枕元の計算用紙
2024年12月
1日 2日 3日 4日 5日 6日 7日 8日 9日 10日 11日 12日 13日 14日 15日 16日 17日 18日 19日 20日 21日 22日 23日 24日 25日 26日 27日 28日 29日 30日 31日
31日
思想とは?
・世界はどのようになっているか・何か
・人はどうするべきか、道徳倫理宗教政治体制
でしょうか。
マルクス主義、啓蒙思想、王権神授説、帝国主義…
今の世界を支配しているのは総力戦。国家同士の戦国時代、各国は徹底した団結が求められる。
それをふまえて現実の世界を見るには、道具のように見た、「思想」の歴史、科学的分析が必要でしょう。
この問いが出るのは、今の「小説家になろう」で、日本の第二次世界大戦を未来知識を持った転生者がやりなおす、系統の話をいくつか読んでいて、共通の考えを感じたからです。
「思想はいらない」
実際問題、今の目で見ると、第二次世界大戦前後、日本の思想は左も右もクソとしか言いようがありません。
左派はそれこそ最悪を通りこしたスターリンの奴隷。右派も日本を滅ぼしたという、結果で考えるとどれほど批判してもいい。
そして左でも右でもない、いい思想…皆がご飯を食べられて負ける戦争もしない、そんな思想は、見事に見当たらない。
左と右、両方が強すぎた。
なら、思想そのものがいらない。
特高警察を超強化して、左側は全部完全に潰す。右も潰す。新興宗教も潰す。
転生者以外は、何も考えず金儲けと産業増強、そして国家の勝利に尽くしてくれればいい。蟻・ロボットでいい。
転生者以外はものを考えるな。
それが「なろう」の共通思想に感じます。
ではそれを今に敷衍したら?
今の目的は?
第二次世界大戦前後の日本に転生するなら、日本があの敗北にならないこと、共産主義革命を防ぐこと、が目的でいいでしょう。
では今は?
そう考えると、「今の我々の目的」に人間は果たして必要でしょうか?
「我が国の勝利」だけなら、人間がいなくてもいいはずです。
資本主義、自由主義、超金持ちの超贅沢…
生贄、巨大寺院、世界征服…
実際の問題として、気候変動、格差、貧困、少子高齢化…
それらを考えると、今後の科学技術、という重大な前提が出てきます。
今から1910年に転生するのと違い、2030年の科学技術は全く予想できません。
人工知能と核融合だけでも巨大すぎる違いです。
それで、人類の、日本の「目的」を何にするか。
今もサヨクを完全に潰すことだけが目的でいいのでしょうか?
またより大きい前提の違い…すべての前提となる、「人間とは」。
人の心理。
原始の人がどう生きていたか。
少なくとも、グレーバーたちとピンカーたちでは、それがとことん違う。
ピーター・ターチンというどちらもなぎ倒し数学ですべてを解決する人も出てきた。
30日
今の世界を支配している思想は?
一方に、宇宙に行きたい・長期主義などIT長者たちの新思想が言われます。
それに対しては?
グレーバー、スコットら?
ナオミ・クライン、グレタ・トゥーンベリら?
ノーム・チョムスキー?
アメリカに、「思想的に極端ではない、科学と進歩を肯定し、民の生活も尊重する」思想家・言論人はいるのでしょうか?
日本には?フランスには?
ドイツには?
習近平思想にはどの程度の力が?ロシアには?
インドやトルコのナショナリズムには明らかに普遍性がありません。
逆に普遍性がある、イスラム原理主義も多くの人には相手にされていません。
アメリカでは強烈なキリスト教原理主義がありますが、世界的な普遍性はありません。
本来の「今の世界を支配している思想」…今の、現実の、多数の先進国の政治経済制度。
民主主義で、ある程度は自由もある…対テロ戦争で変質してはいるが。
緊縮財政が強い。
結果、格差拡大と少子化、絶望感が激しく、極右ポピュリズムが言われる。
それが今の世界標準の「思想」と言えるでしょう。
それは、気候変動など持続可能性を無視するものでもある。
道徳を要求する声もあるが、その多くは宗教に向かい、政治的な主流にはならない。
29日
この世界はどれぐらい悲惨なのでしょう?
