18

淡水魚養殖。
本来最も有効なタンパク質入手手段の一つのはず。

世界全体で、その歴史を追ったら面白そうです。中国でも、中欧でも重要な食文化です。

日本でなぜ廃れたのかも。

カタツムリも。
昆虫も。

それ以外に、有用なタンパク質入手手段は何があるでしょう?

カイコに似て、あれほど繊細な手入れが必要なく、桑より安いエサで増やせる昆虫…
蜜は貯めないけれどもっと多様なエサで育つ社会性蜂…
ハキリアリのような農業をするアリ…

他には?スピルリナ、というとんでもない技術もあります。

全必須アミノ酸作物も、非常に有用なはずです。さらにそれが救荒作物級にひどい環境に耐えるものなら。

17

超格差、貴族制度を擁護し、目的として活動している人はどれぐらいいるのでしょう。

また財政破綻前後でも超絶な格差拡大が起きるものです。
ひたすら財政再建を続けていても格差は拡大します。

何をしても格差は拡大する…とんでもない戦争・虐殺・疫病がなければ…

16

フィンランドが危機感を覚えたかNATOに加入するそうです。

僕の中の「なろう歴史小説主人公統合体エミュレーター」は、フィンランドも皆殺しにしなければならないと言っています。
ウクライナも、もちろん全国民を皆殺しにしなければなりません。ロシアがなめられないためには。

できるわけがない?
ロシアにも主人公補正がある可能性が高い。
ロシアは日本の開国時から樺太を欲しがり、百年かけて奪った。

もう何百年かけても、ロシアの顔に泥を塗ったウクライナとフィンランドを赤ん坊から残忍な拷問の末に皆殺しにし、その残虐な虐殺を全世界に見せつけて、全世界を震え上がらせる…それができなければ滅びるだけ、そう「なろう歴史小説主人公統合体エミュレーター」はおっしゃってます。

そして歴史は、僕らの正義感に奉仕してくれるわけではありません。
独裁者に関することは、想像するより悪くなるのが常です。

現に、今も北朝鮮は元気に圧政の限りを尽くしています。中国も崩壊するする詐欺を、僕が小さいころから何十年かわからないほど続けています。

これまでも、今も、これからも、ずっと世界は乱世であり、乱世の掟は「弱いことは罪」であり、「強者に逆らった者、強者にとって都合が悪い者は皆殺し」です。
古代ローマ、チンギスカン…と続いた、抵抗した都市国家の徹底した皆殺し。
そしてシベリア先住民・北アメリカ先住民・オーストラリア先住民と徹底された皆殺し。
それが乱世の掟です。今までもこれからも。

15

沖縄復帰50年だそうです。

僕はもうかなり前から、沖縄、というと条件反射的に「弱いことが罪だ」と出てしまいます。

「小説家になろう」の歴史小説の価値観が、僕の中に強力な何かを作ってしまっています。

読書によって、脳内に自分とは別の人をエミュレートすることは僕は結構やります。
神学者のカール・バルトなど。

ただこれはちょっと害が大きい…

何より「弱いことが罪だ」とすれば、すべての同情を切り捨て、考えることもやめることができてしまいます。

あまりにも楽なんですよ。

14

今ヤングケアラーが問題になっています。

政治もマスメディアも、何十年も、徹頭徹尾見捨ててきた弱者。
今同じような存在はどこに、どれだけいるのでしょう?

また、それに自民党のイデオロギーは関係ないでしょうか?
ヤングケアラーは「家族の美風」「当たり前のことをしただけ」で、救う必要など断じてない、と。

…非常に大きい問題が、民主党政権が、「これまで自民党のイデオロギーで見捨てられてきた弱者を助ける」ことを、少なくとも印象に残るほどはやらなかったことです。
根本的には自民党と同じ価値観があるからでしょう。

庶民とさえ違う弱者を見る視点は、どこにもない。

彼女たちが政党を作ることもない。

人間は、分断されまとまるイデオロギーがなければ、どんなに苦しくてもひたすら従う…アイルランド、ウクライナ、ベンガル、天明で暴れずに餓死した何千万人のように。

そして絶対に、彼女たち見捨てられた弱者をまとめる言葉はできない。
新しい言葉を作らせないシステムががっちりできている。

13

最安にして最強の素材である炭素鋼。
その錆びやすさをどうにかするための、コーティングに革新があったら?