日本人の何割が、子供時代に性的虐待を受けているのでしょう。
実際には、毎年、15歳以下で、親・教師・先輩・同級生に惨殺されている人はどれぐらいいるのでしょう。
精神を破壊されている人はどれぐらいいるのでしょう。
今も、日本でも世界でも、誰も注目していないところで、膨大な人数のとんでもない地獄で生きている人たちがいるのでは?
たとえば…発達障害に対する向精神薬の問題。
それで浮かんでしまったストーリー…
邪悪な子に「パンツを下ろせ」と言われて、泣き叫ぶやや弱い子がいる。
昔は誰かが見に来たので止まることも多かった。
今は、泣き叫ぶ子は問題児だと薬を飲まされ、あとはおとなしくパンツを下ろすように…
邪悪な子は完全に野放し。単なる地獄。
想像するだけでも絶叫するほどの地獄です。
他にもブラック校則。
子供の貧困。給食がとんでもなく貧しくなっている。
ましてアメリカでは子供が飢餓状態。
28日
ネット共通思想、と言えるものを感じます。
少なくとも、憲法九条・サヨクに対する激しい反感はネットの相当部分に共通します。
権力が国防・反共・治安のためにやるのなら、どんな虐殺も拷問も、罪がない者を拷問し惨殺するすることすらも肯定します。
女、少数民族、有色人種、同性愛者、被差別部落民などは「弱いことが罪だ」であり、「すべて左翼だ」と完全に奴隷におとしめいかなる抵抗や抗議も潰します。
人権・人道という考えそのものを許しません。
おそらく、強烈な無神論・無道徳、弱肉強食主義。
優生思想も肯定するでしょう。
何の理由もなく侵略戦争を起こし、勝利すれば敵国を皆殺しにすることを当然と考えています。
実質、自民党に対する激しい忠誠心でもあるでしょう。
アメリカ人にも独特のネット共通思想があるのでしょうか?
27日
新自由主義・株主至上主義の勝利の物語は日本語でも何百冊もあります。
しかし、
「なぜ、選挙権を持つ有権者は、自分たちにとってマイナスになる政策に、投票でNoを言わなかったのか」
「なぜ、〔1%から税金取って99%に配る党〕が頑として出ないか。思想も政党も完封できたのはなぜか」
「思想、ジャーナリズムは何をしていたのか」
などについては何一つわからないのです。
とにかく圧勝した。
それに抵抗する人は何一つ描かれない。
26日
「今の国民の大半が満足する素晴らしい政策」
消費税減税か、財政再建・消費税増税か。
憲法改正か、九条・非武装中立か。
弱肉強食のIT長者のための国か。
25日
明治日本は北海道を開拓…征服し、先住民を排除し、新しい国土としました。
それは、西洋が新大陸を手に入れたから産業革命ができた、それと同じでしょうか?
中国にはそれがなかっただけの事?
北海道や沖縄、また朝鮮や台湾がなかったら…搾取と虐殺で儲けなければ、日本は近代化できなかった?
24日
暗黒森林に対する反論。
「見つけて狙った他文明が、もう近くの自由浮遊惑星を開拓していて、うっかり撃ったアホをカウンター狙撃する準備をして、いないことを証明できない」
要するに、恒星に依存しなければ文明が生存できない、超光速どころか自由浮遊惑星に飛んで核融合炉を現地で作ることも不可能、という前提。
あの宇宙は異様なほど、「穴を掘る」ことを嫌がる…三体人も穴を掘ろうとはしなかった。
次元攻撃があれば穴掘りでは助からないから?
23日
日本には人工的に作った酒を混ぜた日本酒の話があります。
なら最初から、
1かなり人工的な方法で、きわめて純粋な高度数蒸留酒を作る
2それに混ぜるさまざまな味付けドリンク…ビール味、ウィスキー味、日本酒味など…も売る
とすれば安く酒を飲めるということは?
というか安い焼酎で高度数がないのは…
22日
最後通牒ゲームなどで、「人間、いやサルも、不公平を憎む」とあります。
ですが、それだけでしょうか?
…身分秩序が崩れることを憎む、と解釈するなら?
奴隷、身分の心理学はどの程度あるでしょう?
それ以外のとんでもない邪悪の心理学、それも生理次元は?
「兵器としての組織的強姦」は歴史としても、心理学的にも極めて大きなテーマでしょうが…嫌悪感が激しすぎますが。
21日
保護貿易か自由競争か、という議論があります。
考えてみれば間抜けな話です。
野球選手になりたい少年。
小学校一年生から大リーグの試合を強制していれば潰れます。野球選手にはなれません。
外に出さず贅沢ベッドに縛り付けていても決して野球選手にはなれません。
年齢に合う、適度な練習と適度な試合。
それがちょうどよく、さらに運も才能もあって、やっと野球選手になれます。
歴史を見れば、他国を征服して残忍に搾取し自然を破壊し続けることが必要条件だったのではないかという気も。
アメリカとか。
20日
年収の壁の、政府方針はとにかくせこい、複雑だ、という印象。
どーんとやるのがとにかく大嫌い。
結局のところ、いざとなれば立憲と増税大連立、という手がありますし…結局強いのは自民。
「政権担当能力があるのは自民だけ」の前に抵抗は無意味。
というか、単に政府閉鎖まで何の妥協もしない、ポピュリズムには断じて屈しない、とやってもかなりの支持を集めるでしょう。
左派にも増税を求める声が結構あるのも気になります。
19日
渡辺恒雄氏の死去…ご冥福をお祈りいたします。
…やはり不老不死ではなかった…石原慎太郎氏、中曽根康弘氏と、三人とも不死だと思っていたのが結局は亡くなっていきました。
今の日本の保守…やはり日本はあくまで保守が勝ち続けるのでしょうか。
逆に、これほどいろいろあっても、マルクス主義・護憲・非武装は今もどうしようもなく強い。
だからこそ保守も目立つ。
どうしようもないのでしょうか。
上の三人のような、道徳を過去の厳しく残酷なものに戻せばいい、しかないのでしょうか。
18日
カイロスロケットの失敗。
…反科学の人たちが、不可能だ、悪だ、無駄だ、というのには徹底的に反対です。多くの情報を得られる、宇宙開発に失敗はない。
ですが、「やるやらない」なら「やる」で、「別方向」も考えたほうがいいのでは、とも思います。
やはり化学ロケットは欠点が多い。それ以外の方法も考えてほしいです。
スリンガトロン、という渦巻状の軌道で物体を加速して打ち出す方法も検討されています。
軌道エレベーターは無理でも、極超音速スカイフックは今ある繊維で可能だとか。
他にも様々な…もっとそちらも考えてほしいです。
加速器や超弦理論も批判されます。
なら、別の手段を考えてほしいです。超弦理論でない量子重力理論とか。
ダークマター・ダークエネルギーのデータから別の理論を考えるとか。それこそAIを使って。
また、今朝は日本政府が原発を活用する、という方針を出し、それに多くの反発がありました。
しかし、その方針は次世代原発を重視しています。
脱原発派は、次世代原発が全く目に入りません。
核融合もトリウムも絶対禁止、絶対不可能、とにかくダメ、と。
また推進派も脱原発派も、海上原発は全く考えません。地震津波は無関係、万一爆発しても実害なし。海底火山が放射性元素を出していないはずがありません。
科学は選挙の争点にもなりませんし、ほとんど議論もできません。
僕はあくまで科学の側、だからこそ誰もいません。
17日
大剣と槍の中間的な武器…70〜120センチの柄と、40〜50センチの、広く刺すことも斬ることもできる刃。
それを小さめにして身長より短い、でも槍の技法も使える武器。
なぜ主流ではないのか。
小なぎなたがそれに近い。
インドのブージ、中国の大刀も似ている。
16日
子供向け娯楽が子供に「誰も助けてくれない」「警察は敵だ」「生活保護など存在しない」というメッセージを叩きこむのは正しいことでしょうか。
15日
日本の政治は、「小選挙区制」「政権交代」だけで燃え尽きてそれ以外何もできないのが繰り返されています。
床から体を起こすだけで一日の体力精神力を使い切って入院が必要になり、登校やハローワークなど夢のまた夢、ぐらいの重りをつけられているように。
ならどうするか。
繰り返す。
あきらめる。
重りを外す。
どうすれば重りを外せるのでしょう。
今の、自民党は惨敗したけれど野党がバラバラで、少数である国民民主党が全権を持ってしまった状態、というのは何でしょう?