ゴリラガラス並みの硬度。
曲げや衝撃でも剥がれない。
あらゆる化学物質、日光にさえも強い。
熱膨張収縮でも壊れにくい。

炭素鋼が、アルミやプラスチック同様に日用品に使える。

12

新大陸は存在自体が秩序の敵だ…

だから存在を封じろ、見なかったことにしろ、目撃者をすべて消せ。
そうならなかったのは?

中国、明朝はそうしました。

なぜスペインはそうしなかったのでしょう?

黄金?十字軍、改宗を強いることができる多くの人?帝国を滅ぼすという栄光?

王の名を長くできること?

新大陸は、アリストテレスの権威を潰すというとんでもない影響があったのです。
ギリシャ古典には、新大陸の存在も、その様々な生物も、何一つ書かれていなかったのですから。

11

人間が本当に完璧な作物…全栄養を完全バランスで含む作物を手に入れられなかったのも不運なことです。

本当に地上の植物すべて、木の実も含めて、ひとつたりともないのでしょうか?

10

日本は、日本刀を輸出して大金を稼ぐチャンスを何度も落としています。

室町時代には、日本刀は日本の重要な輸出品でした。中国にはなぜか残っていない、鉄材として使われたようですが。
江戸時代でも、オランダ貿易では結構重要な輸出品だったそうです。

ですが問題はその後。幕末、終戦後、そして戦後のベトナム戦争。対テロ戦争。
どれも膨大な日本刀、あるいは日本刀の技法を用いたナイフの需要があったのに、日本は落としています。

エキゾチックな神秘の国、オリエンタリズム…西洋には膨大なあこがれがありました。それをついて、増産可能な日本刀をガンガン作り、また廃刀令で要らなくなる分も輸出していれば、膨大な外貨が入ったでしょう。
また刀鍛冶が職を失うこともなかったでしょう。

終戦後には武装解除の一環として日本刀が大量に没収された…交渉次第で、アメリカへの輸出にできなかったのでしょうか?
多くは廃棄されたと言いますが、アメリカの立場で考えてももったいない話です。屈服させるための象徴的儀式、ということでしょうが。
さらに、多くの米将兵が日本刀を戦利品として持ち帰った…多数の刀鍛冶は、アメリカに移住して仕事を続けていれば需要はあったでしょう。

刀鍛冶のみならず、拵え関係者も。
鍔、鞘、柄糸…欧米に漆器文化、鍔などの彫金文化を教えることができれば、膨大な需要になったでしょう。
日本以外では漆は育たないのでしょうか?

さらに、ベトナム戦争や9.11以来の対テロ戦争。
優れたナイフメーカーは軒並み注文待ち何年になる膨大なナイフ需要。
そこで日本刀の技術を持つ人が、日本での需要のなさに腐って廃業するのではなく日本刀の技術を用いた実用ナイフに転向していれば、膨大な儲けになったでしょう。

日本刀の、折れた前半分をナイフに改造すれば、それはきわめてすぐれたナイフになるのです。

9

採算がとれる線が、人が生きられる線を下回った場合、その経済全体が長期的にどうなるでしょう。

奴隷制が強いところではしばしばあることです。
三角貿易では衰退をアフリカに押しつけたため見えませんでしたが。

今の日本では医師・上級官僚という最上位も、苦しすぎて繁殖が困難になっているのが絶望的です。

8

もんのすごく根本的に。

建物が、きわめて長期間使える頑丈なものである、それ自体が間違っているということはないでしょうか?
完全な掃除は不可能。見えないところが汚れる。それもものすごく。

それこそ建物自体使い捨てにするほうが、いっそ環境上もいいということは?

今の素材で工夫すれば。

7

岸田首相が投資をと言いました。
何に投資するか。
それは、科学技術の未来、という問題でもあります。

科学技術の未来は予測できない…それに反する人たち。
「コルヌコピアンは楽観的に予測している(が俺は悲観的に予測している、それが正しい)」
「俺は保守だから科学技術はもう進歩しない、絶対に正しい」
「脱原発は絶対に正しい、だから科学技術はもう絶対に進歩しない」
日本ではそういう言葉があふれています。

また市場主義が正しい、共産主義が誤りだ、と言われる理由は、共産主義=政府は、「何に投資するか」を誤るからだとされています。

市場主義は、多くの人があちこちに投資するので、どれかが当たる、と。
つまり100の人が1000の金を持ち、共産主義だと政府が1000の金を集めて一つに投資してしまい、間違ったら終わる。
逆に市場主義は、100の人がそれぞれ好き勝手に投資し、99は失敗するけれど、一人が1005になる大当たりをすれば金は増える。

問題は、それがなくなったら。
本当に広くばらまいてさえも、地球人の経済自体がマイナスだったら。

また、政府がランダム投資をすればいいじゃないか、とも考えられます。
独占によって、政府と変わらない独占企業以外の金がなくなる事態も。

あと、投資を言うのは、日本円が紙くずになる可能性も考えてでしょうか?