政権交代でもないし、選挙制度が変わるわけでもない…
どの程度、有権者の利益になるでしょう?
そして、この状況はまた永続するでしょうか?
有権者は何を求めているのでしょう?
大きい問題として、財政…財政再建を最優先する、今の国民は塗炭の苦しみを味わっても孫の世のため、今までの財政や先進国民生活が身の丈に合わぬ、という政党はないのでしょうか?
さらにAIや気候変動という大問題は?国防は?
今のこの状態は…それほど多くの票を得ていない国民民主が圧倒的な力、でも自公の抵抗も激しく思い通りにはなっていない…
事実上選挙は意味を失ったと言っていい?
14日
電子通貨は、人類が宇宙で暮らすようになったら終わるのでは?
タイムラグ。全員が同じ情報を持つことが事実上不可能。
「叛逆航路」のアナーンダ・ミアナーイと同じ。
13日
「家で食事を人にごちそうする」
「家に人を泊める」
これは昔から人間の営みでは重要でした。
ある程度以上偉い人の義務。
修道院の主な業務の一つ。
西洋の小国王の城の一番いい使い道はホテル。
中国の食客と侠。
日本の非常に狭い家でも、「客間」「客用布団」の概念は常にあります。
そして、食には規模の経済がない…集団で、大きい機材で調理して皆に配る生活をする共同体、は何度も試されて常に失敗するようです。
世帯ごとの食堂という、製鉄と比べれば明らかに非効率的な営みが、恐ろしいほど普遍的なのです。
12日
人間には、「トイレコントロールの水準による優劣」はどの程度あるのでしょう。
単純に言えば、三時間の行事や会議があり、その間、大・小・屁とも行きたくなることすらない、あるいは我慢できること。
それが必要とされる地位は多いでしょう。
少なくとも皇室は悲惨なまでのトイレコントロールを必要とされる…専用のトイレが行事会場に用意されており、それを利用しないため水や食事も制限している…と伝わります。
避難所でもトイレを控えるため水分を制限し、死亡率が上がることが知られています。
また軍隊は、特に文明水準が低い徴兵軍は、それができなければ死刑ですらあり得るでしょう。
それは訓練できるのでしょうか?
また遺伝…上流階級は遺伝子レベルで、突発的な激しい便意が出ない、屁そのものが存在しない体質になっているのでしょうか?
あまりにも屁が多すぎる、突発的な下痢が多すぎるため、正社員としての業務に耐えられない人はどれぐらいいるでしょう?
11日
ノーベル平和賞授賞式での、被爆者の演説…
どの程度世界に通じたでしょう?
アメリカは、あくまで原爆投下は英雄的な勝利で、膨大な人を救った正義の一撃だった、という物語にしがみつくでしょうか?
人類滅亡の恐れも、「Better Dead than Red」…共産主義者に征服されるより人類滅亡のほうがましだ、でしょうか?
実際、永久に北朝鮮が全世界を支配し続けるのと、人類が滅びるのと、どちらがいいでしょう?
日本やアメリカ以外は?何も考えていない?人類滅亡の恐れもないし、原爆の惨禍など何とも思っていない?
中国や韓国は「いい気味だ」「天罰だ」?
また、今の日本の若者はどう感じるでしょうか?
左翼、売国と決めつけて耳をぱたんとふさぐでしょうか?
それとも、「この世は弱肉強食、この世は厳しいのだ」「弱い者はどんなことをされても仕方ない、強ければ何をしてもいい、それだけがこの世の現実だ」と骨の髄から思っており、被爆者に対する同情などないし、核廃絶など考えもしないでしょうか?
10日
シリアの崩壊で、刑務所のすさまじい残酷さがあらわになったとの報道が。
ナチスドイツからのアウシュビッツなどの開放にも匹敵するとのこと。
でも不思議です。
リビアは?エジプトは?
南ベトナムは?ルーマニアは?
いくつもの独裁国が潰れました。
そのときに、ナチスドイツ以上だ、という大規模な報道があったことはあるでしょうか?
実際にすさまじい虐殺とその明白な証拠があったカンボジアは、長いこと誰も信じなかったし、報道も弱かったそうです。
「崩壊した国家の、けた外れの残虐行為が、世界に報道されたことの歴史」と考えると…
それに似たケースで有名なのが、かなり昔ですが、コンゴでのベルギー王国の残虐。
ただし、人口減少率はフランスやドイツのほうがひどかったとも。
国家による残虐を報道する。それは国際政治です。どれほどすさまじくても。
そして、報道されない残虐も常に、報道されるものの何千倍も常にあるのです。
9日
シリアでとんでもないことが…
どれほどの虐殺をしてでも、シリアは自らを守り抜く、と思っていたのでかなり意外です。
そして…それでよくなることはない、と、アセモグル&ロビンソンを読んでいると思ってしまいます。
体制。収奪的体制。その強大な慣性。
アラブの春。
今はもう誰も希望は持っていないでしょう。
なのになぜ、政権を倒したのか…
誰が。何をしたくて。
8日
マルクス主義がダメなのは分かった。
では今の人類に、今より良い未来を手に入れるための知的道具は何もないのか?
加速主義、長期主義、暗黒啓蒙、グレタ、斎藤幸平、…
日本の賢い人たちは?
アメリカの賢い人たちは?
ヨーロッパの賢い人たちは?
習近平思想?
トランプ?プーチン?
イラン?他のイスラム原理主義?
アメリカのキリスト教原理主義?
インド?
…今の、「西洋民主主義に対する対抗」の多くは、ロシア・インド・中国と、国家限定です。普遍的なのはイスラム教原理主義ぐらい。
グレタ、ナオミ・クライン、チョムスキー、オリバー・ストーンらはあまり支持されている様子がないです。
7日
いくつかの「小説家になろう」の、戦間期〜第二次大戦時代を舞台とした小説。
徹底した言論弾圧・スパイ狩り・軍の粛清で、日本国内からは左翼も右翼も完全に消滅します。
それはどんな状態なのでしょう?
誰も何一つものを考えない。
思想が一切ない。
体制に対する完全な忠実。
目的は理性的な戦争勝利。
あと個々人は多少の金儲け。
それ以外にない。「正」が完全に心から削除されている。
どんな侵略も、どんな拷問も冤罪も、どんな奴隷制も無制限に容認する?
宗教が一切ない?
国が何を命じようと何の感情もなく服従する?
人間ではなく、ロボット、蟻やミツバチの類?
『タイムスリップ令和ジャパン』の、国ごと戦間期にタイムスリップした日本、それと組んだイギリスがまさにそんな感じでした。一切人道・正義を考えず、逆に国のプライドや自由主義で破滅暴走することもなく、機械のように国益を計算しそれに基づいて行動する。国家全員がそれで合意している。
確かに現実の戦前戦中は、右も左もひどいものでした。民も国も滅ぼした悪の権化、と今の目で振り返れば思えます。
しかし、思想を完全になくしたら?
今の日本がそれでしょうか?思想が一切ない。
それが機能するには転生者が必要でしょうか?転生者が正解を知っているから、現地人は考える必要はない、むしろ考えてはならない。
思想というのは何なのでしょうか?
必要ない、悪でしかない、完全に消すべき?
思想がなければ国は亡びる?
思想があれば国は亡びる?