実際問題、日本円紙くずリスクを考えれば、それこそ核融合と軌道エレベーターに投資しておくほうがいい、とも思いますが。
それこそ日本政府の金も、日本の民間の預金も全部。
どちらも失敗したら、どのみち地球人に未来はありません…銅が尽きたら終わり。

6

未来の子孫に応えるために脱成長を、と。

では、未来の子孫が、「核兵器を用いるロケットを研究していてくれれば間に合ったかもしれない、もう滅亡するんだ」と叫ぶことは考えていない?

意識すらしていない、未来に対する確信。

特に科学技術の未来について、自分は完全に知っていると確信している、そのことを意識すらしていない。

5

人間の損失回避、サンクコストを切れない心理はすさまじいものがあります。

なぜ人間はこれほど、金を払ったことに、サンクコストに深いダメージを負うのか…

サンクコスト。これほど業の深いものはない。

カルト教団、投資、他にもありとあらゆるところで出てきます。

4

有袋類は滅びる…有袋類は弱い、とばかり思っていました。
違うのでは?

人類との関係では?少なくとも人類が出てからは。
オーストラリアの有袋類は、人類を知らないため、人類が入ったらすぐ滅ぼされる。

…いや、違いますね。
たとえば大航海時代後に多くの大陸の種が混ざった結果、カンガルーがアフリカで大繁殖してヌーを滅ぼすということはなく、逆にラクダがオーストラリアで大繁殖しています。
絶対的な優劣はある…
あまりいい例えではないかも。ラクダはすでに有用家畜だったからオーストラリアに移入されたのであり、カンガルーは家畜化不能種のようで、だからアフリカに移入されることはありません。

人類以前の、アフリカやインドで有袋類や恐鳥類が絶滅し、有胎盤類が栄えたことは事実です。

ですが、それでも想像するんですよ。フクロヒト…有袋類から進化した知的生命体はどんな文化を持ったか。
いや、大きい飛べない鳥が知性を持つ可能性だって皆無じゃないです。カラスやヨウムの知能と器用さを考えれば。

そういえば、長いこと孤立大陸だったインドには、どんな固有な生態系があったのでしょうか。化石だけでも残っていないものでしょうか?
伊豆半島もずっと孤立した島でした。何か化石はないのでしょうか?

3

今の軍事学で、「残虐」それ自体はどう評価されるのでしょう。

少なくとも、第一次世界大戦から第二次大戦で、「戦争を終わらせるために」敵国の民間人の無差別殺戮は正当化されました。
第二次世界大戦での、特に連合国の空襲は、「戦争を終わらせるために」で完全に正当化されています。

戦後に禁止されたとも言いますが、膨大な数の民間人を殺戮する以外に近代国民国家を屈服させる方法はない、というのは軍事的には真実とみなされているようです。

ならば、敵国民の半分を拷問処刑し、死体を見せつけることも正当化されるのでは?

さらに、日本は残忍な空襲で徹底的に虐殺されたからこそ、戦後は加害者の米国を心から愛し、戦後秩序に服従する優等生になった、という巨大な成功体験もあるのです。

2

もし、「国際法なんてもうない、所詮この世は弱肉強食」と言い切ったらどうなるでしょう。

真剣に、「敵国を赤ん坊まで皆殺しが必要になる場合もある」と認める国際法を構築することは?
「乱世では酷烈でなければ生き残れないのだから、敵国民を赤ん坊から拷問の上で虐殺しみせしめにすることすら正しい」という国際法は?

スパルタクスの乱の見せしめ、ティムールの頭蓋骨の山を合法化する国際法は?

少なくとも、原爆投下は国際法上合法だったはずです。

1

国家、人間集団に「目的」がない。それを考えたら?

昔の日本であれば、「不平等条約改正」、さらに「ロシアの南下から国を守る」「海軍力でアメリカに負けない」と目標は明白でした。
そのために富国強兵・殖産興業が必要とされました。

今の日本は?

財政再建以外の目標はないように見えます。

アポロ計画を終えて次をやらないと決めたアメリカには?

さらにSSC中止。それ以降は、それこそ新自由主義そのものが目的だったのでしょうか?

対テロ戦争のときにはまだ目的があった?

今は?

少し所用があって更新が遅れました。


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