「全員が同じ計算結果を出しそれに向けて粛々と自分の役割を果たす、国益計算機となれ」も思想?
国益以外何もない、というのがそれ自体思想?
6日
昔の、共産主義のすさまじい浸透力。
日本も、アメリカも、イギリスも、信じられないほど支配していた。
少なくとも日本の戦後もきわめて強かった。
今は「護憲」と顔を変えているし、共産主義とは異質になっているが、「変な左派論客」たちはものすごく強い。
さて…共産主義が力を失ってからは?
ひたすら、新自由主義緊縮財政と、極右の戦いばかり。
極右が妙に弱い日本は?安倍保守と「変な左派」だけ?
・マルクス主義がなければ、生活が苦しい人たちは抗議も何もできないのか?
・なぜ今もこれほど、巨大書店ではマルクス主義が強い?マルクス以上の思想家は誰もいないのか?
5日
イスラエルやロシア、中国の虐殺者はPTSDにならないのでしょうか?
ハマスなどのやった側は?
ある形での虐殺だとやる側の精神負担はない?
4日
韓国で、野党が現大統領を激しく弾劾、大統領は戒厳令を宣言してすぐ撤回…
何が起きているのでしょう?
世界各地、民主主義の先進国で、とんでもなくろくでもない事が起きているような報道が多いです。
生活面も、ものすごく苦しい国が多くなっていると。アメリカからもイギリスからも、フランスからも。
日本もインフレ、米価格でどんどん…
全世界財政破綻のリスクはどれぐらいあるでしょう?
コロナによる各国の財政破綻と様々な商売の体力喪失、そしてウクライナ戦争による資源インフレ。
本当に全世界の主要国が全部国家破産することは?
現在の、世界全体での民主主義の権威喪失はなぜ起きているのでしょう?
民主主義では、今の先進国の多数を幸せにできないということです。
仕事、食事と住む家、ということにならない。
結局どんな政治も、エサを与えて支持者を従わせ、エサが与えられなくなれば滅びる、それだけでは?
3日
戦国系で…
弱いことは罪だ。
教わってきたことを疑わず、何も考えずに漫然と生きてきて敗れたお前は、多数の部下を死なせたんだから大罪人だ。
ですが、赤ん坊をそう怒鳴りつけることは?
赤ん坊は弱い。弱いことは罪。
責任者であり、多数の部下を死なせたことには、老人と何の違いもない。
でも本当に?
赤ん坊ではなく大人…
大人のどれだけが、教わってきた枠から出て、自分でものを考えられるでしょう?
後宮で育ち、土を踏んだことも尻を自分で拭いたこともない繁殖と儀式の機械とされた老人と、赤ん坊はどれぐらい機会の面で違うでしょう?
運でしかない…後宮で何も考えられぬように育つトルコの後半の老皇帝と、厳しく軍事教育を受けたフリードリヒ大王の違いは。
そうなれば転生者と信長級の天才以外に生きる資格はない、赤ん坊でも、赤ん坊であればこそ弱いという罪が加わり一寸刻みでも飽き足らぬ大罪人となる。
同じように断罪できないお前が間違っている。
弱いことは罪だと心底わかっている人間以外は生きる資格がない。
転生者のように、常識・権威から外れて考えることが必要、それほどの超天才以外は一寸刻みがふさわしい大罪人…
2日
「人類が生存するためには、信じられないほど低水準の生活に、特に先進国富裕層は落とさなければならない」という物理的な話。
「資本主義では幸せになれないから、マルクスなりコミュなり」という精神的な話。
これを無理に継ぎ合わせていることが、疑わしく怖い、という気がするのでは。
本当にこの二つは底の底から一体で、切り離せると考えること自体理解していない証拠、かもしれません。
1日
西側に対抗する思想は…
そう考えると、今の西側の体制、思想とは?
民主主義。言論などの自由。
新自由主義。とんでもない格差拡大。アメリカ・イギリス・フランスなどで放映される、かなり広い地域での生活崩壊。
アイデンティティ政治で貧困層を顧みない左派大規模政党と、極右。
それに対抗できるのは?
ロシア。
中国、習近平思想。
フィリピン、ブラジル、トルコなど権威主義化していると言われる、制度上民主主義がある政府。
イスラム原理主義。アメリカもキリスト教の原理主義が相当強いらしい。
人類の存続そのものは?
西側の中で西側に逆らう…
日本では、今も「週刊金曜日」のような護憲左派がかなり強い。
月刊論壇誌はとんでもない保守がいくつもある。
「本が売れる賢い人たち」は今も強く、それに成田悠輔、斎藤幸平など新しいのも入る。
人類の未来を論じない人たちもいる。
ネトウヨ、ネットコメントもかなり高い共通点があり、民主主義・自由をかなり否定している。
グレタ・トゥーンベリやナオミ・クラインは気候変動だけでなく激しく不平等を告発し、今の民主主義・自由経済とはかなり違う何かを求めている。
ノーム・チョムスキーやオリバー・ストーンも激しくアメリカの悪を告発している。
また少しずれたところで、故人が多いがデイヴィッド・グレーバー、ジェームズ・C・スコットらアナーキズムと、スティーヴン・ピンカー、ダニエル・デネット、リチャード・ドーキンスら科学無神論の側との、要するに「人間とは何か」論争がある。
さらに長期主義論争もある。ウィリアム・マッカスキルらが長期主義を言えば、それに反対する人たちもいる。ニック・ボストロムが退任し、未来についての研究所も閉鎖された。
僕のアンテナで触れられるのはその程度です。週に一度巨大書店をぶらつき、日本語のネットで適当に検索するぐらいしかできません。
別に、本当の知の世界があるのかもしれません。
僕には存在を知る権利もない、あるいは目の前に大きく扉が開いているのに見てもいないような。
西側。
言論の自由がある。でもどんどん格差が暴走している。
そのままだと気候変動や資源枯渇で滅びる。国家債務や少子高齢化、単なる不景気やインフレも深刻を通り越している。
少なくともプーチンやトランプは答えではない…間違いなくナオミ・クラインも青木理も、日本の自民党も立憲民主党も。
僕はある程度答えを知っているつもりだが、絶対に誰も聞かない。
…全員の最低限の生活。警官の暴虐拷問でない治安と法。科学技術の進歩。とことんまで嫌われる考え。
2024年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月
2023年1月 2月
3月 4月
5月 6月
7月 8月
9月 10月
11月 12月
2022年1月 2月
3月 4月
5月 6月
7月 8月
9月 10月
11月 12月
2021年1月 2月
3月 4月
5月 6月
7月 8月
9月 10月
11月 12月
2020年1月 2月
3月 4月
5月 6月
7月 8月
9月 10月
11月 12月
2019年1月 2月
3月 4月
5月 6月
7月 8月
9月 10月
11月 12月
2018年1月 2月
3月 4月
5月 6月
7月 8月
9月 10月
11月 12月
2017年1月 2月
3月 4月
5月 6月
7月 8月
9月 10月
11月 12月
2016年1月 2月
3月 4月
5月 6月
7月 8月
9月 10月
11月 12月
2015年1月 2月
3月 4月
5月 6月
7月 8月
9月 10月
11月 12月
2014年1月 2月
3月 4月
5月 6月
7月 8月
9月 10月
11月 12月
2013年1月 2月
3月 4月
5月 6月
7月 8月
9月 10月
11月 12月
2012年1月 2月
3月 4月
5月 6月
7月 8月
9月 10月
11月 12月
2011年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2010年1月 2月
3月 4月
5月 6月
7月 8月
9月 10月
11月 12月
2009年1月 2月
3月 4月
5月 6月
7月 8月
9月 10月
11月 12月
2008年1月 2月
3月 4月
5月 6月
7月 8月
9月 10月
11月 12月
2007年1月 2月
3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2006年1月 2月
3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2005年1月 2月
3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2004年1月 2月
3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2003年1月 2月
3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2002年1月 2月
3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2001年1月 2月
3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2000年1月 2月
3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
1999年7月 8月
9月 10月 11月 12月